JP2021072680A - 電池制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両に搭載される電池に関する故障発生時に電池の入力電力または出力電力を制限する電池制御装置において、ユーザの利便性の低下を抑制する。【解決手段】判定部122により車両Veの使用形態がカーシェアであると判定された場合で、かつ、取得部123により車両Veが停止スポットに停車していることを示す情報が取得された場合、車両Veの走行が禁止されるように電池Bの出力電力を制限し、判定部122により車両Veの使用形態がカーシェアでないと判定された場合、または、取得部123により車両Veが停止スポットに停車していることを示す情報が取得されていない場合、検知部121により検知される故障の種類に応じて電池Bの入力電力または出力電力を制限する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載される電池に関する故障発生時に電池の入力電力または出力電力を制限する電池制御装置に関する。
電池制御装置として、電池に関する故障が発生すると、その故障の種類に応じて電池の入力電力または出力電力を制限するフェールセーフ処理を行うものがある。関連する技術として、特許文献1がある。
ところで、車両の使用形態がカーシェアである場合、ユーザにより車両が停止スポット(カーシェアのサービスが提供される駐車場、ディーラ、またはユーザの自宅)に返却された後、すぐに他のユーザによりその車両が利用される可能性が高い。なお、カーシェアとは、課金した複数のユーザが車両を共有して運転するサービスとする。
また、車両の使用形態がカーシェアである場合、車両の現在位置から停止スポットまでの距離や車両の起動から停止までの車両の走行距離が短くなる可能性が高い。
そのため、上記電池制御装置では、車両の使用形態がカーシェアである場合、車両が停止スポットに返却されるまでに電池に関して軽度の故障が生じた後、その車両が再び利用されたときに電池に重度の故障が生じて車両が走行不可能になり他のユーザが車両を利用することができないおそれがある。
また、上記電池制御装置では、車両の現在位置から停止スポットまでの距離や車両の起動から停止までの車両の走行距離が比較的短いにもかかわらず、電池に関して重度の故障が発生すると、車両が停止スポットにたどり着く前に車両が走行不可能になりユーザが他の車両を利用することができないおそれがある。
すなわち、車両の使用形態がカーシェアである場合、または、車両の現在位置から停止スポットまでの距離や車両の起動から停止までの車両の走行距離が比較的短い場合、ユーザの利便性が低下するおそれがある。
特開2014−17901号
本発明の一側面に係る目的は、ユーザの利便性の低下を抑制することが可能な電池制御装置を提供することである。
本発明に係る一つの形態である電池制御装置は、車両に搭載される電池に関する故障発生時に電池に入力される入力電力または電池から出力される出力電力を制限する電池制御装置であって、電池に関して発生する故障の種類を検知する検知部と、車両の使用形態がカーシェアであるか否かを判定する判定部と、車両が停止スポットに停車していることを示す情報を取得する取得部と、判定部により車両の使用形態がカーシェアであると判定された場合で、かつ、取得部により車両が停止スポットに停車していることを示す情報が取得された場合、車両の走行が禁止されるように電池の出力電力を制限し、判定部により車両の使用形態がカーシェアでないと判定された場合、または、取得部により車両が停止スポットに停車していることを示す情報が取得されていない場合、検知部により検知される故障の種類に応じて入力電力または出力電力を制限する制限部とを備える。
これにより、車両の使用形態がカーシェアである場合で、かつ、車両が停止スポットに停車している場合、ユーザが停止スポットに停車している他の車両を使用することができる。また、車両の使用形態がカーシェアでない場合、または、車両が停止スポットに停車していない場合、電池に関する故障が軽度の故障であれば車両が走行不可能にならず車両を停止スポットまで退避走行させる可能性がある。すなわち、電池に関する故障が生じても、ユーザの車両使用の継続性を保つことができるため、ユーザの利便性の低下を抑制することができる。
