JP2020194366A - 配車処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の利用者が相乗りする旅客自動車の手配を行う配車処理システムであって、相乗り営業を実施することに起因した売上の悪化を効率的に防止できる配車処理システムを提供することを課題とする。【解決手段】利用者端末からの旅客自動車の利用の予約である利用予約を、希望する乗車位置及び降車位置の情報と共にネットワークを介して受け付ける乗車予約受付手段と、乗車位置及び降車位置の情報を利用することによって互いに相乗り可能な複数の利用者を判別する相乗り判別手段と、配車指示生成手段と、旅客自動車の利用情報をネットワーク経由で取得して記憶装置に記憶する情報取得手段と、旅客自動車の需要を予測する需要予測手段と、予測された需要の予測結果を利用することによって相乗り営業の実施又は制限の有無又は必要性を判定する判定手段と、を備えた。【選択図】図9

Description

本発明は、複数の利用者が相乗りする旅客自動車の手配を行う配車処理システムに関する。
現在、ドライバー不足は深刻であり、終電が終わった深夜の時刻に帰宅を希望する利用者や、バスや電車等の交通機関が整備されていない目的地に行く予定の利用者が、タクシー等の旅客自動車を利用できず、不便を強いられる場合がある。このような場合に、一の旅客自動車に複数の利用者が相乗りできれば、これによってドライバー不足を補うことも可能になるが、利用者が、自身の希望する乗車位置若しくは降車位置又は乗車位置から降車位置までの走行経路等に基づいて、他の利用者を探し、該他の利用者との間で相乗りの交渉をするのは困難且つ手間であり、現実的ではない。
このような事情を鑑み、利用者の使用する情報端末である利用者端末からの旅客自動車の利用の予約である利用予約を、該利用者の希望する乗車位置及び降車位置の情報と共にネットワークを介して受け付ける乗車予約受付手段と、前記乗車予約受付手段によって利用予約を受け付けた利用者の希望する乗車位置及び降車位置の情報を少なくとも利用することによって、互いに相乗り可能な複数の利用者を判別する相乗り判別手段と、前記相乗り識別手段によって判別された互いに相乗り可能な複数の利用者に対して旅客自動車を手配する指示を生成する配車指示生成手段と、を備えた配車処理システムが公知になっている(例えば、特許文献1を参照。)。
このような配車処理システムによれば、利用者同士が直接交渉する必要がないため、旅客自動車に相乗り乗車することが現実的に可能になる。
ところで、旅客自動車の稼働率が低い時間帯に、相乗り可能な旅客自動車を手配することが可能な営業状態である相乗り営業を実施した場合、該稼働率をさらに低下させて売上の悪化を招くことになり、好ましくない。
特開2018−200555号公報
本発明は、複数の利用者が相乗りする旅客自動車の手配を行う配車処理システムであって、相乗り営業を実施することに起因した売上の悪化を効率的に防止できる配車処理システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、複数の利用者が相乗りする旅客自動車の手配を行う配車処理システムであって、記憶装置と、利用者の使用する情報端末である利用者端末からの旅客自動車の利用の予約である利用予約を、該利用者の希望する乗車位置及び降車位置の情報と共にネットワークを介して受け付ける乗車予約受付手段と、前記乗車予約受付手段によって利用予約を受け付けた利用者の希望する乗車位置及び降車位置の情報を少なくとも利用することによって、互いに相乗り可能な複数の利用者を判別する相乗り判別手段と、前記相乗り識別手段によって判別された互いに相乗り可能な複数の利用者に対して旅客自動車を手配する指示を生成する配車指示生成手段と、旅客自動車の利用状況に関する情報である利用情報を、ネットワークを介して、逐次取得し、前記記憶装置に記憶する情報取得手段と、前記利用情報を少なくとも利用することによって、旅客自動車の需要を予測する需要予測手段と、前記需要予測手段によって予測された旅客自動車の需要の予測結果の情報を少なくとも利用することによって、相乗り可能な旅客自動車を手配することが可能な営業状態である相乗り営業の実施又は制限の有無又は必要性を判定する判定手段と、を備えたことを特徴とする。
前記利用情報には、旅客自動車の稼働状況と、予め定めた位置に設置され且つ情報を収集する情報端末である情報収集端末から送信されてくる旅客自動車の利用状況との何れか一方又は両方の情報が含まれるものとしてもよい。
前記情報取得手段は、前記利用情報を取得した日、時間、季節、曜日又は取得した日若しくは時間の天候若しくは気温、或いは取得した時又は日に開催されたイベントの情報を含む環境情報を取得し、該利用情報と関連付けして前記記憶装置に記憶するように構成され、前記記憶装置に蓄積して記憶された前記利用情報及び前記環境情報に基づいて、予め定めた所定の学習アルゴリズムによって学習する人工知能を搭載した学習手段を備え、前記需要予測手段は、前記人工知能を用い、学習した結果に基づいて旅客自動車の需要を予測するように構成されたものとしてもよい。
前記判定手段は、判定にあたって、前記需要予測手段による旅客自動車の予測結果の情報と、配車対象になっている旅客自動車の稼働状況とを利用するものとしてもよい。
