JP2020197288A - 軸受 - Google Patents

軸受 Download PDF

Info

Publication number
JP2020197288A
JP2020197288A JP2019105285A JP2019105285A JP2020197288A JP 2020197288 A JP2020197288 A JP 2020197288A JP 2019105285 A JP2019105285 A JP 2019105285A JP 2019105285 A JP2019105285 A JP 2019105285A JP 2020197288 A JP2020197288 A JP 2020197288A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner ring
rolling
bearing
outer ring
raceway surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019105285A
Other languages
English (en)
Inventor
尚弘 岡田
Naohiro Okada
尚弘 岡田
工 藤田
Takumi Fujita
工 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP2019105285A priority Critical patent/JP2020197288A/ja
Publication of JP2020197288A publication Critical patent/JP2020197288A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】より低コストで軸受の早期破損の原因を排除し、あるいはたとえ軸受の早期破損の原因が存在したとしても、転動疲労寿命に優れた軸受を提供する。【解決手段】軸受2は、外輪20と、内輪21と、ころ22とを備える。外輪20および内輪21の軌道面20A,21A、ならびにころ22の転動面22Aのうち少なくとも1つである表面は、0.1μmRa以下である。当該表面から深さ0.1mmの位置での圧縮残留応力が1000MPa以上である。【選択図】図1

