JP2020195204A - 管理装置、管理方法、およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】騒音規制を順守しつつ充電を行うことができる管理装置、管理方法、およびプログラムを提供すること。【解決手段】車両の位置を取得する取得部と、騒音規制情報が記述された参照情報を参照して、前記取得部により取得された車両の位置における騒音規制情報を取得し、前記取得した騒音規制情報を満たすように、前記車両に搭載されて前記車両の走行に用いられる電力を蓄える二次電池への充電を制御する管理部と、を備える、管理装置。【選択図】図1

Description

本発明は、管理装置、管理方法、およびプログラムに関する。
近年、電動車両の普及が進んでいる。電動車両は二次電池を搭載しており、二次電池に電気が蓄電され、走行時には二次電池からモータに電力が供給されることにより走行する。このため、電動車両の利用者は、例えば、各地に設けられた充電ステーション等において電動車両の二次電池に電気を蓄電する(特許文献1参照)。
国際公開第2018/084152号
しかしながら、従来の技術では、車両への充電時に、例えば車両に搭載された電力変換部品が発熱した場合、電力変換部品を冷却するために冷却装置が作動して騒音が発生する場合があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、騒音規制を順守しつつ充電を行うことができる管理装置、管理方法、およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
この発明に係る管理装置、管理方法、およびプログラムは、以下の構成を採用した。
(1):この発明の一態様に係る管理装置は、車両の位置を取得する取得部と、騒音規制情報が記述された参照情報を参照して、前記取得部により取得された車両の位置における騒音規制情報を取得し、前記取得した騒音規制情報を満たすように、前記車両に搭載されて前記車両の走行に用いられる電力を蓄える二次電池への充電を制御する管理部と、を備えるものである。
(2):上記(1)の態様において、前記管理部は、前記騒音規制情報と、前記二次電池への充電時に許容される電力量に関する条件とを対応付けた対応情報を参照して、前記取得した騒音規制情報に対応する電力量に関する条件を満たすように前記二次電池への充電を実行するものである。
(3):上記(2)の態様において、前記管理部は、前記取得した騒音規制情報と外気温とに基づき、前記電力量に関する条件を決定するものである。
(4):上記(1)〜(3)の態様において、前記管理部は、前記二次電池への充電に加え、前記車両が接続された電力系統に対する前記二次電池からの放電を、前記取得した騒音規制情報を満たすように制御するものである。
(5):上記(1)〜(4)の態様において、前記参照情報は、少なくとも場所の属性および時間帯に対して前記騒音規制情報が対応付けられた情報である。
(6):上記(1)〜(5)の態様において、前記管理部は、前記取得した車両の位置における騒音規制情報を、前記車両の利用者に通知するものである。
(7):本発明の他の態様に係る管理方法は、コンピュータが、車両の位置を取得し、騒音規制情報が記述された参照情報を参照して、前記取得された前記車両の位置における騒音規制情報を取得し、前記取得した騒音規制情報を満たすように、前記車両に搭載されて前記車両の走行に用いられる電力を蓄える二次電池への充電を制御するものである。
(8):本発明の他の態様に係るプログラムは、コンピュータに、車両の位置を取得する処理と、騒音規制情報が記述された参照情報を参照して、前記取得された前記車両の位置における騒音規制情報を取得し、前記取得した騒音規制情報を満たすように、前記車両に搭載されて前記車両の走行に用いられる電力を蓄える二次電池への充電を制御する処理と、を実行させるものである。
(1)〜(8)によれば、騒音規制を順守しつつ充電を行うことができる。
第1実施形態に係る管理装置100の構成と使用環境の一例を示す図である。 第1実施形態に係る車両10の構成の一例を示す図である。 騒音規制情報の通知の一例を示す図である。 地図情報142の一例を示す図である。 第1実施形態に係る参照情報144の一例を示す図である。 第1実施形態に係る充放電基準情報146の一例を示す図である。 第1実施形態に係る対応情報148の一例を示す図である。 第1実施形態に係る管理装置100の一連の処理の流れを説明するためのフローチャートである。 第2実施形態に係る対応情報148Aの一例を示す図である。 第3実施形態に係る参照情報144Aの一例を示す図である。 第4実施形態に係る参照情報144Bの一例を示す図である。 第4実施形態に係る対応情報148Cの一例を示す図である。 第5実施形態に係る車両10Aの構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の管理装置、管理方法、およびプログラムの実施形態について説明する。以下の説明において、車両は、二次電池を搭載した電気自動車であるものとするが、車両は、外部から蓄電可能な車両であり、走行用の電力を供給する二次電池を搭載した車両であればよく、ハイブリッド自動車や燃料電池車両であってもよい。
