JP2020191803A - 動物用トイレ - Google Patents

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Abstract

【課題】臭気を低減する際に、臭気の大きさに応じて、容易に臭気の低減度合いを調整できる動物用トイレを提供する。【解決手段】動物用トイレ100は、トレー部と、消臭部10と、検知部156と、計数部161と、消臭制御部162とを備える。トレー部は、動物の排泄物を受ける。消臭部10は、排泄物に起因する臭気を消臭する。検知部156は、動物の排泄物、または、動物を検知する。計数部161は、検知部156が排泄物を検知した回数または動物を検知した回数を計数して、回数を示す計数値を出力する。消臭制御部162は、計数値に基づいて、消臭部10を制御する。【選択図】図3

Description

本発明は、動物用トイレに関する。
特許文献1のペット用トイレは、排泄物受容層と、カバーと、浄化室と、浄化手段と、排気通路とを備える。排泄物受容層は、動物の排泄物を受容する。カバーは、排泄物受容層の上方を覆って室内を形成する。浄化室は、室内の気体が導入される。浄化手段は、浄化室に導入された気体を消臭または脱臭して浄化する。浄化手段は、消臭液であり、気体を消臭液に接触させて、気体を浄化する。排気通路は、浄化室において浄化された気体を室内に案内する。特許文献1のペット用トイレは、浄化された気体を室内に送ることができる。
特開2014−166174号公報
一般的に、ペット用トイレは、使用回数が多くなるにつれて、臭気が大きくなる。しかしながら、特許文献1に記載のペット用トイレでは、臭気の大小にかかわらず浄化手段は調整されない。特許文献1のペット用トイレは、臭気が大きくなる場合、臭気を低減することが困難となる可能性があった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、臭気を低減する際に、臭気の大きさに応じて、容易に臭気の低減度合いを調整できる動物用トイレを提供することを目的とする。
本発明に係る動物用トイレは、トレー部と、消臭部と、検知部と、計数部と、消臭制御部とを備える。前記トレー部は、動物の排泄物を受ける。前記消臭部は、前記排泄物に起因する臭気を消臭する。前記検知部は、前記動物の排泄物、または、前記動物を検知する。前記計数部は、前記検知部が前記排泄物を検知した回数または前記動物を検知した回数を計数して、前記回数を示す計数値を出力する。前記消臭制御部は、前記計数値に基づいて、前記消臭部を制御する。
本発明の動物用トイレによれば、臭気を低減する際に、臭気の大きさに応じて、容易に臭気の低減度合いを調整できる。
本発明の実施形態1に係る動物用トイレの構成を示す図である。 図1に示す動物用トイレのII−II線に沿った断面を示す図である。 実施形態1の動物用トイレの制御部の構成を示す図である。 実施形態1の制御部が実行する処理を示すフローチャートである。 実施形態1の制御部が実行する判定処理を示すフローチャートである。 実施形態1の制御部が実行する変更処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る動物用トイレの断面を示す図である。 図7に示す動物用トイレの断面の別の図である。 実施形態2の制御部の構成を示す図である。 実施形態2の制御部が実行する処理を示すフローチャートである。 実施形態2の制御部が実行する第1リセット処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態3に係る動物用トイレの断面を示す図である。 実施形態3の制御部の構成を示す図である。 実施形態3の制御部が実行する処理を示すフローチャートである。 実施形態3の制御部が実行する第2リセット処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。また、本発明の実施形態において、X軸、Y軸、及びZ軸は互いに直交し、X軸及びY軸は水平方向に平行であり、Z軸は鉛直方向に平行である。
[実施形態1]
まず、図1を参照して、本発明の実施形態1に係る動物用トイレ100の構成について説明する。図1は、動物用トイレ100の構成を示す図である。図1に示すように、動物用トイレ100は、キャビネット20とイオン送出部10とを備える。
キャビネット20は、動物を支持する。キャビネット20は、例えば、動物を載置する台である。キャビネット20は、動物の排泄物を受ける。動物は、例えば、猫である。
イオン送出部10は、イオンを送出する。例えば、イオン送出部10は、クラスターイオン(H+(H2O)及びO2 -(H2O)n)を送出する。クラスターイオンは、水素のプラスイオンと酸素のマイナスイオンと各々に空気中の水分子が集まった集合を示す。クラスターイオンは、細菌、ウイルス、及び臭い物質に付着するとOHラジカルを発生し、臭気を抑制する。この結果、イオン送出部10によって、排泄物に起因する臭気を抑制できる。イオン送出部10は、キャビネット20の上部に位置する。図1に示すイオン送出部10は、キャビネット20に重ねて配置される。
イオン送出部10は、カバー部121、及びイオン供給部150を有する。カバー部121は、キャビネット20の上方を覆う。上方は、例えば、図1に示すZ軸に沿う方向であり、キャビネット20からイオン送出部10に向かう方向である。カバー部121は、キャビネット20の上方を覆うため、キャビネット20で発生した臭気をカバー部121で留めることができる。この結果、臭気の拡散を抑制できる。また、カバー部121は、キャビネット20の上方空間を囲んでもよい。上方空間は、キャビネット20の上方に位置する空間である。
カバー部121は、内壁面122と外壁面123とを有する。内壁面122は、カバー部121の内部の壁面を示す。外壁面123は、カバー部121の外部の壁面を示す。カバー部121は、フランジ部125と、天板126と、側壁128とを有する。
天板126は、キャビネット20の上方を覆う。天板126は、キャビネット20から上方向に離間する。天板126は、キャビネット20と対向する。具体的には、天板126は、キャビネット20から離間した状態でキャビネット20と対向する。天板126は、開口127を有する。開口127は、貫通孔である。
側壁128は、キャビネット20の上方空間を側方から覆う。側壁128は、天板126から延設される。側壁128は、出入口124を有する。出入口124は、例えば、貫通孔である。出入口124は、動物が動物用トイレ100に出入りするために利用される。
フランジ部125は、出入口124に接近する動物の体の一部を支持する。動物は、例えば、フランジ部125に足をかけて出入口124を通過し、キャビネット20に到達する。フランジ部125は、キャビネット20と当接する。
フランジ部125は、固定部(図示せず)を有する。固定部は、フランジ部125とキャビネット20とが当接した状態でフランジ部125とキャビネット20とを固定する。
また、固定部の固定を解除することで、イオン送出部10とキャビネット20とが分離する。したがって、イオン送出部10とキャビネット20とが分離できるので、キャビネット20をメンテナンスする際の作業性が向上する。
次に、図1と図2とを参照して、動物用トイレ100の構成について、更に詳しく説明する。図2は、図1に示す動物用トイレ100のII−II線に沿った断面を示す図であ
る。図2では、動物用トイレ100を第1方向から見ている。第1方向は、出入口124側から動物用トイレ100を見た方向と水平に交差する方向である。また、図2では、イオン送出部10とキャビネット20とは固定部によって固定される。
キャビネット20は、筐体211と、複数のトレー部210とを有する。筐体211は、複数のトレー部210を支持する。筐体211は、内部が中空になっている。筐体211は、第1支持台212と第2支持台213と縁部214とを有する。