Description

本発明は軸受に関し、特に構成部材がファイバーフローを含む軸受に関するものである。
軸受を長寿命化するためには、軸受を構成する転動部品すなわち外輪、転動体および内輪における、剥離の起点となる非金属介在物を減らしかつそのサイズを小さくすることが要求される。このため鋼材メーカ各社はその製鋼方法を工夫してきた。しかし転動部品に含まれる非金属介在物を完全に排除することはできない。またそのような特殊な工程を経た鋼材は高コストであり、かつグローバル市場での入手が困難であるという問題がある。
そこで、転動部品に不可避的に存在する非金属介在物に対する対策として、たとえば特開2004−263768号公報(特許文献1)においては、以下の方法がとられている。特開2004−263768号公報では、粒径が30μm以上の非金属介在物を含む低清浄度鋼に対しローラバニシング加工がなされる。これにより非金属介在物が粉砕され小径化されるため、転動疲労寿命に優れた転動部品が得られる。
また特開2009−287055号公報(特許文献2)においては、鋼材が800℃以上1100℃以下に加熱され、100MPa以上の静水圧が付与される。これにより当該鋼材中に含有する非金属材料物と母材である鋼材との隙間が潰され、両者が密着される。これにより、転動疲労寿命に優れた機械部品を製造する方法について提案されている。
特開2004−263768号公報 特開2009−287055号公報
ただしローラバニシング加工を行なった場合でも、ローラバニシング加工を行なわない場合よりも転動部品が短寿命となる場合もある。これは転動部品へのローラバニシング加工が、表面からごく浅い領域のみにてなされることが原因と考えられる。すなわちローラバニシング加工がなされた領域よりも表面からやや深い領域に存在する非金属介在物が起点となる表面のはく離が起こる。このような非金属介在物が存在する場合、ローラバニシング加工がなされても表面の長寿命化に寄与できないと考えられる。しかしながら上記の特開2004−263768号公報および特開2009−287055号公報には、このような課題を解決する手段について提案されていない。
本発明は以上の問題に鑑みなされたものである。その目的は、軌道面の表面に露出した非金属介在物と母材との隙間を埋めることで隙間が開口き裂として働くことを抑制する軸受を提供することである。
本発明に係る軸受は、外輪と、外輪の内周面上に配置される転動体と、転動体の内周側に配置される内輪とを備える。外輪および内輪の軌道面、ならびに転動体の転動面のうち少なくとも1つである表面は、0.1μmRa以下である。上記表面から深さ0.1mmの位置での圧縮残留応力が1000MPa以上である。
本発明によれば、軌道面の表面に露出した非金属介在物と母材との隙間を埋めることで隙間が開口き裂として働くことを抑制する軸受を提供できる。
本実施の形態に係る円錐ころ軸受の構造を示す概略断面図である。 図1中の点線で囲まれた領域Aの概略拡大断面図である。 転動部品の母材の表面に露出するように配置された非金属介在物の態様を示す概略断面図(A)と、転動部品の母材の表面から離れた内部における非金属介在物の態様を示す概略断面図(B)とである。 本実施の形態の円錐ころ軸受の製造方法の第1工程を示す概略断面図である。 本実施の形態の円錐ころ軸受の製造方法の第2工程を示す概略断面図である。 本実施の形態の円錐ころ軸受の製造方法の第3工程を示す概略断面図である。 本実施の形態の円錐ころ軸受の製造方法の第4工程を示す概略断面図である。 本実施の形態の円錐ころ軸受の製造方法の第5工程の第1例を示す概略断面図である。 本実施の形態の円錐ころ軸受の製造方法の第5工程の第2例を示す概略断面図である。 内輪の内部に非金属介在物が存在する態様を示す概略断面図である。 図10の点線で囲まれた領域XIの拡大概略断面図である。 非金属介在物および母材との隙間が露出する内輪軌道面に対し、塑性加工を行なう前(A)および行なった後(B)の態様を示す概略断面図である。 バニシング加工の際に、内輪軌道面などを形成するための被加工面に対し垂直な方向から押圧するようにバニシングツールが加圧する態様を示す概略図である。 バニシング加工の際に、内輪軌道面などを形成するための被加工面に対し垂直な方向に対し斜めの方向から押圧するようにバニシングツールが加圧する態様を示す概略図である。 バニシング加工前後の表面粗さの一例、およびバニシング加工時の残留応力の分布を示す概略図である。 バニシング加工の際に斜め方向から押圧力を加えることにより、開口き裂を抑制する効果が高められることを示すグラフである。 実施の形態2に係る転がり軸受の構成を示す一部断面模式図である。 実施の形態3に係る転がり軸受の構成を示す一部断面模式図である。
(実施の形態1)
以下、本実施の形態について図面を参照しながら説明する。まず本実施の形態において形成される転がり軸受について、図1および図2を用いて説明する。
図1は本実施の形態に係る円錐ころ軸受の構造を示す概略断面図である。図2は図1中の点線で囲まれた領域Aの概略拡大断面図の第1例(A)と第2例(B)とである。図1を参照して、本実施の形態において形成される軸受としての円錐ころ軸受2は、外輪20と、内輪21と、複数のころ22と、保持器23とを主に備えている。外輪20は、環形状からなり、内周面に外輪軌道面20Aを有している。内輪21は、環形状からなり、外周面に内輪軌道面21Aを有している。内輪21は、内輪軌道面21Aが外輪軌道面20Aに対向するように外輪20の内周側に配置されている。
