JP2020203143A - 釜、釜アセンブリ及び厨房器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】温度が加熱源のキュリー温度を超えた後、加熱を自動的に停止し、食物を焦がすというリスクを回避することができる釜を提供する。【解決手段】釜は、インナーハウジング10と、インナーハウジングに接続されるアウターハウジング20と、加熱源70と、を含み、インナーハウジングとアウターハウジングとの間に液状の相変化作動媒体を収容するための相変化チェンバ30が区画され、加熱源は、インナーハウジング及び/又はアウターハウジング及び/又は相変化チェンバ内に設けられ、加熱源は交番磁界と協力して自身を発熱させ、加熱源はキュリー温度特性を有するものであり、加熱源のキュリー温度が120℃〜260℃である。【選択図】図6

Description

本発明は、家電機器の技術分野に関し、特に、釜、釜アセンブリ及び厨房器具に関する。
関連技術における釜は、異なる部分の温度差が比較的大きく、食物を過度に加熱することによる釜の焦げ付き現象を低減させるために、釜の内壁にノンスティックコーティングが設けられるが、このようなノンスティックコーティングの結合力が悪く、耐擦傷性が悪く、使用寿命が限られるため、コーティングが脱落し、効果が失われやすいとともに、よく傷つくことになる。
ノンスティックコーティングを失った釜には、釜の焦げ付き現象が現れるとともに、ノンスティックコーティングが食物に混入し、人体に摂取されやすいため、消費者の身体の健康に安全上の潜在的危険をもたらす。
発明者の知っている均熱釜技術において、釜のインナーハウジングとアウターハウジングとを利用してチェンバが形成され、チェンバに液状の相変化作動媒体が充填されて、均熱という目的の実現が図られる。しかし、このような均熱釜技術は、インナーハウジングの温度差を減らすことができるが、液体が気体に変わる際に、釜の圧力が増大し、特に、釜の温度制御システムの効果が失われると、空焚きという状況が起こり、釜が高温で継続的に加熱されることにより、チェンバの圧力が益々大きくなり、釜が爆裂する危険を招いてしまう。
本発明は、関連技術における少なくとも一つの技術的課題をある程度解決することを目的とする。そのため、本発明は、温度が加熱源のキュリー温度を超えた後、加熱を自動的に停止し、食物を焦がすというリスクを回避することのできる釜を提供する。
本発明は、さらに、上記の釜を有する釜アセンブリを提供する。
本発明は、さらに、上記の釜アセンブリを有する厨房器具を提供する。
本発明に係る釜は、インナーハウジングと、前記インナーハウジングに接続されるアウターハウジングと、加熱源と、を含み、前記インナーハウジングと前記アウターハウジングとの間に液状の相変化作動媒体を収容するための相変化チェンバが区画され、前記加熱源は、前記インナーハウジング及び/又は前記アウターハウジング及び/又は前記相変化チェンバ内に設けられ、前記加熱源は交番磁界と協力して自身を発熱させ、前記加熱源はキュリー温度特性を有するものであり、前記加熱源のキュリー温度が120℃〜260℃である。
本発明に係る釜は、熱源がキュリー温度特性の加熱源であり、加熱源の温度がキュリー温度を超えた後、熱源が加熱を自動的に停止し、釜の温度が熱源のキュリー温度を超えないことが確保され、食物を焦がすというリスクの減少及び省エネが図られる。
本発明の一実施例によると、前記加熱源のキュリー温度が140℃〜160℃である。
本発明の一実施例によると、前記加熱源が4J-78鉄ニッケル合金部材である。
本発明の一実施例によると、前記加熱源のキュリー温度が190℃〜240℃である。
本発明の一実施例によると、前記加熱源が、4J-38鉄ニッケル合金部材、4J-32鉄ニッケル合金部材、又は4J-43鉄ニッケル合金部材である。
本発明の一実施例によると、前記加熱源は、前記インナーハウジングの外壁面に設けられ、前記アウターハウジングが非金属部材である。
本発明の一実施例によると、前記加熱源は、前記インナーハウジングの外壁面の底面に設けられる第1部分を含む。
本発明の一実施例によると、前記加熱源は、前記インナーハウジングの外壁面の外周面に設けられる第2部分をさらに含み、前記第1部分が前記第2部分に接続される。
本発明の一実施例によると、前記加熱源は、前記アウターハウジングの外壁面に設けられる。
本発明の一実施例によると、前記加熱源は、前記アウターハウジングの外壁面の底面に設けられる第3部分を含む。
本発明の一実施例によると、前記加熱源は、前記アウターハウジングの外壁面の外周面に設けられる第4部分をさらに含み、前記第3部分が前記第4部分に接続される。
本発明の一実施例によると、前記第4部分が、リング状であり、前記アウターハウジングの下部に位置している。
本発明の一実施例によると、前記相変化チェンバの厚みが0.1mm 〜3.0mmである。
本発明の一実施例によると、前記加熱源は、加熱層として構成される。
本発明の一実施例によると、前記加熱層の厚みが0.4mm〜3.0mmである。
本発明の一実施例によると、前記加熱層の厚みが0.4mm〜2.0mmである。
本発明の一実施例によると、前記加熱源は、前記インナーハウジングの一部を構成するように前記インナーハウジングに一体に集積化され、前記アウターハウジングが非金属部材である。
本発明の一実施例によると、前記加熱源は、前記アウターハウジングの一部を構成するように前記アウターハウジングに一体に集積化される。
本発明の一実施例によると、前記インナーハウジングの内壁面は、前記相変化チェンバの位置に対応する相変化チェンバ対応壁面を含み、前記相変化チェンバ対応壁面の少なくとも一部の領域がノンスティックコーティングのない領域として構成される。
本発明の一実施例によると、前記相変化チェンバ対応壁面は、加熱源と正対する熱源正対領域と、熱源非正対領域と、を含み、前記ノンスティックコーティングのない領域は、前記熱源非正対領域を含む。
本発明の一実施例によると、前記熱源正対領域には、ノンスティックコーティングが設けられる。
本発明の一実施例によると、前記相変化チェンバ対応壁面は、前記熱源正対領域を構成する相変化チェンバ対応底壁面と、前記熱源非正対領域を構成する相変化チェンバ対応周壁面と、を含む。
本発明の一実施例によると、前記相変化チェンバ対応壁面は、第1温度領域と、第2温度領域と、を含み、前記第1温度領域の温度が、前記釜が加熱される際に、前記第2温度領域の温度より大きく、前記ノンスティックコーティングのない領域は、前記第2温度領域を含む。
本発明の一実施例によると、前記第1温度領域には、ノンスティックコーティングが設けられる。
