JP2020195207A - 鳥害防止具 - Google Patents
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Abstract
Description
また、ラインロープを持った状態で、電線を伝って移動しながら複数の鳥害防止具にわたってラインロープを架け渡す作業が必要であり、時間と手間がかかる。そして、一旦停車した高所作業車で作業可能な範囲を超えた場合、ラインロープを仮固定し、高所作業車を異動させ、その後、再度、鳥害防止具へのラインロープの取付作業を再開しなければならない。
また、ラインロープを手に持って作業するため、ラインロープの取り付けの際に、誤って手を滑らせてラインロープが落下する可能性がある。ラインロープが落下すると、ラインロープが電線から地上に垂れ下がって絡まる可能性がある。さらに、絡まったラインロープがほどけないと、切断する必要があり、無駄にラインロープを消費してしまう。また、鳥害防止具へのラインロープの固定が不十分で、ラインロープが緩んで外れてしまう可能性もある。
鳥害防止具1は、第1ライン支持具10A及び第2ライン支持具10Bと、第1ライン支持具10Aから第2ライン支持具10Bへ延びる連結部材2と、第1ライン支持具10Aと第2ライン支持具10Bとの間に伸縮自在に架け渡されたラインロープ3とを備える。
次に、第1ライン支持具10A及び第2ライン支持具10Bについて説明するが、第1ライン支持具10Aと第2ライン支持具10Bとは、略同様であるので、同様の部分については第1ライン支持具10Aについてのみ説明し、第2ライン支持具10Bの説明は省略する。
第1ライン支持具10Aは、電線懸架部11と、上下動部12と、電線懸架部11から上方に延びるライン保持部13とを備える。
電線懸架部11は、電線Wに載置される上把持部(第1把持部)11aと、上把持部11aの一端から下側に延びる延在壁11bと、延在壁11bの下端から延在壁11bに対して略垂直且つ上把持部11aと同方向に延びるねじ保持部11cと、を備える。
上把持部11aの他端側は、延在壁11bと略平行に下側に延びている。だたし、下側に延びる部分11fは、延在壁11bよりも短く、少なくとも、ねじ保持部11cとの間には電線Wが挿通可能な隙間Sが設けられている。
上把持部11aの下面は延在壁11bと直交する水平方向に延びる面で、延在壁11bと平行に延びる上凹溝11eが形成されている。
上把持部11aにおける、第2ライン支持具10B側の側面からは、連結部材2が第2ライン支持具10B側に向かって延びている。連結部材2は、実施形態では断面円形の棒部材であるが、これに限定されない。
第1ライン支持具10Aと第2ライン支持具10Bとが連結された状態から、第1ライン支持具10Aと第2ライン支持具10Bとの間の距離を離すと、第2ライン支持具10Bの挿入孔2aから第1ライン支持具10Aから延びる連結部材2が外れて、第1ライン支持具10Aと第2ライン支持具10Bとの連結が解除される。
ねじ保持部11cは、上把持部11aの下面と平行に延びる板状部である。ねじ保持部11cの中央部に延在壁11bと平行な上下方向に貫通し且つ内面にねじ溝が設けられたねじ孔11dが設けられている。
ライン保持部13は、上把持部11aの上面から上方に突出している棒状部材である。ライン保持部13の側面には、ラインロープ3の一端を取り付けるための取付部13aが設けられている。取付部13aは、実施形態ではL字状部材であるが、ラインロープ3が取り付け可能で、且つラインロープ3がライン保持部13上を滑り落ちなければ、他の形状であってもよい。
上下動部12は、ねじ保持部11cのねじ孔11dに螺合するねじ部12aと、ねじ部12aの上端に取り付けられている下把持部12bと、ねじ部12aの下端に取り付けられている操作部12cとを備える。
ねじ部12aの側面にはねじ山が設けられている。ねじ部12aは、ねじ孔11dを貫通してねじ保持部11cのねじ孔11dの内面に設けられたねじ溝と螺合している。ねじ部12aは、回転することにより延在壁11bと平行に上下動する。
操作部12cは、ねじ部12aの下端に取り付けられた、下面が開口した円筒部材である。操作部12cの周面には、下端縁が開口した一対のT形状の係止溝12dが、互いに対向配置されて2つ設けられている。T字状の係止溝12dは、下端縁から上に延びる垂直溝と、垂直溝の上端から左右に延びる左溝及び右溝とを備え、左溝及び右溝の先端は、やや下方に下がっている。
一方、遠隔操作棒20は、絶縁材で形成された公知の遠隔操作棒であり、所定の長さを有する。遠隔操作棒20の先端の径は、操作部12c内に挿入可能な径で、外周面に一対の係合ピン21が設けられている。係合ピン21を、係止溝12dの下端縁から係止溝12d内に挿入し、遠隔操作棒20を回転すると、係合ピン21が係止溝12dに沿って移動する。係合ピン21がT字状の係止溝12dの左溝及び右溝の先端の下に下がったところに到達すると、遠隔操作棒20が第1ライン支持具10Aに固定される。