本発明に係る一つの形態である電池制御装置は、車両に搭載される電池に関する故障発生時に電池に入力される入力電力または電池から出力される出力電力を制限する電池制御装置であって、電池に関して発生する故障の種類を検知する検知部と、車両が停止スポットの近くにあるか否か、または、車両の起動から停止までの車両の走行距離が閾値以下であるか否かを判定する判定部と、判定部により車両が停止スポットの近くにあると判定される場合、または、車両の起動から停止までの車両の走行距離が閾値以下であると判定される場合、車両の走行が許容されるように検知部により検知される故障の種類に応じて入力電力または出力電力を制限し、判定部により車両が停止スポットの近くにないと判定される場合、または、車両の起動から停止までの車両の走行距離が閾値より長いと判定される場合、検知部により検知される故障の種類に応じて入力電力または出力電力を制限する制限部とを備える。
車両の起動から停止までの車両の走行距離が閾値以下である場合、車両の起動から停止までの車両の走行距離が普段から比較的短いと判断することができるため、車両が停止スポットの近くにある可能性が高いと推定することができる。そのため、車両が停止スポットの近くにある場合、または、車両の起動から停止までの車両の走行距離が閾値以下である場合、電池に関する故障が生じても、車両を停止スポットまで退避走行させてユーザが他の車両を利用することができる。すなわち、電池に関する故障が生じても、フェールセーフ処理の緩和によりユーザの車両使用の継続性を保つことができるため、ユーザの利便性の低下を抑制することができる。
本発明によれば、車両に搭載される電池に関する故障発生時に電池の入力電力または出力電力を制限する電池制御装置において、ユーザの利便性の低下を抑制することができる。
第1実施形態の電池制御装置を含む電池パックの一例を示す図である。 第1実施形態の電池制御処理の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態の電池制御装置を含む電池パックの一例を示す図である。 第2実施形態の電池制御処理の一例を示すフローチャートである。
以下図面に基づいて実施形態について詳細を説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態の電池制御装置を含む電池パックの一例を示す図である。
図1に示す電池パックBPは、電気自動車などの車両Veに搭載され、電池制御装置1(電池ECU(Electronic Control Unit))の他に、電池Bと、電流計2と、温度計3と、スイッチSW1、SW2と、監視ECU4とを備える。なお、車両Veとしては、電気自動車に限られず、例えば、電動フォークリフト等の産業車両であってもよい。
車両Veは、電池パックBPの他に、車両Veの走行用のモータMと、モータMを駆動するインバータ回路Invと、インバータ回路Invの動作を制御するとともに車両Veの外部に設けられる充電器Chと通信を行う車両ECU5とを備える。
インバータ回路Invは、スイッチを備え、そのスイッチが繰り返しオン、オフすることにより、電池Bから供給される直流電力を交流電力に変換してモータMに供給する。また、インバータ回路Invは、スイッチが繰り返しオン、オフすることにより、モータMから供給される交流電力(回生電力)を直流電力に変換して電池Bに供給する。
車両ECU5は、インバータ回路Invのスイッチのオン、オフを制御する制御信号のデューティ比を変化させることにより、インバータ回路Invから電池Bに供給される電力(入力電力)または電池Bからインバータ回路Invに供給される電力(出力電力)を変化させる。車両ECU5の機能を電池制御装置1の機能に含ませて電池制御装置1と車両ECU5とを統合し、その統合後の電池制御装置1を車両Veに設けてもよい。
電池Bは、1つ以上のリチウムイオン電池またはニッケル水素電池などの二次電池により構成される。
電流計2は、シャント抵抗などにより構成され、電池Bに流れる電流を検出し、その検出した電流を監視ECU4に送る。
温度計3は、サーミスタなどにより構成され、電池Bの温度を検出し、その検出した温度を監視ECU4に送る。
監視ECU4は、プロセッサや記憶部などを備えて構成され、電池Bの電圧を検出する。また、監視ECU4は、CAN(Controller Area Network)通信などを用いて、検出した電圧、電流計2により検出された電流、及び温度計3により検出された温度を電池制御装置1に送信する。
