JP2020201453A - 光モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】外部に出射される光に対する迷光の影響を低減することができる光モジュールを提供する。【解決手段】光モジュールは、レーザダイオードから出射される光を走査するミラー駆動機構110と、ミラー駆動機構110を支持する台座65Aと、を備える。ミラー駆動機構110は、貫通孔115C,115Dが形成されているベース部111と、板状であって、貫通孔115C,115D内に配置され、レーザダイオードから出射される光を反射する反射面126Aおよび反射面126Aと板厚方向の反対側に位置する裏面126Bを含むミラー126と、貫通孔115C,115Dを取り囲むベース部111の内壁面129A,129Bとミラー126の外縁130とを接続する接続部118A,118Bと、を含む。台座65Aは、ベース部111が取り付けられる第1面141Aを含む。第1面141Aの、裏面126Bに対向する領域には、穴151Aが形成されている。【選択図】図9

Description

本開示は、光モジュールに関するものである。
複数の半導体発光素子からの光が合波される発光部と、発光部からの光を走査する走査部とを含む光モジュールが知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。このような光モジュールは、発光部からの光を所望の経路に沿って走査することにより、文字や図形などを描画することができる。
特開2014−186068号公報 特開2014−56199号公報 国際公開第2007/120831号
光モジュール内で発生した迷光が光モジュールの外部へ出射されると、描画に影響を与えるおそれがある。
そこで、外部に出射される光に対する迷光の影響を低減することができる光モジュールを提供することを目的の1つとする。
本開示に従った光モジュールは、レーザダイオードと、レーザダイオードから出射される光を走査するミラー駆動機構と、ミラー駆動機構を支持する台座と、を備える。ミラー駆動機構は、貫通孔が形成されているベース部と、板状であって、貫通孔内に配置され、レーザダイオードから出射される光を反射する反射面および反射面と板厚方向の反対側に位置する裏面を含むミラーと、貫通孔を取り囲むベース部の内壁面とミラーの外縁とを接続する接続部と、を含む。台座は、ベース部が取り付けられる第1面を含む。第1面の、裏面に対向する領域には、穴が形成されている。
上記光モジュールによれば、外部に出射される光に対する迷光の影響を低減することができる。
図1は、実施の形態1における光モジュールの構造を示す概略斜視図である。 図2は、図1とは異なる視点から見た光モジュールの構造を示す概略斜視図である。 図3は、図1のキャップを取り外した状態に対応する斜視図である。 図4は、図2のキャップを取り外した状態に対応する斜視図である。 図5は、キャップを断面にて、他の部品を平面視にて示したX−Y平面における概略図である。 図6は、キャップを断面にて、他の部品を平面視にて示したX−Z平面における概略図である。 図7は、ミラー駆動機構を示す概略平面図である。 図8は、ミラー駆動機構を図7に示す線分VIII−VIIIで切断した場合の概略断面図である。 図9は、ミラー駆動機構を台座に取り付けた状態のミラー駆動機構および台座の概略断面図である。 図10は、実施の形態2における光モジュールに含まれる台座にミラー駆動機構を取り付けた状態のミラー駆動機構および台座の概略断面図である。 図11は、実施の形態3における光モジュールに含まれる台座にミラー駆動機構を取り付けた状態のミラー駆動機構および台座の概略断面図である。 図12は、実施の形態4における光モジュールに含まれる台座にミラー駆動機構を取り付けた状態のミラー駆動機構および台座の概略断面図である。 図13は、実施の形態5における光モジュールに含まれる台座にミラー駆動機構を取り付けた状態のミラー駆動機構および台座の概略断面図である。 図14は、実施の形態6における光モジュールに含まれる台座にミラー駆動機構を取り付けた状態のミラー駆動機構および台座の概略断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。本開示に係る光モジュールは、レーザダイオードと、レーザダイオードから出射される光を走査するミラー駆動機構と、ミラー駆動機構を支持する台座と、を備える。ミラー駆動機構は、貫通孔が形成されているベース部と、板状であって、貫通孔内に配置され、レーザダイオードから出射される光を反射する反射面および反射面と板厚方向の反対側に位置する裏面を含むミラーと、貫通孔を取り囲むベース部の内壁面とミラーの外縁とを接続する接続部と、を含む。台座は、ベース部が取り付けられる第1面を含む。第1面の、裏面に対向する領域には、穴が形成されている。
本開示の光モジュールにおいては、第1面の、裏面に対向する領域には、穴が形成されている。そのため、光モジュール内において発生した迷光が、ベース部の内壁面とミラーの外縁との隙間を通過しても、ミラーにおいて反射された光の光路と近い光路に沿って迷光が進行することを抑制することができる。その結果、迷光が光モジュールの外部へ出射するおそれを低減することができる。したがって、外部に出射される光に対する迷光の影響を低減することができる。
上記光モジュールにおいて、第1面は、穴を規定する平面状の底壁面と、穴を規定し、底壁面の外縁から立ち上がる側壁面と、を含んでもよい。ミラーの反射面の外縁を含む仮想平面である第1仮想平面と底壁面を含む第2仮想平面とのなす角度は、5度以上であってもよい。このようにすることにより、ミラーの反射面と穴を規定する底壁面とのなす角度を大きく異ならせて、ミラーにおいて反射された光の光路と近い光路に沿って迷光が進行することをより抑制することができる。したがって、外部に出射される光に対する迷光の影響を低減することができる。
上記光モジュールにおいて、穴を規定する壁面は、曲面を含んでもよい。曲面によって反射される迷光の反射光は、拡散光となりやすい。よって、ミラーの反射光により描画された画像の中に迷光が入り込んだとしても、狭い領域に迷光が集中しないので、迷光として認識しにくくすることができる。したがって、外部に出射される光に対する迷光の影響を低減することができる。
