JP2020194698A - 電子機器及び自動取引装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で確実にケーブルの抜けを防止できるようにする。【解決手段】USBコネクタ24にUSBケーブル40のケーブルコネクタ41が挿入された際に、ケーブル抜け防止機構30に設けられたストッパ部33が、USBケーブル40の被覆部42に設けられた段差面42Sfに対して、USBケーブル40を抜く方向に対向配置されるようにした。【選択図】図5

Description

本発明は、電子機器及び自動取引装置に関するものであり、特にケーブル接続用のコネクタを有する電子機器、及びこのような電子機器を有する自動取引装置に適用して好適なものである。
電子機器同士を繋ぐインターフェイスとしてUSB(Universal Serial Bus)が広く普及している。USBに対応する電子機器は、USBコネクタを有していて、このUSBコネクタに、USBケーブルの端に設けられたコネクタ(以下、これをケーブルコネクタと呼ぶ)が挿入されることで、USBケーブルと接続されるようになっている。このような電子機器では、USBコネクタに対してUSBケーブルを簡単に抜き差しできるようになっている。
一方で、従来、USBコネクタからUSBケーブルが意図せずに簡単に抜けてしまうことのないようにケーブル抜け防止機構を備えた電子機器がある。具体的には、ケーブル抜け防止機構として、ケーブルコネクタを覆うキャップを備え、USBコネクタにケーブルコネクタを差し込んだ後、キャップに設けられた爪を、電子機器の筐体に設けられた孔に嵌合して、キャップを筐体に固定することで、キャップを筐体から取り外さないとUSBコネクタからUSBケーブルを抜くことができないようにした電子機器がある(例えば特許文献1参照)。
このようなケーブル抜け防止機構を備えた電子機器では、例えば電子機器に加わる振動によってUSBコネクタからUSBケーブルが抜けてしまったり、USBケーブルに何かが引っ掛かってUSBコネクタからUSBケーブルが抜けてしまったりといった、USBケーブルの意図しない抜けを防止できるようになっている。
特開2001−135413号公報
しかしながら、従来の電子機器では、ケーブル抜け防止機構として、別途キャップが必要であることから、部品点数が増え、電子機器の構成が複雑になってしまうという問題を有していた。さらに従来の電子機器では、キャップを紛失してしまうと、USBケーブルの抜けを防止できなくなってしまうという問題を有していた。
本発明は以上の点を考慮したものであり、簡易な構成で確実にケーブルの抜けを防止できる電子機器及び自動取引装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、ケーブル部の端にケーブルコネクタが設けられ、前記ケーブル部の一部分を被覆する被覆部を有し、前記被覆部の前記ケーブルコネクタ側とは反対側の端に段差面を有するコネクタ付きケーブルと接続される電子機器に、筐体と、前記筐体に設けられ、前記ケーブルコネクタが挿入される機器コネクタと、前記筐体に設けられ、前記機器コネクタに前記ケーブルコネクタが挿入された際に、前記被覆部の前記段差面に対して前記機器コネクタから前記ケーブルコネクタを抜く方向に対向するストッパ部とを設けた。
これにより、機器コネクタからケーブルコネクタを抜く方向にコネクタ付きケーブルが引っ張られても、コネクタ付きケーブルの被覆部の段差面にストッパ部が引っ掛かることにより、ケーブルが簡単に抜けてしまうことを防ぐことができる。またストッパ部は、筐体に設けられていることから、別途、キャップなどの部品を必要とせず、簡易な構成となっている。
かくして本発明は、簡易な構成で確実にケーブルの抜けを防止できる電子機器及び自動取引装置を実現できる。
第1の実施の形態による現金自動預払機の構成を示す斜視図である。 第1の実施の形態によるキーパッドの構成を示す斜視図である。 第1の実施の形態による現金預払機のブロックである。 第1の実施の形態によるキーパッドの構成を示す斜視図及び下面図である。 第1の実施の形態によるキーパッドの一部分を拡大した部分拡大図である。 第1の実施の形態によるケーブル抜け防止機構の構成を示す下面図及び斜視図である。 第1の実施の形態によるケーブル抜け防止機構の構成を示す断面図である。 第1の実施の形態によるケーブル抜け防止機構及びUSBケーブルの断面図である。 比較対象となるケーブル抜け防止機構の構成を示す斜視図である。 比較対象となるケーブル抜け防止機構の構成を示す斜視図である。 第2の実施の形態によるケーブル抜け防止機構の構成を示す下面図である。 第2の実施の形態によるケーブル抜け防止機構及びUSBケーブルの構成を示す断面図である。 他の実施の形態によるケーブル抜け防止機構及びUSBケーブルの構成を示す断面図である。
以下、発明を実施するための形態(以下、これを実施の形態と呼ぶ)について、図面を用いて詳細に説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1−1.現金自動預払機の外観構成]
まず図1を用いて、自動取引装置としての現金自動預払機1の外観構成について説明する。図1は、現金自動預払機1の外観斜視図である。現金自動預払機1は、例えば金融機関や各種商業施設などに設置され、利用者との間で入金取引や出金取引などの現金に関する取引を行う装置である。尚、ここでは、現金自動預払機1について、利用者と対峙する側を現金自動預払機1の前側、その反対側を後側、現金自動預払機1の前側に対峙する利用者から見て上下左右を、それぞれ現金自動預払機1の上側、下側、左側、右側と定義する。