スイッチSW1、SW2は、それぞれ、半導体リレー(例えば、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor))または電磁式リレーなどにより構成される。スイッチSW1の一方端は電流計2を介して電池Bのマイナス端子に接続され、スイッチSW1の他方端はインバータ回路Invのマイナス入力端子に接続されている。スイッチSW2の一方端はスイッチSW1及び電流計2を介して電池Bのマイナス端子に接続され、スイッチSW2の他方端は充電器Chのマイナス出力端子に接続されている。なお、スイッチSW1の一方端が電池Bのプラス端子に接続され、スイッチSW1の他方端がインバータ回路Invのプラス入力端子に接続され、スイッチSW2の一方端がスイッチSW1を介して電池Bのプラス端子に接続され、スイッチSW2の他方端が充電器Chのプラス出力端子に接続されていてもよい。
スイッチSW1が導通し、スイッチSW2が遮断すると、インバータ回路Invから電池Bに電力(入力電力)を供給することが可能な状態になるとともに、電池Bからインバータ回路Invに電力(出力電力)を供給することが可能な状態になる。また、スイッチSW1、SW2が導通すると、充電器Chから電池Bに電力(入力電力)が供給することが可能な状態になる。このとき、充電器Chからインバータ回路Invに電力が供給されないものとする。インバータ回路Invまたは充電器Chから電池Bに電力(入力電力)が供給されると、電池Bが充電され電池Bの充電率(電池Bの満充電容量に対する現在の容量の割合)または電圧が増加し、電池Bからインバータ回路Invに電力(出力電力)が供給されると、電池Bが放電され電池Bの充電率または電圧が減少する。
電池制御装置1は、記憶部11と、プロセッサ12とを備える。
記憶部11は、RAM(Random Access Memory)またはROM(Read Only Memory)などにより構成される。電池Bに関する故障とプロセッサ12により実行されるフェールセーフ処理との対応関係を示す情報を記憶している。
電池Bに関する故障の例として、下記(a)〜(f)を想定する。
(a)電池Bが軽度の過充電状態である場合、具体的には、電池Bの充電量(電池Bの充電率または電池Bの開回路電圧)が第1の上限充電量以上である場合で、かつ、電池Bの充電量が第1の上限充電量より大きい第2の上限閾値より小さい場合。
(b)電池Bが軽度の過放電状態である場合、具体的には、電池Bの充電量が第1の下限充電量以下である場合で、かつ、電池Bの充電量が第1の下限充電量より小さい第2の下限閾値より大きい場合。
(c)電池Bが重度の過充電状態である場合、具体的には、電池Bの充電量が第2の上限充電量以上である場合。
(d)電池Bが重度の過放電状態である場合、具体的には、電池Bの充電量が第2の下限充電量以下である場合。
(e)電池Bと監視ECU4との間の電圧検出線が断線するなどで監視ECU4において電池Bの電圧を検出することができない場合。
(f)電池Bの温度が過温度以上である場合。
また、フェールセーフ処理の例として、下記(g)〜(j)を想定する。
(g)電池Bの入力電力を制限する。
(h)電池Bの出力電力を制限する。
(i)電池Bの故障が検知されてから一定時間(数十秒など)経過するまで、退避走行可能とした後、スイッチSW1、SW2を遮断する。
(j)スイッチSW1、SW2を遮断する。このとき、電池Bの充電または放電が禁止され、車両Veの走行が禁止される。
プロセッサ12は、スイッチSW1、SW2の動作を制御するとともに、CAN通信などにより監視ECU4及び車両ECU5と通信を行う。
すなわち、プロセッサ12は、ユーザによるイグニッションスイッチの操作によりイグニッションオフからイグニッションオンに切り替わった旨を車両ECU5から受信すると、スイッチSW1を遮断状態から導通状態に切り替えるとともにスイッチSW2を遮断状態のままにし、監視ECU4から送信される電圧、電流、及び温度などを用いて電池Bの充電率を推定し、その推定した充電率に応じた入力電力指令値Winまたは出力電力指令値Woutを車両ECU5に送信する。
また、プロセッサ12は、ユーザによるイグニッションスイッチの操作によりイグニッションオンからイグニッションオフに切り替わった旨を車両ECU5から受信すると、スイッチSW1を導通状態から遮断状態に切り替えるとともにスイッチSW2を遮断状態のままにする。