転動体としてのころ22は、外輪20の内周面上に配置されている。ころ22はころ転動面22Aを有し、当該ころ転動面22Aにおいて内輪軌道面21Aおよび外輪軌道面20Aに接触し、かつ保持器23により周方向に所定のピッチで配置されている。これにより、ころ22は、外輪20および内輪21の円環状の軌道上に転動自在に保持されている。逆に言えば、上記の内輪21は、ころ22の内周側に配置されている。また、円錐ころ軸受2は、外輪軌道面20Aを含む円錐、内輪軌道面21Aを含む円錐、およびころ22が転動した場合の回転軸の軌跡を含む円錐のそれぞれの頂点が軸受の中心線上の1点で交わるように構成されている。このような構成により、円錐ころ軸受2の外輪20および内輪21は、互いに相対的に回転可能となっている。
以上のように、円錐ころ軸受2は、転動部品としての外輪20、内輪21およびころ22を含んでいる。言い換えれば、外輪20、内輪21およびころ22の少なくとも1つは上記の転動部品である。図2(A)を参照して、たとえば内輪21の内輪軌道面21Aところ22のころ転動面22Aとが互いに接触する。この内輪軌道面21Aおよびころ転動面22Aのようにそれぞれの転動部品は、互いに他の転動部品と接触する表面を有している。図2には示されないが、外輪20の外輪軌道面20Aところ22のころ転動面22Aとも互いに接触する。つまり転動部品である外輪20も、他の転動部品であるころ22と接触する表面を有している。
図2(A)に示すように、転動部品であるたとえば内輪21は、その組織内に、ファイバーフローFFを含んでいる。内輪21の表面である内輪軌道面21Aと、内輪21に含まれるファイバーフローFFとのなす角度αは15°以上である。
図2(B)を参照して、ファイバーフローFFはころ22の側に含まれていてもよい。この場合においても、ころ22の表面であるころ転動面22Aと、ころ22に含まれるファイバーフローFFとのなす角度αは15°以上である。
転動部品の表面は、外輪20の軌道面としての外輪軌道面20A、内輪21の軌道面としての内輪軌道面21A、およびころ22の転動面としてのころ転動面22Aのいずれかである。すなわち内輪軌道面21A、外輪軌道面20Aおよびころ転動面22Aの表面は、算術平均粗さが0.1μmRa以下である。また当該表面から深さ0.1mmの位置での圧縮残留応力は1000MPa以上である。
図3は転動部品の母材と、その母材に存在する非金属介在物との隙間とを示す概略断面図である。特に図3(A)は母材の表面に露出するように配置された非金属介在物の態様を示し、図3(B)は母材の表面から離れた内部における非金属介在物の態様を示している。図3(A),(B)を参照して、内輪21などの転動部品においては、内輪軌道面21Aなどの表面の側(図3(A)の上側)に存在する非金属介在物41と、内輪21を構成する母材との隙間42は、内輪21の内輪軌道面21Aから離れた内部の側に存在する非金属介在物41と、内輪21を構成する母材との隙間42よりも小さい。このことは転動部品である外輪20、ころ22についても同様である。図3(A)に示すように、内輪軌道面21Aなどの表面の側における非金属介在物41と母材との隙間はまったく存在しないことが好ましい。
外輪20、内輪21、ころ22を構成する材料は鋼であってもよい。当該鋼は、言うまでもなく鉄(Fe)を主成分とし、上記の元素の他に不可避的不純物を含んでいてもよい。不可避的不純物としては、リン(P)、硫黄(S)、窒素(N)、酸素(O)、アルミ(Al)などがある。これらの不可避的不純物元素の量は、それぞれ0.1質量%以下である。その結果、外輪20、内輪21およびころ22は、酸素含有量がたとえば5ppm以上の鋼材により形成される場合がある。
当該鋼は、軸受用材料の一例であるたとえばJIS規格S53Cである。S53Cは、炭素を0.5質量%以上0.56質量%以下含み、珪素を0.15質量%以上0.35質量%以下含み、マンガンを0.6質量%以上0.9質量%以下含む。またS53Cは、リンを0.03質量%以下、硫黄を0.035質量%以下、クロムを0.2質量%以下、ニッケルを0.02質量%以下含む。
次に、以上の構成を有する転動部品、およびそれを含む円錐ころ軸受2の製造方法について、図4〜図9を用いて説明する。すなわち以下に述べるのは、外輪20と、外輪20の内周面上に配置されているころ22と、ころ22の内周側に配置されている内輪21とを備える円錐ころ軸受2の製造方法である。なお以下の図4〜図9は一例として内輪21の製造工程を示しているが、たとえば外輪20についても同様であってもよい。
図4を参照して、まず転動部品である外輪20、内輪21、ころ22のいずれかを形成するための鋼材91が準備される。当該鋼材91の材質は上記のとおりである。鋼材91はたとえば図の左右方向に延びるファイバーフローFFを含んでいる。切削工具92により、転動部品形成領域93が、鋼材91から切り取られる。図5を参照して、内輪21を形成するために中央部に空洞94を有する部材が形成される。
