JP2020202244A - 撮影装置 - Google Patents

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光章 黒川
Mitsuaki Kurokawa
光章 黒川
亨 武田
Toru Takeda
亨 武田
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Abstract

【課題】撮影初期において撮影装置の内部の温度上昇に対する放熱作用の応答性を向上させる。【解決手段】筐体(5)と、筐体(5)内に収容された撮像素子(75)および撮像制御回路(107)と、撮像素子(75)と撮像制御回路(107)との間を上下方向に延びる中空の放熱部品(13)とを備え、放熱部品(13)は、上下両端側に筐体(5)の外部に通じる開口(117,119)を有し、空気が流れる流路(129)を構成している撮影装置(1)において、放熱部品(13)の下側部位は、放熱部品(13)の上側部位に比べて流路断面積が小さい部分を有している。【選択図】図3

Description

本開示は、撮影装置に関する。
デジタルビデオカメラなどの撮影装置に用いられる撮像素子は、撮像動作に伴って発熱しやすく、高温になるとノイズが増える性質を有する。また、撮影装置に搭載される画像処理プロセッサなどの制御回路も、高画質化や高性能化に伴い、消費電力が大きくなり、発熱量が増してきている。制御回路が高温になると、それ自体の信頼性が低下すると共に、制御回路で発生した熱が撮像素子に伝達することで、撮像素子にも悪影響を及ぼす。
そこで、撮影装置においては、様々な放熱構造が提案されている。例えば、特許文献1には、撮像素子(CCD)と制御回路(電源回路素子)との間に上下に延びる中空の放熱部品を設けることにより、制御回路で発生した熱が撮像素子に伝達することを遮蔽した撮影装置(デジタルカメラ)が開示されている。この撮影装置では、放熱部品の内部で温められた空気を自然対流により放熱部品の上端に設けられた開口から外部に排出すると共に、外部の空気を放熱部品の下端に設けられた開口から内部に取り込んで、撮影装置の内部で発生した熱を放熱するようになっている。
特開2004−48517号公報
ところで、近年、画像処理技術や通信技術の発達に伴い、次世代の映像コンテンツを提供するシステムとして、任意の視点における映像を三次元的に再現する自由視点映像システムが注目されている。自由視点映像システムに用いられる撮影装置では、高画質の画像を大量に処理することが要求されるため、撮像素子および制御回路それぞれで撮影動作に伴う発熱量が多い。
これに対し、特許文献1に開示されるような中空の放熱部品を用いた放熱構造を採用することが考えられる。しかし、特許文献1に開示の放熱構造では、放熱部品の内部における流路断面積が上下方向において一律であるため、撮影を開始した初期においては、撮像素子および制御回路が発熱して放熱部品が温められても、放熱部品の内部で自然対流によって生じる空気流動が比較的小さい。よって、特許文献1に開示の放熱構造は、撮影装置の内部の温度上昇に対する放熱作用の応答性が悪く、撮像素子や制御回路に熱的損傷や動作不良を招き兼ねない。
本開示の技術は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、撮影初期において撮影装置の内部の温度上昇に対する放熱作用の応答性を向上させることにある。
上記の目的を達成するために、本開示の技術では、撮像素子および制御回路の近傍に配置された中空の放熱部品において、所定の撮影姿勢での下側部位に、流路断面積が上側部位に対して小さな部分を設けるようにした。
具体的には、本開示の技術は、筐体と、筐体内に収容された撮像素子および制御回路と、撮像素子および制御回路の近傍に配置された中空の放熱部品とを備え、放熱部品が、筐体の外部に通じる開口を両端側に有し、空気が流れる流路を構成している撮影装置を対象とする。本開示の技術に係る撮影装置において、放熱部品は、当該撮影装置が所定の撮影姿勢にあるときに、上下方向に延びる姿勢とされて、一方の開口である第1開口が上方に位置すると共に、他方の開口である第2開口が下方に位置する。そして、放熱部品のうち第2開口側の部位は、第1開口側の部位に比べて流路断面積が小さい部分を有している。
この構成によると、筐体内における撮像素子および制御回路の近傍に、所定の撮影姿勢で上下方向に延びる姿勢とされる中空の放熱部品を設け、その放熱部品の両端側に設けられた、所定の撮影姿勢で上方に位置する第1開口と下方に位置する第2開口とを、筐体の外部にそれぞれ通じさせるようにしたので、放熱部品の内部で温められた空気を自然対流により放熱部品の上側に位置する第1開口から外部に排出すると共に、外部の空気を放熱部品の下側に位置する第2開口から内部に取り込んで、撮影装置の内部で発生した熱を放熱することができる。