前記記憶装置には、利用者の乗車位置が設定乗車位置として予め複数記憶され、前記予約受付手段を、利用者の希望する乗車位置が前記設定乗車位置になるように利用予約を受け付ける構成としたものとしてもよい。
前記相乗り判別手段は、前記利用予約をした利用者同士で、希望している設定乗車位置が同一であることを、両者が同一の旅客自動車に相乗り可能と判断する条件の1つとし、さらに、前記相乗り判別手段は、前記利用予約を行い且つ同一の設定乗車位置での乗車を希望している利用者同士で、一方の利用者の該設定乗車位置から降車位置に向かう方向である行き先方向に対して、他方の利用者の行き先方向が、予め定めた所定の角度範囲内に収まっていることを、両者が同一の旅客自動車に相乗り可能と判断する条件の1つとするものとしてもよい。
前記乗車予約受付手段によって利用予約を受け付けた利用者が支払う運賃を決定する運賃決定手段を備え、前記運賃決定手段は、配車対象になっている旅客自動車が営業して走行可能な全範囲である営業範囲を複数に区画してなる運賃設定エリア毎に、利用者が希望する乗車位置からの運賃を求めるように構成されたものとしてもよい。
前記運賃決定手段によって決定された運賃の決済を、利用者端末から行うことを可能とする決済手段を備えたものとしてもよい。
本発明に構成によれば、旅客自動車の利用の需要が見込めない状態での相乗り営業を、判定手段による判定の結果によって、中止又は制限することが可能になるため、相乗り営業の実施に起因した売上の悪化を効率的に防止できる。
本発明を適用した配車処理システムの構成を概念的に示す概念図である。 互いの相乗り可能な複数の利用者の状態を説明する説明図である。 (A)は相乗り乗車した旅客自動車によって複数の利用者を目的地に送り届ける一例を示す説明図であり、(B)は相乗りした各利用者が支払う運賃を決定するための一覧表である。 配車処理サーバの構成を示すブロック図である。 配車処理サーバの記憶部に記憶するデータの一部のデータ構造を説明する説明図である。 判定サーバの構成を示すブロック図である。 判定サーバの記憶部に記憶するデータの一部のデータ構造を説明する説明図である。 情報収集端末の構成を示すブロック図である。 判定手段の処理手順を示すフロー図である。 配車処理サーバが予約を受け付けた際の主な処理の手順を示すフロー図である。
図1は、本発明を適用した配車処理システムの構成を概念的に示す概念図である。この配車処理システムは、旅客自動車を利用する利用者のスマートフォンや携帯電話等の情報端末である複数の利用者端末10と、旅客自動車の手配を行う配車業者が使用する情報端末である一又は複数の配車業者端末20と、複数の利用者が相乗りする旅客自動車を手配する配車指示である特殊配車指示又は利用者毎に旅客自動車を手配する配車指示である一般配車指示を生成してネットワーク30経由で配車業者端末20に通知する配車処理サーバ40と、相乗り可能な旅客自動車の手配が可能な営業状態である相乗り営業の実施又は制限の有無又は必要性を判定し、その判定の結果をネットワーク30経由で配車処理サーバ40に送信する判定サーバ50と、相乗り営業の実施の有無に判定のために利用される情報を収集してネットワーク30経由で前記判定サーバ50に送信する情報端末である情報収集端末60と、利用者の利用者端末を介した決済処理に利用される決済サーバ70とを備えた。
図2は、互いの相乗り可能な複数の利用者の状態を説明する説明図である。利用者は、利用者端末10によって、ネットワーク30経由で、配車処理サーバ40に対し、旅客自動車の予約を行う。各利用者は、予約時、旅客自動車に乗車して出発することを希望する時刻である出発時刻と、旅客自動車に乗車する位置である乗車位置と、旅客自動車から降車する位置である降車位置と、旅客自動車への乗車人数等とを含む予約情報を入力する。
降車位置は、言換えると、利用者が旅客自動車の乗って行きたい目的地であり、出発時刻に年月日の情報を含ませてもよい。乗車人数は利用者及び同伴者の合計人数になる。このように同伴者がいるケースもあるため、一般配車指示によって手配される旅客自動車への乗車人数は一人とは限らない。
複数の利用者からの予約を受け付けた場合、その内の2以上の利用者が互いに相乗り可能な状態になるケースがあり、このように互いに相乗り可能な複数の複数の利用者のグループを相乗りグループとし、相乗りグループ毎に旅客自動車を1台手配する。
ちなみに、同一の相乗りグループを構成する複数の利用者を選定するにあたっては、乗車位置が同一又は近いことや、降車位置が同一又は近いことや、乗車位置から降車位置に向かう方向である行き先方向が同一方向又は似たような方向であることや、出発時刻が近いこと等、様々な情報に活用する。
例えば、2人の利用者の一方の行き先方向に対して、他方の行き先方向が所定角度内に収まっていることを、相乗り可能と判別する一要件としてよい。3人以上の利用者との間でも、同様の手法を用いることが可能であり、行き先方向が最も異なる2人の利用者の間で、その角度が所定値以下の場合に相乗り可能と判別してもよい。
また、同一の相乗りグループとなる複数の利用者を選定するにあたり、乗車位置が同一であることを条件とする場合、相乗り可能と判別される可能性が向上させる目的で、相乗りする旅客自動車に乗車する位置を、設定乗車位置として、予め複数設定することが可能である。