第1支持台212は、複数のトレー部210のうちの1つのトレー部210を支持する。第1支持台212は、第2支持台213の上方に位置する。第2支持台213は、複数のトレー部210のうちの第1支持台212が支持するトレー部210と異なるトレー部210を支持する。
縁部214は、イオン送出部10を支持する。具体的には、縁部214は、カバー部121のフランジ部125と当接することで、イオン送出部10を支持する。縁部214は、フランジ部125と当接して、固定部によって固定される。
複数のトレー部210は、消耗品を収容する。消耗品は、動物の排泄物を受ける。消耗品は、第1消耗品と第2消耗品とを含む。
第1消耗品は粒状体である。粒状体は、例えば猫砂である。猫砂は、第1排泄物の周りに付着する。猫砂は、撥水性を有する。したがって、撥水性を有する猫砂は、第2排泄物の付着を抑制する。猫砂は、砂、ガラスビーズ、及び撥水性のある木材であり得る。
第2消耗品は、シートである。シートは、例えば吸水シートである。吸水シートは、第2排泄物を吸収する。吸水シートは、第1層と第2層とを有する。第1層は、液体を吸収する。第1層は、第2層の上に位置する。第1層は、紙または綿などで形成される。第2層は、第2トレー部230に当接する。第2層は、液体を吸収しない。第2層は、例えば、液体を透過しないポリエチレンなどの樹脂で形成される。
動物の排泄物は、第2排泄物または第1排泄物である。第2排泄物は、例えば、動物の尿である。第1排泄物は、例えば、動物の糞である。排泄物を受けた消耗品を収容する複数のトレー部210は、臭気を発し得る。例えば、排泄物が飛び散ってトレー部210に付着する場合、臭気を発し得る。
複数のトレー部210は、第1トレー部220と第2トレー部230とを含む。第1トレー部220は、第1排泄物を受け取る第1消耗品を収容する。
第1トレー部220は、凹状に形成される。第1トレー部220は、底部224を有する。底部224は、複数の貫通孔を有する。底部224の複数の貫通孔は、動物の排泄物のうちの第2排泄物が通過する。また、第1トレー部220は、撥水性を有してもよい。第1トレー部220が撥水性を有することで、第2排泄物が第2トレー部230に付着して留まらない。第1トレー部220は、第2トレー部230の上方に位置する。したがって、底部224の貫通孔を通過した第2排泄物は、第2トレー部230に落ちる。
第2トレー部230は、第2排泄物を受け取る第2消耗品を収容する。第2トレー部230は、凹状に形成される。
イオン送出部10は、検知部156と、イオン供給部150とを更に有する。検知部156は、動物の排泄物、または、動物を検知する。
イオン供給部150は、イオンを供給する。
イオン供給部150は、カバー部121の内部に配置される。イオン供給部150は、筐体151と、消臭部D、操作部154と、記憶部155と、制御部160とを有する。
筐体151は、消臭部Dを収容する。筐体151は第1開口151aを有する。第1開口151aは、筐体151の内部と筐体151の外部とを連通する。
消臭部Dは、排泄物に起因する臭気を消臭する。消臭は、臭気を消臭、及び、臭気を減臭することを含む。消臭部Dは、ファン152と、イオン発生部153とを有する。なお、消臭部Dは、イオン送出部10の消臭部Dに限らない。例えば、消臭部Dは、空気清浄機の消臭部であってもよい。空気清浄機の消臭部は、例えばファンとフィルターとを有する。また、消臭部Dは、例えば、液体を噴出して臭気を抑制する消臭装置の消臭部であってもよい。消臭部Dは、臭気を消臭または臭気を減臭できる機能を有する消臭装置の消臭部でればよい。
ファン152は、回転する。ファン152は回転することで風を発生させる。ファン152は、イオン発生部153の上方に位置する。したがって、ファン152が発生させた風は、イオンを含む。
イオン発生部153は、一対の放電電極(図示せず)を含む。イオン発生部153は、放電電極に正電圧と負電圧とを印加し、コロナ放電させる。この結果、空気中の水分子及び酸素分子は、水素のプラスイオンと酸素のマイナスイオンとに電離する。そして、水素のプラスイオンと酸素のマイナスイオンとには、空気中の水分子があつまり、クラスターイオンとなる。
操作部154は、ユーザーからの操作を受け付ける。操作部154は、表示部と操作ボタンとを有する。なお、操作部154は、タッチパネルを有してもよい。操作部154は、ユーザーからの操作を受け付ける度に、ユーザーからの操作の内容を示す操作情報を生成する。操作情報は、例えば、ファン152とイオン発生部153とのON/OFFを切り替える情報である。また、操作情報は、例えば、ファン152の風量を切り替える情報である。また、操作情報は、例えば、ファン152の風量をリセットする情報である。
操作部154は、カバー部121の天板126から露出する。具体的には、操作部154は、天板126の開口127から露出する。したがって、開口127から露出した操作部154を介してファン152とイオン発生部153とを操作できる。この結果、ユーザーが屈んで出入口124から手を挿入してイオン供給部150を操作する手間を抑制できる。また、イオン送出部10とキャビネット20とを分離して操作部154を操作する手間を抑制できる。
記憶部155は、記憶装置を含み、データ及び制御プログラムを記憶する。記憶装置は、半導体メモリーのような主記憶装置、HDD(Hard Disk Drive)補助記憶装置を含む。記憶部は、リムーバルメディアを含んでもよい。記憶装置は、制御プログラムを記憶している。
制御部160は、プロセッサー及びメモリーを含む。プロセッサーは、中央処理演算素子(Central Processing Unit:CPU)または特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等によって構成されるハードウェア回路である。プロセッサーは、メモリーに記憶された制御プログラムを読み出して実行することによって、イオン供給部150の各部の動作を制御する。例えば、イオン発生部153が発生させたイオンをファン152によって送出できる。
次に、図3を参照して動物用トイレ100の制御部160について詳細に説明する。図3は、動物用トイレ100の制御部160の構成を示す図である。制御部160は、計数部161と、消臭制御部162とを含む。制御部160は、制御プログラムを実行することで、計数部161及び消臭制御部162として機能する。
計数部161は、検知部156が動物の排泄物を検知した回数、または、動物を検知した回数を計数して、回数を示す計数値を出力する。出力した計数値は、記憶部155に記憶される。また、計数値は出力される度に、記憶部155に記憶される。
消臭制御部162は、計数値に基づいて、消臭部Dを制御する。したがって、臭いの強さに応じた量のイオンを送出できる。この結果、臭気を低減する際に、臭気の大きさに応じて、容易に臭気の低減度合いを調整できる。
例えば、消臭制御部162は、計数値に基づいて、ファン152とイオン発生部153とを制御して、イオン送出量を変更する。更に具体的には、消臭制御部162は、ファン152の出力を変更して、イオン送出量を変更する。
また、本実施形態の消臭制御部162は、計数部161の計数値が増加する程、消臭効果が大きくなるように、消臭部Dを制御する。消臭制御部162は、計数部161の計数値が増加する程、イオンの送出量が大きくなるように、消臭部Dを制御する。使用回数が多くなる程、臭気が大きくなるため、臭いの強さに応じた量のイオンを送出できる。この結果、動物用トイレ100から発生する臭気を精度良く抑制できる。
例えば、動物用トイレ100は、動物用トイレ100の使用回数が多くなるにつれて、臭気が大きくなる。具体的には、5回使用した動物用トイレ100から発生する臭気は、1回使用した動物用トイレ100から発生する臭気と比較して多い。動物用トイレ100の使用回数が多くなるほど、動物の排泄物を受け取る消耗品では、臭いを抑制できなくなる。本実施形態の消臭制御部162は、トイレの使用回数が増加する程、イオンの送出量が大きくなるように、ファン152とイオン発生部153とを制御する。したがって、臭気に応じた量のイオンを送出できる。この結果、動物用トイレ100から発生する臭気を精度良く低減できる。