また、プロセッサ12は、検知部121と、判定部122と、取得部123と、制限部124とを備える。なお、プロセッサ12が記憶部11に記憶されているプログラムを実行することにより、検知部121、判定部122、取得部123、及び制限部124が実現される。検知部121、判定部122、取得部123、及び制限部124は、電池制御処理を実行する。
図2は、第1実施形態の電池制御処理の一例を示すフローチャートである。
まず、検知部121は、電池Bに関して生じた故障の種類を検知する(ステップS11)。
例えば、検知部121は、上記(a)〜(f)の何れか1つの故障を検知する。
次に、判定部122は、車両Veの使用形態がカーシェアであるか否かを判定する(ステップS12)。
例えば、判定部122は、1回以上前の電池制御処理から今回の電池制御処理までの期間において、電池Bまたは車両Veが下記(k)〜(r)の何れかの状態であると判定したとき、車両Veの使用形態がカーシェアであると判定する。
(k)電池Bが1日に2回以上充電されているとき。
(l)車両Veが一定時間で使用される頻度が所定頻度以上であるとき。
(m)車両Veが一定距離内を走行する頻度が所定頻度以上であるとき。
(n)電池Bの充電頻度が所定頻度以上であるとき。
(o)車両Veの温度頻度分布の最も高い頻度における温度が所定温度以下であるとき。
(p)車両Veに搭載されるGPS(Global Positioning System)により検出される車両Veの放置場所が毎回異なる場所(停止スポット)であるとき。
(q)車両Veの発進時に電池Bからインバータ回路Invに流れる放電電流、もしくは車両Veのアクセル開度信号を用いて、車両Veの起動毎にアクセル開度が異なることが検出されたとき。
(r)車両Veの減速時にインバータ回路Invから電池Bに流れる充電電流、もしくは車両Veのブレーキ開度信号を用いて、ブレーキ開度が車両Veの起動毎に異なることが検出されたとき。
次に、取得部123は、車両Veが停止スポットに停車しているか否かを示す情報を取得する(ステップS13)。
例えば、車両ECU5は、GPSにより検出される車両Veの現在位置が、記憶部11に記憶される地図情報に示される停止スポットの位置と一致すると、車両Veが停止スポットに停車している旨を示す情報をプロセッサ12に送信し、GPSにより検出される車両Veの現在位置が、記憶部11に記憶される地図情報に示される停止スポットの位置と一致しないと、車両Veが停止スポットに停車していない旨を示す情報をプロセッサ12に送信する。なお、ステップS12とステップS13の順番を入れ替えてもよい。
次に、制限部124は、判定部122により車両Veの使用形態がカーシェアであると判定された場合で(ステップS12:Yes)、かつ、取得部123により車両Veが停止スポットに停車していることを示す情報が取得された場合(ステップS13:Yes)、検知部121により検知された故障の種類によらず、車両Veの走行が禁止されるように電池Bの出力電力を制限することで、フェールセーフ処理を厳格化させる(ステップS14)。
例えば、制限部124は、出力電力指令値Voutをゼロにする、または、スイッチSW1を遮断する旨を車両ECU5に送信する。車両ECU5は、出力電力指令値Voutがゼロになると、制御信号のデューティ比をゼロにすることにより、電池Bからインバータ回路Invに供給される電力(出力電力)をゼロにして、車両Veの走行を禁止する。または、車両ECU5は、スイッチSW1を遮断する旨を受信すると、スイッチSW1を遮断させて、車両Veの走行を禁止する。
一方、制限部124は、判定部122により車両Veの使用形態がカーシェアでないと判定された場合(ステップS12:No)、または、取得部123により車両Veが停止スポットに停車していないことを示す情報が取得された場合(ステップS13:No)、記憶部11に記憶される、電池Bに関する故障とフェールセーフ処理との対応関係を示す情報を参照し、検知部121により検知された故障の種類に応じて電池Bの入力電力または出力電力を制限する(ステップS15)。
