JP2020195175A - 蓄電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両に搭載される蓄電装置において、車両がカーシェアに利用されている場合に電池の満充電容量の推定精度が低下することを抑制し、車両がカーシェアに利用されていない場合にユーザの利便性が損なわれることを抑制する。【解決手段】判定部521により車両Veがカーシェアに利用されていると判定されているとき、判定部521により車両Veがカーシェアに利用されていないと判定されているときに比べて、充電プラグPgが車両Veに接続されると、分極解消時間Tsが経過した後、電池Bの充電を開始する頻度を高くし、判定部521により車両Veがカーシェアに利用されていないと判定されているとき、判定部521により車両Veがカーシェアに利用されていると判定されているときに比べて、充電プラグPgが車両Veに接続されると、電池Bの充電を開始する頻度を高くする。【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載される蓄電装置に関する。
蓄電装置として、充電プラグが車両に接続されることで充電装置と電池とが電気的に接続されると、電池の充電率と電池の開回路電圧との対応関係を示す情報を参照して、電池の開回路電圧に対応する充電率を電池の充電開始時の充電率として推定し、その後、電池の充電を開始させ、電池の充電が終わると、電池の充電率と電池の開回路電圧との対応関係を示す情報を参照して、電池の開回路電圧に対応する充電率を電池の充電終了後の充電率として推定するものがある。このような蓄電装置では、充電開始時の充電率と充電終了後の充電率とを用いて電池の満充電容量を推定することがある。
ところで、車両がカーシェアに利用されている場合、車両の使用後に充電プラグが車両に接続され電池が充電されると推測される。
そのため、上記蓄電装置では、車両がカーシェアに利用されている場合、車両の使用後、分極による電圧上昇が停止する前の電池の開回路電圧(上記情報に示される開回路電圧と異なる開回路電圧)を用いて充電開始時の充電率を推定してしまい、充電開始時の充電率の推定精度が低くなり、電池の満充電容量の推定精度が低くなるおそれがある。
そこで、他の蓄電装置として、車両の使用後、充電プラグが車両に接続されると、分極が解消したと見做すことができる分極解消時間が経過した後の開回路電圧を用いて電池の充電開始時の充電率を推定し、その後、電池の充電を開始させるものがある。これにより、車両がカーシェアに利用されている場合であっても、分極による電圧上昇が停止した後の開回路電圧(上記情報に示される開回路電圧に近い開回路電圧)を用いて充電開始時の充電率を推定することができるため、充電開始時の充電率の推定精度が低下することを抑制し、電池の満充電容量の推定精度が低下することを抑制することができる。関連する技術として、例えば、特許文献1がある。
特開2016−201984号公報
しかしながら、上記他の蓄電装置では、充電プラグが車両に接続されてもすぐに充電が開始されず充電終了時刻が遅くなるため、車両がカーシェアに利用されていない場合、すなわち、車両が一般の車両でありユーザが同じ車両を使い続ける場合、ユーザが思うような充電処理がなされず、ユーザの利便性が損なわれるおそれがある。
本発明の一側面に係る目的は、車両に搭載される蓄電装置において、車両がカーシェアに利用されている場合に電池の満充電容量の推定精度が低下することを抑制し、車両がカーシェアに利用されていない場合にユーザの利便性が損なわれることを抑制することである。
本発明に係る一つの形態である蓄電装置は、第1の車両に搭載される蓄電装置であって、第1の電池と、第1の車両がカーシェアに利用されているか否かを判定する判定部と、充電装置に接続される充電プラグが第1の車両に接続されると、第1の電池の充電を開始する第1の充電制御、または、充電プラグが第1の車両に接続されると、分極解消時間が経過した後、第1の電池の充電を開始する第2の充電制御を行う制御部とを備える。
制御部は、判定部により第1の車両がカーシェアに利用されていると判定されているとき、判定部により第1の車両がカーシェアに利用されていないと判定されているときに比べて、第2の充電制御を行う頻度を高くし、判定部により第1の車両がカーシェアに利用されていないと判定されているとき、判定部により第1の車両がカーシェアに利用されていると判定されているときに比べて、第1の充電制御を行う頻度を高くする。
これにより、第1の車両がカーシェアに利用されている場合、第1の車両がカーシェアに利用されていない場合に比べて、第1の車両の使用後、分極による電圧上昇が停止した後の第1の電池の開回路電圧を用いて充電率を推定する機会が増えるため、第1の電池の充電率の推定精度が低下することを抑制することができる。また、第1の車両がカーシェアに利用されていない場合、第1の車両がカーシェアに利用されている場合に比べて、第1の車両の使用後、すぐに第1の電池の充電が開始される機会が増えるため、ユーザが思うような充電制御を行うことができ、ユーザの利便性が損なわれることを抑制することができる。すなわち、第1の車両がカーシェアに利用されている場合に第1の電池の充電率の推定精度が低下することを抑制し、第1の車両がカーシェアに利用されていない場合にユーザの利便性が損なわれることを抑制することができる。
