JP2020204110A - 作業用帽子 - Google Patents
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これは、耳102の表面が比較的平滑で締帯1020が滑り易いことと、耳102が頭部から突出しているため、耳102が締帯1020と点接触して滑り易いことに起因する。
この作業用帽子によれば、曲げ部を生地から無駄なく、かつ高い生産性で形成できる。
着用時に曲げ部が耳の下側に来るよう、後側縁取り布を下方に引っ張りつつ作業用帽子を被ると、布の復元力で後側縁取り布が上方へ動く。このとき、曲げ部内側の膨出部が耳下の顎のライン(凹み)に引っかかり、後側縁取り布のズレ上がりをより一層防止することができる。
この角が135〜170度であると、曲げ部の上側長辺4が耳の下側に引っ掛かり易くなるので、より好ましい。なお角度は、帽子を被らない後側縁取り布が無負荷状態での角度である。
図1は本発明の実施形態に係る作業用帽子の着用状態を示す側面図、図2は作業用帽子の正面図、図3は後側縁取り布のダーツを形成する方法を示す図を示す。
作業用帽子10は、着用者100の頭部及び耳102を覆う略ドーム状の本体部8と、本体部8の下側周縁8dにそれぞれ取り付けられる帯状伸縮性の前側縁取り布2及び後側縁取り布4と、を有する。
作業用帽子10は、織物または編物からなる本体部8に、前側縁取り布2及び後側縁取り布4を縫合して形成されている。本体部8も複数の布地を縫合して形成されている。
さらに、本実施形態では、本体部8の後頭部側に膨出部8pが一体に形成され、女性の着用者のような長髪を膨出部8p内に収容できる。
但し、膨出部8pが無く、本体部8の後頭部側の外面が図2の一点鎖線のようにフラットでもよい。
前側縁取り布2は、着用者100の額から耳102の手前まで延び、自身の長手方向両端2eが耳102の手前に対向している。前側縁取り布2は、伸縮性を有して着用者100の額を保持する。
後側縁取り布4は、前側縁取り布2の長手方向両端2eに繋がりつつ、着用者100の両耳102より下側を通って頸部104に至る部位を保持する。
ここで、本例では、後側縁取り布4の長手方向両端4eが、それぞれ前側縁取り布2の長手方向両端2eの上に重なっている。
後側縁取り布4が前側縁取り布2の長手方向両端2eに「繋がる」とは、このように両布2,4が重なる場合の他、両布2,4のそれぞれの端部同士を突合せて縫合等で接合してもよい。
図1に示すように、後側縁取り布4は、着用者100の耳102の下側近傍にて、上側長辺4L1が(下に向かって)凹むように曲がる曲げ部4vを有する。
具体的には、本例では、曲げ部4vは、後側縁取り布4の耳102の下側の位置で、上側長辺4L1が下側長辺4L2より短くなるよう接合された縫い目(ダーツ)4dによって形成されている。
これに対し、曲げ部4vが無いと、図8に示したように、比較的滑り易い耳102の表面に沿って後側縁取り布4が上に滑ってしまい、ズレ上がりを防止することが困難になる。
まず、図3(a)に示すように、後側縁取り布素材4xを長手方向に沿って2つ折りし、折り側を下側長辺4L2とした後、幅方向に平行な折り線4fで2つ折りし、折り線4fより後ろ側の上側長辺4L1から下側長辺4L2と折り線4fの交点に向かって斜め(図3(a)では右上がり)に縫合線4m1で縫合する。
次に、図3(b)に示すように、縫合線4m1を挟んで後側縁取り布素材4xを開き、図3(c)に示すように、縫合線4m1と折り線4fで囲まれた三角形の部位を後側に倒して折り畳む。
そして、図3(d)に示すように、折り線4fの内側に沿って縫合線4m2で縫合するとダーツ4dが完成する。
又、図3(d)に示すように、曲げ部4vにおける後側縁取り布4の下側長辺4L2のなす角θが135〜170度であると、曲げ部4vの上側長辺4L1が耳102の下側に引っ掛かり易くなるので、より好ましい。なお角度θは、帽子10を被らない後側縁取り布4が無負荷状態での角度である。
まず、図4(a)に示すように、後側縁取り布素材4xを幅方向に平行な折り線4fで2つ折りし、折り線4fより後ろ側の上下の辺(上側長辺となる)4L1から幅方向中央にて長手方向に延びる線(下側長辺となる)4L2と折り線4fの交点に向かって斜め(図4(a)では上辺から左下がり、下片から左上がり)にそれぞれ縫合線4m3,4m3で縫合する。
次に、図4(b)に示すように、縫合線4m3を挟んで後側縁取り布素材4xを開き、図4(c)に示すように、線(下側長辺となる)4L2で折り畳む。