<第1実施形態>
以下、第1実施形態について説明する。
[全体構成]
図1は、第1実施形態に係る管理装置100を含むV2G(Vehicle to Grid)システム1の構成と使用環境の一例を示す図である。図1に示すように、V2Gシステム1は、管理装置100と、複数の充放電装置200,200−1,200−2,200−3と、車両10と、電力系統400とを含む。図1では、充放電装置200、200−1、200−2、200−3のように表現しているが、これらを区別しない場合、充放電装置200と表記する。また、管理装置100の適用はV2Gシステムに限らず、管理装置100は、専ら電動車両の充電を行う充電装置(充電器)を管理するものであってもよい。
管理装置100は、車両10に搭載されて車両10の走行に用いられる電力を蓄えるバッテリ40と、電力系統400との間での充放電を制御する。電力系統400は、例えば、発電所、変電設備、送電線、配電設備、変圧器、保護リレーシステムなどを含む。電力系統400は、一以上の充放電装置200に接続されている。充放電装置200は、例えば、公園、キャンプ場、学校、店舗、住宅、病院などの施設の近傍に設置されている。電力系統400は、充放電装置200に接続された車両10に対して電力を供給する。電力系統400は、充放電装置200に加え、住宅、工場、商業施設などの建造物410にも接続されており、建造物410に対して電力を供給する。
[車両]
図2は、車両10の構成の一例を示す図である。図2に示すように、車両10には、例えば、モータ12と、駆動輪14と、ブレーキ装置16と、車両センサ20と、PCU(Power Control Unit)30と、バッテリ40と、電圧センサ、電流センサ、温度センサなどのバッテリセンサ42と、通信装置60と、表示装置70と、充電口80と、コンバータ82と、冷却装置84とを備える。
モータ12は、例えば、三相交流電動機である。モータ12のロータは、駆動輪14に連結される。モータ12は、供給される電力を用いて動力を駆動輪14に出力する。また、モータ12は、車両10の減速時に車両10の運動エネルギーを用いて発電する。
ブレーキ装置16は、例えば、ブレーキキャリパーと、ブレーキキャリパーに油圧を伝達するシリンダと、シリンダに油圧を発生させる電動モータと、を備える。ブレーキ装置16は、ブレーキペダルの操作によって発生した油圧を、マスターシリンダを介してシリンダに伝達する機構をバックアップとして備えてよい。なお、ブレーキ装置16は、上記説明した構成に限らず、マスターシリンダの油圧をシリンダに伝達する電子制御式油圧ブレーキ装置であってもよい。
車両センサ20は、アクセル開度センサと、車速センサと、ブレーキ踏量センサと、を備える。アクセル開度センサは、アクセルペダルに取り付けられ、アクセルペダルの操作量を検出し、アクセル開度として制御部36に出力する。車速センサは、例えば、各車輪に取り付けられた車輪速センサと速度計算機と、を備え、車輪速センサにより検出された車輪速を統合して車両の速度(車速)を導出し、制御部36及び表示装置70に出力する。ブレーキ踏量センサは、ブレーキペダルに取り付けられ、ブレーキペダルの操作量を検出し、ブレーキ踏量として制御部36に出力する。
PCU30は、例えば、変換器32と、VCU(Voltage Control Unit)34と、制御部36と、を備える。なお、これらの構成要素をPCU30として一まとまりの構成としたのは、あくまで一例であり、これらの構成要素は分散的に配置されても構わない。
変換器32は、例えば、AC−DC変換器である。変換器32の直流側端子は、直流リンクDLに接続されている。直流リンクDLには、VCU34を介してバッテリ40が接続されている。変換器32は、モータ12により発電された交流を直流に変換して直流リンクDLに出力する。
VCU34は、例えば、DC―DCコンバータである。VCU34は、バッテリ40から供給される電力を昇圧して直流リンクDLに出力する。
制御部36は、例えば、モータ制御部と、ブレーキ制御部と、バッテリ・VCU制御部と、を備える。モータ制御部、ブレーキ制御部、及びバッテリ・VCU制御部は、それぞれ別体の制御装置、例えば、モータECU、ブレーキECU、バッテリECUといった制御装置に置き換えられてもよい。
モータ制御部は、車両センサ20の出力に基づいて、モータ12を制御する。ブレーキ制御部は、車両センサ20の出力に基づいて、ブレーキ装置16を制御する。バッテリ・VCU制御部は、バッテリ40に取り付けられたバッテリセンサ42の出力に基づいて、バッテリ40のSOC(State Of Charge;以下「バッテリ充電率」ともいう)を算出し、VCU34及び表示装置70に出力する。バッテリ・VCU制御部は、算出したバッテリ40のSOCを通信装置60に出力する。VCU34は、バッテリ・VCU制御部からの指示に応じて、直流リンクDLの電圧を上昇させる。モータ制御部は、車両センサ20の出力及びバッテリ40のSOCの遷移に基づいて、車両10の電費を算出する。モータ制御部は、車両10の電費を走行モード毎に算出する。