図6を参照して、内輪21の外周面に対して一般公知の研削などの加工、および焼入れなどの熱処理がなされる。これにより、図に示すようにファイバーフローFFを含み、そのファイバーフローFFの延びる方向に対して傾斜した外周面すなわち被加工面21Bを有する部材が形成される。被加工面21Bは、ファイバーフローFFとのなす角度が15°以上となるように形成される場合がある。
図7を参照して、内輪21の被加工面21Bに対して研磨加工が施される。ここではたとえば内輪研削盤による研磨加工がなされることが好ましい。これにより、内輪21の被加工面21Bの算術平均粗さが0.1μmRa以下となるように、研磨加工がなされる。
図7の研磨加工を施す工程の後に、被加工面21Bに塑性加工が施される。これにより被加工面21Bは内輪軌道面21Aとなる。
図8は上記塑性加工の第1例を示している。図8を参照して、塑性加工を施す工程においては、たとえばバニシング加工がなされることが好ましい。バニシング加工においては、たとえばセラミック製の硬球、またはダイヤモンド製の突起形状部などの押し付け部CCが工具とされる。つまりバニシングツール25の先端部に工具としての押し付け部CCが用いられる。図8では一例として球形の押し付け部CCが図示される。押し付け部CCを図中の矢印R1の方向に回転させ、内輪21を空洞94を貫通する仮想の軸Lを中心として矢印R2の周方向に回転させながら、押し付け部CCが被加工面21B上を矢印Fに示す力で押圧する。この押圧は、押し付け部CCが取り付けられたバニシングツール25が、押し付け部CCに対して矢印Fの力を加えるようになされる。またバニシングツール25は、押し付け部CCが矢印Mの方向に移動するように、被加工面21B上を送らせる。これにより、被加工面21B上に存在する微小な凹凸形状などが平坦化される。押し付け部CCは、たとえば図8のような断面図において円形を有する場合、その円形部分の半径が5mm以上である。
図9は上記塑性加工の第2例を示している。図9を参照して、塑性加工を施す工程においては、たとえば冷間ローリング加工がなされてもよい。冷間ローリング加工においては、成形ロール31とマンドレル32とが準備される。成形ロール31およびマンドレル32は、いずれもたとえば軸方向(図9の左右方向)に交差する断面が円形状でありその全体が棒状である。ただし図9に示すように成形ロール31は、その外周面の一部が、円錐ころ軸受2の内輪21用の傾斜した内輪軌道面21Aとなるべき被加工面21B上に押し当てられる。このため成形ロール31の外周面の一部は、部分的にその軸方向に関して傾斜した円錐状の形状を有していてもよい。
成形ロール31は内輪21の外側から矢印Fの力で被加工面21B上に押し当てられ、マンドレル32は内輪21の内側から空洞94の内壁面上に押し当てられる。すなわち内輪21の鋼材部分は、成形ロール31とマンドレル32とに挟まれるように配置される。この状態で内輪21を空洞94を貫通する仮想の軸L1を中心として矢印R3の周方向に回転させる。このとき同時に、成形ロール31をその軸方向に関する断面の中央を貫通する仮想の軸L2を中心として矢印R4の方向に回転させ、マンドレル32をその軸方向に関する断面の中央を貫通する仮想の軸L3を中心として矢印R5の方向に回転させる。ここで、内輪21の回転方向R3とマンドレル32の回転方向R5とは等しいが、成形ロール31の回転方向R4は上記回転方向R3,R5とは逆方向であることが好ましい。また成形ロール31は回転しながら、内輪21側へ向かう矢印Mで示す方向に移動する。しかしマンドレル32は回転するものの、成形ロール31のような移動はなされない。以上の回転および移動により、被加工面21B上に存在する微小な凹凸形状などが平坦化され、内輪軌道面21Aが形成される。
以上により、塑性加工された内輪軌道面21Aを有する内輪21が形成される。塑性加工後の内輪軌道面21Aの表面は、Ra≦0.1μmである。また内輪軌道面21Aの表面から深さ0.1mmの位置での圧縮残留応力は1000MPa以上である。また塑性加工後の内輪軌道面21Aの表面の側に存在する非金属介在物41(図3(A)参照)と、内輪21を構成する母材との隙間42は、内輪21の内輪軌道面21Aから離れた内部の側に存在する非金属介在物41と、内輪21を構成する母材との隙間42よりも小さくなるように形成される。内輪軌道面21Aの表面は、ファイバーフローFFとのなす角度が15°以上である。
以上においては一例として内輪21の製造工程について説明したが、外輪20も基本的に内輪21と同様の製造工程により形成される。またころ22については、形成される形状が外輪20および内輪21と大きく異なる。しかしころ22についても、鋼材91から転動部品形成領域93が切り取られ、被加工面21Bに研磨加工およびその後の塑性加工が施される点については他の転動部品と同様である。
その後、以上の工程により形成された各転動部品が組み立てられることにより、たとえば図1の断面図に示すような構成を有する円錐ころ軸受2が形成される。
次に、本実施の形態の背景を説明したうえで本実施の形態の作用効果、およびその他の好ましい構成等について説明する。
