JP2020204137A - 弾性ベルトによる連続繊維生地のコンパクト装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】弾性ベルトの張力が正確に制御できる、弾性ベルトによる連続繊維生地のコンパクト装置の提供。【解決手段】加熱可能な回転シリンダ10と、その側面部10aと接触して繊維生地Tを支持し輸送するために、閉じた経路に沿って動作可能な、伸長時に弾性変形可能であるベルト20と、伸長予張状態で巻き付けられるローラシステム31,32,33,34,35を備える布地のコンパクト装置であって、ローラシステムは、ベルト20を滑らせるように動作可能な複数のアイドルリターンローラ33,34,35と、複数のモータの付いたローラ31,32及び経路の第2の部分T2に沿って、ベルト20と加熱可能なシリンダ10の間の繊維生地Tを導く手段40とを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、弾性ベルトによる連続繊維生地のコンパクト装置に関する。
知られるように、布地または繊維生地のコンパクト(ぎっしり詰める)プロセスは、繊維仕上げの分野で主なプロセスの1つであり、製造ステップに行く前の布地へ安定性を与える目的を有する。
通常、布地の安定性とぎっしり詰めることは、ぎっしり詰めることを与える布地が設置される、フェルトまたはゴムベルトの曲率の変化を用いる統合技術を備える機械で与えられる。支持物(フェルトまたはゴムベルト)の曲率の変化は、その後熱いシリンダに押しつけられる布地にその後長手方向の引き戻しを与え、機械を離れるとすぐに布地の大きさの安定性を確実にするコンパクト効果を安定化する。
全ての(直交または編まれている)布地は、生産された後、それを縫うために切断を適切にする安定化及びコンパクトプロセスを必要とする。コンパクト機械は、そのため仕上げプロセスで排他的に用いられる。得られるコンパクト値は、生産される布地の最初の安定性の程度に依存する。布地の最初の安定性の程度は、それが作られる材料のタイプに依存する。
頻繁に、所望のコンパクト結果を得るために、コンパクト機械を同じ布地が何回か通ることを実行する必要がある。これは、特に織物は本質的に高い度合いの不安定性を有した場合にある。この全ては処理時間を長くし、生産コストに影響を与える。
布地のコンパクトプロセスの時間を減らす要求は、そのため特に高い度合いの最初の不安定性によって特徴付けられる(例えばビスコースで作られる)布地の場合などの分野で感じられる。
時間と共に、異なる代替の技術解決法が、さらに効果的なコンパクトシステムを作る目的で、提案されてきた。しかしながら、これらの解決法は、完全に満足でないことを証明している。
さらに詳細に、布地のコンパクト(または収縮)処理は、ぎっしり詰められる布地がしっかりと連結される実質的に変形可能なベルトの使用に基づくいわゆる「圧縮」技術によって本質的に実行される。目的のために適切な機械手段による進行の長手方向のベルトの変形は、実質的に一連の第1の拡張ステップと第2の収縮ステップからなる。ベルトの変形可能な表面と一体に係合する布地は、特に収縮ステップの間、進行方向に「圧縮」、すなわち、その構造のコンパクト化、最終的に長手方向の収縮を受ける。
ベルトの変形は、それが作られる材料のタイプと特徴によって、及びまたそれを変形するように構成された機械手段によってそこに働く機械応力のタイプによって、決定される。その結果、最初の緩和状態に収縮(短縮)の前の、その拡張(伸長)、または、周辺速度の増加(伸長)と減少(短縮)を引き起こす交互に凹と凸経路を備える曲率の異なる半径を備えるローラまたはシリンダにそれを滑らせることによって得られるベルトの周辺速度のバリエーションによる変形、または、最終的に、最初の緩和状態へのけん引(短縮)の解放の前のベルトの長手方向のけん引(伸長)による変形を引き起こす、ベルトで押すことによる変形が知られている。
英国特許563638号は、その1つが、様々な速度で、それに先行するローラより速く回転するローラによって支持され、案内されるエンドレス弾性ベルトを用いることによって、従来技術を改善することを目的とする布地のコンパクト装置を記載する。この方法で、当該2つのローラの間を備えるベルトの一部が細長い状態に設置されながら、次の部分において、張力が緩和されるとき、ベルトは前の伸長に等しい長手方向の収縮を受ける。
その細長い部分においてベルトと連結される布地は、続く緩和部分にそれを進め、一部において回転及び加熱シリンダの周りに巻き付き、また対応する長手方向の収縮または縮みを受ける。
この技術は、しかしながら、欠点から自由ではなく、その第1は、弾性ベルトが完全に及び自然に緩和した状態のガイドローラの間で回転される事実に関する。したがって、張力解放部では、その伸長を引き起こす長手方向のけん引が与えられる部分に続いて、ベルトは、それが収縮ステップの間、布地を輸送し、効果的に導くが、そのガイドローラの周りの独自の経路のいかなる制御を提供せず、いかなる最小の残余の張力を維持しないで、その自然に緩和状態に完全に戻る。
