JP2020193125A - ガラス板の製造方法 - Google Patents

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隆史 西宮
佐々木 博
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C15/00Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by etching
    • C03C15/02Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by etching for making a smooth surface

Abstract

【課題】ガラス板をエッチング剤に浸漬することなく、当該ガラス板にエッチング処理を施す。【解決手段】ガラス板の製造方法は、リン酸塩系ガラスにより構成されるガラス板1の端面3a〜3dのみにエッチング剤Eを付与するエッチング工程を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、ガラス板を製造する方法に関する。
デジタルカメラ等においては、CCDやCMOS等の固体撮像素子デバイスが用いられている。これらの固体撮像素子デバイスは、広範囲の受光感度を有しているので、人間の視覚に合わせるため、赤外域の光を除去する必要がある。固体撮像デバイスには赤外域の光を除去するための近赤外線カットフィルタとして、リン酸塩系のガラス板が使用される。
ガラス板の製造工程では、母材を切断することで所定寸法のガラス板を形成する切断工程が実施される。母材の切断は、例えばダイシングブレードによって行われる。この場合、ガラス板の端面(切断面)において面方向に延びるマイクロクラックが生じる傾向があった。マイクロクラックは、ガラス板の破損の原因となるため、研磨やエッチング処理等によって除去する必要がある。
特許文献1には、ガラス板に対してエッチング処理を施す装置及び方法が開示されている。エッチング処理装置は、エッチング液を貯えるエッチング槽と、エッチング槽の内部に配置され、直立したガラス板の下端を支持する支持体と、エッチング槽の内部に配置され、直立したガラス板の両側辺を案内するガイドとを備える。
特開2013−237579号公報
従来のエッチング方法では、エッチング処理装置の支持体及びガイドによってガラス板を保持した状態で、エッチング槽に貯えられたエッチング液に浸漬することで、ガラス板の端面に含まれるマイクロクラックを除去できる。
しかしながら、ガラス板全体をエッチング液に浸漬させてしまうと、多量のエッチング液が必要となり、製造コストの高騰化を招くおそれがある。また、リン酸塩系ガラスは、他の一般的なガラスに比べて機械的強度が弱いため、端面以外の主表面がエッチングされることで、ガラス板の強度を損なうおそれもある。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、ガラス板をエッチング剤に浸漬することなく、当該ガラス板にエッチング処理を行うことを技術的課題とする。
本発明に係るガラス板の製造方法は、リン酸塩系ガラスにより構成されるガラス板の端面のみにエッチング剤を付与するエッチング工程を備えることを特徴とする。これにより、ガラス板をエッチング剤に浸漬することなく、端面に付与されたエッチング剤によって当該端面のマイクロクラックを好適に除去できる。
前記エッチング工程では、塗布ローラにより前記エッチング剤を前記ガラス板の前記端面のみに塗布してもよい。この場合、前記塗布ローラは、オレフィン系樹脂又は含ハロゲン樹脂により構成され得る。
吹付装置から噴霧させたエッチング剤を前記ガラス板の前記端面のみに付与してもよい。これにより、吹付装置をガラス板に接触させることなくガラス板の端面に付着させることができ、当該端面の破損を確実に防止できる。