図10は転動部品、たとえば内輪21の内部に非金属介在物が存在する態様を示す概略断面図である。図11は図10の点線で囲まれた領域XIの拡大概略断面図である。図10および図11を参照して、内輪21などの転動部品において、以下の2条件を満たす場合、転動部品に含まれる非金属介在物41が内輪軌道面21Aなどに露出する可能性が高くなる。1つは転動部品を構成する母材である鋼材の清浄度が低いことである。他の1つは内輪軌道面21AなどとファイバーフローFFとのなす角度が大きいことである。内輪軌道面21Aなどに露出する非金属介在物41は、母材との隙間42を起点とする開口き裂を発生させ、当該転動部品を含む軸受を早期破損させる原因となる。隙間42も内輪軌道面21Aに露出するため、軸受の使用時にこの隙間42内に潤滑油が進入する。その状態でころ22などがその隙間42の上を転動すれば、油圧により隙間42が広がる。このことが隙間42を起点とするき裂を伸展させる原因となる。非金属介在物41が内輪軌道面21Aなどに露出しないようにするためには高清浄度鋼を使用することが理想であるが、これはコストが高く調達性に劣る。また内輪軌道面21AなどとファイバーフローFFとのなす角度を極力小さくすることが理想であるが、製品の形状によってはどうしても当該角度が大きくなる場合もある。
そこで本実施の形態においては、図12(A),(B)に示すように、そのような被加工面に対し、研磨加工を行なった上でその後にバニシング加工または冷間ローリング加工等の塑性加工がなされる。なお図12(A),(B)は、非金属介在物41および母材との隙間42が露出する内輪軌道面21Aに対し、塑性加工を行なう前の態様(A)および塑性加工を行なった後の態様(B)を示している。その結果、内輪軌道面21Aなどの表面は、0.1μmRa以下、表面から深さ0.1mmの位置での圧縮残留応力が700MPa以上となっている。
言い換えれば、本実施の形態の軸受2は、外輪20と、内輪21と、転動体としてのころ22とを備える。ころ22は外輪20の内周面である外輪軌道面20A上に配置される。内輪21はころ22の内周側に配置される。外輪20および内輪21の軌道面である外輪軌道面20Aおよび内輪軌道面21A、並びにころ22の転動面としてのころ転動面22Aのうち少なくとも1つである表面は、0.1μmRa以下である。当該表面から深さ0.1mmの位置での圧縮残留応力は1000MPa以上である。これにより、軌道面の表面に露出した非金属介在物とその周辺の母材との隙間が狭くなりまたは消滅するように埋められ塞がれる。
すなわち特に、図3および図12に示すように、塑性加工により、内輪軌道面21Aなどの表面側の非金属介在物41と母材との隙間42は、転動部品の内部側の非金属介在物41と母材との隙間42よりも小さくなる。したがって、き裂による転動部品の早期破損の原因となる開口き裂が小さくなる(または消滅する)。これにより、内輪軌道面21Aにおける非金属介在物41と母材との隙間42を起点とするき裂の伸展が抑制でき、軸受の長寿命化を図ることができる。
一般的に良好な運転条件にて加工すれば、完成品における内輪軌道面21Aなどの表面の各パラメータの数値範囲が0.1μmRa以下であれば良好な潤滑状態とすることができる。また表面から深さ0.1mmの位置での圧縮残留応力を1000MPa以上とすることでき裂の伸展を抑制することができる。
このような軸受2の表面の特徴は、外輪軌道面20A、内輪軌道面21Aおよびころ転動面22Aのうち少なくとも1つとなるべき被加工面が、先端の半径が5mm以上と比較的大きいバニシングツールとしてのたとえば押し付け部CCによりローラバニシング加工がなされることで実現できる。すなわちこのような比較的大きい押し付け部CCによりローラバニシング加工がされた表面は、深さ0.1mmの位置での圧縮残留応力が1000MPa以上と大きくなる。つまり押し付け部CCを大きくし、その表面を押し付ける荷重を大きくすることで、対象物における表面からいっそう深い領域までローラバニシング加工の影響を及ぼすことができる。
これにより、転動部品の表面からやや深い領域に非金属介在物が存在したとしても、その非金属介在物と母材との隙間を狭くすることができる。深部にまで及ぼされる大きな圧縮残留応力が、隙間を縮める方向に作用可能なためである。これにより、表面からやや深い領域に存在する非金属介在物などの内部欠陥を起点としたき裂の発生および進展を抑制できる。その結果、軸受を長寿命化できる。
また軸受の使用時にころ22に荷重が加わると、転動部品の内部のうち外輪軌道面20Aなどから比較的浅い領域にはせん断応力が発生することが知られている。このせん断応力により転動部品の内部でき裂が進展し、最終的には表面のはく離に至ると考えらえれている。本実施の形態においては、使用時に大きなせん断応力が発生する深さよりも深い領域まで、ローラバニシング加工の影響が及ぶ領域を拡大している。これにより、軸受の短寿命の発生を抑制できる。
なお上記の塑性加工を施す工程においては、バニシング加工の代わりに、ショットピーニング、ウォータージェット、UIT(Ultrasonic Impact Treatment:超音波衝撃処理)からなる群から選択されるいずれかが用いられてもよい。この場合においても、バニシング加工がなされた場合と同様の作用効果を奏する。