また、制御部は、判定部により第1の車両がカーシェアに利用されていると判定されているときで、かつ、充電装置に接続される第2の車両に搭載される蓄電装置に備えられる第2の電池の充電が終了しているとき、第2の充電制御を常に行うように構成してもよい。
これにより、ユーザは第1の電池の充電が終了することを待たずに、第2の車両を使用することができるため、ユーザの利便性が損なわれることを抑制することができる。また、第1の電池に対して第2の充電制御を常に行うため、第1の電池の充電率の推定精度が低下することをさらに抑制することができる。
また、判定部により第1の車両がカーシェアに利用されていると判定されているときに使用される分極解消時間を、判定部により第1の車両がカーシェアに利用されていないと判定されているときに使用される分極解消時間よりも長くなるように構成してもよい。
これにより、第1の車両がカーシェアに利用されている場合、第1の車両がカーシェアに利用されていない場合に比べて、第1の車両の使用後、推定精度が高い第1の電池の開回路電圧を用いて充電率を推定することができるため、第1の電池の充電率の推定精度が低下することをさらに抑制することができる。また、第1の車両がカーシェアに利用されていない場合に第2の充電制御を行うとき、第1の車両がカーシェアに利用されている場合に比べて、充電が開始されるまでの分極解消時間が短くなるため、ユーザが思うような充電制御を行うことができ、ユーザの利便性が損なわれることを抑制することができる。
また、制御部は、第2の充電制御により第1の電池の充電を行うとき、第1の電池の充電を開始すると、第1の電池に一定の電流を流し、第1の電池の電圧が電圧閾値になると、第1の電池の充電を終了するように構成してもよい。
これによれば、第2の充電制御を行う場合には分極解消時間Tsが経過するまで充電が開始されないため、充電時間が長くなりユーザの利便性を損なうおそれがあるが、第2の充電制御を行うときに定電流充電制御を行うことにより、定電流定電圧充電制御により電池Bを充電する場合に比べて、電池Bの電圧が電圧閾値になってから電池Bに流れる電流が電流閾値以下になるまでの時間分、電池Bの充電時間を短くすることができるため、ユーザの利便性が損なわれることをさらに抑制することができる。
また、制御部は、第2の充電制御により第1の電池の充電を行い、かつ判定部により第1の車両がカーシェアに利用されていると判定されているとき、第1の電池の充電を開始すると、第1の電池に一定の電流を流し、第1の電池の電圧が電圧閾値になると、第1の電池の充電を終了するように構成してもよい。
これにより、第2の充電制御により電池Bの充電を行い、かつ判定部521により車両Veがカーシェアに利用されている場合でのみ定電流充電制御が行われるため、車両Veがカーシェアに利用されていない場合に、定電流定電圧充電制御がなされずに電池Bが満充電まで充電されず、ユーザに違和感を与えることを抑制できる。また、車両Veがカーシェアに利用されている場合には、車両Veがカーシェアに利用されていない場合と比べて車両Veのイグニッションがオンしてからオフするまでの走行距離が短くなることが推測されるため、定電流定電圧充電制御がなされずに電池Bが満充電まで充電されなくとも、ユーザの利便性を損なうおそれが少ない。このため、ユーザの利便性が損なわれることをさらに抑制することができる。
また、判定部は、第1の車両の使用頻度もしくは第1の電池の充電頻度に基づいて、または、第1の車両の使用頻度及び第1の電池の充電頻度に基づいて、第1の車両がカーシェアに利用されているか否かを判定するように構成してもよい。
また、判定部は、第1の車両の1回の使用状況に基づいて、第1の車両がカーシェアに利用されているか否かを判定するように構成してもよい。
本発明によれば、車両に搭載される蓄電装置において、車両がカーシェアに利用されている場合に電池の満充電容量の推定精度が低下することを抑制し、車両がカーシェアに利用されていない場合にユーザの利便性が損なわれることを抑制することができる。
実施形態の蓄電装置の一例を示す図である。 記憶部に記憶されている情報の一例を示す図である。 定電流定電圧充電制御及び定電流充電制御を説明するための図である。 第1の充電制御の一例を示すフローチャートである。 第2の充電制御の一例を示すフローチャートである。
以下図面に基づいて実施形態について詳細を説明する。
図1は、実施形態の蓄電装置の一例を示す図である。
図1に示す蓄電装置1は、プラグインハイブリッド車または電気自動車などの車両Veに搭載され、電池Bと、電流計2と、温度計3と、監視ECU(Electronic Control Unit)4と、スイッチSW1、SW2と、電池ECU5とを備える。
車両Veは、蓄電装置1の他に、車両Veの走行用のモータMと、モータMを駆動するインバータ回路Invと、インバータ回路Invの動作を制御するとともに車両Veの外部に設けられる充電装置Chと通信を行う車両ECU6とを備える。なお、充電装置Chは、2台以上の車両Veに搭載される蓄電装置1に備えられる電池Bをそれぞれ充電するように構成してもよい。このように構成する場合、各車両Veに搭載される蓄電装置1は互いに同じ構成であるものとする。また、充電装置Chに接続されている各車両Veがカーシェアに利用されている車両である場合、ユーザは、各車両Veのうち、電池Bの充電が終了している車両Veを優先的に使用することができるものとする。
