JP2020195547A - パンツ型吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】防漏カフの肌触りが良く、防漏カフが捲れた状態となり難く、漏れ防止性が向上するパンツ型吸収性物品を提供すること。【解決手段】本発明のパンツ型吸収性物品1は防漏カフ6を有する。防漏カフ6は、不織布60から構成され、幅方向Yの両端に自由端61と固定端62を有する。防漏カフ6は、長手方向Xの両端近傍に、表面シート5に固定された端部固定部65を有する。防漏カフ6は自由端61の近傍に弾性部材63が固定された弾性伸縮部64を有する。固定端62と弾性伸縮部64との間の幅方向Yの距離である第1の距離D1は10mm以上である。腹側部F及び背側部Rの一方において、弾性伸縮部64と端部固定部65との間の長手方向Xの距離である第2の距離D2が、第1の距離D1以下である。不織布60は、表面粗さの平均偏差(SMD)が2.2μm以下であり且つ摩擦係数の平均偏差(MMD)が0.012以下である。【選択図】図5

Description

本発明は、パンツ型使い捨ておむつ等のパンツ型吸収性物品に関する。
一般的に使い捨ておむつや生理用ナプキン等の吸収性物品においては、排泄物の漏れを防止する目的で、幅方向の両側部域に、長手方向に沿って延びる防漏カフを配置することがある。例えば特許文献1には、ギャザー不織布を弾性部材により収縮させ立ち上がらせて防漏カフを形成するために、立ち上がり部先端側に柔軟化エンボス加工を施すことが開示されている。
また特許文献2には、防漏カフの肌触りを向上させる目的で、防漏カフを形成する不織布として、坪量、曲げ試験機による曲げ剛性及び曲げヒステリシスの値、ティッシュソフトネス測定装置による柔らかさ及び滑らかさの値、並びに耐水圧試験機による耐水圧の値を、所定の値としたものを用いることが開示されている。
特開2017−023782号公報 特開2019−010348号公報
パンツ型使い捨ておむつは、おむつのレッグ開口部に着用者の脚を通して着用される。防漏カフは弾性部材の収縮によって立ち上がるように形成されているため、レッグ開口部に通す脚や、或いは着用補助者等の手等が防漏カフに引っ掛かり易く、防漏カフが捲れた状態で着用される場合がある。このように防漏カフが捲れた状態の着用されると、防漏カフ本来の防漏性能が発揮されず、排泄物の漏れが発生する原因となる。また防漏カフが適正な位置で起立しているのか否かを着用時毎に確認することは、煩わしいこととなる。特許文献1及び2には、防漏カフが捲れた状態になり難くすることに関して、何ら記載されていない。
従って本発明の課題は、防漏カフの肌触りが良く、着用状態において防漏カフが捲れた状態となり難いパンツ型吸収性物品を提供することに関する。
本発明は、着用者の前後方向に対応する長手方向と前記長手方向に直交する幅方向とを有し、着用時に、着用者の腹側に配される腹側部、背側に配される背側部及び前記腹側部と前記背側部の間に位置する股下部を有し、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部を有するパンツ型吸収性物品であって、
液透過性の表面シート、吸収体及び防漏シートを含む吸収性本体と、該吸収性本体の前記長手方向の両側に前記長手方向に沿って配された防漏カフとを備えており、
前記防漏カフは、不織布から構成され、前記幅方向の一方の端に固定端及び他方の端に自由端を有しており前記腹側部及び前記背側部に位置する前記長手方向の両端近傍に、前記表面シートに固定された端部固定部を有し、前記自由端の近傍に弾性部材が固定された弾性伸縮部を有しており、
前記防漏カフは、前記固定端と前記弾性伸縮部との間の前記幅方向の距離である第1の距離が10mm以上であり、前記腹側部及び前記背側部の何れか一方又は両方において、前記弾性伸縮部と前記端部固定部との間の前記長手方向の距離である第2の距離が、前記第1の距離以下であり、
前記不織布は、表面粗さの平均偏差(SMD)が2.2μm以下であり且つ摩擦係数の平均偏差(MMD)が0.012以下である、パンツ型吸収性物品を提供するものである。
本発明の使い捨ておむつによれば、防漏カフの肌触りが良く、防漏カフが捲れた状態となり難く、漏れ防止性が向上する。
図1は、本発明のパンツ型吸収性物品の一実施形態を模式的に示す斜視図である。 図2は、図1に示すおむつを展開し且つ最大に伸長させた伸長状態における肌対向面側(内面側)を模式的に示す展開平面図である。 図3は、図2に示すIII−III線断面を模式的に示す図である。 図4は、図2に示すIV−IV線断面を模式的に示す図である。 図5は、図2に示す平面図の一部を拡大した要部拡大平面図である。 図6は、防漏カフの端部固定部における表面を模式的に示す拡大平面図である。 図7は、防漏カフの固定端を有する接合部における表面を模式的に示す拡大平面図である。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1及び図2には、本発明の一実施形態であるパンツ型使い捨ておむつ1が示されている。図1及び図2に示すように、おむつ1は、その着用時に着用者の腹側に配される腹側部Fと、着用者の背側に配される背側部Rと、それらの間に位置する股下部Mと有する。腹側部F及び背側部Rは、環状に連結されておむつ1の着用時に着用者の胴周りに配される胴周り部を形成している。おむつ1は、着用者の前後方向、即ち腹側部Fから股下部Mを介して背側部Rに延びる方向に対応する長手方向Xと、これに直交する幅方向Yとを有している。おむつ1は、吸収性本体2と、吸収性本体2の非肌対向面側に配された外装体3とを備えている。
本明細書において、「肌対向面」は、使い捨ておむつ又はその構成部材(例えば吸収性本体)に着目したときに、おむつの着用時に着用者の肌側に向けられる面、即ち相対的に着用者の肌に近い側に位置する面であり、「非肌対向面」は、使い捨ておむつ又はその構成部材における、使い捨ておむつの着用時に肌側とは反対側に向けられる面、即ち相対的に着用者の肌から遠い側に位置する面である。尚、ここでいう「着用時」は、通常の適正な着用状態、即ち当該使い捨ておむつの正しい着用状態が維持されていることを意味する。