さらなる負の態様は、長手方向のけん引を受ける弾性ベルトは、それゆえ長さに伸長可能であるが、結果として生じ、制御できない幅の減少とともに横に変形する。伸長の応力が終わるとき、ベルトの両方の大きさは、本来の大きさに戻る傾向があり、つまり、それは再び広がり、述べられたように、それはいかなる最小の残余の張力を維持しないので、その表面は、漫然と流れ、広げられない傾向があり、それに連結された布地にそのような不規則を伝える。
欧州特許公開第1657340号で提案される技術的解決法は、上記欠点を一部克服する。
さらに詳細に、この解決法は、それがその伸長を引き起こすけん引の解放ステップの終わりに、最小の残余張力を維持するように、弾性ベルトに与えられる予張けん引を提供する。
さらに詳細に、欧州特許公開第1657340号で記載される、薄い織物コンパクト装置は、弾性ベルトが一部巻き付かれる加熱回転シリンダを備える。弾性ベルトは、所定の閉じた経路に従って、複数のモータ付きローラ及びアイドルリターンローラによって、動かされる。
ローラ装置は、ローラの1つの相対位置で動作することによって、−ローラにベルトを組み立てる間−その緩和状態に対して、ベルト自身を予張することができるように構成される。装置の動作の間、予張のこの基礎状態に対して、弾性ベルトは、さらにシリンダと接触する前に伸長によって伸ばされる。ベルトがシリンダの周りの巻き付き部で布地と接触するとき、ベルトは、自由に長手方向に収縮し、それにより、シリンダに対する相対動作で、それとともに布地を引っ張る。この方法で、布地は、弾性ベルトの長手方向の収縮動作によって引っ張られ、そのため長手方向にぎっしり詰められる。
特に、欧州特許公開第1657340号の図2で示されるように、(予張状態に加えて)弾性ベルトの引っ張りは、回転シリンダに対して直径方向に反対の位置に配置される2つの3つ組のローラの結合した動作によって達成される。第1の3つ組のローラは、(シリンダを備えるベルトの第1の接触点の上流の)加熱シリンダのすぐ上流に配置される一方で、第2の3つ組のローラは、(シリンダからベルトの分離の点の下流の)シリンダの下流に配置される。2つの3つ組の間で、シリンダと接触の経路部と反対の弾性ベルトの経路部において、アイドルリターンローラがある。第1の3つ組のローラは、すべてモータ付きで、交互の回転方向によって、同じ第1の正接速度で回転する。第2の3つ組において、ベルトが出くわす第1のローラは、モータ付きにされ、交互の回転方向によって、同じ第2の正接速度で回転する。第2の3つ組の第3のローラは、代わりに動かない。
操作上、弾性ベルトは、シリンダの周りに巻き付きと反対に全経路部によって弾性的に伸ばされ、2つの3つ組のローラが弾性ベルトに与える正接速度に差異がある。特に、第1の正接速度(すなわち、第1の3つ組のローラによって与えられる)は、20%から60%の範囲の値で、第2の正接速度(すなわち第2の3つ組のローラによって与えられる)より速い。
上記されたコンパクト装置は、コンパクトプロセスがベルト予張の利点によって改善されることができるが、得られる結果はしかしながら完全に満足されるものではない。上記されたコンパクト装置はさらに弾性ベルトの伸長及びそのためベルト自身に与えられる張力の程度の正確な制御ができない。特に、装置をハンドリングするローラは、ガイドローラに対する弾性ベルトの滑りを完全に排除することができない。これは、逆にコンパクトプロセスの効率に影響する。
最後に、弾性ベルトの上記コンパクト装置によって与えられる応力により、ベルト自身の摩耗が早くなる。
そのため、本発明の目的は、布地コンパクトプロセスをさらに効率的にするように、弾性ベルトの張力がさらに正確に制御されることができる弾性ベルトによって布地のコンパクト装置を提供することによって、上記引用された従来技術の欠点を全部または一部排除することである。
本発明のさらなる目的は、弾性ベルトに与えられる応力が減らされることができる、弾性ベルトによって、布地のコンパクト装置を提供することである。
本発明のさらなる目的は、製造を単純に、コスト効果的にする弾性ベルトによって布地のコンパクト装置を提供することである。
本発明のさらなる目的は、操作上単純な方法で管理される弾性ベルトによって布地のコンパクト装置を提供することである。
上記目的に従う、本発明の技術特徴は、明確に以下の請求項の内容に見られ、その利点は、1またはそれ以上の完全に例示と非限定のその実施形態を描く、添付された図を参照して、続く詳細な説明にさらに容易に明白になるであろう。
添付された図に関して、符号1は、全体として本発明に従う弾性ベルトによって連続繊維生地のコンパクト装置を示す。