本発明の一実施例によると、前記相変化チェンバ対応壁面は、前記第1温度領域を構成する相変化チェンバ対応底壁面と、前記第2温度領域を構成する相変化チェンバ対応周壁面と、を含む。
本発明の一実施例によると、前記第1温度領域と前記第2温度領域との温度差が、0℃〜15℃である。
本発明の一実施例によると、前記第1温度領域と前記第2温度領域との温度差が、0℃〜8℃である。
本発明の一実施例によると、前記相変化チェンバ対応壁面は、相変化チェンバ対応底壁面と、相変化チェンバ対応周壁面と、を含み、前記ノンスティックコーティングのない領域は、前記相変化チェンバ対応周壁面を含む。
本発明の一実施例によると、前記相変化チェンバ対応底壁面には、ノンスティックコーティングが設けられる。
本発明の一実施例によると、前記相変化チェンバ対応壁面は、相変化チェンバ対応底壁面と、相変化チェンバ対応周壁面と、を含み、前記相変化チェンバ対応周壁面と前記相変化チェンバ対応底壁面とが、いずれも前記ノンスティックコーティングのない領域である。
本発明の一実施例によると、前記インナーハウジングの内壁面の全体が、前記ノンスティックコーティングのない領域として構成される。
本発明の一実施例によると、前記インナーハウジングが外凸の球釜状である。
本発明の一実施例によると、前記ノンスティックコーティングのない領域に対応するインナーハウジングの部分が、アルミニウムからなる。
本発明の一実施例によると、前記インナーハウジングの全体が、アルミニウム製部材又は鉄製部材である。
本発明の別の実施例に係る釜アセンブリは、上記の釜と、前記相変化チェンバ内に設けられる液状の相変化作動媒体と、前記加熱源と協力する交番磁界を発生するための加熱コイルと、を含む。
本発明の一実施例によると、前記液状の相変化作動媒体は、水、アンモニア又はノルマルヘキサンである。
本発明の更に別の実施例に係る厨房器具は、上記の実施例における釜アセンブリを含む。
本発明の一実施例によると、前記厨房器具は、電気炊飯器と、電気圧力釜と、電磁コンロと、を含む。
本発明の付加的な特徴及び利点は、一部が以下の説明において示され、一部が以下の説明により明らかになり、又は本発明の実践により理解される。
本発明の上記及び/又は付加的な側面と利点とは、以下に図面を参照して実施例を説明することにより、明らかになり、理解されやすくなる。
本発明の一実施例に係る釜の断面構造概略図である。 図1に示すA-Aに沿う断面構造概略図である。 本発明の一実施例の釜の一部を拡大する図である。 本発明の別の実施例の釜の一部を拡大する図である。 本発明の更に別の実施例の釜の概略図である。 本発明の更に別の実施例の釜の概略図である。 本発明の一実施例の釜の概略図である。 本発明の別の実施例の釜の概略図である。 本発明の更に別の実施例の釜の概略図である。
以下に、本発明の実施例を詳しく説明する。前記実施例の例が図面に示されている。以下に、図面を参照しながら説明される実施例は、例示的なものであり、本発明を解釈することを旨とし、本発明を限定するものと理解してはいけない。
本発明の説明において、「中心」、「縦方向」、「横方向」、「長さ」、「幅」、「厚み」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「鉛直」、「水平」、「頂」、「底」、「内」、「外」、「時計回り」、「反時計回り」、「軸方向」、「径方向」、「周方向」などの用語が示す方位又は位置関係は、図面に示す方位又は位置関係に基づき、本発明を便利に又は簡単に説明するためのものであり、指定された装置又は部品が特定の方位にあり、特定の方位において構造され操作されると指示又は暗示するものではないので、本発明を限定するものと理解してはいけない。
なお、「第1」、「第2」の用語は、単に目的を説明するためのものであり、相対的な重要性を指示又は暗示するか、或いは示された技術的特徴の数を黙示的に指示すると理解してはいけない。よって、「第1」、「第2」と限定されている特徴は少なくとも一つの前記特徴を含むことを明示又は暗示するものである。本発明の説明において、明確且つ具体的な限定がない限り、「複数」とは、少なくとも二つ、例えば、二つ、三つなどを意味する。
本発明において、明確な規定と限定がない限り、「取り付け」、「互いに接続」、「接続」、「固定」などの用語の意味は広義に理解されるべきである。例えば、固定接続や、着脱可能な接続や、あるいは一体的な接続でも可能である。機械的な接続、電気的な接続、又は互いに通信することも可能である。直接的に接続することや、中間媒体を介して間接的に接続することや、二つの部品の内部が連通することや、あるいは二つの部品の間に相互の作用関係があることも可能である。当業者にとって、具体的な場合によって上記用語の本発明においての具体的な意味を理解することができる。
以下に、図1〜図9を参照して、本発明の実施例の釜について詳しく説明する。
本発明の実施例に係る釜は、インナーハウジング10と、アウターハウジング20と、加熱源と、を含み、アウターハウジング20は、インナーハウジング10の外側に嵌めて設けられ、インナーハウジング10がアウターハウジング20に接続されており、且つインナーハウジング10とアウターハウジング20との間に、液状の相変化作動媒体を収容するための相変化チェンバ30が限定されてもよい。液状の相変化作動媒体は、相変化チェンバ30において形態変化を完成することができる。例えば、液状の相変化作動媒体は、液体状態と気体状態との間の転換を完成して熱の伝達を実現することができる。
本発明の実施例に係る釜は、二重構造を採用する物理的ノンスティック釜であり、釜は、インナーハウジング10とアウターハウジング20との間に真空の相変化チェンバ30が形成され、相変化チェンバ30内の底部に近い位置に液状の相変化作動媒体(例えば水、アンモニア又はノルマルヘキサンなど)が注入されている。このようにすることで、釜の底部を加熱して、釜の底部の温度が一定の温度まで増加した後(例えば、温度>100℃)、相変化チェンバ30内の底部に近い位置にある液状の作動媒体が気体に気化し揮発し、相変化チェンバ30内の上部に近い凝縮端へ流れるとともに、熱の有効な伝導に伴って、釜の開口端に近い位置が加熱されるが、冷却された相変化作動媒体が凝縮して再び液体に変わり、相変化チェンバ30の底部に流れ、その後、再び熱を受けて再蒸発する。この加熱凝縮プロセスが絶えず循環され、繰り返されることにより、釜全体の各部位が数分間加熱された後の温度場がほぼ一致するように維持されることが確保され (例えば、温度差を±4℃に抑えることができる)、即ち、釜全体の各部位の温度が均一な分布状態であることが確保され、最終的には、該釜の表面が料理する時に良好な物理的ノンスティック効果を有することが実現される。