そして、中空の放熱部品において、流路断面積が第1開口側の部位に対して小さな部分を第2開口側の部位に設けるようにしたから、撮影初期において、撮像素子や制御回路の発熱により放熱部品の内部で自然対流が生じたときに、放熱部品で下側に位置する第2開口から吸い込まれて下側部位を流通する空気の流速を流路断面積が相対的に小さな部分で高めることができる。放熱部品の下側部位で流速が高められた空気の慣性は、放熱部品の内部で相対的に大きな流路断面積を有する部分にある空気を流動させるのに寄与する。放熱部品の内部にある空気が、放熱部品の下側部位で流路断面積が相対的に小さな部分を流通した空気の慣性により流動することで、放熱部品の内部での自然対流による空気の流動を撮影初期にも比較的大きく生じさせられる。これにより、撮影初期において撮影装置の内部の温度上昇に対する放熱作用の応答性を向上させることができる。
上記撮影装置において、放熱部品は、撮像素子および制御回路のうち一方と熱的に接続され、他方とは離間していることが好ましい。ここでいう「熱的に接続」とは、熱伝導による熱移動が可能なように接続されていることを意味し、物理的に直接接続されている場合の他、両者が熱伝導を妨げない物(部材)を介して接続されている場合をも含む。
この構成によると、撮像素子および制御回路の一方を放熱部品と熱的に接続するようにしたから、撮像素子または制御回路で発生した熱を利用して放熱部品の内部にある空気を積極的に温めることができる。このことは、撮影初期において、放熱部品の内部に自然対流による空気の流動を速やかに生じさせるのに有利である。また、制御素子を放熱部品および制御回路の他方とは離間させるようにしたから、制御回路から撮像素子に熱伝導すること、また撮像素子から制御回路に熱伝導することを防止できる。それにより、撮像素子および制御回路が撮影動作に伴う発熱により互いに過剰な悪影響を及ぼさないようにして、撮影装置の信頼性を高めることができる。
上記撮影装置において、放熱部品の流路断面積は、撮像素子に対向する位置で相対的に大きく、撮像素子に対向する位置よりも第2開口側の位置で相対的に小さいことが好ましい。
この構成によると、放熱部品において撮像素子に対向する位置での流路断面積を相対的に大きくしたから、撮像素子で発生した熱を放熱部品で効率良く受けることができる。また、放熱部品において撮像素子に対向する位置よりも第2開口側の位置での流路断面積を相対的に小さくしたから、上述した放熱部品の内部での自然対流による空気流動を撮影初期にも比較的大きく生じさせられる効果が好適に得られる。
上記撮影装置において、放熱部品の第2開口側の部位内部には、その放熱部品の流路断面積を上方に向かって段階的に大きくする段部が設けられていることが好ましい。
この構成によると、放熱部品の第2開口側の部位に段部を設けるようにしたから、放熱部品で自然対流により下端側の第2開口から吸い込まれた空気が、放熱部品の下側部位で段部が設けられた部分を通過するときに、空気の粘性により渦のような流動を生じる。このことは、放熱部品の内部での自然対流による空気流動を撮影初期にも比較的大きく生じさるのに寄与する。
上記撮影装置において、筐体の下部には、当該撮像装置を支持する支持装置が取り付けられる第1取付部と、第1取付部の側方で放熱部品の第2開口に通じる吸込み口とが設けられていてもよい。この場合、吸込み口は、第1取付部側とは異なる側の側方に向けて開放されていることが好ましい。
この構成によると、筐体の下部に第1取付部と共に設けられた吸込み口を第1取付部側とは異なる側の側方に向けて開放させるようにしたから、第1取付部に取り付けられる支持装置で吸込み口が下方で閉塞されても、吸込み口の側方に開放させた側から外部の空気を放熱部品の第2開口を通じて内部に取り入れることができる。それにより、支持装置の取付部(第1取付部)と吸込み口とが共に筐体の下部に設けられる場合であっても、放熱部品の内部に外部の空気を取り入れるための経路を確保することができる。
上記撮影装置において、筐体のうち所定の撮影姿勢で左右方向における一方の側部を構成する部分には、当該撮像装置を支持する支持装置が取り付けられる第2取付部が設けられていてもよい。この場合、放熱部品の第2開口は、放熱部品の第1開口に比べて開口面積が小さく、その第1開口に対して筐体のうち第2取付部が設けられた側部側に偏在していることが好ましい。
この構成によると、放熱部品の第2開口を、放熱部品の第1開口に対し、筐体において第2取付部がある側部側に偏った位置に相対的に小さく設けるようにしたから、第2取付部に支持装置を取り付けて撮影装置を放熱部品の第1開口および第2開口が左右両側に臨む撮影姿勢で使用する場合、放熱部品の第2開口が第1開口の上側部分よりも下側に位置する。よって、その場合にも、放熱部品の内部で温められた空気を自然対流により放熱部品の第1開口の上側部分から外部に排出すると共に、外部の空気を放熱部品の第2開口から内部に取り込んで、撮影装置の内部で発生した熱を放熱することができる。
本開示の技術に係る撮影装置によれば、撮影初期において撮影装置の内部の温度上昇に対する放熱作用の応答性を向上させることができる。
図1は、実施形態に係る撮影装置の第1撮影姿勢を左前方斜め上側から見た斜視図である。 図2は、実施形態に係る撮影装置の第1撮影姿勢を右後方斜め下側から見た斜視図である。 図3は、図1のIII−III線における撮影装置の断面図である。 図4は、図1のIV−IV線における撮影装置の断面図である。 図5は、図1のV−V線における撮影装置の断面図である。 図6は、実施形態に係る撮像装置の第2撮影姿勢での図3に相当する箇所の断面図である。