インバータ回路Invは、スイッチを備え、そのスイッチが繰り返しオン、オフすることにより、電池Bから供給される直流電力を交流電力に変換してモータMに供給する。また、インバータ回路Invは、スイッチが繰り返しオン、オフすることにより、モータMから供給される交流電力(回生電力)を直流電力に変換して電池Bに供給する。
車両ECU6は、インバータ回路Invのスイッチのオン、オフを制御する制御信号のデューティ比を変化させることにより、電池Bからインバータ回路Invに供給される電力またはインバータ回路Invから電池Bに供給される電力を制御する。なお、電池ECU5の機能を車両ECU6に含ませて電池ECU5と車両ECU6を統合し、その統合後のECUを車両Veに設けてもよい。
電池Bは、1つ以上のリチウムイン電池またはニッケル水素電池などの二次電池により構成されるものとする。
電流計2は、シャント抵抗や差動増幅回路などにより構成され、電池Bに流れる電流を検出し、その検出した電流を監視ECU4に送るものとする。
温度計3は、サーミスタなどにより構成され、電池Bの温度を検出し、その検出した温度を監視ECU4に送るものとする。
監視ECU4は、プロセッサや記憶部などを備えて構成され、電池Bの電圧を検出する。また、監視ECU4は、CAN(Controller Area Network)通信などを用いて、検出した電圧、電流計2により検出された電流、及び温度計3により検出された温度を電池ECU5に送信する。
スイッチSW1、SW2は、それぞれ、半導体リレー(例えば、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor))または電磁式リレーなどにより構成される。スイッチSW1の一方端は電流計2を介して電池Bのマイナス端子に接続され、スイッチSW1の他方端はインバータ回路Invのマイナス入力端子に接続されている。スイッチSW2の一方端はスイッチSW1及び電流計2を介して電池Bのマイナス端子に接続され、スイッチSW2の他方端は充電プラグPgを介して充電装置Chのマイナス出力端子に接続されている。なお、スイッチSW1の一方端が電流計2を介して電池Bのプラス端子に接続され、スイッチSW1の他方端がインバータ回路Invのプラス入力端子に接続され、スイッチSW2の一方端がスイッチSW1及び電流計2を介して電池Bのプラス端子に接続され、スイッチSW2の他方端が充電プラグPgを介して充電装置Chのプラス出力端子に接続されていてもよい。
スイッチSW1が導通し、スイッチSW2が遮断すると、電池Bからインバータ回路Invに電力を供給することが可能な状態になるとともに、インバータ回路Invから電池B1に電力を供給することが可能な状態になる。また、スイッチSW1、SW2が導通すると、充電装置Chから電池Bに電力が供給することが可能な状態になる。このとき、充電装置Chからインバータ回路Invに電力が供給されないものとする。インバータ回路Invまたは充電装置Chから電池Bに電力が供給されると、電池Bが充電され電池Bの電圧が上昇し、電池Bからインバータ回路Invに電力が供給されると、電池Bが放電され電池Bの電圧が下降する。
電池ECU5は、記憶部51と、プロセッサ52とを備える。
記憶部51は、RAM(Random Access Memory)またはROM(Read Only Memory)などにより構成され、後述する情報D1〜D3などを記憶している。
図2(a)は、情報D1の一例を示す図である。なお、図2(a)に示す2次元座標の横軸は電池Bの温度[℃]を示し、縦軸は分極解消時間[分]を示している。分極解消時間とは、車両Veの走行終了時(車両Veの使用後)から分極による電池Bの開回路電圧の上昇が停止するまでの時間、または、電池Bの充電終了時から分極による電池Bの開回路電圧の下降が停止するまでの時間とする。開回路電圧とは、電池Bに流れる電流がゼロであるときの電池Bの電圧とする。また、図2(a)に示す実線は電池Bの温度と分極解消時間との対応関係を示す情報D1とする。
図2(a)に示す情報D1では、電池Bの温度が高くなるほど、分極解消時間が短くなる。言い換えると、電池Bの温度が温度閾値以上になると、分極解消時間が時間閾値以下になり、電池Bの温度が温度閾値より低くなると、分極解消時間が時間閾値より高くなる。
図2(b)は、情報D2及び情報D3の一例を示す図である。なお、図2(b)に示す2次元座標の横軸は電池Bの充電率[%]を示し、縦軸は電池Bの開回路電圧[V]を示している。また、図2(b)に示す実線は、放電終了後(車両Veの走行終了後)の分極による電圧上昇が停止したときの電池Bの充電率と開回路電圧との対応関係を示す情報D2とする。また、図2(b)に示す破線は、充電終了後の分極による電圧下降が停止したときの電池Bの充電率と開回路電圧との対応関係を示す情報D3とする。
図2(b)に示す情報D2及び情報D3では、電池Bの開回路電圧が高くなるほど、電池Bの充電率が高くなる。言い換えると、電池Bの開回路電圧が開回路電圧閾値以上になると、電池Bの充電率が充電率閾値以上になり、電池Bの開回路電圧が開回路電圧閾値より低くなると、電池Bの充電率が充電率閾値より低くなる。