引き続き、図2と図3とを参照して、制御部160の構成について詳しく説明する。制御部160は、排泄判定部163を更に含む。
排泄判定部163は、動物が排泄をしたか否かを判定する。
また、本実施形態の計数部161は、動物が排泄した場合、計数値を増加させる。また、計数部161は、動物が排泄しない場合、計数値を増加させない。排泄したときには、計数値を増加させ、排泄していないときには、計数値を増加させない。したがって、計数値を適正に増加できる。この結果、イオンの送出量を適正な計数値に応じたイオンの送出量に変更できる。
引き続き図1〜図3を参照して、動物用トイレ100の構成について更に詳しく説明する。
検知部156は、第1検知部S1と第2検知部S2とを含む。第1検知部S1は、トレー部210に位置する動物を検知する。第1検知部S1は、例えば、センサー156aであり得る。
センサー156aは、筐体151に配置される。具体的には、センサー156aは、第1トレー部220の上方に位置するように、筐体151に配置される。センサー156aは、例えば、赤外線センサーである。赤外線センサーは、発光部と受光部とを有する。発光部は、光を射出する。具体的には、発光部は、イオン供給部150から第1トレー部220に向かう方向に光を射出する。射出された光は、例えば、動物に反射される。受光部は、反射された光を受光する。なお、センサー156aは、透過型のセンサーであってもよい。
赤外線センサーは、受光した光の強度に対応する検知信号を制御部160に出力する。例えば、トレー部210に動物が位置する場合、受光した光の強度が変化する。一方、トレー部210に動物が位置しない場合、受光した光の強度が変化しない。また、トレー部210に排泄物が位置する場合、受光した光の強度が変化する。一方、トレー部210に排泄物が位置しない場合、受光した光の強度が変化しない。
また、センサー156aは、例えば、撮像素子であってもよい。撮像素子は、所定の撮像領域を撮像する。所定の撮像領域は、例えば、トレー部210である。撮像素子は、撮像画像を示すデータを生成し、制御部160へ送信する。撮像素子は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサー、またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサーである。
撮像画像を示すデータを受信した制御部160は、例えば、背景差分法によって、撮像画像の変化を取得する。また、制御部160は、フレーム差分法によって、撮像画像の変化を取得してもよい。例えば、トレー部210に動物が位置する場合、撮像画像が変化する。一方、トレー部210に動物が位置しない場合、撮像画像が変化しない。また、トレー部210に排泄物が位置する場合、撮像画像が変化する。一方、トレー部210に排泄物が位置しない場合、撮像画像が変化しない。
また、第1検知部S1は、例えば、センサー156cであり得る。センサー156cは、例えば、重量センサーである。重量センサーは、例えば、ロードセルである。重量センサーは、トレー部210に位置する動物を検知する。重量センサーは、キャビネット20の下方に位置する。重量センサーは、キャビネット20の重量とカバー部121の重量とイオン供給部150の重量との合計を検知する。つまり、重量センサーは、重量センサーを除く動物用トイレ100の重量を検知する。
例えば、重量センサーは、トレー部210に動物が位置する場合、トレー部210に位置する動物の重量と動物用トイレ100の重量との合計を検知する。一方、トレー部210に動物が位置しない場合、動物用トイレ100の重量のみを検知する。重量センサーは、検知した重量に対応する信号を制御部160に出力する。
また、重量センサーは、トレー部210に排泄物が位置する場合、トレー部210に位置する排泄物の重量と動物用トイレ100の重量との合計を検知する。一方、トレー部210に排泄物が位置しない場合、動物用トイレ100の重量のみを検知する。重量センサーは、検知した重量に対応する信号を制御部160に出力する。
また、第1検知部S1は、例えば、センサー156dであり得る。センサー156dは、例えば、重量センサーである。重量センサーは、例えば、ロードセルである。重量センサーは、第2トレー部230に位置する排泄物を検知する。重量センサーは、第2トレー部230の下方に位置する。重量センサーは、第2トレー部230の重量と排泄物の重量との合計を検知する。
例えば、重量センサーは、第2トレー部230に排泄物が位置する場合、第2トレー部230に位置する排泄物の重量と第2トレー部230の重量との合計を検知する。一方、第2トレー部230に排泄物が位置しない場合、第2トレー部230の重量のみを検知する。重量センサーは、検知した重量に対応する信号を制御部160に出力する。
第2検知部S2は、トレー部210に接近する動物とトレー部210から離隔する動物とを検知する。第2検知部S2は、例えば、センサー156bであり得る。
センサー156bは、筐体151に配置される。センサー156bは、センサー156aよりも出入口124側に配置される。センサー156bは、例えば、赤外線センサーである。赤外線センサーの発光部は、イオン供給部150からフランジ部125に向かう方向に光を射出する。赤外線センサーの受光部は、反射された光を受光する。例えば、受光部は、フランジ部125に足をかけようとする動物から反射される光を受光する。
例えば、室内に位置する動物がフランジ部125に足をかけようとする場合、動物は動物用トイレ100に進入して、トレー部210に接近する可能性が高い。また、トレー部210に位置する動物がフランジ部125に足をかけようとする場合、動物は動物用トイレ100から退出するためにトレー部210から離隔する可能性が高い。
また、センサー156bは、例えば、撮像素子であり得る。撮像素子は、所定の撮像領域を撮像する。所定の撮像領域は、例えば、出入口124とフランジ部125とを含む領域である。撮像素子は、例えば、CCDイメージセンサー、またはCMOSイメージセンサーである。
また、本実施形態の消臭制御部162は、ファン152の出力を第1出力から第1出力よりも小さい第2出力に変更する。第2出力は、第1出力よりもファン152の出力が小さい。第1出力は、予め定められたファン152の出力である。
例えば、消臭制御部162は、ファン152とイオン発生部153とを制御して、イオンの送出量を第1送出量から第2送出量に変更する。第2送出量は、第1送出量よりもイオンの送出量が小さい。第1送出量は、予め定められたイオンの送出量である。第1送出量は、例えば、基準のイオンの送出量を示す。
更に具体的には、動物がトレー部210に接近したことを第2検知部S2が検知する場合、消臭制御部162はイオンの送出量を第1送出量から第1送出量よりも小さい第2送出量になるように、ファン152とイオン発生部153とを制御する。一般的に、排泄時の動物は警戒心が高い。したがって、送出するイオンの量を小さくして、動物の警戒心を低減させる。この結果、動物がトレー部210に容易に近づくことができる。
引き続き図2〜図3を参照して、制御部160の構成について詳しく説明する。図3に示すように、制御部160は、順番判定部164を更に備える。制御部160は、制御プログラムを実行することで、順番判定部164として機能する。
順番判定部164は、第1検知部S1と第2検知部S2とが所定の順番で動物を検知したか否かを判定する。所定の順番は、第2検知部S2がトレー部210に接近する動物を検知した後に、第1検知部S1がトレー部210に位置する動物を検知する。そして、第1検知部S1がトレー部210に位置する動物を検知した後に、第2検知部S2がトレー部210から離隔する動物を検知することを示す。