ちなみに、設定乗車位置の設定にあたっては、駅や繁華街の近く等に設置されたタクシー乗り場等の既存の設備以外の場所を選ぶ方が、既存の客の奪い合いも生じず、新規の客を開拓できるので、望ましい。なお、設定乗車位置を用いることは必須ではなく、上述した通り、乗車位置が近いことを、相乗り可能な1つの要件としてもよい。
図3(A)は相乗り乗車した旅客自動車によって複数の利用者を目的地に送り届ける一例を示す説明図であり、(B)は相乗りした各利用者が支払う運賃を決定するための一覧表である。同図(A)に示す通り、最短の経路を走行するようにして、同一の旅客自動車に相乗りしている複数の利用者を、夫々の目的地に順次送り届けていく。
この際、相乗りしている複数の利用者全員をそれぞれの目的地に送り届けるための最短の経路を旅客自動車が走行するため、各利用者の運賃を、自身が乗車している間の走行距離に応じて定めた場合、相乗りしている利用者同士の間で不平等が生じる虞がある。
このため、旅客自動車が営業走行できる全てのエリアである営業範囲を複数に区画してなる運賃設定エリアを規定し、乗車位置が含まれる運賃設定エリアと、降車位置が含まれる降車エリアとの情報に基づいて、定められた運賃を、相乗りしている複数の利用毎に決定する。ちなみに、このような手段によって運賃を定める一例として、図3(B)に示すような運賃の一覧表を活用する手段があり、このような一覧表によれば、一の運賃設定エリアについて、他の運賃設定エリアまでの運賃が定められているため、各利用者の運賃を迅速且つ公平に決定することが可能になる。
このような運賃の決定手段によれば、運賃を乗車前に決定することが可能であるため、事前に電子マネーやクレジットで決定することが可能になり、利用者も安心して相乗り営業のサービスを利用できる。
また、稼働可能な旅客自動車が余っている日又は時間帯には、ドライバー不足という問題も顕在化せず、相乗り営業は不実施又は制限する必要がある。この判断は、判定サーバが行う。
次に、図1乃至図10に基づき、配車処理システムの構成について詳述する。
図4は、配車処理サーバの構成を示すブロック図である。配車処理サーバ40は、CPU又はRAM等から構成され且つ各種プログラムの実行によって様々な処理を行うことが可能な制御部41と、各種情報が記憶され且つ本配車処理システムの記憶装置の一部を構成する記憶部42と、ネットワーク30を介した通信を可能とする通信インターフェース43とを備えている。
制御部41は、利用者端末10にGUI等の操作環境を提供する操作環境提供手段41aと、利用者端末10から配車処理サーバ40にアクセスしてきた利用者に対してユーザ認証を行うとともに新規の利用者のユーザ登録を行う認証手段41bと、ユーザ認証済みの利用者からの利用者端末10による旅客自動車の利用の予約である利用予約を受け付ける乗車予約受付手段41cと、前記判定サーバ50からの判定結果又は該判定結果に基づいて判断される相乗り営業の実施又は制限の有無に関する情報である相乗り営業実施情報をネットワーク30経由で取得する相乗り営業実施情報取得手段41dと、予約を受け付けた複数の利用者の予約情報に基づいて互いに相乗り可能な利用者を判別する相乗り判別手段41eと、相乗り判別手段41eによって互いに相乗り可能である判別された複数の利用者からなる前記相乗りグループに対して前記特殊配車指示を生成するか、或いは相乗り可能でないと判別された個々の利用者に対して1台ずつ旅客自動車を手配する前記一般配車指示を生成する配車指示生成手段41fと、何れかの相乗りグループに所属する利用者毎に上述の手段等により運賃を決定する運賃決定手段41gと、該運賃が決定された利用者に対して利用者端末10からの決済処理を決定サーバ70の利用により可能とする決済手段41hと、配車指示生成手段41fによって生成された配車指示をネットワーク30経由で配車業者端末20に通知する配車指示通知手段41iと、を備えている。
記憶部42には、相乗り営業実施情報取得手段41dによって取得した相乗り営業実施情報が相乗り営業実施情報取得手段41dによって記憶されるデータ記憶領域である相乗り営業実施情報格納部42aと、利用者が利用者端末10によってユーザ登録した情報である利用者情報が認証手段41bによって記憶されるデータ記憶領域である利用者情報格納部42bと、乗車予約受付手段41cによる利用予約の受け付け時に取得した前記予約情報が該乗車予約受付手段41cによって記憶されるデータ記憶領域である予約情報格納部42cと、配車指示生成手段41fによって生成した配車指示の情報である配車指示情報が、該配車指示生成手段41fによって記憶されるデータ記憶領域である配車指示情報格納部42dと、上述した複数の前記設定乗車位置が記憶された設定乗車位置情報格納部42eと、図3(B)に示すような一覧表である運賃データテーブルから構成された運賃情報格納部42fと、が設けられている。
操作環境提供手段41aは、本例では、利用者端末10の標準のブラウザに操作環境を提供することを可能とするため、Webサーバ等によって構成されているが、利用者端末10に専用のアプリをインストールすれば、そのアプリに操作環境が提供できればよいので、これに限定されるものではない。この操作環境提供手段41aによって、利用者の利用者端末10によるユーザ認証や利用予約や配車指示の通知の受信等が可能になる。
認証手段41aは、ユーザ登録時に登録する利用者の氏名又は該ユーザ登録時に配布されるユーザIDと、該ユーザ登録時に配布又は登録するパスワード等の認証情報とによって、利用者の利用者端末10によるユーザ認証を実行する。
