JP2020200775A - 非常用発電装置 - Google Patents

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智哉 水谷
Tomoya Mizutani
智哉 水谷
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Abstract

【課題】防油堤の構造が簡易で、かつ、防油堤に流れ込む液体の処理を容易にする非常用発電装置を提供する。【解決手段】非常用発電装置は、エンジンと発電機とを収容したケーシングを支持枠13で支持し、支持枠内に燃料タンク22を備え、エンジンの下方で、かつ、燃料タンクの周囲に、平面視で矩形状の底板24と、底板を囲む第一側面板25、第二側面板及び第三側面板27並びに支持枠内部を仕切る仕切り板23とで区画した防油堤28を設け、底板の上面は、第一側面板及び第三側面板からそれぞれ下方に向けて傾斜した2つの傾斜面によって形成することで溝状の排出路29を備え、第二側面板の下部に、排出路と支持枠の外部とを連通する排出孔30が設けられている。【選択図】図5

Description

本発明は、非常用発電装置に関し、詳しくは、商用電源の停電時にエンジンを始動させ発電機を駆動することで送電を行う常設型の非常用発電装置に関する。
可搬式のエンジン駆動型発電機には、エンジン、燃料タンク、又はそれらの配管の劣化や破損によって漏洩したエンジンオイルや燃料などの油性の液体が外部に流出しないようにする防油堤が必要である。エンジン発電機の中には外装であるケーシングの底部に防油堤が設けられているものがある(例えば、特許文献1参照)。
一方、常設型の非常用発電装置は、例えば発電機設置室内の床をコンクリートで打設して防油堤構造にするなど、施設側で工事をすることを前提にしているので、発電機の設置作業が大がかりになり手間がかかっていた。そのため、非常用発電装置でも、ケーシングの底部に防油堤を備えた構造のものが求められている。
特開2016−000968号公報
しかしながら、設置した場所に固定される非常用発電装置は、特許文献1に記載された発電機のようにケーシングの底部に防油堤を設ける構成にしたとしても、吊り上げて移動させたり傾けたりできる可搬式の発電機と異なり、設備を安易に動かすことができないので、ケーシング内で漏出した液体が防油堤内に溜まると、漏出した液体の排出や廃棄といった処理に大きな手間がかかるという問題があった。
そこで、本発明は、防油堤の構造が簡易で、かつ、防油堤に流れ込む液体の処理を容易にする非常用発電装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の非常用発電装置は、矩形状に枠組みされた支持枠と、該支持枠の上部に装着されたケーシングと、該ケーシング内に収容されたエンジン及び該エンジンによって駆動される発電機と、前記支持枠の内部に収容された燃料タンクとを備えた非常用発電装置において、前記エンジンの下方で、かつ、前記燃料タンクの周囲に、平面視で矩形状の底板と、前記底板の四方を囲む側面板とで区画した防油堤を設け、前記底板の上面は、対向する一対の側面板からそれぞれ下方に向けて傾斜した傾斜面によって形成することで溝状の排出路を備え、前記一対の側面板と交差する方向を向いた一方の側面板の下部に、前記排出路と前記支持枠の外部とを連通する排出孔を設けたことを特徴としている。
また、前記排出路は、前記一対の側面板の両方から均等に離れた位置を通るように構成されていることも、前記排出孔に向けて下り傾斜していることも、前記底板は、板金部材によって一体的に形成されていることも、前記支持枠が前記防油堤の前記側面板を兼ねていることも、前記支持枠内に前記支持枠の内部を仕切る仕切り板が設けられており、該仕切り板は、前記防油堤の前記排出孔が設けられた前記防油堤の側面板と対向する側面板を構成していることも特徴としている。
本発明によれば、防油堤の底板では、対向する側面板からそれぞれ下方に向けて傾斜した傾斜面が下端で接合していることで、防油堤の底板全体がV字断面の溝をなし、V字の下端部分が排出路を形成していることから、防油堤に流れ込んだ液体を排出路に集めることができる。また、排出孔が排出路と支持枠の外部とを連通していることから、排出路に集まった液体を、排出孔を通じて支持枠の外に排出することができる。したがって、本発明は、極めて簡易な構造で防油堤を構成しつつ、防油堤に流れ込んだ液体を容易に処理することができる。
また、防油堤の底板が防油堤の対向する側面板から下方に向けて傾斜していることにより、底板が平らな形状の場合よりも防油堤の剛性を高めるので、防油堤の強度を確保するために必要な補強材を不要とすることができ、防油堤の構造をより簡易にして非常用発電装置の製造及び設置にかかる手間や費用を軽減することができる。
本発明の一形態例を示す非常用発電装置の正面図である。 同じく側面図である。 同じく平面図である。 同じく要部拡大断面図である。 図4のV−V断面図である。
図1乃至図3に示されるように、非常用発電装置11は、内部に機器を収容するケーシング12と、矩形状に枠組みされた支持枠13と、台座である基台14とを備えており、施設内の床面15に敷設された基礎16上に設置されている。ケーシング12は支持枠13の上部に装着されており、支持枠13の底部には基台14が固定用のボルト及びナットからなる取付具17によって取り付けられている。また、基台14の底面には、複数の据付孔18が設けられており、基礎16に植設された複数のアンカーボルト19が各据付孔18に挿通され、ナット20で締結されることで、基台14が基礎16上に固定されている。
ケーシング12の内部には、発電機(図示せず)と、発電機を駆動するエンジン21とが設けられている。また、エンジン21の下方には、エンジン21の燃料を貯留する燃料タンク22が、支持枠13の内部に収まるように設けられている。
支持枠13の内部には、支持枠13内の空間を仕切る仕切り板23と、燃料タンク22の下方に位置し、平面視で矩形状の底板24とが設けられている。そして、底板24と、底板24を囲む支持枠13の第一側面板25、第二側面板26及び第三側面板27並びに仕切り板23とによって、非常用発電装置11内の機器から漏出した液体を受け止める防油堤28が形成されている。
図4及び図5に示されるように、防油堤28の底板24は、屈曲させた板金部材によって一体的に形成され、対向する一対の第一側面板25及び第三側面板27からそれぞれ下方に向けて所定角度傾斜した2つの傾斜面同士が接する部分に溝状の排出路29を備えている。すなわち、防油堤28の底板24は、全体がV字断面の溝になっており、V字の下端部分が排出路29をなすように構成されている。
底板24に設けられている排出路29は、第一側面板25(又は第三側面板27)に沿って、仕切り板23の中央と第二側面板26の中央との間を通るように伸びている。また、仕切り板23から第二側面板26にかけて緩やかに下り傾斜している。第二側面板26には、排出路29と接する位置に、防油堤28の内部と支持枠13の外部とを連通する排出孔30が設けられている。排出孔30には、孔を塞ぐ止栓31が着脱自在に取り付けられており、排出路に29流れ込んだ液体を溜めておくことができるように構成されている。
したがって、例えばエンジン21からエンジンオイルが漏れたり、燃料タンク22から燃料が漏れたりするなどしてケーシング12内に液体が漏出しても、漏出した液体はケーシング12内から下方にある支持枠13内部の防油堤28に流下して溜まるので、非常用発電装置11の外部に意図せず流出することがない。また、防油堤28内に溜まった液体は、排出孔30の止栓31を外すことで排出孔30から支持枠13の外に排出することができる。
このように、非常用発電装置11では、防油堤28の底板24全体がV字断面の溝をなし、V字の下端部分が排出路29を形成していることから、防油堤28に流れ込んだ液体を排出路29に集めることができる。また、排出孔30が排出路29と支持枠13の外部とを連通していることから、排出路29に集まった液体を、排出孔30を通じて防油堤28の外に排出することができる。したがって、本発明の非常用発電装置11は、極めて簡易な構造で防油堤28を構成しつつ、防油堤28に流れ込んだ液体を容易に処理することができる。
また、排出路29が排出孔30に向けて下り傾斜していることにより、排出路29に集まった液体が排出孔30に向けて流れやすくなって、止栓31を外した状態の排出孔30から支持枠13の外に排出しやすくなるので、防油堤28に流れ込んだ液体を処理することがより容易になる。
また、防油堤28の底板24が、向かい合う2つの傾斜面で構成されていることにより、底板24が平らな形状の場合よりも防油堤28の剛性を高めるので、防油堤28の強度を確保するために必要な補強具を不要とすることができ、防油堤28の構造をより簡易にして非常用発電装置11の製造及び設置にかかる手間や費用を低減することができる。
しかも、防油堤28の底板24は、屈曲させた板金部材によって一体的に形成されているので、製造コストが低く剛性が高い。
さらに、防油堤28の底板24は、排出路29が第一側面板25及び第三側面板27の両方から均等に離れた位置、すなわち、底板24の中央を通るように加工されているので、底板24の傾斜した2面が対称的な形状になり均等に荷重が加わるようになるから、底板24の一部に過剰な負荷がかかって底板24が歪んだり壊れたりすることを防ぐことができる。
なお、本発明は、以上の実施例に限定されることなく種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されることはいうまでもない。例えば、本実施例においては、防油堤は支持枠の側面板と仕切り板とによって形成されているが、防油堤を形成するのに必ずしも仕切り板を用いる必要はなく、支持枠の内部に仕切り板を設けず、支持枠の内部全体を防油堤としてもよい。
11…非常用発電装置、12…ケーシング、13…支持枠、14…基台、15…床面、16…基礎、17…取付具、18…据付孔、19…アンカーボルト、20…ナット、21…エンジン、22…燃料タンク、23…仕切り板、24…底板、25…第一側面板、26…第二側面板、27…第三側面板、28…防油堤、29…排出路、30…排出孔、31…止栓