例えば、順番判定部164は、第1検知部S1である重量センサーと第2検知部S2である撮像素子とが所定の順番で動物を検知したか否かを判定する。具体的には、トレー部210に接近する動物を撮像素子が検知した後に、動物の重量を重量センサーが検知する。そして、トレー部210に位置する動物を重量センサーが検知した後に、トレー部210から離隔する動物を撮像素子が検知することを示す。
また、本実施形態の排泄判定部163は、所定の順番で動物を検知したことを順番判定部164の判定結果が示す場合、動物が排泄したと判定する。所定の順番で動物を検知したか否かを判定することで、動物用トイレ100に動物が入ったか否かがわかる。したがって、計数値を適正に増加できる。この結果、更に精度良く計数値を増加させることができる。
引き続き図2〜図3を参照して、制御部160の構成について更に詳しく説明する。図3に示すように、制御部160は期間判定部165を更に備える。制御部160は、制御プログラムを実行することで、期間判定部165として機能する。
期間判定部165は、第1検知部S1が動物を検知した期間が第1閾値より大きいか否かを判定する。第1閾値は、予め定められ、記憶部155に記憶される。第1閾値は、動物が排泄したか否かを判定するために利用される。
例えば、期間判定部165は、赤外線センサーが動物を検知した期間が第1閾値より大きいか否かを判定する。第1閾値は、例えば、30秒である。期間判定部165は、赤外線センサーが動物を検知した期間が30秒より大きいことを赤外線センサーの検知結果が示す場合、動物が排泄したと判定する。また、期間判定部165は、赤外線センサーが動物を検知した期間が30秒より大きくないことを赤外線センサーの検知結果が示す場合、動物は排泄していないと判定する。つまり、動物は動物用トイレ100に入っただけであることを示す。
また、例えば、期間判定部165は、撮像素子が動物を検知した期間が第1閾値より大きいか否かを判定してもよい。また、例えば、期間判定部165は、重量センサーが動物を検知した期間が第1閾値より大きいか否かを判定してもよい。
また、本実施形態の排泄判定部163は、第1検知部S1が動物を検知した期間が第1閾値より大きいと期間判定部165が判定する場合、動物が排泄したと判定する。したがって、トレー部210に位置する期間に応じて、動物が排泄したか否かを判定できる。この結果、精度良く計数値を増加させることができる。
また、本実施形態の排泄判定部163は、順番判定部164の判定結果と期間判定部165の判定結果とに基づいて、動物が排泄したか否かを判定する。順番判定部164の判定結果は、所定の順番で動物を検知したことを示す。期間判定部165の判定結果は、第1検知部S1が動物を検知した期間が第1閾値より大きいことを示す。したがって、順番判定部164の判定結果と期間判定部165の判定結果とによって、動物が排泄したか否かを更に精度良く判定できる。この結果、更に精度良く計数値を増加させることができる。
また、本実施形態の期間判定部165は、第1検知部S1が動物を検知した期間が第2閾値より大きいか否かを判定できる。具体的には、動物を検知した期間が第1閾値より大きいと期間判定部165が判定する場合、期間判定部165は第1検知部S1が動物を検知した期間が第2閾値より大きいか否かを判定する。第2閾値は、予め定められ、記憶部155に記憶される。第2閾値は、排泄物の種類を判定するために利用される。排泄物の種類は、例えば、第1排泄物と第2排泄物とを含む。
例えば、期間判定部165は、赤外線センサーが動物を検知した期間が第2閾値より大きいか否かを判定する。第2閾値は、例えば、60秒である。第2閾値は、第1閾値よりも長い期間を示す。
赤外線センサーが動物を検知した期間が60秒より大きいと期間判定部165が判定する場合、制御部160は、動物が第1排泄物をしたと判定する。また、赤外線センサーが動物を検知した期間が60秒より大きくないと期間判定部165が判定する場合、制御部160は、動物は第2排泄物をした判定する。したがって、期間判定部165の判定結果に基づいて、動物の排泄物の種類を判定できる。
また、本実施形態の消臭制御部162は、期間判定部165の判定結果に基づいて、ファン152の出力を変更する。具体的には、動物の排泄物の種類に基づいて、消臭制御部162は、ファン152とイオン発生部153とを制御して、イオンの送出量を変更する。更に具体的には、動物を検知した期間が第2閾値より大きくないと期間判定部165が判定する場合、消臭制御部162はファン152の出力を第2出力から第3出力に変更する。第3出力は、計数値に応じたファン152の出力である。また、動物を検知した期間が第2閾値より大きいと期間判定部165が判定する場合、消臭制御部162はファン152の出力を第2出力から変更しない。したがって、第2閾値に基づいて、排泄物の種類を判定できる。この結果、排泄物の種類に合わせた、ファン152の出力に変更できる。
例えば、消臭制御部162は、期間判定部165の判定結果に基づいて、イオンの送出量を変更する。具体的には、動物を検知した期間が第2閾値より大きくないと期間判定部165が判定する場合、消臭制御部162はイオンの送出量を第2送出量から第3送出量に変更する。第3送出量は、計数値に応じたイオンの送出量である。また、動物を検知した期間が第2閾値より大きいと期間判定部165が判定する場合、消臭制御部162はイオンの送出量を第2送出量から変更しない。したがって、第2閾値に基づいて、排泄物の種類を判定できる。この結果、排泄物の種類に合わせた、ファン152の出力に変更できる。
具体的には、排泄物の種類が第2排泄物である場合、消臭制御部162はイオンの送出量を第2送出量から計数値に応じたイオンの送出量に変更する。この結果、第2排泄物の回数に応じたイオンの送出量に変更し、臭気の発生を抑制できる。また、排泄物の種類が第1排泄物である場合、消臭制御部162はイオンの送出量を第2送出量から変更しない。この結果、イオンの送出量を変更しないことで、第1排泄物からの発生する臭気が拡散することを抑制できる。
次に、図1〜図4を参照して、本実施形態の制御部160が実行する処理を説明する。図4は、本実施形態の制御部160が実行する処理を示すフローチャートである。図4に示す制御部160が実行する処理は、ステップS101〜ステップS106を含む。図4に示す制御部160が実行する処理は、動物用トイレ100に動物が接近していない状態からスタートする。
ステップS101において、制御部160は、第1送出量でイオンを送出するように、ファン152とイオン発生部153とを制御する。処理は、ステップS102に進む。
ステップS102において、制御部160は、第2検知部S2の検知結果を取得する。処理は、ステップS103に進む。
ステップS103において、制御部160は、第2検知部S2の検知結果に基づいて、動物を検知したか否かを判定する。動物を検知しない場合(ステップS103において、No)、処理は、ステップS101に戻る。動物を検知した場合(ステップS103において、Yes)、処理はステップS104に進む。
ステップS103でYesの場合、ステップS104において、制御部160は、第2送出量でイオンを送出するように、ファン152とイオン発生部153とを制御する。処理は、ステップS105に進む。
ステップS105において、制御部160は、判定処理を実行する。判定処理については、図5を参照して後述する。処理は、ステップS106に進む。
ステップS106において、制御部160は、変更処理を実行する。変更処理については、図6を参照して後述する。処理は、終了する。
次に、図4と図5とを参照して、本実施形態の制御部160が実行する判定処理を説明する。図5は、本実施形態の制御部160が実行する判定処理を示すフローチャートである。図5に示す判定処理は、ステップS201〜ステップS203を含む。図5に示す判定処理は、図4に示すステップS105に対応する。また、判定処理を実行する場合、動物が動物用トイレ100から退出している。
