JP2020204742A - プロジェクタ用可搬式スタンド - Google Patents

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Abstract

【課題】短焦点プロジェクタを、テーブル面投影状態と壁面照射状態とのいずれも安定的に保持できる可搬式スタンドを提供する。【解決手段】プロジェクタ用可搬式スタンドは、スタンド本体1とプロジェクタ載置台2とから成っており、スタンド本体1は、脚部6とその端部に立設した支柱7とが構成されている。プロジェクタ載置台2は、第1部分16と第2部分17とを有するL形になっており、第1部分16の端部が支柱7の上端部に上下回動可能に連結されている。第1部分16が水平になる姿勢と第2部分17が水平になる姿勢とに姿勢を変えることにより、テーブル面投影状態と壁面照射状態とに簡単に切り替えできる。支柱7は脚部6の中心Oからオフセットされているため、いずれの状態でもプロジェクタの安定性に優れている。【選択図】図1

Description

本願発明はプロジェクタ用可搬式スタンドに関するものであり、特に、短焦点プロジェクタの使用に適した可搬式スタンドを好適な対象にしている。
プロジェクタはスクリーンに投影することが多く、この場合、焦点距離は数メートル以上あることが多いが、近年、テーブルの近くに配置してテーブル面(机上面)に画像を投影できたり、建物の壁や間仕切壁などの近くに配置して壁面に画像を投影できたりする短焦点タイプが開発されており、普及しつつある。
この短焦点プロジェクタの利点はどこでも使用できる点であるが、所定の姿勢に配置する必要があるため、専用のプロジェクタ用可搬式スタンドがあると好ましい。この点について特許文献1には、キャスタを備えたスタンド本体に、プロジェクタが固定される昇降台を高さ調節可能に装着して成る可搬式スタンドが開示されている。
他方、特許文献2には、一般的なプロジェクタ用可搬式スタンドとして、キャスタを備えたスタンド本体にT形の架台を首振り可能に連結すると共に、スタンド本体にはノートパソコンの載置台を設けることが開示されている。この特許文献2において、架台は、水平状態から傾斜状態まで姿勢変更可能であり、傾斜状態ではプロジェクタのレンズから光が斜め上向きに投射されるようになっている。そして、架台のうち照射方向と反対側の端部に、架台を傾斜させたときにプロジェクタがずり落ちるのを防止するストッパーを設けている。
特開2018−194658号公報 特開2005−121918号公報
既述のとおり、短焦点プロジェクタは、姿勢を変えること(投影方向を変えること)により、テーブルの天板や建物の壁面をスクリーン代わりにして画像を簡易に投影できるが、特許文献1の場合は、プロジェクタの姿勢は一定になっていてテーブルの天板しか投影面として使用できないため、機能的に不十分であると云える。
他方、特許文献2では架台を首振り回動させ得るため、テーブルへの投影と壁面との投影とを実現できると期待されるが、この種の短焦点プロジェクタは、姿勢を90°変えることによってテーブルへの投影と壁面との投影とを行えるように設定されている一方、特許文献2は架台を傾斜姿勢に保持できるに過ぎないため、短焦点プロジェクタを使用して壁面に投影することは実現しにくいと云える。
本願発明はこのような現状を契機として成されたものであり、より改良されたプロジェクタ用可搬式スタンドを提供しようとするものである。
本願発明のプロジェクタ用可搬式スタンドは、
「移動自在なスタンド本体と、前記スタンド本体の上端部に水平状の軸心回りに略90°の範囲で回動させ得るように取り付けられたプロジェクタ載置台とを有しており、
前記プロジェクタ載置台を回動させることにより、前記プロジェクタが画像を水平状投影面に投影できる姿勢と鉛直状投影面に投影できる姿勢とに変更される」
という基本構成である。
そして、請求項1の発明では、上記基本構成において、
「前記プロジェクタ載置台は、当該プロジェクタ載置台の回動軸心方向から見て略直交した姿勢の第1部分と第2部分とによってL形に形成されていて、プロジェクタが画像を水平状投影面に投影できる姿勢では第1部分が水平姿勢になって、前記プロジェクタが画像を鉛直状投影面に投影できる姿勢では第2部分が水平姿勢になるように設定されており、