また、開口き裂に起因する剥離を抑制する観点からは、上記のようにファイバーフローFFと、外輪軌道面、内輪軌道面および転動面とのなす角度は15°以下であることが好ましいとされている。また清浄な鋼材を用いるという観点からは、転動部品の酸素含有量は5ppm以下であることが好ましいと考えられる。しかし本実施の形態においては、上記角度が15°以上であっても、上記の塑性加工により、開口き裂に起因する剥離の発生を抑制することができ、軸受の長寿命化を図ることができる。また本実施の形態においては、転動部品としての外輪20、内輪21およびころ22の鋼材の酸素含有量が5ppm以上であっても、上記の塑性加工により、開口き裂に起因する剥離の発生を抑制することができ、軸受の長寿命化を図ることができる。
本実施の形態においては、外輪20および内輪21の少なくともいずれかが、上記の表面、すなわち0.1μmRa以下であり、表面からの深さ0.1mmの位置での圧縮残留応力が1000MPa以上であることが好ましい。そしてこのような表面は、固定輪側の軌道面として使用されることが好ましい。固定輪側は負荷域での負荷回数が多いため、小さな初期き裂でも破損につながる可能性が高い。そこで固定輪側にバニシング加工を施すことで、効果的に軸受寿命を延ばすことができる。
以上のようにバニシング加工による塑性加工により非金属介在物と母材との隙間を埋める効果を高めるためには、以下のようにすることがより好ましい。図13は、矢印R2の方向に回転された内輪21をバニシング加工する際に、内輪軌道面21Aを形成するための被加工面21Bなどに対し垂直な方向から押圧するようにバニシングツール25が加圧する態様を示している。図14は、矢印R2の方向に回転された内輪21をバニシング加工する際に、内輪軌道面21Aを形成するための被加工面21Bなどに対し垂直な方向に対し斜めの方向から押圧するようにバニシングツール25が加圧する態様を示している。図13を参照して、たとえばバニシング加工の際には、図8と同様に、バニシングツール25が被加工面21Bに垂直な方向から垂直力F1でこれを押圧する場合もある。ただし図14を参照して、本実施の形態においては、バニシング加工の際に、バニシングツール25が被加工面21Bに垂直な方向に対して斜めの方向からこれを押圧することが好ましい。すなわちこの場合、バニシングツール25に取り付けられた、ダイヤモンド製の突起形状部としての工具である押し付け部CCが、被加工面21Bに対して垂直な方向に対して傾斜角θを有する方向から、押し付け力F3で被加工面21Bを押圧しながら塑性加工し内輪軌道面21Aを形成する。被加工面21Bを押圧する押し付け力F3は、被加工面21Bに垂直な方向に加わる垂直力F1と、垂直力F1に交差する方向すなわち図14の左右方向に沿って加わる接線力F2とに分解可能である。よって異なる観点から言えば、図14に示すように、バニシング加工においては、被加工面21Bに対して垂直な方向に加わる垂直力F1と、垂直力F1に交差する方向に加わる接線力F2との合力(押し付け力F3)が加わることにより加工がなされることが好ましい。
図15は、バニシング加工時における内輪21の深さ方向の残留応力の分布を示す概略図である。図15において、押し付け部CCの下側の曲線は、被加工面の表面からの深さ(縦座標)と圧縮残留応力(中央より右側の座標)および引張残留応力(中央より左側の座標)との関係を示している。図15を参照して、バニシング加工の工具としての押し付け部CCが、内輪軌道面21Aなどを形成するための被加工面21Bに塑性加工を施す。塑性加工前の被加工面21Bは、最大高さ粗さRzが12.5μmであるとし、塑性加工後の内輪軌道面21Aは、最大高さ粗さRzが0.8μmであるとする。図15のように被加工面21Bの塑性加工による変形により、母材と非金属介在物との隙間が埋められる。この隙間を埋める効果を高めるためには、図15中に示す塑性加工による母材への圧縮残留応力が最大となる位置Pが、より表面側(図15の上側)に位置するように制御することが好ましい。このような制御は、上記角度θを設けることにより実現可能となる。
言い換えれば、バニシング加工時に被加工面21Bに対して加圧方向を傾け、垂直力F1と接線力F2との双方の合力が加わるようにする。これにより、塑性変形量および圧縮残留応力量が最大となる位置を、被加工面からより浅い位置である表面に近い位置にシフトさせることができる。このことが、非金属介在物と母材との隙間を埋め、母材表面における介在物と母材との密着性を高めることにつながる。したがって隙間を起点とするき裂の伸展を抑制する効果が高められる。
図16のグラフの横軸はσx/Pmaxを、縦軸はz/bを示している。ここでσxはバニシング加工時の周方向の応力を示し、Pmaxはバニシング加工時の内輪軌道面21Aなどの最大面圧を示す。またzはバニシング加工がされる内輪軌道面21Aなどの深さ方向の位置座標を示し、bは内輪軌道面21Aなどの加工対象物とバニシングツール25などとの接触部分の楕円形の短軸半径を示す。すなわち図16のグラフはバニシング加工時の、内輪軌道面21Aなどの表面からの深さと、接線力F2の方向の応力分布との関係を示している。