ステップS201において、制御部160は、第1検知部S1の検知結果を取得する。処理は、ステップS202に進む。
ステップS202において、制御部160は、第2検知部S2の検知結果を取得する。処理は、ステップS203に進む。
ステップS203において、順番判定部164は、第1検知部S1と第2検知部S2とが所定の順番で動物を検知したか否かを判定する。所定の順番で動物を検知した場合(ステップS203において、Yes)、処理は図4に示すステップS106に戻る。所定の順番で動物を検知しない場合(ステップS203において、No)、処理は図4に示すステップS102に戻る。
次に、図4と図6とを参照して、本実施形態1の制御部160が実行する変更処理を説明する。図6は、本実施形態1の制御部160が実行する変更処理を示すフローチャートである。図6に示す変更処理は、ステップS301〜ステップS311を含む。図6に示す変更処理は、図4に示すステップS106に対応する。
ステップS301において、期間判定部165は、第1検知部S1が動物を検知した期間が第1閾値より大きいか否かを判定する。第1閾値よりも大きくない場合(ステップS301において、No)、処理は、ステップS309に進む。第1閾値よりも大きい場合(ステップS301において、Yes)、処理は、ステップS302に進む。
ステップS301でYesの場合、ステップS302において、期間判定部165は、第1検知部S1が動物を検知した期間が第2閾値より大きいか否かを判定する。第2閾値よりも大きくない場合(ステップS302において、No)、処理は、ステップS306に進む。第2閾値よりも大きい場合(ステップS302において、Yes)、処理は、ステップS303に進む。
ステップS302でYesの場合、ステップS303において、排泄判定部163は、動物が排泄したと判定する。具体的には、排泄判定部163は、期間判定部165の判定結果に基づいて、動物が第1排泄物をしたと判定する。処理は、ステップS304に進む。
ステップS304において、計数部161は、排泄判定部163の判定結果に基づいて、計数値を更新する。処理は、ステップS305に進む。
ステップS305において、消臭制御部162は、イオンの送出量を第2送出量から変更しない。具体的には、消臭制御部162は、ファン152とイオン発生部153とを制御しない。処理は、図4に示すフローチャートに戻る。
ステップS302でNoの場合、ステップS306において、排泄判定部163は、動物が排泄したと判定する。具体的には、排泄判定部163は、期間判定部165の判定結果に基づいて、動物が第2排泄物をしたと判定する。処理は、ステップS307に進む。
ステップS307において、計数部161は、排泄判定部163の判定結果に基づいて、計数値を更新する。処理は、ステップS308に進む。
ステップS308において、消臭制御部162は、イオンの送出量を第2送出量から第3送出量に変更する。具体的には、消臭制御部162は、イオンの送出量が第2送出量から第3送出量になるように、ファン152とイオン発生部153とを制御する。処理は、図4に示すフローチャートに戻る。
ステップS301でNoの場合、ステップS309において、排泄判定部163は、動物が排泄していないと判定する。処理は、ステップS310に進む。
ステップS310において、計数部161は、計数値を更新しない。処理は、ステップS311に進む。
ステップS311において、消臭制御部162は、イオンの送出量を第2送出量から第1送出量に変更する。具体的には、消臭制御部162は、イオンの送出量が第2送出量から第1送出量になるように、ファン152とイオン発生部153とを制御する。処理は、図4に示すフローチャートに戻る。
[実施形態2]
次に、図7〜図9を参照して、実施形態2の動物用トイレ100を説明する。図7と図8とに示すように、実施形態2の動物用トイレ100は、第1装着センサー157と第2装着センサー158とを有する点で、実施形態1の動物用トイレ100と異なる。また、図9に示すように、実施形態2の動物用トイレ100の制御部160は、リセット部167と、清掃判定部166とを含む点で、実施形態1の動物用トイレ100の制御部160と異なる。以下、実施形態2について、実施形態1と異なる事項について説明し、実施形態1と重複する部分についての説明は割愛する。
図7は、実施形態2の動物用トイレ100の断面を示す図である。図8は、図7に示す動物用トイレ100の断面の別の図である。図8では、イオン送出部10とキャビネット20とは分離される。また、図8では、第2トレー部230がキャビネット20から引き出される。図7及び図8に示す動物用トイレ100は、キャビネット20とイオン送出部10とを備える。
キャビネット20は、筐体211と、複数のトレー部210とを有する。キャビネット20は、トレー部210を保持する。キャビネット20は、「保持部」の一例に相当する。筐体211は、第1支持台212と第2支持台213と縁部214とを有する。複数のトレー部210は、第1トレー部220と第2トレー部230とを含む。第2トレー部230には、消耗品CAが収容される。
図8に示すように、第2トレー部230は、キャビネット20から引き出すことができる。例えば、ユーザーは、第2トレー部230を清掃する際に、第2トレー部230をキャビネット20から引き出す。具体的には、第2トレー部230をキャビネット20から引き出すことで、第2トレー部230に収容された消耗品CAを別の消耗品CAに取り換えることができる。
イオン供給部150は、図3に示す筐体151と、消臭部Dと、操作部154と、検知部156と、記憶部155と、制御部160とに加えて、第1装着センサー157と、第2装着センサー158とを更に有する。
第1装着センサー157は、トレー部210がキャビネット20に装着されたことを検知する。第1装着センサー157は、「装着センサー」の一例に相当する。具体的には、第1装着センサー157は、第2トレー部230がキャビネット20に装着されたことを検知する。第2トレー部230がキャビネット20に装着された場合、第1装着センサー157は、制御部160に信号を送信する。
第1装着センサー157は、例えば、磁気センサーである。磁気センサーは、ホール素子157aと磁石157bとを有する。ホール素子157aは、磁界を検知する。ホール素子157aは、キャビネット20に取付けられる。磁石157bは、磁界を発生させる。磁石157bは、第2トレー部230に取付けられる。
例えば、図7に示すように、第2トレー部230がキャビネット20に装着される場合、ホール素子157aは磁石157bの磁界を検知する。ホール素子157aは、磁界を検知したことを示す信号を制御部160に送信する。一方、図8に示すように、第2トレー部230がキャビネット20から引き出される場合、ホール素子157aは磁石157bの磁界を検知しない。
第2装着センサー158は、イオン送出部10がキャビネット20に装着されたことを検知する。イオン送出部10がキャビネット20に装着された場合、第2装着センサー158は、制御部160に信号を送信する。
第2装着センサー158は、例えば、磁気センサーである。磁気センサーは、ホール素子158aと磁石158bとを有する。ホール素子158aは、イオン送出部10に取付けられる。具体的には、ホール素子158aは、フランジ部125に取付けられる。磁石は、キャビネット20に取付けられる。具体的には、磁石158bは、縁部214に取付けられる。
例えば、図7に示すように、イオン送出部10がキャビネット20に装着される場合、ホール素子158aは磁石158bの磁界を検知する。ホール素子158aは、磁界を検知したことを示す信号を制御部160に送信する。一方、図8に示すように、イオン送出部10とキャビネット20とが分離する場合、ホール素子158aは磁石158bの磁界を検知しない。