以下、例示的な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、説明の便宜上、撮影装置について、撮影方向における正面側を「前」、背面側を「後」と称し、所定の撮影姿勢である第1撮影姿勢での高さ方向における上側を「上」、下側を「下」と称し、同じく第1撮影姿勢での撮影方向の正面側を向いて左側を「左」、右側を「右」と称する。
この実施形態では、本開示の技術に係る撮影装置について、任意の視点における映像を三次元的に再現する自由視点映像システムに用いられる撮影装置を例に挙げて説明する。
図1に、撮影装置1の第1撮影姿勢を左前方斜め上側から見た斜視図を示す。図2に、撮影装置1の第1撮影姿勢を右後方斜め下側から見た斜視図を示す。図3に、図1のIII−III線における撮影装置1の断面図を示す。図4に、図1のIV−IV線における撮影装置1の断面図を示す。図5に、図1のV−V線における撮影装置1の断面図を示す。図6に、撮像装置1の第2撮影姿勢での図3に相当する箇所の断面図を示す。なお、図3,図4および図6では、説明の便宜上、支持装置201、断面手前側の構成および空気の流れる方向を二点鎖線で示している。
図1および図2に示す撮影装置1は、例えば、スポーツの競技場の周囲に多数設置されて、競技場内を同じタイミングで多方向から撮影するのに使用される。自由視点映像システムは、それら多数の撮影装置1をネットワークで繋いで構築される。自由視点映像システムでは、各撮影装置1で撮影した動画データから個々の被写体の識別および追跡を行う共に三次元空間での位置を推定することにより、擬似的な三次元空間のデータを構築して任意の視点における映像を生成する。
撮影装置1は、図示しない交換式のレンズユニットと、図1〜図5に示す装置本体3とを備えている。
レンズユニットは、複数枚のレンズからなるレンズ群と、光量を調整する絞りと、レンズを移動させると共に絞りを調整するレンズ制御部と、これらレンズ群、絞りおよびレンズ制御部を収容するレンズ鏡筒とを備えている。レンズユニットは、装置本体3に対して着脱可能に構成されている。レンズユニットには、公知のズームレンズを用いることが可能である。
装置本体3は、直方体の正面視で四隅を切り欠いたような形状とされた筐体5と、筐体5内に収容された通信モジュール7、レンズ接点モジュール9、撮像モジュール11および放熱部品13とを備えている。
筐体5は、前側に位置するフロントケース15と、後側に位置するリアケース17とによって構成されている。フロントケース15は、奥行きが相対的に短く、後方に臨む外周縁部を有している。リアケース17は、奥行きが相対的に長く、前方に臨む外周縁部を有している。これらフロントケース15とリアケース17とは、外周縁部同士を突き合わせた状態で複数箇所をねじ19で止めることにより互いに固定されている。
フロントケース15およびリアケース17は、金属製または樹脂製のケースであって、撮影装置1の放熱性の観点からは金属製であることが好ましい。
筐体5の下面には、撮影装置1を支持する三脚などの支持装置201(図3に示す)が取り付けられる第1取付部21が3つ設けられている。これら3つの第1取付部21は、前後方向において互いに間隔をあけて配置されている。撮影装置1は、いずれか1つの第1取付部21にて支持装置201を用いて上下方向に支持されることにより、第1撮影姿勢とされる。第1撮影姿勢は、例えば横撮りの撮影姿勢である。
さらに、筐体5の下面において、前側に位置する2つの第1取付部21の間で第1取付部21の右側方位置には、吸込み口23が設けられている。吸込み口23は、第1取付部21とは異なる側である右側方に向けて開放されている。そのことで、支持装置201がいずれの第1取付部21に取り付けられても、吸込み口23が右側方で開放されていることにより空気の流通経路を確保して、支持装置201により完全には塞がれないようになっている。
また、筐体5の右側面には、支持装置201が取り付けられる第2取付部25が設けられている。撮影装置1は、第2取付部にて支持装置201を用いて上下方向に支持されることにより、第2撮影姿勢とされる。第2撮影姿勢は、例えば縦撮りの撮影姿勢である。
第1取付部21および第2取付部25はそれぞれ、ねじ受け部品27によって構成されている。後側に位置する2つの第1取付部21と第2取付部25とを構成するねじ受け部品27は、リアケース17にねじ29によって取り付けられている。前側に位置する1つの第1取付部21を構成するねじ受け部品27は、フロントケース15とリアケース17との境界部分に設けられ、両方のケース15,17にねじ29によって取り付けられている。
フロントケース15の前面には、円形の開口31が設けられている。フロントケース15の開口31の周縁部の前側には、レンズユニットを着脱可能なリング状のレンズマウント33が設けられている。レンズユニットは、レンズマウント33に対して取り付けられる。リアケース17の上面には、閃光装置(ストロボ)などの撮影用アクセサリが取り付けられるアクセサリシュー35が設けられている。リアケース17におけるアクセサリシュー35の前側には、放熱部品13が挿入された挿入孔37を有している。