おむつ1は、外装体3における腹側部Fの両側部と背側部Rの両側部とが、接着剤、ヒートシール、超音波シール等の接合手段によって互いに接合されている。図1に示すように、おむつ1はパンツ型使い捨ておむつである。おむつ1には、一対のサイドシール部S,S、着用者の胴が通されるウエスト開口部WH、及び着用者の下肢が通される一対のレッグ開口部LH,LHが形成されている。
外装体3は、腹側部Fを構成する腹側シート部材3Fと、これとは別体で背側部Rを構成する背側シート部材3Rとを有しており、吸収性本体2は、長手方向Xに所定間隔を置いて配された両部材3F,3Rに架け渡して配置されている。両部材3F,3Rは、それぞれ、図2に示すように、サイドシール部Sに沿っておむつ1を切り開き最大に伸長させた展開状態において、幅方向Yに長い長方形形状をなしている。おむつ1を「最大に伸長させた展開状態」とは、おむつ1をサイドシール部Sで切り離して展開状態とし、その展開状態のおむつ1を各部の弾性部材を最大に伸長させて設計寸法(弾性部材の影響を一切排除した状態で平面状に広げたときの寸法と同じ)となるまで拡げた状態をいう。
吸収性本体2は、図2に示すように、平面視長方形形状をなし、腹側部Fから背側部Rにわたって長手方向Xに延在している。吸収性本体2は、接着剤等の接合手段によって、腹側シート部材3F及び背側シート部材3Rそれぞれの幅方向Y中央部に接合されている。
吸収性本体2は、図3に示すように、液保持性の吸収体4と、おむつ1の肌対向面を形成する液透過性の表面シート5と、非肌対向面を形成する液不透過性若しくは液難透過性の防漏シート7とを具備している。吸収体4は、吸収性本体2と同様に、おむつ1の長手方向Xに長い形状を有している。表面シート5は吸収体4の肌対向面側に配されている。防漏シート7は吸収体4の非肌対向面側に配されている。表面シート5及び防漏シート7は、吸収体4の全面を覆い、吸収体4の長手方向Xに沿う側縁外方で、接着剤等の公知の接合手段によって接合されている。表面シート5と吸収体4との間、及び防漏シート7と吸収体4との間も、接着剤等の公知の接合手段によって接合されている。
吸収体4は、図2及び図3に示すように、吸収性コア40と、吸収性コア40を被覆するコアラップシート41とを具備する。吸収性コア40は、繊維集合体又はこれに吸水性ポリマーを保持させたものからなる。コアラップシート41は、ティッシュペーパーや透水性の不織布からなる。コアラップシート41は、好ましくは吸収性コア40の肌対向面側及び非肌対向面側の全体を被覆している。
図2及び図3に示すように、吸収性本体2には、肌対向面における長手方向Xに沿う両側部に、一対の防漏カフ6,6が設けられている。着用者の肌に接した状態において、肌触りが良好であり、肌に対して滑り易くなる観点から、防漏カフ6は、表面粗さの平均偏差(SMD)及び摩擦係数の平均偏差(MMD)が以下の要件を満たす不織布60で形成されている。
不織布60の表面粗さの平均偏差SMDは、2.2μm以下であり、2.0μm以下であることが好ましく、1.8μm以下であることが更に好ましい。不織布60におけるSMDの下限値は0に近ければ近いほど好ましいが、0.5μm以上であれば、防漏カフ6に十分な柔らかさと滑り易さを付与できる。
一方、不織布60の摩擦係数の平均偏差MMDは、0.012以下であり、0.01以下であることが好ましく、0.008以下であることが更に好ましい。不織布のMMDの下限値は0に近ければ近いほど好ましいが、0.005以上であれば、防漏カフ6に十分な柔らかさと滑り易さを付与できる。
表面粗さの平均偏差SMD及び摩擦係数の平均偏差MMDは、以下の書籍に記載の方法に従い、カトーテック株式会社製のKESFB4−AUTO−A(商品名)を用いて以下の方法で測定される。
川端季雄著、「風合い評価の標準化と解析」、第2版、社団法人日本繊維機会学会 風
合い計量と規格化研究委員会、昭和55年7月10日発行
〔表面粗さの平均偏差SMDの測定法〕
防漏カフを形成する不織布から20cm×20cmの試験片を取り出す。このサイズの試験片が取り出せないときには、適宜試験片のサイズを変更してもよい。試験片を、平滑な金属平面の試験台に取りつける。接触子を9.8cN(誤差±0.49cN以内)で試験片に圧着する。試験片を0.1cm/secの一定速度で水平に2cm移動させる。試験片には7.3cN/cmの一軸張力が与えられる。接触子は、0.5mm径のピアノ線を幅5mmでU字状に曲げたものである。接触子は、9.8cNの力で接触面を試験片に圧着させる。接触子は、ばねで圧着される。ばねの定数は24.5cN/mm(誤差±0.98cN/mm以内)とし、共振周波数は表面接触から離れた状態で30Hz以上とする。表面粗さの平均偏差の測定値はSMD値で表される。この測定をMD及びCDともに行いSMDMD及びSMDCDを求め、下記式(1)から平均値を出し、これを表面粗さの平均偏差SMDとする。MD、CDどちらか片方しかサンプルの試験片が取り出せない場合は、片方のみの値を表面粗さSMDとする。

表面粗さの平均偏差SMD
={(SMDMD +SMDCD )/2}1/2・・・(1)
〔摩擦係数の平均偏差MMDの測定法〕
防漏カフを形成する不織布から20cm×20cmの試験片を取り出す。このサイズの試験片が取り出せないときには、適宜試験片のサイズを変更してもよい。試験片を、平滑な金属平面の試験台に取りつける。接触子を49cNの力で接触面を試験片に圧着し、試験片を0.1cm/secの一定速度で水平に2cm移動させる。試験片には7.3cN/cmの一軸張力が与えられる。接触子は、表面粗さの測定に用いた接触子と同じ0.5mm径のピアノ線を20本並べ幅10mmでU字状に曲げたものである。接触子は、重錘によって49cNの力で接触面を試験片に圧着させている。摩擦係数の平均偏差の測定値はMMD値で表される。この測定をMD及びCDともに行いMMDMD及びMMDCDを求め、下記式(2)から平均値を出し、これを摩擦係数の平均偏差MMDとする。MD、CDどちらか片方しかサンプルの試験片が取り出せない場合は、片方のみの値を表面粗の平均偏差MMDとする。

摩擦係数の平均偏差MMD
={(MMDMD +MMDCD )/2}1/2・・・(2)
