JP2020191561A - 撮像システム、撮像装置、及びそれらの制御方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】さまざまな種類のワークに対応可能でありながら、部品の摩耗を抑制しつつ、スムーズなロボットアーム動作を実現可能な撮像システムを提供する。【解決手段】ロボットアームに取り付けられた撮像装置と、ロボットアームと撮像装置を制御する制御装置とを備える撮像システムであって、制御装置は、撮像装置に対して、ロボットアームの動作状態の情報を通知する通知部を備え、撮像装置は、被写体像を撮像する撮像部と、被写体に対して撮像光学系の焦点を合わせる自動焦点調節部と、自動焦点調節部が、被写体に対して連続的に撮像光学系の焦点を合わせる連続焦点調節動作を行う場合に、通知部により制御装置から通知されたロボットアームの動作状態の情報に基づいて、連続焦点調節動作を変更する変更部と、を備える。【選択図】図2
Description
本発明は、ロボットアームの動作状態に基づいて撮像装置の焦点調節動作を制御する技術に関するものである。
例えば、組立用のロボット等においては、ロボットアームによるワークのピック&プレイス動作をする際に、カメラを用いてロボットを制御することが行われている。この制御は、ロボットアームの手先部に取り付けられたカメラにより、ワークを撮影し、その撮影画像データからワークの位置を検出し、検出位置にロボットアームを移動させてハンドでワークを把持するというものである。
この種のロボット制御装置として、特許文献1には、焦点調節機能、焦点距離調節機能、絞り調整機能等を有する光学系調節手段を有するカメラを備え、ワークを撮影した撮影画像データに基づいて光学系調節手段を制御する装置が記載されている。
また、一般的に、ピック&プレイス動作を行うロボットアームに取り付けられるカメラでは、ティーチング時に各地点(ピック位置、プレイス位置など)でピント合わせを行い、フォーカスレンズ位置を記憶している。そして、実際の運用時に、記憶した位置にフォーカスレンズを移動させることを行っている。
しかしながら、さまざまな種類(高さ)のワークのピック&プレイス動作を行う場合には、ワーク毎にフォーカスレンズ位置を記憶する必要があり、対象のワークが増えるにつれてセッティングに時間がかかるという課題がある。また、ワーク毎にロボットアームからの焦点調節指示によりピント合わせ動作を行おうとすると、その都度焦点調節指示のやり取りが発生し、ピント合わせそのものに時間がかかりスムーズなロボットアーム動作を妨げてしまう。
この問題を解決するためには、例えば、ロボットアームからの焦点調節指示に基づかず、ビデオカメラ等の動画撮影時に行なっているような常時ピント合わせ動作を行うコンティニュアスAF機能を用いる方法が考えられる。
しかしながら、組み立て用ロボットアームなどのように、24時間365日稼働する可能性がある用途に利用されるカメラにおいては、コンティニュアスAFのように常時ピント合わせを行う方法では、部品が摩耗、劣化し、耐久性が低下するという課題がある。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、さまざまな種類のワークに対応可能でありながら、部品の摩耗を抑制しつつ、スムーズなロボットアーム動作を実現可能な撮像システムを提供することである。
本発明に係わる撮像装置は、ロボットアームに取り付けられた撮像装置と、前記ロボットアームと前記撮像装置を制御する制御装置とを備える撮像システムであって、前記制御装置は、前記撮像装置に対して、前記ロボットアームの動作状態の情報を通知する通知手段を備え、前記撮像装置は、被写体像を撮像する撮像手段と、被写体に対して撮像光学系の焦点を合わせる自動焦点調節手段と、前記自動焦点調節手段が、被写体に対して連続的に前記撮像光学系の焦点を合わせる連続焦点調節動作を行う場合に、前記通知手段により前記制御装置から通知された前記ロボットアームの動作状態の情報に基づいて、前記連続焦点調節動作を変更する変更手段と、を備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、さまざまな種類のワークに対応可能でありながら、部品の摩耗を抑制しつつ、スムーズなロボットアーム動作を実現可能な撮像システムを提供することができる。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(第1の実施形態)
