JP2020198407A - 切削装置 - Google Patents

切削装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020198407A
JP2020198407A JP2019105262A JP2019105262A JP2020198407A JP 2020198407 A JP2020198407 A JP 2020198407A JP 2019105262 A JP2019105262 A JP 2019105262A JP 2019105262 A JP2019105262 A JP 2019105262A JP 2020198407 A JP2020198407 A JP 2020198407A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
unit
sponge
workpiece
chips
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019105262A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7330618B2 (ja
Inventor
大輝 阿部
Daiki Abe
大輝 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Abrasive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Disco Abrasive Systems Ltd filed Critical Disco Abrasive Systems Ltd
Priority to JP2019105262A priority Critical patent/JP7330618B2/ja
Publication of JP2020198407A publication Critical patent/JP2020198407A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7330618B2 publication Critical patent/JP7330618B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/10Greenhouse gas [GHG] capture, material saving, heat recovery or other energy efficient measures, e.g. motor control, characterised by manufacturing processes, e.g. for rolling metal or metal working

Landscapes

  • Dicing (AREA)

Abstract

【課題】洗浄ローラーを用いる場合に比べてチップの表面側への洗浄水の回り込みを低減した状態で、チップの裏面側を洗浄する切削装置を提供する。【解決手段】被加工物の裏面側を保持するチャックテーブルと、チャックテーブルに保持された被加工物を切削して複数のチップに分割する切削ユニットと、複数のチップの表面側を保持して、チャックテーブルから複数のチップを搬送する搬送ユニットと、搬送ユニットがチャックテーブルから複数のチップを搬送する際に通過する搬送経路に設けられた洗浄ユニットと、を備える切削装置であって、洗浄ユニットは、被加工物の裏面より大きいサイズの1つの面を有し且つ弾性を有する平板状の吸水部材を含み、吸水部材の1つの面と搬送ユニットによって保持された複数のチップの裏面側とが接触した状態で、吸水部材と搬送ユニットとを相対的に動かすことにより、複数のチップの裏面側が洗浄ユニットで洗浄される、切削装置を提供する。【選択図】図2