防漏カフ6が着用者の肌に接した状態において肌に対して滑り易くなる観点から、不織布60は、その摩擦係数(MIU)が、0.25以下であることが好ましく、0.18以下であることが更に好ましい。尚、不織布のMIUの下限値としては、0に近ければ近いほど好ましいが、0.15以上であれば、防漏カフ6に十分に滑り易さを付与できる。摩擦係数MIUは、上述した書籍である「風合い評価の標準化と解析」に記載の方法に従い、カトーテック株式会社製のKESFB4−AUTO−A(商品名)を用いて測定される。
〔摩擦係数MIUの測定法〕
防漏カフを形成する不織布から20cm×20cmの試験片を取り出す。このサイズの試験片が取り出せないときには、適宜試験片のサイズを変更してもよい。試験片を、準備し、平滑な金属平面の試験台に取りつける。接触子は、表面粗さの測定に用いた接触子と同じ0.5mm径のピアノ線を20本並べ幅10mmでU字状に曲げたものである。接触子は、重錘によって49cNの力で接触面を試験片に圧着させている。摩擦係数MIUの測定はMD及びCDともに行い、その平均値を摩擦係数MIUとする。MD、CDどちらか片方しかサンプルの試験片が取り出せない場合は、片方のみの値を摩擦係数MIUとする。
防漏カフ6は、上述したSMD、MMD、及びMIUのうち、少なくともSMDが2.2μm以下で且つMMDが0.012以下との要件を満たす2枚の不織布60,60を、相対向するように配して構成されている。2枚の不織布は、SMD及びMMDの条件を満たす別々の不織布であってもよく、SMD及びMMDの条件を満たす1枚の不織布を二つ折りしたものであってもよい。図3に示す実施形態においては、防漏カフ6は、1枚の不織布60を二つ折りし、2枚の不織布60,60を相対向するように配して構成されている。
防漏カフ6は、幅方向Yの両端のうち、一方の端に自由端61と他方の端に固定端62とを有している。自由端61の近傍には、2枚の不織布60,60の間に一本以上の弾性部材63が接着剤によって固定されている。弾性部材63が長手方向Xに伸長状態で固定されていることに起因して、防漏カフ6は自由端61の近傍に弾性伸縮部64を有するようになる。おむつ1においては、図3に示すように、防漏カフ6の自由端61とは反対側の端が、表面シート5における、吸収体4の長手方向Xに沿う側縁から外方に位置する部分に接合されている。この接合によって形成された接合部66のうち、最も自由端61側の位置が固定端62となる。接合部66は、少なくとも股下部Mにおいて、吸収性本体2の側縁2sに沿って長手方向Xに延びている。その結果、固定端62も、吸収性本体2の側縁2sに沿って延びている。
図2及び図4に示すように、防漏カフ6は、長手方向Xの両端近傍に、吸収性本体2の表面シート5上に固定された端部固定部65,65を有している。端部固定部65は、腹側部Fの端部及び背側部Rの端部において、表面シート5上に防漏カフ6の自由端61を含む部分が固定されて形成されている。防漏カフ6は、伸長状態で配された弾性部材63がおむつ1の着用時に収縮することによって股下部Mで起立するようになる。防漏カフ6が起立すれば尿等の排泄物が幅方向Y外方へ流出することを阻止できる。
おむつ1の伸長状態において、図5に示すように、防漏カフ6の固定端62と弾性伸縮部64との間の幅方向Yの距離である第1の距離D1が、10mm以上となっている。尚、第1の距離D1は、防漏カフ6に十分な柔らかさを付与する観点から、15mm以上となっていることが好ましく、20mm以上となっていることが更に好ましい。第1の距離D1とは、弾性伸縮部64における幅方向Yの固定端62側の端と、固定端62との最短距離を意味する。該端が判断できないときには、弾性伸縮部64を構成する弾性部材63と固定端62との最短距離を意味する。図3に示すおむつ1のように、弾性伸縮部64を構成する弾性部材63が複数本配されているときには、複数本の弾性部材63のうち、最も固定端62側に位置する弾性部材63と、固定端62との最短距離である。
図5に示すように、腹側部F及び背側部Rの少なくとも一方において、弾性伸縮部64と端部固定部65との間の長手方向Xの距離である第2の距離D2が、第1の距離D1以下となっている。第2の距離D2は、防漏カフ6が捲れた状態となり難くなる観点から、15mm以下となっていることが好ましく、10mm以下となっていることが更に好ましい。第2の距離D2とは、弾性伸縮部64における伸縮領域と端部固定部65との最短距離を意味する。弾性伸縮部64における伸縮領域とは、単に弾性部材63が配されている非伸縮部位や、弾性部材63を固定する接着剤等が配されている非伸縮部位等ではなく、少なくとも長手方向Xに伸縮性能を有している部位を意味する。該伸縮領域における端部固定部65側の端は、例えば以下のようにして特定できる。防漏カフ6における長手方向Xに伸長状態の弾性伸縮部64において、弾性伸縮部64の端と想定する位置に油性インク等で複数印を付し、防漏カフ6の伸長状態を緩和ないし解除したときに、該複数の印のうち、印の位置が移動しなくなる位置を、弾性伸縮部64の端と特定できる。
本実施形態のおむつ1によれば、防漏カフ6の固定端62と弾性伸縮部64との間における第1の距離D1が10mm以上となっているので、防漏カフ6が柔らかくなり、肌触りが良好となる。防漏カフが柔らかくなると、おむつの着用時において、レッグ開口部に着用者の脚を通すときに、着用者の脚や着用補助者等の手等が防漏カフに引っ掛かった場合、防漏カフが捲れた状態となり易くなる。おむつ1によれば、弾性伸縮部64と端部固定部65との間における第2の距離D2が、第1の距離D1以下となっている。その為、弾性伸縮部64の張力を防漏カフ6に加え易く、防漏カフ6の捲れを直す作用を発揮し易くなる。防漏カフ6の捲れが直った結果、防漏カフ6による漏れ防止性が向上する。
しかも仮に着用状態において、防漏カフ6が捲れた状態になったとしても、本実施形態のおむつ1の防漏カフ6は、表面粗さの平均偏差(SMD)が2.2μm以下で、且つ摩擦係数の平均偏差(MMD)が0.012以下である不織布60で形成されている。その為、着用者の肌に対して滑り易く、端部固定部65の近傍から弾性伸縮部64の伸縮によって防漏カフ6が立ち上がり易いことと相俟って、着用状態において防漏カフ6の捲れが直り易くなっている。その結果、防漏カフ6による漏れ防止性が向上する。このような効果を効率的に得る観点から、腹側部F及び背側部Rの両方において、第2の距離D2が第1の距離D1以下となっていることが好ましい。