バッテリ40は、例えば、リチウムイオン電池などの二次電池である。バッテリ40は、車両10の外部の充放電装置200から導入される電力を蓄え、車両10の走行のための放電を行う。バッテリセンサ42は、例えば、電流センサ、電圧センサ、温度センサを備える。バッテリセンサ42は、例えば、バッテリ40の電流値、電圧値、温度を検出する。バッテリセンサ42は、検出した電流値、電圧値、温度等を制御部36に出力する。
通信装置60は、セルラー網やWi−Fi網に接続するための無線モジュールを含む。通信装置60は、制御部36のバッテリ・VCU制御部により出力されたバッテリ40のSOCを、ネットワークNWを介して、管理装置100に送信する。
表示装置70は、例えば、表示部72と、表示制御部74と、を備える。表示部72は、例えば液晶ディスプレイにより構成され、表示制御部74の制御に応じた情報を表示する。表示制御部74は、制御部36または通信装置60により出力される情報に応じた画像を表示部72に表示させる。例えば、図3に示すように、表示制御部74は、後述のように、車両10の位置における騒音規制情報が管理装置100により送信された場合、管理装置100から受信した情報に基づく画像を表示部72に表示させる。これにより、管理装置100は、車両10の位置における騒音規制情報を、車両10の利用者に通知する。図示の例では、表示制御部74は、車両10の位置における騒音規制情報に加え、車両10の充電時に許容される電力量に関する条件が管理装置100により送信される。そして、表示部72には、車両10の位置における騒音規制の有無に関する情報が、電力量の最大値とともに表示される。電力量の最大値は、車両10の充電時に許容される電力量に関する条件の一例である。電力量の最大値は、電力量の最大値であってもよいし、基準時間内(例えば10[m]以内)での電力量の最大値であってもよい。また、表示制御部74は、車両センサ20により出力された車速等を表示部72に表示させる。
充電口80は、車両10の車体外部に向けて設けられている。充電口80は、充電ケーブル220を介して充放電装置200に接続される。充電ケーブル220は、第1プラグ222と第2プラグ224とを備える。第1プラグ222は、充放電装置200に接続され、第2プラグ224は、充電口80に接続される。充放電装置200から供給される電力は、充電ケーブル220を介して充電口80に供給される。また、バッテリ40から充電口80に供給される電力は、充電ケーブル220を介して充放電装置200に供給される。
また、充電ケーブル220は、電力ケーブルに付設された信号ケーブルを含む。信号ケーブルは、車両10と充放電装置200の間の通信を仲介する。したがって、第1プラグ222と第2プラグ224のそれぞれには、電力コネクタと信号コネクタが設けられている。
コンバータ82は、充電口80とバッテリ40の間に設けられる。コンバータ82は、充電口80を介して充放電装置200から導入される電流、例えば交流電流を直流電流に変換する。コンバータ82は、変換した直流電流をバッテリ40に対して出力する。また、コンバータ82は、バッテリ40から導入される電流、例えば直流電流を交流電流に変換する。コンバータ82は、変換した交流電流を充電口80に対して出力する。
冷却装置84は、車両10への充電時に発熱するコンバータ82などの電力変換部品を冷却する。冷却装置84は、例えば、コンバータ82が実装された回路基板に設けられる冷却ファンを含む。冷却ファンは、回路基板においてコンバータ82に接続された金属製のフィン構造を空冷することにより、コンバータ82からの放熱を促進する。冷却装置84の冷却性能は、冷却ファンの回転速度などに応じて変化する。
[管理装置]
図1に示すように、管理装置100は、例えば、通信部110と、取得部120と、管理部130と、記憶部140と、を備える。取得部120および管理部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)等のハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予め管理装置100のHDDやフラッシュメモリ等の記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD−ROM等の着脱可能な記憶媒体に格納されており、記憶媒体(非一過性の記憶媒体)がドライブ装置に装着されることで管理装置100のHDDやフラッシュメモリにインストールされてもよい。
通信部110は、NICなどの通信インターフェースを含む。通信部110は、ネットワークNWを介して複数の充放電装置200、および、電力系統400を管理する電力会社の間で情報の送受信を行う。ネットワークNWは、例えば、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、プロバイダ装置、無線基地局などを含む。通信部110は、複数の充放電装置200のそれぞれが生成した充電情報を受信する。充電情報には、車両10のバッテリ40の電圧やSOCなどの情報が含まれる。
取得部120は、車両10の位置を取得する。取得部120は、例えば、充放電装置200に対して車両10が接続された場合に、車両10から充放電装置200を介して送信される信号に基づき、車両10の位置を取得する。取得部120は、取得した車両10の位置を記憶部140に記憶させる。