有利に、繊維生地Tは、任意のタイプであり、特に直交(シャトル)布地または編まれた布地であることができる。繊維生地は、シャトルまたは編まれた布地において用いられ任意のタイプの繊維によって形成される。
図1に概略的に描かれるように、コンパクト装置1は、
−加熱可能な回転シリンダ10と、
−伸長時に弾性変形可能であり、当該加熱可能な回転シリンダ10の側面部10aと接触して繊維生地Tを支持し、輸送するために閉じた経路に沿って動作可能なエンドレスベルト20と、
−ベルト20が伸長予張状態で巻き付けられるローラシステム31,32,33,34,35と、を備える。
−加熱可能な回転シリンダ10と、
−伸長時に弾性変形可能であり、当該加熱可能な回転シリンダ10の側面部10aと接触して繊維生地Tを支持し、輸送するために閉じた経路に沿って動作可能なエンドレスベルト20と、
−ベルト20が伸長予張状態で巻き付けられるローラシステム31,32,33,34,35と、を備える。
そのようなローラシステムは、複数のアイドルリターンローラ33,34,35と複数のモータ付きローラ31,32を備える。
モータ付きローラ31,32は、当該ベルト20が回転シリンダとの接触を維持するそのような経路の第2の部分T2の−ベルトの進行方向Xに対して−上流に、延在する当該経路の第1の部分T1における予張状態に対して、ベルトに追加の伸長張状態を与える前記閉じた経路に沿ってベルト20を滑らせるように操作される。
コンパクト装置1は、さらにそのような閉じた経路の第2の部分T2に沿って、ベルト20と加熱可能なシリンダ10の間の繊維生地Tを導く手段40を備える。
操作上、繊維生地Tのコンパクト動作は、閉じた経路の前記第2の部分T2に沿って行われる。そのような第2の部分T2において、弾性ベルトは、弾性的に収縮し、第1の部分T1の上流のそこに与えられた、追加の伸長張状態から予張状態と近い状態へ通る。第2の部分T2において、摩擦力の利点によってベルト20と一体的に動く繊維生地Tは、ベルト自身の収縮を受け、長手方向に収縮し、それ自身がぎっしり詰められる。
本発明の一般の実施形態によると、前記ローラシステムは、
−モータ付きドライブローラ31と、
−モータ付きブレーキローラ32と、
−モータ付きブレーキローラ31とモータ付きブレーキローラ32の間に配置された、第1のアイドルリターンローラ33と、
−第2のアイドルリターンローラ34を備える。
−モータ付きドライブローラ31と、
−モータ付きブレーキローラ32と、
−モータ付きブレーキローラ31とモータ付きブレーキローラ32の間に配置された、第1のアイドルリターンローラ33と、
−第2のアイドルリターンローラ34を備える。
閉じた経路に沿ってベルト20の進行方向Xに関して、モータ付きドライブローラ31は、加熱可能なシリンダ10のすぐ上流に設置されるローラである一方で、第2のアイドルリターンローラ34は、加熱可能なシリンダ10すぐ下流に設置されるローラである。
(ベルト20が、予張状態に対して追加の伸長張状態を受け入れる、使用時に特に伸長される)前記閉じた経路の第1の部分T1は、モータ付きブレーキローラ32とモータ付きドライブローラ31の間に延在し、第1のアイドルリターンローラ33の周りに部分的に巻き付き通る。
(使用時に、ベルト20が、それ自身収縮し、予張状態に戻すために、追加の伸長張状態を失う)経路の前記第2の部分T2は、モータ付きドライブローラ31と第2のアイドルリターンローラ34の間に延在する。
上記閉じた経路は、第2のアイドルリターンローラ34とモータ付きブレーキローラ32の間に延在する経路の第3の部分T3によって完成される。使用時、経路のそのような第3の部分T3に沿って、ベルト20は、経路の第1の部分T1に対して、緩和張状態であり、実質的に予張状態に対応する。
「閉じた経路」は、ローラシステムの予張に取り付けられたとき、ベルト20の総伸長部に対応する。閉じた経路は、ベルトの局所的な収縮及び局所的な伸長によって影響されない。
本発明の結果、−シリンダと接触する収縮のそれから区別される−経路の部分は、閉じた経路に導入され、ベルトが追加の伸長状態を受けることなく、自由に予張状態に漸進的に戻る。
他方で、ベルトの張力状態を指す、ベルトを予張することを提供する従来技術の解決法において、ベルトの閉じた経路は、2つの部分にのみ分けられる。
−加熱可能なシリンダのすぐ下流に配置されるブレーキローラから加熱可能なシリンダのすぐ上流に配置されるドライブローラへ延在する、第1の「伸長」部と、
−ドライブローラからブレーキローラに延在し、一部加熱可能なシリンダに巻き付く、第2の「収縮」部である。
−加熱可能なシリンダのすぐ下流に配置されるブレーキローラから加熱可能なシリンダのすぐ上流に配置されるドライブローラへ延在する、第1の「伸長」部と、