Claims (6)

  1. 矩形状に枠組みされた支持枠と、該支持枠の上部に装着されたケーシングと、該ケーシング内に収容されたエンジン及び該エンジンによって駆動される発電機と、前記支持枠の内部に収容された燃料タンクとを備えた非常用発電装置において、
    前記エンジンの下方で、かつ、前記燃料タンクの周囲に、平面視で矩形状の底板と、前記底板の四方を囲む側面板とで区画した防油堤を設け、前記底板の上面は、対向する一対の側面板からそれぞれ下方に向けて傾斜した傾斜面によって形成することで溝状の排出路を備え、前記一対の側面板と交差する方向を向いた一方の側面板の下部に、前記排出路と前記支持枠の外部とを連通する排出孔を設けたことを特徴とする非常用発電装置。
  2. 前記排出路は、前記一対の側面板の両方から均等に離れた位置を通るように構成されていることを特徴とする請求項1記載の非常用発電装置。
  3. 前記排出路は、前記排出孔に向けて下り傾斜していることを特徴とする請求項1又は2記載の非常用発電装置。
  4. 前記底板は、板金部材によって一体的に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の非常用発電装置。
  5. 前記支持枠は、前記防油堤の前記側面板を兼ねていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の非常用発電装置。
  6. 前記支持枠内に前記支持枠の内部を仕切る仕切り板が設けられており、該仕切り板は、前記防油堤の前記排出孔が設けられた側面板と対向する前記防油堤の側面板を構成していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の非常用発電装置。
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