管理部130は、車両10および建造物410と電力系統400との間で電力を配分する制御を行う。管理部130は、車両10から電力系統400に供給された電力を、電力系統400を構成する発電所や電力系統400に接続された建造物410に供給したり、電力系統400から供給される電力を充放電装置200に接続された車両10に供給したりする。
記憶部140は、例えば、HDD、フラッシュメモリ、EEPROM、ROM(Read Only Memory)、またはRAM(Random Access Memory)等により実現される。記憶部140には、例えば、地図情報142、参照情報144、充放電基準情報146、対応情報148、およびその他の情報が記憶される。
[充放電装置]
図1に示すように、充放電装置200は、筐体202と、制御装置204と、ケーブル接続口206とを備える。
制御装置204は、筐体202に内蔵されており、車両10、管理装置100、および電力系統400を管理する電力会社との間でネットワークNWを介して通信可能である。制御装置204は、筐体202の外側に設けられた図示しない入力装置からの入力情報や車両10、管理装置100、および電力会社により提供される情報等に基づいて、電力系統400と充放電装置200との間での電力の授受を制御する。
ケーブル接続口206は、筐体202の外側表面に開口して形成される。ケーブル接続口206には、充電ケーブル220が接続可能とされる。
充電ケーブル220は、第1プラグ222および第2プラグ224を備える。第1プラグ222は、充放電装置200のケーブル接続口206に接続され、第2プラグ224は、車両10の充電口80に接続される。
制御装置204は、充放電装置200に対して車両10が接続された場合、車両10の接続を検知し、ネットワークNWを通じて管理装置100に対して検知信号を出力する。検知信号は、例えば、充放電装置200の識別情報(ID)、および、充放電装置200に接続された車両10のバッテリ40のSOCの情報を含む。管理装置100は、充放電装置200からネットワークNWを通じて取得した検知信号に基づき、電力系統400に接続された複数の充放電装置200の中から、車両10が接続された充放電装置200を特定する。管理装置100は、例えば、充放電装置200のIDと充放電装置200が設置された位置とを対応付けた対応情報を地図情報142に記憶しており、この地図情報142を参照して、車両10が接続された充放電装置200の位置を車両10の位置として取得する。また、管理装置100は、充放電装置200からネットワークNWを通じて取得した検知信号に基づき、充放電装置200に接続された車両10のバッテリ40のSOCを取得する。管理装置100は、取得した車両10の位置、および、車両10のバッテリ40のSOCを、充放電装置200に接続された車両10のIDと対応付けて記憶部140に記憶させる。
ここで、V2Gについて説明する。V2Gとは、車両10が移動手段として用いられない場合に、この車両10に搭載されたバッテリ40を電力貯蔵設備として利用し、V2Gに参加する車両10と電力系統400の間では双方向の電力の授受を行うシステムである。
V2Gに参加する車両10は、電力系統400の状況に応じて、電力系統400における需給均衡の維持を目的とする継続的放電、または電力系統400における周波数の安定を目的とする充放電を行う。需給均衡の維持を目的とした車両10の継続的放電によって得られる電力は、電力系統400の「瞬動予備力(Spinning Reserve)」として利用される。この瞬動予備力のための継続的放電は、特に電力系統400における電力需要の増加に伴い、需給均衡を維持するために必要とされる電力系統400への電力供給を目的として行われる。
図4は、第1実施形態に係る地図情報142の一例を示す図である。地図情報142は、道路を示すリンクと、リンクによって接続されたノードによって道路形状が表現された情報である。地図情報142は、道路の曲率やPOI(Point Of Interest)情報等を含んでもよい。POI情報は、例えば、地図上における施設の位置や種別に関する情報を含んでもよい。図示の例では、車両10の周辺の施設として、「学校」、「病院」、「公園」が配置されている。
図5は、第1実施形態に係る参照情報144の一例を示す図である。参照情報144は、騒音規制情報が記述された情報であり、例えば、場所の属性および時間帯に対して騒音規制情報が対応付けられた情報である。騒音規制情報は、例えば、騒音規制の有無に関する情報を含む。図示の例では、場所の属性は、騒音に対して要求される環境基準が概ね共通する場所をグループ化した場所群ごとに設定されている。この例では、場所の属性として、「第1属性」、「第2属性」、および、「第3属性」が設定されている。「第1属性」は、騒音に対して要求される環境基準が比較的低い場所の属性であり、例えば、公園、キャンプ場などの場所に設定される。「第2場所群」は、騒音に対して要求される環境基準が中程度である場所の属性であり、例えば、学校、店舗などの場所に設定される。「第3場所群」は、騒音に対して要求される環境基準が比較的高い場所の属性であり、例えば、「住宅街」、「病院」などの場所に設定される。図示の例では、「第1属性」には、時間帯が「日中」であるか、または、「夜間」であるかに関わらず、騒音規制が設定されていない。また、「第2属性」には、時間帯が「日中」である場合には騒音規制が設定されているのに対し、時間帯が「夜間」である場合には騒音規制が設定されていない。また、「第3属性」には、時間帯が「日中」であるか、または、「夜間」であるかに関わらず、騒音規制が設定されている。なお、図示の例では、時間帯が「日中」である場合には、時間帯が「夜間」である場合よりも騒音規制が厳しく設定されている。ただし、時間帯が「夜間」である場合に、時間帯が「日中」である場合よりも騒音規制が厳しく設定されてもよい。