前記第1部分と第2部分とのうちいずれか一方又は両者の連接部が前記スタンド本体の上端部に連結されている」
という特徴を有している。
本願発明は、様々に展開することができる。その例を請求項2以下で特定している。このうち請求項2の発明は、請求項1において、
「前記スタンド本体は、床面上に安定的に載る脚部と、前記脚部に立設した支柱とを有しており、前記支柱は、平面視で前記脚部の中心からずれた位置に配置されている一方、
前記プロジェクタ載置台は、平面視で前記脚部の中心と重なるように配置されていて、前記プロジェクタ載置台における第1部分のうち前記第2部分から離れた端部が前記支柱の上端部に連結されており、前記プロジェクタが、投影レンズを前記支柱に寄せた状態で前記プロジェクタ載置台に取り付けられるようになっている」
という構成になっている。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、
「テーブルの上面を前記水平状投影面と成しており、前記スタンド本体の脚部は前記テーブルの天板よりも低い高さであり、前記支柱が前記天板の端面に当たり得るように設定されている」
という構成になっている。
請求項4の発明は、請求項2又は3において、
「壁面を前記鉛直状投影面と成しており、前記プロジェクタによって前記壁面に投影する状態で、前記支柱は前記脚部の中心よりも前記壁面に寄せて配置されるようになっており、前記脚部が前記壁面に当たることにより、前記プロジェクタと壁面とが所定の間隔に保持される」、
という構成になっている。
請求項5の発明は、請求項1〜4のうちのいずれかにおいて、
「前記プロジェクタ載置台に、当該プロジェクタ載置台を回動させるに際して手を掛けることができるグリップ部が設けられている」
という構成になっている。
本願発明において、プロジェクタ載置台は略90°の範囲で回動させることができるが、姿勢を無段階的又は段階的に変更できるように構成することも可能である。また、支柱を伸縮式に構成するなどして、プロジェクタ載置台を高さ調節可能な構成とすることも可能である。壁面には、建物を構成する壁のみならず、可動式又は固定式の間仕切、スクリーンなどが含まれる。
本願発明では、プロジェクタ載置台は略90°の範囲で回動するため、短焦点プロジェクタであっても、プロジェクタを、テーブル面等の水平状投影面に投影する姿勢と壁面等の鉛直状投影面に投影する姿勢とに変更できる。従って、ユーザーフレンドリーである。
また、プロジェクタ載置台はL形になっているため、水平状投影に投影する状態でも鉛直状投影面に投影する状態でも、プロジェクタを安定的に支持できる。従って、プロジェクタを、その安定性を保持しつつ投影方向を変えることができる。
スタンド本体は様々な形態を採用できるが、請求項2のように脚部と支柱とからなる構成を採用すると、脚部によって安定性を確保しつつ、支柱によってスッキリとした外観に成すことができる。
そして、支柱は脚部の中心からずれた位置に配置されていると共に、プロジェクタ載置台は第2部分の端部が支柱に連結されているため、プロジェクタ載置台は、第1部分を水平にした姿勢でも第2部分を水平にした姿勢でも(すなわち、テーブルに投影する状態でも壁面に投影する状態でも)、プロジェクタの重心を脚部の中心の近くに寄せることができて、高い安定性を確保できる。
また、プロジェクタの投影レンズは支柱の側に位置しているため、テーブルに投影するにしても壁面に投影するにしても、投影レンズをできるだけテーブルや壁面等に寄せることができる。従って、短焦点プロジェクタを使用する場合、投影レンズを投影面にできるだけ寄せて、クリアな画像を実現できる。すなわち、短焦点プロジェクタの機能を確実に発揮させることができる。
プロジェクタでテーブルに画像を投影する場合、焦点が合っておればスタンドはどこに配置してもよいと云えるが、投影エリアが一定に揃っていると、人がテーブルを囲んで使用するにおいて、各人が画像を見やすいように予め椅子を並べておけるため、ユーザーフレンドリーである。
この点、請求項3の発明を採用すると、支柱がストッパーになってスタンドの位置が規定されるため、投影エリアを一定化して、準備を容易化できる。また、支柱は脚部の中心からずれているため、脚部が天板の下方に入り込むことを防止又は抑制できる。従って、テーブルの使用者の足がスタンドの脚部に当たることを防止して、テーブルを快適に使用できる。