乗車予約受付手段42cは、利用予約を受け付ける際、利用者が入力すべき乗車位置を、該利用者の利用者端末10から送信されてくる該利用者端末10の位置情報等に近い設定乗車位置を自動的に選択するか、複数の設定乗車位置から、利用者の近くに設定されたものを、優先的に表示してもよい。設定乗車位置を利用しない場合には、利用者端末10から送信されてくる該利用者端末10の位置情報を、そのまま乗車位置として登録してもよい。
また、乗車予約受付手段42cは、利用予約を受け付ける際、利用者が入力すべき降車位置を、該利用者の利用者情報中に含まれる自宅住所又は勤務先住所としてもよく、自動的に降車位置として入力された自宅住所又は勤務先住所と異なる位置で降車することを希望する場合、利用者が改めて希望する降車位置を入力し直すようにしてもよい。
また、乗車予約受付手段42cは、利用予約を受け付ける際、利用者が入力すべき出発時刻も、利用予約を受け付けた以後所定の範囲内の時間帯(30分〜1時間程度の時間帯)で自動的に特定し、それを利用者の出発時刻としてもよい。すなわち、相乗り乗車の可能性が広げるために、出発時刻には、ある程度幅を持たせることも可能である。
相乗り営業実施情報取得手段42dは、上述した通り、相乗り営業実施情報を判定サーバ50から取得する。
ところで、判定サーバ50が相乗り営業の実施又は制限の有無の判定を行う場合、人の判断が介在する余地がないため、その判定結果の情報である判定結果情報がそのまま前記相乗り営業実施情報になる。
一方、判定サーバ50が相乗り営業の実施又は制限の必要性を判定する場合、判定結果情報は相乗り営業実施情報自体にはならず、相乗り営業の実施又は制限の有無の最終的な判断は人に委ねられる。具体的には、本配車処理システムの管理者や、配車業者の責任者の判断に委ねられ、これらの者が図示しない情報端末によってネットワーク30経由で判定サーバ50にアクセスし、該判定サーバ50による判定結果情報を参考にしながら、相乗り営業の実施又は制限の有無を決定する。このようにして決定された内容が、前記相乗り営業実施情報になる。
配車指示通知手段41iは、旅客自動車の手配を配車業者に依頼すべく、該配車業者の配車業者端末20にネットワーク30経由で配車指示の通知を行う。この通信を配車業者端末20によって受け取った配車業者は、該配車指示に基づき、自身が管理又は所有する旅客自動車を対応する一又は複数の利用者に手配する。
なお、配車指示生成手段によって生成された配車指示は、配車指示通知手段によって直ちに配車業者に通知されるとは限らない。
予約した出発時刻(出発時刻に幅を持たせている場合にはその内で最も早い時刻)と、その時の時刻との時間間隔が、予め定めた所定時間よりも長くなっている利用者については、その時以後に新たに予約してくる利用者との間で、相乗りが可能になる場合もあり得るため、このような利用者は、相乗りを検討する対象である検討対象利用者からは外さないで、生成した特殊配車指示又は一般配車指示は、前記記憶部42の配車指示情報格納部42dに一旦留めておく。ちなみに、特殊配車指示を留めるか否かを判断する際、相乗りグループを構成する利用者の出発時刻中で、最も早い時刻に指定しているものを参考にする。
また、配車指示の配車業者端末への通知は必ずしも必須ではなく、配車業者が配車業者端末20により配車処理サーバ40に直接アクセスし、自身で確認してもよい。
図5は配車処理サーバの記憶部に記憶するデータの一部のデータ構造を説明する説明図である。利用者情報格納部42bを構成する利用者データテーブルは、項目(フィールド)として、利用者毎に1つ用意されてレコードを識別するための主キーである利用者IDが入力される「利用者ID」と、利用者の氏名が入力される「氏名」と、該利用者の認証情報であるパスワードが入力される「パスワード」と、該利用者の自宅住所が入力される「自宅住所」と、該利用者の勤務先住所が入力される「勤務先住所」と、を有している。
利用者データテーブル42bの各項目の情報は、利用者の前記ユーザ登録時に、利用者自身によって利用者端末10から手動で入力されるか、或いは配車処理サーバ40の認証手段41bによって自動的に入力される。自宅住所及び勤務先住所は入力を省略することが可能である。
予約情報格納部42cを構成する予約データテーブルは、項目(フィールド)として、利用予約毎に1つ用意されるレコードを識別するための主キーである予約IDが入力される「予約ID」と、利用予約をした利用者の前記利用者IDが入力される「利用者ID」と、該利用者が旅客自動車に乗車して出発する時刻である前記出発時刻が入力される「出発時刻」と、該利用者が該旅客自動車に乗車する予定の位置である乗車位置が入力される「乗車位置」と、該利用者が該旅客自動車から降車するする予定の位置である降車位置が入力される「降車位置」と、該旅客自動車に乗車する予定の利用者及びその同伴者の合計人数である前記乗車人数が入力される「乗車人数」と、を有している。
予約データテーブル42cの各項目は、利用者の利用予約時に、利用者自身によって利用者端末10から手動で入力されるか、上述した各種情報を利用して、乗車予約受付手段41cによって自動的に入力される。