図6は、第1実施形態に係る充放電基準情報146の一例を示す図である。充放電基準情報146は、車両10が接続された充放電装置200の位置と、騒音規制情報とを対応付けた情報である。充放電基準情報146には、例えば、車両IDに、充放電装置200の位置、および、騒音規制情報が対応付けられている。車両IDは、充放電装置200に接続された車両10のID(識別情報)でもよいし、車両10の車種を示す程度の情報でもよい。
管理部130は、充放電基準情報146を更新する必要がある場合、例えば、地図情報142を参照して、充放電基準情報146に登録されている充放電装置200の位置から最も近い施設を特定する。管理部130は、例えば、時間帯ごとに騒音基準情報が変更された場合に充放電基準情報146を更新する。次に、管理部130は、参照情報144を参照して、特定した施設に対応する場所の属性を取得する。次に、管理部130は、取得した場所の属性と、その都度の時間帯との組み合わせに基づき、参照情報144を参照して、充放電装置200の位置における騒音規制情報を取得する。そして、管理部130は、取得した騒音規制情報を、充放電装置200の位置と関連付けて、充放電基準情報146に登録されている情報を更新する。
管理部130は、充放電装置200から検知信号を取得した場合、取得した検知信号に基づき、充放電装置200の位置を特定する。そして、管理部130は、特定した充放電装置200の位置に基づき、充放電基準情報146を参照して、充放電装置200の位置における騒音規制情報を取得する。管理部130は、取得した騒音規制情報を満たすように、バッテリ40への充電を制御する。管理部130は、取得した騒音規制情報と、バッテリ40への充電時に許容される電力量に関する条件とを対応付けた対応情報148を参照して、取得した騒音規制情報に対応する電力量に関する条件を満たすようにバッテリ40への充電を実行する。より詳細には、管理部130は、取得した騒音規制情報に基づき、対応情報148を参照して、充放電装置200から車両10への充電時に供給される電力量の最大値を電力量に関する条件の一例として決定する。なお、管理部130は、バッテリ40への充電に加え、車両10が接続された電力系統400に対するバッテリ40からの放電を、取得した騒音規制情報を満たすように制御してもよい。この場合、管理部130は、取得した騒音規制情報に基づき、対応情報148を参照して、車両10から充放電装置200への放電時に供給される電力量の最大値を決定してもよい。
図7は、第1実施形態に係る対応情報148の一例を示す図である。対応情報148は、騒音規制情報と、バッテリ40への充電時に許容される電力量に関する条件とを対応付けた情報である。図示の例では、騒音規制情報に対し、バッテリ40への充電時に許容される電力量の最大値が、電力量に関する条件の一例として対応付けられている。本実施形態では、騒音規制がある場合には、騒音規制がない場合と比較して、バッテリ40への充電時に許容される電力量の最大値が相対的に小さくなるように設定されている。
[管理装置の処理フロー]
以下、第1実施形態に係る管理装置100の一連の処理の流れについてフローチャートを用いて説明する。図8は、第1実施形態に係る管理装置100の一連の処理の流れを説明するためのフローチャートである。本フローチャートの処理は、例えば、管理装置100が充放電装置200からネットワークNWを通じて検知信号を取得した場合に開始されてもよい。
まず、管理部130は、充放電装置200からネットワークNWを通じて検知信号を取得した場合、充放電装置200に接続された車両10との間でセッションを開始する(ステップS10)。管理部130は、セッションを開始すると、充放電装置200から取得した検知信号に基づき、車両10の現在地を確認する(ステップS12)。次に、管理部130は、充放電基準情報146を参照して、車両10の位置における騒音規制情報を取得する(ステップS14)。
管理部130は、取得した騒音規制情報に基づき、車両10の位置において騒音規制が設定されているか否かを判定する(ステップS16)。管理部130は、騒音規制が設定されていると判定した場合、対応情報148を参照して、騒音規制が設定されている場合に許容される電力量の最大値を決定する。そして、管理部130は、充放電装置200から車両10に供給され、または車両10から充放電装置200に供給される電力量が、先に決定した最大値以下となるように制限する(ステップS18)。一方、管理部130は、騒音規制が設定されていないと判定した場合、対応情報148を参照して、騒音規制が設定されていない場合に許容される電力量の最大値を決定する。そして、管理部130は、充放電装置200から車両10に供給され、または車両10から充放電装置200に供給される電力量が、先に決定した最大値以下となるように制限する(ステップS20)。そして、管理部130は、電力量の最大値を制限しつつ、V2Gを開始して車両10から充放電装置200を介して電力系統400に電力を供給する(ステップS22)。これによって、本フローチャートの処理が終了する。