図5及び図6に示すように、加熱源70は、インナーハウジング10及び/又はアウターハウジング20及び/又は相変化チェンバ30内に設けられ、加熱源70は、交番磁界と協力して自身を発熱させ、加熱源70は、キュリー温度特性を有するものであり、加熱源70のキュリー温度が120℃〜260℃である。
つまり、加熱源70は、インナーハウジング10と、アウターハウジング20と、相変化チェンバ30内とに同時に設けられてもよく、当然ながら、加熱源70は、インナーハウジング10とアウターハウジング20と加熱源70とのうち一つ又は二つだけに設けられてもよい。
加熱源70がキュリー温度に達していない場合に、加熱源70は、強磁性体特性を有し、交番磁界の作用で熱を発生して、釜内の食物を調理する。加熱源70の温度がキュリー温度に達した場合に、加熱源70は、常磁性体特性を有し、加熱源70が交番磁界の作用で熱を発生することができず、加熱源70は、自動的に加熱を停止し、加熱源70の温度の持続的な上昇による食物の過度受熱による釜の焦げ付き現象が回避される。このようにして、インナーハウジング10及びアウターハウジング20の安全を確保することができるとともに、釜の温度が加熱源のキュリー温度を超えないことを確保することができ、食物が焦げるリスクの減少及びエネルギーの節約を図る。
加熱源70のキュリー温度が、140℃〜160℃に設定されてもよい。このような加熱源70は、温度に対する要求の高くない食物を調理することができる。
なお、当然ながら、加熱源70のキュリー温度が、190℃〜240℃に設定されてもよい。このような加熱源70は、温度に対する要求の比較的高い食物を調理することができ、さらに、食物の調理速度を向上させることができる。
好ましくは、キュリー温度が190℃〜240℃である加熱源70は、4J−38鉄ニッケル合金部材、4J−32鉄ニッケル合金部材又は4J-43鉄ニッケル合金部材であってもよい。
本発明は、加熱源70の具体的な材質について限定せず、設計者は、自ら異なるキュリー温度を有する材質を選択して加熱源70を製造することができ、選択された加熱源70は、ニーズを満たせばよい。
本発明の一実施例において、図5に示すように、加熱源70は、インナーハウジング10の外壁面に設けられ、アウターハウジング20が非金属部材である。例えば、アウターハウジング20は、セラミック部材であってもよい。これにより、非金属部材であるアウターハウジング20は、交番磁界のシールドを回避することができ、インナーハウジング10の外壁面に設けられる加熱源70は、随時交番磁界にあり、自身の温度に基づいて熱を発生する又は熱量の発生を停止することができる。
さらに、加熱源70は、インナーハウジングの外壁面の底面に設けられる第1部分71を含む。インナーハウジングの外壁面の底面が受熱領域であり、釜の熱は、インナーハウジングの外壁面の底面に設けられる加熱源70からのものであり、このような設置方式は、最も合理的である。これは、釜内の食物の多くが、釜の底部に集まり、加熱源70が釜の底部に設けられることが、食物の調理速度を向上させることができるとともに、釜の内部において対流の発生も容易になるからである。
さらに、図5に示すように、加熱源70は、インナーハウジング外壁面の外周面104に設けられる第2部分72をさらに含み、第1部分71が第2部分72に接続されている。第2部分72は、主に、インナーハウジングの底部の角丸部分に対応するものであり、これにより、加熱源70の加熱範囲は、さらに大きくなり、釜の底部を加熱することができるだけでなく、釜の側部を加熱することもでき、加熱効率が向上し、食物の調理速度が向上する。
本発明の一部の実施例において、図6に示すように、加熱源70は、アウターハウジング20の外壁面に設けられる。これにより、従来の外部熱源と類似する。加熱源70がアウターハウジング20の外壁面に設けられるため、金属部材にシールドされることはない。同時に、インナーハウジング10の材質は、多く考慮する必要がないが、一般的には、熱伝導率の良い材質が好ましい。
さらに、加熱源70は、アウターハウジングの外壁面の底面に設けられる第3部分73を含む。このような設置は、従来の加熱源70の設置と類似し、アウターハウジングの外壁面の底面が受熱領域であり、釜の熱は、アウターハウジングの外壁面の底面に設けられる加熱源70からのものであり、このような設置方式は、最も合理的である。これは、釜内の食物の多くは、釜の底部に集まり、加熱源70が釜の底部に設けられることが、食物の調理速度を向上させることができるとともに、釜の内部において対流の発生も容易になるからである。
さらに、加熱源70は、アウターハウジング20の外壁面の外周面に設けられる第4部分74をさらに含み、第3部分73が第4部分74に接続されている。加熱源70の加熱範囲は、さらに大きくなり、釜の底部を加熱することができるだけでなく、釜の側部を加熱することもでき、加熱効率が向上し、食物の調理速度が向上する。
さらに、第4部分74は、リング状であり、且つアウターハウジング20の下部に位置する。これにより、釜の底部を均一に加熱することができる。また、加熱源70が釜の底部及び外周に設けられることは、加熱効率を向上させることができ、食物をより容易に調理することができる。
本発明の一部の実施例において、相変化チェンバ30の厚みが0.1mm〜3.0mmである。発明者が実験を複数回行って分かるように、相変化チェンバ30の厚みが小さすぎる場合に、液状の相変化作動媒体の表面張力が大きすぎ、液状の相変化作動媒体は、相変化チェンバ30の上側に溜まり易く、下へスムーズに流れることができない。相変化チェンバ30の厚みが大きすぎる場合に、相変化チェンバ30に非常に多くの相変化作動媒体を充填する必要があるが、比較的多くの作動媒体は、熱の伝導上で不利であるだけでなく、釜のコストアップにも繋がる。
相変化チェンバ30の厚みが0.1mm〜3mmの範囲である場合に、相変化チェンバ30で凝縮した液状の相変化作動媒体が非常に相変化チェンバ30の下側に流れ易く、しかも、相変化チェンバ30における相変化作動媒体の用量が、それほど多くないとともに、相変化チェンバ30内の熱伝動の効率を向上させることができる。
本発明の一部の実施例において、加熱源70は、加熱層として構成される。加熱層は、熱の伝導をより均一にし、釜の直接受熱面積をさらに大きくすることができ、釜の焦げ付き現象が生じ難くなる。
好ましくは、加熱層の厚みが0.4mm 〜3.0mmである。さらに好ましくは、加熱層の厚みが0.4mm〜2.0mmである。