Description

本発明は、搬送ユニットによって保持された複数のチップを洗浄する洗浄ユニットを備える切削装置に関する。
液晶ディスプレイのバックライト、照明器具等には、小型で発光効率が高いLED(Light Emitting Diode)が広く使われている。このLEDを含むチップ(以下、LEDチップ)は、例えば、端子の仕様や光の取り出し方向等の要求に応じてパッケージされ、上述した機器に組み込まれる。
LEDチップを製造するためには、例えば、基板の表面側を複数の分割予定ラインによって複数の領域に区画し、この各領域にLEDを形成する。そして、各分割予定ラインに沿って基板を分割する(例えば、特許文献1参照)。基板の分割は、例えば、ダイシング装置と呼ばれる切削装置を用いて行われる。
切削装置は、例えば、基板を保持するための治具と、環状の切れ刃を含む切削ブレードとを有する。高速に回転させた切削ブレードを分割予定ラインに沿って切り込ませながら、切削ブレードと治具とを相対的に移動させることで、移動の経路に沿って基板が分割されて複数のLEDチップが製造される(例えば、特許文献2参照)。
各LEDチップは、吸着パッドを備える搬送機構によりその表面側(基板の表面側に対応する側)が吸着された状態で、搬送機構により搬送される(例えば、特許文献2及び3参照)。
ところで、切削後のLEDチップの裏面側(基板の裏面側に対応する側)には微細な切削屑等が付着している。そこで、切削屑等を除去するために、切削装置には洗浄ユニットが設けられている(例えば、特許文献2参照)。洗浄ユニットは、例えば、一対の洗浄ローラーと、この一対の洗浄ローラーに洗浄水を供給する洗浄水供給手段とを備える。
例えば、洗浄ローラーに洗浄水を含ませた状態で洗浄ローラーを回転させる。そして、搬送機構で各LEDチップを吸着した状態で各LEDチップの裏面側を、回転している洗浄ローラーに接触させる。これにより、LEDチップの裏面側が洗浄ローラーで洗浄される。
特開2011−135103号公報 特開2015−12264号公報 特開2017−108043号公報
しかし、回転により生じる遠心力等に起因して、切削屑等を含んだ洗浄水が、洗浄ローラーから飛散して、例えば、互いに隣接するLEDチップの隙間からLEDチップの表面側に回り込む場合がある。飛散した洗浄水がLEDチップの表面側に付着すると、LEDチップの表面側が汚染される。
本発明は係る問題点に鑑みてなされたものであり、洗浄ローラーを用いる場合に比べてチップの表面側への洗浄水の回り込みを低減できる裏面洗浄ユニットを備える切削装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、被加工物の裏面側を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された該被加工物を切削して複数のチップに分割する切削ユニットと、該複数のチップの表面側を保持して、該チャックテーブルから該複数のチップを搬送する搬送ユニットと、該搬送ユニットが該チャックテーブルから該複数のチップを搬送する際に通過する搬送経路に設けられた洗浄ユニットと、を備える切削装置であって、該洗浄ユニットは、該被加工物の該裏面より大きいサイズの1つの面を有し且つ弾性を有する平板状の吸水部材を含み、該吸水部材の該1つの面と該搬送ユニットによって保持された該複数のチップの裏面側とが接触した状態で、該吸水部材と該搬送ユニットとを相対的に動かすことにより、該複数のチップの該裏面側が該洗浄ユニットで洗浄される、切削装置が提供される。
好ましくは、該洗浄ユニットは、該吸水部材に接する基部を更に備え、該吸水部材は、該基部の第1面に接して設けられる第1の吸水部材と、該基部の該第1面とは反対側に位置する第2面に接して設けられる第2の吸水部材とを含み、該洗浄ユニットは、該基部に接続され且つ該基部の該第1面及び該第2面を上下反転させる反転ユニットと、該基部及び該吸水部材よりも下方に設けられ、該第1の吸水部材及び該第2の吸水部材のうち該基部の下方に位置する一方を洗浄する吸水部材洗浄ユニットと、を更に備える。
本発明の一態様に係る切削装置の洗浄ユニットは、被加工物の裏面より大きいサイズの1つの面を有し且つ弾性を有する平板状の吸水部材を含む。そして、吸水部材の1つの面と搬送ユニットによって保持された複数のチップの裏面側とが接触した状態で、吸水部材と搬送ユニットとを相対的に動かすことにより、複数のチップの裏面側を洗浄する。
これにより、回転する洗浄ローラーでLEDチップの裏面側を洗浄する場合に比べて、洗浄水の飛散を低減できるので、LEDチップの表面側への洗浄水の回り込みを低減できる。それゆえ、LEDチップの表面側の汚染を低減できる。
被加工物の一例の斜視図である。 切削装置の斜視図である。 吸引部等の斜視図である。 図4(A)は吸引部を下降させるときの吸引部等の側面図であり、図4(B)は吸引部を往復移動させるときの吸引部等の側面図である。 第2実施形態に係る裏面洗浄ユニット等の側面図である。 図6(A)は第2のスポンジに洗浄水を噴射するときの裏面洗浄ユニット等の側面図であり、図6(B)は第2のスポンジにエアーを噴射するときの裏面洗浄ユニット等の側面図である。 裏面洗浄ユニットを180度回転させるときの裏面洗浄ユニット等の側面図である。 図8(A)は被加工物の変形例を示す斜視図であり、図8(B)は被加工物のDD矢視断面図である。
添付図面を参照して、本発明の一態様に係る実施形態について説明する。図1は、被加工物11の一例の斜視図である。被加工物11は、例えば、サファイアで形成された基板13を含む。但し、基板13の材料は、サファイアに限定されず、半導体、セラミックス等の材料で形成されてもよい。
本実施形態の基板13は、長辺90mm及び短辺80mmの矩形の板形状を有する。また、基板13は、概ね平坦な表面13aと、表面13aとは反対側に位置する裏面13bとを有する。基板13の厚さは、例えば、1mmである。
基板13には、互いに直交する複数の分割予定ライン(ストリート)15が設定されている。複数の分割予定ライン15は、基板13の長辺に平行な第1の分割予定ライン15aと、基板13の短辺に平行な第2の分割予定ライン15bとを含む。
基板13の形状、大きさ及び厚さは、上述の例に限定されない。また、第1の分割予定ライン15a及び第2の分割予定ライン15bの数は、図1に示す例に限定されるものではない。
第1の分割予定ライン15aと第2の分割予定ライン15bとによって区画される基板13の複数の領域13cの表面13a側には、LED(Light Emitting Diode)等の発光素子を含むデバイス17が設けられている。
次に、被加工物11を加工するための切削装置2について説明する。なお、以下の説明で用いられるX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向は、互いに垂直である。図2は、切削装置2の斜視図である。切削装置2は、複数の構成要素を搭載するための筐体4を備える。
