JP2006247060A - 傘立て具付きテーブル - Google Patents
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Abstract
【課題】 部品点数や組立工数を削減し、コストを低減することができ、かつ傘立て具が着座者の障害となることのない傘立て具付きテーブルを提供する。
【解決手段】 ワイヤー状の傘立て具8の前後の取付杆9a、9bを、傘収納部10が天板5の側方においてほぼ水平をなす使用位置から下向きに垂下する不使用位置とに回動し得るように、脚柱3の前後両面に取付ける。
【選択図】 図3
【解決手段】 ワイヤー状の傘立て具8の前後の取付杆9a、9bを、傘収納部10が天板5の側方においてほぼ水平をなす使用位置から下向きに垂下する不使用位置とに回動し得るように、脚柱3の前後両面に取付ける。
【選択図】 図3
Description
本発明は、例えば学校等の教育施設の講義室や講習会場などにおいて使用される傘立て具付きテーブルに関する。
受講者の人数が多い場合には、室外に設置された大きな傘立てに各自の傘を挿入すると、他人の傘を間違えて持ち帰ったり、盗難に遭うなどするため、講義室に各自傘を持ち込み、テーブル等に立て掛けておくのが好ましい。
このような際に用いられる従来の傘立て具付きテーブルとしては、例えば特許文献1に記載されているものがある。
このような際に用いられる従来の傘立て具付きテーブルとしては、例えば特許文献1に記載されているものがある。
上記特許文献に記載されている傘立て具付きテーブルにおいては、天板の中心を支持する支柱に中心環を取付け、この中心環より複数の腕杆を放射方向に延設し、各腕杆の遊端に、先端が環状をなす傘支持部材の基端を水平回動可能に枢着した構成となっているため、部品点数や組立工数が多く、コスト高となる問題がある。
また、使用状態において、傘支持部材やそれに立て掛けた傘が天板の周端より突出するため、テーブル使用時に邪魔になる。
さらに、天板の下方に傘立て具全体が設けられているので、椅子に着座した際に、膝が当たる恐れもある。
また、使用状態において、傘支持部材やそれに立て掛けた傘が天板の周端より突出するため、テーブル使用時に邪魔になる。
さらに、天板の下方に傘立て具全体が設けられているので、椅子に着座した際に、膝が当たる恐れもある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、部品点数や組立工数を削減して、コストを低減し得るとともに、傘立て具が着座者の障害となることのないようにした傘立て具付きテーブルを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の傘立て具付きテーブルは、天板を支持する左右の脚柱に取付可能な取付部と、傘を挿入して保持可能な傘収納部とを備えるワイヤー状の傘立て具を、前記傘収納部が前記脚柱の外側面に沿って垂下する不使用位置と、同じく前記傘収納部が前記天板の側端よりも外側方においてほぼ水平をなす使用位置との間を上下に回動し得るように、前記脚柱に設けたことを特徴としている。
この特徴によれば、ワイヤー状の傘立て具は、天板を支持する左右の脚柱の上下に回動可能に取付けられ、かつ傘収納部は、使用位置において天板の側端より外側方に位置しているので、この傘立て具を取付けたテーブルを使用する際に、傘立て具自身や、それに収納した傘が着座者の障害になることはない。
また、傘立て具はワイヤー状をなし、かつその取付部を、単に脚柱に上下に回動可能に取付けているのみであるため、部品点数や組立工数が極めて少なく、コストが低減する。
この特徴によれば、ワイヤー状の傘立て具は、天板を支持する左右の脚柱の上下に回動可能に取付けられ、かつ傘収納部は、使用位置において天板の側端より外側方に位置しているので、この傘立て具を取付けたテーブルを使用する際に、傘立て具自身や、それに収納した傘が着座者の障害になることはない。
また、傘立て具はワイヤー状をなし、かつその取付部を、単に脚柱に上下に回動可能に取付けているのみであるため、部品点数や組立工数が極めて少なく、コストが低減する。
本発明の請求項2に記載の傘立て具付きテーブルは、請求項1に記載の傘立て具付きテーブルであって、傘立て具の取付部を、傘収納部と連続するとともに、脚柱の前後面間に挟入可能な前後1対の取付杆とし、後部の取付杆の遊端に前向きの係合部を、前部の取付杆の遊端に、後向きに折曲され、先端部が左右方向の内方に向かって延出する係合部を、それぞれ連設し、前記後部の取付杆の係合部と、前部の取付杆の係合部の先端部とを、脚柱の前後両面に設けた係合孔に回動可能に係合したことを特徴としている。