−ドライブローラからブレーキローラに延在し、一部加熱可能なシリンダに巻き付く、第2の「収縮」部である。
従来技術に従って、ベルトは、そのため実際には休止状態と考えられる、最小伸長の状態である、予張状態に留まることができずに、伸長または収縮で連続的に応力をかけられる。実際に、ブレーキローラのすぐ下流において、ベルトは、ドライブローラによって働く伸長動作を受け始める。
反対に、本発明の結果、前記第3の部分T3は、閉じた経路に導入され、ベルトは、−第2の部分T2で収縮した後−自由に予張状態に留まる。言い換えると、第3の部分T3は、第1の伸長部T1及び第2の収縮部T2と反対に、ベルトの休止部と考えられる。
これは多くの利点を有する。
−ベルトに働く張力伸長動作は、(閉じた経路の伸長部と第2の部分T2に等しい)経路の短い部分に集中される。この方法で、モータ付きのドライブ及びブレーキローラの速度に作用することによって、ベルトに与えられる伸長をより正確に制御し、したがって、織物生地のコンパクト動作をより制御できる。
−収縮後、休止状態に自由に届き、ある部分においてそれに自由に留まるので、ベルトは、機械的に応力がかかることが少ない。ベルトの応力が減ると、ベルト自身の使用寿命を延ばすことができる。
−ベルトに働く張力伸長動作は、(閉じた経路の伸長部と第2の部分T2に等しい)経路の短い部分に集中される。この方法で、モータ付きのドライブ及びブレーキローラの速度に作用することによって、ベルトに与えられる伸長をより正確に制御し、したがって、織物生地のコンパクト動作をより制御できる。
−収縮後、休止状態に自由に届き、ある部分においてそれに自由に留まるので、ベルトは、機械的に応力がかかることが少ない。ベルトの応力が減ると、ベルト自身の使用寿命を延ばすことができる。
好ましくは、モータ付きドライブ31及びブレーキ32ローラ、アイドルリターンローラ33,34,35及び加熱可能なシリンダ10は、金属で、好ましくはスチールで作られる。
本発明の特に好ましい実施形態によると、添付された図に描かれるように、モータ付きブレーキローラ32及びモータ付きドライブローラ31は、両方ともベルト20と接触する意図があるそれぞれの円筒側面を覆うゴムコーティング36を備える。
モータ付きのローラのゴムコーティング36の利点によって、モータ付きローラとベルトの間の摩擦係数は、通常滑らかな金属である、シリンダのむき出しの表面上へのベルトの接触の場合に対して増加する。
操作上、摩擦係数の増加は、ベルトとローラの間で滑るリスクを減らす。これは、ベルトの伸長動作上の操作を改善し、そのため織物生地のコンパクトプロセスの効率を上げることに貢献する。
好ましくは、第1のアイドルリターンローラ33と第2のアイドルリターンローラ34の両方は、2つのモータ付きローラ31及び32のようでなく、ゴムコーティングされない。言い換えると、第1のアイドルリターンローラ33及び第2のリターンローラ34の両方は、そのような円筒側面を覆うゴムコーティングの介在なく、ベルト20と直接接触するように意図された、好ましくは金属材料で作られた円筒側面を備える。
操作上、アイドルリターンローラ33及び34は、ゴムコーティングされず、弾性ベルト20は、その金属側面に直接接触されるので、ベルトとアイドルローラの間の摩擦は減らされる。この方法で、摩擦が減った利点により、ベルトは、その弾性伸長と続く収縮の時、障害物に遭遇することが少ない。
操作上、追加の伸長張状態は、(ベルトに接触する意図がある)2つのローラの側面の正接速度の差を作り出すように、モータ付きドライブローラ31とモータ付きブレーキローラ32の速度に作用することによってベルト20に与えられる。(例えば予張状態に対して伸長の割合によって測定可能な)伸長の張力状態は、これらの速度の差が増加するときに、増加する。
有利に、装置1は、前記2つのモータ付きローラ31、32が同じ方向に回転し、モータ付きドライブローラ31の正接速度Vtが所定の割合Vf/Vtに従って、モータ付きブレーキローラ32の正接速度Vfより速いように、モータ付きドライブローラ31とモータ付きブレーキローラ32の回転を制御するように構成された、好ましくは電子の、制御ユニット50を備える。
有利に、モータ付きブレーキローラ32の正接速度とモータ付きドライブローラ31の正接速度の間のそのような所定の割合Vf/Vtが、経路T1の第1の部分においてベルトに分け与えられる追加の長手方向の伸長の程度の関数として調節可能である。
好ましくは、前記所定の割合Vf/Vtは、0.5から0.9で、好ましくは0.7である。
好ましくは、加熱可能な回転シリンダ10は、モータ付きにされる。「加熱可能なシリンダ」とは、特に加熱手段を備えるまたは関連するシリンダを意味する。加熱手段は、目的のために適切な任意のタイプであり、すなわち、回転シリンダの表面を加熱する。