本発明の一部の実施例において、加熱源70は、インナーハウジング10に一体に集積化されて、インナーハウジング10の一部を構成する。アウターハウジング20は、非金属部材である。つまり、加熱源70は、溶接又は接着の方式でインナーハウジング10に固定されるものではなく、インナーハウジング10の一部となっている。例えば、インナーハウジング10の全体は、加熱源70に用いられる材質であってもよく、インナーハウジング10の全体は、交番磁界の作用で熱を発生することができる。
本発明の一部の実施例において、加熱源70は、アウターハウジング20に一体集積化されて、アウターハウジング20の一部を構成する。つまり、加熱源70は、溶接又は接着の方式でアウターハウジング20に固定されるものではなく、アウターハウジング20の一部となっている。例えば、アウターハウジング20の全体は、加熱源70に用いられる材質であってもよく、アウターハウジング20の全体は、交番磁界の作用で熱を発生することができる。
以下に、図面を参照して本発明の他の一部の実施例に係る釜について詳しく説明する。
本発明の実施例に係る釜は、インナーハウジング10と、インナーハウジング10に接続されるアウターハウジング20と、を含み、インナーハウジング10とアウターハウジング20との間に液状の相変化作動媒体を収容するための相変化チェンバ30が限定されてもよい。液状の相変化作動媒体は、相変化チェンバ30において形態の変化を完成し、例えば、液状の相変化作動媒体は、液体状態と気体状態との間の転換を完成して熱の伝達を実現することができる。
図7に示すように、インナーハウジング10は、内壁面103を有し、内壁面103は、調理チェンバと接触するものであり、インナーハウジング10の内壁面103は、相変化チェンバ30の位置に対応する相変化チェンバ対応壁面102を含み、ここでの位置対応とは、インナーハウジング10の厚み方向に対応すると理解されてもよく、相変化チェンバ対応壁面102の少なくとも一部の領域は、ノンスティックコーティングのない領域として構成される。
つまり、インナーハウジング10とアウターハウジング20との間が全部相変化チェンバ30である場合に、インナーハウジング10の内壁面103は、全部相変化チェンバ30と正対しており、インナーハウジング10の内壁面103は、全部相変化チェンバ対応壁面102である。インナーハウジング10とアウターハウジング20との間の一部だけが相変化チェンバ30である場合に、インナーハウジング10の内壁面103は、二つの部分を含み、一部分は、相変化チェンバ30に対応する相変化チェンバ対応壁面102であり、他部分は、相変化チェンバ30に対応しない普通の壁面である。
相変化チェンバ対応壁面102の少なくとも一部が、ノンスティックコーティングのない領域として構成される。言い換えると、相変化チェンバ対応壁面102は、一部分だけにノンスティックコーティングが設けられ、他部分にノンスティックコーティングが設けられなくてもよく、又は相変化チェンバ対応壁面102の全体には、ノンスティックコーティングが設けられなくてもよい。
これにより、釜の加工プロセス及び加工難度を大幅に低減させることができ、釜の製造効率が向上し、且つノンスティックコーティングの使用が減少したため、加工コストも著しく低減する。
また、ノンスティックコーティングの設置の減少は、ノンスティックコーティングの脱落を根本的に回避することができ、食物へのノンスティックコーティングの混入及び人体に摂取される量を低減させ、消費者への安全上の危険を低減させる。
なお、本発明の実施例において、「内」とは、釜の内部中心に向かう方向を指し、「外」とは、釜の内部中心から離れる方向を指し、釜の中心は、釜内の食物を盛るための調理チェンバの中心であってもよい。
本発明の実施例に係る釜は、二重構造を採用する物理的ノンスティック釜であり、釜のインナーハウジング10とアウターハウジング20との間に真空の相変化チェンバ30が形成され、相変化チェンバ30内の底部に近い位置に液状の相変化作動媒体(例えば水、アンモニア又はノルマルヘキサンなど)が注入されており、このようにすることで、釜の底部を加熱し、釜の底部の温度が一定の温度まで増加した後(例えば、温度>100℃)、相変化チェンバ30内の底部に近い位置の液状の作動媒体が気体に気化し揮発し、相変化チェンバ30内の上部に近い凝縮端へ伝わるとともに、熱の有効な伝導に伴って、釜の開口端に近い位置が加熱され、冷却された相変化作動媒体が凝縮して再び液体に変わり、相変化チェンバ30の底部に流れる。その後、再び熱を受けて再蒸発し、この加熱凝縮プロセスが絶えず循環され、繰り返されることにより、釜全体の各部位が数分間加熱された後の温度場がほぼ一致するように維持されることが確保され(例えば温度差を±4℃に抑えることができる)、即ち、釜全体の各部位の温度が均一な分布状態であることが確保され、最終的には、該釜の表面が料理する時に良好な物理ノンスティック効果を有することが実現される。
また、上記釜は、相変化チェンバ30があるため、相変化チェンバ30の対向する内壁面103の温度が均一であり、そのため、本発明の実施例のインナーハウジング10の相変化チェンバ対応壁面102の少なくとも一部の領域が、ノンスティックコーティングのない領域として構成されてもよい。これにより、ノンスティックコーティングの耐摩耗性が比較的悪く、結合力が理想的ではなく、寿命が比較的短く、脱落しやすいことによる釜の調理時のノンスティック効果及び使用寿命への影響が効果的に低減され、ノンスティック塗料が人体に吸収された後、ユーザの体の健康にもたらす安全上の潜在的危険が効果的に回避される。また、ノンスティックコーティングの使用が減少したため、釜の制造コストが大幅に低減されるとともに、釜の加工難度が低減され、加工プロセスが簡素化され、さらに、少なくともある程度、釜の製造効率が向上する。
本発明の一部の実施例において、図8に示すように、相変化チェンバ対応壁面102は、加熱源と正対する熱源正対領域102aと、熱源非正対領域102bと、を含み、ここで、ノンスティックコーティングのない領域は、熱源非正対領域102bを含む。
熱源正対領域102aは、熱源と正対しており、受けた熱が大きく、食物が熱源正対領域102aにあると、過度な加熱による釜の焦げ付き現象が生じやすいため、熱源正対領域102aにノンスティックコーティングを設けることにより、釜の焦げ付きの確率を低減させることができる。熱源非正対領域102bが熱源と直接的に正対しないため、受けた熱は、熱源正対領域102aに比べ、比較的小さく、熱源非正対領域102bでの焦げ付きの確率が比較的低い。従って、熱源非正対領域102bにノンスティックコーティングが設けられておらず、ノンスティックコーティングのない領域が形成され、釜の焦げ付き現象を効果的に低減させるとともに、釜のコストを低減させ、釜の加工工程の減少、及び釜の加工難度の低減が図られ、少なくともある程度、食物のノンスティック塗料混入の確率が低減され、ユーザの身体安全にもたらす潜在的危険が低減される。