<撮像システムの構成>
以下、本発明の第1の実施形態における撮像システムについて説明する。この撮像システムでは、ロボットアームの動作状態に基づいて、ロボットアームに設置された撮像装置の焦点調節制御を行う。
<撮像システムの構成>
以下、本発明の第1の実施形態における撮像システムについて説明する。この撮像システムでは、ロボットアームの動作状態に基づいて、ロボットアームに設置された撮像装置の焦点調節制御を行う。
図1Aは、本発明の第1の実施形態に係わる撮像システムの構成を示すブロック図である。この撮像システムは、撮像装置100と、画像処理コントローラ120と、ロボットアーム130とが通信可能に接続されて構成されている。
撮像装置100には、撮像光学系として、第1の固定レンズ群101、変倍レンズ102、絞り103、第2の固定レンズ群104、フォーカスレンズ105(フォーカスコンペンセータレンズ)が配置されている。変倍レンズ102を光軸に沿う方向に移動することにより変倍を行い、焦点距離を変えることができる。フォーカスレンズ105は、変倍に伴う焦点面の移動を補正する機能とフォーカシングの機能とを兼ね備えている。
ズーム駆動源109は変倍レンズ102を移動させる駆動源である。絞り駆動源110は絞り103を動かすための駆動源である。フォーカシング駆動源111はフォーカスレンズ105を移動させるための駆動源である。ズーム駆動源109、絞り駆動源110、フォーカシング駆動源111は、ステッピングモータ、DCモータ、振動型モータ及びボイスコイルモータ等のアクチュエータにより構成される。
撮像装置100は、さらに撮像素子106、CDS/AGC回路107、カメラ信号処理部108、タイミングジェネレータ112、AF信号処理部113、記憶部115、カメラマイクロコンピュータ114(以下、単にカメラマイコンという)、通信装置116を備える。
撮像素子106は被写体像を光電変換する素子であって、CCDやCMOSセンサなどから構成されている。撮像素子106は行列状に複数の画素部を有する。撮像光学系を通過した光束は撮像素子106の受光面上に結像され、各画素部が有するフォトダイオード(光電変換部)によって入射光量に応じた信号電荷に変換される。各フォトダイオードに蓄積された信号電荷は、カメラマイコン114の指令に従ってタイミングジェネレータ112から与えられる駆動パルスに基づいて信号電荷に応じた電圧信号として撮像素子106から順次読み出される。
撮像素子106は、図6に示すように、撮像面位相差AFを行うために、一つの画素につき2つのフォトダイオードを有している。光束をマイクロレンズで分離し、2つのフォトダイオードに結像させることにより、撮像用とAF用の2つの信号を取り出すことができる。2つのフォトダイオードの信号を加算した信号(A+B)が撮像信号であり、個々のフォトダイオードの信号(A,B)が視差を有するAF用の2つの像信号となる。後述するAF信号処理部113により上記のAF用の2つの像信号に対して相関演算を行い、像ずれ量(デフォーカス量)や各種信頼性情報を算出する。
撮像素子106から読み出された出力信号は、サンプリングし、ゲイン調整するCDS/AGC回路107に入力される。カメラ信号処理部108は、CDS/AGC回路107から出力された画像信号に対して各種の画像処理を施して、画像信号を生成する。第1の実施形態における画像信号は、ロボット制御に用いるための静止画像や動画像の信号である。記憶部115は、カメラ信号処理部108からの画像信号を記憶する。