リアケース17の後部における下側の一部には、自由視点映像システムのネットワークに接続するための通信インタフェース部39が設けられている。通信インタフェース部39には、LAN(Local Area Network)ケーブルとの接続に用いられるLANコネクタ41の接続口43や、SD(Secure Digital)カードなどのメモリカードが装着されるカードソケットの挿入口45、その他の入出力装置の接続部47、リセットスイッチなどの各種スイッチ49が設けられている。
リアケース17のうち通信インタフェース部39の上側で筐体5の後部を構成する部分には、上方および後方に開放された凹部51が設けられている。リアケース17の後部において、通信インタフェース部39の上側および左右両側には、上下方向および前後方向に延びる板状の放熱フィン53が複数設けられている。複数の放熱フィン53は、左右方向に互いに間隔をあけて対向しており、互いの間に空気の流路となり得る空間を形成している。
通信インタフェース部39の上側に設けられた各放熱フィン53は、リアケース17の前後方向における中程に位置する凹部51の前面から後方に向かって延びている。通信インタフェース部39の左右両側に設けられた各放熱フィン53は、通信インタフェース部39の上側にある放熱フィン53と対向する位置まで延びている。これら複数の放熱フィン53は、撮影装置1の内部(特に後述する通信制御回路57および撮像制御回路107)で発生した熱を外部に放散する役割を担う。
通信モジュール7は、自由視点映像システムのネットワークとの通信と電力制御とを行う機能部品である。この通信モジュール7は、筐体5の後部下側にある収容スペースでリアケース17の通信インタフェース部39の前方位置に配置されている。通信モジュール7は、LANコネクタ41と、通信制御用のプリント基板55とを備えている。プリント基板55には、LANコネクタ41が接続されると共に、通信制御回路57が搭載されている。
通信制御回路57は、DC/DCコンバータなどの電源IC(Integrated Circuit)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)などからなる通信プロセッサ、その他の電力供給や通信制御のための電子回路部品を含む。この実施形態に例示する撮影装置1は、通信制御回路57の機能により、PoE(Power over Ethernet(登録商標))に対応し、LANコネクタ41に接続されるLANケーブルで通信と電力供給とが行われるようになっている。
通信制御回路57は、撮影装置1の動作に伴って発熱する発熱源の1つである。通信制御回路57での発熱は、撮影装置1の性能低下や動作不良といった不具合を招く。そのため、この実施形態では、通信制御回路57の熱を外部に逃がすように熱対策を講じている。具体的には、通信制御回路57の発熱箇所を、リアケース17の下側部位から内方(前方)に延びる突出片59および放熱部品13に伝熱シート61を介して接触させている(図3および図4参照)。そのことで、通信制御回路57で発生した熱をリアケース17の下側部位および放熱部品13に伝えて放熱するようになっている。
レンズ接点モジュール9は、レンズマウント33の後側でフロントケース15の開口31内側に設けられた接点ホルダ63と、接点ホルダ63に設けられた複数の接点部65(端子)とを備えている。接点ホルダ63は、矩形の四隅を切り欠いたような形状の開口67を中央部に有し、レンズマウント33の内周側に迫り出している。複数の接点部65は、接点ホルダ63のうちレンズマウント33の内周側に位置する部分に、開口67外周に沿って整列した状態に設けられている。
レンズ接点モジュール9の各接点部65は、FPC(Flexible Printed Circuit)69および中継ぎ基板71を介して撮像モジュール11と接続されている。撮像モジュール11に含まれる撮像制御回路107は、レンズユニットがレンズマウント33に装着されると、レンズユニットに含まれるレンズ制御部と電気的に接続されて通信を行い、レンズ制御部を通じて絞りやレンズなどの撮像光学系の駆動を制御するようになっている。
撮像モジュール11は、レンズユニットを通して入射した光の赤外線をカットするIR(Infrared Radiation)フィルタ73と、レンズユニットのレンズ群による結像を電気信号に変換する撮像素子75と、撮像素子75の駆動を制御すると共に撮像素子75からの出力信号を処理するための撮像制御用のプリント基板77とを備えている。
IRフィルタ73は、撮像素子75の前方に配置されている。IRフィルタ73は、センサホルダ79により撮像素子75と共にプリント基板81上に保持されている。これらIRフィルタ73、撮像素子75およびプリント基板81はユニット化されてセンサユニット83を構成している。