上記光モジュールにおいて、穴を規定する壁面には、凹凸が形成されていてもよい。このようにすることにより、迷光が穴を規定する壁面によって乱反射することになる。よって、ミラーの反射光により描画された画像の中に迷光が入り込んだとしても、狭い領域に迷光が集中しないので、迷光として認識しにくくすることができる。したがって、外部に出射される光に対する迷光の影響を低減することができる。
上記光モジュールにおいて、台座は、穴を規定する壁面を覆い、レーザダイオードから出射される光の反射を防止する反射防止膜をさらに含んでもよい。このようにすることにより、穴を規定する壁面によって迷光が反射することを抑制することができる。したがって、外部に出射される光への迷光の影響を低減することができる。
上記光モジュールにおいて、穴は、台座を貫通していてもよい。このようにすることにより、迷光を台座によって反射しにくくすることができる。したがって、外部に出射される光への迷光の影響を低減することができる。
[本開示の実施形態の詳細]
次に、本開示の光モジュールの一実施形態を、図面を参照しつつ説明する。以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照符号を付しその説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
まず、実施の形態1における光モジュールの構成について説明する。図1は、実施の形態1における光モジュールの構造を示す概略斜視図である。図2は、図1とは異なる視点から見た光モジュールの構造を示す概略斜視図である。図3は、図1の後述するキャップを取り外した状態に対応する斜視図である。図4は、図2のキャップを取り外した状態に対応する斜視図である。図5は、キャップを断面にて、他の部品を平面視にて示したX−Y平面における概略図である。図6は、キャップを断面にて、他の部品を平面視にて示したX−Z平面における概略図である。なお、図3〜図6において、後述するミラー駆動機構の図示を簡略化している。
図1〜図6を参照して、本実施の形態における光モジュール1は、光を形成する光形成部20と、光形成部20を取り囲み、光形成部20を封止する保護部材2とを備える。保護部材2は、ベース体としての基部10と、基部10に対して溶接された蓋部であるキャップ40と、を含む。つまり、光形成部20は、保護部材2によりハーメチックシールされている。基部10は、平板状の形状を有する。光形成部20は、基部10の一方の主面10A上に配置される。キャップ40は、光形成部20を覆うように基部10の一方の主面10A上に接触して配置される。基部10の他方の主面10B側から一方の主面10A側まで貫通し、一方の主面10A側および他方の主面10B側の両側に突出するように、複数のリードピン51が基部10に設置されている。基部10とキャップ40とにより取り囲まれる空間には、例えば乾燥空気などの水分が低減(除去)された気体が封入されている。キャップ40には、窓42が形成されている。窓42には、例えば平行平板状のガラス部材が嵌め込まれている。本実施の形態において、保護部材2は、内部を気密状態とする気密部材である。これにより、光形成部20に含まれる各部材が外部環境から有効に保護され、高い信頼性を確保することができる。
光形成部20は、ベース部材4と、レーザダイオード81,82,83と、レンズ91,92,93と、受光素子としてのフォトダイオード94と、フィルタ97,98,99と、ビーム整形部としてのアパーチャ部材55と、レーザダイオード81,82,83から出射される光を走査するミラー駆動機構110とを含む。アパーチャ部材55は、レーザダイオード81,82,83から出射される光の進行方向に垂直な断面におけるレーザダイオード81,82,83から出射される光の形状を整形する。レーザダイオード81,82,83から出射される光は合波されて、窓42から光モジュール1の外部へ出射される。光形成部20に含まれるミラー駆動機構110は、保護部材2により、レーザダイオード81等と共にハーメチックシールされている。
ベース部材4は、第1の電子温度調整モジュール30と、第2の電子温度調整モジュール34と、レーザダイオードベース60と、台座65Aとを含む。第1の電子温度調整モジュール30は、吸熱板31、放熱板32および半導体柱33を含む。吸熱板31および放熱板32は、例えばアルミナからなっている。放熱板32が基部10の一方の主面10Aに接触するように、第1の電子温度調整モジュール30は基部10の一方の主面10Aに配置される。台座65Aは、直三角柱の形状を有する。台座65Aは、ミラー駆動機構110を支持する。台座65Aは、ミラー駆動機構110において発生した熱を逃がすヒートシンクとしての機能を有する。台座65Aおよびミラー駆動機構110は、アパーチャ部材55から見て後述する第3フィルタ99とは反対側に配置される。
基部10と台座65Aとの間には、第1の電子温度調整モジュール30が配置されている。吸熱板31が台座65Aに接触して配置される。放熱板32は、基部10の一方の主面10Aに接触して配置される。第1の電子温度調整モジュール30は、電子冷却モジュールであるペルチェモジュール(ペルチェ素子)である。本実施の形態では、第1の電子温度調整モジュール30に電流を流すことにより、吸熱板31に接触する台座65Aの熱が基部10へと移動し、台座65Aが冷却される。
第2の電子温度調整モジュール34も第1の電子温度調整モジュール30と同様に、平板状の形状を有する吸熱板35および放熱板36と、電極(図示しない)を挟んで吸熱板35と放熱板36との間に並べて配置される半導体柱37とを含む。第2の電子温度調整モジュール34は、電子冷却モジュールであるペルチェモジュール(ペルチェ素子)である。吸熱板35および放熱板36は、例えばアルミナからなっている。放熱板36が基部10の一方の主面10Aに接触するように、第2の電子温度調整モジュール34は基部10の一方の主面10Aに配置される。第2の電子温度調整モジュール34は、第1の電子温度調整モジュール30とX方向に間隔をあけて配置される。すなわち、第1の電子温度調整モジュール30と第2の電子温度調整モジュール34とは、それぞれ別個に温度調整が可能である。なお、第1の電子温度調整モジュール30と第2の電子温度調整モジュール34とを一体化してもよい。この場合、温度調整に関わる制御機構が簡易になる。