上記説明した第1実施形態に係る管理装置100によれば、騒音規制を順守しつつ充電を行うことができる。例えば、騒音に対して要求される環境基準が比較的高い場所に車両10が位置する場合、充放電装置200から車両10への充電時に、冷却装置84の作動に伴って発生する騒音が騒音基準を満たさない場合がある。したがって、第1実施形態に係る管理装置100によれば、車両の位置における騒音規制情報を取得し、取得した騒音規制情報を満たすように、車両10に搭載されて車両10の走行に用いられる電力を蓄えるバッテリ40への充電を制御する。このため、騒音規制を順守しつつ充電を行うことができる。
また、管理装置100によれば、更に、騒音規制を順守しつつ充電速度を早めることができる。例えば、騒音に対して要求される環境基準を順守するために、充放電装置200から車両10に供給される電力量の最大値を一律に制限してしまうと、車両10の充電速度が必要以上に低下してしまう場合がある。したがって、第1実施形態に係る管理装置100によれば、車両10の位置に騒音規制がない場合には、車両10の位置に騒音規制がある場合と比較して、充放電装置200から車両10への充電時に許容される電力量の最大値を相対的に大きく設定している。このため、騒音規制を順守しつつ充電速度を早めることができる。
<第2実施形態>
以下、第2実施形態について説明する。第2実施形態は、第1実施形態と比較すると、対応情報の設定内容が異なる。以下、この相違点を中心に説明する。
図9は、第2実施形態に係る対応情報148Aの一例を示す図である。対応情報148Aは、騒音規制情報と、バッテリ40への充電時に許容される冷却装置84の冷却性能と、バッテリ40への充電時に許容される電力量に関する条件とを対応付けた情報である。図示の例では、騒音規制情報に対し、冷却ファンの回転速度が、冷却装置84の冷却性能の一例として対応付けられている。この場合、騒音規制の有無に応じて、冷却ファンの回転速度が一律に決定されてもよい。また、騒音規制の有無に応じて冷却ファンの回転速度の上限値が設定され、設定された上限値以下となる範囲内で冷却ファンの回転速度を変化させてもよい。また、図示の例では、騒音規制情報に対し、バッテリ40への充電時に許容される電力量の最大値が、電力量に関する条件の一例として対応付けられている。本実施形態では、騒音規制がある場合には、騒音規制が無い場合と比較して、バッテリ40への充電時に許容される冷却装置84の冷却性能が低くなるように設定されている。また、騒音規制がある場合には、騒音規制がない場合と比較して、バッテリ40への充電時に許容される電力量の最大値が比較的小さくなるように設定されている。
上記説明した第2実施形態に係る管理装置100によれば、第1実施形態に係る管理装置100と同様の効果を奏する。
<第3実施形態>
以下、第3実施形態について説明する。第3実施形態は、第1実施形態と比較すると、騒音規制情報の決定方法が異なる。以下、この相違点を中心に説明する。
図10は、第3実施形態に係る対応情報148Bの一例を示す図である。対応情報148Bは、外気温と、電力量の最大値の補正係数とを対応付けた情報である。電力量の最大値の補正係数は、騒音規制情報に基づき決定された電力量の最大値に対して積算される係数である。図示の例では、外気温Tが「T<T1」を満たす場合、電力量の最大値の補正係数が「α1」に決定される。また、外気温Tが「T1≦T<T2」を満たす場合、電力量の最大値の補正係数が「α1」よりも小さい値である「α2」に決定される。また、外気温Tが「T2≦T」を満たす場合、電力量の最大値の補正係数が「α2」よりも小さい値である「α3」に決定される。管理部130は、対応情報148Bを参照して、外気温に基づき、電力量の最大値を、電力量に関する条件の一例として決定する。この場合、対応情報148Bには、外気温Tが低いほど補正係数が高くなるように設定されているため、外気温Tが低いほど充放電装置200から車両10への充電時に供給される電力量の最大値が大きくなる。
上記説明した第3実施形態に係る管理装置100によれば、第1実施形態に係る管理装置100の効果を奏する他、車両10の充電時に発生する騒音をより一層抑えることができる。例えば、管理装置100は、外気温が比較的低い場合には、車両10の充電時にコンバータ82が発熱したとしても、コンバータ82から空気中への放熱が起こりやすい。そのため、冷却装置84の冷却性能を低く設定したとしても、充放電装置200から車両10への充電時に供給される電力量の最大値を大きく設定できる。これにより、車両10の充電時に、冷却装置84の作動に伴って発生する騒音をより一層抑えることができる。
<第4実施形態>
以下、第4実施形態について説明する。第4実施形態は、第1実施形態と比較すると、騒音規制情報の設定方法が異なる。以下、この相違点を中心に説明する。