また、図1に示すプロセッサ52は、判定部521と、制御部522と、満充電容量推定部523とを備える。なお、プロセッサ52が記憶部51に記憶されているプログラムを実行することにより、判定部521、制御部522、及び満充電容量推定部523が実現される。
判定部521は、車両Veの使用頻度に基づいて、車両Veがカーシェアに利用されているか否かを判定する。すなわち、判定部521は、単位時間あたりの車両Veのイグニッションのオン回数が第1の判定閾値以上である場合、車両Veがカーシェアに利用されていると判定し、単位時間あたりの車両Veのイグニッションのオン回数が第1の判定閾値より小さい場合、車両Veがカーシェアに利用されていないと判定する。
なお、判定部521は、電池Bの充電頻度に基づいて、車両Veがカーシェアに利用されているか否かを判定するように構成してもよい。すなわち、判定部521は、単位時間あたりの電池Bの充電回数が第2の判定閾値以上である場合、車両Veがカーシェアに利用されていると判定し、単位時間あたりの電池Bの充電回数が第2の判定閾値より小さい場合、車両Veがカーシェアに利用されていないと判定する。
また、判定部521は、車両Veの使用頻度及び電池Bの充電頻度に基づいて、車両Veがカーシェアに利用されているか否かを判定するように構成してもよい。すなわち、判定部521は、単位時間あたりの車両Veのイグニッションのオン回数が第1の判定閾値以上である場合で、かつ、単位時間あたりの電池Bの充電回数が第2の判定閾値以上である場合、車両Veがカーシェアに利用されていると判定し、単位時間あたりの車両Veのイグニッションのオン回数が第1の判定閾値より小さい場合、または、単位時間あたりの電池Bの充電回数が第2の判定閾値より小さい場合、車両Veがカーシェアに利用されていないと判定する。または、判定部521は、(単位時間あたりの電池Bの充電回数)/(単位時間あたりの車両Veのイグニッションのオン回数)が第3の判定閾値以上である場合、車両Veがカーシェアに利用されていると判定し、(単位時間あたりの電池Bの充電回数)/(単位時間あたりの車両Veのイグニッションのオン回数)が第3の判定閾値より小さい場合、車両Veがカーシェアに利用されていないと判定する。
また、判定部521は、車両Veの1回の使用状況に基づいて、車両Veがカーシェアに利用されているか否かを判定するように構成してもよい。すなわち、判定部521は、車両Veのイグニッションがオンしてからオフするまでの時間が一定でない頻度が第4の判定閾値以上である場合、車両Veがカーシェアに利用されていると判定し、車両Veのイグニッションがオンしてからオフするまでの時間が一定でない頻度が第4の判定閾値より小さい場合、車両Veがカーシェアに利用されていないと判定する。または、判定部521は、車両Veのイグニッションがオンしてからオフするまでの走行距離が一定でない頻度が第5の判定閾値以上である場合、車両Veがカーシェアに利用されていると判定し、車両Veのイグニッションがオンしてからオフするまでの走行距離が一定でない頻度が第5の判定閾値より小さい場合、車両Veがカーシェアに利用されていないと判定する。または、判定部521は、車両Veのイグニッションがオンしてからオフするまでの電池Bの充電率の変動幅が一定でない頻度が第6の判定閾値以上である場合、車両Veがカーシェアに利用されていると判定し、車両Veのイグニッションがオンしてからオフするまでの電池Bの充電率の変動幅が一定でない頻度が第6の判定閾値より小さい場合、車両Veがカーシェアに利用されていないと判定する。
また、判定部521は、電池Bの充電率が比較的高い充電率を基準にして変動している場合、車両Veがカーシェアに利用されていると判定し、電池Bの充電率が比較的高い充電率から比較的低い充電率の範囲で変動している場合、車両Veがカーシェアに利用されていないと判定する。
また、判定部521は、車両Veに搭載されるGPS(Global Positioning System)により検出される車両Veの位置情報に基づいて、車両Veがカーシェアに利用されているか否かを判定するように構成してもよい。すなわち、判定部521は、車両Veが特定の場所(コインパーキングやディーラの駐車場など)に駐車される頻度が第7の判定閾値以上である場合、車両Veがカーシェアに利用されていると判定し、車両Veが特定の場所に駐車される頻度が第7の判定閾値より小さい場合、車両Veがカーシェアに利用されていないと判定する。または、判定部521は、夜間に車両Veが特定の場所に駐車される場合、車両Veがカーシェアに利用されていると判定し、夜間に車両Veが特定の場所に駐車されない場合、車両Veがカーシェアに利用されていないと判定する。
また、判定部521は、車両Veの発進時に電池Bからインバータ回路Invに流れる電流、もしくは車両Veのアクセル開度信号を用いて、車両Veのイグニッションオン毎にアクセル開度が異なることが検出されたとき、車両Veがカーシェアに利用されていると判定し、車両Veのイグニッションオン毎にアクセル開度が同じになることが検出されたとき、車両Veがカーシェアに利用されていないと判定するように構成してもよい。