この特徴によれば、傘立て具を1個の部材のみにより形成しうるとともに、脚柱には前後2個の係合孔を穿設するのみでよいため、部品点数や組立工数がさらに少なくなる。
しかも前後の取付杆の係合部を、脚柱の前後面の係合孔に挿入するのみでよいので、傘立て具の着脱も容易に行える。
また、前部の取付杆の係合部は、その内方を向く先端部を脚柱の係合孔に係合させて取付けているため、通常の使用状態において前部の取付杆が脚柱から外れることはない。
この特徴によれば、傘立て具を1個の部材のみにより形成しうるとともに、脚柱には前後2個の係合孔を穿設するのみでよいため、部品点数や組立工数がさらに少なくなる。
しかも前後の取付杆の係合部を、脚柱の前後面の係合孔に挿入するのみでよいので、傘立て具の着脱も容易に行える。
また、前部の取付杆の係合部は、その内方を向く先端部を脚柱の係合孔に係合させて取付けているため、通常の使用状態において前部の取付杆が脚柱から外れることはない。
本発明の請求項3に記載の傘立て具付きテーブルは、請求項2に記載の傘立て具付きテーブルであって、左右の脚柱の後面に、幕板を、その前面が後部の取付杆と近接するように取付けたことを特徴としている。
この特徴によれば、傘立て具の後部の取付杆が、幕板により後方に移動するのが阻止されるため、その係合部が脚柱の後面の係合孔から外れるのが防止される。
この特徴によれば、傘立て具の後部の取付杆が、幕板により後方に移動するのが阻止されるため、その係合部が脚柱の後面の係合孔から外れるのが防止される。
本発明の請求項4に記載の傘立て具付きテーブルは、請求項3に記載の傘立て具付きテーブルであって、幕板の側端を、脚柱の外側面よりも外側方に突出させたことを特徴としている。
この特徴によれば、脚柱の後端と幕板の側端部とが交差する外方の隅部に、平面視ほぼ直角の凹部が上下方向に沿って形成されるので、この凹部に傘を入り込ませて安定的に立て掛けることができる。また、傘が幕板により若干隠されるので、後方から見えにくくなる。
この特徴によれば、脚柱の後端と幕板の側端部とが交差する外方の隅部に、平面視ほぼ直角の凹部が上下方向に沿って形成されるので、この凹部に傘を入り込ませて安定的に立て掛けることができる。また、傘が幕板により若干隠されるので、後方から見えにくくなる。
本発明の請求項5に記載の傘立て具付きテーブルは、請求項2ないし4のいずれかに記載の傘立て具付きテーブルであって、前後の取付杆における少なくともいずれか一方に、脚柱の前後両面のいずれか一方、もしくは幕板の前面と摺接し、かつその際の摩擦力により傘立て具の回動に抵抗力を付与する滑り止め部材を取付けたことを特徴としている。
この特徴によれば、傘立て具の傘収納部を水平な使用位置に停止させて、傘を片手で上方より容易に挿入したり、傘を挿入したのち傘立て具を下向きに回動させて、傘収納部により傘を押さえ、妄りにぐら付くのを防止したりすることができる。
この特徴によれば、傘立て具の傘収納部を水平な使用位置に停止させて、傘を片手で上方より容易に挿入したり、傘を挿入したのち傘立て具を下向きに回動させて、傘収納部により傘を押さえ、妄りにぐら付くのを防止したりすることができる。
本発明の請求項6に記載の傘立て具付きテーブルは、請求項1ないし5のいずれかに記載の傘立て具付きテーブルであって、脚柱の下端に、前後方向を向くベース脚を設けたことを特徴としている。
この特徴によれば、傘収納部に収納された傘の下端が、前後方向を向くベース脚の外側面に当接可能となるので、傘の下端部が天板下の内方に倒れ込むのが防止される。
この特徴によれば、傘収納部に収納された傘の下端が、前後方向を向くベース脚の外側面に当接可能となるので、傘の下端部が天板下の内方に倒れ込むのが防止される。
本発明の請求項7に記載の傘立て具付きテーブルは、請求項1ないし6のいずれかに記載の傘立て具付きテーブルであって、脚柱の少なくとも外側面を、前後方向に長い垂直面としたことを特徴としている。
この特徴によれば、傘収納部に収納された傘が、脚柱の上下方向の外側面に広い領域で当接しうるようになるので、傘が内方に倒れ込みにくくなる。
この特徴によれば、傘収納部に収納された傘が、脚柱の上下方向の外側面に広い領域で当接しうるようになるので、傘が内方に倒れ込みにくくなる。