前記エッチング剤は、液状、ペースト状又はゼリー状に構成されてもよい。
前記ガラス板は四角形状に構成されており、前記エッチング工程では、前記ガラス板の四辺に係る端面のみにエッチング剤を付与してもよい。ガラス板の全ての端面にエッチング剤を付与することで、破損し難いガラス板を製造できる。
前記ガラス板は、積層された複数のガラス板を含み、前記エッチング工程では、全ての前記ガラス板の前記端面のみに前記エッチング剤を付与することができる。これにより、ガラス板を効率良く製造できる。
本発明によれば、ガラス板をエッチング剤に浸漬することなく、当該ガラス板にエッチング処理を施すことが可能になる。
第一実施形態に係るガラス板の製造方法を示す斜視図である。 ガラス板の製造方法におけるエッチング工程を示す平面図である。 ガラス板の製造方法におけるエッチング工程を示す平面図である。 ガラス板の製造方法におけるエッチング工程を示す平面図である。 第二実施形態に係るガラス板の製造方法を示す斜視図である。 第三実施形態に係るガラス板の製造方法におけるエッチング工程を示す側面図である。 ガラス板の製造方法におけるエッチング工程を示す側面図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。図1乃至図4は、本発明に係るガラス板の製造方法の第一実施形態を示す。
本実施形態により製造されるガラス板1は、赤外線吸収機能に優れるリン酸塩系ガラスにより構成される。リン酸塩系ガラスは、F(フッ素)を実質的に含んでいないことが望ましい。ここで、「実質的に含んでいない」とは、質量%で0.1%以下のフッ素を含んでいてもよいことを意味している。
このようなリン酸塩系ガラスとしては、例えば、質量%で、P 25〜60%、Al 2〜19%、RO(ただしRは、Mg、Ca、Sr及びBaから選択される少なくとも一種) 5〜45%、ZnO 0〜13%、KO 8〜20%、NaO 0〜12%、及びCuO 0.3〜20%を含有し、フッ素を実質的に含んでいない、ガラスを用いることができる。
は、ガラス骨格を形成する成分である。Pの含有量は、質量%で、好ましくは25〜60%であり、より好ましくは30〜55%であり、さらに好ましくは40〜50%である。Pの含有量が少なすぎると、ガラス化が不安定になる場合がある。一方、Pの含有量が多すぎると、耐候性が低下し易くなることがある。
Alは、耐候性をより一層向上させる成分である。A1の含有量は、質量%で、好ましくは2〜19%であり、より好ましくは2〜15%であり、さらに好ましくは2.8〜14.5%であり、特に好ましくは3.5〜14.0%である。Alの含有量が少なすぎると、耐候性が十分でないことがある。一方、Alの含有量が多すぎると、溶融性が低下して溶融温度が上昇する場合がある。なお、溶融温度が上昇すると、Cuイオンが還元されてCu2+からCuにシフトし易くなるため、所望の光学特性が得られ難くなる場合がある。具体的には、近紫外〜可視域における光透過率が低下したり、赤外線吸収特性が低下し易くなったりすることがある。
RO(ただしRは、Mg、Ca、Sr及びBaから選択される少なくとも一種)は、耐候性を改善するとともに、溶融性を向上させる成分である。ROの含有量は、質量%で、好ましくは5〜45%であり、より好ましくは7〜40%であり、さらに好ましくは10〜35%である。ROの含有量が少なすぎると、耐候性及び溶融性が十分でない場合がある。一方、ROの含有量が多すぎると、ガラスの安定性が低下し易く、RO成分起因の結晶が析出し易くなることがある。
なお、ROの各成分の含有量の好ましい範囲は以下の通りである。
MgOは、耐候性を改善させる成分である。MgOの含有量は、質量%で、好ましくは0〜15%であり、より好ましくは0〜7%である。MgOの含有量が多すぎると、ガラスの安定性が低下し易くなることがある。