図16を参照して、バニシング加工時に加工対象物に接線力F2を加えることにより応力分布が変化する。このためバニシング加工時に加工対象物に接線力F2を加える場合(接線力あり)の方が、接線力F2を加えず垂直力F1のみを加える場合(接線力なし)に比べてσx/Pmaxが被加工面に近い部分でピークを有する分布となる。またバニシング加工時に加工対象物に接線力F2を加える場合(接線力あり)の方が、残留応力のピーク位置も、接線力F2を加えず垂直力F1のみを加える場合(接線力なし)に比べて表面近くとなる。このためバニシング加工時に加工対象物に接線力F2を加えることにより、内輪軌道面21Aの介在物と母材との隙間を効率的に埋めることができる。
(実施の形態2)
実施の形態1のような外輪軌道面、内輪軌道面および転動面の少なくとも1つの表面についての特徴は、自動車のハブ用転がり軸受に使用される。次に、当該転がり軸受100の構成について説明する。
図17は、実施の形態2に係る転がり軸受100の構成を示す一部断面模式図である。実施の形態2に係る転がり軸受100は、自動車のハブに使用される転がり軸受100である。図17に示されるように、自動車のハブ用の転がり軸受100は、外輪120と、内輪110と、ハブ輪140と、複数の転動体101と、保持器105と、シール部107と、ハブボルト108とを主に有している。外輪120は、内周側において外輪軌道面121を有する。内輪110は、外周側において内輪軌道面111を有する。ハブ輪140は、外周側においてハブ輪軌道面141を有する。
複数の転動体101の一部は、外輪軌道面121と、内輪軌道面111との間に配置されている。複数の転動体101の残りは、外輪軌道面121と、ハブ輪転送面141との間に配置されている。複数の転動体101の各々は、保持器105によって保持されている。保持器105は、複数の転動体101の各々を周方向において等間隔に保持する。シール部107は、外輪120と、ハブ輪140との間に配置されている。ハブ輪140には、車輪取付け用フランジ106が設けられている。車輪取付け用フランジ106には貫通孔が設けられており、ハブボルト108が貫通孔に挿通される。車輪取付け用フランジ106は、ハブボルト108を用いて車輪(図示せず)に取り付けられる。
(実施の形態3)
実施の形態1のような外輪軌道面、内輪軌道面および転動面の少なくとも1つの表面についての特徴は、CTスキャン用転がり軸受に使用される。次に、当該転がり軸受100の構成について説明する。
図18は、実施の形態3に係る転がり軸受100の構成を示す一部断面模式図である。実施の形態3に係る転がり軸受100は、CTスキャン装置に使用される転がり軸受100である。CTスキャン装置とは、たとえばX線などを被検者の体に照射して体の断面を診断解析する装置である。
図18に示されるように、CTスキャン装置用の転がり軸受100は、たとえば複列アンギュラ玉軸受であり、外輪120と、内輪110と、転動体101としての複数のボールと、保持器105とを主に有している。外輪120には、内周面に2つの外輪軌道面121が形成されている。内輪110は、外輪120の内側に配置されている。内輪110には、外周面に2つの内輪軌道面111が形成されている。ボールは、外輪120の外輪軌道面121と、内輪110の内輪軌道面111との間に配置されている。ボールは、複列となっている。保持器105は、複数のボールの各々を周方向において等間隔に保持する。
外輪120と内輪110の間の空間は、軸方向両側に配置されたシール部107で密封されている。シール部107で密封された空間が軸受内部空間を構成する。シール部107は、たとえば外輪120の内周面に装着される。内輪110は、第1内輪構成部材150と第2内輪構成部材160とを有している。第1内輪構成部材150と第2内輪構成部材160とは、軸方向において隣り合う。第1内輪構成部材150は、第1内輪軌道面151を有している。同様に、第2内輪構成部材160は、第2内輪軌道面161を有している。
押え部材109は、第2内輪構成部材160に接している。第2内輪構成部材160は、軸方向において、押え部材109と第1内輪構成部材150との間に設けられている。押え部材109は、ボルト118を用いて第1内輪構成部材150に固定されている。第1内輪構成部材150の一部は、第2内輪構成部材160の内周側に設けられていてもよい。第1内輪構成部材150の一部は、径方向において、ボルト118と第2内輪構成部材160との間に設けられていてもよい。第1内輪構成部材150は、押え部材109と接していてもよい。
以上に述べた実施の形態(に含まれる各例)に記載した特徴を、技術的に矛盾のない範囲で適宜組み合わせるように適用してもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 円錐ころ軸受、20,120 外輪、20A,121 外輪軌道面、21,110 内輪、21A,111 内輪軌道面、21B 被加工面、22 ころ、22A ころ転動面、23,105 保持器、25 バニシングツール、31 成形ロール、32 固定ロール、41 非金属介在物、42 隙間、91 鋼材、92 切削工具、93 転動部品形成領域、94 空洞、100 転がり軸受、101 転動体、106 車輪取付け用フランジ、107 シール部、108 ハブボルト、109 押え部材、112,122 塑性流動層、118 ボルト、140 ハブ輪、141 ハブ輪軌道面、150 第1内輪構成部材、151 第1内輪軌道面、160 第2内輪構成部材、161 第2内輪軌道面、FF ファイバーフロー。