例えば、制限部124は、検知部121により上記(a)の故障が検知されると、上記(g)のフェールセーフ処理を実行する。具体的には、電池Bの充電率に応じて入力電力指令値Winを現在の値より小さい値からゼロより大きい範囲において制限する。車両ECU5は、制限後の入力電力指令値Winに応じた電力がインバータ回路Invから電池Bに供給されるように、インバータ回路Invのスイッチのオン、オフを制御する制御信号のデューティ比を小さくする。これにより、インバータ回路Invから電池Bに供給される電力(入力電力)が制限されるため、電池Bが過充電状態になることを抑制することができる。
また、制限部124は、検知部121により上記(b)の故障が検知されると、上記(h)のフェールセーフ処理を実行する。具体的には、電池Bの充電率に応じて出力電力指令値Woutを現在の値より小さい値からゼロより大きい範囲において制限する。車両ECU5は、制限後の出力電力指令値Woutに応じた電力が電池Bからインバータ回路Invに供給されるように、インバータ回路Invの制御信号のデューティ比を小さくする。これにより、電池Bからインバータ回路Invに供給される電力(出力電力)が制限されるため、電池Bが過放電状態になることを抑制することができる。
また、制限部124は、検知部121により上記(c)、(d)、または(e)の故障が検知されると、上記(i)のフェールセーフ処理を実行する。具体的には、故障が検知されてから一定時間経過後に、スイッチSW1、SW2を遮断する旨を車両ECU5に送信する。車両ECU5は、スイッチSW1、SW2を遮断する旨を受信すると、スイッチSW1、SW2を遮断させる。これにより、インバータ回路Invから電池Bに供給される電力(入力電力)や電池Bからインバータ回路Invに供給される電力(出力電力)が制限されるため、電池Bが過充電状態及び過放電状態になることを抑制しつつ、一定時間の間にユーザに安全な場所への車両Veの退避を促すことができる。
また、制限部124は、検知部121により上記(f)の故障が検知されると、上記(j)のフェールセーフ処理を実行する。具体的には、スイッチSW1、SW2を遮断する旨を車両ECU5に送信する。車両ECU5は、スイッチSW1、SW2を遮断する旨を受信すると、スイッチSW1、SW2を遮断させる。これにより、インバータ回路Invから電池Bに供給される電力(入力電力)や電池Bからインバータ回路Invに供給される電力(出力電力)が制限されるため、電池Bが異常加熱することを抑制することができる。
このように、第1実施形態の電池制御装置1は、判定部122により車両Veの使用形態がカーシェアであると判定された場合で、かつ、取得部123により車両Veが停止スポットに停車していることを示す情報が取得された場合、検知部121により検知される故障の種類によらず、車両Veの走行が禁止されるように電池Bの出力電力を制限し、判定部122により車両Veの使用形態がカーシェアでないと判定された場合、または、取得部123により車両Veが停止スポットに停車していることを示す情報が取得されていない場合、検知部121により検知される故障の種類に応じて電池Bの入力電力または出力電力を制限する。
これにより、車両Veの使用形態がカーシェアである場合で、かつ、車両Veが停止スポットに停車している場合、電池に重度の故障が発生して車両が走行不可能になっても、ユーザが停止スポットに停車している他の車両Veを使用することができる。また、車両Veの使用形態がカーシェアである場合で、かつ、車両Veが停止スポットに停車している場合、電池Bに軽度の故障が生じて車両Veがまだ走行可能であっても、車両Veの走行を禁止することができるため、他のユーザにより車両Veが継続して使用されることで電池Bに重度の故障が発生することを防止することができる。また、車両Veの使用形態がカーシェアでない場合、または、車両Veが停止スポットに停車していない場合、電池Bに関する故障が軽度の故障であれば車両Veが走行不可能にならないため、車両Veを停止スポットまで走行させることができる。すなわち、電池Bに関する故障が生じても、ユーザの車両使用の継続性を保つことができるため、ユーザの利便性の低下を抑制することができる。
<第2実施形態>
図3は、第2実施形態の電池制御装置を含む電池パックの一例を示す図である。なお、図3において、図1に示す構成と同じ構成には同じ符号を付し、その説明を省略する。