請求項4の発明を採用すると、プロジェクタと壁面との間隔を一定化できるため、適正な焦点を維持して所定の広さにクリアな画像を壁面に投影できるが、支柱はプロジェクタよりも壁面に寄っているため、支柱をできるだけ目立たなくして画像を見やすくすることができる。つまり、画像をテーブルに投影する場合は、人は視線を下向きにしているので、支柱が天板に当たっていても、人が画像を見ている状態で支柱が視界に入ることはないが、壁面への投影の場合は、人は顔を上げて壁面を向いているため、支柱が人の視界に入ることになり、従って、支柱はできるだけ目立たないのが好ましい。
特許文献2の構成では、プロジェクタが固定された状態で架台を回動操作する場合、架台の下面に手を当てて姿勢を保持しつつ、摘みを回転操作してロックを解除したりロックしたりせねばならないが、プロジェクタはある程度の重量があるため、下段に手を当てているだけでは架台を安定的に保持し難いことがあり、回動操作が厄介になることが懸念される。
これに対して本願請求項5の構成を採用すると、グリップ部をしっかりと握ってプロジェクタ載置台を安定的に保持しつつ回動操作できるため、プロジェクタ載置台の姿勢変更を安全かつ容易に行える。特に、連結部としてラチェット機構がついたものを使用すると、一々ハンドルなどでロックしたりロック解除したりする操作は不要であるため、特に好適である。
実施形態のテーブル面投影状態を示す図で、(A)は側面図、(B)は斜視図である。 テーブル面投影状態を示す図で、(A)は後ろから見た斜視図、(B)は分離斜視図、(C)は平面図である。 壁面投影状態を示す図で、(A)は斜視図、(B)は分離斜視図、(C)は一部を後ろから見た斜視図である。 壁面投影状態を示す図で、(A)は側面図、(B)は平面図である。 (A)(B)は分離斜視図、(C)はテーブル面投影状態で後ろから見た部分斜視図である。 (A)(B)とも壁面投影状態での分離斜視図である。 (A)は上方から見た分離斜視図、(B)は下方から見た分離斜視図である。 (A)は上方から見た分離斜視図、(B)は下方から見た分離斜視図である。 (A)は分離側面図、(B)は後ろから見た分離斜視図、(C)は後ろから見た斜視図である。 変形例を示すである。
(1).概要・使用態様
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。まず、図1〜4を参照して、概要と使用態様とを説明する。例えば図1のとおり、プロジェクタ用可搬式スタンドは、スタンド本体1と、その上端に水平軸心回りに回動自在に連結されたプロジェクタ載置台2とから成っている。
スタンド本体1は、4本の足3,4を平面視U形(コ字形)の上フレーム5で接続してなる脚部6と、上フレーム5に立設した中空角形の支柱7とで構成されており、各足3,4の下端にはキャスタ8を取り付けている。以下では、方向を特定するため前後・左右の文言を使用するが、上フレーム5の開口方向を後ろ、開口方向と反対方向を前としている。そこで、符号3の足を前足、符号4の足を後ろ足と呼ぶこととする。念のため、図1,3に方向を明示している。
支柱7は上フレーム5の前端部に溶接によって固定されている。従って、支柱7は、平面視で脚部6の中心O(対角方向に位置した足3,4の下端を繋ぐ対角線の交点)から手前に大きくずれている(オフセットされている。)。
脚部6を構成する各足3,4は、下端に向けて間隔が広がるように若干の角度で傾斜しており、上端に上フレーム5が一体に繋がっている。また、左右の後ろ足4は、その下端部がステー9によって連結されている。ステー9は補強の役割を果たしているが、プロジェクタ載置台2を回動操作するに際して、スタンド本体1が浮き上がらないように足で踏み押さえるバーの役割も備えている。
本実施形態では、プロジェクタ12は、テーブル10における天板11の上面と、建物や間仕切などの壁面15とに選択して画像を投影できる。従って、テーブル10の上面が水平状投影面になって、壁面15が鉛直状投影面になっている。脚部6は、テーブル10を構成する天板11の下面よりも低い高さになっており、支柱7の上端は天板11よりもある程度高い高さになっている。従って、脚部6を天板11の下方の空間に入り込ませることができると共に、支柱7の前面を天板11の端面に当てることができる。