なお、当然ながら、熱源正対領域102aと熱源非正対領域102bとには、いずれもノンスティックコーティングが設けられなくてもよい。即ち、ノンスティックコーティングのない領域は、熱源正対領域102aと、熱源非正対領域102bと、を含む。
具体的には、相変化チェンバ対応壁面102は、相変化チェンバ対応底壁面102aと、相変化チェンバ対応周壁面102bと、を含み、相変化チェンバ対応底壁面102aは、熱源正対領域102aを構成し、相変化チェンバ対応周壁面102bは、熱源非正対領域102bを構成する。
つまり、釜の熱源は、相変化チェンバ対応底壁面102aと正対しており、釜の熱源は、相変化チェンバ対応周壁面102bと正対しておらず、相変化チェンバ対応底壁面102aは、最初の受熱領域である。
本発明の他の一部の実施例において、図9に示すように、相変化チェンバ対応壁面102は、第1温度領域102cと、第2温度領域102dと、を含み、好ましくは、第1温度領域102cの温度は、釜を加熱する際に、第2温度領域102dの温度より大きく、ここで、ノンスティックコーティングのない領域は、第2温度領域102dを含む。
第1温度領域102cの温度が高く、受けた熱が一番大きく、食物は、第1温度領域102cにおいて、過度な加熱による釜の焦げ付き現象が生じやすいため、第1温度領域102cにノンスティックコーティングが設けられることにより、釜の焦げ付きの確率を低減させることができる。第2温度領域102dの温度が、比較的低く、受けた熱が、第1温度領域102cに比べ、比較的小さく、第2温度領域102dでの焦げ付きの確率が比較的低いため、第2温度領域102dにノンスティックコーティングが設けられておらず、ノンスティックコーティングのない領域が形成されてもよい。これにより、釜の焦げ付き現象が効果的に低減されるとともに、釜のコストが低減され、釜の加工工程の減少及び釜の加工難度の低減が図られ、少なくともある程度、食物のノンスティック塗料混入の確率が低減され、ユーザの身体の安全にもたらす潜在的危険が低減される。
なお、当然ながら、第1温度領域102cと第2温度領域102dとにいずれもノンスティックコーティングが設けられなくてもよく、即ち、ノンスティックコーティングのない領域は、第1温度領域102cと、第2温度領域102dと、を含む。
具体的には、図9に示すように、相変化チェンバ対応壁面102は、相変化チェンバ対応底壁面102cと、相変化チェンバ対応周壁面102dと、を含み、相変化チェンバ対応底壁面102cは、第1温度領域102cを構成し、相変化チェンバ対応周壁面102dは、第2温度領域102dを構成する。つまり、相変化チェンバ対応底壁面102cの温度は、比較的高く、相変化チェンバ対応周壁面102dの温度は、比較的低い。例えば、第1温度領域102cは、熱源と正対してもよく、第2温度領域102dは、熱源と正対しなくてもよい。
さらに、第1温度領域102cと第2温度領域102dとの温度差が0℃〜15℃である。
さらに、第1温度領域102cと第2温度領域102dとの温度差が0℃〜10℃であり、より好ましくは、0℃〜8℃である。第1温度領域102cと第2温度領域102dとの間の温度差が大きいほど、第1温度領域102cにノンスティックコーティングを設ける必要がある。第1温度領域102cと第2温度領域102dとの間の温度差が小さく、ひいては、温度差のない場合に、第1温度領域102cと第2温度領域102dとには、いずれもノンスティックコーティングが設けられなくてもよい。
本発明の一部の実施例において、例えば、図8及び図9に示すものを参照すると、相変化チェンバ対応壁面102は、相変化チェンバ対応底壁面(102a、102c)と、相変化チェンバ対応周壁面(102b、102d)と、を含み、ノンスティックコーティングのない領域は、相変化チェンバ対応周壁面(102b、102d)を含む。
ノンスティックコーティングのない領域は、相変化チェンバ対応周壁面(102b、102d)だけであってもよい。当然ながら、ノンスティックコーティングのない領域は、同時に、相変化チェンバ対応周壁面(102b、102d)と、相変化チェンバ対応底壁面(102a、102c)と、を含んでもよい。
さらに、図8及び図9に示すように、相変化チェンバ対応底壁面(102a、102c)にノンスティックコーティングが設けられる。相変化チェンバ対応底壁面(102a、102c)が熱源と正対しているため、相変化チェンバ対応底壁面(102a、102c)の温度が比較的高く、相変化チェンバ対応底壁面(102a、102c)と直接接触する食物は、過度な加熱により炭化されやすく、釜の焦げ付き現象が生じる。
これにより、本発明の実施例の釜は、相変化チェンバ対応底壁面(102a、102c)だけにノンスティックコーティングが設けられることにより、釜の焦げ付きが効果的に低減されるとともに、釜のコストの低減、釜の加工工程の減少、及び釜の加工難度の低減が図られ、少なくともある程度、食物へのノンスティック塗料混入の確率が低減され、ユーザの身体安全にもたらす潜在的危険が低減される。
本発明の他の一部の実施例において、相変化チェンバ対応壁面102は、相変化チェンバ対応底壁面(102a、102c)と、相変化チェンバ対応周壁面(102b、102d)と、を含み、相変化チェンバ対応底壁面(102a、102c)と相変化チェンバ対応周壁面(102b、102d)とは、いずれもノンスティックコーティングのない領域である。
これにより、本発明の釜のノンスティック性は、二重構造及び二重構造における液状の相変化作動媒体によって実現され、相変化チェンバ対応底壁面と相変化チェンバ対応周壁面との温度が比較的均一である。相変化チェンバ対応底壁面と相変化チェンバ対応周壁面とには、いずれもノンスティックコーティングがないため、ノンスティックコーティングと釜との結合力不足による脱落現象を根絶し、ノンスティックコーティングが食物に混入し消費者に吸収されることはなく、ユーザの身体にもたらす安全上の潜在的危険が回避される。
同時に、本発明の相変化チェンバ対応底壁面と相変化チェンバ対応周壁面とには、いずれもノンスティックコーティングがないため、釜の製造難度が低減され、釜の製造工程が簡素化され、さらに、釜の製造効率が向上するとともに、釜の制造コストが大幅に低減される。
本発明の一部の実施例において、インナーハウジング10が外凸の球釜状である。これにより、インナーハウジング10の内部には、極めて強い熱対流が形成され、沸騰の環流が生じ、米粒の一つ一つに水を十分に吸わせ、米粒の体積がより飽満感がある。それとともに、インナーハウジング10が外凸の球釜状のデザインであり、釜の二重構造に合わせて、釜の受熱をより均一にし、釜の焦げ付き現象の発生をさらに回避することができると同時に、球釜状インナーハウジング10は、米粒間の重力積み重ね効果を分散させ、釜の焦げ付き現象を最適化することができる。