図3に示す電池制御装置1において、プロセッサ12は、検出部121と、判定部125と、制限部126とを備えている。なお、プロセッサ12が記憶部11に記憶されているプログラムを実行することにより、検知部121、判定部125、及び制限部126が実現される。検知部121、判定部125、及び制限部126は、電池制御処理を実行する。
図4は、第2実施形態の電池制御処理の一例を示すフローチャートである。
まず、検知部121は、電池Bに関して生じた故障の種類を検知する(ステップS21)。
次に、判定部125は、車両Veが停止スポットの近くにあるか否か、または、車両Veの起動から停止まで(1トリップ)の車両Veの走行距離Lが閾値Lth以下であるか否かを判定する(ステップS22)。なお、閾値Lthは、ユーザが利用する複数の停止スポット間の距離や退避走行時の車両Veの走行距離などにより求めてもよい。
例えば、車両ECU5は、GPSにより検出される車両Veの現在位置から、記憶部11に記憶される地図情報に示される最も近い停止スポットの位置までの距離L1をプロセッサ12に送信する。判定部125は、車両ECU5から送信される距離L1が所定距離Lth1以下である場合、車両Veが停止スポットの近くにあると判定し、距離L1が所定距離Lth1より長い場合、車両Veが停止スポットの近くにないと判定する。
または、車両ECU5は、電池Bの充電終了時から現在までの車両Veの走行距離L2をプロセッサ12に送信する。判定部125は、「残りの走行可能距離」=「電池Bの充電終了時の車両Veの走行可能距離」−「車両ECU5から送信される走行距離L2」を計算した結果である、残りの走行可能距離が所定距離Lth2以下である場合、車両Veが停止スポットの近くにあると判定し、残りの走行可能距離が所定距離Lth2より長い場合、車両Veが停止スポットの近くにないと判定する。なお、車両Veが走行開始時の停止スポットと同じ停止スポットに返却される場合を想定している。
または、車両ECU5は、前回の車両Veの起動から停止までの車両Veの走行距離、または、過去数回の車両Veの起動から停止までの車両Veの走行距離の平均値を走行距離L3としてプロセッサ12に送信する。判定部125は、車両ECU5から送信される走行距離L3が閾値Lth以下である場合、車両Veの起動から停止までの車両Veの走行距離Lが閾値Lth以下であると判定し、車両ECU5から送信される走行距離L3が閾値Lthより長い場合、車両Veの起動から停止までの車両Veの走行距離Lが閾値Lthより長いと判定する。なお、判定部125により走行距離Lが閾値Lth以下であると判定される場合、車両Veが停止スポットの近くにある場合で、かつ、車両Veがその停止スポットまで退避走行でたどり着くことが可能であると推定されるものとする。
次に、制限部126は、判定部125により車両Veが停止スポットに近くにあると判定されると、または、車両Veの起動から停止までの車両Veの走行距離Lが閾値Lth以下であると判定されると(ステップS22:Yes)、車両Veの走行が許容されるように電池Bに関する故障の種類に応じて電池Bの入力電力または出力電力を制限することでフェールセーフ処理を緩和させる(ステップS23)。
例えば、制限部124は、検知部121により上記(c)、(d)、または(e)の故障が検知されると、通常の上記(i)のフェールセーフ処理に代わり、安全な範囲での走行を許容するフェールセーフ処理を実行する。具体的には、上記(g)及び(h)のフェールセーフ処理よりも入力電力指令値Win及び出力電力指令値Woutを小さく制限する。車両ECU5は、制限後の入力電力指令値Win及び出力電力指令値Woutに応じた電力がインバータ回路Invから電池B及び電池Bからインバータ回路Invに供給されるように、インバータ回路Invのスイッチのオン、オフを制御する制御信号のデューティ比を小さくする。これにより、電池Bの安全を確保しつつ走行を許容し、車両Veを停止スポットまで走行させることができる。なお、検知部121により上記(f)の故障が検知された場合には、走行を許容せずに上記(j)のフェールセーフ処理を実行する。
一方、制限部126は、判定部125により車両Veが停止スポットに近くにないと判定されると、または、車両Veの起動から停止までの車両Veの走行距離Lが閾値Lthより長いと判定されると(ステップS22:No)、記憶部11に記憶される、電池Bに関する故障とフェールセーフ処理との対応関係を示す情報を参照し、電池Bに関する故障の種類に応じて電池Bの入力電力または出力電力を制限する(ステップS24)。