筐体4は、概ね水平な第1面4aを有する。第1面4aの後端(X軸方向の一端)には、第1面4aに概ね直交する第2面4bが設けられている。また、第1面4aの前端(X軸方向の他端)には、第1面4aに概ね直交する第3面4cが設けられている。つまり、第1面4a、第2面4b及び第3面4cは階段状に形成されている。
第2面4bの左右方向の一方側(Y軸方向の一方側)の位置には、開口4dが形成されている。開口4dの内部には、カセットエレベータ6が設けられている。カセットエレベータ6には、昇降機構(不図示)が連結されており、この昇降機構によってカセットエレベータ6は昇降する。
カセットエレベータ6の上面には、被加工物11を収容可能なカセット8が載せられる。カセット8は、被加工物11を出し入れ可能な側面を有しており、図2に示す例では、この側面がX軸方向で開口4dと重なる様に、カセット8は配置されている。
開口4dの前方(即ち、第1面4a側)には、被加工物11を仮置きするための仮置きユニット12が設けられている。仮置きユニット12は、各々X軸方向に平行な一対のガイドレール14a及び14bを有する。
一対のガイドレール14a及び14bは、ガイドレール14a及び14b上に引き出された被加工物11のY軸方向の位置を所定の位置に調整する。ガイドレール14a及び14bの近傍の第1面4a上には、被加工物11をカセット8から引き出す搬送機構16が設けられている。
搬送機構16は、後方(即ち、開口4d側)に把持部16aを有する。搬送機構16は、把持部16aで被加工物11を把持した状態で、被加工物11をガイドレール14a及び14bへ引き出して、被加工物11をX軸方向の所定の位置に配置する。
開口4dの上方には、左右方向に沿うスリット4eが形成されている。このスリット4eから突出する態様で、第1搬送アーム18aが設けられている。第1搬送アーム18aの基端側(後端側)には移動機構(不図示)が連結されており、第1搬送アーム18aはこの移動機構によりY軸方向に移動する。
第1搬送アーム18aの先端部(前端部)には、エアシリンダ等の昇降機構18bが設けられている。昇降機構18bの側方には、被加工物11を撮像するためのカメラユニット20が設けられている。
また、昇降機構18bの下方には、吸引部18cが連結されている。吸引部18cの下面側には吸引パッド(不図示)が設けられている。なお、この吸引パッドの流路は、筐体4内に設けられたエジェクタ等の吸引源(不図示)に接続している。
吸引源を動作させて吸引部18cの下面側に負圧を発生させれば、吸引部18cで被加工物11を吸引して保持できる。なお、第1搬送アーム18a、昇降機構18b、吸引部18c等は、第1搬送ユニット18を構成する。
第1面4aの中央部には、開口4fが形成されている。開口4f内には、X軸移動テーブル22が設けられている。X軸移動テーブル22の前方及び後方には防塵防滴カバー24が設けられている。更に、X軸移動テーブル22及び防塵防滴カバー24の下方には、X軸移動テーブル22をX軸方向に移動させるX軸移動機構(不図示)が設けられている。
X軸移動テーブル22上には、被加工物11を吸引して保持するためのチャックテーブル26が設けられている。チャックテーブル26は、金属で形成され且つ上面視で矩形の平板状である治具ベース28を有する。治具ベース28の内部には、流路(不図示)が形成されており、この流路の一端には、エジェクタ等の吸引源(不図示)が接続されている。
治具ベース28の下方には、モータ等の回転駆動源(不図示)が設けられている。回転駆動源は、鉛直方向(即ち、Z軸方向)に概ね平行な直線を回転軸として、治具ベース28を回転させる。
治具ベース28の上面には、被加工物11に対応する大きさを有する保持治具30が装着される。保持治具30は、樹脂(例えば、合成ゴム、天然ゴム)等の材料で形成されており、上面視で矩形の平板状である。
保持治具30には、治具ベース28の流路の他端に接続する貫通孔が設けられている。吸引源を動作させると、治具ベース28を介して保持治具30の上面には負圧が発生するので、保持治具30の上面は、被加工物11等を吸引して保持する保持面として機能する。
保持治具30の保持面には、被加工物11の第1の分割予定ライン15a及び第2の分割予定ライン15bに対応する位置に、逃げ溝30a(図3参照)が形成されている。逃げ溝30aは、保持面から治具ベース28の上面には達しない所定の深さまで形成されている。
開口4fの後方には、被加工物11を切削して複数のチップ19(図3参照)へ分割するための切削ユニット32が設けられている。切削ユニット32は、防塵防滴カバー24の上方に位置し、切削ユニット移動機構(不図示)によってY軸及びZ軸方向に沿って移動可能な態様で支持されている。
切削ユニット32は、スピンドル(不図示)の一端側に装着された円環状の切削ブレード34を有する。スピンドルの他端側には、モータ等の回転駆動源(不図示)が連結されている。回転駆動源を動作させると、スピンドルを回転軸として切削ブレード34は回転する。
開口4fの上方の第2面4bには、表面洗浄ユニット36が設けられている。表面洗浄ユニット36は、例えば、純水等の洗浄水を下方へ噴射することで、複数のチップ19の表面側(即ち、基板13の表面13a側)を洗浄する。
但し、切削装置2において、表面洗浄ユニット36を省略してもよい。例えば、被加工物11の基板13の表面13a側に切削屑の付着を防止するカバー等が設けられている場合は、表面13a側の洗浄を省略してもよい。
スリット4eの上方には、左右方向に沿うスリット4gが形成されている。このスリット4gから突出する態様で、第2搬送アーム40aが設けられている。第2搬送アーム40aの基端側(後端側)には、移動機構(不図示)が連結されており、この移動機構によって第2搬送アーム40aはY軸方向に移動する。
第2搬送アーム40aの先端部(前端部)には、エアシリンダ等の昇降機構40bが設けられている。また、昇降機構40bの下方には、吸引部40cが連結されている。ここで、図3を用いて吸引部40cについて説明する。図3は、吸引部40c等の斜視図である。
吸引部40cは、昇降機構40bのピストンロッドの下端に接続された平板部40dを有する。平板部40dの内部には、流路(不図示)が形成されており、この流路の一端にはエジェクタ等の吸引源(不図示)が接続されている。
平板部40dの下方には、複数の吸引パッド部40eが設けられている。各吸引パッド部40eは、略円柱形状であり、下端側には高さ方向に伸縮可能な樹脂製のベローズが設けられている。また、吸引パッド部40eの内部には、吸引パッド部40eの高さ方向に沿って貫通孔(不図示)が設けられている。
吸引パッド部40eの貫通孔の一端は、平板部40dの流路の他端に接続し、当該貫通孔の他端は、ベローズの底部に位置する。吸引源を動作させるとベローズの底部には負圧が発生するので、吸引パッド部40eはその下端側でチップ19を吸引して保持できる。
ここで、図2に戻る。第2搬送アーム40a、昇降機構40b、吸引部40c等は、第2搬送ユニット40を構成する。第2搬送ユニット40は、開口4fに位置するチャックテーブル26から複数のチップ19を搬送する。