現金自動預払機1は、略箱型の装置筐体2を有している。装置筐体2は、前面上部が応対部3となっていて、応対部3に、例えば、カード入出口4、入出金口5、操作表示部6、テンキー7、及びレシート発行口8が設けられている。
カード入出口4は、キャッシュカードなどの各種カードが挿入または排出される部分である。入出金口5は、使用者によって入金される紙幣が投入されると共に、使用者へ出金する紙幣が排出される部分であり、シャッタにより開放又は閉塞されるようになっている。
操作表示部6は、操作画面を表示するLCD(Liquid Crystal Display)と、操作画面に対するタッチ操作を検知するタッチセンサとが一体化されたタッチパネルである。テンキー7は、「0」〜「9」の数字などの入力を受け付ける物理キーであり、暗証番号や取引金額などの入力に用いられる。レシート発行口8は、取引内容などを印字したレシートを発行する部分である。
また装置筐体2の内部には、現金自動預払機1の各部を制御する主制御部9や、紙幣の入出金に関する処理を行う紙幣入出金機10などが設けられている。主制御部9は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成され、図示しない記憶部からプログラムを読み出して実行することにより、各部を制御して種々の処理を実行するようになっている。
さらにこの現金自動預払機1は、図1及び図2に示すように、テンキー7が装置筐体2(図2では省略)とは別体の電子機器であるキーパッド20に設けられていて、このキーパッド20が装置筐体2前面の所定箇所に固定されている。図2の外観斜視図に示すように、キーパッド20は、四角形板状の筐体(これをパッド筐体と呼ぶ)21を有していて、このパッド筐体21の厚さ方向の一面21Uにテンキー7が配置されている。尚、ここでは、キーパッド20について、テンキー7が配置されている一面21Uをパッド上面21Uとするとともに、パッド上面21Uの反対側の一面21Dをパッド下面21Dとする。さらにパッド筐体21の前後左右の側面を、それぞれパッド前面21F、パッド後面21B、パッド左側面21L、パッド右側面21Rとする。
このキーパッド20は、テンキー7以外の部分が、装置筐体2に取り付けられる図示しないカバーにより覆い隠されるようになっている。つまり、現金自動預払機1では、このカバーを外さないとキーパッド20を取り外すことができない。また図3にブロック図を示すように、このキーパッド20は、コネクタ付きケーブルとしてのUSBケーブル40(図2では省略)を介して主制御部9と接続されていて、テンキー7を操作して入力された情報を、主制御部9に送信するようになっている。以下、このキーパッド20の構成についてさらに詳しく説明する。
[1−2.キーパッドの構成]
キーパッド20の構成を、図2、図4(A)、(B)に示す。図2は、キーパッド20をパッド上面21U側から見た場合の斜視図であり、図4(A)は、キーパッド20をパッド下面21D側から見た場合の斜視図である。また図4(B)は、キーパッド20の下面図である。
図4(A)、(B)に示すように、キーパッド20は、パッド筐体21の下部が、パッド下面21D、パッド前面21F、パッド後面21B、パッド左側面21L、パッド右側面21Rを形成するロアカバー22となっている。このロアカバー22のパッド下面21D側の後部には、パッド下面21Dに対して凹んだ凹部23が設けられている。この凹部23は、パッド後面21Bの左右方向の中央部分から前方へ(つまりパッド前面21F側へ)と延びていて、パッド下面21Dとほぼ平行な四角形状の底面23Dと、底面23Dの前端側(パッド後面21Bから遠い側)に位置していてパッド後面21Bとほぼ平行な前壁面23Fと、底面23Dの左右両端側に位置していてパッド後面21Bとほぼ直交する左壁面23L及び右壁面23Rとで形成されている。
またこのロアカバー22は、凹部23の前端側に位置する前壁面23Fから、パッド筐体21の内部に設けられた機器コネクタとしてのUSBコネクタ24の挿入口24Sが露出するようになっている。この挿入口24Sは、キーパッド20のパッド後面21B側(つまり後方)に向けられている。よって、図5に部分拡大図を示すように、キーパッド20は、パッド下面21D側において、USBコネクタ24の挿入口24Sに対してパッド後面21B側からUSBケーブル40のケーブルコネクタ41が挿入されることで、USBコネクタ24とケーブルコネクタ41とが嵌合するようになっている。尚、USBコネクタ24とケーブルコネクタ41は、例えばmini USBのmini−Bタイプとなっている。
ここで、USBケーブル40の構成について簡単に説明する。図5に示すUSBケーブル40は、一般的なものであり、ケーブルコネクタ41と、被覆部42と、ケーブル部43とで構成されている。ケーブルコネクタ41は、ケーブル部43の両端に設けられている。被覆部42は、ケーブルコネクタ41とケーブル部43との接続部分を覆う部材であり、一端側からケーブルコネクタ41が突出するとともに、他端側からケーブル部43が延びている。
この被覆部42は、例えば、ハウジング42Hと、ストレインリリーフ42Sとで構成されている。ハウジング42Hは、被覆部42のケーブルコネクタ41側に設けられていて、例えば樹脂により直方体状に形成されている。このハウジング42Hは、ケーブルコネクタ41とケーブル部43の接続部分を保護する部材である。一方、ストレインリリーフ42Sは、被覆部42のケーブル部43側に設けられていて、例えば樹脂により略円筒状に形成されていて、その内側にケーブル部43が通されている。このストレインリリーフ42Sは、ケーブル部43とケーブルコネクタ41との接続部分に加わる力を低減させる部材である。