有利に、制御ユニット50は、(側面10aを指す)その正接速度がモータ付きドライブローラ31の正接速度とできるだけ近い及び好ましくは等しいように、加熱可能なシリンダの回転を制御するように構成される。
これらの条件において、最もよい結果は、繊維生地をぎっしり詰める観点で得られることを確かめることができる。言い換えると、これらの条件の下で、コンパクトプロセスの効率は増加する。
好ましくは、モータ付きドライブローラ31、モータ付きブレーキローラ32及び第1のアイドルリターンローラ33は、閉じた経路の上記第1の部分T1が全閉じた経路の35%を超えない、好ましくは10%以上で、長さの伸長部を有するように、お互いに対して配置される。
有利に、図1で概略的に示されるように、モータ付きドライブローラ31、モータ付きブレーキローラ32及び第1のアイドルリターンローラ33は、コンパクト形態をみなすように、お互いに対して配置される。コンパクト形態とは、当該3つのローラ31,32,及び33がローラシステムの他のローラ34及び35と比較したとき、お互いに近接していることを意味する。
「コンパクト形態」は、本質的に経路の第3の部分T3に有利になる経路の第1の部分T1の伸長部をできる限り大きく減らすことを目的とする。
特に、当該3つのローラ31,32,及び33は、回転の中心と一列に並べられた3つ組のローラを形成するために配置される。この選択は、全体の大きさを減らすことができ、ローラ自身の支持構造を単純化するときに、建設的な視点から好ましい。しかしながら、ローラがお互いに一列に並べられない3つ組のローラの形態が提供されてもよい。
好ましくは、モータ付きのドライブローラ31、モータ付きのブレーキローラ32及び第1のアイドルリターンローラ33は、モータ付きドライブローラ31及びモータ付きブレーキローラ32の周りの当該ベルト20の巻き付き角度が90°以上であるようにお互いに対して配置される。
特に、図1に概略的に示されるように、ベルトは、3つのローラの間でS経路を進むように3つ組のローラに設置される。特に、2つのモータ付きローラ31及び32は、その内面でベルトと接触する一方で、第1のアイドルリターンローラ33は、その外面でベルトと接触する。2つのモータ付きローラ31及び32の間に介在する第1のアイドルリターンローラ33は、そのためそれらに対してベルトを押しつけ、ベルトの巻き付きに有利に働く。リターンローラの「押しつけ」動作及びそのための巻き付けに関する効果は、ローラの名目直径及び/または回転中心の相対位置で動作することによって調整される。
操作上、ドライブローラ31とブレーキローラ32のベルトの巻き付き角度が大きいと、モータ付きローラとベルトの間で発生する摩擦が大きくなり、そのためローラとベルトの間の滑りの現象の減少によって、ベルトへのローラの引っ張り動作をより効率的にする。
これは、ベルトの伸長作用の制御を改善し、そのため織物生地のコンパクトプロセスの効率を増加することに貢献する。
すでに上記されたように、閉じた経路に沿ったベルト20の進行方向Xに関して、モータ付きドライブローラ31は、加熱可能なシリンダ10のすぐ上流に設置されながら、第2のアイドルリターンローラ34は、加熱可能なシリンダ10のすぐ下流に設置されるローラである。
好ましくは、モータ付きドライブローラ31と第2のアイドルリターンローラ34は、シリンダ10に対して次のように配置される。
−モータ付きドライブローラ31の側面31aとシリンダ10の側面10aの間の距離D1は、ベルト20の厚さSと等しいまたはそれ未満である。
−シリンダ10の側面10aと第2のアイドルリターンローラ34の側面34aの間の距離D2は、ベルト20の厚さSと等しいまたはそれより大きい。
−モータ付きドライブローラ31の側面31aとシリンダ10の側面10aの間の距離D1は、ベルト20の厚さSと等しいまたはそれ未満である。
−シリンダ10の側面10aと第2のアイドルリターンローラ34の側面34aの間の距離D2は、ベルト20の厚さSと等しいまたはそれより大きい。
好ましくは、前記距離D1は、約0%から約50%の値で、ベルト20の厚さS未満である。前記距離D2は、約0%から約100%の値で、ベルト20の厚さSより大きい。
有利に、前記第2のアイドルリターンローラ34は、それらの相対位置を変えるために、他のローラ31,32,33に対して動作可能であり、以下ができる。
−当該ローラシステムにベルトを組み立て及び分解。
−ベルトメンテナンス操作。
−ベルト20の予張。
−当該ローラシステムにベルトを組み立て及び分解。
−ベルトメンテナンス操作。
−ベルト20の予張。
特に好ましい実施形態によると、図1で示されるように、第2のアイドルリターンローラ34は、シリンダの周りのベルトの最大巻き付き位置とシリンダの周りの最小巻き付き位置の間のシリンダ10の回転軸の同心円の弧に沿って他のローラ31,32,33に対して動作可能である。