基部10とレーザダイオードベース60との間には、第2の電子温度調整モジュール34が配置されている。吸熱板35がレーザダイオードベース60に接触して配置される。放熱板36は、基部10の一方の主面10Aに接触して配置される。本実施の形態では、第2の電子温度調整モジュール34に電流を流すことにより、吸熱板35に接触するレーザダイオードベース60の熱が基部10へと移動し、レーザダイオードベース60が冷却される。
吸熱板35に接触するように、吸熱板35上にレーザダイオードベース60が配置される。レーザダイオードベース60は、板状の形状を有する。レーザダイオードベース60は、板厚方向に見て長方形形状(正方形形状)を有する一方の主面60Aを有している。レーザダイオードベース60の一方の主面60Aは、レンズ搭載領域61と、チップ搭載領域62と、フィルタ搭載領域63とを含んでいる。チップ搭載領域62は、一方の主面60Aの一の辺を含む領域に、当該一の辺に沿って形成されている。レンズ搭載領域61は、チップ搭載領域62に隣接し、かつチップ搭載領域62に沿って配置されている。フィルタ搭載領域63は、一方の主面60Aの上記一の辺と向かい合う他の辺を含む領域に、当該他の辺に沿って配置されている。チップ搭載領域62、レンズ搭載領域61およびフィルタ搭載領域63は、互いに平行である。
レンズ搭載領域61におけるレーザダイオードベース60の厚みと、フィルタ搭載領域63におけるレーザダイオードベース60の厚みとは、等しい。レンズ搭載領域61とフィルタ搭載領域63とは同一平面に含まれる。チップ搭載領域62におけるレーザダイオードベース60の厚みは、レンズ搭載領域61およびフィルタ搭載領域63に比べて大きい。その結果、レンズ搭載領域61およびフィルタ搭載領域63に比べて、チップ搭載領域62の高さ(レンズ搭載領域61を基準とした高さ、すなわちレンズ搭載領域61に垂直な方向における高さ)が高くなっている。
チップ搭載領域62上には、平板状の第1サブマウント71、第2サブマウント72および第3サブマウント73が、一方の主面60Aの上記一の辺に沿って並べて配置されている。第1サブマウント71と第3サブマウント73とに挟まれるように、第2サブマウント72が配置されている。第1サブマウント71上に、第1レーザダイオードとしての赤色レーザダイオード81が配置されている。第2サブマウント72上に、第2レーザダイオードとしての緑色レーザダイオード82が配置されている。第3サブマウント73上に、第3レーザダイオードとしての青色レーザダイオード83が配置されている。赤色レーザダイオード81、緑色レーザダイオード82および青色レーザダイオード83の光軸の高さ(一方の主面60Aのレンズ搭載領域61を基準面とした場合の基準面と光軸との距離;Z軸方向における基準面との距離)は、第1サブマウント71、第2サブマウント72および第3サブマウント73により調整されて一致している。なお、チップ搭載領域62上において、第1サブマウント71からX方向に間隔をあけて、レーザダイオードベース60の温度を検出するサーミスタ100が配置されている。上記した第2の電子温度調整モジュール34は、レーザダイオードベース60上に配置されたサーミスタ100により検出された温度情報に基づいて温度制御を行う。その結果、レーザダイオード81,82,83の温度が適切な温度範囲に調整される。
レンズ搭載領域61上には、第1レンズ91、第2レンズ92および第3レンズ93が配置されている。第1レンズ91、第2レンズ92および第3レンズ93は、それぞれ表面にレンズ面を有している。第1レンズ91、第2レンズ92および第3レンズ93の中心軸、すなわち第1レンズ91、第2レンズ92および第3レンズ93の光軸は、それぞれ赤色レーザダイオード81、緑色レーザダイオード82および青色レーザダイオード83の光軸に一致する。第1レンズ91、第2レンズ92および第3レンズ93は、それぞれ赤色レーザダイオード81、緑色レーザダイオード82および青色レーザダイオード83から出射される光のスポットサイズを変換する(ある投影面におけるビーム形状を所望の形状に整形する)。第1レンズ91、第2レンズ92および第3レンズ93により、赤色レーザダイオード81、緑色レーザダイオード82および青色レーザダイオード83から出射される光のスポットサイズが一致するようにスポットサイズが変換される。ここで、光のスポットサイズが一致するとは、赤色レーザダイオード81、緑色レーザダイオード82および青色レーザダイオード83から出射される光のスポットサイズが完全に一致することのみならず、赤色レーザダイオード81、緑色レーザダイオード82および青色レーザダイオード83から出射される光のスポットサイズがほぼ一致することを含む。第1レンズ91、第2レンズ92および第3レンズ93により、赤色レーザダイオード81、緑色レーザダイオード82および青色レーザダイオード83から出射される光がコリメート光に変換される。
フィルタ搭載領域63上には、第1フィルタ97、第2フィルタ98および第3フィルタ99が配置される。赤色レーザダイオード81と第1レンズ91とを結ぶ直線上に、第1フィルタ97が配置される。緑色レーザダイオード82と第2レンズ92とを結ぶ直線上に、第2フィルタ98が配置される。青色レーザダイオード83と第3レンズ93とを結ぶ直線上に、第3フィルタ99が配置される。第1フィルタ97、第2フィルタ98および第3フィルタ99は、それぞれ互いに平行な主面を有する平板状の形状を有している。第1フィルタ97、第2フィルタ98および第3フィルタ99は、例えば波長選択性フィルタである。第1フィルタ97、第2フィルタ98および第3フィルタ99は、例えば誘電体多層膜フィルタである。
より具体的には、第1フィルタ97は、赤色の光を反射する。第2フィルタ98は、赤色の光を透過し、緑色の光を反射する。第3フィルタ99は、赤色の光および緑色の光を透過し、青色の光を反射する。このように、第1フィルタ97、第2フィルタ98および第3フィルタ99は、特定の波長の光を選択的に透過および反射する。その結果、第1フィルタ97、第2フィルタ98および第3フィルタ99は、赤色レーザダイオード81、緑色レーザダイオード82および青色レーザダイオード83から出射された光を合波する。