またUSBケーブル40は、被覆部42のケーブル部43側に位置するストレインリリーフ42Sがケーブル部43より太い円筒状であることから、ストレインリリーフ42Sのハウジング42Hとは反対側の端部が、ケーブル部43の外周より一段高い段差となっている。ここで、ストレインリリーフ42Sのハウジング42Hとは反対側の端面42Sfを段差面42Sfと呼ぶ。この段差面42Sfは、ケーブル部43の外周に対してほぼ直交している。
尚、ロアカバー22は、USBケーブル40の被覆部42が、凹部23の底面23Dに当接もしくは近接した状態で、USBコネクタ24にUSBケーブル40が挿入されるようになっている。
ここで再びロアカバー22の構成の説明に戻る。図4(A)、(B)に示すように、ロアカバー22のパッド下面21D側には、USBコネクタ24の挿入口24Sの後方(つまり凹部23の底面23Dの後端部)に、USBコネクタ24に差し込まれたUSBケーブル40の抜けを防止するケーブル抜け防止機構30が設けられている。このケーブル抜け防止機構30は、ロアカバー22と一体に形成されていて(ロアカバー22に部品として取り付けられていてもよい)、図5に示すように、USBコネクタ24からUSBコネクタ24の向く方向(後方)に離れた位置に設けられ、USBコネクタ24に挿入されたUSBケーブル40のケーブル部43と対向するように配置されている。
さらにロアカバー22のパッド下面21D側には、ケーブル抜け防止機構30の左右両側に、USBケーブル40のケーブル部43を保持するケーブル保持部25L、25Rが設けられている。左側のケーブル保持部25Lは、パッド左側面21Lから凹部23の左壁面23Lへと延びる溝となっていて、右側のケーブル保持部25Rは、パッド右側面21Rから凹部23の右壁面23Rへと延びる溝となっている。これら左右のケーブル保持部25L、25Rは、USBケーブル40のケーブル部43の太さと同程度の幅を有している。ロアカバー22では、図4(B)に点線で示すように、USBコネクタ24に挿入されたUSBケーブル40を、折り曲げずにそのまま真っ直ぐパッド筐体21の後方に引き出したり、ケーブル抜け防止機構30より後方で左右方向に折り曲げて左右のケーブル保持部25L、25Rのどちらかに保持させることで、左右方向に引き出したりできるようになっている。
[1−3.ケーブル抜け防止機構の構成]
つづけて、ケーブル抜け防止機構30の構成について、図6(A)、(B)を用いて詳しく説明する。図6(A)は、ケーブル抜け防止機構30の下面図であり、図6(B)は、ケーブル抜け防止機構30の外観斜視図である。
ケーブル抜け防止機構30は、主要部として、台座部31と、梯部32と、ストッパ部33とを有している。台座部31は、略板状であり、凹部23の底面23Dとほぼ平行になるようにして、底面23Dの後端(つまりパッド後面21B)からUSBコネクタ24(図6では省略)側となる前方へと延びている。この台座部31は、凹部23の底面23Dよりわずかに高く、パッド下面21D(図6では省略)より低い位置に形成されている。またこの台座部31は、左右方向に対向配置された左側部31L及び右側部31Rと、これらの後端部を繋ぐ中間部31Cとを有し、下方から見てUSBコネクタ24(図6では省略)側となる前方に開いたコの字型となっている。
梯部32は、台座部31の左側部31Lと右側部31Rとの間に、これら左側部31Lと右側部31Rと離間するように設けられた細長い薄板状であり、台座部31の中間部31CからUSBコネクタ24(図6では省略)側となる前方へと延びている。別の言い方をすると、この梯部32は、USBコネクタ24に接続されたUSBケーブル40のケーブル部43の外周と対向する位置に設けられていて、ケーブル部43の軸方向に沿って延びている。この梯部32は、図7(A)、(B)に左右方向から見た断面図を示すように、凹部23の底面23Dとほぼ平行に形成された、上下方向(つまりパッド筐体21の厚さ方向)に弾性変形可能な板バネである。したがって、この梯部32は、台座部31の中間部31Cと接続されている根本部分を支点として、根本部分とは反対側の先端部分が上下方向に撓るようになっている。
ストッパ部33は、この梯部32の先端に設けられている。このストッパ部33は、梯部32よりも上下左右方向に大きい略直方体状である。図7(A)に示すように、このストッパ部33は、凹部23の底面23Dより一段高くなる(突出する)ように形成されている。尚、ストッパ部33の底面23Dからの突出量は、USBケーブル40の被覆部42のケーブル部43側に設けられた段差の高さ程度となっている。さらに図6(B)に示すように、このストッパ部33は、USBコネクタ24に接続されたUSBケーブル40のケーブル部43の外周と対向する第2の面としての下面33Bに、ケーブル部43の外径に沿った湾曲形状の窪み33Dが設けられている。これにより、ストッパ部33は、USBケーブル40がUSBコネクタ24に挿入された際に、この窪み33Dにケーブル部43の外周の一部分が収まるようになっている。
またこのストッパ部33は、図4(B)に示すように、梯部32とは反対側に位置する第1の面としての先端面33Cが、USBコネクタ24の挿入口24Sから距離D1だけ離れている。ここで、この距離D1は、図5に示すUSBケーブル40の被覆部42の一端から他端までの長さD2とほぼ等しい距離(より具体的にはわずかに長い距離)に選定されている。これにより、ストッパ部33は、USBケーブル40がUSBコネクタ24に挿入された際に、先端面33Cが、被覆部42の他端に位置する段差面42Sfに当接もしくは近接するようになっている。
さらにこのストッパ部33は、梯部32の先端に設けられていることから、梯部32が上下方向に撓ることにともなって、上下方向に移動するようになっている。つまり、図7(A)、(B)に示すように、ストッパ部33は、例えば、上方向へ押す力が加わると、梯部32が撓ることにともなって上方向へ移動し、上方向へ押す力がなくなると、梯部32が弾性変形により元の形状に戻ることにともなって元の位置に戻るようになっている。