接点ホルダ63の外周後側には、センサユニット83を取り囲むセンサシャーシ85が配置されている。センサユニット83は、そのセンサシャーシ85にねじ91で固定されたブラケット89に支持されている。センサユニット83と接点ホルダ63との間には、フランジバックを初めとする寸法を補足するためのシャッタスペーサ93が配置されている。
撮像素子75は、撮像面を接点ホルダ63の開口67に対応させて設けられており、装置本体3からレンズユニットを取り外した状態においてはレンズマウント33の内側で撮像面が露出する。撮像素子75は、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサやCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサによって構成されている。
撮像素子75は、撮影装置1の動作に伴って発熱する発熱源の1つである。撮像素子75での発熱は、撮影画像におけるノイズの増大といった不具合を招く。そのため、この実施形態では、撮像素子75の熱を外部に逃がすように熱対策を講じている。具体的には、筐体5の内部に放熱部品13を設け、撮像素子75を放熱部品13に熱的に接続することで、放熱部品13内部での自然対流により撮像素子75の熱を外部に放散させることとしている。
プリント基板77は、センサユニット83(撮像素子75)と前後方向に間隔をあけて対向する姿勢でリアケース17内の後部に配置されている。プリント基板77の前面には、FPC95が接続される配線コネクタ97などが設けられている。プリント基板77は、FPC95および中継ぎ基板99を介してセンサユニット83のプリント基板81と接続されており、撮像素子75と通信するようになっている。中継ぎ基板99は、フロントケース15にねじ101で固定されたブラケット103に対しねじ105で締結されることにより支持されている。
プリント基板77の後面には、カードソケットやLANコネクタ41以外の入出力装置などが電気的に接続されると共に、撮像制御回路107が搭載されている。撮像制御回路107は、A/Dコンバータなどの信号処理回路やバッファメモリ、ASICなどからなる画像処理プロセッサ、その他の撮像動作における信号処理のための電子回路部品を含む。撮像制御回路107は、FPC109および中継ぎ基板111などを介して通信制御回路57から電力が供給されると共に、通信制御回路57と通信する。
撮像制御回路107は、撮影装置1の動作に伴って発熱する発熱源の1つである。そのため、この実施形態では、撮像制御回路107の熱を外部に逃がすように熱対策を講じている。具体的には、撮像制御回路107は、リアケース17の放熱フィン53が設けられた後部壁面との間に伝熱シート113を挟み込んでいる。このように、撮像制御回路107は、リアケース17の後部と熱的に接続されている。そのことで、撮像制御回路107で発生した熱を、伝熱シート113を介してリアケース17の後部に伝え、各放熱フィン53を通じて放熱するようになっている。
伝熱シート113は、シリコーンゴムやアクリル樹脂などからなり、高い柔軟性と優れた熱伝導性を併せ持っている。リアケース17の後部壁面において、撮像制御回路107に対応する各箇所には、リアケース17の内方(前方)に突出した突出部115が設けられている。伝熱シート113は、それら突出部115と撮像制御回路107との間に挟み込まれることで、両者に密着している。そのことで、撮像制御回路107の放熱性が高められている。
放熱部品13は、薄型ケース状の中空部品であって、筐体5の外部に通じる開口117,119を両端側に有している。放熱部品13は、撮像モジュール11のプリント基板77とセンサユニット83(撮像素子75)との間に配置されて、それらプリント基板77およびセンサユニット83の両方に対向している。このように、放熱部品13は、撮像素子75および撮像制御回路107の近傍に配置されている。放熱部品13は、撮影装置1が第1撮影姿勢にあるときに、上下方向に延びる姿勢とされて、一方の開口である第1開口117が上方に位置すると共に、他方の開口である第2開口119が下方に位置する。
放熱部品13は、第1開口117および第2開口119を有する部品本体121と、部品本体121の開放された側部開口を覆うサイドカバー123とによって構成されている。これら部品本体121およびサイドカバー123はそれぞれ、金属製または樹脂製の部材であって、撮影装置1の放熱性の観点からは金属製であることが好ましい。
部品本体121には、サイドカバー123で覆われる側部開口に向けて突出する複数のボス125が設けられている。サイドカバー123は、部品本体121に対して、各ボス125にねじ127で締結されることにより取り付けられている。この放熱部品13は、空気が流れる流路129を構成している。
放熱部品13は、センサユニット83寄りの位置に配置されている。放熱部品13の前面には、伝熱シート131の一方側が貼り付けられている。伝熱シート131の他方側は、センサユニット83を支持するブラケット89の後面に貼り付けられている。このように、放熱部品13は、伝熱シート131およびブラケット89を介してセンサユニット83に接続されていることで、撮像素子75と熱的に接続されている。放熱部品13は、撮像モジュール11のプリント基板77および撮像制御回路107とは離間している。