開口4fの左右方向の他方側(Y軸方向の他方側)には、チップ19の裏面側(即ち、基板13の裏面13b側)を洗浄するための裏面洗浄ユニット42が設けられている。この裏面洗浄ユニット42は、第2搬送ユニット40がチャックテーブル26からチップ収容容器52へ複数のチップ19を搬送する際に通過する搬送経路Aに位置している。
裏面洗浄ユニット42は、各チップ19の裏面側から切削屑等を除去することで、各チップ19の裏面側を洗浄する。次に、図4(A)、図4(B)等を参照して、第1実施形態に係る裏面洗浄ユニット42について説明する。
裏面洗浄ユニット42は、多孔質部材で形成され且つ弾性を有するスポンジ(吸水部材)44を有する。スポンジ44は、例えば、格子状に構成された複数のバー(不図示)や、板状のベース部材(不図示)で支持され、所定の高さ位置に固定される。
スポンジ44は、上面視で矩形の平板状であり、長辺がX軸と平行になり、短辺がY軸と平行になる様に配置されている。本実施形態のスポンジ44は、約5mm程度の厚さと、上面視で長辺100mm及び短辺90mmの大きさとを有する。
上述の様に、本実施形態の被加工物11の基板13は、上面視で長辺90mm及び短辺80mmである。つまり、スポンジ44の上部側の1つの面44aは、切削ブレード34で切削する前の被加工物11の裏面11b全体と接触可能な形状(即ち、裏面11bと同様且つ裏面11bより大きいサイズ)を有する。
スポンジ44は、純水等の液体を吸収して保持する。但し、スポンジ44に保持される液体の量が多すぎると、チップ19の洗浄時に、チップ19に押圧されたスポンジ44から液体が流れ出して、チップ19に掛かる可能性がある。そこで、本実施形態では、スポンジ44から液体が滴り落ちない程度に、スポンジ44中の液体を除去する。
例えば、液体ノズル(不図示)を用いてスポンジ44に液体を噴射して、スポンジ44全体に液体を吸収させる。その後、エアーノズル(不図示)を用いてスポンジ44にエアーを吹き付けて、スポンジ44から液体をある程度除去する。
これにより、スポンジ44は液体を適度に保持した状態になる。なお、液体ノズル及びエアーノズルは、スポンジ44の上方に設けられても、下方に設けられてもよい。ここで、再び、図2に戻る。
裏面洗浄ユニット42の左右方向の他方側(Y軸方向の他方側)には、チップ19を乾燥させるための乾燥テーブル50が設けられている。乾燥テーブル50は、各チップ19を負圧により吸引して保持する保持面を有する。
保持面の下方には、例えば、ヒーター(不図示)が設けられている。ヒーターを用いて保持面を加熱することにより、裏面洗浄ユニット42で洗浄する際に裏面19b側に付着した液体を除去できる。
乾燥テーブル50の左右方向の他方側(Y軸方向の他方側)には、開口4hが形成されている。開口4hには、1又は複数のチップ収容容器52が設けられている。各チップ収容容器52には、高さ方向に複数のパレット(不図示)が積層されており、各パレットには、1つの被加工物11から製造される複数のチップ19が収容される。
第3面4cのうち開口4hの前方に対応する領域にはドア部54が設けられている。チップ収容容器52内にチップ19が所定量収容されると、チップ収容容器52は、ドア部54を通じて切削装置2の外へ取り出される。
第2搬送アーム40aの左右方向の他方側(Y軸方向の他方側)に隣接する位置には、スリット4gから突出する態様で、第3搬送アーム48aが設けられている。第3搬送アーム48aの基端側(後端側)には、移動機構(不図示)が連結されており、この移動機構によって第3搬送アーム48aはY軸方向に移動する。
第3搬送アーム48aの先端部(前端部)には、エアシリンダ等の昇降機構48bが設けられる。また、昇降機構48bの下方には、吸引部48cが連結されている。第3搬送アーム48a、昇降機構48b、吸引部48c等は、第3搬送ユニット48を構成する。第3搬送ユニット48の構成は、第2搬送ユニット40と同じであるので、これ以上の説明を省略する。
筐体4の第3面4c側には、切削装置2に対してオペレータが指示等を入力するための操作パネル56が設けられている。また、筐体4の第2面4bには、各種情報を表示するためのモニタ58が設けられている。
次に、切削装置2を用いた被加工物11の加工方法の例を説明する。まず、搬送機構16等を用いて被加工物11をチャックテーブル26へ搬送する(第1搬送ステップ(S10))。
第1搬送ステップ(S10)では、まず、搬送機構16を用いてカセット8から被加工物11をガイドレール14a及び14b上へ引き出す。次いで、仮置きユニット12で被加工物11のX軸及びY軸方向の位置を調整した後、第1搬送ユニット18で被加工物11を保持し、被加工物11をチャックテーブル26へ搬送する。
第1搬送ステップ(S10)後、切削ユニット32等を用いて被加工物11を切削する(切削ステップ(S20))。切削ステップ(S20)では、まず、吸引源を動作させて、チャックテーブル26で被加工物11の基板13の裏面13b側を保持する。次に、カメラユニット20を用いて、被加工物11の表面13a側を撮像する。
そして、例えば、複数の第1の分割予定ライン15aのうちの1つとX軸方向とが平行になる様に、チャックテーブル26を回転させる。次いで、高速に回転させた切削ブレード34の下端を、裏面13bと逃げ溝30aの底部との間の高さに位置付ける。
そして、X軸移動機構でチャックテーブル26をX軸方向の一端側へ移動させる(加工送り)。これにより、1つの第1の分割予定ライン15aに沿って、基板13が切断される。
次いで、切削ユニット移動機構で、切削ブレード34をY軸方向に割り出し送りして、切断された第1の分割予定ライン15aのY軸方向に隣接する他の1つの第1の分割予定ライン15aに、切削ブレード34を位置付ける。
次いで、X軸移動機構でチャックテーブル26をX軸方向の他端側へ移動させる(加工送り)。これにより、他の1つの第1の分割予定ライン15aに沿って、基板13が切断される。
全ての第1の分割予定ライン15aに沿って基板13を切断した後、同様にして、複数の第2の分割予定ライン15bに沿って基板13を切断する。これにより、被加工物11を複数のチップ19に分割する。
切削ステップ(S20)後、第2搬送ユニット40の吸引部40cで各チップ19の表面19a側(即ち、基板13の表面13a側)を吸引して保持する。このとき、複数のチップ19は、互いの相対的な位置が固定された状態で、吸引部40cにより保持される。
次に、第2搬送ユニット40を左右方向の一方側(Y軸方向の一方側)に移動させ、各チップ19を裏面洗浄ユニット42の直上に位置付ける。そして、昇降機構40bで吸引部40cを下降させ、スポンジ44の1つの面44aと裏面19b側とを接触させる(第2搬送ステップ(S30))。
図4(A)は、吸引部40cを下降させるときの吸引部40c等の側面図である。第2搬送ステップ(S30)では、全てのチップ19の裏面19bがスポンジ44の1つの面44aに接する様に、複数のチップ19を1つの面44aの略中央に位置付ける。
なお、複数のチップ19のうち最も外側に位置するチップ19の裏面19b側の外周を、スポンジ44の1つの面44aの外周よりも1mm以上(好ましくは2mm以上、更に好ましくは3mm以上)内側に位置付ける。