相変化チェンバ対応壁面102の少なくとも一部がノンスティックコーティングのない領域であるため、釜の焦げ付き現象が効果的に低減されるとともに、釜の製作コストと製作プロセスが低減され、釜の製造効率が効果的に向上する。
本発明の一部の実施例において、ノンスティックコーティングのない領域に対応するインナーハウジング10の部分は、アルミニウムからなる。これにより、釜の成形効果及び釜の熱伝導性の両立が確保される。
本発明の一部の実施例において、インナーハウジング10の全体は、アルミニウム製の部材又は鉄製部材である。これにより、釜の成形効果及び釜の熱伝導性の両立が確保されると同時に、インナーハウジング10の加工がより容易になり、強度が高くなる。
本発明の一実施例において、図1に示すように、インナーハウジング10の釜口には、外へ折り曲げられた第1リング状の鍔101が設けられ、アウターハウジング20の釜口には、外へ折り曲げられた第2リング状の鍔201が設けられ、第1リング状の鍔101と第2リング状の鍔201とが密閉するように接続され、インナーハウジング10とアウターハウジング20との間に密閉された相変化チェンバ30が形成される。
好ましくは、第1リング状の鍔101と第2リング状の鍔201とが一体に溶接される。
第1リング状の鍔101と第2リング状の鍔201との密封接続により、例えば、溶接プロセスでインナーハウジング10における第1リング状の鍔101とアウターハウジング20における第2リング状の鍔201とを溶接して密封し、溶接隙間が完全に密封されて隙間のないよう確保する。好ましくは、溶接後に、溶接隙間面に対して研磨仕上げを行い、インナーハウジング10とアウターハウジング20との間に密閉された相変化チェンバ30が形成されるようにする。
さらに、図1に示すように、アウターハウジング20の外壁面の上部位置には、接続口が開設され、接続口に相変化チェンバ30と密閉するように連通される金属管60が設けられ、金属管60は、相変化チェンバ30の底部に液状の相変化作動媒体を注入するためのものであり、液状の相変化作動媒体が相変化チェンバ30の底部に沈積し、相変化チェンバ30内の空気が金属管60を介して排出されるようにする。
アウターハウジング20の上部に近い位置に接続口(例えば直径が3mm程度である細孔)を開設し、その後、同径の金属管60(例えば、金属の中空の銅管)を挿入し、次に、金属管60と釜壁との接触位置を溶接して密封して、金属管60と相変化チェンバ30との密閉連通を実現して、該金属管60を介して相変化チェンバ30の底部に液状の相変化作動媒体を注入し、相変化チェンバ30内の空気を排除し、相変化チェンバ30内を真空状態であるように維持させる。
好ましくは、相変化チェンバ30内の真空度が10−3Pa〜10−1Paである。当然ながら、相変化チェンバの真空度は、上記の10−2Pa〜102Paであってもよい。
相変化チェンバ30内の真空度が10−3Pa〜10−1Paであるように制御することにより、液状の相変化作動媒体の相変化温度を低減させ、液状の相変化作動媒体の循環的な気化及び凝縮を容易にし、釜の底部と上部との温度の均一性を確保し、釜全体の各部位の温度の均一性を確保する。当然ながら、相変化チェンバ30内の真空度は、上記具体的な数値範囲に限定されず、実際の状況に応じて自ら設計することができる。
好ましくは、インナーハウジング10とアウターハウジング20とが、いずれもステンレス鋼板又はアルミニウム合金板を用いてプレス成形され、ステンレス鋼板又はアルミニウム合金板の厚みの範囲が、0.6mm〜2.5mmである。
ステンレス鋼板又はアルミニウム合金板を用いてインナーハウジング10とアウターハウジング20とをプレス成形することにより、釜の成形効果及び釜の熱伝導性の両立が確保される。厚みの範囲が0.6mm〜2.5mmであるステンレス鋼板又はアルミニウム合金板を用いることにより、釜の強度及び釜の熱伝導性の両立が確保される。
好ましくは、図2に示すように、相変化チェンバ30の幅の範囲が、1.5mm〜4mmであり、ここで、相変化チェンバ30の幅が、インナーハウジング10の外壁面とアウターハウジング20の内壁面との間に形成される隙間の幅である。
好ましくは、図1に示すように、インナーハウジング10の外壁面とアウターハウジング20の内壁面との間の隙間の幅が、ほぼ一致するように維持される。
さらに、好ましくは、多孔質発泡金属部材40の厚みは、相変化チェンバ30の幅とマッチングしており、多孔質発泡金属部材40は、平均穴径が、0.2mm〜0.4mmであり、孔隙率が、70%〜90%である。
当然ながら、上記多孔質発泡金属部材40の平均穴径と孔隙率とは、上記具体的な数値に限定されず、実際の状況に応じて自ら選ぶことができ、好ましくは、多孔質発泡金属部材40は、多孔質発泡銅又は多孔質発泡アルミニウムを採用し、条状に切断して製作される。
以下に、本発明の実施例の釜アセンブリを簡単に説明する。
本発明の実施例に係る釜アセンブリは、釜と、液状の相変化作動媒体と、加熱コイルと、を含み、前記釜は、上記実施例における釜であり、液状の相変化作動媒体は、相変化チェンバ30内に設けられ、加熱コイルは、加熱源と協力する交番磁界を発生するためのものである。
本発明の上記実施例によって提供される釜アセンブリは、二重構造を採用するコーティングのない物理的ノンスティック釜であり、釜のインナーハウジング10とアウターハウジング20との間に、真空の相変化チェンバ30が形成され、相変化チェンバ30内の上部に近い位置に放射状に分布する多孔質発泡金属部材40が設けられ、例えば、多孔質発泡金属部材40がインナーハウジング10の外壁面に接着され、相変化チェンバ30内の底部に近い位置に液状の相変化作動媒体(例えば、水、アンモニア又はノルマルヘキサンなど)が注入されている。このようにすることで、釜の底部を加熱し、釜の底部の温度が一定の温度まで増加した後(例えば温度>100℃)、相変化チェンバ30内の底部に近い位置にある液状の作動媒体は、気体に気化し揮発し、隣接する二つの多孔質発泡金属部材40間の導流間隙50に沿って相変化チェンバ30内の上部に近い凝縮端へ流れるとともに、熱の有効な伝導に伴って、釜の開口端に近い位置が加熱されるが、冷却された相変化作動媒体が凝縮して再び液体に変わり、液体は、多孔質発泡金属部材40内の孔隙に吸着され、重力の作用で多孔質発泡金属部材40に沿って相変化チェンバ30の底部に流れ、その後、再び熱を受けて再蒸発する。この加熱凝縮プロセスが絶えず循環され、繰り返されることにより、釜全体の各部位が数分間加熱された後の温度場がほぼ一致するように維持されることが確保され(例えば温度差を±4℃に抑えることができる)、即ち、釜全体の各部位の温度が均一な分布状態であることが確保され、最終的には、該釜の表面が料理する時に良好な物理ノンスティック効果を有することが実現される。また、上記の釜は、釜の表面におけるノンスティック塗料が減らされ、釜の表面にフッ素樹脂などのノンスティック塗料をコーティングする必要もないためノンスティックコーティングの耐摩耗性が比較的悪く、結合力が理想的ではなく、寿命が比較的短く、脱落しやすいことによる釜の調理時のノンスティック効果及び使用寿命への影響が効果的に低減され、ノンスティック塗料が人体に吸収された後、ユーザの体の健康にもたらす安全上の潜在的危険が効果的に回避される。