防漏カフ6が捲れた状態となり難くなる観点から、腹側部F及び背側部Rの少なくとも一方において、弾性伸縮部64における伸縮領域の端が、端部固定部65と厚み方向において重なっていることが好ましい。このように重なっている場合、第2の距離D2=0mmとなる。防漏カフ6が捲れた状態となり難くなる効果を効率的に得る観点から、腹側部F及び背側部Rの両方において、弾性伸縮部64における伸縮領域の端が、端部固定部65と厚み方向に重なっていることが好ましい。
固定端62を有する接合部66における防漏カフ6と表面シート5との剥離強度である第2剥離強度は、端部固定部65における防漏カフ6と表面シート5との剥離強度である第1剥離強度以上であることが好ましい。おむつ1の着用時にレッグ開口部LHに着用者の脚を通すときに、着用者の脚や着用補助者等の手等が防漏カフ6に引っ掛かった場合、第2剥離強度が第1剥離強度以上であると、接合部66よりも先に端部固定部65において、防漏カフ6が表面シート5から剥離するようになる。その結果、股下部Mにおける防漏カフ6からの漏れを抑える機能を最低限確保しつつ、捲れた防漏カフ6が肌に過度に負荷をかけることを抑制することができる。
上述の観点から、端部固定部65における第1剥離強度は、0.2N/20mm以上であることが好ましく、0.3N/20mm以上であることが更に好ましく、また5.0N/20mm以下であることが好ましく、2.0N/20mm以下であることが更に好ましく、そして0.2N/20mm以上5.0N/20mm以下であることが好ましく、0.3N/20mm以上2.0N/20mm以下であることが更に好ましい。
同様な観点から、接合部66における第2剥離強度は、1.3N/20mm以上であることが好ましく、1.5N/20mm以上であることが更に好ましく、また7.0N/20mm以下であることが好ましく、6.0N/20mm以下であることが更に好ましく、そして1.3N/20mm以上7.0N/20mm以下であることが好ましく、1.5N/20mm以上6.0N/20mm以下であることが更に好ましい。
第1剥離強度及び第2剥離強度は次の方法で測定される。尚、後述する引張試験機としては、例えばエーアンドデイ社のテンシロン「RTCシリーズ」)を用いることができる。
〔第1剥離強度の測定法〕
使用前の吸収性物品を各弾性部材の収縮によって形成されたギャザーが消失する程度まで伸長させ、端部固定部65を含むように、長手方向Xの長さを50mm超とし且つ幅方向Yの長さを20mmとした矩形状の試験片を切り出す。切り出す際には、試験片の長手方向Xの一端部に、端部固定部65が位置するように切り出す。次に、試験片の長手方向Xの他端部側において不織布60と表面シート5との層間を剥がし、剥がした部位を引張試験機の各チャックに挟み、試験片をT字状にセットする。チャック間距離は50mmとする。引張速度300mm/minで剥離を行い、最大強度を測定する。測定は3回行い、最大強度の平均値を第1剥離強度(単位:N/20mm)とする。幅方向Yの長さが足りない場合は、適当な長さで試験片を作成し、試験後の最大強度の平均値を20mm幅に換算する。
〔第2剥離強度の測定法〕
使用前の吸収性物品から接合部66を切り出して試験片を作製する。試験片の形状は、幅方向Yの長さを50mm超とし且つ長手方向Xの長さを20mmとした矩形とする。試験片の長手方向Xの一端において、不織布60と、不織布60に接合された表面シート5等の他の部材との層間を剥がし、剥がした部位を引張試験機の各チャックに挟み、試験片をT字状にセットする。チャック間距離は50mmとする。引張速度300mm/minで剥離を行い、最大強度を測定する。着用者から見て右側の接合部66を測定する場合は、製品の左側から右側へ幅方向Yに沿う方向で剥離させる。着用者から見て左側の接合部66を測定する場合は、製品の右側から左側へ幅方向Yに沿う方向で剥離させる。測定は3回行い、最大強度の平均値を層間剥離強度(単位:N/20mm)とする。
防漏カフ6が捲れた状態となり難くなる観点から、図2に示すように、腹側シート部材3Fの長手方向Xの内端F1と端部固定部65との間隔D3が、背側シート部材3Rの長手方向Xの内端R1と端部固定部65との間隔D4よりも小さいことが好ましい。
間隔D4と間隔D3との差は、10mm以上であることが好ましく、30mm以上であることが更に好ましく、また90mm以下であることが好ましく、70mm以下であることが更に好ましい。
間隔D3は、5mm以上であることが好ましく、10mm以上であることが更に好ましく、また50mm以下であることが好ましく、40mm以下であることが更に好ましい。 間隔D4は、30mm以上であることが好ましく、50mm以上であることが更に好ましく、また100mm以下であることが好ましく、90mm以下であることが更に好ましい。
不織布60としては、図6及び図7に示すように、構成繊維が一体化したエンボス部80が、平面方向に相互に離間した状態に形成された不織布を好ましく用いることができる。不織布を柔らかくする観点から、構成繊維の主成分としてプロピレンランダムコポリマーを含む不織布を好ましく用いることができる。これらの要件を満たす不織布60としては、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布、又はスパンボンド層とメルトブローン層との積層不織布等が挙げられる。
防漏カフ6が捲れた状態となり難くなる観点から、不織布60は、一面の面積に占める複数のエンボス部80の面積を合計した合計面積の割合が、18%以下であることが好ましく、15%以下であることが更に好ましく、また8%以上であることが好ましく、10%以上であることが更に好ましく、そして8%以上18%以下であることが好ましく、10%以上15%以下であることが更に好ましい。
不織布60に形成されたエンボス部80の1個当たりの面積は、好ましくは0.2mm以上、さらに好ましくは0.3mm以上、そして、好ましくは0.5mm以下、さらに好ましくは0.4mm以下である。
不織布60の複数のエンボス部80のうち、1つのエンボス部80と、該エンボス部80に最も近い位置にある別のエンボス部80との間の距離が、好ましくは0.8mm以上、さらに好ましくは1.0mm以上、そして、好ましくは3.0mm以下、さらに好ましくは2.0mm以下である。