また、予約データテーブル42cは、上述した通り、利用者データテーブル42bの主キーである利用者IDが入力される項目を有しているため、予約データテーブル42cと利用者データテーブル42bとの間には多対一のリレーションシップが構築され、利用者情報と予約情報とが関連付けされた状態で記憶部42に記憶される。言換えると、一の利用者に対して、複数の利用予約が併存可能であり、これは一の利用者が、時間帯を重複しない範囲で、複数の予約を受け付けることが可能なことに対応している。
図6は判定サーバの構成を示すブロック図である。判定サーバ50は、CPU又はRAM等から構成され且つ各種プログラムの実行によって様々な処理を行うことが可能な制御部51と、各種情報が記憶され且つ本配車処理システムの記憶装置の一部を構成する記憶部52と、ネットワーク30を介した通信を可能とする通信インターフェース53とを備えている。
制御部51は、旅客自動車の利用状況に関する情報である利用情報をネットワーク30経由で逐次取得するととも、該利用情報を取得した日、時間、季節、曜日又は取得した日若しくは時間の天候若しくは気温、或いは取得した日又は時間のイベントの情報である環境情報をネットワーク30経由で取得して、利用者情報及び環境情報を関連付けして記憶部52に記憶する情報取得手段51aと、駅に近い場所や繁華街に設置されたタクシー乗り場その他の旅客自動車の利用が頻繁に見込める位置であって且つ予め定められた位置である収集位置で撮影された静止画像若しくは動画や録音された音声データから、旅客自動車の利用状況が取得できるようにデータを加工するデータ加工手段51bと、記憶部52に蓄積して記憶された利用情報及び環境情報に基づいて予め定めた所定の学習アルゴリズムによって学習し、その学習の結果を学習結果情報として記憶部51に記憶する学習手段51cと、少なくとも利用情報を利用して旅客自動車の需要を予約する需要予測手段51dと、該需要予約手段51dによって予測された旅客自動車の需要の予測結果の情報である予測結果情報を少なくとも利用することによって前記相乗り営業の実施又は制限の有無又は必要性を判定する判定手段51eと、を備えている。
記憶部52には、情報取得手段51aによって取得した利用情報が該情報取得手段51aによって記憶される利用情報格納部52aと、情報取得手段51aによって取得した環境情報が該情報取得手段51aによって前記利用情報と関連付けされた状態で記憶される環境情報格納部52bと、前記学習結果情報が学習手段51cによって記憶される学習結果情報格納部52cと、前記予測結果情報が需要予測手段51dによって記憶される予測結果情報格納部52dと、判定手段51eによる判定の結果の情報である判定結果情報が該判定手段51eによって記憶される判定結果情報格納部52eと、が設けられている。
利用情報には、各配車業者端末20からネットワーク30経由で取得される旅客自動車の稼働状況の情報と、複数の収集位置にそれぞれ設定された情報収集端末60からネットワーク30経由で送られてくる旅客自動車の利用状況の情報とが含まれる。
旅客自動車の稼働状況の情報には、この配車処理システムの一部を構成する配車業者端末20を利用する配車業者が所有又は管理する旅客自動車の稼働状態や稼働台数や待機台数等の情報が含まれている。
旅客自動車の利用状況の情報は、情報収集端末60から送信されてくる静止画像若しくは動画データ又は録音データ等の素データであり、このままでは旅客自動車の利用状況を把握し難いため、この素データを、データ加工手段51bによって加工する。例えば、タクシー待ちの行列の静止画像若しくは動画データを、データ加工手段51bにより加工し、タクシー待ちの人数の情報を、情報取得手段51aが利用状況の情報として取得したり、客待ちしている旅客自動車の静止画若しくは動画データを、データ加工手段51bにより加工し、客待ちしている旅客自動車の台数を、情報取得手段51aが利用状況の情報として取得したりすることが可能である。
利用情報に利用状況の情報が含まれる場合、環境情報には、該利用情報を取得した日、時間、季節、曜日又は取得した収集位置のその日若しくは時間の天候若しくは気温、或いは取得した収集位置の近くでその日若しくは時間に開催されているイベントの情報が含まれる。一方、利用情報に稼働状況の情報が含まれる場合、環境情報には、該利用情報を取得した日、時間、季節、曜日又は取得した日若しくは時間の天候若しくは気温、或いは取得した日又は時間に開催されているイベントの情報が含まれる。
学習手段51cは、関連付けして逐次記憶される利用情報及び環境情報に基づき、ディープラーニングや機械学習等の予め定めた所定の学習アルゴリズムによって人工知能による学習を行い、その学習の結果を記憶部52の学習結果情報格納部52cに順次記憶する。上述の学習結果情報を用いた前記人工知能による推論機能を利用すれば、未来における所定の時間帯の利用情報を、旅客自動車の該時間帯における需要として、正確に予測することが可能になる。
需要予測手段51dは、上述した手段によって前記人工知能を用い、将来における予測対象の時間帯である予測対象時間帯の旅客自動車の需要を予測する。このような人工知能を活用した予測では、過去の学習結果情報が最低限必要になる他、学習アルゴリズムの種類によっては、ある時点での利用情報の一部若しくは全部と、該利用情報と関連付けされた環境情報の一部若しくは全部との何れか一方又は両方の情報が必要になる場合もある。