CaOは、MgOと同様に耐候性を改善させる成分である。CaOの含有量は、質量%で、好ましくは0〜15%であり、より好ましくは0〜7%である。CaOの含有量が多すぎると、ガラスの安定性が低下し易くなることがある。
SrOは、MgOと同様に耐候性を改善させる成分である。SrOの含有量は、質量%で、好ましくは0〜12%であり、より好ましくは0〜5%である。SrOの含有量が多すぎると、ガラスの安定性が低下し易くなることがある。
BaOは、ガラスを安定化するとともに、耐候性を向上させる成分である。BaOの含有量は、質量%で、好ましくは1〜30%であり、より好ましくは2〜27%であり、さらに好ましくは3〜25%である。BaOの含有量が少なすぎると、十分にガラスを安定化できなかったり、十分に耐候性を向上できなかったりする場合がある。一方、BaOの含有量が多すぎると、成形中にBaO起因の結晶が析出し易くなることがある。
ZnOは、ガラスの安定性及び耐候性を改善させる成分である。ZnOの含有量は、質量%で、好ましくは0〜13%であり、より好ましくは0〜12%であり、さらに好ましくは0〜10%である。ZnOの含有量が多すぎると、溶融性が低下して溶融温度が高くなり、結果として所望の光学特性が得られ難くなる場合がある。また、ガラスの安定性が低下し、ZnO成分起因の結晶が析出し易くなる場合がある。
以上のように、RO及びZnOはガラスの安定化を改善する効果があり、特にPが少ない場合に、その効果を享受し易い。
なお、ROに対するPの含有量の比(P/RO)は、好ましくは1.0〜1.9であり、より好ましくは、1.2〜1.8である。比(P/RO)が小さすぎると、液相温度が高くなってRO起因の失透が析出し易くなる場合がある。一方、P/ROが大きすぎると、耐候性が低下し易くなる場合がある。
Oは、溶融温度を低下させる成分である。KOの含有量は、質量%で、好ましくは8〜20%であり、より好ましくは12.5〜19.5%である。KOの含有量が少なすぎると、溶融温度が高くなって所望の光学特性が得られ難くなることがある。一方、KOの含有量が多すぎると、KO起因の結晶が成形中に析出し易くなり、ガラス化が不安定になることがある。
NaOも、KOと同様に溶融温度を低下させる成分である。NaOの含有量は、質量%で、好ましくは0〜12%であり、より好ましくは0〜7%である。NaOの含有量が多すぎると、ガラス化が不安定になることがある。
CuOは、近赤外線を吸収するための成分である。CuOの含有量は、質量%で、好ましくは0.3〜20%であり、より好ましくは0.3〜15%であり、さらに好ましくは0.4〜13%である。CuOの含有量が少なすぎると、所望の近赤外線吸収特性が得られない場合がある。一方、CuOの含有量が多すぎると、紫外〜可視域の光透過性が低下し易くなることがある。また、ガラス化が不安定になる場合がある。なお、所望の光学特性を得るためのCuOの含有量は、板厚によって適宜調整することが好ましい。
また、上記成分以外にも、B、Nb、Y、La、Ta、CeO又はSb等を本発明の効果を損なわない範囲で含有させてもよい。具体的には、これらの成分の含有量は、それぞれ、質量%で、好ましくは0〜3%であり、より好ましくは0〜2%である。
また、ガラスは、組成としてカチオン%表示で、P5+ 5〜50%、Al3+ 2〜30%、R’(R’は、Li、Na及びKから選択される少なくとも一種) 10〜50%、及び、R2+(R2+は、Mg2+、Ca2+、Sr2+、Ba2+及びZn2+から選択される少なくとも一種) 20〜50%、Cu2+ 0.5〜15%かつ、アニオン%表示で、F 5〜80%、及び、O2− 20〜95%を含有する。
上記組成に加えさらに、アニオン%表示で、F 5〜80%を含有する組成としても良い。
より好ましくは、組成としてカチオン%表示で、P5+ 40〜50%、Al3+ 7〜12%、K 15〜25%、Mg2+ 3〜12%、Ca2+ 3〜6%、Ba2+ 7〜12%、Cu2+ 1〜15%かつ、アニオン%表示で、F 5〜80%、及び、O2− 20〜95%を含有するリン酸塩ガラスを用いることができる。