アパーチャ部材55は、吸熱板35上に配置される。アパーチャ部材55は、第3フィルタ99から見て第2フィルタ98とは反対側に配置される。アパーチャ部材55は、平板状の形状を有する。アパーチャ部材55は、アパーチャ部材55を厚み方向に貫通する貫通孔55Aを有する。本実施の形態において、貫通孔55Aの延びる方向に垂直な断面における形状は円形である。貫通孔55Aが、第1フィルタ97、第2フィルタ98および第3フィルタ99において合波された光の光路に対応する領域に位置するように、アパーチャ部材55は配置される。貫通孔55Aを構成する壁面は、第1フィルタ97、第2フィルタ98および第3フィルタ99において合波された光の光路に沿って延びている。レーザダイオード81,82,83から出射された光の、光の進行方向に垂直な断面における形状は楕円形である。光の進行方向に垂直な断面において、フィルタ97,98,99にて合波された光の長径よりも貫通孔55Aの直径が小さく、かつ貫通孔55Aの中心軸と合波された光の光軸が一致するように、アパーチャ部材55は配置される。その結果、フィルタ97,98,99にて合波された光の進行方向に垂直な断面における形状は、アパーチャ部材55の貫通孔55Aの内径に一致した形状に整形される。ここで、アパーチャ部材55の貫通孔55Aの内径に一致した形状については、アパーチャ部材55の貫通孔55Aの内径に完全に一致した形状のみならず、アパーチャ部材55の貫通孔55Aの内径にほぼ一致した形状を含む。
特に図5を参照して、赤色レーザダイオード81、第1レンズ91および第1フィルタ97は、赤色レーザダイオード81の光の出射方向に沿う一直線上に並んで(Y軸方向に並んで)配置されている。緑色レーザダイオード82、第2レンズ92および第2フィルタ98は、緑色レーザダイオード82の光の出射方向に沿う一直線上に並んで(Y軸方向に並んで)配置されている。青色レーザダイオード83、第3レンズ93および第3フィルタ99は、青色レーザダイオード83の光の出射方向に沿う一直線上に並んで(Y軸方向に並んで)配置されている。
赤色レーザダイオード81の出射方向、緑色レーザダイオード82の出射方向および青色レーザダイオード83の出射方向は、互いに平行である。第1フィルタ97、第2フィルタ98および第3フィルタ99の主面は、それぞれ赤色レーザダイオード81、緑色レーザダイオード82および青色レーザダイオード83の出射方向(Y軸方向)に対して45°傾斜している。
フォトダイオード94は、レーザダイオードベース60の一方の主面60A上に配置されている。フォトダイオード94は、受光部94Aを含む。青色レーザダイオード83、第3レンズ93、第3フィルタ99およびフォトダイオード94の受光部94Aは、青色レーザダイオード83の光の出射方向に沿う一直線上に並んで(Y軸方向に並んで)配置されている。本実施の形態において、第3フィルタ99は、赤色および緑色の光の大部分を透過するものの、一部を反射する。第3フィルタ99は、青色の光の大部分を反射するものの、一部を透過する。
次に、実施の形態1における光モジュール1に含まれるミラー駆動機構110の構成について説明する。図7は、ミラー駆動機構110を示す概略平面図である。図8は、ミラー駆動機構110を図7に示す線分VIII−VIIIで切断した場合の概略断面図である。図7は、ミラー126の板厚方向に見た図である。なお、ミラー126の板厚方向は、図8中の矢印Tで示す方向である。
図7および図8を参照して、ミラー駆動機構110は、レーザダイオード81,82,83から出射される光を走査する。ミラー駆動機構110は、貫通孔115A,115B,115C,115Dが形成されている板状のベース部111と、板状であって、貫通孔115C,115D内に配置され、レーザダイオード81,82,83から出射される光を反射する反射面126Aおよび反射面126Aと板厚方向の反対側に位置する裏面126Bを含むミラー126と、貫通孔115C,115Dを取り囲むベース部111の内壁面129A,129Bとミラー126の外縁130とを接続する接続部としての一対の第1の軸部118A,118Bと、含む。本実施形態においては、ミラー126は、円板状である。ミラー126の反射面126Aの直径は、例えば1.2mmである。ミラー126の反射面126Aには、例えば、アルミニウムといった金属が蒸着されている。
ベース部111は、ミラー126を揺動させる駆動部113と、駆動部113を取り囲むように配置され、駆動部113よりも大きい厚みを有する枠体112と、一対の第2の軸部119A,119Bと、を含む。ミラー126の板厚方向における駆動部113の厚みは、例えば50μmである。図7に示すようにミラー126の板厚方向に見て、ベース部111の外形形状は、長方形の形状を有する。ベース部111の短辺の長さは、例えば4.5mmである。ベース部111の長辺の長さは、例えば8mmである。ベース部111の短辺は、図7中の矢印Dで示す方向に沿って延びている。ベース部111の外壁面である枠体112の外壁面114Aは、ミラー126の板厚方向に見て、一対の長辺と一対の短辺とを含む形状である。枠体112は、環状に形成される。駆動部113は、外壁面114Aから離れて配置される。枠体112は、外壁面114Aに沿って延びる形状である。
駆動部113は、一対の第1部分116A,116Bと、第2部分117とを含む。なお、図7において、枠体112と一対の第1部分116A,116Bとのそれぞれの境界を破線で示している。一対の第1部分116A,116Bはそれぞれ、枠体112に接続される。一対の第1部分116A,116Bはそれぞれ、枠体112の内壁面114Bから互いが位置する方向に突出するように配置される。第2部分117は、ミラー126の板厚方向に見て、長方形の形状を有する。ミラー126の板厚方向において、枠体112の一方の面121Aと、第1部分116Aの一方の面121Bおよび第1部分116Bの一方の面121Cとはそれぞれ連なって形成される(特に図8参照)。
一対の第2の軸部119A,119Bは、細い棒状である。一対の第2の軸部119A,119Bはそれぞれ、一対の第1部分116A,116Bに接続されている。一対の第2の軸部119A,119Bはそれぞれ、第2部分117の外縁124の一部と接続されている。