予想対象時間帯は、1日〜数日、1時間〜数時間等の任意の長さに設定され、定期的な需要の予想を行ってもよい。例えば、毎日、0時0分を基準として、3時間毎の需要の予想が行われるように予測対象時間を設定してもよく、この場合、毎日、0時〜3時、3時〜6時、6時〜9時、9時〜12時、12時〜15時、15時〜18時、18時〜21時、21時〜24時の旅客自動車の需要を予想することになる。なお、配車業者として新規の参入を検討している業者に対して、参考になる情報を提供するため、1週間〜数週間単位又は1ヶ月〜数カ月単位で、需要の予想を行ってもよい。
また、需要予測手段51dによる予測の対象となるエリアである予測対象エリアは、前記営業範囲の全体をまとめて設定する必要はなく、営業範囲を区分してなる複数の分割エリア毎に需要の予測を行ってもよい。ちなみに、分割エリアは前記運賃設定エリアと同一にしてもよく、さらには全ての分割エリアについて需要の予想を行うことも必須ではなく、前記予測対象エリアを複数の分割エリアの内の一部に限定してもよい。
すなわち、旅客自動差の需要の予測を、分割された時間又位置の単位で、実行してもよい。このような予測の対象となる時間及び位置の内容に対応させて、情報取得手段51aによって取得する利用情報及び環境情報の内容も設定される。
判定手段51eによって実行される相乗り営業の実行又は制限の有無又は必要性を判定する対象となる時間帯である判定対象時間帯及び位置である判定対象エリアは、夫々、予測対象時間帯及び予測対象エリアと同一又は対応させてもよい。換言すれば、設定された判定対象時間帯毎で且つ判定対象エリア毎に、判定手段51eによる判定が行われる。
なお、上述したように、相乗り営業の実施又は制限の有無の最終的な判断を人に委ねる場合、判定手段51eによる判定結果を、最終的な判断をする者の判断材料として、その者の情報端末にネットワーク30経由で提供し、その者の最終判断の情報をネットワーク30経由で該情報端末から受け取り、この情報を、相乗り営業実施情報として、記憶部52に設けられた相乗り営業実施情報格納部52fに記憶する決定手段51fが制御部51に設けられている。
図7は判定サーバの記憶部に記憶するデータの一部のデータ構造を説明する説明図である。利用情報格納部52aを構成する利用データテーブルは、項目(フィールド)として、個々の利用情報毎に1つ用意されてレコードを識別するための主キーである利用IDが入力される「利用ID」と、前記利用情報が入力される「利用情報」と、を有している。
環境情報格納部52bを構成する環境データテーブルは、項目(フィールド)として、個々の環境情報毎に1つ用意されるレコードを識別するための主キーである環境IDが入力される「環境ID」と、前記環境情報が入力される「環境情報」と、を有している。
環境データテーブル52bは、上述した通り、利用データテーブル52aの主キーである利用IDが入力される項目を有しているため、環境データテーブル52bと利用データテーブル52aとの間には多対一のリレーションシップが構築され、環境情報と利用情報とが関連付けされた状態で記憶部52に記憶される。ちなみに、上述の構成により、1つの利用情報については、1つの環境情報しか必要ないため、両者は一対一のリレーションシップでも、十分に目的は達成できる。
図8は情報収集端末の構成を示すブロック図である。情報収集端末60は、CPU又はRAM等から構成され且つ各種プログラムの実行によって様々な処理を行うことが可能な制御部61と、各種情報が記憶され且つ本配車処理システムの記憶装置の一部を構成する記憶部62と、ネットワーク30を介した通信を可能とする通信インターフェース63と、収集位置の湿度を検出する湿度センサ64と、収集位置の雨の有無を検出する降雨センサ65と、収集位置の温度を検出する温度センサ66と、収集位置の音の録音するマイク67と、収集位置の静止画又は動画を撮影するカメラ68と、を備えている。
制御部61は、湿度センサ64、降雨センサ65、温度センサ66、マイク67及びカメラ68によって取得されたデータを、ネットワークインターフェース63によって、ネットワーク30経由で、判定サーバ50に逐次的に送信する。
記憶部62には、湿度センサ64、降雨センサ65、温度センサ66、マイク67及びカメラ68によって取得されたデータが、一時的又は恒久的に記憶される。
通信インターフェース63は、有線通信可能なタイプのものを採用することは勿論可能であるが、様々な場所への設置を可能とするため、無線通信可能なタイプを採用してもよい。
マイク67によって録音される音データや、カメラ68によって取得される情報は静止画データ又は動画データは、利用情報の少なくとも一部として活用され、ネットワーク30経由で判定サーバ50に送信される。その他に必要な利用情報は、判定サーバ50がネットワーク30経由で配車業者端末20から逐次的に取得する。
湿度センサ64、降雨センサ65及び温度センサ66、によって取得されるデータは、環境情報の少なくとも一部として活用され、ネットワーク30経由で判定サーバ50に送信される。その他に必要な環境情報は、判定サーバ50がネットワーク30経由で図示しない各種の情報提供サーバから逐次的に取得する。