好ましい他の組成のガラスとしては、カチオン%表示で、P5+ 20〜35%、Al3+ 10〜20%、Li 20〜30%、Na 0〜10%、Mg2+ 1〜8%、Ca2+ 3〜13%、Sr2+ 2〜12%、Ba2+ 2〜8%、Zn2+ 0〜5%、Cu2+ 0.5〜5%かつ、アニオン%表示で、F 30〜65%、及び、O2− 35〜75%を含有するフツリン酸ガラスを用いることができる。
好ましい他の組成のガラスとしては、カチオン%表示で、P5+ 35〜45%、Al3+ 8〜12%、Li 20〜30%、Mg2+ 1〜5%、Ca2+ 3〜6%、Ba2+ 4〜8%、Cu2+ 1〜6%かつ、アニオン%表示で、F 10〜20%、及び、O2− 75〜95%を含有するフツリン酸ガラスを用いることができる。
好ましい他の組成のガラスとしては、カチオン%表示で、P5+ 30〜45%、Al3+ 15〜25%、Li 1〜5%、Na 7〜13%、K 0.1〜5%、Mg2+ 1〜8%、Ca2+ 3〜13%、Ba2+ 6〜12%、Zn2+ 0〜7%、Cu2+ 1〜5%かつ、アニオン%表示で、F 30〜45%、及び、O2− 50〜70%を含有するフツリン酸ガラスを用いることができる。
ガラス板1を上記組成とすることにより、可視域におけるより一層高い光透過率と赤外域におけるより一層優れた光吸収特性の両者を達成することが可能となる。具体的には、波長400nmにおける光透過率は、好ましくは78%以上、より好ましくは80%以上であり、波長500nmにおける光透過率は、好ましくは83%以上、より好ましくは85%以上である。一方、波長700nmにおける光透過率は、好ましくは40%以下、より好ましくは30%以下であり、波長800nmにおける光透過率は、好ましくは20%以下、より好ましくは15%以下である。
図1に示すように、ガラス板1は四角形状に構成されるが、この形状に限定されるものではない。ガラス板1は、表裏二面となる主表面2と、主表面2同士を繋ぐ端面3a〜3dとを有する。端面3a〜3dは、ガラス板1の四辺に対応しており、第一端面3aと、第一端面3aと平行な第二端面3bと、第一端面3a及び第二端面3bに直交する第三端面3c及び第四端面3dと、を含む。本実施形態では、複数のガラス板1を積層してなるガラス積層体Lの状態で、各ガラス板1の各端面3a〜3d(以下、複数のガラス板の端面を総称して「ガラス積層体の端面」という場合がある)にエッチング処理を施す場合を例示する。
図1に示すように、エッチング処理装置4は、ガラス積層体Lを支持する支持台5と、ガラス積層体Lの端面3a〜3dにエッチング剤Eを塗布する塗布装置6とを備える。
支持台5は、図示しない駆動機構により上下移動、水平移動、回転等の動作を実行できる。ガラス板1は、主表面2が上下方向に面する横姿勢で支持台5に載置される。
塗布装置6は、ガラス積層体Lの端面3a〜3dに接触可能な第一塗布ローラ7a及び第二塗布ローラ7bを備える。本実施形態では二本の塗布ローラ7a,7bを例示するが、その数は本実施形態に限定されない。
各塗布ローラ7a,7bは、ローラ本体8と、当該ローラ本体8を支持する軸部9と、エッチング剤供給部10とを備える。
ローラ本体8は、液状のエッチング剤Eを含侵可能な構造を備える。ローラ本体8は、例えばオレフィン系樹脂、含ハロゲン樹脂により円柱状又は円筒状に構成されるが、当該ローラ本体8の材質及び形状は本実施形態に限定されない。ローラ本体8は、その軸心が上下方向(図1におけるZ軸方向)に沿うように配置されている。また、ローラ本体8は、図示しない移動機構により、上下方向及び水平方向(図1におけるX軸方向、Y軸方向)に移動可能に構成される。
軸部9は、ローラ本体8と同心状に配され、電動モータ等の駆動手段に連結されている。軸部9は、駆動手段の駆動により、ローラ本体8をその軸心まわりに回転させる。