尚、ロアカバー22には、ストッパ部33及び梯部32の裏側(つまり上側)に空間が設けられていて、梯部32が上方向に撓ることができるようになっている。ここで、梯部32が撓る最大量は、例えばUSBケーブル40の被覆部42の段差の高さ以上となっている。
さらに図6(A)、(B)に示すように、台座部31の左側部31L及び右側部31Rには、それぞれUSBコネクタ24側となる前端部に、USBケーブル40をUSBコネクタ24に接続する際のガイドとなるガイド板31Lg及びガイド板31Rgが設けられている。これら左右のガイド板31Lg、31Rgは、厚さ方向を左右方向とする向きで対向配置された板状部材であり、ストッパ部33の左右両側に位置していて前後方向に延びている。尚、左右のガイド板31Lg、31Rgの間隔は、USBケーブル40の太さ(例えばストレインリリーフ42Sの太さ)以上であり、これらの間に、USBケーブル40が収まるようになっている。このように、左右のガイド板31Lg、31Rgは、左右方向に対向配置されて前後方向に延びていることにより、USBケーブル40をUSBコネクタ24に接続する際のUSBケーブル40の位置及び差し込み方向をガイドするようになっている。ケーブル抜け防止機構30の構成は、以上のようになっている。
[1−4.ケーブル抜け防止機構の動作]
つづけて、ケーブル抜け防止機構30の動作(つまりどのようにしてUSBケーブル40の抜けを防止するようになっているのか)について説明する。まずUSBケーブル40をUSBコネクタ24に挿入する際のケーブル抜け防止機構30の動作について説明する。
USBケーブル40をUSBコネクタ24に挿入する場合、作業者は、例えばキーパッド20のパッド筐体21を裏返す。次に、作業者は、パッド筐体21の裏側から露出しているUSBコネクタ24の挿入口24Sに対して、挿入口24Sの後方に位置するケーブル抜け防止機構30側から、USBケーブル40のケーブルコネクタ41を挿入する。このとき、作業者は、USBケーブル40を、ケーブル抜け防止機構30に設けられた左右のガイド板31Lg、31Rgの間に位置させつつ、パッド筐体21の凹部23の底面23Dに這わせるようにして、ケーブルコネクタ41をUSBコネクタ24に挿入する。
このようにしてUSBケーブル40がUSBコネクタ24に挿入される際、USBケーブル40の被覆部42が、パッド筐体21の凹部23の底面23Dに接触もしくは近接する。この為、図8(A)に左右方向から見た断面図に示すように、ケーブル抜け防止機構30は、USBケーブル40がUSBコネクタ24(図8で省略)に挿入される途中で、凹部23の底面23Dから突き出ているストッパ部33が、USBケーブル40の被覆部42と接触して上方向へ押される。このとき、ストッパ部33は、梯部32が被覆部42の段差の高さと同程度撓ることにともなって、USBケーブル40の挿入を妨げないよう、被覆部42の通り道から外れる上方向へ退避(移動)する。
その後、USBケーブル40のケーブルコネクタ41がUSBコネクタ24に対して完全に挿入されると、このとき、図8(B)に左右方向から見た断面図に示すように、USBケーブル40の被覆部42が、ストッパ部33を通り過ぎて、ストッパ部33の先端面33CよりUSBコネクタ24(図8では省略)側となる前方に位置する。すると、ストッパ部33は、被覆部42により押されていた力がなくなることで、梯部32とともに元の位置へと戻る。この結果、ストッパ部33は、USBケーブル40のケーブル部43に近づき、窪み33D(図6(B)参照)にケーブル部43の外周の一部分が収まる。
またこのとき、図8(B)に示すように、ストッパ部33は、先端面33Cが、USBケーブル40の被覆部42の他端に位置する段差面42Sfに当接もしくは近接する。つまりこのとき、ストッパ部33の先端面33Cが、USBケーブル40の段差面42Sfに対して、USBケーブル40を抜く方向である後方に対向配置される。これにより、ケーブル抜け防止機構30は、USBコネクタ24からケーブルコネクタ41を抜く方向にUSBケーブル40が引っ張られても、USBケーブル40の段差面42Sfにストッパ部33の先端面33Cが引っ掛かる為、USBケーブル40が簡単に抜けてしまうことを防ぐことができる。USBケーブル40をUSBコネクタ24に挿入する際のケーブル抜け防止機構30の動作については、以上のようになっている。
つづけて、USBケーブル40をUSBコネクタ24から抜く際のケーブル抜け防止機構30の動作について説明する。USBケーブル40をUSBコネクタ24から抜く場合、作業者は、例えばキーパッド20のパッド筐体21を裏返す。次に、作業者は、USBコネクタ24に挿入されているUSBケーブル40全体のうち、ケーブル抜け防止機構30と対向している部分(つまりケーブル部43の被覆部42に近い部分)を、ケーブル抜け防止機構30側(上側)に軽く押しながら、USBケーブル40を後方へと引っ張る。
このとき、ケーブル抜け防止機構30は、ストッパ部33がケーブル部43により上方向へ押されることで、ストッパ部33が、USBケーブル40の抜きを妨げないよう、梯部32が撓ることにともなって被覆部42の通り道から外れる上方向へ退避(移動)する。よって、作業者は、そのままUSBケーブル40を後方へと引っ張ることで、USBケーブル40をUSBコネクタ24から簡単に抜くことができる。USBケーブル40をUSBコネクタ24から抜く際のケーブル抜け防止機構30の動作については、以上のようになっている。
[1−5.まとめと効果]