なお、これらのデータは、上述したデータ加工手段51bによってデータ加工されるが、このデータ加工手段を情報収集端末60の制御部61に設け、加工済みのデータを判定サーバ50に送信するようにしてもよい。また、学習アルゴリズムとしてディープラーニングを用いる場合、画像データや動画データや録音データ等の素データを、そのまま学習データとして利用可能であり、このような場合、判定サーバ50又は情報収集端末60に設けるべきデータ加工手段を省略することが可能である。
図9は、判定手段の処理手順を示すフロー図である。判定手段51eは、上述した通り、各判定対象時間帯について判定対象エリア毎に相乗り営業の実施又は制限の有無又は必要性を判定する。一の判定処理について説明すると、まず、ステップS101に進む。ステップS101では、判定対象に対応する予想結果情報を記憶部52の予測結果情報格納部52dから取得し、ステップS102に進む。
ステップS102では、判定対象時間帯の判定対象エリアの旅客自動車の稼働状況を、ネットワーク30経由で配車業者端末20等から取得し、ステップS103に進む。ステップS103では、需要予測と稼働状況から把握される需要と供給のバランスに基づき、相乗り営業の実施又は制限の有無又は必要性を判定し、ステップS104に進む。ちなみに、この判定についても、上述した人工知能を用いることが可能である。
ステップS104では、判定の結果を、判定結果情報として、記憶部52の判定結果情報格納部52fに記憶し、処理を終了させる。
図10は、配車処理サーバが予約を受け付けた際の主な処理の手順を示すフロー図である。配車処理サーバ40は、本例では、乗車予約受付手段41cによる利用予約の受け付け毎に、該利用予約を対象として、この処理を実行する。1回の処理内容について説明すると、まずステップS201から処理を開始する。
ステップS201では、相乗り営業実施情報取得手段41が、対象になっている利用予約を行った新たな利用者である新規予約利用者が希望する乗車位置を判定対象エリアとし且つ出発時刻を判定対象時間帯とする判定結果情報又は相乗り営業実施情報を、記憶部42の相乗り営業実施情報格納部42a、或いはネットワーク30経由で判定サーバ50から取得し、ステップS202に進む。ちなみに、判定サーバ50から取得した判定結果情報又は相乗り営業実施情報が、相乗り営業実施情報として、まだ記憶部42の相乗り営業実施情報格納部42aに記憶されていない場合には、この情報を該相乗り営業実施情報格納部42aに記憶する。
ステップS202では、ステップS201で取得した相乗り営業実施情報において、相乗り営業を実施していることが確認された場合、制御部41は、ステップS203に処理を進める。
ステップS203では、相乗り判別手段41eが、前記新規予約利用者と、その時点で検討対象利用者になっている利用者との間で、互いに相乗り可能であるか否かを上述した基準から判別し、ステップS204に進む。ここで、検討対象利用者になる利用者は、その時点で、乗車予定の人数が上限に達していない旅客自動車に相乗り乗車する予定になっている利用者であるか、或いは乗車予定の人数が上限に達していない旅客自動車に他の利用者と相乗りせずに、一人又は同伴者と乗車する予定の利用者であって、その時点で出発時間までに所定時間の余裕がある利用者である。
ステップS204では、ステップS203での判別において新規予約利用者が検討対象利用者との間で相乗り可能と判別されている場合、制御部41が、ステップS205に処理を進める。ステップS205では、新規予約利用者と、既に配車指示の対象になっていた検討対象利用者との間で相乗り可能になっていることを意味するため、制御部41は、該検討対象利用者の配車指示情報を、配車指示情報格納部42dから削除し、ステップS206に進む。
ステップS206では、配車指示生成手段41fが、互いに相乗りする予定になった2以上の利用者を乗車させる旅客自動車を手配する特殊配車指示を生成し、その特殊配車指示の内容である配車指示情報を記憶部42の配車指示情報格納部42dに記憶するとともに、該旅客自動車に乗車する各利用者の利用者端末10に対してネットワーク30経由で特殊配車指示の内容を通知し、ステップS207に進む。この際、配車する旅客自動車は、ステップS204において破棄された配車指示の対象になっている旅客自動車をそのまま用いてもよいし、新たな旅客自動車を手配してもよい。
ステップS207では、新たなに相乗りすることになった利用者に対して、運賃決定手段41gにより運賃を決定し、ステップS208に進む。ここで新規予約使用者が「新たなに相乗りすることになった利用者」に該当することは勿論であるが、検討対象利用者であっても、一般配車指示の対象になっていた利用者は「新たなに相乗りすることになった利用者」に該当し、運賃決定手段41gにって運賃を決定する対象になる。
ステップS208では、ステップS207で運賃を新たに決定した各利用者に対し、決定手段41h及び決済サーバ70を介し、前記運賃の決済処理を実行し、処理を終了させる。
ステップ202において、新規予約利用者の希望する乗車位置を判定対象エリアとし且つ出発時刻を判定対象時間帯とする判定結果情報又は相乗り営業実施情報によって、相乗り営業を実施していないことが確認された場合、制御部41は、ステップS209に処理を進める。