この目的のために、第2のアイドルリターンローラ34は、その軸端部両方において円周の当該弧に従った形状にされる(添付された図に示されない)ガイドへ滑り可能に係合される。
有利に、第2のアイドルリターンローラ34は、閉じた経路の当該第2の部分T2の伸長を調整し、そのためシリンダ10の周りにベルトを巻き付ける度合いを調整するように、円周の前記弧の前記2つの最遠の位置及び1またはそれ以上中間位置の両方で固定可能である。この方法で、繊維のタイプによって指示される要求と得られる結果に従って、繊維生地のコンパクト効果を調整することができる。この方法で、正確に巻き付き角度を減らすことによって、熱いシリンダへのベルトの摩擦効果を改善し、減らすこともできる。これは、コンパクトプロセスの結果に利益を有する。
前記形状のガイドに沿った第2のアイドルリターンローラ34の固定は、ローラのピンを回転するのに適切なベアリングを含み、例えば装置の支持構造へのねじによって固定される、ブラケットによって実行される。特に、ローラの固定は、提供される調整位置に対応する所定の角度位置の当該ガイドに沿って、前もって適切に孔を開けられた肩部において行われる。
好ましくは、図1に示されるように、円周の弧は、90°の伸長部を有する。小さい幅を備える円周の弧は、操作の必要性に従って、提供される。
シリンダ10に対する第2のアイドルリターンローラ34の位置の調整は、ベルトの引っ張り状態を変更する。
好ましくは、図1に描かれるように、装置1は、経路の第3の部分T3においてベルトを係合し、第2のアイドルリターンローラ34の位置バリエーションを補償するための他のローラ31,32,33に対して動作可能である、第3のアイドルリターンローラ34を備える。
第2のアイドルリターンローラ34に提供するものと同様に、第3のアイドルリターンローラ35は、またその軸端部の両方において、適切な形状のガイド(添付された図に示されない)と滑り可能に係合される。第3のアイドルローラ35は、また2つの最大と最小補償位置の間の中間位置で固定され、停止されてもよい。固定は、ローラベアリングを含み、所定の位置に適切に穴を開けられた装置の肩部におけるねじによって固定される、ブラケットによって行われる。
好ましくは、第1及び第2のアイドルリターンローラ33及び34のように、第3のアイドルリターンローラ35もゴムコーティングされない。言い換えると、第3のアイドルリターンローラ35も、そのような円筒側面を覆うゴムコーティングの介在なく、ベルト20と直接接触するように意図された、好ましくは金属材料で作られた、円筒側面を備える。
操作上、アイドルリターンローラ33及び34に関してすでに述べられたように、第3のアイドルリターンローラ35においても、ゴムコーティングがなく、そのため弾性ベルトがそのような第3のアイドルリターンローラ35の金属側面と直接接触する事実の利点によって、ベルトとアイドルローラの間の摩擦は減らされる。この方法で、摩擦の減少の利点によって、ベルトは、その滑りにおいて障害に遭うことが少なく、摩擦によって局在化する張力を避ける。
好ましくは、上記ベルト10は、予張前の緩和状態においてその長さの5%から100%の割合、好ましくは、その予張状態において、その緩和長さに対して30%から50%の割合で、伸長で弾性変形可能である。
好ましくは、ベルト20は、約4.0mmから約16.0mmの間、好ましくは約10mmを含む厚さSを有する。
ベルト20は、特に天然または合成ゴムまたはその組み合わせなど、実質的に伸長可能で、弾性材料で作られる。有利に、材料は、その機械的及び加熱抵抗特徴を改善するのに適切な添加物を含む。
本発明は、いくつかの利点が達成されることを可能にし、それらのいくつかはすでに記載されている。
本発明に従う弾性ベルトによって繊維生地のコンパクト装置は、繊維コンパクトプロセスをさらに効率的にするように、弾性ベルトの張力をさらに正確に制御することができる。
本発明に従う弾性ベルトによる繊維生地のコンパクト装置は、使用中に弾性ベルトに与えられる応力を減らすことができる。
本発明に従う弾性ベルトによる繊維生地のコンパクト装置は、製造が単純でコスト効果がある。
本発明に従う弾性ベルトによる繊維生地のコンパクト装置は、操作上単純な方法で管理される。
本発明に従うコンパクト装置によって得られるさらなる利点は、以下に記載される。
−ゴムローラの使用の結果、高精度のベルト伸長
−(介在するアイドルローラによって得られる)ローラ自身の広い巻き付き角度の結果、ドライブ及びブレーキローラのベルトの滑りなく、完璧な駆動保証
−高プロセス速度、高生産性
−全ての布地の高コンパクト効率、高コンパクト値
−正確なコンパクト値を得るために装置が何度も同じ布地を行かなければならない必要性がないこと(1つのステップで実行されるプロセス)
−直交(シャトル)及び編まれた両方の布地を処理することが可能であること