例えば図1(B)のとおり、プロジェクタ12は全体として略直方体状の形態になっていて、レンズ13を設けている照射面14は横長の長方形になっており、図1,2のように、プロジェクタ載置台2を回動操作することにより、照射面14を横向きにして画像をテーブル10の天板11に投影できる横向き姿勢と、図3,4のように、照射面14を上向きにして画像を壁面15に投影できる上向き姿勢とに姿勢を変更できる。
そして、プロジェクタ載置台2は、プロジェクタ12が横向き姿勢のときに水平姿勢になる第1部分16と、プロジェクタ12が縦向き姿勢のときに水平姿勢になる第2部分17とでL形に形成されており、プロジェクタ12は、照射面14を第2部分17と反対側に向けた状態で、第1部分16にビス(図示せず)で固定されている。プロジェクタ12のうち照射面14と反対側の後面は第2部分17に当たっている。従って、プロジェクタ12を上向きにしても、ビスの締結箇所に大きな付加が集中することはない。
また、支柱7は平面視で脚部6の中心Oからずれているため、画像をテーブル10に投影する状態と壁面15に投影する状態とのいずれの状態でも、プロジェクタ12は脚部6の中心Oが通る状態になる。従って、安定性に優れている。
プロジェクタ12が略直方体状であるため、第1部分16と第2部分17とは、その連接部と直交した方向の高さ寸法が相違している。すなわち、第2部分17の高さは第1部分16の高さよりも小さい寸法になっている。
第1部分16と第2部分17は、板材18,19とこれを囲うように配置されたフレーム材20,21とで構成されており、第1部分16の自由端部が支柱7の上端に回動自在に連結されている一方、第2部分17を構成するフレーム材21の端部を、プロジェクタ12の外側にはみ出たグリップ部21aと成している。すなわち、グリップ部21aと板材19との間には、人が手先を挿入できる程度の空間が空いており、人は、グリップ部21aを掴んでプロジェクタ載置台2を回動操作することができる。
この場合、プロジェクタ載置台2の傾動に対してはある程度の抵抗があるため、プロジェクタ載置台2を上向きに回動させるに際して、プロジェクタ用可搬式スタンドが浮いてしまうことがあるが、本実施形態のようにステー9を設けると、既述のとおり、ステー9を足で踏んでおくことにより、浮きを防止した状態で上向きに回動させることができる。
フレーム材20,21は丸パイプで構成されており、板材18,19に溶接されている。フレーム材20,21を丸棒や角パイプなどで構成することも可能である。また、必ずしもフレーム材20,21を使用する必要はないのであり、全体を板材18,19で構成してもよい。逆に、全体をフレーム材20,21で構成することも可能である。全体を板材18,19で構成する場合でも、第2部分17に、人が握ることができるグリップ部を設けるのが好ましい。実施形態のように、補強機能を有するフレーム材21を利用してグリップ部21aを形成すると、構造を簡単化できる利点がある。
プロジェクタ12のレンズ13は、照射面14の垂線に対して傾斜姿勢になっている。これにより、照射面14を横向きにした姿勢では、図1,2に点線で示すように天板11の上面に画像を投影できる一方、図3,4に点線で示すように、照射面14を上向きにした姿勢では、壁面15に画像を投影できる。
プロジェクタ12からテーブル10に画像を投影するテーブル面投影状態では、支柱7を天板11の端面に当てることにより、テーブル10への投影エリアを一定化することができる。また、図4(A)のとおり、テーブル面投影状態では、前足3の下端が壁面15に当たることにより、レンズ13と壁面15との間隔を所定の寸法に保持して、所定の大きさのエリアにクリアな画像を投影できる。
(2).回動機構
次に、支柱7に対するプロジェクタ載置台2の連結構造(回動機構)を、主として図5以下の図面を参照して説明する。
例えば図5(B)図7(A)に示すように、支柱7は断面形状が左右方向に長い中空角形に形成されており、その上部に、平面視コ字形の固定ブラケット23が配置されており、固定ブラケット23は3本のビス24によって支柱7に固定されている一方、プロジェクタ載置台2における第1部分16のうち第2部分17から離れた端部に、第2部分17と反対方向に突出した一対の側板25を形成し、この側板25の先端部が、一対の軸支ビス27によって支柱7及び固定ブラケット23に回動自在に連結されている。従って、プロジェクタ載置台2は軸支ビス27の軸心回りに回動する。