ここまで説明したように、第1の実施の形態のキーパッド20は、パッド筐体21のパッド下面21Dの中央部に、パッド後面21B側を向くようにUSBコネクタ24が設けられ、さらにこのUSBコネクタ24からUSBコネクタ24の向く方向に離れた箇所にケーブル抜け防止機構30を設けるようにした。
そしてこのキーパッド20は、USBコネクタ24にUSBケーブル40のケーブルコネクタ41が挿入された際に、ケーブル抜け防止機構30に設けられたストッパ部33の先端面33Cが、USBケーブル40の被覆部42に設けられた段差面42Sfに対して、USBケーブル40を抜く方向に対向配置されるようにした。すなわち、キーパッド20は、USBコネクタ24にUSBケーブル40のケーブルコネクタ41が挿入されると、USBコネクタ24とケーブル抜け防止機構30のストッパ部33との間に、USBケーブル40の被覆部42を挟み込むようにした。
これにより、キーパッド20は、USBコネクタ24からケーブルコネクタ41を抜く方向にUSBケーブル40が引っ張られても、USBケーブル40の段差面42Sfにストッパ部33の先端面33Cが引っ掛かる為、USBケーブル40が簡単に抜けてしまうことを防ぐことができる。またキーパッド20は、ケーブル抜け防止機構30が、パッド筐体21と一体に形成されていることから、別途、キャップなどの部品を必要とせず、簡易な構成となっている。以上のことから、キーパッド20は、簡易な構成で確実にケーブルの抜けを防止できる。
またケーブル抜け防止機構30は、USBコネクタ24にUSBケーブル40を挿入する際、ストッパ部33がUSBケーブル40の被覆部42と接触して押されると、梯部32が撓ることでストッパ部33が被覆部42の通り道から外れる方向に移動する。そして、ケーブル抜け防止機構30は、USBコネクタ24にUSBケーブル40を挿入し終えると、被覆部42がストッパ部33を通り過ぎることにより、梯部32が弾性変形してストッパ部33が元の位置へと戻り、ストッパ部33の先端面33CがUSBケーブル40の段差面42Sfに対してUSBケーブル40を抜く方向に対向配置されるようにした。このように、ケーブル抜け防止機構30では、USBケーブル40の抜けを防止する為の特別な作業を必要とせずに、簡単な作業でUSBコネクタ24にUSBケーブル40を挿入することができる。
さらにケーブル抜け防止機構30は、USBコネクタ24からUSBケーブル40を抜く際、USBケーブル40をケーブル抜け防止機構30側(上側)に軽く押すことで、ストッパ部33がUSBケーブル40により押されて被覆部42の通り道から外れる上方向へと退避するようにした(つまりストッパを解除するようにした)。こうすることで、ケーブル抜け防止機構30では、USBケーブル40をケーブル抜け防止機構30側(上側)に軽く押しながら引っ張るといった簡単な作業でUSBコネクタ24からUSBケーブル40を抜くことができる。
このように、キーパッド20は、簡易な構成で確実にケーブルの抜けを防止できるとともに、簡単な作業でUSBコネクタ24からUSBケーブル40を抜くことができる。
ここで、本実施の形態のケーブル抜け防止機構30の比較対象となるケーブル抜け防止機構について簡単に説明する。図9及び図10に、比較対象となるケーブル抜け防止機構100、200を示す。
図9に示すケーブル抜け防止機構100は、キーパッド101ではなく、キーパッド101を設置するベース102に設けられている。このケーブル抜け防止機構100は、USBケーブル40を保持するタイラップ103をベース102に取り付けたものである。具体的にこのケーブル抜け防止機構100は、キーパッド101の一側面に設けられた図示しないUSBコネクタに挿入されたUSBケーブル40のケーブル部43を、ベース102に取り付けられたタイラップ103に通して保持することで、USBケーブル40の抜けを防止するようになっている。
一方、図10に示すケーブル抜け防止機構200は、キーパッド201に設けられている。このケーブル抜け防止機構200は、ケーブル抜け防止機構30と同様の位置(つまりUSBコネクタ202からUSBコネクタ202の向く方向に離れた位置)に、USBケーブル40を保持するタイラップ203を取り付けたものである。このケーブル抜け防止機構200も、USBコネクタ202に挿入されたUSBケーブル40のケーブル部43を、キーパッド201に取り付けられたタイラップ203に通して保持することで、USBケーブル40の抜けを防止するようになっている。
このように、ケーブル抜け防止機構100、200では、タイラップ103、203によりUSBケーブル40の抜けを防止するようになっている為、別途、タイラップ103、203が必要になる。またケーブル抜け防止機構100、200では、タイラップ103、203でUSBケーブル40を締め付ける場合に、締め付け強度の調整が難しく、締め付け強度が強すぎると、USBケーブル40に過度な負荷を与えてしまい、通信障害を引き起こす恐れがある。さらにケーブル抜け防止機構100、200では、USBケーブル40を挿入する際に、別途、タイラップ103、203による締め付け作業が必要になってくる。
これに対して、本実施の形態のケーブル抜け防止機構30では、上述したように、ケーブル抜け防止機構30が、パッド筐体21のロアカバー22と一体に設けられていることから、別途、タイラップ103、203のような部品を必要としない。また本実施の形態のケーブル抜け防止機構30では、上述したように、ストッパ部33の先端面33Cが、USBケーブル40の段差面42Sfに対して、USBケーブル40を抜く方向に対向配置されるだけなので、USBケーブル40に過度な負荷を与えることがなく、通信障害を引き起こす恐れもない。さらに本実施の形態のケーブル抜け防止機構30では、上述したように、USBケーブル40を挿入する際に、別途、締め付け作業のような面倒な作業を必要とせず、簡単な作業でUSBコネクタ24にUSBケーブル40を挿入することができる。