第2搬送ステップ(S30)の後、裏面洗浄ユニット42で各チップ19の裏面19b側を洗浄する(洗浄ステップ(S40))。洗浄ステップ(S40)では、適度に水分を保持しているスポンジ44の1つの面44aと裏面19b側とを接触させた状態で、スポンジ44と第2搬送ユニット40とを相対的に動かす。
例えば、スポンジ44を静止させた状態で、所定のY軸方向の位置を中心として左右方向(Y軸方向)に沿って第2搬送アーム40aを移動機構で往復移動させる。例えば、Y軸方向の振幅が1mmとなる様に、第2搬送アーム40aを略1mm/sの移動速度で往復移動させる。
図4(B)は、吸引部40cを往復移動させるときの吸引部40c等の側面図である。第2搬送アーム40aの往復移動は、例えば、20s以上30s以下の時間を行われる。この様に、本実施形態では、適度に水分を保持している1つの面44aに対してチップ19の裏面19b側を擦り付けることで、切削屑等を除去して裏面19b側を洗浄する。
それゆえ、回転する洗浄ローラーでチップ19の裏面19b側を洗浄する場合に比べて、洗浄ローラーから洗浄水が飛散して、チップ19の表面19a側へ回り込むことを低減できる。従って、表面19a側の汚染を低減できる。
第2搬送ユニット40は、洗浄ステップ(S40)の後、各チップ19を乾燥テーブル50へ搬送する(第3搬送ステップ(S50))。第3搬送ステップ(S50)後、各チップ19の裏面19b側を乾燥テーブル50で乾燥させる(乾燥ステップ(S60))。
乾燥ステップ(S60)後、第3搬送ユニット48で乾燥テーブル50上の各チップ19を保持して、各チップ19をチップ収容容器52へ搬送する(第4搬送ステップ(S70))。S10からS70を所定回数繰り返した後、ドア部54を開いて、チップ収容容器52を切削装置2から取り出す。
次に、第2実施形態に係る裏面洗浄ユニット42について説明する。図5は、第2実施形態に係る裏面洗浄ユニット42等の側面図である。第2実施形態の裏面洗浄ユニット42は、上面視で矩形の平板状である板部材(基部)46を有する。
板部材46は、長辺がX軸方向と平行で、短辺がY軸方向と平行となる様に配置されている。板部材46は、例えば、金属で形成されており、上面視で長辺190mm及び短辺100mmの大きさと、1mm以上3mm以下程度の厚さとを有する。
板部材46は、第1面46aを有する。第1面46aには、上面視で長辺100mm及び短辺90mmの大きさと、5mm程度の厚さとを有する第1のスポンジ(第1の吸水部材)44−1が設けられている。なお、第1のスポンジ44−1は、板部材46の第1面46aからはみ出さない様に、第1面46aの略中央に配置されている。
また、板部材46は、第1面46aとは反対側に位置する第2面46bを有する。第2面46bには、上面視で長辺100mm及び短辺90mmの大きさと、5mm程度の厚さとを有する第2のスポンジ(第2の吸水部材)44−1が設けられている。なお、第2のスポンジ44−2も、板部材46の第2面46bからはみ出さない様に、第2面46bの略中央に配置されている。
板部材46の短辺方向の略中間位置には、円柱状の回転軸46cの一端が接続されている。また、回転軸46cの他端には、モータ等の駆動機構46dが連結されている。駆動機構46dは、回転軸46cを回転させる。駆動機構46dは、例えば、回転軸46cを180度回転させる。
この様に、回転軸46c及び駆動機構46dは、板部材46の第1面46a及び第2面46bを上下反転させる反転ユニットを構成する(図7参照)。なお、回転軸46cの近傍には、回転軸46cを固定するロック機構(不図示)が設けられている。
ロック機構は、回転軸46c及び板部材46の少なくとも一方と係合して、洗浄ステップ(S40)中に板部材46が回転しない様に板部材46を固定する。但し、洗浄ステップ(S40)後、板部材46を回転させるときには、ロック機構の係合は解除される。
裏面洗浄ユニット42の下方には、スポンジ洗浄ユニット(吸水部材洗浄ユニット)60が設けられている。スポンジ洗浄ユニット60は、第1のスポンジ44−1及び第2のスポンジ44−2のうち板部材46の下方に位置する一方に対して洗浄水Bを噴射するための洗浄水噴射部62を有する(図6(A)参照)。
洗浄水噴射部62は、純水等の洗浄水Bを噴射する略円筒状の洗浄ノズル64を有する。洗浄ノズル64はその噴射口が上方を向く様に設けられており、例えば、所定の噴射角度で洗浄水Bを噴射する。
洗浄ノズル64の側方には、エアシリンダ66のピストンロッド66bの一端が固定されている。なお、ピストンロッド66bの他端側は、エアシリンダ66のシリンダチューブ66aに部分的に収容されている。エアシリンダ66を動作させることにより、ピストンロッド66bはY軸方向に沿って移動する。
洗浄ノズル64から洗浄水Bを噴射させた状態で、エアシリンダ66で洗浄ノズル64を板部材46の短辺の一端から他端までY軸方向に沿って動かす。これにより、板部材46の下面側に位置するスポンジ(図6(B)の例では、第2のスポンジ44−2)を洗浄できる。
スポンジ洗浄ユニット60は、第1のスポンジ44−1及び第2のスポンジ44−2のうち板部材46の下方に位置する一方に対してエアーCを吹き付けるためのエアー噴射部68を更に有する(図6(B)参照)。
エアー噴射部68は、エアーCを噴射する略円筒状のエアーノズル70を有する。エアーノズル70はその噴射口が上方を向く様に設けられており、例えば、所定の噴射角度でエアーCを噴射する。
エアーノズル70の側方には、エアシリンダ72のピストンロッド72bの一端が固定されている。なお、ピストンロッド72bの他端側は、エアシリンダ72のシリンダチューブ72aに部分的に収容されている。エアシリンダ72を動作させることにより、ピストンロッド72bはY軸方向に沿って移動する。
エアーノズル70からエアーCを噴射させた状態で、エアシリンダ72でエアーノズル70を板部材46の短辺の一端から他端までY軸方向に沿って動かす。これにより、板部材46の下面側に位置するスポンジ(図6(B)の例では、第2のスポンジ44−2)をある程度乾燥させることができる。
なお、洗浄水噴射部62の数は、1つに限定されない。洗浄水噴射部62は、板部材46の長辺方向(X軸方向)に沿って複数設けられてもよい。同様に、エアー噴射部68の数も1つには限定されず、板部材46の長辺方向(X軸方向)に沿って複数設けられてもよい。
次に、第2実施形態に係る裏面洗浄ユニット42等を用いて各チップ19の裏面19b側を洗浄する洗浄ステップ(S40)について説明する。第2実施形態の洗浄ステップ(S40)では、第1のスポンジ44−1の1つの面44−1aと裏面19b側とを接触させた状態で、第1のスポンジ44−1と第2搬送ユニット40とを相対的に動かす。
これにより、各チップ19の裏面19b側を洗浄する。なお、1つの面44−1aは、板部材46の第1面46aに接する面とは反対側に位置する第1のスポンジ44−1の表面である。
図6(A)及び図6(B)は、第1のスポンジ44−1の1つの面44−1aに対して吸引部40cを往復移動させるときの吸引部40c等の側面図である。第2実施形態では、吸引部40cの往復移動中に、まず、チップ19と接するスポンジとは反対側に位置するスポンジ(図6(A)及び図6(B)の例では第2のスポンジ44−2)を洗浄する。