下把持部12bは、ねじ部12aの上端に取り付けられている。下把持部12bにおける、上把持部11aと対向する上面には、上把持部11aの下面と同様に凹溝11gが形成されている。
遠隔操作棒20によりねじ部12aを回転させると、下把持部12bが電線懸架部11に対して相対的に上昇する。これにより、上把持部11aと下把持部12bとで電線Wを把持することができる。
ラインロープ3は、一端が第1ライン支持具10A側のライン保持部13の側面に設けられた取付部13aに固定され、他端が第2ライン支持具10B側のライン保持部13の側面に設けられた取付部13aに固定されている。
ラインロープ3は、コイルばね状に巻かれて伸縮性があり、第1ライン支持具10Aと第2ライン支持具10Bとの距離を広げることにより両端が引っ張られると、直線状に近づくように伸び、第1ライン支持具10Aと第2ライン支持具10Bとの間を近づけると、コイル状に巻かれた状態に戻る。
ラインロープ3は、実施形態では絶縁性の細線であるが、これに限らず、絶縁材料で被覆された金属線であってもよい。
次に、鳥害防止具1の使用方法について図2を用いて説明する。鳥害防止具1は、電線Wが活線のままラインロープ3も含めて装着可能である。
作業者は、例えば高所作業車(図示せず)に乗り込み、電線Wの取付個所の所定位置に移動する。
そして、第2ライン支持具10Bの挿入孔2aに第1ライン支持具10Aから延びる連結部材2を挿入し、第1ライン支持具10Aと第2ライン支持具10Bとが連結する。
鳥害防止具1における第1ライン支持具10Aの円筒形状の操作部12cの下端より遠隔操作棒20を挿入する。このとき、係合ピン21を、係止溝12dの下端縁から係止溝12d内に挿入する。そして、遠隔操作棒20を回転すると、係合ピン21が係止溝12dに沿って移動する。係合ピン21がT字状の係止溝12dの左溝及び右溝の先端の下に下がったところに到達すると、遠隔操作棒20が第1ライン支持具10Aに固定される。
この状態で、遠隔操作棒20を回転させ、第1ライン支持具10Aのねじ部12aを上方に移動させ、第1ライン支持具10Aにおいて上把持部11aと下把持部12bとにより電線Wを挟持する。
そして、遠隔操作棒20を移動させることにより、図2(c)に示すように第2ライン支持具10Bを水平に移動させる。そうするとラインロープ3が延び、例えば最長3m程度の所望位置まで第2ライン支持具10Bを移動させる。
隔操作棒20を回転させ、第2ライン支持具10Bのねじ部12aを上方に移動させ、第2ライン支持具10Bにおいて上把持部11aと下把持部12bとにより電線Wを挟持する。
なお、ラインロープ3は3mまで伸ばす必要はなく、3m以下であってもコイル状で伸縮性があるのでたるむことがない。
そして、ラインロープ3が電線Wから一定の距離、離間して平行に張られることで、鳥が電線Wに留まって引き起こされる短絡事故や糞害を防止することができる。
ラインロープを取り付ける時間が短縮されるので、作業時間が短縮するとともに、作業性が向上する。
W 電線
1 鳥害防止具
2 連結部材
2a 挿入孔
3 ラインロープ
7 ねじ孔
10A 第1ライン支持具
10B 第2ライン支持具
11 電線懸架部
11a 上把持部
11b 延在壁
11c 保持部
11d 孔
11e 上凹溝
11f 部分
11g 凹溝
12 上下動部
12a ねじ部
12b 下把持部
12c 操作部
12d 係止溝
13 ライン保持部
13a 取付部
20 遠隔操作棒
21 係合ピン
Claims (5)
- 電線に装着可能な第1ライン支持具及び第2ライン支持具と、
前記第1ライン支持具と前記第2ライン支持具とを連結自在な連結部材と、
前記第1ライン支持具と前記第2ライン支持具との間に伸縮自在に架け渡されたラインロープと、
を備える鳥害防止具。 - 前記連結部材は、
前記第1ライン支持具から延びる連結棒であり、
前記第2ライン支持具には、前記連結棒が挿入可能な挿入孔が設けられている、
請求項1に記載の鳥害防止具。 - 前記第1ライン支持具及び前記第2ライン支持具は、それぞれ上方に延びる棒状のライン保持部を備え、
前記ラインロープは、前記第1ライン支持具の前記ライン保持部と、前記第2ライン支持具の前記ライン保持部との間にコイル形状に架け渡されている、
請求項1または2に記載の鳥害防止具。 - 前記第1ライン支持具及び前記第2ライン支持具は、それぞれ、
電線の一側と当接する第1把持部と、
電線の他側と当接する第2把持部と、
前記第2把持部を前記第1把持部に対して進退させる操作部と、
を備える請求項1から3のいずれか1項に記載の鳥害防止具。 - 前記操作部には、遠隔操作棒の先端部が取り付け可能で、
前記遠隔操作棒の先端部を前記操作部に取り付けることにより前記遠隔操作棒により前記操作部が操作可能となる、
請求項4に記載の鳥害防止具。
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