ステップS209では、配車指示生成手段41fが、新規予約利用者に対する一般配車指示を生成し、その一般配車の内容である配車指示情報を記憶部42の配車指示情報格納部42dに記憶するとともに、該新規予約利用者の利用者端末10に対してネットワーク30経由で一般配車指示の内容を通知し、処理を終了させる。ちなみに、この新規予約利用者も、出発時刻次第で、次回以降の図10に示す処理では、検討対象利用者になり、この場合、その時点での通知はしないようにしてもよい。
ステップS204において、新規予約利用者と、検討対象利用者との間で、互いに相乗り可能でないと判別された場合には、制御部41は、該新規予約利用者に対して一般配車指示を生成するため、ステップS209に処理を進める。
以上のように構成される配車処理システムによれば、必要な時に、有用な状態で、相乗り自動車が手配されるため、売上を減少させることなく、ドライバー不足にも対応した配車営業を行うことが可能になり、メリットが大きい。
なお、需要予測手段51dと判定手段51eとは別々のサーバに実施してもよく、例えば、需要予測手段51dを搭載した需要予測サーバを、判定サーバ50とは別に設け、機能を分散させてもよい。
10 利用者端末
41c 乗車予約受付手段
41e 相乗り判別手段
41f 配車指示生成手段
41g 運賃決定手段
41h 決済手段
51a 情報取得手段
51c 学習手段
51d 需要予測手段
51e 判定手段
60 情報収集端末

Claims (8)

  1. 複数の利用者が相乗りする旅客自動車の手配を行う配車処理システムであって、
    記憶装置と、
    利用者の使用する情報端末である利用者端末からの旅客自動車の利用の予約である利用予約を、該利用者の希望する乗車位置及び降車位置の情報と共にネットワークを介して受け付ける乗車予約受付手段と、
    前記乗車予約受付手段によって利用予約を受け付けた利用者の希望する乗車位置及び降車位置の情報を少なくとも利用することによって、互いに相乗り可能な複数の利用者を判別する相乗り判別手段と、
    前記相乗り識別手段によって判別された互いに相乗り可能な複数の利用者に対して旅客自動車を手配する指示を生成する配車指示生成手段と、
    旅客自動車の利用状況に関する情報である利用情報を、ネットワークを介して、逐次取得し、前記記憶装置に記憶する情報取得手段と、
    前記利用情報を少なくとも利用することによって、旅客自動車の需要を予測する需要予測手段と、
    前記需要予測手段によって予測された旅客自動車の需要の予測結果の情報を少なくとも利用することによって、相乗り可能な旅客自動車を手配することが可能な営業状態である相乗り営業の実施又は制限の有無又は必要性を判定する判定手段と、を備えた
    ことを特徴とする配車処理システム。
  2. 前記利用情報には、旅客自動車の稼働状況と、予め定めた位置に設置され且つ情報を収集する情報端末である情報収集端末から送信されてくる旅客自動車の利用状況との何れか一方又は両方の情報が含まれる
    請求項1に記載の配車処理システム。
  3. 前記情報取得手段は、前記利用情報を取得した日、時間、季節、曜日又は取得した日若しくは時間の天候若しくは気温、或いは取得した時又は日に開催されたイベントの情報を含む環境情報を取得し、該利用情報と関連付けして前記記憶装置に記憶するように構成され、
    前記記憶装置に蓄積して記憶された前記利用情報及び前記環境情報に基づいて、予め定めた所定の学習アルゴリズムによって学習する人工知能を搭載した学習手段を備え、
    前記需要予測手段は、前記人工知能を用い、学習した結果に基づいて旅客自動車の需要を予測するように構成された
    請求項2に記載の配車処理システム。
  4. 前記判定手段は、判定にあたって、前記需要予測手段による旅客自動車の予測結果の情報と、配車対象になっている旅客自動車の稼働状況とを利用する
    請求項1乃至3の何れかに記載の配車処理システム。
  5. 前記記憶装置には、利用者の乗車位置が設定乗車位置として予め複数記憶され、
    前記予約受付手段を、利用者の希望する乗車位置が前記設定乗車位置になるように利用予約を受け付ける構成とした
    請求項1乃至4の何れかに記載の配車処理システム。
  6. 前記相乗り判別手段は、前記利用予約をした利用者同士で、希望している設定乗車位置が同一であることを、両者が同一の旅客自動車に相乗り可能と判断する条件の1つとし、
    さらに、前記相乗り判別手段は、前記利用予約を行い且つ同一の設定乗車位置での乗車を希望している利用者同士で、一方の利用者の該設定乗車位置から降車位置に向かう方向である行き先方向に対して、他方の利用者の行き先方向が、予め定めた所定の角度範囲内に収まっていることを、両者が同一の旅客自動車に相乗り可能と判断する条件の1つとする
    請求項5に記載の配車処理システム。
  7. 前記乗車予約受付手段によって利用予約を受け付けた利用者が支払う運賃を決定する運賃決定手段を備え、
    前記運賃決定手段は、配車対象になっている旅客自動車が営業して走行可能な全範囲である営業範囲を複数に区画してなる運賃設定エリア毎に、利用者が希望する乗車位置からの運賃を求めるように構成された
    請求項1乃至6の何れかに記載の配車処理システム。
  8. 前記運賃決定手段によって決定された運賃の決済を、利用者端末から行うことを可能とする決済手段を備えた
    請求項7に記載の配車処理システム。
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