図6(A)は、第2のスポンジ44−2に洗浄水Bを噴射するときの裏面洗浄ユニット42等の側面図である。吸引部40cの往復移動中に、洗浄ノズル64から洗浄水Bを噴射させた状態で、ピストンロッド66bで洗浄ノズル64を板部材46の短辺の一端から他端までY軸方向に沿って動かす(吸水部材洗浄ステップ(S42))。
これにより、板部材46の下面側に位置する第2のスポンジ44−2を洗浄する。次に、洗浄水Bの噴射を停止する。そして、当該スポンジをある程度乾燥させる。図6(B)は、第2のスポンジ44−2にエアーCを噴射するときの裏面洗浄ユニット42等の側面図である。
エアーノズル70からエアーCを噴射させた状態で、ピストンロッド72bでエアーノズル70を板部材46の短辺の一端から他端までY軸方向に沿って動かす(吸水部材乾燥ステップ(S44))。
これにより、液体が滴り落ちない程度に、板部材46の下面側に位置する第2のスポンジ44−2を乾燥させる。この様に、第2実施形態では、チップ19の裏面19b側を一方のスポンジでの洗浄中に、他方のスポンジを洗浄できる。
なお、第1のスポンジ44−1と第2のスポンジ44−2とは、板部材46により空間的に分離されているので、一方を用いてチップ19を洗浄しているときに、他方の洗浄及び乾燥を行っても、チップ19の洗浄に影響はない。
吸水部材洗浄ステップ(S42)及び吸水部材乾燥ステップ(S44)は、吸引部40cの往復移動中(即ち、洗浄ステップ(S40)中)に行われる。洗浄ステップ(S40)終了後、昇降機構40bで吸引部40cを上昇させる。
そして、各チップ19を乾燥テーブル50へ搬送した後(即ち、第3搬送ステップ(S50)の後)、回転軸46cを180度回転させて、板部材46の第1面46a及び第2面46bを上下反転させる(反転ステップ(S52))。
図7は、裏面洗浄ユニット42を180度回転させるときの裏面洗浄ユニット42等の側面図である。図7に示す例では、使用後の第1のスポンジ44−1の1つの面44−1aを下方に移動させ、洗浄及び乾燥後の第2のスポンジ44−2の1つの面44−2aを上方に移動させる。なお、1つの面44−2aは、板部材46の第2面46bに接する面とは反対側に位置する第2のスポンジ44−2の表面である。
これにより、次に洗浄ステップ(S40)が行われるときには、洗浄等が施された第2のスポンジ44−2の1つの面44−2aを用いて複数のチップ19の裏面19b側を洗浄できる。それゆえ、洗浄ステップ(S40)では、常に洗浄されたスポンジを用いてチップ19を洗浄できる。
また、第2のスポンジ44−2でチップ19を洗浄する洗浄ステップ(S40)中に、使用済の第1のスポンジ44−1に対して吸水部材洗浄ステップ(S42)及び吸水部材乾燥ステップ(S44)を施す。これにより、使用済の第1のスポンジ44−1を洗浄できる。
次に、被加工物11の変形例を説明する。図8(A)は、被加工物11の変形例を示す斜視図であり、図8(B)は、被加工物11のDD矢視断面図である。当該変形例に係る被加工物11は、基板13の表面13a側に設定された第1の分割予定ライン15a及び第2の分割予定ライン15bで区画された各領域13cに、デバイス17を覆うドーム状のレンズ21を有する。
レンズ21は、例えば、デバイス17から放射される光を透過する透明な樹脂によって形成されている。レンズ21は、例えば、光の取り出し方向を規定する。また、レンズ21は、デバイス17を封止している。このように、被加工物11は、レンズ21によりデバイス17が封止されたパッケージ基板である。
その他、上記実施形態に係る構造、方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。例えば、第2実施形態では、板部材46に代えて、枠体(不図示)を用いてもよい。枠体を用いる場合、第1のスポンジ44−1及び第2のスポンジ44−2は、例えば、一体のスポンジである。
枠体は、例えば、一体のスポンジの外周部分に設けられる。回転軸46cに枠体を固定すれば、第2実施形態と同様に、1つの面側を第1のスポンジ44−1として使用でき、他の1つの面側を第2のスポンジ44−2として使用できる。一体のスポンジを上下反転させることもできる。
ところで、裏面洗浄ユニット42は、スポンジ44、板部材46及び回転軸46cに代えて、ベルト状の基部と、基部の表面に設けられたベルト状スポンジ(吸水部材)と、ベルト状の基部を動かすためのローラー等の駆動部(反転ユニット)とを有してもよい。
この場合、ベルト状スポンジの上面側の所定の領域を用いて洗浄ステップ(S40)を行う。また、洗浄ステップ(S40)中に、ベルト状スポンジの下面側を洗浄し(吸水部材洗浄ステップ(S42))、次いで、同下面側をある程度乾燥させる(吸水部材乾燥ステップ(S44))。
これにより、チップ19の裏面19b側をベルト状スポンジの上面側で洗浄しているときに、ベルト状スポンジの下面側を洗浄できる。その後、第3搬送ステップ(S50)後に、駆動部でベルト状スポンジを動かすことで、使用後の上面側を下面へ移動させ、洗浄後の下面側を上面へ移動させることができる(反転ステップ(S52))。
2 切削装置
4 筐体
4a 第1面
4b 第2面
4c 第3面
4d,4f,4h 開口
4e,4g スリット
6 カセットエレベータ
8 カセット
11 被加工物
12 仮置きユニット
13 基板
13a 表面
13b 裏面
13c 領域
14a,14b ガイドレール
15 分割予定ライン(ストリート)
15a 第1の分割予定ライン
15b 第2の分割予定ライン
16 搬送機構
16a 把持部
17 デバイス
18 第1搬送ユニット
18a 第1搬送アーム
18b 昇降機構
18c 吸引部
19 チップ
19a 表面
19b 裏面
20 カメラユニット
21 レンズ
22 X軸移動テーブル
24 防塵防滴カバー
26 チャックテーブル
28 治具ベース
30 保持治具
30a 逃げ溝
32 切削ユニット
34 切削ブレード
36 表面洗浄ユニット
40 第2搬送ユニット
40a 第2搬送アーム
40b 昇降機構
40c 吸引部
40d 平板部
40e 吸引パッド部
42 裏面洗浄ユニット(洗浄ユニット)
44 スポンジ(吸水部材)
44a 1つの面
44−1 第1のスポンジ(第1の吸水部材)
44−2 第2のスポンジ(第2の吸水部材)
44−1a 1つの面
44−2a 1つの面
46 板部材(基部)
46a 第1面
46b 第2面
46c 回転軸
46d 駆動機構
48 第3搬送ユニット
48a 第3搬送アーム
48b 昇降機構
48c 吸引部
50 乾燥テーブル
52 チップ収容容器
54 ドア部
56 操作パネル
58 モニタ
60 スポンジ洗浄ユニット(吸水部材洗浄ユニット)
62 洗浄水噴射部
64 洗浄ノズル
66,72 エアシリンダ
66a,72a シリンダチューブ
66b,72b ピストンロッド
68 エアー噴射部
70 エアーノズル
A 搬送経路
B 洗浄水
C エアー