第2部分117は、上記した貫通孔115C,115Dを有する。第2部分117と一対の第1部分116A,116Bとの間、第2部分117と枠体112との間および一対の第1部分116A,116Bと枠体112との間には、一対の第2の軸部119A,119Bが配置される領域を除いて貫通孔115A,115Bが配置される。第2部分117は、一対の第1部分116A,116Bに対して一対の第2の軸部119A,119Bを揺動軸として揺動可能に一対の第2の軸部119A,119Bにより支持されている。すなわち、一対の第2の軸部119A,119Bは、ミラー126を揺動可能に支持する第2の支持部である。
一対の第1の軸部118A,118Bは、細い棒状である。一対の第1の軸部118A,118Bは、貫通孔115C,115Dを取り囲むベース部111の内壁面129A,129Bとミラー126の外縁130とを接続する接続部である。第2部分117とミラー126との間には、一対の第1の軸部118A,118Bが配置される領域を除いて貫通孔115C,115Dが配置される。ミラー126は、駆動部113に対して一対の第1の軸部118A,118Bを揺動軸として共振により揺動可能に一対の第1の軸部118A,118Bにより支持されている。すなわち、一対の第1の軸部118A,118Bは、ミラー126を揺動可能に支持する第1の支持部である。
駆動部113は、一対のピエゾ素子122A,122Bを含む。第1部分116Aの一方の面121B上に、一対のピエゾ素子122A,122Bが配置される。ピエゾ素子122A,122Bは、矢印Dの方向に間隔をあけて配置される。ピエゾ素子122A,122Bは、ミラー126の板厚方向に見て、それぞれ長方形の形状を有する。同様に、駆動部113は、一対のピエゾ素子123A,123Bを含む。第1部分116Bの一方の面121C上に、一対のピエゾ素子123A,123Bが配置される。ピエゾ素子123A,123Bは、矢印Dの方向に間隔をあけて配置される。ピエゾ素子123A,123Bは、ミラー126の板厚方向に見て、それぞれ長方形の形状を有する。
ピエゾ素子122A,122Bにそれぞれ逆位相の電圧を交互に印加し、ピエゾ素子123A,123Bにもそれぞれ逆位相の電圧を交互に印加することにより、一対の第2の軸部119A,119Bを揺動軸として、第2部分117を第1部分116A,116Bに対して揺動させることができる。この場合、一対の第2の軸部119A,119Bを通り、一点鎖線で示す第2の仮想線125Bが、揺動の中心軸となる。このようにして、圧電現象により一対の第2の軸部119A,119Bを揺動軸として第2部分117を揺動させることができる。第2部分117の揺動に伴ってミラー126も揺動する。ここで、第2部分117の揺動については、ミラー126と共振しない周波数で揺動させる。第2部分117の揺動の光学的振れ角は、例えば±15°である。
駆動部113は、一対のピエゾ素子127A,127Bを含む。ピエゾ素子127A,127Bはそれぞれ、第2部分117の一方の面121D上に配置される。内壁面129Aに沿って、ピエゾ素子127Aが配置される。内壁面129Bに沿って、ピエゾ素子127Bが配置される。
ピエゾ素子127A,127Bにそれぞれ逆位相の電圧を交互に印加することにより、一対の第1の軸部118A,118Bを揺動軸として、ミラー126を第2部分117に対して揺動させることができる。この場合、一対の第1の軸部118A,118Bを通り、一点鎖線で示す第1の仮想線125Aが、揺動の中心軸となる。このようにすることにより、ミラー126を圧電現象により一対の第1の軸部118A,118Bを揺動軸として揺動させることができる。ここで、ミラー126は、共振する。すなわち、ミラー126の固有振動数に合わせて振動させる。このようにすることにより、高速でミラー126を揺動させることが容易となる。また、このようにすることにより、ミラー126の揺動の光学的振れ角を大きくすることができる。光学的振れ角は、例えば±40°である。なお、図7に示すミラー駆動機構110の平面視において、第1の仮想線125Aと第2の仮想線125Bとは直交する。
ミラー駆動機構110は、ミラー駆動機構110の温度を検出する温度検出部128を含む。温度検出部128は、駆動部113上に設置される。具体的には、温度検出部128は、第2部分117の一方の面121D上に取り付けられる。より具体的には、温度検出部128は、ミラー126の板厚方向に見て、ピエゾ素子127Bと第2部分117の外縁124との間の領域に配置される。温度検出部128は、シリコンダイオードである。上記した第1の電子温度調整モジュール30は、温度検出部128により検出された温度情報に基づいてミラー駆動機構110の温度制御を行う。このようにすることにより、検出されたミラー駆動機構110の温度に基づいて、ミラー駆動機構110の厳密な温度制御を図ることができる。その結果、ミラー駆動機構110の温度を適切な範囲に調整することができる。したがって、ミラー126を安定して揺動させることができる。なお、温度検出部128が配置される位置については、枠体112の一方の面121A上であってもよい。
次に、ミラー駆動機構110の製造方法について、簡単に説明する。まず、SOI(Silicon on Insulator)基板を準備し、当該基板にシリコン酸化膜等を形成する。その後、フォトレジスト層の形成、反応性イオンエッチング等により、所定の箇所にピエゾ素子等を形成し、上記したミラー駆動機構110を得る。
次に、ミラー駆動機構110が取り付けられる台座65Aの構成について説明する。図9は、台座65Aにミラー駆動機構110を取り付けた状態のミラー駆動機構110および台座65Aの概略断面図である。また、理解の容易の観点から、図9においては、枠体112および駆動部113の厚み等を図8に示す場合と異ならせて図示し、部材を簡略化して図示している。以下、図10以降についても同様である。
上記したように台座65Aは、三角柱(直三角柱)形状を有する。図9は、この三角柱の高さ方向に垂直な断面図である。台座65Aは、それぞれ三角柱の側面を構成する第1面141Aと、第2面142Aと、第3面143Aとを含む。第2面142Aは、X−Y平面に平行である。第3面143Aは、Y−Z平面に平行である。第1面141Aは、X−Y平面およびY−Z平面に対してそれぞれ傾斜している。傾斜角はそれぞれ、例えば45度である。なお、第1面141Aと第3面143Aとを接続するように、面取り部145Aが形成されている。第2面142Aが第1の電子温度調整モジュール30の吸熱板31と接触するように配置される。