例えば図7(B)に示すように、第1部分16には側板25の端面に重なる端板28が曲げ形成されており、左右側板25と端板28とで構成された空間に、下向き開口した第1中間ブラケット29が配置されており、第1中間ブラケット29の一方の側板29aが、第1部分16の一方の側板25と一緒に軸支ビス27によって固定ブラケット23の一方の側板23aに連結されている。従って、第1中間ブラケット29はプロジェクタ載置台2と一緒に回動する。
更に、第1中間ブラケット29における他方の側板29bの外面に、第2部分17の反対側に向けて延びる第2中間ブラケット30が2本のビス31で固定されており、第2中間ブラケット30の後端部に、回動姿勢保持ユニット32が軸支ビス27によって相対回動可能に連結されている。例えば図9に示すように、固定ブラケット23の上部には、他方の側板23bとこれに連なった背部との上部を切除して成る切り欠き部34が形成されており、回動姿勢保持ユニット32は、この切り欠き部34に嵌め込み配置されることによって回動不能に保持されている。
また、例えば図8(B)に示すように、固定ブラケット23の他方の側板23bの外面に、回動姿勢保持ユニット32の下面に当接する姿勢保持板35が3本のビス36によって固定されている。姿勢保持板35をビス36で固定することに代えて、他方の側板23bに、回動姿勢保持ユニット32の上端に、回動姿勢保持ユニット32の下面に当接し得る位置決め片を曲げ形成してもよい。
例えば図8に示すように、プロジェクタ載置台2における第1部分16の側板25には、上向き開口コ字形の第1下カバー37が前後2本のプッシュ式スナップピン38で固定されている。更に、支柱7の上部の外面に、第1下カバー37の下面に重なる第2下カバー39が、左右長手のピンによって回動可能に連結されている。第2下カバー39は、支柱7に形成された軸受部41にピンで連結されている。なお、スナップピン38に代えてビスも使用できる。
例えば図6や図3(C)に示すように、第1部分16の側板25には、支柱7を上から覆う上カバー42がビス43によって固定されている。図3(C)及び図5(C)に示すように、テーブル面投影状態でも壁面照射状態でも、支柱7の上端や固定ブラケット23は上から覆われているため、人が手を触れても指を挟むことはない。
例えば図9に回動姿勢保持ユニット32を表示しているが、回動姿勢保持ユニット32は、第2中間ブラケット30が固定されている回転軸を備えており、内蔵したラチェット機構により、第2中間ブラケット30を上向きに回動させていくと、90°まで回動させる範囲では、戻り回動はできずに所定角度ずつ姿勢保持できる一方、90°まで回動させきってから更に少し回動させると、ロックが解除されて戻り回動させることができるようになっている。
本実施形態では、プロジェクタ12はテーブル面投影状態と壁面照射状態との2つの姿勢しか使用しないので、第2中間ブラケット30は水平姿勢と鉛直姿勢との2つの姿勢しか必要ない。従って、回動姿勢保持ユニット32は、第2中間ブラケット30を水平姿勢と鉛直姿勢との2つの姿勢にだけ保持できる構成でもよいが、中間姿勢も選択できる市販品を使用している。
本実施形態では、プロジェクタ載置台2は第1部分16と第2部分17とでL形に形成されているため、第1部分16に側板25を設けると、プロジェクタ載置台2は全体としてクランク形に曲がった形態になる。このため、図1(A)と図4(A)との対比から理解できるように、テーブル面投影状態でのレンズ13の高さを、壁面照射状態とのレンズの高さよりも高くすることができる。従って、スタンド本体1の高さをできるだけ低くしつつ、テーブル面に必要な画像投影エリアを形成できる。
図10では変形例を示している。この変形例では、まず、第2板材19のうちプロジェクタ12が配置されていない側の外面に、電源ケーブル等のケーブル類を巻き取りできるケーブル保持体46が設けられている。第2板材19の外面は支柱7には重ならないため、ケーブル保持体46を設けても、特段の支障はない。
更に、この変形例では、第2下カバー39を第1下カバー37の基端部に回動自在に吊支している。吊支手段としては、第1下カバー37の基端部に左右長手の係合穴37aを形成している一方、第2下カバー39の上端部に、鉤状の係合片(カール部)39aを形成して、係合片39aを係合穴37aに嵌め入れている。