また、図8に示すように、イオン送出部10とキャビネット20とを分離することで、ユーザーは動物用トイレ100の第1トレー部220にアクセスできる。例えば、ユーザーは、第1トレー部220を清掃する際にイオン送出部10とキャビネット20とを分離する。
図9は、本実施形態2の制御部160の構成を示す図である。図9に示す制御部160は、計数部161と、消臭制御部162と、排泄判定部163と、期間判定部165と、順番判定部164と、清掃判定部166と、リセット部167とを含む。制御部160は、制御プログラムを実行することで、計数部161、消臭制御部162、排泄判定部163、期間判定部165、順番判定部164、清掃判定部166、及びリセット部167として機能する。計数部161、消臭制御部162、排泄判定部163、期間判定部165、及び順番判定部164については、実施形態1と同様のため、説明を省略する。
清掃判定部166は、トレー部210の清掃を行ったか否かを判定する。具体的には、清掃判定部166は、第1装着センサー157の検知結果に基づいて、トレー部210の清掃を行ったか否かを判定する。更に具体的には、清掃判定部166は、第1装着センサー157の検知結果に基づいて、第2トレー部230の清掃を行ったか否かを判定する。例えば、第2トレー部230がキャビネット20から引き出された後に、第2トレー部230がキャビネット20に装着されたことを第1装着センサー157が検知した場合、清掃判定部166は、第2トレー部230の清掃を行ったと判定する。
リセット部167は、計数値をリセットする。具体的には、リセット部167は、記憶部155に記憶された計数値をリセットするように、記憶部155を制御する。リセット部167は、操作部154から計数値をリセットする旨の指示を受け付けた際に、計数値をリセットする。計数値をリセットすることで、イオンの送出量が第1送出量に変更される。例えば、イオンの送出量が第3送出量である場合、リセット部167は、記憶部155を制御して、計数値をリセットする。
また、本実施形態のリセット部167は、清掃判定部166の判定結果に基づいて、計数値をリセットする。具体的には、清掃判定部166の判定結果が清掃を行ったことを示す場合、リセット部167は、計数値をリセットする。また、清掃判定部166の判定結果が清掃を行っていないことを示す場合、リセット部167は、計数値をリセットしない。トレー部210が装着される場合、トレー部210を清掃した可能性が高い。したがって、清掃により臭気が低減されるため計数値をリセットする。この結果、不要な電力消費を抑制できる。
次に、図10を参照して、実施形態2の制御部160が実行する処理を説明する。図10は、実施形態2の制御部160が実行する処理を示すフローチャートである。図10に示す制御部160が実行する処理は、ステップS401〜ステップS407を含む。図10に示すステップS401〜ステップS406は、図4に示すステップS101〜ステップS106に対応しており、同様の処理を実行する。
ステップS406の後に、ステップS407において、制御部160は第1リセット処理を実行する。第1リセット処理については、図11を参照して後述する。処理は終了する。
次に、図11を参照して、実施形態2の制御部160が実行する第1リセット処理を説明する。図11は、実施形態2の制御部160が実行する第1リセット処理を示すフローチャートである。図11に示す制御部160が実行する処理は、ステップS501〜ステップS504を含む。図11に示す第1リセット処理は、図10に示すステップS407に対応する。
ステップS501において、制御部160は、第1装着センサー157から検知結果を取得する。処理は、ステップS502に進む。
ステップS502において、清掃判定部166は、第1装着センサー157の検知結果に基づいて、清掃を行ったか否かを判定する。清掃を行っていない場合(ステップS502において、No)、処理はステップS504に進む。清掃を行った場合(ステップS502において、Yes)、処理はステップS503に進む。
ステップS502でYesの場合、ステップS503において、リセット部167は、計数値をリセットする。処理は、図10に示すフローチャートに戻る。
ステップS502でNoの場合、ステップS504において、リセット部167は、計数値をリセットしない。処理は、図10に示すフローチャートに戻る。
[実施形態3]
次に、図12と図13とを参照して、実施形態3の動物用トイレ100を説明する。図12と図13とに示すように、実施形態3の動物用トイレ100は、読取部159を有する点で、実施形態1の動物用トイレ100及び実施形態2の動物用トイレと異なる。また、図13に示すように、実施形態3の動物用トイレ100の制御部160は、識別情報判定部168を含む点で、実施形態1の制御部160及び実施形態2の制御部160と異なる。以下、実施形態3について、実施形態1及び実施形態2と異なる事項について説明し、実施形態1及び実施形態2と重複する部分についての説明は割愛する。
図12は、実施形態3の動物用トイレ100の断面を示す図である。図12に示す動物用トイレ100は、キャビネット20とイオン送出部10とを備える。
キャビネット20は、筐体211と、複数のトレー部210とを有する。キャビネット20は、トレー部210を保持する。筐体211は、第1支持台212と第2支持台213と縁部214とを有する。複数のトレー部210は、第1トレー部220と第2トレー部230とを含む。第2トレー部230には、消耗品CAが収容される。
消耗品CAには、識別情報IDが付与される。消耗品CAは、例えば、吸水シートである。識別情報IDは、例えば、二次元バーコードである。二次元バーコードは、例えば、「QRコード(登録商標)」である。本実施形態の消耗品CAは、複数の消耗品CAのうちの1つである。複数の消耗品CAには、互いに異なる識別情報IDが付与される。したがって、消耗品CAは、識別情報IDに基づいて、個別に判別できる。
イオン供給部150は、図3に示す筐体151と、消臭部D、操作部154と、検知部156と、記憶部155と、制御部160と、第1装着センサー157と、第2装着センサー158とに加えて、読取部159を更に有する。
読取部159は、識別情報IDが付与された消耗品CAから識別情報IDを読み取る。具体的には、読取部159は、第2トレー部230に収容された消耗品CAから識別情報IDを読み取る。読取部159は、識別情報IDを読み取って、識別情報IDを示す情報を制御部160に送信する。なお、読取部159が読み取った識別情報IDは、記憶部155に記憶されてもよい。
読取部159は、例えば、CCDイメージセンサー、またはCMOSイメージセンサーである。読取部159は、図12に示すように、第2トレー部230の上方に位置する。具体的には、読取部159は、第2トレー部230に収容された吸水シートの識別情報IDの上方に位置する。読取部159の位置は、識別情報IDを読み取れる位置であればよい。
次に、図13を参照して、本実施形態3の制御部160の構成を更に詳しく説明する。図13は、本実施形態3の制御部160の構成を示す図である。図13に示す制御部160は、識別情報判定部168を更に含む。
図13に示す制御部160は、計数部161と、消臭制御部162と、排泄判定部163と、期間判定部165と、順番判定部164と、清掃判定部166と、リセット部167と、識別情報判定部168とを含む。制御部160は、制御プログラムを実行することで、計数部161、消臭制御部162、排泄判定部163、期間判定部165、順番判定部164、清掃判定部166、リセット部167、及び識別情報判定部168として機能する。計数部161、消臭制御部162、排泄判定部163、期間判定部165、順番判定部164、清掃判定部166、及びリセット部167については、実施形態2と同様のため、説明を省略する。