本発明の実施例に係る釜アセンブリは、上記実施例における釜を含み、本発明の実施例に係る釜アセンブリに上記の釜が設けられるため、該釜アセンブリの受熱が均一であり、釜の焦げ付き現象を著しく低減することができる。
さらに、液状の相変化作動媒体は、水、アンモニア又はノルマルヘキサンである。このようにすることで、釜の底部を加熱し、釜の底部の温度が一定の温度まで増加した後(例えば温度>100℃)、相変化チェンバ30内の底部に近い位置にある液状の作動媒体は、気体に気化し揮発し、隣接する二つの多孔質発泡金属部材40間の導流間隙50に沿って相変化チェンバ30内の上部に近い凝縮端へ流れるとともに、熱の有効な伝導に伴って、釜の開口端に近い位置が加熱されるが、冷却された相変化作動媒体が凝縮して再び液体に変わり、液体は、多孔質発泡金属部材40内の孔隙に吸着され、重力の作用で多孔質発泡金属部材40に沿って相変化チェンバ30の底部に流れ、その後、再び熱を受けて再蒸発する。この加熱凝縮プロセスが絶えず循環され、繰り返されることにより、釜全体の各部位が数分間加熱された後の温度場がほぼ一致するように維持されることが確保され(例えば温度差を±4℃に抑えることができる)、即ち、釜全体の各部位の温度が均一な分布状態であることが確保され、最終的には、該釜の表面が料理する時に良好な物理的ノンスティック効果を有することが実現される。
以下に、本発明の実施例の厨房器具を簡単に説明する。
本発明の実施例に係る厨房器具は、上記実施例における釜アセンブリを含んでもよく、本発明の実施例に係る厨房器具に上記の釜アセンブリが設けられるため、該厨房器具は、釜の焦げ付き現象の発生を著しく低減することができる。
本発明の実施例に係る厨房器具は、電気炊飯器と、電気圧力釜と、電磁コンロと、を含んでもよいが、これらに限定されない。
本発明の説明において、「一実施例」、「一部の実施例」、「例」、「具体的な例」、或いは「一部の例」などの用語を参照した説明は、該実施例或いは例に合わせて説明された具体的な特徴、構成、材料或いは特性が、本発明の少なくとも一実施例或いは例に含まれることを意味する。本明細書において、上記用語に対する例示的な説明は、必ずしも同じ実施例或いは例を指すことではない。また、説明された具体的な特徴、構成、材料或いは特性は、いずれか一つ或いは複数の実施形態又は例において適切に結合することができる。なお、互いに矛盾しない限り、当業者は、本明細書に記載された異なる実施例又は例、及び異なる実施例又は例の特徴を結合し、組み合わせることができる。
以上に、本発明の実施例を示して説明したが、なお、上記実施例は、例示的なものであり、本発明を限定するものと理解してはいけない。当業者は、本発明の範囲内で上記実施例に対して変更、修正、取り替え及び変形を行うことができる。
10 インナーハウジング
103 インナーハウジングの内壁面
104 インナーハウジングの外周面
11 インナーハウジングの凸点構造
102 相変化チェンバ対応壁面
102a 熱源正対領域
102b 熱源非正対領域
102c 第1温度領域
102d 第2温度領域
101 第1リング状の鍔
20 アウターハウジング
21 アウターハウジングの凸点構造
105 アウターハウジングの内周面
201 第2リング状の鍔
30 相変化チェンバ
40 多孔質発泡金属部材
50 導流間隙
60 金属管
70 加熱源
71 第1部分
72 第1部分
73 第1部分
74 第1部分
本発明に係る釜は、インナーハウジングと、前記インナーハウジングに接続されるアウターハウジングと、加熱源と、を含み、前記インナーハウジングと前記アウターハウジングとは、前記インナーハウジングの壁面及び底面と前記アウターハウジングの壁面及び底面との間に配置され、液状の相変化作動媒体を底部に収容するための相変化チェンバを備え、前記加熱源は、前記インナーハウジング及び/又は前記アウターハウジング及び/又は前記相変化チェンバ内に設けられ、前記加熱源は交番磁界と協力して自身を発熱させ、前記相変化チェンバ内の液状の相変化作動媒体を加熱して気化させ、前記加熱源はキュリー温度特性を有するものであり、前記加熱源のキュリー温度が120℃〜260℃であり、前記相変化チェンバ内の上部に近い位置に多孔質発泡金属部材が設けられ、前記多孔質発泡金属部材は、液状に凝縮した相変化作動媒体を、前記多孔質発泡金属部材内の孔隙に吸着し、重力の作用で前記多孔質発泡金属部材に沿って前記相変化チェンバの底部に流し、前記インナーハウジングの内壁面は、前記相変化チェンバの位置に対応する相変化チェンバ対応壁面を含み、前記相変化チェンバ対応壁面の少なくとも一部の領域が、ノンスティックコーティングのない領域として構成される
本発明の一実施例によると、前記多孔質発泡金属部材の厚みは、相変化チェンバの幅とマッチングしており、前記多孔質発泡金属部材は、多孔質発泡銅又は多孔質発泡アルミニウムを採用し、条状に切断して製作される
本発明の一実施例によると、前記加熱源は、前記インナーハウジングの外壁面に設けられ、前記アウターハウジングが非金属部材であり、前記加熱源は、前記インナーハウジングの外壁面の底面に設けられる第1部分を含み、前記加熱源は、前記インナーハウジングの外壁面の外周面に設けられる第2部分をさらに含み、前記第1部分が前記第2部分に接続され、前記第2部分は、前記インナーハウジングの底部の角丸に対応する部分を含む
本発明の一実施例によると、前記インナーハウジングは、外凸の球釜状である

Claims (30)

  1. インナーハウジングと、前記インナーハウジングに接続されるアウターハウジングと、加熱源と、を含み、
    前記インナーハウジングと前記アウターハウジングとの間に、液状の相変化作動媒体を収容するための相変化チェンバが区画され、
    前記加熱源は、前記インナーハウジング及び/又は前記アウターハウジング及び/又は前記相変化チェンバ内に設けられ、前記加熱源は交番磁界と協力して自身を発熱させ、前記加熱源はキュリー温度特性を有するものであり、前記加熱源のキュリー温度が120℃〜260℃である、