また、判定部521は、車両Veの減速時にインバータ回路Invから電池Bに流れる電流、もしくは車両Veのブレーキ開度信号を用いて、ブレーキ開度が車両Veのイグニッションオン毎に異なることが検出されたとき、車両Veがカーシェアに利用されていると判定し、ブレーキ開度が車両Veのイグニッションオン毎に同じになることが検出されたとき、車両Veがカーシェアに利用されていないと判定するように構成してもよい。
また、判定部521は、車両Veがカーシェアに利用されているか否かを示す情報を車両ECU6から受信し、その受信した情報に基づいて、車両Veがカーシェアに利用されているか否かを判定するように構成してもよい。
制御部522は、スイッチSW1、SW2の動作を制御するとともに、CAN(Controller Area Network)通信などにより監視ECU4及び車両ECU6と通信を行う。
すなわち、制御部522は、イグニッションスイッチがオンした旨を車両ECU6から受信すると、スイッチSW1を導通させるとともにスイッチSW2を遮断させ、監視ECU4から送信される電圧、電流、及び温度、並びに、満充電容量推定部523により推定される電池Bの満充電容量を用いて電池Bの充電率を算出し、その算出した充電率に応じた出力電力指令値Woutまたは入力電力指令値Winを車両ECU6に送信する。
また、制御部522は、充電率が第1の下限閾値以下になると、制限後の出力電力指令値Woutを車両ECU6に送信し、充電率が第1の上限閾値以上になると、制限後の入力電力指令値Winを車両ECU6に送信する。車両ECU6は、出力電力指令値Woutに応じた電力が電池Bからインバータ回路Invに供給されるようにインバータ回路Invの動作を制御するとともに、入力電力指令値Winに応じた電力がインバータ回路Invから電池Bに供給されるようにインバータ回路Invの動作を制御する。車両ECU6は、出力電力指令値Woutまたは入力電力指令値Winが制限されると、インバータ回路Invのスイッチのオン、オフを制御する制御信号のデューティ比を小さくすることにより、電池Bからインバータ回路Invに供給される電力またはインバータ回路Invから電池Bに供給される電力を制限する。
また、制御部522は、電池Bの充電率が第1の下限閾値より小さい第2の下限閾値以下になると、または、電池Bの充電率が第1の上限閾値より大きい第2の上限閾値以上になると、スイッチSW1、SW2を遮断することにより、電池Bからインバータ回路Invに電力が供給されること、インバータ回路Invから電池Bに電力が供給されること、及び充電装置Chから電池Bに電力が供給されることを禁止する。なお、第2の下限閾値は、電池Bが過放電状態になる直前の電池Bの充電率とし、第2の上限閾値は、電池Bが過充電状態になる直前の電池Bの充電率とする。これにより、電池Bが過充電状態または過放電状態になることを防止することができる。
また、制御部522は、スイッチSW1を導通させているとともにスイッチSW2を遮断させているとき、監視ECU4から送信される電圧が過電圧閾値以上になると、または、監視ECU4から送信される電流が過電流閾値以上になると、または、監視ECU4から送信される温度が過温度閾値以上になると、電池Bに異常が発生したと判断し、その旨を車両ECU6に送信する。車両ECU6は、電池Bに異常が発生した旨を受信すると、インバータ回路Invを停止させ、電池Bの充電及び放電を禁止する。
また、制御部522は、定電流定電圧充電制御または定電流充電制御により、電池Bを充電する。
図3(a)及び図3(b)は、定電流定電圧充電制御を説明するための図である。なお、図3(a)に示す2次元座標の横軸は時間[分]を示し、縦軸は電池Bの電圧(閉回路電圧)を示している。また、図3(b)に示す2次元座標の横軸は時間[分]を示し、縦軸は電池Bに流れる電流[A]を示している。図3(a)に示す2次元座標の横軸と図3(b)に示す2次元座標の横軸は互いに同じ時間経過を示しているものとする。
図3(a)及び図3(b)に示すように、制御部522は、電池Bの充電を開始すると(時刻t0)、監視ECU4から送信される電流が一定電流になるように電流指令値を車両ECU6に送信し、監視ECU4から送信される電圧が電圧閾値になると(時刻t1)、監視ECU4から送信される電圧が電圧閾値を超えないようにしつつ監視ECU4から送信される電流が徐々に低下するように電流指令値を車両ECU6に送信し、監視ECU4から送信される電流が電流閾値以下になると(時刻t2)、電流指令値をゼロにして電池Bの充電を終了する。
図3(c)及び図3(d)は、定電流充電制御を説明するための図である。なお、図3(c)に示す2次元座標の横軸は時間[分]を示し、縦軸は電池Bの電圧(閉回路電圧)を示している。また、図3(d)に示す2次元座標の横軸は時間[分]を示し、縦軸は電池Bに流れる電流[A]を示している。図3(c)に示す2次元座標の横軸と図3(d)に示す2次元座標の横軸は互いに同じ時間経過を示しているものとする。
図3(c)及び図3(d)に示すように、制御部522は、電池Bの充電を開始すると(時刻t0)、監視ECU4から送信される電流が一定電流になるように電流指令値を車両ECU6に送信し、監視ECU4から送信される電圧が電圧閾値になると(時刻t1)、電流指令値をゼロにして電池Bの充電を終了する。