このように、第2実施形態の電池制御装置1は、判定部121により車両Veが停止スポットの近くにあると判定される場合、または、車両Veの起動から停止までの車両Veの走行距離Lが閾値Lth以下であると判定される場合、車両Veの走行が許容されるように検知部121により検知される故障の種類に応じて電池Bの入力電力または出力電力を制限し、判定部125により車両Veが停止スポットの近くにないと判定される場合、または、車両Veの起動から停止までの車両Veの走行距離Lが閾値Lthより長いと判定される場合、検知部121により検知される故障の種類に応じて電池Bの入力電力または出力電力を制限する。
車両Veの起動から停止までの車両Veの走行距離Lが閾値Lth以下である場合、車両Veの起動から停止までの車両Veの走行距離Lが普段から比較的短いと判断することができるため、車両Veが停止スポットの近くにある可能性が高いと推定することができる。そのため、車両Veが停止スポットの近くにある場合、または、車両Veの起動から停止までの車両Veの走行距離Lが閾値Lth以下である場合、電池Bに関する故障が生じても、車両Veを停止スポットまで退避走行させてユーザが他の車両Veを利用することができる。すなわち、電池Bに関する故障が発生しても、フェールセーフ処理の緩和によりユーザの車両使用の継続性を保つことができるため、ユーザの利便性の低下を抑制することができる。
本発明は、以上の実施の形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変更が可能である。
1 充電制御装置
2 電流計
3 温度計
4 監視ECU
5 車両ECU
Ve 車両
BP 電池パック
Inv インバータ回路
M モータ
Ch 充電器
SW1、SW2 スイッチ

Claims (2)

  1. 車両に搭載される電池に関する故障発生時に前記電池に入力される入力電力または前記電池から出力される出力電力を制限する電池制御装置であって、
    前記電池に発生する故障の種類を検知する検知部と、
    前記車両の使用形態がカーシェアであるか否かを判定する判定部と、
    前記車両が停止スポットに停車していることを示す情報を取得する取得部と、
    前記判定部により前記車両の使用形態がカーシェアであると判定された場合で、かつ、前記取得部により前記車両が停止スポットに停車していることを示す情報が取得された場合、前記車両の走行が禁止されるように前記出力電力を制限し、前記判定部により前記車両の使用形態がカーシェアでないと判定された場合、または、前記取得部により前記車両が停止スポットに停車していることを示す情報が取得されていない場合、前記検知部により検知される故障の種類に応じて前記入力電力または前記出力電力を制限する制限部と、
    を備える電池制御装置。
  2. 車両に搭載される電池に関する故障発生時に前記電池に入力される入力電力または前記電池から出力される出力電力を制限する電池制御装置であって、
    前記電池に発生する故障の種類を検知する検知部と、
    前記車両が停止スポットの近くにあるか否か、または、前記車両の起動から停止までの前記車両の走行距離が閾値以下であるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により前記車両が前記停止スポットの近くにあると判定される場合、または、前記車両の起動から停止までの前記車両の走行距離が前記閾値以下であると判定される場合、前記車両の走行が許容されるように前記検知部により検知される故障の種類に応じて前記入力電力または前記出力電力を制限し、前記判定部により前記車両が前記停止スポットの近くにないと判定される場合、または、前記車両の起動から停止までの前記車両の走行距離が前記閾値より長いと判定される場合、前記検知部により検知される故障の種類に応じて前記入力電力または前記出力電力を制限する制限部と、
    を備える電池制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2024058066A1 (ja) * 2022-09-14 2024-03-21 株式会社Gsユアサ 蓄電装置、電流遮断装置の制御方法

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