−シャトル及び編まれた布地において用いられる全てのタイプの繊維を扱うことが可能であること
−ビスコース繊維布地でさえ高速で優れたコンパクト結果
−綿繊維及びジーンズのような布地でさえ高速で優れたコンパクト結果
−ゴムローラの使用の結果、高精度のベルト伸長
−(介在するアイドルローラによって得られる)ローラ自身の広い巻き付き角度の結果、ドライブ及びブレーキローラのベルトの滑りなく、完璧な駆動保証
−高プロセス速度、高生産性
−全ての布地の高コンパクト効率、高コンパクト値
−正確なコンパクト値を得るために装置が何度も同じ布地を行かなければならない必要性がないこと(1つのステップで実行されるプロセス)
−直交(シャトル)及び編まれた両方の布地を処理することが可能であること
−シャトル及び編まれた布地において用いられる全てのタイプの繊維を扱うことが可能であること
−ビスコース繊維布地でさえ高速で優れたコンパクト結果
−綿繊維及びジーンズのような布地でさえ高速で優れたコンパクト結果
もちろん、その実際の実施形態において、本発明の保護範囲を逸脱することなく、上記以外の形状及び形態をとることができる。
さらに、全ての詳細は、技術的に等価な要素と置換されることができ及び用いられる大きさ、形状及び材料は、必要性に従って任意であることができる。
Claims (19)
- 弾性ベルトによる連続繊維生地(T)のコンパクト装置であって、
−加熱可能な回転シリンダ(10)と、
−前記加熱可能な回転シリンダ(10)の側面部(10a)と接触して前記繊維生地(T)を支持し、輸送するために閉じた経路に沿って動作可能なエンドレスベルト(20)であって、前記ベルト(20)は、伸長時に弾性変形可能である、ベルト(20)と、
−前記ベルト(20)が伸長予張状態で巻き付けられるローラシステム(31,32,33,34,35)であって、前記ローラシステムは、前記ベルト(20)が前記回転シリンダとの接触を維持する前記経路の第2の部分(T2)の−前記ベルトの進行方向に対して−上流に、延在する前記経路の第1の部分(T1)において、前記ベルトに追加の伸長張状態を与える前記閉じた経路に沿って前記ベルト(20)を滑らせるように動作可能な複数のアイドルリターンローラ(33,34,35)と複数のモータの付いたローラ(31,32)を備える、ローラシステムと、
前記経路の前記第2の部分(T2)に沿って、前記ベルト(20)と前記加熱可能なシリンダ(10)の間の前記繊維生地(T)を導く手段(40)と、を備え、
前記ローラシステムは、モータ付きドライブローラ(31)とモータ付きブレーキローラ(32)と、前記モータ付きブレーキローラと前記モータ付きブレーキローラの間に配置された、第1のアイドルリターンローラ(33)と、第2のアイドルリターンローラ(34)を備え、
前記経路の前記第1の部分(T1)は、前記モータ付きブレーキローラ(32)と前記モータ付きドライブローラ(31)の間に延在し、前記第1のアイドルリターンローラ(33)の周りに部分的に巻き付き通る一方で、経路の前記第2の部分(T2)は、前記モータ付きドライブローラ(31)と前記第2のアイドルリターンローラ(34)の間に延在し、
前記閉じた経路は、前記第2のアイドルリターンローラ(34)と前記モータ付きブレーキローラ(32)の間に延在する第3の部分(T3)によって完成され、使用時、前記経路の前記第3の部分(T3)に沿って、前記ベルト(20)は、前記経路の前記第1の部分(T1)に対して、緩和張状態である、装置。 - 前記モータ付きブレーキローラ(32)及び前記モータ付きドライブローラ(31)は、両方とも前記ベルト(20)に接触するように意図された、それぞれの円筒側面を覆うゴムコーティングを備える、請求項1に記載の装置。
- 前記第1のアイドルリターンローラ(33)は、円筒側面を覆うゴムコーティングの介在なく、前記ベルト(20)と直接接触するように意図された、金属材料で作られた前記円筒側面を備える、請求項2に記載の装置。
- 前記第2のアイドルリターンローラ(34)は、円筒側面を覆うゴムコーティングの介在なく、前記ベルト(20)と直接接触するように意図された、金属材料で作られた前記円筒側面を備える、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の装置。
- 前記モータ付きドライブローラ(31)、前記モータ付きブレーキローラ(32)及び前記第1のアイドルリターンローラ(33)は、前記閉じた経路の前記第1の部分(T1)は、前記全閉じた経路の35%を超えず、好ましくは10%以上の長さ伸長部を有するようにお互いに対して配置される、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の装置。