端部固定部65は、ヒートエンボス加工、高周波シール加工、又は超音波シール加工、ホットメルト型の接着剤等の公知の接合方法を用いて形成することができる。図6に示すように、おむつ1の端部固定部65には、ヒートエンボス加工、高周波シール加工、又は超音波シール加工によって、不織布60と表面シート5とが部分的に熱融着された融着部81が複数形成されている。防漏カフ6が捲れた状態となり難くなる観点から、複数の融着部81のうち、一部の融着部81がエンボス部80と重なっていることが好ましい。端部固定部65を形成する複数の融着部81に占める、エンボス部80と重なる融着部81の割合は、50%以上であることが好ましく、60%以上であることが更に好ましく、また90%以下であることが好ましく、80%以下であることが更に好ましい。エンボス部80と重なる融着部81とは、エンボス部80の輪郭と融着部81の輪郭とが触れている融着部81も含む意味である。
防漏カフ6が捲れた状態となり難くなる観点から、端部固定部65の面積に占める複数の融着部81の面積を合計した合計面積の割合は、5%以上であることが好ましく、10%以上であることが更に好ましく、また30%以下であることが好ましく、20%以下であることが更に好ましい。端部固定部65の面積は、端部固定部65の長手方向Xの最大寸法と幅方向Yの最大寸法との積により算出される。
防漏カフ6が捲れた状態となり難くなる観点から、端部固定部65の面積は、300mm以上であることが好ましく、800mm以上であることが更に好ましく、また1000mm以下であることが好ましく、900mm以下であることが更に好ましい。
複数の融着部81の配置パターンは、特に限定されるものではなく、格子状、千鳥格子状、ハニカム状等、任意のものとすることができる。尚、図6に示す融着部81の配置パターンは、防漏カフ6が表面シート5から剥離し難い観点から、千鳥格子状となっている。即ち、長手方向Xに延びる融着部81の縦列を構成する融着部81,81どうしの間に、該縦列と幅方向Yに隣り合う別の縦列を構成する融着部81が配置されるパターンとなっている。
融着部81の平面視形状は、特に限定されるものではなく、円形状、楕円形状、矩形状、三角形状等、任意のものとすることができる。尚、図6に示す融着部81の平面視形状は、防漏カフ6の肌触りの観点から、円形状となっている。
融着部81がエンボス部80と重なり易くなる観点から、融着部81の1個当たりの面積は、好ましくは0.5mm以上、さらに好ましくは2.0mm以上、そして、好ましくは10.0mm以下、さらに好ましくは5.0mm以下である。防漏カフ6の肌触りと、表面シート5との剥離強度のバランスの観点から、複数の融着部81は、幅方向Y内側に配されものほど、その面積が大きくなることが好ましい。
融着部81がエンボス部80と重なり易くなる観点から、複数の融着部81のうち、1つの融着部81と、該融着部81に最も近い位置にある別の融着部81との間の距離が、好ましくは3mm以上、さらに好ましくは5mm以上、そして、好ましくは10mm以下、さらに好ましくは8mm以下である。
接合部66は、端部固定部65と同様に、ヒートエンボス加工、高周波シール加工、又は超音波シール加工、ホットメルト型の接着剤等の公知の接合方法を用いて形成することができる。図7に示すように、おむつ1の接合部66には、ヒートエンボス加工、高周波シール加工、又は超音波シール加工によって、不織布60と表面シート5とが部分的に熱融着された第2融着部82が複数形成されている。股下部Mにおける防漏カフ6からの漏れを抑える観点から、第2融着部82の1個当たりの面積は、融着部81の1個当たりの面積よりも大きいことが好ましく、好ましくは2mm以上、さらに好ましくは4mm以上、そして、好ましくは20mm以下、さらに好ましくは15mm以下である。
同様な観点から、複数の第2融着部82のうち、1つの第2融着部82と、該第2融着部82に最も近い位置にある別の第2融着部82との間の距離が、好ましくは0.5mm以上、さらに好ましくは1mm以上、そして、好ましくは5mm以下、さらに好ましくは3mm以下である。
〔エンボス部80及び融着部81,82の面積の測定法〕
おむつ1から防漏カフ6を切り出し、融着部81,82のある領域から、10mm×10mmの測定片を切り出す。その測定片について、画像解析装置として、例えば、KEYENCE社製、VHX−1000を用いて融着部の面積を測定する。融着部は、測定片内にあるすべての融着部について測定し、それらの平均値を求め、該平均値を融着部の面積とする。この時、融着部の形状が切断されていないものを選択する。エンボス部80も同様に、防漏カフ6を構成する不織布60におけるエンボス部80のある領域から、10mm×10mmの測定片を切り出す。その測定片について、画像解析装置を用いてエンボス部80の面積を測定する。端部固定部65の面積に占める複数の融着部81の面積を合計した合計面積の割合は、端部固定部65における単位面積(10mm四方の100mm)当たりの融着部81の総面積として測定する。測定は、3回測定し、それらの平均値を求め、該平均値を端部固定部の面積に占める複数の融着部の面積を合計した合計面積の割合とする。この時には、融着部の形状が不完全となっているものも含み測定範囲内のすべての融着部を対象とする。不織布60の一面の表面積に占める複数のエンボス部80の面積を合計した合計面積の割合も同様に、測定片における単位面積(10mm四方の100mm)当たりのエンボス部80の総面積として測定する。測定片は、3枚以上採取し、それらの平均値を求め、該平均値を一面の表面積に占める複数のエンボス部80の面積を合計した合計面積の割合とする。
第2融着部82の平面視形状は、特に限定されるものではなく、円形状、楕円形状、矩形状、三角形状等、任意のものとすることができる。尚、図7に示す第2融着部82の平面視形状は、防漏カフ6が捲れた状態となり難くなる観点から、楕円形状となっている。
おむつ1の着用時に着用者の脚や着用補助者等の手等が防漏カフ6に引っ掛かった場合、端部固定部65から防漏カフ6にかかる応力によって、接合部66を起点に、防漏カフ6のめくれが直りやすくなる観点から図5に示すように、接合部66は、端部固定部65よりも幅方向Yの長さが小さいことが好ましい。接合部66の幅方向Yの長さとは、接合部66における幅方向Yの最大寸法のことである。同様に、端部固定部65の幅方向Yの長さとは、端部固定部65における幅方向Yの最大寸法のことである。