Claims (2)

  1. 被加工物の裏面側を保持するチャックテーブルと、
    該チャックテーブルに保持された該被加工物を切削して複数のチップに分割する切削ユニットと、
    該複数のチップの表面側を保持して、該チャックテーブルから該複数のチップを搬送する搬送ユニットと、
    該搬送ユニットが該チャックテーブルから該複数のチップを搬送する際に通過する搬送経路に設けられた洗浄ユニットと、
    を備える切削装置であって、
    該洗浄ユニットは、該被加工物の該裏面より大きいサイズの1つの面を有し且つ弾性を有する平板状の吸水部材を含み、
    該吸水部材の該1つの面と該搬送ユニットによって保持された該複数のチップの裏面側とが接触した状態で、該吸水部材と該搬送ユニットとを相対的に動かすことにより、該複数のチップの該裏面側が該洗浄ユニットで洗浄されることを特徴とする、切削装置。
  2. 該洗浄ユニットは、該吸水部材に接する基部を更に備え、
    該吸水部材は、該基部の第1面に接して設けられる第1の吸水部材と、該基部の該第1面とは反対側に位置する第2面に接して設けられる第2の吸水部材とを含み、
    該洗浄ユニットは、
    該基部に接続され且つ該基部の該第1面及び該第2面を上下反転させる反転ユニットと、
    該基部及び該吸水部材よりも下方に設けられ、該第1の吸水部材及び該第2の吸水部材のうち該基部の下方に位置する一方を洗浄する吸水部材洗浄ユニットと、
    を更に備えることを特徴とする、請求項1に記載の切削装置。
JP2019105262A 2019-06-05 2019-06-05 切削装置 Active JP7330618B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019105262A JP7330618B2 (ja) 2019-06-05 2019-06-05 切削装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019105262A JP7330618B2 (ja) 2019-06-05 2019-06-05 切削装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020198407A true JP2020198407A (ja) 2020-12-10
JP7330618B2 JP7330618B2 (ja) 2023-08-22