エッチング剤供給部10は、各塗布ローラ7a,7bの一部に固定されており、当該塗布ローラ7a,7bとともに移動可能に構成される。エッチング剤供給部10は、液状のエッチング剤Eを吐出するノズル11を備える。ノズル11は、ローラ本体8の上方位置に配置されており、エッチング剤Eを下方に吐出することで当該エッチング剤Eをローラ本体8に供給する。ローラ本体8に供給されたエッチング剤Eは、当該ローラ本体8に含侵した状態で保持される。
エッチング剤Eは、ガラス板1が上述のようなリン酸塩系ガラスである場合には、例えばアルカリ洗剤により構成される。アルカリ洗剤としては、特に限定されないが、例えば、Na、Kなどのアルカリ成分や、トリエタノールアミン、ベンジルアルコール又はグリコール等の界面活性剤や、水又はアルコール等を含有する洗剤を使用できる。
アルカリ洗剤に含まれるアルカリ成分として、アミノポリカルボン酸などのキレート剤のアルカリ塩が含まれることが好ましい。アミノポリカルボン酸のアルカリ塩としては、ジエチレントリアミン五酢酸、エチレンジアミン四酢酸、トリエチレンテトラアミン六酢酸、ニトリロ三酢酸などのナトリウム塩及びカリウム塩が挙げられる。これらの中でも、ジエチレントリアミン五酢酸五ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム、トリエチレンテトラアミン六酢酸六ナトリウム、ニトリロ三酢酸三ナトリウムが好ましく使用され、特にジエチレントリアミン五酢酸五ナトリウムが好ましく使用される。
以下、上記構成のエッチング処理装置4を使用してガラス板1を製造する方法について説明する。本方法では、例えば、鋳込み法、ロールアウト法、ダウンドロー法、又はリドロー法等の成形方法によって母材となるマザーガラス板を成形し(成形工程)、当該マザーガラス板をダイシングブレード等により切断し、四角形状のガラス板1を形成する(切断工程)。その後、切断工程によりガラス板1の端面3a〜3dに生じたマイクロクラックを、エッチング処理装置4によって除去する(エッチング工程)。
エッチング工程は、支持台5にガラス積層体Lを載置する工程(載置工程)と、支持台5に載置されたガラス積層体Lの端面3a〜3dにエッチング剤Eを塗布する工程(付与工程)とを含む。
載置工程では、切断工程で四角形状に構成されたガラス板1が支持台5に順次積載される。載置工程において、エッチング処理装置4の各塗布ローラ7a,7bは、ガラス板1から離れた位置で待機している。所定枚数のガラス板1が支持台5に積載されるとガラス積層体Lが構成される。ガラス積層体Lの最上部に位置するガラス板1の上側の主表面2は、ダミーガラス板等の被覆部材によって被覆される。
付与工程では、第一塗布ローラ7aによってガラス板1の第一端面3a及び第三端面3cにエッチング剤Eを塗布し、第二塗布ローラ7bによってガラス板1の第二端面3b及び第四端面3dにエッチング剤Eを塗布する。なお、付与工程において、エッチング剤供給部10は、各塗布ローラ7a,7bのローラ本体8にエッチング剤Eを供給し続ける。
図2に示すように、塗布装置6は、第一塗布ローラ7aのローラ本体8を第一端面3aの端部に接触させ、第二塗布ローラ7bのローラ本体8を第二端面3bの端部に接触させる。
塗布装置6は、第一塗布ローラ7aを回転させながら、第一端面3aに沿って矢印Aの方向に直線移動させる。第一塗布ローラ7aは、第一端面3aの全面にエッチング剤Eを塗布すべく、図2において第一端面3aの一方の端部(実線で示す位置)から他方の端部(二点鎖線で示す位置)まで移動する。
塗布装置6は、第一塗布ローラ7aを移動させると同時に、第二塗布ローラ7bを回転させながら、第二端面3bに沿って、第一塗布ローラ7aの移動方向Aとは逆の矢印Bの方向に直線移動させる。第二塗布ローラ7bは、第二端面3bの全面にエッチング剤Eを塗布すべく、図2において第二端面3bの一方の端部(実線で示す位置)から他方の端部(二点鎖線で示す位置)まで移動する。