このように、本実施の形態のケーブル抜け防止機構30は、ケーブル抜け防止機構100、200と比較して、部品点数の削減、USBケーブル40に対する負荷の削減、USBケーブル40を挿入する作業時間の短縮といった効果を得ることができる。
[2.第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態は、キーパッド20に設けられたケーブル抜け防止機構30の構成が、第1の実施の形態とは異なる実施の形態であり、それ以外の部分については、第1の実施の形態と同一もしくはほぼ同一になっている。よってここではケーブル抜け防止機構30についてのみ説明する。尚、以下の説明では、第1の実施の形態と区別できるよう、第2の実施の形態のケーブル抜け防止機構30を、ケーブル抜け防止機構30xと呼ぶ。
[2−1.ケーブル抜け防止機構の構成]
ケーブル抜け防止機構30xの構成について、図11、図12(A)を用いて詳しく説明する。尚、図11は、ケーブル抜け防止機構30xの下面図であり、図12(A)は、ケーブル抜け防止機構30xを左右方向から見た断面図である。ケーブル抜け防止機構30xは、ストッパ部300以外の部分については、第1の実施の形態のケーブル抜け防止機構30と同一もしくはほぼ同一であり、同一部分についての説明は省略する。
ケーブル抜け防止機構30xのストッパ部300は、ケーブル抜け防止機構30のストッパ部33に、バネ部300Sを追加した構成となっている。具体的に、ストッパ部300xには、図11に示すように、梯部32とは反対側に位置する先端面300Cの左右方向の中央部分から梯部32側へと延びる切り欠き300Nが形成されている。尚、図11では省略するが、ストッパ部300の先端面300Cは、ストッパ部33の先端面33Cと同様、USBコネクタ24の挿入口24Sから距離D1だけ離れている。
バネ部300Sは、図12(A)に示すように、切り欠き300Nの一番奥(梯部32側)からストッパ部300の上面に沿って図示しないUSBコネクタ24側へと延びる第1板部300Sfと、この第1板部300Sfの先端から第1板部300Sfと直交するようにしてストッパ部300の下面側へと延びる第2板部300Ssと、この第2板部300Ssの先端部に設けられた図示しないUSBコネクタ24側に突出する突出部300Spとで構成されている。
このバネ部300Sは、第1板部300Sf及び第2板部300Ssが切り欠き300Nの内側に位置していて、突出部300Spが切り欠き300Nの外側にはみ出るようになっている。つまりこのバネ部300Sは、突出部300Spが、ストッパ部300の先端面300CよりUSBコネクタ24側に突出するようになっている。
図12(A)に示すように、このバネ部300Sは、第2板部300Ssの根本部分を支点として、第2板部300Ssの先端部分が前後方向に撓るように弾性変形可能となっている。よって、バネ部300Sの突出部300Spは、例えば図示しないUSBコネクタ24とは反対側となる後方へ押す力が加わると、第2板部300Ssが撓ることにともなって後方(つまり切り欠き300Nの内側)へ移動し、後方へ押す力がなくなると、第2板部300Ssが弾性変形により元の形状に戻ることにともなって元の位置に戻るようになっている。尚、ケーブル抜け防止機構30xでは、突出部300Sp全体が切り欠き300Nの内側に収まることができるように、切り欠き300Nのサイズなどが選定されている。ケーブル抜け防止機構30xの構成は、以上のようになっている。
[2−2.ケーブル抜け防止機構の動作]
つづけて、ケーブル抜け防止機構30xの動作について説明する。尚、ケーブル抜け防止機構30xの動作は、ケーブル抜け防止機構30の動作にバネ部300Sの動作が追加されたものである為、ここでは、主にバネ部300Sの動作について説明する。まずUSBケーブル40をUSBコネクタ24に挿入する際のケーブル抜け防止機構30xの動作について説明する。
USBケーブル40をUSBコネクタ24に挿入すると、図12(B)の断面図に示すように、ケーブル抜け防止機構30xは、ケーブル抜け防止機構30と同様、ストッパ部300の先端面300Cが、USBケーブル40の被覆部42の他端に位置する段差面42Sfに当接もしくは近接する。ここで、ケーブル抜け防止機構30xは、バネ部300Sの突出部300Spが、ストッパ部300の先端面300Cから突出している為、この突出部300Spが、USBケーブル40の段差面42Sfと当接する。このとき、バネ部300Sは、突出部300SpがUSBケーブル40の段差面42Sfにより後方へと押されることで、第2板部300Ssが撓るとともに突出部300Spが後方に移動する。またこのとき、バネ部300Sは、第2板部300Ssが元の形状に戻ろうとする弾性力によって、突出部300SpがUSBケーブル40の段差面42SfをUSBコネクタ24側(前方)に押している状態となる。
このように、ケーブル抜け防止機構30xは、USBコネクタ24に挿入されたUSBケーブル40を、バネ部300SによりUSBコネクタ24側に軽く押さえ付けるようにしたことにより、USBケーブル40の抜けをより確実に防ぐとともに、USBケーブル40のぐらつきなどを防ぐこともできる。
またケーブル抜け防止機構30xは、USBコネクタ24からケーブルコネクタ41を抜く方向にUSBケーブル40が引っ張られた場合には、USBケーブル40の段差面42Sfと当接しているバネ部300Sの突出部300Spが段差面42Sfにより切り欠き300Nの内側へと押し込まれる。このとき、ケーブル抜け防止機構30xは、ケーブル抜け防止機構30と同様、USBケーブル40の段差面42Sfがストッパ部300の先端面300Cに当接して引っ掛かることで、USBケーブル40が簡単に抜けてしまうことを防ぐことができる。USBケーブル40をUSBコネクタ24に挿入する際のケーブル抜け防止機構30xの動作については、以上のようになっている。