また、図1に示す制御部522は、記憶部51に記憶されている情報D1を参照して、監視ECU4から送信される温度に対応する分極解消時間を、現在の電池Bの状態に対応する分極解消時間とする。
また、制御部522は、第1の充電制御及び第2の充電制御のどちらか一方の充電制御を行うことにより、電池Bを充電する。
図4は、第1の充電制御の一例を示すフローチャートである。
まず、制御部522は、車両Veの走行が終了したと判断し(ステップS11:Yes)、かつ、充電プラグPgが車両Veに接続されたと判断すると(ステップS12:Yes)、記憶部51に記憶されている情報D2を参照して、監視ECU4から送信される電圧に対応する充電率を、電池Bの充電開始時の充電率として求め(ステップS13)、定電流定電圧充電制御により電池Bを充電する(ステップS14)。
次に、制御部522は、電池Bの充電が終了すると、記憶部51に記憶されている情報D1を参照して、監視部4から送信される温度に対応する分極解消時間を、充電終了時の電池Bの状態に対応する分極解消時間Teとして求める(ステップS15)。
そして、制御部522は、電池Bの充電が終了してから分極解消時間Teが経過したと判断すると(ステップS16:Yes)、記憶部51に記憶されている情報D3を参照して、監視ECU4から送信される電圧に対応する充電率を、電池Bの充電終了後の充電率として求める(ステップS17)。
図5は、第2の充電制御の一例を示すフローチャートである。
まず、制御部522は、車両Veの走行が終了したと判断し(ステップS21:Yes)、かつ、充電プラグPgが車両Veに接続されたと判断すると(ステップS22:Yes)、記憶部51に記憶されている情報D1を参照して、監視部4から送信される温度に対応する分極解消時間を、充電開始時の電池Bの状態に対応する分極解消時間Tsとして求める(ステップS23)。
次に、制御部522は、車両Veの走行が終了してから分極解消時間Tsが経過したと判断すると(ステップS24:Yes)、記憶部51に記憶されている情報D2を参照して、監視ECU4から送信される電圧に対応する充電率を、電池Bの充電開始時の充電率として求め(ステップS25)、定電流定電圧充電制御により電池Bを充電する(ステップS26)。
次に、制御部522は、電池Bの充電が終了すると、記憶部51に記憶されている情報D1を参照して、監視部4から送信される温度に対応する分極解消時間を、充電終了時の電池Bの状態に対応する分極解消時間Teとして求める(ステップS27)。
そして、制御部522は、電池Bの充電が終了してから分極解消時間Teが経過したと判断すると(ステップS28:Yes)、記憶部51に記憶されている情報D3を参照して、監視ECU4から送信される電圧に対応する充電率を、電池Bの充電終了後の充電率として求める(ステップS29)。
また、図1に示す制御部522は、判定部521により車両Veがカーシェアに利用されていると判定されているとき、判定部521により車両Veがカーシェアに利用されていないと判定されているときに比べて、第2の充電制御を行う頻度を高くし、判定部521により車両Veがカーシェアに利用されていないと判定されているとき、判定部521により車両Veがカーシェアに利用されていると判定されているときに比べて、第1の充電制御を行う頻度を高くする。すなわち、制御部522は、判定部521により車両Veがカーシェアに利用されていると判定されているとき、第2の充電制御により電池Bを充電し、判定部521により車両Veがカーシェアに利用されていないと判定されているとき、第1の充電制御により電池Bを充電する。または、制御部522は、判定部521により車両Veがカーシェアに利用されていると判定されているとき、単位充電回数nのうちのm回、第1の充電制御により電池Bを充電し、単位充電回数nのうちの(n−m)回、第2の充電制御により電池Bを充電し、判定部521により車両Veがカーシェアに利用されていないと判定されているとき、単位充電回数nのうちのM回、第1の充電制御により電池Bを充電し、単位充電回数nのうちの(n−M)回、第2の充電制御により電池Bを充電する。なお、n、m、Mは、それぞれ、任意の自然数とし、n>M>(n/2)>mとする。
満充電容量推定部523は、(充電中の電池Bに流れる電流の積算値[Ah]/([電池Bの充電終了時の充電率[%]−電池Bの充電開始時の充電率[%]))×100を計算することにより、電池Bの満充電容量[Ah]を推定する。なお、充電中の電池Bに流れる電流の積算値は、図4に示すステップS14または図5に示すステップS26において監視部ECU4から送信される電流の積算値とする。また、電池Bの充電終了時の充電率は、図4に示すステップS17または図5に示すステップS29で求められる充電率とする。また、電池Bの充電開始時の充電率は、図4に示すステップS13または図5に示すステップS25で求められる充電率とする。
このように、実施形態の蓄電装置1では、判定部521により車両Veがカーシェアに利用されていると判定されているとき、判定部521により車両Veがカーシェアに利用されていないと判定されているときに比べて、車両Veの走行終了時から分極解消時間Tsが経過した後、電池Bの充電を開始する充電制御の実行頻度を高くしている。