第1面141Aは、枠体112を取り付ける取り付け面144Aを含む。ミラー駆動機構110は、台座65Aの取り付け面144Aに取り付けられる。ミラー駆動機構110は、ミラー126の裏面126Bが、第1面141Aと間隔をあけて対向するように配置される。
第1面141Aの、裏面126Bに対向する領域には、穴151Aが形成されている。穴151Aは、例えばミラー126の反射面126Aに入射する入射光の光路Lと平行であって、貫通孔115Dを通過する光路L11と交差する領域を含むように形成される。第1面141Aは、穴151Aを規定する底壁面152Aと、穴151Aを規定し、底壁面152Aの外縁157Aから立ち上がる側壁面153Aと、を含む。底壁面152Aは、平面状である。側壁面153Aは、底壁面152Aから垂直に立ち上がる。底壁面152Aは、ミラー126の静止時において、ミラー126の反射面126Aと平行である。なお、底壁面152Aは、枠体112の一方の面121Aと平行である。
次に、本実施の形態における光モジュール1の動作について説明する。まず、赤色レーザダイオード81、緑色レーザダイオード82および青色レーザダイオード83の合波について説明する。特に図5を参照して、赤色レーザダイオード81から出射された赤色の光は、光路Lに沿って進行する。この赤色の光は、第1レンズ91に入射し、光のスポットサイズが変換される。具体的には、例えば赤色レーザダイオード81から出射された赤色の光がコリメート光に変換される。第1レンズ91においてスポットサイズが変換された赤色の光は、光路Lに沿って進行し、第1フィルタ97に入射する。
第1フィルタ97は赤色の光を反射するため、赤色レーザダイオード81から出射された光は光路Lに沿ってさらに進行し、第2フィルタ98に入射する。第2フィルタ98は赤色の光を透過するため、赤色レーザダイオード81から出射された光は光路Lに沿ってさらに進行し、第3フィルタ99に入射する。第3フィルタ99は赤色の光を透過するため、赤色レーザダイオード81から出射された光は光路Lに沿ってさらに進行し、アパーチャ部材55に到達する。アパーチャ部材55に到達した光は、アパーチャ部材55により整形され、光路Lに沿ってさらに進行し、ミラー126に到達する。
緑色レーザダイオード82から出射された緑色の光は、光路Lに沿って進行する。この緑色の光は、第2レンズ92に入射し、光のスポットサイズが変換される。具体的には、例えば緑色レーザダイオード82から出射された緑色の光がコリメート光に変換される。第2レンズ92においてスポットサイズが変換された緑色の光は、光路Lに沿って進行し、第2フィルタ98に入射する。
第2フィルタ98は緑色の光を反射するため、緑色レーザダイオード82から出射された光は光路Lに沿ってさらに進行し、第3フィルタ99に入射する。第3フィルタ99は緑色の光を透過するため、緑色レーザダイオード82から出射された光は光路Lに沿ってさらに進行し、アパーチャ部材55に到達する。アパーチャ部材55に到達した緑色の光は、アパーチャ部材55により整形され、光路Lに沿ってさらに進行し、ミラー126に到達する。
青色レーザダイオード83から出射された青色の光は、光路Lに沿って進行する。この青色の光は、第3レンズ93に入射し、光のスポットサイズが変換される。具体的には、例えば青色レーザダイオード83から出射された青色の光がコリメート光に変換される。第3レンズ93においてスポットサイズが変換された青色の光は、光路Lに沿って進行し、第3フィルタ99に入射する。
第3フィルタ99は青色の光を反射するため、青色レーザダイオード83から出射された光は光路Lに沿ってさらに進行し、アパーチャ部材55に到達する。アパーチャ部材55に到達した青色の光は、アパーチャ部材55により整形され、光路Lに沿ってさらに進行し、ミラー126に到達する。このようにして、赤色、緑色および青色の光が合波されて形成された光(合波光)が光路Lに沿ってミラー126へと到達する。
次に、合波光が出射される動作について説明する。図6を参照して、ミラー126が駆動されることにより合波光が走査される。光路L10に沿って窓42を通ってキャップ40の外部へと出射する合波光により文字、図形などが描画される。
ここで、再び図9を参照して、台座65Aの第1面141Aには、上記穴151Aが形成されている。そのため、光モジュール1内において発生した迷光が、ベース部111の内壁面129Bとミラー126の外縁130との隙間である貫通孔115Dを通過しても、ミラー126において反射された光の光路L10と近い光路に沿って迷光が進行することを抑制することができる。その結果、迷光が光モジュール1の外部へ出射するおそれを低減することができる。したがって、外部に出射される光に対する迷光の影響を低減することができる。
具体的には、図9中の光路L11に沿ってミラー駆動機構110に入射した迷光について考える。光路L11に沿ってミラー126への入射光と平行に入射する迷光は、ベース部111の内壁面129Bとミラー126の外縁130との隙間、すなわち、貫通孔115Dを通過する。そして、光路L11に沿って進行し、底壁面152Aに到達する。迷光は底壁面152Aにおいて反射し、迷光の反射光は光路L12に沿って進行する。しかし、この迷光の反射光は、側壁面153Aに到達する。よって、ベース部111の内壁面129Aとミラー126の外縁130との隙間である貫通孔115Cを通過せず、光路L10と近い光路に沿って迷光が進行することを抑制することができる。したがって、窓42から迷光が出射されるおそれを低減することができる。
(実施の形態2)
次に、他の実施の形態である実施の形態2について説明する。図10は、実施の形態2における光モジュールに含まれる台座にミラー駆動機構110を取り付けた状態のミラー駆動機構110および台座の概略断面図である。実施の形態2の光モジュールは、台座に形成された穴の形状が異なる点において実施の形態1の場合とは異なっている。
図10を参照して、実施の形態2における光モジュールに含まれる台座65Bは、第1面141Aを含む。第1面141Aの、裏面126Bに対向する領域には、穴151Bが形成されている。第1面141Aは、穴151Bを規定する平面状の底壁面152Bと、穴151Bを規定し、底壁面152Bの外縁157Bから立ち上がる側壁面153Bと、を含む。ミラー126の反射面126Aの外縁130を含む仮想平面である第1仮想平面154Bと底壁面152Bを含む第2仮想平面155Bとのなす角度θは、5度以上である。第1仮想平面154Bおよび第2仮想平面155Bはそれぞれ、図10において一点鎖線で図示されている。