本発明の実施例を以下に説明する。
図1は、教育施設等の講義室において使用される本発明の傘立て具付きテーブルの斜視図、図2は、同じく側面図で、テーブル1は、下端に前後方向を向くベース脚2が固着された左右1対の脚柱3、3と、それらの上端の前方を向く(以下、図2の右方を前として説明する)天板支持杆4の上面に載置して固定された天板5と、左右の脚柱3に、その後面より若干後方に離間するようにして、かつ上端部が天板5の後端の上方に若干突出するように、図示しないブラケットにより固定された幕板6とを備えている。
上記脚柱3は、図3の拡大横断面図に示すように、前後方向に長いほぼ長方形の断面形状をなし、左右に両側面が前後方向に長い垂直面となっている。
幕板6の左右寸法は、その両側端部が脚柱3の外側面よりも外側方に突出するように、両脚柱3の外側面間の離間寸法よりも大とされ、脚柱3の後端と幕板6の側端部前面とが交差する外方の隅部に、平面視ほぼ直角の凹部7が形成されるようにしてある。
天板5の左右寸法は、幕板6よりも若干短寸とされている。また、左右の脚柱3の上部には、傘立て具8が取付けられている。
傘立て具8は、図3に示すように、1本のワイヤーを折曲したものよりなり、脚柱3の前後面間に挟入可能な寸法離間する前後1対の取付杆9a、9bと、それらの側端に一体的に連設され、前端が前方に向かって円弧状に湾曲する平面視概ね内向コ字状の傘収納部10とを備えている。傘収納部10の前後寸法は、2本の傘Aが収納可能な前後寸法とされている。
上記後部の取付杆9bの遊端(内端)には、前向きの短寸の係合部11が、直角に折曲して形成されている。また、前部の取付杆9aの遊端(内端)には、後向きに直角に折曲されたのち、先端部が左右方の内方に向かって延出するように直角に折曲された、平面視ほぼ逆L字状の係合部12が形成されている。
脚柱3の前後両面の左右方向の中央部には、円形の係合孔13、13が穿設され、この両係合孔13に、上記前後の係合部11、12が回動可能に係合されるようになっている。
すなわち、幕板6を脚柱3に取付ける前において、まず前部の係合部12を、脚柱3の前部の係合孔13に、傘立て具8全体を前方に傾けて係合させた後、後部の取付杆9bを後方に若干弾性変形させて、その係合部11を脚柱3の後部の係合孔13に係合する。その後、幕板6を両脚柱3に取付ける。
これにより、傘立て具8は、図4にも示すように、脚柱3の外側方において、少なくとも水平をなす使用位置から、傘収納部10が脚柱3の外側面に沿って垂直し、その下端が脚柱3の外側面に当接する不使用位置までの間を上下に回動可能に取付けられる。
この際、前部の係合部12の先端部は、脚柱3の内部において内方を向いており、かつ後部の取付杆9bの後端には幕板6の前面が近接しているため、両係合部11、12が脚柱3の係合孔13より抜け外れる恐れはない。
なお、傘立て具8の左右寸法は、図3に示すように、水平の使用位置において傘収納部10が天板5及び幕板6の側端よりも外側方に突出する長さとされている。
上記実施例において、傘Aを傘立て具8に収納して立て掛けるには、傘収納部10がほぼ水平をなす使用位置まで傘立て具8全体を上向きに回動させ、傘Aを上方より傘収納部10内に挿入すればよい。傘Aの下端は、ベース脚2の外側方に位置するので、傘Aの下端部がテーブル1の内方に倒れ込むことはない。
傘4の長さが天板5の高さよりも短い場合は、傘Aを、脚柱3と幕板6との隅部の凹部7に入り込ませ、安定して立て掛けることができるばかりか、幕板6により傘Aが少し隠されるので、後方から見えにくくなる。また、図1に示されるように、例えば教育施設等の講義室においてテーブル1が前後方向に連続配置される場合においては、幕板6により、前方のテーブル1に着席する人に、その後方のテーブル1に立て掛けた傘Aのしずく等が付着することが防止される。
図5及び図6は、傘立て具8の変形例を示すもので、前後の取付杆9a、9bに、例えば摩擦抵抗の大きいゴム等よりなるパイプ状の滑り止め部材14、14を嵌着し、前部の滑り止め部材14は脚柱3の前面に、かつ後部の滑り止め部材14は、幕板6の前面又は脚柱3の後面、もしくはそれらの両面に、それぞれ摺接するようにしてある。
このようにすると、滑り止め部材14の摩擦力により、傘立て具8を回動させる際に抵抗力が付与され、図6に示すように、水平の使用位置に停止させたり、下向きの任意の回動位置に停止させることができる。