そして、図4(e)に示すように、折り線4fと縫合線4m3で挟まれた三角形の部位を中に折込んで、おもてに現れた縫合線4m3の近くで全体を縫合するとダーツ4dが完成する。
従って、膨出部4pの膨らみが大きい図3のダーツの方がより好ましい。
本発明において、「取り付け」、「接合」は縫合、ホットメルト接着剤等の接着剤による接着、溶着等により行うことができる。ダーツの形成においても、接合方法は限定されない。帽子や縁取り布の全部または一部は、ホールガーメントや成型などにより行うことができる。
又、図7のように、布地が無駄になるが、予め上側長辺4L1側の曲げ部の凹みが曲線部4rになるように切った布地を用い、上側長辺4L1側の凹みを曲線にしてもよい。
又、縫い目(ダーツ)の形成方法も限定されないし、凹みを形成する縫い目はダーツに限らず、2枚の布をつないでもよい。
作業用帽子としては、キャップの他、ヘアネットにすることもできる。
4、40 後側縁取り布
4d、40d1、40d2 縫い目(ダーツ)
4v、4r、40v1、40v2 曲げ部
4L1,40L1 上側長辺
4L2,40L2 下側長辺
8 本体部
8d 本体部の下側周縁
10,10B 作業用帽子
100 着用者
102 耳
104 頸部
Claims (4)
- 着用者の頭部及び耳を覆う作業用帽子であって、
前記着用者の前記頭部及び前記耳を覆う本体部と、
前記本体部の下側周縁に取り付けられ、前記着用者の額を保持する帯状伸縮性の前側縁取り布と、
前記本体部の下側周縁に取り付けられ、前記前側縁取り布の長手方向両端に繋がりつつ、前記着用者の両耳より下側を通って頸部に至る部位を保持する帯状伸縮性の後側縁取り布と、を備え、
前記後側縁取り布は、前記着用者の耳の下側にフィットするよう、当該耳の下側近傍にて、上側長辺が凹むように曲がる曲げ部を有する作業用帽子。 - 前記曲げ部は、前記後側縁取り布の前記耳の下側の位置で、前記上側長辺が下側長辺より短くなるよう接合された縫い目によって形成されてなる請求項1に記載の作業用帽子。
- 前記曲げ部の内側に、膨出部が形成されてなる請求項1又は2に記載の作業用帽子。
- 前記曲げ部における前記後側縁取り布の下側長辺のなす角が135〜170度である請求項1〜3のいずれか一項に記載の作業用帽子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019112690A JP2020204110A (ja) | 2019-06-18 | 2019-06-18 | 作業用帽子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019112690A JP2020204110A (ja) | 2019-06-18 | 2019-06-18 | 作業用帽子 |
Publications (1)
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JP2020204110A true JP2020204110A (ja) | 2020-12-24 |
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Family Applications (1)
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JP2019112690A Pending JP2020204110A (ja) | 2019-06-18 | 2019-06-18 | 作業用帽子 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006089853A (ja) * | 2004-09-21 | 2006-04-06 | Emuzu Corporation:Kk | 帽子 |
JP2018131702A (ja) * | 2017-02-14 | 2018-08-23 | モリト株式会社 | 作業用フード |
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2019
- 2019-06-18 JP JP2019112690A patent/JP2020204110A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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