    ことを特徴とする釜。
  2. 前記加熱源のキュリー温度が140℃〜160℃である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の釜。
  3. 前記加熱源が4J-78鉄ニッケル合金部材である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の釜。
  4. 前記加熱源のキュリー温度が190℃〜240℃である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の釜。
  5. 前記加熱源が、4J-38鉄ニッケル合金部材、4J-32鉄ニッケル合金部材、又は4J-43鉄ニッケル合金部材である、
    ことを特徴とする請求項4に記載の釜。
  6. 前記加熱源は、前記インナーハウジングの外壁面に設けられ、前記アウターハウジングが非金属部材である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の釜。
  7. 前記加熱源は、前記インナーハウジングの外壁面の底面に設けられる第1部分を含む、
    ことを特徴とする請求項6に記載の釜。
  8. 前記加熱源は、前記インナーハウジングの外壁面の外周面に設けられる第2部分をさらに含み、前記第1部分が前記第2部分に接続される、
    ことを特徴とする請求項7に記載の釜。
  9. 前記加熱源は、前記アウターハウジングの外壁面に設けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の釜。
  10. 前記加熱源は、前記アウターハウジングの外壁面の底面に設けられる第3部分を含む、
    ことを特徴とする請求項9に記載の釜。
  11. 前記加熱源は、前記アウターハウジングの外壁面の外周面に設けられる第4部分をさらに含み、前記第3部分が前記第4部分に接続される、
    ことを特徴とする請求項10に記載の釜。
  12. 前記第4部分は、リング状であり、前記アウターハウジングの下部に位置している、
    ことを特徴とする請求項11に記載の釜。
  13. 前記相変化チェンバの厚みが0.1mm 〜3.0mmである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の釜。
  14. 前記加熱源は、加熱層として構成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の釜。
  15. 前記加熱層の厚みが0.4mm〜3.0mmである、
    ことを特徴とする請求項14に記載の釜。
  16. 前記加熱層の厚みが0.4mm〜2.0mmである、
    ことを特徴とする請求項15に記載の釜。
  17. 前記加熱源は、前記インナーハウジングの一部を構成するように前記インナーハウジングに一体に集積化され、前記アウターハウジングが非金属部材である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の釜。
  18. 前記加熱源は、前記アウターハウジングの一部を構成するように前記アウターハウジングに一体に集積化される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の釜。
  19. 前記インナーハウジングの内壁面は、前記相変化チェンバの位置に対応する相変化チェンバ対応壁面を含み、前記相変化チェンバ対応壁面の少なくとも一部の領域が、ノンスティックコーティングのない領域として構成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の釜。
  20. 前記相変化チェンバ対応壁面は、加熱源と正対する熱源正対領域と、熱源非正対領域と、を含み、前記ノンスティックコーティングのない領域は、前記熱源非正対領域を含む、
    ことを特徴とする請求項19に記載の釜。
  21. 前記熱源正対領域には、ノンスティックコーティングが設けられる、
    ことを特徴とする請求項20に記載の釜。
  22. 前記相変化チェンバ対応壁面は、前記熱源正対領域を構成する相変化チェンバ対応底壁面と、前記熱源非正対領域を構成する相変化チェンバ対応周壁面と、を含む、
    ことを特徴とする請求項21に記載の釜。
  23. 前記相変化チェンバ対応壁面は、第1温度領域と、第2温度領域と、を含み、前記第1温度領域の温度が、前記釜が加熱される際に、前記第2温度領域の温度より大きく、前記ノンスティックコーティングのない領域は、前記第2温度領域を含む、
    ことを特徴とする請求項19に記載の釜。
  24. 前記第1温度領域には、ノンスティックコーティングが設けられる、
    ことを特徴とする請求項23に記載の釜。
  25. 前記相変化チェンバ対応壁面は、前記第1温度領域を構成する相変化チェンバ対応底壁面と、前記第2温度領域を構成する相変化チェンバ対応周壁面と、を含む、
    ことを特徴とする請求項24に記載の釜。
  26. 前記第1温度領域と前記第2温度領域との温度差が、0℃〜8℃である、
    ことを特徴とする請求項23に記載の釜。
  27. 前記相変化チェンバ対応壁面は、相変化チェンバ対応底壁面と、相変化チェンバ対応周壁面と、を含み、前記ノンスティックコーティングのない領域は、前記相変化チェンバ対応周壁面を含み、前記相変化チェンバ対応底壁面には、ノンスティックコーティングが設けられ、又は、
    前記相変化チェンバ対応壁面は、相変化チェンバ対応底壁面と、相変化チェンバ対応周壁面と、を含み、前記相変化チェンバ対応周壁面と前記相変化チェンバ対応底壁面とが、いずれも前記ノンスティックコーティングのない領域であり、又は、
    前記インナーハウジングの内壁面の全体が、前記ノンスティックコーティングのない領域として構成される、
    ことを特徴とする請求項19に記載の釜。
  28. 前記インナーハウジングは、外凸の球釜状である、
    ことを特徴とする請求項19に記載の釜。
  29. 請求項1〜28のいずれか1項に記載の釜と、
    前記相変化チェンバ内に設けられる液状の相変化作動媒体と、
    前記加熱源と協力する交番磁界を発生するための加熱コイルと、
    を含む、
    ことを特徴とする釜アセンブリ。
  30. 請求項29に記載の釜アセンブリを含む、
    ことを特徴とする厨房器具。
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