この結果、傘Aを、片手で傘収納部10に上方から容易に挿入し得るとともに、2点鎖線のように傘立て具8を下向きに回動させて、傘Aの外面を傘収納部10により押さえ、左右向に妄りにぐら付くのを防止することができる。
以上説明したように、上記実施形態において、傘立て具8は、天板5を支持する左右の脚柱3に取付けられ、かつ傘収納部10は、使用位置において天板5の側端より外側方に突出しているため、この傘立て具8付きのテーブル1を使用する際に、傘立て具8自身や、それに収納して立てた傘Aが着座者の膝等に当たるなどして、邪魔になったりすることはない。
また、傘立て具8は、1本のワイヤー材よりなり、その前後の係合部11、12を、単に脚柱3の前後面に形成した係合孔13に回動可能に係合して取付けているだけであるため、部品点数や組立工数が極めて少なく、コストを低減することができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、上記実施例では、天板5の左右寸法を、脚柱3の外側面より突出する長さとしているが、左右の脚柱3の外側面とほぼ整合する長さとし、幕板6の側端部のみが脚柱3の外側面より突出するようにしてもよい。
このようにすると、脚柱3と幕板6との隅部に形成される凹部7が、天板5に遮られることなく、上下に連続するため、天板5の高さよりも長い傘Aでも、傘全体を凹部7に入り込ませて、安定的に立て掛けることができる。
傘収納部10を、2本の傘Aが収納しうる大きさとしているが、1本の傘のみが収納可能な大きさとしてもよいことは勿論である。この際は、脚柱3の前後寸法を適宜に小さくすればよい。
1 テーブル
2 ベース脚
3 脚柱
4 天板支持杆
5 天板
6 幕板
7 凹部
8 傘立て具
9a、9b 取付杆
10 傘収納部
11、12 係合部
13 係合孔
14 滑り止め部材
A 傘
2 ベース脚
3 脚柱
4 天板支持杆
5 天板
6 幕板
7 凹部
8 傘立て具
9a、9b 取付杆
10 傘収納部
11、12 係合部
13 係合孔
14 滑り止め部材
A 傘
Claims (7)
- 天板を支持する左右の脚柱に取付可能な取付部と、傘を挿入して保持可能な傘収納部とを備えるワイヤー状の傘立て具を、前記傘収納部が前記脚柱の外側面に沿って垂下する不使用位置と、同じく前記傘収納部が前記天板の側端よりも外側方においてほぼ水平をなす使用位置との間を上下に回動し得るように、前記脚柱に設けたことを特徴とする傘立て具付きテーブル。
- 傘立て具の取付部を、傘収納部と連続するとともに、脚柱の前後面間に挟入可能な前後1対の取付杆とし、後部の取付杆の遊端に前向きの係合部を、前部の取付杆の遊端に、後向きに折曲され、先端部が左右方向の内方に向かって延出する係合部を、それぞれ連設し、前記後部の取付杆の係合部と、前部の取付杆の係合部の先端部とを、脚柱の前後両面に設けた係合孔に回動可能に係合した請求項1に記載の傘立て具付きテーブル。
- 左右の脚柱の後面に、幕板を、その前面が後部の取付杆と近接するように取付けた請求項2に記載の傘立て具付きテーブル。
- 幕板の側端を、脚柱の外側面よりも外側方に突出させた請求項3に記載の傘立て具付きテーブル。
- 前後の取付杆における少なくともいずれか一方に、脚柱の前後両面のいずれか一方、もしくは幕板の前面と摺接し、かつその際の摩擦力により傘立て具の回動に抵抗力を付与する滑り止め部材を取付けた請求項2ないし4のいずれかに記載の傘立て具付きテーブル。
- 脚柱の下端に、前後方向を向くベース脚を設けた請求項1ないし5のいずれかに記載の傘立て具付きテーブル。
- 脚柱の少なくとも外側面を、前後方向に長い垂直面とした請求項1ないし6のいずれかに記載の傘立て具付きテーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005066127A JP2006247060A (ja) | 2005-03-09 | 2005-03-09 | 傘立て具付きテーブル |
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- 2005-03-09 JP JP2005066127A patent/JP2006247060A/ja active Pending
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