本実施形態において迷光について考えると、光路L11に沿ってミラー126への入射光と平行に入射する迷光は、ベース部111の内壁面129Bとミラー126の外縁130との隙間、すなわち、貫通孔115Dを通過する。そして、光路L11に沿って進行し、底壁面152Bに到達する。迷光は底壁面152Bにおいて反射し、迷光の反射光は光路L13に沿って進行する。しかし、この迷光の反射光は、ベース部111の内壁面129Aに到達する。よって、ベース部111の内壁面129Aとミラー126の外縁130との隙間である貫通孔115Cを通過せず、光路L10と近い光路に沿って迷光が進行することを抑制することができる。
本実施の形態では、ミラー126の反射面126Aと穴151Bを規定する底壁面152Bとのなす角度を大きく異ならせて、ミラー126において反射された光の光路L10と近い光路に沿って迷光が進行することを抑制することができる。その結果、このような光モジュールは、外部に出射される光に対する迷光の影響を低減することができる光モジュールとなっている。なお、傾斜する方向については、図10に示す場合に限られず、底壁面152Bが、例えば、三角柱状の台座65Bの高さ方向に傾斜してもよい。
(実施の形態3)
次に、さらに他の実施の形態である実施の形態3について説明する。図11は、実施の形態3における光モジュールに含まれる台座にミラー駆動機構110を取り付けた状態のミラー駆動機構110および台座の概略断面図である。実施の形態3の光モジュールは、台座に形成された穴の形状が異なる点において実施の形態1の場合とは異なっている。
図11を参照して、実施の形態3における光モジュールに含まれる台座65Cは、第1面141Aを含む。第1面141Aの、裏面126Bに対向する領域には、穴151Cが形成されている。穴151Cを規定する壁面152Cは、曲面を含む。本実施形態においては、穴151Cを規定する壁面152Cは、円弧状の曲面から構成されている。貫通孔115Dを通過し、光路L11に沿って進行する迷光は、壁面152Cで反射する。反射光のうちの一部は、例えば光路L14に沿って進行し、その一部が光モジュールの外部へ出射する。
曲面によって反射される迷光の反射光は、拡散光となりやすい。よって、ミラー126の反射光により描画された画像の中に迷光が入り込んだとしても、狭い領域に迷光が集中しないので、迷光として認識しにくくすることができる。その結果、このような光モジュールは、外部に出射される光に対する迷光の影響を低減することができる光モジュールとなっている。
なお、実施の形態3における光モジュールにおいては、壁面152Cは、円弧状の曲面から構成されることとしたが、これに限らず、壁面152Cは、球面、楕円面、放物面、双曲面、自由曲面の一部であってもよい。さらに複数の曲面から構成されていてもよく、一部に平面を含んでいてもよい。
(実施の形態4)
次に、さらに他の実施の形態である実施の形態4について説明する。図12は、実施の形態4における光モジュールに含まれる台座にミラー駆動機構110を取り付けた状態のミラー駆動機構110および台座の概略断面図である。実施の形態4の光モジュールは、台座に形成された穴を規定する底壁面の形状が異なる点において実施の形態1の場合とは異なっている。
図12を参照して、実施の形態4における光モジュールに含まれる台座65Dは、第1面141Aを含む。第1面141Aの、裏面126Bに対向する領域には、穴151Dが形成されている。第1面141Aは、穴151Dを規定する平面状の底壁面152Dと、穴151Dを規定し、底壁面152Dから立ち上がる側壁面153Dと、を含む。穴151Dを規定する底壁面152Dには、凹凸が形成されている。貫通孔115Bを通過し、光路L11に沿って進行する迷光は、凹凸が形成されている底壁面152Dで乱反射する。反射光のうちの一部は、例えば光路L15に沿って進行し、その一部が光モジュールの外部へ出射する。
このようにすることにより、迷光が穴151Dを規定する底壁面152Dによって乱反射することになる。よって、ミラー126の反射光により描画された画像の中に迷光が入り込んだとしても、狭い領域に迷光が集中しないので、迷光として認識しにくくすることができる。その結果、このような光モジュールは、外部に出射される光に対する迷光の影響を低減することができる光モジュールとなっている。
(実施の形態5)
次に、さらに他の実施の形態である実施の形態5について説明する。図13は、実施の形態5における光モジュールに含まれる台座にミラー駆動機構110を取り付けた状態のミラー駆動機構110および台座の概略断面図である。実施の形態5の光モジュールは、台座が反射防止膜をさらに含む点において実施の形態1の場合とは異なっている。
図13を参照して、実施の形態3における光モジュールに含まれる台座65Eは、第1面141Aを含む。第1面141Aの、裏面126Bに対向する領域には、穴151Eが形成されている。第1面141Aは、穴151Eを規定する平面状の底壁面152Aと、穴151Aを規定し、底壁面152Aの外縁157Aから立ち上がる側壁面153Aと、を含む。
台座65Eは、穴151Eを規定する壁面を覆い、レーザダイオード81,82,83から出射される光の反射を防止する反射防止膜156を含む。本実施形態においては、反射防止膜156は、穴151Eを規定する壁面のうちの底壁面152Aを覆うように形成されている。反射防止膜156としては、例えば、黒アルマイト処理された膜が挙げられる。
このようにすることにより、穴151Eを規定する底壁面152Aによって、貫通孔115Dを通過し、光路L11に沿って進行する迷光が反射することを抑制することができる。したがって、このような光モジュールは、外部に出射される光への迷光の影響を低減することができる光モジュールとなっている。なお、反射防止膜156を、光吸収剤を塗布して形成することにしてもよい。また、反射防止膜156は、側壁面153Aを覆うように形成してもよく、底壁面152Aおよび側壁面153Aの全面を覆うように形成してもよい。また、反射防止膜156は、底壁面152Aの一部を覆うように形成してもよい。