AF信号処理部113は、CDS/AGC回路107から出力された焦点検出信号(図6で説明した視差を有するAF用の2つの像信号)を用いて相関演算を行う。AF信号処理部113は、相関量(像ずれ量)、デフォーカス量、信頼性情報(二像一致度、二像急峻度、コントラスト情報、飽和情報、キズ情報等)を算出する。算出したデフォーカス量と、信頼性情報をカメラマイコン114へ出力する。また、カメラマイコン114は、取得したデフォーカス量や信頼性情報に基づいて、AF信号処理部113の設定を変更するよう制御する。なお、焦点検出のための相関演算は公知の演算であるため、本実施形態では説明を省略する。
なお、本実施形態では、撮像信号及び2つのAF用像信号の計3つの信号を撮像素子106から取り出しているが、このような方法に限定されない。撮像素子106の負荷を考慮し、例えば撮像信号と1つのAF用像信号の計2つの信号を取り出し、撮像信号とAF用信号の差分を取ることによりもう1つのAF用像信号を生成するようにしてもよい。
カメラマイコン114は、撮像装置100全体の動作の制御を司るとともに、フォーカシング駆動源111を制御してフォーカスレンズ105を移動させるAF制御(自動焦点調節制御)を行う。カメラマイコン114は、AF制御として、図6で説明した撮像面位相差AF方式でのAF制御を行う。また、カメラマイコン114は、ズーム駆動源109を制御して変倍レンズ102を移動させ焦点距離制御を行い、絞り駆動源110を制御して絞り103を動作させ絞り制御を行う。
通信装置116は、画像処理コントローラ120と通信を行うための装置である。画像処理コントローラ120は、撮像装置100への撮影指示、撮影した画像の解析、および各カメラ制御(フォーカス制御、露出制御、焦点距離制御)の指示を行う。また、ロボットアーム130の動作状態やロボットアーム130の位置状態に基づいて被写体までの距離を撮像装置100へ送信(通知)するとともに、カメラの撮影状態の受信等を行う。さらにロボットアーム130への操作指示を行うものである。なお、上記のロボットアーム130の動作状態やロボットアーム130の位置状態は、ロボットアーム130に備えられた各種のセンサの検出値や画像処理コントローラ120からロボットアーム130に送られる指示コマンドなどから判断される。また、データの送受信は、所定の通信プロトコルに準じて行われる。ここでは、あらかじめ各種指示ごとに決められたコマンドを用いてデータの送受信を行う。
画像処理コントローラ120は、CPU121、一次記憶装置122、二次記憶装置123、通信装置124、表示部125、操作部126を備える。CPU121は、画像処理コントローラ120全体を制御する。二次記憶装置123は、ハードディスクなどからなり、CPU121を動かすプログラムを格納する。一次記憶装置122は、RAMなどからなり、二次記憶装置123から読み込まれたプログラムが格納される。通信装置124は、撮像装置100やロボットアーム130と通信を行う。表示部125は撮影画像の表示、対話的な操作のための文字表示などを行う。操作部126は、使用者の操作を受け付ける。
撮像装置100はロボットアーム130に固定されている。ロボットアーム130が動くと、撮像装置100の撮影範囲が変更される。また、ロボットアーム130は、アーム先端のロボットハンドを使って撮影対象物であるワークを把持することができる。CPU131はロボットアーム130全体を制御する。通信装置132は、画像処理コントローラ120と通信を行う。
図1Bは撮像装置100、画像処理コントローラ120、ロボットアーム130の外観を模式的に表した図である。なお、本実施形態では画像処理コントローラ120が親となり、撮像装置100とロボットアーム130に指示を送るものとする。また、図1Bでは、パーソナルコンピュータを画像処理コントローラ120として用いる例を示している。
<フォーカス制御処理>
次に、カメラマイコン114が実行するフォーカス制御処理について説明する。本実施形態では、既に説明したように、撮像面位相差AF方式により、焦点検出信号(視差を有するAF用の2つの像信号)の相関演算を行い、相関量(像ずれ量)からデフォーカス量、信頼性情報を算出する。そして、算出されたデフォーカス量や信頼性情報に基づいて、フォーカスレンズを継続的に(連続的に)移動させてピント合わせを行うコンティニュアスAF動作(連続焦点調節動作)を実行する。