放熱部品13(部品本体121)の第1開口117の周縁部分には、外周に突出したフランジ133が設けられている。放熱部品13は、リアケース17の挿入口45から筐体5の内部に挿入されて、リアケース17における挿入口45の周縁部分にフランジ133をねじ135で締結することにより、筐体5に取り付けられている。放熱部品13の第2開口119は、筐体5の下面に設けられた吸込み口23に接続されている。
放熱部品13のうち第2開口119側で左側部位の内部には、放熱部品13の流路断面積を第1開口117側に向かって段階的に大きくする段部137が複数(図3に示す例では2つ)設けられている。これら複数の段部137は、放熱部品13において撮像素子75に対向する位置よりも第2開口119側に配置されている。そのことで、放熱部品13の流路断面積は、撮像素子75に対向する位置で相対的に大きく、撮像素子75に対向する位置よりも第2開口119側の位置で相対的に小さくなっている。
このように、放熱部品13のうち第2開口119側の部位は、第1開口117側の部位に比べて流路断面積が小さい部分を有している。放熱部品13の流路断面積は、第2開口119が設けられた端部またはその開口端寄りの部分で最も小さくなっている。そして、放熱部品13の第2開口119は、放熱部品13の第1開口117に比べて開口面積が小さく、第1開口117に対して筐体5のうち第2取付部25が設けられた右側部側に偏在している。
この実施形態の撮影装置1によると、撮像素子75と撮像制御回路107との間に横撮りの撮影姿勢で上下方向に延びる中空の放熱部品13が設けられているので、撮像制御回路107で発生した熱が撮像素子75に伝わること、また撮像素子75で発生した熱が撮像制御回路107に伝わることを、放熱部品13により遮って抑制することができる。
また、放熱部品13の両端側に設けられた、第1撮影姿勢で上方に位置する第1開口117と下方に位置する第2開口119とが、筐体5の外部にそれぞれ通じているので、放熱部品13の内部で温められた空気を自然対流により放熱部品13の上側に位置する第1開口117から外部に排出すると共に、外部の空気を放熱部品13の下側に位置する第2開口119から内部に取り込んで、撮影装置1の内部で発生した熱を放熱することができる。
そして、この実施形態の撮影装置1によると、中空の放熱部品13において、第1開口117側の部位に対して流路断面積の小さな部分が第2開口119側の部位に設けられているので、撮影初期において、撮像素子75や撮像制御回路107の発熱により放熱部品13の内部で自然対流が生じたときに、放熱部品13で下側に位置する第1開口117から吸い込まれて下側部位を流通する空気の流速を流路断面積が相対的に小さな部分で高めることができる。
放熱部品13の下側部位で流速が高められた空気の慣性は、放熱部品13の内部で相対的に大きな流路断面積を有する部分にある空気を流動させるのに寄与する。放熱部品13の内部にある空気が放熱部品13の下側部位で流路断面積が相対的に小さな部分を流通した空気の慣性により流動することで、図3に示すように、放熱部品13の内部での自然対流による空気の流動を撮影初期にも比較的大きく生じさせられる。これにより、撮影初期において撮影装置1の内部の温度上昇に対する放熱作用の応答性を向上させることができる。
また、この実施形態の撮影装置1によると、撮像素子75が放熱部品13に熱的に接続されているので、撮像素子75で発生した熱を利用して放熱部品13の内部にある空気を積極的に温めることができる。このことは、撮影初期において、放熱部品13の内部に自然対流による空気の流動を速やかに生じさせるのに有利である。
さらに、撮像制御回路107が放熱部品13とは離間しているので、撮像制御回路107から撮像素子75に熱伝導すること、また撮像素子75から撮像制御回路107に熱伝導することを防止できる。それにより、撮像素子75および撮像制御回路107が撮影動作に伴う発熱により互いに過剰な悪影響を及ぼさないようにして、撮影装置1の信頼性を高めることができる。
また、この実施形態の撮影装置1によると、放熱部品13において撮像素子75に対向する位置での流路断面積が相対的に大きくなっているので、撮像素子75で発生した熱を放熱部品13で効率良く受けることができる。また、放熱部品13において撮像素子75に対向する位置よりも第2開口119側の位置での流路断面積が相対的に小さくなっているので、上述した放熱部品13の内部での自然対流による空気流動を撮影初期にも比較的大きく生じさせられる効果が好適に得られる。
また、この実施形態の撮影装置1によると、放熱部品13の第2開口119側の部位に複数の段部137が設けられているので、放熱部品13で自然対流により下側に位置する第2開口119から吸い込まれた空気が、放熱部品13の下側部位で段部137が設けられた部分を通過するときに、空気の粘性により図3に示す渦のような流動を生じる。このことは、放熱部品13の内部での自然対流による空気流動を撮影初期にも比較的大きく生じさるのに寄与する。