Claims (6)

  1. 外輪と、
    前記外輪の内周面上に配置される転動体と、
    前記転動体の内周側に配置される内輪とを備える軸受であり、
    前記外輪および前記内輪の軌道面、ならびに前記転動体の転動面のうち少なくとも1つである表面は、0.1μmRa以下であり、
    前記表面から深さ0.1mmの位置での圧縮残留応力が1000MPa以上である、軸受。
  2. 前記表面とファイバーフローとのなす角度は15°以上である、請求項1に記載の軸受。
  3. 前記外輪、前記転動体および前記内輪は、酸素含有量が5ppm以上の鋼材により形成される、請求項1または2に記載の軸受。
  4. 前記外輪および前記内輪の少なくともいずれかが前記表面であり、
    前記表面は、固定輪側の軌道面として使用される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の軸受。
  5. 自動車のハブに使用される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の軸受。
  6. CTスキャン装置に使用される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の軸受。
JP2019105285A 2019-06-05 2019-06-05 軸受 Pending JP2020197288A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019105285A JP2020197288A (ja) 2019-06-05 2019-06-05 軸受

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019105285A JP2020197288A (ja) 2019-06-05 2019-06-05 軸受

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020197288A true JP2020197288A (ja) 2020-12-10

Family

ID=73648994

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019105285A Pending JP2020197288A (ja) 2019-06-05 2019-06-05 軸受

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020197288A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004116569A (ja) * 2002-09-24 2004-04-15 Koyo Seiko Co Ltd 転がり軸受
JP2014040890A (ja) * 2012-08-23 2014-03-06 Nsk Ltd シール付ハブユニット軸受
JP2015184080A (ja) * 2014-03-22 2015-10-22 Ntn株式会社 薄肉大型軸受の試験装置
WO2019103039A1 (ja) * 2017-11-24 2019-05-31 Ntn株式会社 転動部品、軸受およびそれらの製造方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004116569A (ja) * 2002-09-24 2004-04-15 Koyo Seiko Co Ltd 転がり軸受
JP2014040890A (ja) * 2012-08-23 2014-03-06 Nsk Ltd シール付ハブユニット軸受
JP2015184080A (ja) * 2014-03-22 2015-10-22 Ntn株式会社 薄肉大型軸受の試験装置
WO2019103039A1 (ja) * 2017-11-24 2019-05-31 Ntn株式会社 転動部品、軸受およびそれらの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7685717B2 (en) Method for manufacturing a bearing raceway member
KR101551316B1 (ko) 베어링용 롤러, 베어링, 및 베어링용 롤러 가공 방법
JP6798780B2 (ja) 円すいころ軸受
CN106460932B (zh) 滚道圈以及具有该滚道圈的滚动轴承
JP2011208751A (ja) ころ軸受、ころの製造方法およびころの加工装置
WO2019103039A1 (ja) 転動部品、軸受およびそれらの製造方法
JP7314699B2 (ja) 転がり軸受及び軌道輪の修復方法
JP2020197288A (ja) 軸受
JP4186568B2 (ja) 転がり軸受及び転がり軸受の内輪の製造方法
JP7073193B2 (ja) 転動部品、軸受およびそれらの製造方法
JP7240815B2 (ja) 転動部品の製造方法および軸受の製造方法
JP4284951B2 (ja) 玉軸受用軌道輪の製造方法
JP2021080973A (ja) 転がり軸受及びその製造方法
JP7176646B2 (ja) 転がり軸受及びその製造方法
JP4026514B2 (ja) 転がり軸受部材及び転がり軸受部材の製造方法
JP2008223990A (ja) 車輪支持用転がり軸受装置
JP2019158067A (ja) 転がり軸受およびその製造方法
JP7257818B2 (ja) 転動装置および転がり軸受
JP4186626B2 (ja) 転がり摺動部材の製造方法
JP2005226714A (ja) 転動部品及びこれを用いた転動装置、並びにこれらの製造方法
JP2024022880A (ja) 軸受
JP2022096585A (ja) 転動部品、軸受およびそれらの製造方法
JP2019206986A (ja) 転がり軸受及び転がり軸受の製造方法
JP2022169996A (ja) スラスト玉軸受
JP2011208752A (ja) ころ軸受およびころの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220526

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230330

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230711