識別情報判定部168は、読取部159が読み取った第1識別情報と第2識別情報とが一致するか否かを判定する。第1識別情報は、第2トレー部230がキャビネット20から取り外される前に読取部159が読み取った識別情報を示す。第1識別情報は、記憶部155に記憶される。第2識別情報は、第2トレー部230がキャビネット20から取り外された後に、キャビネット20に第2トレー部230が装着された際に読取部159が読み取った識別情報を示す。第1識別情報と第2識別情報とが一致する場合、第2トレー部230に収容された吸水シートが交換されていない。第1識別情報と第2識別情報とが一致しない場合、第2トレー部230に収容された吸水シートが交換されている。
また、本実施形態のリセット部167は、識別情報判定部168の判定結果に基づいて、計数値をリセットする。具体的には、識別情報判定部168の判定結果が第1識別情報と第2識別情報とが一致しないことを示す場合、リセット部167は、計数値をリセットする。吸水シートが交換されて臭気が低減するため、イオンの送出量を小さくできる。したがって、計数値をリセットしてイオンの発生量を小さくする。この結果、不要な電力消費を抑制できる。
例えば、第2トレー部230がキャビネット20から引き外された後に、第2トレー部230がキャビネット20に装着される。読取部159は吸水シートの第2識別情報を読み取る。そして、識別情報判定部168は、読取部159が読み取った第1識別情報と第2識別情報とが一致するか否かを判定する。更に、清掃判定部166は、識別情報判定部168の判定結果に基づいて、第2トレー部230の清掃を行ったか否かを判定する。第1識別情報と第2識別情報とが一致しない場合、第2トレー部230に収容された吸水シートが交換されている。つまり、ユーザーは、第2トレー部230の清掃を行っている。第1識別情報と第2識別情報とが一致する場合、第2トレー部230に収容された吸水シートが交換されていない。つまり、ユーザーは、第2トレー部230の清掃を行っていない。したがって、識別情報判定部168の判定結果に基づいて、吸水シートが交換されたか否かを判定できる。
また、第1識別情報と第2識別情報とが一致する場合、リセット部167は、計数値をリセットしない。例えば、ユーザーは、第2トレー部230を引き出して、吸水シートを目視する場合がある。吸水シートに第2排泄物が吸水されていない場合、ユーザーは吸水シートを交換せずに第2トレー部230をキャビネット20に装着する。したがって、識別情報判定部168の判定結果は、第1識別情報と第2識別情報とが一致する。この場合、リセット部167は、計数値をリセットしない。
次に、図14を参照して、実施形態3の制御部160が実行する処理を説明する。図14は、実施形態3の制御部160が実行する処理を示すフローチャートである。図14に示す制御部160が実行する処理は、ステップS601〜ステップS607を含む。図14に示すステップS601〜ステップS606は、図4に示すステップS101〜ステップS106に対応しており、同様の処理を実行する。
ステップS606の後に、ステップS607において、制御部160は第2リセット処理を実行する。第2リセット処理については、図15を参照して後述する。処理は終了する。
次に、図15を参照して、実施形態3の制御部160が実行する第2リセット処理を説明する。図15は、実施形態3の制御部160が実行する第2リセット処理を示すフローチャートである。図15に示す制御部160が実行する処理は、ステップS701〜ステップS705を含む。図15に示す第2リセット処理は、図14に示すステップS607に対応する。
ステップS701において、制御部160は、読取部159から第1識別情報を取得する。処理は、ステップS702に進む。
ステップS702において、制御部160は、読取部159から第2識別情報を取得する。処理は、ステップS703に進む。
ステップS703において、識別情報判定部168は、第1識別情報と第2識別情報とが一致するか否かを判定する。第1識別情報と第2識別情報とが一致しない場合(ステップS703において、No)、処理はステップS704に進む。第1識別情報と第2識別情報とが一致する場合(ステップS703において、Yes)、処理はステップS704に進む。
ステップS703でYesの場合、ステップS704において、リセット部167は、計数値をリセットする。処理は、図14に示すフローチャートに戻る。
ステップS703でNoの場合、ステップS705において、リセット部167は、計数値をリセットしない。処理は、図14に示すフローチャートに戻る。
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。また、上記の各実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明の形成が可能である。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の速度、材質、形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(1)実施形態1の期間判定部165は、所定の順番で動物を検知したと順番判定部164が判定する場合、第1検知部S1が動物を検知した期間が第2閾値より大きいか否かを判定してもよい。したがって、第2閾値に基づいて、排泄物の種類を判定できる。この結果、排泄物の種類に合わせた、イオンの送出量に変更できる。
(2)実施形態1の制御部160は期間判定部165の判定結果に基づいて、動物の排泄物の種類を判定したが、制御部160は撮像素子の撮像結果に基づいて、動物の排泄物の種類を判定してもよい。例えば、制御部160は、撮像素子の撮像結果に基づいて、第1トレー部220に排泄物が位置するか否かを判定する。排泄物が位置する場合、制御部160は、排泄物が第1排泄物と判定する。また排泄物が位置しない場合、制御部160は、排泄物が第2排泄物と判定する。第2排泄物は、第1トレー部220から第2トレー部230に落ちるため、第1トレー部220に残留しない。したがって、第1トレー部220に第1排泄物が有るか否かを判定することで、動物が第1排泄物をしたか、第2排泄物をしたかを判定できる。
(3)実施形態1の制御部160は、センサー156cの検知結果に基づいて、動物が排泄したか否かを判定してもよい。動物が排泄した場合、センサー156cは、動物用トイレ100の重量と、排泄物の重量とを検知する。そして、制御部160は、センサー156cの検知結果と第1重量とが一致するか否かを判定する。第1重量は、動物用トイレ100の重量を示す。センサー156cの検知結果と第1重量とが一致する場合、制御部160は動物が排泄していないと判定する。また、センサー156dの検知結果と第1重量とが一致しない場合、制御部160は、動物が排泄したと判定する。したがって、重量に基づいて、動物が排泄したか否かを判定できる。
(4)実施形態1の制御部160は、センサー156dの検知結果に基づいて、動物が第2排泄物をしたか否かを判定してもよい。センサー156dは、第1トレー部220の重量と第1トレー部220に収容される吸水シートの重量とを検知する。動物が第2排泄物をした場合、センサー156dは、第1トレー部220の重量と第1トレー部220に収容される吸水シートの重量と吸水シートに吸水された第2排泄物の重量とを検知する。
そして、制御部160は、センサー156dの検知結果と第2重量とが一致するか否かを判定する。第2重量は、第1トレー部220の重量と第1トレー部220に収容される吸水シートの重量とを含む。センサー156dの検知結果と第2重量とが一致する場合、制御部160は動物が第2排泄物をしていないと判定する。また、センサー156dの検知結果と第2重量とが一致しない場合、制御部160は、動物が第2排泄物をしたと判定する。したがって、重量に基づいて、動物が排泄したか否かを判定できる。