また、この実施形態の撮影装置1によると、筐体5の下部に第1取付部21と共に設けられた吸込み口23を第1取付部21側とは異なる側の右側方に向けて開放させるようにしたから、第1取付部21に取り付けられる支持装置201により吸込み口23が下方で閉塞されても、吸込み口23の右側方に開放させた側から外部の空気を放熱部品13の第2開口119を通じて内部に取り入れることができる。それにより、支持装置201の取付部(第1取付部21)と吸込み口23とが共に筐体5の下部に設けられる場合であっても、放熱部品13の内部に外部の空気を取り入れるための経路を確保することができる。
また、この実施形態の撮影装置1によると、放熱部品13の第2開口119が、放熱部品13の第1開口117に対して、筐体5において第2取付部25がある右側部側に偏った位置に相対的に小さく設けられているので、第2取付部25に支持装置201を取り付けて撮影装置1を図6に示す第2撮影姿勢で使用する場合、放熱部品13の第2開口119が第1開口117の上側部分よりも下側に位置する。よって、この場合にも、放熱部品13の内部で温められた空気を自然対流により放熱部品13の第1開口117の上側部分から外部に排出すると共に、外部の空気を放熱部品13の第2開口119から内部に取り込んで、撮影装置1の内部で発生した熱を放熱することができる。
以上のように、本開示の技術の例示として、好ましい実施形態について説明した。しかし、本開示の技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、添付図面及び詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須でない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることを以て、直ちにそれらの必須でない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
例えば、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
上記実施形態では、放熱部品13について流路断面積が第2開口119の設けられた端部またはその開口端寄りの部分で最も小さくなっている構成を例に挙げたが、これに限らない。例えば、放熱部品13の流路断面積は、放熱部品13が構成する流路のうち撮像素子75が対向する箇所の直ぐ第2開口119側(第1撮影姿勢での直下)の中途部分で最も小さくなっていてもよい。
上記実施形態では、放熱部品13が、撮像素子75に熱的に接続され、且つ撮像制御回路107と離間しているとしたが、これに限らない。放熱部品13は、撮像モジュール11のプリント基板77と伝熱シートを介して接続されるなどして撮像制御回路107に熱的に接続され、且つ撮像素子75とは離間していてもよい。また、放熱部品13は、撮像素子75および撮像制御回路107の両方と離間していても構わない。これらの場合、撮影装置1は、放熱部品13とは別に、撮像素子75の熱を外部に放散するための放熱手段を備えていることが好ましい。
上記実施形態では、放熱部品13の第2開口119側の部位における流路断面積は、複数の段部137が設けられていることで、第1開口117側に向かって段階的に大きくなっているとしたが、これに限らない。放熱部品13の第2開口119側の部位における流路断面積は、第1開口117側に向かうに連れて放熱部品13の幅方向における外側に延びる、放熱部品13の長さ方向および幅方向に対して傾斜した傾斜部を、段部137に代えて設けることで、第1開口117側に向かって連続的に大きくなっていてもよい。要は、放熱部品13の第2開口119側の部位に、第1開口117側の部位に比べて流路断面積の小さい部分が設けられていればよい。
上記実施形態では、放熱部品13が撮像モジュール11のプリント基板77(撮像制御回路)とセンサユニット83(撮像素子75)との間に配置されているとしたが、これに限らない。放熱部品13は、撮像素子75および撮像制御回路107の間でなくても、撮像素子75および撮像制御回路107の近傍に配置されていればよい。例えば、撮像モジュール11のプリント基板77とセンサユニット83とが互いに対向して配置された位置関係にない場合、放熱部品13は、撮像素子75および撮像制御回路107に対し、これらで発生した熱が熱伝導や熱伝達、熱輻射により伝えられる近傍位置に配置されていればよい。
上記実施形態では、撮影装置1について、放熱部品13の第1開口117が上方に臨み、第2開口119が下方に臨む第1撮影姿勢が横撮りの撮影姿勢であり、放熱部品13の第1開口117が右方に臨み、第2開口119が左方に臨む第2撮影姿勢が縦撮りの撮影姿勢であることを例示としたが、これに限らない。撮影装置1について、第1撮影姿勢が縦撮りの撮影姿勢であり、第2撮影姿勢が横撮りの撮影姿勢であってもよい。
上記実施形態では、撮影装置1は、交換式のレンズユニットを装置本体3と別体で備えるとしたが、これに限らない。撮影装置1は、レンズユニットが装置本体3と一体的に構成されたものであってもよい。