第一塗布ローラ7aは、第一端面3aの全面にエッチング剤Eを塗布した後に、移動方向を変更し、第三端面3cにエッチング剤Eを塗布する。第二塗布ローラ7bは、第二端面3bの全面にエッチング剤Eを塗布した後に、移動方向を変更し、第四端面3dにエッチング剤Eを塗布する。
すなわち、第一塗布ローラ7aは、第三端面3cにローラ本体8を接触させた状態で回転させつつ、図2において二点鎖線で示す位置から、矢印Aに対して直角な矢印Cの方向に沿って直線移動する。第一塗布ローラ7aは、第三端面3cの全面にエッチング剤Eを塗布すべく、当該第三端面3cの一方の端部(第一端面3aと繋がる端部)から他方の端部(第二端面3bと繋がる端部)まで移動する。
一方、第二塗布ローラ7bは、第四端面3dにローラ本体8を接触させた状態で回転させつつ、図2において二点鎖線で示す位置から、矢印Bに対して直角な矢印Dの方向(矢印Cとは逆の方向)に沿って直線移動する。第二塗布ローラ7bは、第四端面3dの全面にエッチング剤Eを塗布すべく、当該第四端面3dの一方の端部(第二端面3bと繋がる端部)から他方の端部(第一端面3aと繋がる端部)まで移動する。
以上により、全ての端面3a〜3dの全面にエッチング剤Eが塗布される。時間の経過により、各ガラス板1の端面3a〜3dに含まれていたマイクロクラックが除去される。
図3及び図4は、付与工程の他の例を示す。本例では、支持台5によりガラス積層体Lの位置を変更し、各塗布ローラ7a,7bを往復移動させることで、ガラス板1の各端面3a〜3dにエッチング剤Eを塗布する。
図3に示すように、第一塗布ローラ7aは、ローラ本体8を回転させながら、第一端面3aにローラ本体8を接触させ、当該第一端面3aに沿って矢印A1の方向に直線移動する。第二塗布ローラ7bは、ローラ本体8を回転させながら、第二端面3bに接触させ、矢印B1(矢印A1と同じ向き)の方向に直線移動する。これにより、第一端面3aの全面及び第二端面3bの全面にエッチング剤Eが塗布される。
第一端面3aの全面にエッチング剤Eを塗布した第一塗布ローラ7aは、第一端面3aから離れ、所定位置で待機する。第二端面3bの全面にエッチング剤Eを塗布した第二塗布ローラ7bは、第二端面3bから離れ、所定位置で待機する。
その後、エッチング処理装置4は、平面視において支持台5を反時計回りに90°回転させる。これにより、支持台5に載置されているガラス積層体Lも90°回転する(回転後のガラス積層体Lを図3において二点鎖線で示す)。
図4に示すように、第一塗布ローラ7aは、ローラ本体8を回転させながら、第三端面3cに接触させ、当該第三端面3cに沿って矢印A2の方向(矢印A1とは逆方向)に直線移動する。第二塗布ローラ7bは、ローラ本体8を回転させながら、第四端面3dに接触させ、当該第四端面3dに沿って矢印B2の方向(矢印B1とは逆方向)に直線移動する。これにより、第三端面3cの全面及び第四端面3dの全面にエッチング剤Eが塗布される。
以上説明した本実施形態に係るガラス板1の製造方法によれば、エッチング剤供給部10によってエッチング剤Eを塗布ローラ7a,7bのローラ本体8に含侵させ、当該ローラ本体8をガラス板1の端面3a〜3dのみに接触させることで、エッチング剤にガラス板1を浸漬させることなく各端面3a〜3dのマイクロクラックを確実に除去できる。また、本方法では、エッチング槽に満たされたエッチング剤にガラス板1を浸漬させるエッチング工程と比較して、エッチング剤Eの使用量を可及的に低減できる。また、本方法によれば、ガラス板1をエッチング剤に浸漬させることがないため、例えばエッチング不良部分を再度エッチングする場合や、端面3a〜3dの一部にエッチング剤Eを塗布する場合に、エッチング工程を容易に実行できる。