(実施の形態6)
次に、さらに他の実施の形態である実施の形態6について説明する。図14は、実施の形態6における光モジュールに含まれる台座にミラー駆動機構110を取り付けた状態のミラー駆動機構110および台座の概略断面図である。実施の形態6の光モジュールは、台座に形成される穴が台座を貫通している点において実施の形態1の場合とは異なっている。
図14を参照して、実施の形態6における光モジュールに含まれる台座65Fは、第1面141Aを含む。第1面141Aの、裏面126Bに対向する領域には、穴151Fが形成されている。穴151Fは、台座65Fを貫通している。具体的には、穴151Fを規定する壁面152Fは、第1面141Aから第3面143Aに至るまで連なっている。壁面152Fは、Y−Z平面に垂直である。
このようにすることにより、貫通孔115Dを通過し、光路L11に沿って進行する迷光は、穴151Fを構成する壁面152Fによって反射するおそれを大きく低減することができる。その結果、このような光モジュールは、外部に出射される光に対する迷光の影響を低減することができる光モジュールとなっている。なお、台座65Fを貫通した迷光は、そのまま光路L11に沿って進行し、キャップ40の内壁面43に入射することになる。図6を参照して、本実施形態においては、キャップ40の内壁面43に、反射防止膜を形成しておくことにより、迷光の影響を低減することができる。
(他の実施の形態)
上記の実施の形態においては、圧電現象によりミラーを揺動させることにしたが、これに限らず、他の方式、例えば電磁力を利用してミラーを揺動させることにしてもよい。
上記の実施の形態において、ミラー駆動機構は、一対の第1の軸部および一対の第2の軸部によってミラーを揺動させることにしたが、これに限らず、ミラー駆動機構は、いずれか一方によってミラーを揺動するようにしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、どのような面からも制限的なものではないと理解されるべきである。本開示の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって規定され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本開示の光モジュールは、外部に出射される光に対する迷光の影響の低減が求められる場合に特に有利に適用され得る。
1 光モジュール
2 保護部材
4 ベース部材
10 基部
10A,10B,60A 主面
20 光形成部
30 第1の電子温度調整モジュール
31,35 吸熱板
32,36 放熱板
33,37 半導体柱
34 第2の電子温度調整モジュール
40 キャップ
42 窓
43,114B 内壁面
51 リードピン
55 アパーチャ部材
55A,115A,115B,115C,115D 貫通孔
60 レーザダイオードベース
61 レンズ搭載領域
62 チップ搭載領域
63 フィルタ搭載領域
65A,65B,65C,65D,65E,65F 台座
71 第1サブマウント
72 第2サブマウント
73 第3サブマウント
81 赤色レーザダイオード
82 緑色レーザダイオード
83 青色レーザダイオード
91 第1レンズ
92 第2レンズ
93 第3レンズ
94 フォトダイオード
94A 受光部
97 第1フィルタ
98 第2フィルタ
99 第3フィルタ
100 サーミスタ
110 ミラー駆動機構
111 ベース部
112 枠体
113 駆動部
114A,129A,129B 外壁面
116A,116B 第1部分
117 第2部分
118A,118B 第1の軸部
119A,119B 第2の軸部
121A,121B,121C,121D 面
122A,122B,123A,123B,127A,127B ピエゾ素子
124,130,157A,157B,157E 外縁
125A,125B 仮想線
126 ミラー
126A 反射面
126B 裏面
128 温度検出部
141A 第1面
142A 第2面
143A 第3面
144A 取り付け面
145A 面取り部
151A,151B,151C,151D,151E,151F 穴
152A,152B,152D,152E 底壁面
152C,152F 壁面
153A,153B,153D,153E 側壁面
154B 第1仮想平面
155B 第2仮想平面
156 反射防止膜

Claims (6)

  1. レーザダイオードと、
    前記レーザダイオードから出射される光を走査するミラー駆動機構と、
    前記ミラー駆動機構を支持する台座と、を備え、
    前記ミラー駆動機構は、
    貫通孔が形成されているベース部と、
    板状であって、前記貫通孔内に配置され、前記レーザダイオードから出射される光を反射する反射面および前記反射面と板厚方向の反対側に位置する裏面を含むミラーと、
    前記貫通孔を取り囲む前記ベース部の内壁面と前記ミラーの外縁とを接続する接続部と、を含み、
    前記台座は、前記ベース部が取り付けられる第1面を含み、
    前記第1面の、前記裏面に対向する領域には、穴が形成されている、光モジュール。
  2. 前記第1面は、
    前記穴を規定する平面状の底壁面と、
    前記穴を規定し、前記底壁面の外縁から立ち上がる側壁面と、を含み、
    前記ミラーの反射面の外縁を含む仮想平面である第1仮想平面と前記底壁面を含む第2仮想平面とのなす角度は、5度以上である、請求項1に記載の光モジュール。
  3. 前記穴を規定する壁面は、曲面を含む、請求項1に記載の光モジュール。
  4. 前記穴を規定する壁面の少なくとも一部には、凹凸が形成されている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の光モジュール。
  5. 前記台座は、前記穴を規定する壁面を覆い、前記レーザダイオードから出射される光の反射を防止する反射防止膜をさらに含む、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の光モジュール。
  6. 前記穴は、前記台座を貫通している、請求項1に記載の光モジュール。
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