これにより、車両Veがカーシェアに利用されている場合、車両Veがカーシェアに利用されていない場合に比べて、車両Veの走行終了後、分極による電圧上昇が停止した後の電池Bの開回路電圧を用いて充電率を推定する機会が増えるため、電池Bの充電率の推定精度が低下することを抑制することができる。
また、実施形態の蓄電装置1では、判定部521により車両Veがカーシェアに利用されていないと判定されているとき、判定部521により車両Veがカーシェアに利用されていると判定されているときに比べて、車両Veの走行終了後、すぐに電池Bの充電を開始する充電制御の実行頻度を高くしている。
これにより、車両Veがカーシェアに利用されていない場合、車両Veがカーシェアに利用されている場合に比べて、車両Veの走行終了後、すぐに電池Bの充電が開始される機会が増えるため、ユーザが思うような充電制御を行うことができ、ユーザの利便性が損なわれることを抑制することができる。
また、車両Veがカーシェアに利用されている場合、車両Veがカーシェアに利用されていない場合に比べて、電池Bの充電開始時の充電率の推定精度を向上させることができるため、満充電容量の推定精度を向上させることができる。
また、本発明は、以上の実施の形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変更が可能である。
<変形例(その1)>
制御部522は、判定部521により車両Veがカーシェアに利用されていると判定されているときで、かつ、充電装置Chに接続される他の車両Ve(第2の車両)に搭載される蓄電装置1に備えられる電池B(第2の電池)の充電が終了しているとき、第2の充電制御を常に行うように構成してもよい。言い換えると、制御部522は、カーシェアに利用されている複数の車両Veが充電装置Chに接続されているときで、かつ、少なくとも1台の車両Veに搭載される蓄電装置1に備えられる電池Bの充電が終了しているとき、その電池Bを第2の充電制御のみで充電するように構成してもよい。
これにより、ユーザは電池Bの充電が終了することを待たずに、車両Veを使用することができるため、ユーザの利便性が損なわれることを抑制することができる。また、電池Bに対して第2の充電制御を常に行うため、電池Bの充電率の推定精度が低下することをさらに抑制することができる。
<変形例(その2)>
判定部521により車両Veがカーシェアに利用されていると判定されているときに使用される分極解消時間Tsは、判定部521により車両Veがカーシェアに利用されていないと判定されているときに使用される分極解消時間Tsよりも長くするように構成してもよい。言い換えると、判定部521により車両Veがカーシェアに利用されていないと判定されているときに使用される分極解消時間Tsは、判定部521により車両Veがカーシェアに利用されていると判定されているときに使用される分極解消時間Tsよりも短くするように構成してもよい。
これにより、車両Veがカーシェアに利用されている場合、車両Veがカーシェアに利用されていない場合に比べて、車両Veの使用後、監視ECU4から送信される電圧を、記憶部51に記憶されている情報D2に示される開回路電圧により近づけることができ、その推定精度が高い電池Bの開回路電圧を用いて充電率を推定することができるため、電池Bの充電率の推定精度が低下することをさらに抑制することができる。
また、車両Veがカーシェアに利用されていない場合に第2の充電制御を行うとき、車両Veがカーシェアに利用されている場合に比べて、充電が開始されるまでの分極解消時間Tsが短くなるため、ユーザが思うような充電制御を行うことができ、ユーザの利便性が損なわれることを抑制することができる。
<変形例(その3)>
制御部522は、第1の充電制御により電池Bの充電を行うとき、電池Bの充電を開始すると、電池Bに一定の電流を流し、電池Bの電圧が電圧閾値になると、電池Bの電圧が電圧閾値を超えないように電池Bに流れる電流を徐々に小さくし、電池Bに流れる電流が電流閾値以下になると、電池Bの充電を終了し、第2の充電制御により電池Bの充電を行うとき、電池Bの充電を開始すると、電池Bに一定の電流を流し、電池Bの電圧が電圧閾値になると、電池Bの充電を終了するように構成してもよい。言い換えると、制御部522は、第1の充電制御により電池Bの充電を行うとき、定電流定電圧充電制御により、電池Bを充電し、第2の充電制御により電池Bの充電を行うとき、定電流充電制御により、電池Bを充電するように構成してもよい。
これによれば、第2の充電制御を行う場合には分極解消時間Tsが経過するまで充電が開始されないため、充電時間が長くなりユーザの利便性を損なうおそれがあるが、第2の充電制御を行うときに定電流充電制御を行うことにより、定電流定電圧充電制御により電池Bを充電する場合に比べて、電池Bの電圧が電圧閾値になってから電池Bに流れる電流が電流閾値以下になるまでの時間分、電池Bの充電時間を短くすることができるため、ユーザの利便性が損なわれることをさらに抑制することができる。
<変形例(その4)>