従って、ピンのような連結部材は不要であり、構造は簡単である。なお、分図(D)に示すように、係合片39aは下方から係合穴37aに嵌め入れており、第2下カバー39は略180回動させている。従って、使用状態において第2下カバー39が外れるような不具合はない。すなわち、第1下カバー37を第1部分16の側板25に固定すると、第2下カバー39は略90°しか回動できないため、離脱不能に保持される。
以上、本願発明の実施形態を説明したが、本願発明は他にも様々に具体化できる。例えばスタンド本体は、図示した例のようにパイプ材を使用したフレーム構造品には限らず、板金製としたりプラスチック製としたりすることも可能である。水平状投影面としては、床や単なる板材も使用可能である。
プロジェクタ載置台の連結手段としては、プッシュポタン等のロック解除手段を設けて、テーブル面投影状態と壁面照射状態との2つの姿勢に選択的に保持できるようにしてもよい。また、短焦点方式でないプロジェクタも使用可能である。
本願発明は、プロジェクタ用可搬式スタンドに具体化できる。従って、産業上利用できる。
1 スタンド本体
2 プロジェクタ載置台
3,4 足
5 上フレーム
6 脚部
7 支柱
9 ステー
10 テーブル
11 水平状投影面を構成する天板
12 プロジェクタ
13 レンズ
14 照射面
15 壁面(鉛直状投影面)
16 プロジェクタ載置台の第1部分
17 プロジェクタ載置台の第2部分
20,21 フレーム材
21a グリップ部
23 固定ブラケット
29 第1中間ブラケット
30 第2中間ブラケット
32 回動姿勢保持ユニット

Claims (5)

  1. 移動自在なスタンド本体と、前記スタンド本体の上端部に水平状の軸心回りに略90°の範囲で回動させ得るように取り付けられたプロジェクタ載置台とを有しており、
    前記プロジェクタ載置台を回動させることにより、プロジェクタが画像を水平状投影面に投影できる姿勢と鉛直状投影面に投影できる姿勢とに変更される構成であって、
    前記プロジェクタ載置台は、当該プロジェクタ載置台の回動軸心方向から見て略直交した姿勢の第1部分と第2部分とによってL形に形成されていて、前記プロジェクタが画像を水平状投影面に投影できる姿勢では第1部分が水平姿勢になって、前記プロジェクタが画像を鉛直状投影面に投影できる姿勢では第2部分が水平姿勢になるように設定されており、
    前記第1部分と第2部分とのうちいずれか一方又は両者の連接部が前記スタンド本体の上端部に連結されている、
    プロジェクタ用可搬式スタンド。
  2. 前記スタンド本体は、床面上に安定的に載る脚部と、前記脚部に立設した支柱とを有しており、前記支柱は、平面視で前記脚部の中心からずれた位置に配置されている一方、
    前記プロジェクタ載置台は、平面視で前記脚部の中心と重なるように配置されていて、前記プロジェクタ載置台における第1部分のうち前記第2部分から離れた端部が前記支柱の上端部に連結されており、前記プロジェクタが、投影レンズを前記支柱に寄せた状態で前記プロジェクタ載置台に取り付けられるようになっている、
    請求項1に記載したプロジェクタ用可搬式スタンド。
  3. テーブルの上面を前記水平状投影面と成しており、前記スタンド本体の脚部は前記テーブルの天板よりも低い高さであり、前記支柱が前記天板の端面に当たり得るように設定されている、
    請求項2に記載したプロジェクタ用可搬式スタンド。
  4. 壁面を前記鉛直状投影面と成しており、前記プロジェクタによって前記壁面に投影する状態で、前記支柱は前記脚部の中心よりも前記壁面に寄せて配置されるようになっており、前記脚部が前記壁面に当たることにより、前記プロジェクタと壁面とが所定の間隔に保持される、
    請求項2又は3に記載したプロジェクタ用可搬式スタンド。
  5. 前記プロジェクタ載置台に、当該プロジェクタ載置台を回動させるに際して手を掛けることができるグリップ部が設けられている、
    請求項1〜4のうちのいずれかに記載したプロジェクタ用可搬式スタンド。
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