- 前記モータ付きドライブローラ(31)、前記モータ付きブレーキローラ(32)及び前記第1のアイドルリターンローラ(33)は、前記モータ付きドライブローラ(31)と前記モータ付きブレーキローラ(32)の周りへの前記ベルト(20)の巻き付き角度は、90°以上であるようにお互いに対して配置される、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の装置。
- 前記2つのモータ付きローラ(31,32)が同じ方向に回転し、前記モータ付きドライブローラ(31)の正接速度(Vt)が所定の割合(Vf/Vt)に従って、前記モータ付きブレーキローラ(32)の正接速度(Vf)より速いように、前記モータ付きドライブローラ(31)と前記モータ付きブレーキローラ(32)の回転を制御するように構成された制御ユニット(50)を備える、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の装置。
- 前記モータ付きブレーキローラ(32)の前記正接速度と前記モータ付きドライブローラ(31)の前記正接速度の間の前記所定の割合(Vf/Vt)は、前記経路(T1)の前記第1の部分(T1)における前記ベルト上に与えられる長手方向の伸長の程度の関数として調整可能である、請求項7に記載の装置。
- 前記所定の割合(Vf/Vt)は、0.5から0.9の間、好ましくは0.7に等しい、請求項8に記載の装置。
- 前記加熱可能なシリンダ(10)は、モータ付きである、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の装置。
- 前記制御ユニット(50)は、−その側面(10a)を指す−その正接速度が、前記モータ付きドライブローラ(31)の正接速度とできる限り近い、好ましくは等しいように、前記加熱可能なシリンダ(10)の回転を制御するように構成される、請求項7乃至10のいずれか1項に記載の装置。
- 前記第2のアイドルリターンローラ(34)は、その相対位置を変え、前記ローラシステムの前記ベルト(20)の組み立てと予張を可能にするために他のローラ(31,32,33)に対して動作可能である、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の装置。
- 前記第2のアイドルリターンローラ(34)は、前記シリンダの周りの前記ベルトの最大巻き付き位置と前記シリンダの周りの前記ベルトの最小巻き付き位置の間の前記シリンダ(10)の回転軸への同心円の弧に沿って前記他のローラ(31,32,33)に対して動作可能であり、前記閉じた経路の前記第2の部分(T2)の伸長部を調整するための前記2つの位置の間の1またはそれ以上の中間位置において固定可能であり、
前記装置(1)は、前記経路の前記第3の部分(T3)において前記ベルトと係合し、前記第2のアイドルリターンローラ(34)の位置のバリエーションを補償し、そのため前記ベルトの予張を維持するために他のローラ(31,32,33)に対して動作可能である、第3のアイドルリターンローラ(34)を備える、請求項1乃至12のいずれか1項に記載の装置。 - 前記第1のアイドルリターンローラ(34)は、円筒側面を覆うゴムコーティングの介在なく、前記ベルトに直接接触するように意図された、金属材料で作られた円筒側面を備える、請求項13に記載の装置。
- 前記ベルト(10)は、予張前の緩和状態においてその長さの5%から100%の割合で、好ましくはその予張状態で、その緩和長さに対して30%から50%の割合で、伸長時に弾性変形可能である、請求項1乃至14のいずれか1項に記載の装置。
- 前記モータ付きドライブローラ(31)の前記側面(31a)と前記シリンダ(10)の前記側面(10a)の間の距離(D1)は、ベルト(20)の厚さ(S)と等しいまたはそれより小さく、
前記シリンダ(10)の側面(10a)と前記第2のアイドルリターンローラ(34)の側面(34a)の距離(D2)は、ベルト(20)の厚さ(S)と等しいまたはそれより大きい、請求項1乃至15のいずれか1項に記載の装置。 - 前記モータ付きドライブローラ(31)の前記側面(31a)と前記シリンダ(10)の前記側面(10a)の間の前記距離(D1)は、約0%から約50%を含む値で、ベルト(20)の厚さ(S)より小さく、
前記シリンダ(10)の側面(10a)と前記第2のアイドルリターンローラ(34)の側面(34a)の距離(D2)は、約0%から約100%を含む値で、ベルト(20)の厚さ(S)より大きい、請求項16に記載の装置。 - 前記ベルト(20)は、約4.0mmから約16.0mm、好ましくは約10mmの厚さ(S)を有する、請求項1乃至17のいずれか1項に記載の装置。
- 前記ベルト(20)は、天然または合成ゴム、または天然ゴムと合成ゴムの組み合わせで作られる、請求項1乃至18のいずれか1項に記載の装置。
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