制御部522は、第1の充電制御により電池Bの充電を行うとき、または判定部521により車両Veがカーシェアに利用されていないと判定されているとき、電池Bの充電を開始すると、電池Bに一定の電流を流し、電池Bの電圧が電圧閾値になると、電池Bの電圧が電圧閾値を超えないように電池Bに流れる電流を徐々に小さくし、電池Bに流れる電流が電流閾値以下になると、電池Bの充電を終了し、第2の充電制御により電池Bの充電を行い、かつ判定部521により車両Veがカーシェアに利用されていると判定されているとき、電池Bの充電を開始すると、電池Bに一定の電流を流し、電池Bの電圧が電圧閾値になると、電池Bの充電を終了するように構成してもよい。言い換えると、制御部522は、第1の充電制御により電池Bの充電を行うとき、または判定部521により車両Veがカーシェアに利用されていないと判定されているとき、定電流定電圧充電制御により、電池Bを充電し、第2の充電制御により電池Bの充電を行い、かつ判定部521により車両Veがカーシェアに利用されていると判定されているとき、定電流充電制御により、電池Bを充電するように構成してもよい。
これにより、第2の充電制御により電池Bの充電を行い、かつ判定部521により車両Veがカーシェアに利用されている場合でのみ定電流充電制御が行われるため、車両Veがカーシェアに利用されていない場合に、定電流定電圧充電制御がなされずに電池Bが満充電まで充電されず、ユーザに違和感を与えることを抑制できる。また、車両Veがカーシェアに利用されている場合には、車両Veがカーシェアに利用されていない場合と比べて車両Veのイグニッションがオンしてからオフするまでの走行距離が短くなることが推測されるため、定電流定電圧充電制御がなされずに電池Bが満充電まで充電されなくとも、ユーザの利便性を損なうおそれが少ない。このため、ユーザの利便性が損なわれることをさらに抑制することができる。
1 蓄電装置
2 電流計
3 温度計
4 監視ECU
5 電池ECU
6 車両ECU
51 記憶部
52 プロセッサ
521 判定部
522 制御部
523 満充電容量推定部

Claims (7)

  1. 第1の車両に搭載される蓄電装置であって、
    第1の電池と、
    前記第1の車両がカーシェアに利用されているか否かを判定する判定部と、
    充電装置に接続される充電プラグが前記第1の車両に接続されると、前記第1の電池の充電を開始する第1の充電制御、または、前記充電プラグが前記第1の車両に接続されると、分極解消時間が経過した後、前記第1の電池の充電を開始する第2の充電制御を行う制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記判定部により前記第1の車両がカーシェアに利用されていると判定されているとき、前記判定部により前記第1の車両がカーシェアに利用されていないと判定されているときに比べて、前記第2の充電制御を行う頻度を高くし、
    前記判定部により前記第1の車両がカーシェアに利用されていないと判定されているとき、前記判定部により前記第1の車両がカーシェアに利用されていると判定されているときに比べて、前記第1の充電制御を行う頻度を高くする
    ことを特徴とする蓄電装置。
  2. 請求項1に記載の蓄電装置であって、
    前記制御部は、前記判定部により前記第1の車両がカーシェアに利用されていると判定されているときで、かつ、前記充電装置に接続される第2の車両に搭載される蓄電装置に備えられる第2の電池の充電が終了しているとき、前記第2の充電制御を常に行う
    ことを特徴とする蓄電装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の蓄電装置であって、
    前記判定部により前記第1の車両がカーシェアに利用されていると判定されているときに使用される前記分極解消時間は、前記判定部により前記第1の車両がカーシェアに利用されていないと判定されているときに使用される前記分極解消時間よりも長い
    ことを特徴とする蓄電装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の蓄電装置であって、
    前記制御部は、前記第2の充電制御により前記第1の電池の充電を行うとき、前記第1の電池の充電を開始すると、前記第1の電池に一定の電流を流し、前記第1の電池の電圧が電圧閾値になると、前記第1の電池の充電を終了する
    ことを特徴とする蓄電措置。
  5. 請求項4に記載の蓄電装置であって、
    前記制御部は、前記第2の充電制御により前記第1の電池の充電を行い、かつ前記判定部により前記第1の車両がカーシェアに利用されていると判定されているとき、前記第1の電池の充電を開始すると、前記第1の電池に一定の電流を流し、前記第1の電池の電圧が前記電圧閾値になると、前記第1の電池の充電を終了する
    ことを特徴とする蓄電措置。
  6. 請求項1に記載の蓄電装置であって、
    前記判定部は、前記第1の車両の使用頻度もしくは前記第1の電池の充電頻度に基づいて、または、前記第1の車両の使用頻度及び前記第1の電池の充電頻度に基づいて、前記第1の車両がカーシェアに利用されているか否かを判定する
    ことを特徴とする蓄電装置。
  7. 請求項1に記載の蓄電装置であって、
    前記判定部は、前記第1の車両の1回の使用状況に基づいて、前記第1の車両がカーシェアに利用されているか否かを判定する
    ことを特徴とする蓄電装置。
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