つづけて、USBケーブル40をUSBコネクタ24から抜く際のケーブル抜け防止機構30xの動作について説明する。図は省略するが、ケーブル抜け防止機構30xは、ケーブル抜け防止機構30と同様、ストッパ部300がケーブル部43により上方向へ押されることで、ストッパ部300が、被覆部42の通り道から外れる上方向へ退避(移動)する。よって、作業者は、そのままUSBケーブル40を後方へと引っ張ることで、USBケーブル40をUSBコネクタ24から簡単に抜くことができる。USBケーブル40をUSBコネクタ24から抜く際のケーブル抜け防止機構30xの動作については、以上のようになっている。
[2−3.まとめと効果]
ここまで説明したように、第2の実施の形態のケーブル抜け防止機構30xは、ストッパ部300に、先端面300CからUSBコネクタ24側に突出するとともに、USBコネクタ24とは反対側の後方に弾性変形可能なバネ部300Sを設けるようにした。
そしてこのケーブル抜け防止機構30xは、USBコネクタ24にUSBケーブル40のケーブルコネクタ41が挿入されると、ストッパ部300の先端面300Cが、USBケーブル40の段差面42Sfに対して、USBケーブル40を抜く方向に対向配置されるとともに、ストッパ部300の先端面300Cから突出するバネ部300Sの突出部300Spが段差面42Sfに当接して段差面42Sfを前方(USBコネクタ24側)に押すようにした。
これにより、ケーブル抜け防止機構30xは、USBケーブル40をUSBコネクタ24側に軽く押さえ付けて、USBケーブル40の抜けをより確実に防ぐとともに、USBケーブル40のぐらつきなどを防ぐことができる。
またケーブル抜け防止機構30xは、USBケーブル40の段差面42Sfと当接するバネ部300Sの突出部300Spが、USBケーブル40の長手方向(前後方向)に変位可能となっていることにより、USBケーブル40の段差面42Sfの位置にバラつきがあったとしても、突出部300Spを確実にUSBケーブル40の段差面42Sfに当接させることができる。尚、この突出部300Spの先端面300Cからの突出量は、想定されるUSBケーブル40の段差面42Sfの位置のバラつきに合わせて選定すればよい。
[3.他の実施の形態]
[3−1.他の実施の形態1]
尚、上述した第1の実施の形態では、キーパッド20のパッド下面21D側にUSBコネクタ24とケーブル抜け防止機構30を設けたが、これに限らず、キーパッド20の別の箇所にUSBコネクタ24及びケーブル抜け防止機構30を設けるようにしてもよい。第2の実施の形態についても同様である。
[3−2.他の実施の形態2]
また上述した第1の実施の形態では、被覆部42を構成するストレインリリーフ42Sの端が段差面42SfとなっているUSBケーブル40を用いるようにした。これに限らず、被覆部42の構成がUSBケーブル40とは異なるUSBケーブルを用いるようにしてもよい。例えば、被覆部42がハウジング42HのみのUSBケーブルを用いてもよい。このようなUSBケーブルを用いる場合、ハウジング42Hの端が段差面となっているので、この段差面に対して、ケーブル抜け防止機構30のストッパ部33が対向配置されるようにすればよい。
つまり、USBケーブル40のケーブル部43の一部分を覆う被覆部42については、少なくともケーブルコネクタ41とは反対側の端に段差面が形成されていれば、どのような構成であってもよい。さらに言うと、上述した第1の実施の形態では、USBケーブル40を用いたが、これに限らず、ケーブル部の一部分を覆う被覆部を有するものであれば、USBケーブル40以外のコネクタ付きケーブルを用いるようにしてもよい。この場合、キーパッド20には、そのコネクタ付きケーブルが挿入される機器コネクタと、そのコネクタ付きケーブルに適した配置及びサイズでなるケーブル抜け防止機構30とを設けるようにすればよい。第2の実施の形態についても同様である。
[3−3.他の実施の形態3]
さらに上述した第1の実施の形態では、ケーブル抜け防止機構30のストッパ部33を弾性部材である梯部32の先端に設けることで、ストッパ部33が押されるとストッパ部33の位置が変化し、押される力がなくなると、ストッパ部33が元の位置に戻るようにした。これに限らず、ストッパ部33を梯部32とは異なる弾性部材に設けるようにしてもよい。
例えば、ストッパ部33を、梯部32ではなくスプリングに設けるようにしてもよい。この場合、例えば、図13に示すように、前後方向ではなく上下方向に延びるスプリング400の先端にストッパ部33を設けるようにすればよい。第2の実施の形態についても同様である。
またこれに限らず、ストッパ部33の位置を完全に固定してもよい。この場合、例えば、USBケーブル40のストレインリリーフ42Sをストッパ部33から遠ざかる方向に軽く折り曲げながら、USBケーブル40をUSBコネクタ24に挿入していき、最後にストレインリリーフ42Sをストッパ部33側に押し付けて、ストレインリリーフ42Sの段差面42Sfをストッパ部33の先端面33Cと対向させるようにすればよい。
[3−4.他の実施の形態4]
さらに上述した第1の実施の形態では、ストッパ部33を、USBコネクタ24に挿入されたUSBケーブル40の下側に設けるようにしたが、これに限らず、ストッパ部33を、USBケーブル40の左側、右側、又は左右両側に設けるようにしてもよい。
[3−5.他の実施の形態5]