図5は本発明の第二実施形態を示す。本実施形態では、エッチング処理装置4の構成が第一実施形態と異なる。エッチング処理装置4は、第一実施形態における塗布装置6に替えて、液状のエッチング剤Eを噴霧可能な第一吹付装置12a及び第二吹付装置12bを備える。各吹付装置12a,12bは、エッチング剤Eを噴霧可能な複数のノズル13を備える。各吹付装置12a,12bは、上下方向及び水平方向に移動可能に構成される。また、各吹付装置12a,12bはノズル13の向きを変更すべく、回転可能に構成される。
本実施形態に係るガラス板1の製造方法では、エッチング工程において、吹付装置12a,12bを移動させつつ、ノズル13から霧状に噴射されたエッチング剤Eをガラス板1に係る全ての端面3a〜3dの全面に付着させることができる。これに限らず、吹付装置12a,12bを移動させることなく、支持台5を移動及び回転させることで、ガラス板1の各端面3a〜3dにエッチング処理を施してもよい。
図6及び図7は本発明の第三実施形態を示す。本実施形態では、エッチング処理装置4の構成が第一実施形態と異なる。エッチング処理装置4は、塗布装置6と、ガラス板1(ガラス積層体L)を搬送する装置(搬送装置)14とを備える。
塗布装置6は、液状のエッチング剤Eを収容する槽(収容槽)15と、収容槽15内のエッチング剤Eに浸漬される塗布ローラ7とを備える。塗布ローラ7は、第一実施形態と同様に、ローラ本体8及び軸部9を備える。塗布ローラ7は、その軸心が水平方向(Y軸方向)に沿うように配置されている。
ローラ本体8は、その一部(下部)が収容槽15内のエッチング剤Eに浸漬されている。塗布ローラ7は、ローラ本体8を回転させることで、当該ローラ本体8の外周面全体にエッチング剤Eを含侵させる。なお、本実施形態では、塗布装置6は一本の塗布ローラ7を備えるが、複数本の塗布ローラ7を備えてもよい。
収容槽15に収容されるエッチング剤Eは、液状に限らず、ペースト状又はゼリー状に構成されてもよい。ここで、「ペースト状」とは、それ自体に流動性を有さず、所定の粘度により構成されるとともに、外圧によって変形、分離可能な状態をいう。「ゼリー状」とは、水分を含んで一様な分散状態をとるゲル状態をいう。ペースト状又はゼリー状のエッチング剤Eは、ローラ本体8の回転により、当該ローラ本体8の外周面によって掻き取られる。掻き取られたエッチング剤Eは、ローラ本体8の外周面に留まり、ガラス積層体Lにおける各ガラス板1の端面3a〜3dに接触することで、当該端面3a〜3dに付着する。
搬送装置14は、ガラス積層体Lを保持するクランプ部16を備える。クランプ部16は、ダミーガラス板等の被覆部材を介してガラス積層体Lを挟持することで、当該ガラス積層体Lを移送可能に保持する。ガラス板1は、主表面2が水平方向(Y軸方向)に面する縦姿勢でクランプ部16に保持される。クランプ部16は、図示しない移送機構により、上下方向及び水平方向に移動可能に構成される。また、クランプ部16は、ガラス積層体Lの向きを変更すべく、水平方向(Y軸方向)に沿う軸心まわりに回転可能に構成されている。
以下、本実施形態に係るガラス板1の製造方法(エッチング工程)について説明する。
図6に示すように、ガラス積層体Lは、第一端面3aが下方に面した状態でクランプ部16に保持されている。クランプ部16は、塗布装置6から離れた位置でガラス積層体Lを保持している。この状態から、クランプ部16は、塗布装置6に向かって移動し、ガラス積層体Lを水平方向(X軸方向)に搬送する。
塗布装置6は、塗布ローラ7を回転させながら待機している。クランプ部16が塗布装置6に到達すると、図6において二点鎖線で示すように、ガラス積層体Lの第一端面3aが塗布ローラ7のローラ本体8に接触する。クランプ部16が塗布ローラ7を通過することで、ローラ本体8に含侵していた液状のエッチング剤Eが第一端面3aの全面に塗布される。
図7に示すように、塗布装置6を通過したクランプ部16は所定位置で停止し、ガラス積層体Lの姿勢を変更する。クランプ部16の動作により、ガラス積層体Lは、図7において反時計まわりに90°回転する。これにより、ガラス積層体Lは、二点鎖線で示すように、第三端面3cが下方に面した状態となる。