図11は、第4実施形態に係る参照情報144Bの一例を示す図である。参照情報144Bは、少なくとも場所の属性および時間帯に対して騒音規制情報が対応付けられた情報である。騒音規制情報は、例えば、騒音規制の規制度合いを多段階に設定した情報を含んでいる。図示の例では、騒音規制の規制度合いが「レベル1」〜「レベル4」まで設定されており、レベルの値が高くなるほど、騒音規制の規制度合いが高くなる。また、この例では、場所の属性が「第1属性」である場合、時間帯が「日中」である場合には、騒音規制情報として「レベル1」が設定され、時間帯が「夜間」である場合には、騒音規制情報として「レベル2」が設定されている。また、場所の属性が「第2属性」である場合、時間帯が「日中」である場合には、騒音規制情報として「レベル2」が設定され、時間帯が「夜間」である場合には、騒音規制情報として「レベル3」が設定されている。また、場所の属性が「第3属性」である場合、時間帯が「日中」である場合には、騒音規制情報として「レベル3」が設定され、時間帯が「夜間」である場合には、騒音規制情報として「レベル4」が設定されている。なお、図示の例では、全ての場所の属性について、時間帯が「夜間」である場合には、時間帯が「昼間」である場合よりも騒音規制が厳しく設定されている。ただし、少なくとも一部の場所の属性について、時間帯が「昼間」である場合に、時間帯が「夜間」である場合よりも騒音規制が厳しく設定されてもよいし、時間帯が「昼間」および「夜間」のいずれに該当するかに関わらず、同程度の騒音規制を設定してもよい。
図12は、第4実施形態に係る対応情報148Cの一例を示す図である。対応情報148Cは、騒音規制情報と、バッテリ40への充電時に許容される電力量に関する条件とを対応付けた情報である。図示の例では、騒音規制情報に対し、バッテリ40への充電時に許容される電力量の最大値が、電力量に関する条件の一例として対応付けられている。本実施形態では、騒音規制の規制度合いが高くなるほど、バッテリ40への充電時に許容される電力量の最大値が小さくなるように設定されている。
上記説明した第4実施形態に係る管理装置100によれば、第1実施形態に係る管理装置100の効果を奏する他、場所ごとの騒音に対する環境基準に応じて、車両10の充電時に発生する騒音を適正に管理することができる。例えば、管理装置100は、場所ごとの騒音に対する環境基準に応じて、騒音規制の規制度合いを多段階に設定している。そのため、場所ごとの騒音に対する環境基準に応じて、車両10の充電時に発生する騒音を適正に管理することができる。
<第5実施形態>
以下、第5実施形態について説明する。第5実施形態は、第1実施形態と比較すると、管理装置が車両に搭載されている点が異なる。以下、この相違点を中心に説明する。
図13は、第5実施形態に係る車両10Aの構成図である。図13に示すように、車両10Aには、例えば、モータ12と、駆動輪14と、ブレーキ装置16と、車両センサ20と、PCU(Power Control Unit)30と、バッテリ40と、電圧センサ、電流センサ、温度センサなどのバッテリセンサ42と、ナビゲーション装置50と、表示装置70と、充電口80と、コンバータ82と、冷却装置84とを備える。
ナビゲーション装置50は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機52と、ナビHMI54と、経路決定部56とを備える。ナビゲーション装置50は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等の記憶装置に地図情報58A、参照情報58B、充電用情報58Cおよび対応情報58Dを保持している。GNSS受信機52は、GNSS衛星から受信した信号に基づいて、車両10Aの位置を周期的に特定する。車両10Aの位置は、車両センサ20の出力を利用したINS(Inertial Navigation System)によって特定または補完されてもよい。ナビHMI54は、表示装置、スピーカ、タッチパネル、キー等を含む。ナビHMI54は、表示装置70と一部または全部が共通化されてもよい。経路決定部56は、例えば、GNSS受信機52により特定された車両10Aの位置から、ナビHMI54を用いて車両10Aの利用者により入力された目的地までの案内経路を、地図情報58Aを参照して決定する。地図情報58Aは、例えば、道路を示すリンクと、リンクによって接続されたノードとによって道路形状が表現された情報である。地図情報58Aは、道路の曲率やPOI(Point Of Interest)情報等を含んでもよい。POI情報は、例えば、地図上における施設の位置や種別に関する情報を含んでもよい。参照情報58Bは、騒音規制情報が記述された情報であり、少なくとも場所の属性および時間帯に対して騒音規制情報が対応付けられた情報である。充電用情報58Cは、車両10Aが接続された充放電装置200の位置と、騒音規制情報とを対応付けた情報である。対応情報58Dは、騒音規制情報と、バッテリ40への充電時に許容される電力量に関する条件とを対応付けた情報である。