(5)実施形態1の制御部160は、センサー156cの検知結果と156dの検知結果とに基づいて、動物の排泄物の種類を判定してもよい。動物の排泄物の種類を判定する場合、制御部160は、センサー156cの検知結果とセンサー156dの検知結果とに基づいて、動物の排泄物の種類を判定する。具体的には、制御部160は、センサー156cの検知結果が第1重量と一致するか否かを判定する。そして、制御部160は、センサー156dの検知結果が第2重量と一致するか否かを判定する。センサー156cの検知結果が第1重量と一致せず、センサー156dの検知結果が第2重量と一致しない場合、制御部160は、動物の排泄物が第2排泄物であると判定する。センサー156cの検知結果が第1重量と一致せず、センサー156dの検知結果が第2重量と一致する場合、制御部160は、動物の排泄物が第1排泄物であると判定する。この結果、重量に基づいて、動物の排泄物の種類を精度良く判定できる。
(6)実施形態2の清掃判定部166は、第1装着センサー157の検知結果に基づいて、第2トレー部230の清掃を行ったか否かを判定した。しかし、清掃判定部166は、第2装着センサー158の検知結果に基づいて、トレー部210の清掃を行ったか否かを判定してもよい。第2装着センサー158は、「装着センサー」の一例に相当する。
(7)実施形態1から実施形態3の操作部154は、インジケーターを有してもよい。インジケーターは、動物が排泄したことをユーザーに通知する。インジケーターは、制御部160に制御される。制御部160は、動物が排泄したと排泄判定部163が判定する場合、インジケーターを点灯させる。この結果、ユーザーに動物用トイレ100を清掃するように、促すことができる。
本発明は、動物用トイレの分野に利用可能である。
10 イオン送出部
20 キャビネット
100 動物用トイレ
121 カバー部
156 検知部
157 第1装着センサー(装着センサー)
159 読取部
160 制御部
161 計数部
162 消臭制御部
163 排泄判定部
164 順番判定部
165 期間判定部
166 清掃判定部
167 リセット部
168 識別情報判定部
210 トレー部
220 第1トレー部
230 第2トレー部
D 消臭部
CA 消耗品
S1 第1検知部

Claims (10)

  1. 動物の排泄物を受けるトレー部と、
    前記動物の排泄物に起因する臭気を消臭する消臭部と、
    前記動物の排泄物、または、前記動物を検知する検知部と、
    前記検知部が前記動物の排泄物を検知した回数、または、前記動物を検知した回数を計数して、前記回数を示す計数値を出力する計数部と、
    前記計数値に基づいて、前記消臭部を制御する消臭制御部と
    を備える、動物用トイレ。
  2. 前記消臭制御部は、前記計数値が増加する程、消臭効果が大きくなるように、前記消臭部を制御する、請求項1に記載の動物用トイレ。
  3. 前記動物が排泄をしたか否かを判定する排泄判定部を更に備え、
    前記検知部は、前記トレー部に位置する前記動物を検知する第1検知部を含み、
    前記排泄判定部は、前記第1検知部の検知結果に基づいて、前記動物が排泄をしたか否かを判定し、
    前記計数部は、
    前記動物が排泄した場合、前記計数値を増加させ、
    前記動物が排泄しない場合、前記計数値を増加しない、請求項1または請求項2に記載の動物用トイレ。
  4. 前記第1検知部が前記動物を検知した期間が第1閾値より大きいか否かを判定する期間判定部を更に備え、
    前記排泄判定部は、前記第1検知部が前記動物を検知した期間が前記第1閾値より大きいと前記期間判定部が判定する場合、前記動物が排泄したと判定する、請求項3に記載の動物用トイレ。
  5. 前記検知部は、前記トレー部に接近する前記動物と前記トレー部から離隔する前記動物とを検知する第2検知部を更に含み、
    前記第1検知部と前記第2検知部とが所定の順番で前記動物を検知したか否かを判定する順番判定部を更に備え、
    前記所定の順番は、
    前記第2検知部が前記トレー部に接近する前記動物を検知した後に、前記第1検知部が前記動物を検知し、
    前記第1検知部が前記動物を検知した後に、前記第2検知部が前記トレー部から離隔する前記動物を検知することを示し、
    前記所定の順番で前記動物を検知したことを前記順番判定部の判定結果が示す場合、前記排泄判定部は前記動物が排泄したと判定する、請求項4に記載の動物用トイレ。
  6. 前記検知部は、前記トレー部に接近する前記動物と前記トレー部から離隔する前記動物とを検知する第2検知部を更に含み、
    前記第1検知部と前記第2検知部とが所定の順番で前記動物を検知したか否かを判定する順番判定部を更に備え、
    前記所定の順番は、
    前記第2検知部が前記トレー部に接近する前記動物を検知した後に、前記第1検知部が前記動物を検知し、
    前記第1検知部が前記動物を検知した後に、前記第2検知部が前記トレー部から離隔する前記動物を検知することを示し、
    前記排泄判定部は、
    前記第1検知部が前記動物を検知した期間が前記第1閾値より大きいことを前記第1検知部の検知結果が示すとともに、
    前記所定の順番で前記動物を検知したことを前記順番判定部の判定結果が示す場合、前記排泄判定部は前記動物が排泄したと判定する、請求項4に記載の動物用トイレ。
  7. 前記消臭部は、ファンを更に含み、
    前記動物が前記トレー部に接近したことを前記第2検知部が検知する場合、前記消臭制御部は、前記ファンの出力を第1出力から前記第1出力よりも小さい第2出力に変更する、請求項5または請求項6に記載の動物用トイレ。
  8. 前記期間判定部は、前記第1検知部が前記動物を検知した期間が第2閾値より大きいか否かを判定し、
    前記第2閾値は、前記第1閾値よりも長い期間を示し、
    前記第1検知部が前記動物を検知した期間が前記第2閾値より大きくないと前記期間判定部が判定する場合、前記消臭制御部は、前記ファンの前記出力を前記第2出力から第3出力に変更し、
    前記第3出力は、前記計数値に応じた前記ファンの出力であり、
    前記第1検知部が前記動物を検知した期間が前記第2閾値より大きいと前記期間判定部が判定する場合、前記消臭制御部は、前記ファンの前記出力を前記第2出力から変更しない、請求項7に記載の動物用トイレ。
  9. 前記トレー部を保持する保持部と、
    前記トレー部が前記保持部に装着されたことを検知する装着センサーと、
    前記トレー部の清掃を行ったか否かを判定する清掃判定部と、
    前記計数値をリセットするリセット部と
    を更に備え、
    前記清掃判定部は、前記装着センサーの検知結果に基づいて、前記清掃を行ったか否かを判定し、
    前記清掃を行ったと前記清掃判定部が判定する場合、前記リセット部は、前記計数値をリセットする、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の動物用トイレ。
  10. 前記トレー部は、前記動物の排泄物を受ける消耗品を収容し、
    前記トレー部を保持する保持部と、
    前記消耗品から前記消耗品の識別情報を読み取る読取部と、
    前記読取部が読み取った第1識別情報と第2識別情報とが一致するか否かを判定する識別情報判定部と
    前記計数値をリセットするリセット部と、
    を更に備え、
    前記第1識別情報は、前記トレー部が前記保持部から取り外される前に前記読取部が読み取った前記識別情報を示し、
    前記第2識別情報は、前記トレー部が前記保持部から取り外された後に、前記保持部に前記トレー部が装着された際に前記読取部が読み取った前記識別情報を示し、
    前記第1識別情報と前記第2識別情報とが一致しないと前記識別情報判定部が判定する場合、前記リセット部は、前記計数値をリセットする、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の動物用トイレ。
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