防漏カフ6が捲れた状態となり難くなる観点から、接合部66は、長手方向Xの長さが、弾性伸縮部64おける長手方向Xに延びる伸縮領域以上の長さであることが好ましい。
図4に示すように、外装体3を構成する腹側シート部材3F及び背側シート部材3Rは、それぞれ、外層シート31及び内層シート32を含んで構成されている。おむつ1の着用状態において、外層シート31は着用者の身体から遠い側に位置して、おむつ1の外面すなわち非肌対向面を形成する。内層シート32は着用者の身体に近い側に位置して、おむつ1の内面すなわち肌対向面を形成する。外層シート31と内層シート32とは、所定の部位において接着剤等の接合手段を介して互いに接合され一体化されている。図2に示すように、腹側シート部材3F及び背側シート部材3Rそれぞれにおいて、外層シート31と内層シート32との間には、ウエスト開口部WHの周縁部にウエスト開口伸縮部33を形成するウエスト部弾性部材34、及び胴回り部に胴回り伸縮部35を形成する胴回り弾性部材36が配されている。該胴回り部とは、ウエスト開口部WHの周縁端から下方に20mm離間した位置からレッグ開口部LHの上端までの領域のことである。弾性部材34,36は、それぞれ伸長状態で、ホットメルト型接着剤等の任意の接合手段によりシート31,32間に接合固定されている。
図2に示すように、ウエスト開口伸縮部33は、吸収体4の長手方向Xの端部よりもウエスト開口部側に配され且つウエスト開口部WHの周縁部において周方向に沿って形成されている。ウエスト開口伸縮部33は、伸長状態で固定されたウエスト部弾性部材34によって幅方向Yに伸縮可能な状態となっている。
図2に示すように、胴回り伸縮部35は、吸収性本体2の幅方向Y外方に一対の側方伸縮部37,37を備えている。一対の側方伸縮部37,37は、幅方向Yの左右に分割された状態で形成されている。各側方伸縮部37は、少なくとも端部固定部65の幅方向Y外方に形成されている。側方伸縮部37は、伸長状態で固定された胴回り弾性部材36によって幅方向Yに伸縮可能な状態となっている。側方伸縮部37は、端部固定部65を含み端部固定部65から幅方向Y外方に延在する端部固定部伸縮部38を備えている。端部固定部65の近傍から防漏カフ6が立ち上がり易く、防漏カフ6が捲れた状態となり難くなる観点から、側方伸縮部37のうち、端部固定部伸縮部38は、ウエスト開口伸縮部33よりも幅方向Yの伸長応力が高いことが好ましい。伸長応力は下記方法により測定される。
〔伸長応力の測定法〕
おむつを、展開して平面状に拡げ、該おむつを、おむつ幅方向Yと平行な直線に沿って切断して、腹側部F及び背側部Rそれぞれからウエスト開口伸縮部と端部固定部伸縮部38をそれぞれ切り出す。ウエスト開口伸縮部とは、ウエスト開口部WHと吸収体4の長手方向Xの端部までの部分において幅方向Yに沿って弾性部材34が配設されている領域である。端部固定部伸縮部38とは側方伸縮部37のうち、端部固定部65の長手方向Xに亘る部分において幅方向Yに沿って弾性部材36が配設されている領域である。この切り出しの際には、外装体3のみならず、吸収性本体2等を含むおむつ全体を切断する。切り出した各領域(測定サンプル)の長手方向の両端(サイドシール部Sを形成していた部分のすぐ内側)を、テンシロン引張試験機(ORIENTEC社製「RTC−1210A」)のチャックに挟み、該測定サンプルを300mm/minの速度で長手方向に伸長させ、外装体3の内寸〔弾性部材により外装体が収縮していない状態(換言すれば弾性部材を配さずに外装体のみを伸展させた状態)で測定した外装体3のサイドシール部S,S間の長さ〕を100(例えば350mm)としたときの、80相当(例えば280mm)の長さまで伸長させた後に、71相当(例えば250mm)の長さまで収縮させたときの引張り荷重(cN)を収縮力とする。外装体3の内寸を100としたときの71相当の長さにおける戻りの力を規定した理由は、おむつ1を着用する主たる対象者である幼児の腹回りの長さがおむつ内寸と比して71%程度となるからである。なお、ここで言う腹回りの長さは、幼児の姿勢が変化したときの腹回りの周長の変化を考慮し、立位および座位で測定した腹回りの平均値である。
ウエスト開口伸縮部33の伸長応力に対する端部固定部伸縮部38の伸長応力の比(端部固定部伸縮部38の伸長応力/ウエスト開口伸縮部33の伸長応力)は、好ましくは1.04以上、更に好ましくは1.05以上、そして、好ましくは3.0以下、更に好ましくは2.5以下である。
ウエスト開口伸縮部33の伸長応力は、好ましくは0.6cN/mm以上、更に好ましくは0.8cN/mm以上、そして、好ましくは5.5cN/mm以下、更に好ましくは4.5cN/mm以下である。
側方伸縮部37の伸長応力は、好ましくは0.8cN/mm以上、更に好ましくは1.0cN/mm以上、そして、好ましくは7.0cN/mm以下、更に好ましくは6.0cN/mm以下である。
着用状態において、着用者の身体とおむつ1とが密着し易く、端部固定部65の近傍から防漏カフ6が立ち上がり易くなる観点から、図2に示すように、各端部固定部伸縮部38は、その幅方向Y内方端部37eが端部固定部65と厚み方向において重なっていることが好ましい。
吸収性コア40は、図3に示すように、単層となっている。吸収性コア40は、幅方向Yの内方に可撓部を備えていてもよいし、備えていなくてもよい。可撓部としては、吸収性コア40を貫通するスリット又は坪量の低い低坪量部等が挙げられる。可撓部を備えていると、着用状態において、該可撓部軸として、吸収体4の長手方向Xに沿う側部が立ち上がり易くなり、尿等の排泄物が幅方向Y外方へ流出することを阻止できる。吸収性コア40は、可撓部として、長手方向Xに延びる一対のスリット44,44を有している。スリット44は、吸収体4の長手方向Xに沿う側縁よりも幅方向Yの内方に形成されている。スリット44の代わりに低坪量部を備えるときには、該低坪量部の坪量は、好ましくは10g/m以上400g/m以下であり、より好ましくは100g/m以上300g/m以下である。なお吸収性コア40は多層となっていてもよい。