ガラス積層体Lの姿勢変更が終了すると、クランプ部16は、再び塗布装置6に向かって移動し、ガラス積層体Lを水平方向(図6の搬送方向とは逆の方向)に搬送する。クランプ部16が塗布装置6を通過すると、塗布ローラ7によってガラス積層体Lの第三端面3cの全面にエッチング剤Eが塗布される。その後、エッチング処理装置4は、上記と同様に、ガラス積層体Lの姿勢変更及び塗布装置6への搬送(往復搬送)を繰り返すことにより、ガラス積層体Lにおける全ての端面3a〜3dの全面にエッチング剤Eを塗布する。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、上記した作用効果に限定されるものでもない。本発明は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記の実施形態では、四角形状のガラス板1を製造する方法を示したが、本発明はこの構成に限定されない。本発明に係るエッチング工程では、円形状、異形形状その他の形状を有するガラス板1の端面3a〜3dにエッチング剤Eを付与することが可能である。
上記の実施形態では、ガラス板1の端面3a〜3dのみにエッチング剤Eを付与するエッチング工程を備える製造方法を例示したが、本発明はこの構成に限定されるものではない。本発明は、上記の実施形態におけるエッチング工程の前後に、ガラス板1の主表面2のみにエッチング剤Eを付与する工程を備えてもよい。この工程を実行する場合、上記の実施形態に係るエッチング処理装置4を使用することが可能である。
上記の実施形態では、積層された複数のガラス板1の端面3a〜3dに対してエッチング工程を実行する例を示したが、これに限らず、一枚のガラス板1の端面3a〜3dにエッチング処理を施す場合においても、本発明を適用可能である。
上記の第三実施形態では、一台の塗布装置6に対してガラス積層体Lの姿勢を変更しながら往復移動させるエッチング工程を例示したが、本発明はこの形態に限定されるものではない。例えばガラス積層体Lの端面と同数(例えば四台)の塗布装置6を直線状に配置し、ガラス積層体Lの向きを変更しながら、全ての塗布装置6を通過させることにより、ガラス積層体Lの全ての端面にエッチング処理を施すことが可能である。
1 ガラス板
3a 第一端面
3b 第二端面
3c 第三端面
3d 第四端面
7 塗布ローラ
7a 第一塗布ローラ
7b 第二塗布ローラ
E エッチング剤

Claims (7)

  1. リン酸塩系ガラスにより構成されるガラス板の端面のみにエッチング剤を付与するエッチング工程を備えることを特徴とする、ガラス板の製造方法。
  2. 前記エッチング工程では、塗布ローラにより前記エッチング剤を前記ガラス板の前記端面のみに塗布する、請求項1に記載のガラス板の製造方法。
  3. 前記塗布ローラは、オレフィン系樹脂又は含ハロゲン樹脂により構成される、請求項2に記載のガラス板の製造方法。
  4. 前記エッチング工程では、吹付装置から噴霧させたエッチング剤を前記ガラス板の前記端面のみに付与する、請求項1に記載のガラス板の製造方法。
  5. 前記エッチング剤は、液状、ペースト状又はゼリー状に構成される、請求項1から3のいずれか一項に記載のガラス板の製造方法。
  6. 前記ガラス板は四角形状に構成されており、
    前記エッチング工程では、前記ガラス板の四辺に係る端面のみにエッチング剤を付与する、請求項1から5のいずれか一項に記載のガラス板の製造方法。
  7. 前記ガラス板は、積層された複数のガラス板を含み、
    前記エッチング工程では、全ての前記ガラス板の前記端面のみに前記エッチング剤を付与する、請求項1から6のいずれか一項に記載のガラス板の製造方法。

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