上記実施形態では、筐体5の下部に3つの第1取付部21、筐体5の側部に1つの第2取付部25が設けられている形態を例示したが、これに限らない。第1取付部21は、2つ以下であってもよいし、4つ以上設けられていてもよい。また、第2取付部25についても、2つ以上設けられていても構わない。撮影装置1が支持装置201を用いて固定設置する用途で使用されない場合、第1取付部21および第2取付部25は設けられていなくてもよい。
上記実施形態では、本開示の技術に係る撮影装置について、自由視点映像システムに用いられる撮影装置1を例に挙げて説明したが、これに限らない。本開示の技術は、高解像度動画の連続撮影などにより発熱量が大きくなる撮影装置全般に適用することが可能であり、特定の用途に限定されない。例えば、工場や建設現場、公共施設などの監視カメラにも適用することが可能である。
以上説明したように、本開示の技術は、放熱構造を要する撮影装置について有用である。
1 撮影装置
3 装置本体
5 筐体
7 通信モジュール
9 レンズ接点モジュール
11 撮像モジュール
13 放熱部品
15 フロントケース
17 リアケース
19 ねじ
21 第1取付部
23 吸込み口
25 第2取付部
27 ねじ受け部品
29 ねじ
31 開口
33 レンズマウント
35 アクセサリシュー
37 挿入孔
39 通信インタフェース部
41 LANコネクタ
43 接続口
45 挿入口
47 接続部
49 スイッチ
51 凹部
53 放熱フィン
55 プリント基板
57 通信制御回路
59 突出片
61 伝熱シート
63 接点ホルダ
65 接点部
67 開口
69 FPC
71 中継ぎ基板
73 IRフィルタ
75 撮像素子
77 プリント基板
79 センサホルダ
81 プリント基板
83 センサユニット
85 センサシャーシ
89 ブラケット
91 ねじ
93 シャッタスペーサ
95 FPC
97 配線コネクタ
99 中継ぎ基板
101 ねじ
103 ブラケット
105 ねじ
107 撮像制御回路
109 FPC
111 中継ぎ基板
113 伝熱シート
115 突出部
117 第1開口
119 第2開口
121 部品本体
123 サイドカバー
125 ボス
127 ねじ
129 流路
131 伝熱シート
133 フランジ
135 ねじ
137 段部
201 支持装置

Claims (6)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に収容された撮像素子および制御回路と、
    前記撮像素子および前記制御回路の近傍に配置された中空の放熱部品とを備え、
    前記放熱部品が、前記筐体の外部に通じる開口を両端側に有し、空気が流れる流路を構成している撮影装置であって、
    前記放熱部品は、当該撮影装置が所定の撮影姿勢にあるときに、上下方向に延びる姿勢とされて、一方の前記開口である第1開口が上方に位置すると共に、他方の前記開口である第2開口が下方に位置し、
    前記放熱部品のうち前記第2開口側の部位は、前記第1開口側の部位に比べて流路断面積が小さい部分を有している
    ことを特徴とする撮影装置。
  2. 請求項1に記載された撮影装置において、
    前記放熱部品は、前記撮像素子および前記制御回路のうち一方と熱的に接続され、他方とは離間している
    ことを特徴とする撮影装置。
  3. 請求項1または2に記載された撮影装置において、
    前記放熱部品の流路断面積は、前記撮像素子に対向する位置で相対的に大きく、前記撮像素子に対向する位置よりも前記第2開口側の位置で相対的に小さい
    ことを特徴とする撮影装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載された撮影装置において、
    前記放熱部品の前記第2開口側の部位内部には、当該放熱部品の流路断面積を前記第1開口側に向かって段階的に大きくする段部が設けられている
    ことを特徴とする撮影装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載された撮影装置において、
    前記筐体のうち前記放熱部品の前記第2開口が臨む側の部分には、当該撮影装置を支持する支持装置が取り付けられる第1取付部と、該第1取付部の側方で前記放熱部品の前記第2開口に通じる吸込み口とが設けられ、
    前記吸込み口は、前記第1取付部側とは異なる側の側方に向けて開放されている
    ことを特徴とする撮影装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載された撮影装置において、
    前記筐体のうち前記所定の撮影姿勢で左右方向における一方の側部を構成する部分には、当該撮影装置を支持する支持装置が取り付けられる第2取付部が設けられ、
    前記放熱部品の前記第2開口は、前記放熱部品の前記第1開口に比べて開口面積が小さく、該第1開口に対して前記筐体のうち前記第2取付部が設けられた側部側に偏在している
    ことを特徴とする撮影装置。
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