Family

ID=73649795

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019105262A Active JP7330618B2 (ja) 2019-06-05 2019-06-05 切削装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7330618B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015012264A (ja) * 2013-07-02 2015-01-19 株式会社ディスコ 切削装置
US20170250095A1 (en) * 2016-02-26 2017-08-31 Samsung Electronics Co., Ltd. Substrate cleaning apparatus and substrate processing facility having the same

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015012264A (ja) * 2013-07-02 2015-01-19 株式会社ディスコ 切削装置
US20170250095A1 (en) * 2016-02-26 2017-08-31 Samsung Electronics Co., Ltd. Substrate cleaning apparatus and substrate processing facility having the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP7330618B2 (ja) 2023-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108724010B (zh) 水射流加工装置
JP4841939B2 (ja) 半導体ウェハの加工装置
JP2018207034A (ja) ウエーハ生成装置
KR20190003345A (ko) 웨이퍼 생성 장치
JP2017084950A (ja) 加工装置の搬送機構
KR101733290B1 (ko) 절단 장치 및 절단 방법
JP2019029382A (ja) ウエーハの生成方法およびウエーハ生成装置
JP6210847B2 (ja) 切削装置及び切削方法
JP2011159823A (ja) 切削装置
KR102084269B1 (ko) 레이저 가공 장치 및 보호막 피복 방법
KR20150106833A (ko) 웨이퍼 처리 장치 및 웨이퍼 처리 방법
JP5192999B2 (ja) イオン化エア供給プログラム
TW202032701A (zh) 卡盤台
CN110303607A (zh) 切削装置
KR102046667B1 (ko) 절삭 장치
JP6847525B2 (ja) 切削装置
JP7154195B2 (ja) 切断装置及び切断品の製造方法
JP7330618B2 (ja) 切削装置
TW202333269A (zh) 洗淨裝置
JP5422176B2 (ja) 保持テーブルおよび切削装置
CN214612184U (zh) 划片装置
JP6821254B2 (ja) 切削装置
KR20170061599A (ko) 가공 장치
JP6084115B2 (ja) 加工装置
JP2023124114A (ja) 洗浄装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220428

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230314

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230808

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230808

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7330618

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150