吸収体4の長手方向Xに沿う側部が立ち上がり易くなるとともに、防漏カフ6が捲れた状態となり難くなる観点から、スリット44は、長手方向Xに延びる接合部66に沿って、接合部66に平行に配されていることが好ましい。同様な観点から、端部固定部65は、スリット44から幅方向Y外方に配されていることが好ましい。吸収性コア40がスリット44の代わりに低坪量部を備えるときも同様の配置であることが好ましい。
本実施形態のおむつ1の各部を構成する材料としては、当該技術分野において通常用いられているものを特に制限無く用いることができる。例えば、表面シート5としては、各種の不織布や開孔フィルム等を用いることができる。防漏シート7としては、例えば液難透過性のフィルムやスパンボンド・メルトブローン・スパンボンド積層不織布などが挙げられる。各弾性部材としては、糸ゴム等を用いることができる。外層シート31及び内層シート32としては、各種不織布を用いることができる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されず適宜変更可能である。例えば図1に示す実施形態では、外装体が着用者の背側に配される背側シート部材と腹側に配される腹側シート部材とに分割されている外装体分割タイプのパンツ型使い捨ておむつに係るものであったが、それに代えて、本発明は、腹側部F、股下部M及び背側部Rに亘る外装体3を有するパンツ型使い捨ておむつであってもよい。また本発明は、パンツ型使い捨ておむつではなく、女性用のパンツ型の生理用ナプキンであってもよく、軽失禁対策用のパンツ型吸収性物品であってもよい。
図3に示すおむつ1においては、防漏カフ6と表面シート5との接合部66が、吸収体4の長手方向Xに沿う側縁から外方に位置する部分に形成されている。それに代えて、吸収体4の長手方向Xの側縁から非肌対向面側に巻き下げられた表面シート5と、防漏カフ6の不織布60とが接合されて接合部66を形成していてもよい。また接合部66は、防漏カフ6の不織布60と表面シート5との接合以外に、不織布60が吸収性本体2を構成する防漏シート7等の他の部材と接合されることによって形成されたものであってもよい。
前述した本発明の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
<1>
着用者の前後方向に対応する長手方向と前記長手方向に直交する幅方向とを有し、着用時に、着用者の腹側に配される腹側部、背側に配される背側部及び前記腹側部と前記背側部の間に位置する股下部を有し、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部を有するパンツ型吸収性物品であって、
液透過性の表面シート、吸収体及び防漏シートを含む吸収性本体と、該吸収性本体の前記長手方向の両側に前記長手方向に沿って配された防漏カフとを備えており、
前記防漏カフは、不織布から構成され、前記幅方向の一方の端に固定端及び他方の端に自由端を有しており前記腹側部及び前記背側部に位置する前記長手方向の両端近傍に、前記表面シートに固定された端部固定部を有し、前記自由端の近傍に弾性部材が固定された弾性伸縮部を有しており、
前記防漏カフは、前記固定端と前記弾性伸縮部との間の前記幅方向の距離である第1の距離が10mm以上であり、前記腹側部及び前記背側部の何れか一方又は両方において、前記弾性伸縮部と前記端部固定部との間の前記長手方向の距離である第2の距離が、前記第1の距離以下であり、
前記不織布は、表面粗さの平均偏差(SMD)が2.2μm以下であり且つ摩擦係数の平均偏差(MMD)が0.012以下である、パンツ型吸収性物品。
<2>
前記腹側部及び前記背側部の両方において、前記第2の距離が前記第1の距離以下である、<1>に記載のパンツ型吸収性物品。
<3>
前記端部固定部においては、前記不織布と前記表面シートとの間の剥離強度である第1剥離強度が0.2N/20mm以上5.0N/20mm以下であり、前記固定端を形成する接合部においては、前記不織布と他の部材との剥離強度が、第1剥離強度以上である、<1>又は<2>に記載のパンツ型吸収性物品。
<4>
前記固定端を形成する接合部の前記剥離強度は、1.3N/20mm以上である、<3>に記載のパンツ型吸収性物品。
<5>
前記固定端を形成する接合部は、前記端部固定部よりも前記幅方向の長さが小さい、<3>又は<4>に記載のパンツ型吸収性物品。
<6>
前記第1の距離は15mm以上である、<1>〜<5>の何れか1つに記載のパンツ型吸収性物品。
<7>
前記第2の距離は15mm以下である、<1>〜<6>の何れか1つに記載のパンツ型吸収性物品。
<8>
前記腹側部において、前記弾性伸縮部における前記長手方向に延びる伸縮領域の端が、厚み方向において前記端部固定部と重なっている、<7>に記載のパンツ型吸収性物品。
<9>
前記背側部において、前記弾性伸縮部における前記長手方向に延びる伸縮領域の端が、厚み方向において前記端部固定部と重なっている、<7>又は<8>に記載のパンツ型吸収性物品。
<10>
前記不織布は、摩擦係数(MIU)が0.25以下である、<1>〜<9>の何れか1つに記載のパンツ型吸収性物品。
<11>
前記不織布には、エンボス部が平面方向に相互に離間した状態に複数形成されており、該不織布の表面積に占める複数の該エンボス部の面積を合計した合計面積の割合が、18%以下である、<1>〜<10>の何れか1つに記載のパンツ型吸収性物品。
<12>
前記端部固定部には、前記不織布と前記表面シートとが部分的に熱融着された融着部が複数形成されており、該複数の融着部のうちの一部が前記エンボス部と重なっている、<11>に記載のパンツ型吸収性物品。
<13>
前記端部固定部において、前記複数の融着部に占める、前記エンボス部と重なる前記融着部の割合が50%以上である、<12>に記載のパンツ型吸収性物品。
<14>
前記端部固定部の面積に占める前記複数の融着部の面積を合計した合計面積の割合が、5%以上である、<12>又は<13>に記載のパンツ型吸収性物品。
<15>
前記複数の融着部は、千鳥格子状に配されている、<12>〜<14>の何れか1つに記載のパンツ型吸収性物品。
<16>
前記融着部は、平面視して円形状となっている、<12>〜<15>の何れか1つに記載のパンツ型吸収性物品。
<17>
前記複数の融着部は、前記幅方向内側に配されものほど、面積が大きい、<12>〜<16>の何れか1つに記載のパンツ型吸収性物品。
<18>
前記端部固定部の面積が300mm以上1000mm以下である、<1>〜<17>の何れか1つに記載のパンツ型吸収性物品。