さらに上述した第2の実施の形態では、ストッパ部300の先端部の左右方向の中央部分にバネ部300Sを設け、バネ部300Sの左右両側に先端面300Cを設けた。これに限らず、ストッパ部300の先端部における、バネ部300Sと先端面300Cの配置を変えてもよい。またこれに限らず、ストッパ部300の先端部全体をバネ部300Sとしてもよい。この場合、例えば、バネ部300Sに設けられた突出部300Spの後方への移動量を制限するようにすればよい。このようにすれば、ケーブル抜け防止機構30xでは、USBケーブル40の段差面42Sfによって突出部300Spが最大まで押し込まれた状態で、さらにUSBケーブル40が後方へと引っ張られると、USBケーブル40の段差面42Sfが突出部300Spに引っ掛かることで、USBケーブル40の抜けが防止される。
[3−6.他の実施の形態6]
さらに上述した各実施の形態では、本発明を、コネクタ付きケーブルと接続される電子機器としてのキーパッド20に適用したが、これに限らず、ケーブル部の一部分を覆う被覆部を有するコネクタ付きケーブルと接続されるものであれば、キーパッド20とは異なる電子機器に適用してもよい。例えば、キーパッド20以外のUSB機器や、USBケーブル40以外のコネクタ付きケーブルと接続される電子機器などに適用してもよい。さらに上述した各実施の形態では、本発明を、コネクタ付きケーブルと接続される電子機器を備えた自動取引装置としての現金自動預払機1に適用したが、これに限らず、コネクタ付きケーブルと接続される電子機器を備えたものであれば、現金自動預払機1とは異なる自動取引装置に適用してもよい。例えば、コネクタ付きケーブルと接続される電子機器を備えた券売機や、キャッシュレジスタなどに適用してもよい。
[3−7.他の実施の形態7]
さらに、本発明は、上述した各実施の形態に限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した第1及び第2の実施の形態と他の実施の形態の一部または全部を任意に組み合わせた実施の形態や、一部を抽出した実施の形態にもその適用範囲が及ぶものである。
本発明は、USBケーブルなどのコネクタ付きケーブルと接続される電子機器などで広く利用することができる。
1……現金自動預払機、20、101、201……キーパッド、21……パッド筐体、24、202……USBコネクタ、24S……挿入口、30、30x、100、200……ケーブル抜け防止機構、32……梯部、33、300……ストッパ部、33B……下面、33C、300C……先端面、33D……窪み、40……USBケーブル、41……ケーブルコネクタ、42……被覆部、42Sf……段差面、43……ケーブル部、300S……バネ部、400……スプリング。

Claims (8)

  1. ケーブル部の端にケーブルコネクタが設けられ、前記ケーブル部の一部分を被覆する被覆部を有し、前記被覆部の前記ケーブルコネクタ側とは反対側の端に段差面を有するコネクタ付きケーブルと接続される電子機器であり、
    筐体と、
    前記筐体に設けられ、前記ケーブルコネクタが挿入される機器コネクタと、
    前記筐体に設けられ、前記機器コネクタに前記ケーブルコネクタが挿入された際に、前記被覆部の前記段差面に対して前記機器コネクタから前記ケーブルコネクタを抜く方向に対向するストッパ部と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 前記ストッパ部は、前記機器コネクタから前記機器コネクタの向く方向に離れた位置に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記ストッパ部は、弾性部材に取り付けられていて、外力によって前記弾性部材が変形することにともなって移動し、当該外力がなくなると前記弾性部材が元の形状に戻ることにともなって元の位置へと戻る
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記ストッパ部は、前記機器コネクタに前記ケーブルコネクタが挿入される途中で、前記被覆部と接触して押されることにより前記被覆部の通り道から外れる方向へと移動し、前記機器コネクタに前記ケーブルコネクタが挿入されると、前記被覆部が通りすぎることにより元の位置へと戻り、前記被覆部の前記段差面に対して前記機器コネクタから前記ケーブルコネクタを抜く方向に対向する
    ことを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記ストッパ部は、前記機器コネクタに前記ケーブルコネクタが挿入された際に前記被覆部の前記段差面と対向する第1の面と、前記機器コネクタに前記ケーブルコネクタが挿入された際に前記ケーブル部の外周と対向する第2の面とを有し、前記第2の面に、前記ケーブル部の外径に沿った形状の窪みが形成されている
    ことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の電子機器。
  6. 前記ストッパ部は、前記第1の面から前記機器コネクタ側に突出するとともに前記機器コネクタ側とは反対側に向かって弾性変形可能なバネ部を有し、前記機器コネクタに前記ケーブルコネクタが挿入された際に、前記バネ部が前記被覆部の前記段差面に接触する
    ことを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記コネクタ付きケーブルは、USBケーブルである
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の電子機器。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の電子機器を備えた
    ことを特徴とする自動取引装置。
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