制御部36Aは、例えば、取得部36αと、管理部36βとを備える。制御部36Aの各構成要素は、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA、GPUなどのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDDやフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD−ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。
取得部36αは、車両10Aの位置を取得する。取得部36αは、車両10が充放電装置200に接続された場合に、充放電装置200から取得する検知信号に基づき、車両10の位置を取得する。取得部36αは、GNSS受信機52により特定される車両10Aの位置をナビゲーション装置50から取得してもよい。取得部36αは、バッテリセンサ42の出力に基づいて、バッテリ40の蓄電情報を取得する。バッテリ40の蓄電情報は、例えば、バッテリ40の電圧やSOCなどの情報を含む。
管理部36βは、充電用情報58Cを所定の周期で更新する。この場合、管理部36βは、例えば、地図情報58Aを参照して、充電用情報58Cに登録されている充放電装置200の位置から最も近い施設を特定する。次に、管理部36βは、参照情報58Bを参照して、特定した施設に対応する場所の属性を取得する。次に、管理部36βは、取得した場所の属性と、その都度の時間帯との組み合わせに基づき、参照情報58Bを参照して、充放電装置200の位置における騒音規制情報を取得する。そして、管理部36βは、取得した騒音規制情報を、充放電装置200の位置と関連付けて、充電用情報58Cに登録されている情報を更新する。
管理部36βは、充放電装置200から検知信号を取得した場合、取得した検知信号に基づき、車両10Aに接続された充放電装置200の位置を特定する。そして、管理部36βは、特定した充放電装置200の位置に基づき、充電用情報58Cを参照して、充放電装置200の位置における騒音規制情報を取得する。また、管理部36βは、取得した騒音規制情報に基づき、対応情報58Dを参照して、充放電装置200から車両10への充電時に供給される電力量に関する条件を決定する。そして、管理部130は、決定した電力量に関する条件を順守しつつ、車両10Aのバッテリ40から充放電装置200を介して電力系統400に電力を供給する。
上記説明した第5実施形態に係る管理装置100によれば、第1実施形態に係る管理装置100と同様の効果を奏する。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
10…車両、40…バッテリ、100…管理装置、110…通信部、120…取得部、130…管理部、140…記憶部、142…地図情報、144…参照情報、146…充放電基準情報、148…対応情報、200…充放電装置、202…筐体、204…制御装置、206…ケーブル接続口、220…充電ケーブル、400…電力系統、410…建造物。

Claims (8)

  1. 車両の位置を取得する取得部と、
    騒音規制情報が記述された参照情報を参照して、前記取得部により取得された車両の位置における騒音規制情報を取得し、前記取得した騒音規制情報を満たすように、前記車両に搭載されて前記車両の走行に用いられる電力を蓄える二次電池への充電を制御する管理部と、
    を備える、管理装置。
  2. 前記管理部は、前記騒音規制情報と、前記二次電池への充電時に許容される電力量に関する条件とを対応付けた対応情報を参照して、前記取得した騒音規制情報に対応する電力量に関する条件を満たすように前記二次電池への充電を実行する、
    請求項1記載の管理装置。
  3. 前記管理部は、前記取得した騒音規制情報と外気温とに基づき、前記電力量に関する条件を決定する、
    請求項2記載の管理装置。
  4. 前記管理部は、前記二次電池への充電に加え、前記車両が接続された電力系統に対する前記二次電池からの放電を、前記取得した騒音規制情報を満たすように制御する、
    請求項1から3のうちいずれか1項記載の管理装置。
  5. 前記参照情報は、少なくとも場所の属性および時間帯に対して前記騒音規制情報が対応付けられた情報である、
    請求項1から4のうちいずれか1項記載の管理装置。
  6. 前記管理部は、前記取得した車両の位置における騒音規制情報を、前記車両の利用者に通知する、
    請求項1から5のうちいずれか1項記載の管理装置。
  7. コンピュータが、
    車両の位置を取得し、
    騒音規制情報が記述された参照情報を参照して、前記取得された前記車両の位置における騒音規制情報を取得し、前記取得した騒音規制情報を満たすように、前記車両に搭載されて前記車両の走行に用いられる電力を蓄える二次電池への充電を制御する、
    管理方法。
  8. コンピュータに、
    車両の位置を取得する処理と、
    騒音規制情報が記述された参照情報を参照して、前記取得された前記車両の位置における騒音規制情報を取得し、前記取得した騒音規制情報を満たすように、前記車両に搭載されて前記車両の走行に用いられる電力を蓄える二次電池への充電を制御する処理と、
    を実行させるプログラム。
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