<19>
前記固定端を形成する接合部は、前記弾性伸縮部おける前記長手方向に延びる伸縮領域以上の長さに形成されている、<1>〜<18>の何れか1つに記載のパンツ型吸収性物品。
<20>
前記固定端を形成する接合部には、前記不織布と他の部材とが部分的に熱融着された第2融着部が複数形成されており、該第2融着部は、平面視して楕円形状となっている、<1>〜<19>の何れか1つに記載のパンツ型吸収性物品。
<21>
前記不織布は、構成繊維の主成分がプロピレンランダムコポリマーを含む、<1>〜<20>の何れか1つに記載のパンツ型吸収性物品。
<22>
前記吸収性本体を固定する外装体は、前記腹側部側に配される腹側シート部材と、前記背側部側に配される背側シート部材とに分割されている、<1>〜<21>の何れか1つに記載のパンツ型吸収性物品。
<23>
前記腹側シート部材の前記長手方向の内端と前記端部固定部との間隔が、前記背側シート部材の前記長手方向の内端と前記端部固定部との間隔よりも小さい、<22>に記載のパンツ型吸収性物品。
<24>
前記腹側部及び前記背側部の少なくとも一方は、吸収体端部よりウエスト開口部側に配され且つウエスト開口部の周方向に沿って形成され前記幅方向に伸縮するウエスト開口伸縮部と、前記吸収性本体の幅方向外方に形成され前記幅方向に伸縮する側方伸縮部とを備えており、
前記側方伸縮部のうち、前記端部固定部を含み前記端部固定部から前記幅方向外方に延在する端部固定部伸縮部は、前記ウエスト開口伸縮部よりも前記幅方向の伸長応力が高い、<1>〜<23>の何れか1つに記載のパンツ型吸収性物品。
<25>
前記端部固定部伸縮部は、前記幅方向の内方端部が前記端部固定部と厚み方向において重なっている、<24>に記載のパンツ型吸収性物品。
<26>
前記吸収体は、前記長手方向に沿う両側部に、前記長手方向に延びるスリット又は低坪量部を有しており、該スリット又は該低坪量部は、前記固定端を形成する接合部と平行に配されている、<1>〜<25>の何れか1つに記載のパンツ型吸収性物品。
<27>
前記端部固定部は、前記スリット又は前記低坪量部から幅方向外方に配されている、<26>に記載のパンツ型吸収性物品。
1 パンツ型使い捨ておむつ(パンツ型吸収性物品)
F 腹側部
M 股下部
R 背側部
2 吸収性本体
5 表面シート
4 吸収体
44 スリット
7 防漏シート
3 外装体
3F 腹側シート部材
3R 背側シート部材
6 防漏カフ
60 防漏カフを構成する不織布
61 自由端
62 固定端
63 弾性部材
64 弾性伸縮部
65 端部固定部
66 接合部
80 エンボス部
81 融着部
82 第2融着部
X 長手方向
Y 幅方向

Claims (10)

  1. 着用者の前後方向に対応する長手方向と前記長手方向に直交する幅方向とを有し、着用時に、着用者の腹側に配される腹側部、背側に配される背側部及び前記腹側部と前記背側部の間に位置する股下部を有し、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部を有するパンツ型吸収性物品であって、
    液透過性の表面シート、吸収体及び防漏シートを含む吸収性本体と、該吸収性本体の前記長手方向の両側に前記長手方向に沿って配された防漏カフとを備えており、
    前記防漏カフは、不織布から構成され、前記幅方向の一方の端に固定端及び他方の端に自由端を有しており前記腹側部及び前記背側部に位置する前記長手方向の両端近傍に、前記表面シートに固定された端部固定部を有し、前記自由端の近傍に弾性部材が固定された弾性伸縮部を有しており、
    前記防漏カフは、前記固定端と前記弾性伸縮部との間の前記幅方向の距離である第1の距離が10mm以上であり、前記腹側部及び前記背側部の何れか一方又は両方において、前記弾性伸縮部と前記端部固定部との間の前記長手方向の距離である第2の距離が、前記第1の距離以下であり、
    前記不織布は、表面粗さの平均偏差(SMD)が2.2μm以下であり且つ摩擦係数の平均偏差(MMD)が0.012以下である、パンツ型吸収性物品。
  2. 前記腹側部及び前記背側部の両方において、前記第2の距離が前記第1の距離以下である、請求項1に記載のパンツ型吸収性物品。
  3. 前記端部固定部においては、前記不織布と前記表面シートとの間の剥離強度である第1剥離強度が0.2N/20mm以上5.0N/20mm以下であり、前記固定端を形成する接合部においては、前記不織布と他の部材との剥離強度が、第1剥離強度以上である、請求項1又は2に記載のパンツ型吸収性物品。
  4. 前記固定端を形成する接合部の前記剥離強度は、1.3N/20mm以上である、請求項3に記載のパンツ型吸収性物品。
  5. 前記第1の距離は15mm以上である、請求項1〜4の何れか1項に記載のパンツ型吸収性物品。
  6. 前記第2の距離は15mm以下である、請求項1〜5の何れか1項に記載のパンツ型吸収性物品。
  7. 前記端部固定部には、前記不織布と前記表面シートとが部分的に熱融着された融着部が複数形成されており、
    前記端部固定部の面積に占める前記複数の融着部の面積を合計した合計面積の割合が、5%以上である、請求項1〜6の何れか1項に記載のパンツ型吸収性物品。
  8. 前記吸収性本体を固定する外装体は、前記腹側部側に配される腹側シート部材と、前記背側部側に配される背側シート部材とに分割されている、請求項1〜7の何れか1項に記載のパンツ型吸収性物品。
  9. 前記腹側部及び前記背側部の少なくとも一方は、吸収体端部よりウエスト開口部側に配され且つウエスト開口部の周方向に沿って形成され前記幅方向に伸縮するウエスト開口伸縮部と、前記吸収性本体の幅方向外方に形成され前記幅方向に伸縮する側方伸縮部とを備えており、
    前記側方伸縮部のうち、前記端部固定部を含み前記端部固定部から前記幅方向外方に延在する端部固定部伸縮部は、前記ウエスト開口伸縮部よりも前記幅方向の伸長応力が高い、請求項1〜8の何れか1項に記載のパンツ型吸収性物品。
  10. 前記端部固定部伸縮部は、前記幅方向の内方端部が厚み方向において前記端部固定部と重なっている、請求項9に記載のパンツ型吸収性物品。
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