次に、カメラマイコン114が実行するフォーカス制御処理について説明する。本実施形態では、既に説明したように、撮像面位相差AF方式により、焦点検出信号(視差を有するAF用の2つの像信号)の相関演算を行い、相関量(像ずれ量)からデフォーカス量、信頼性情報を算出する。そして、算出されたデフォーカス量や信頼性情報に基づいて、フォーカスレンズを継続的に(連続的に)移動させてピント合わせを行うコンティニュアスAF動作(連続焦点調節動作)を実行する。
図2は、図1におけるカメラマイコン114が実行するフォーカス制御処理を示すフローチャートである。本処理は、カメラマイコン114内に格納されたコンピュータプログラムに従って実行される。また、本処理は、例えば、1フィールド画像(以下、1フレーム、1画面ともいう)を生成するための撮像素子106からの画像信号の読み出し周期(垂直同期期間ごと)で実行される。ただし、垂直同期期間(Vレート)内に複数回繰り返し実行するようにしてもよい。
ここで、詳細は後述するが、本実施形態のフォーカス制御処理の概要について説明する。
本実施形態では、外部装置であるロボットアーム130が動いていない場合は、撮像装置100は、ワークに焦点を合わせ続ける第1のコンティニュアスAF動作を実行する。一方、外部装置であるロボットアーム130が動いている場合は、撮像装置100が撮影している被写体がワークではない可能性があり、被写体自体が存在していない可能性もある。その場合、第1のコンティニュアスAF動作を行うと、サーチ動作に入ったり、全く異なる被写体にAF動作を実行してフォーカスレンズを動かしてしまう。つまり、不要なAF動作により部品の摩耗や劣化を促進させてしまう。そのため、本実施形態では、ロボットアーム130が動いている状態では、第1のコンティニュアスAF動作に比較してコンティニュアスAF動作を制限した第2のコンティニュアスAF動作を実行する。以上が、本実施形態のフォーカス制御処理の概要である。以下、図2のフローチャートに沿って、詳しい動作について説明する。
まず、S201において、カメラマイコン114は、通信装置116を経由して画像処理コントローラ120からのコマンドを受信したか否かを判定する。コマンドを受信した場合(S201でYes)、S202へ移行し、コマンドを受信していない場合(S201でNo)、S210へ移行する。S210への移行後は、前回のコンティニュアスAF動作を継続するための処理を行う。
S202では、カメラマイコン114は、受信したコマンドが、外部装置であるロボットアーム130が動作中か停止中かを示す動作状態の情報を示すコマンドか否かを判定する。ロボットアーム130の動作情報を示すコマンドの場合(S202でYes)、S203においてロボットアーム130が動作中か否かを判定する。そして、ロボットアーム130が動いていると判定された場合(S203でYes)、S204において外部装置の動作中フラグをセットする。一方、S203においてロボットアーム130が停止していると判定された場合(S203でNo)、S205において外部装置の動作中フラグをクリアする。
S206では、後述する第1のコンティニュアスAF動作フラグをクリアし、S208において第2のコンティニュアスAF動作フラグをセットする。そして、S211へ移行し、コンティニュアスAF動作が停止中である場合には、外部装置であるロボットアーム130が動作したので、対象被写体の位置が変化したと考え、コンティニュアスAFを再起動する処理を実行する。一方、S207では、第2のコンティニュアスAF動作フラグをクリアし、S209において第1のコンティニュアスAF動作フラグをセットする。そして、S210へ移行し、前回のコンティニュアスAF動作を継続するための処理を実行する。
S210では、コンティニュアスAF動作が停止中か否かを判定する。コンティニュアスAF動作が停止中の場合(S210でYes)、そのまま処理を終了し、コンティニュアスAF動作が動作中の場合(S210でNo)、S211において第1のコンティニュアスAF動作フラグがセットされているか否かを判定する。
第1のコンティニュアスAF動作フラグがセットされている場合(S211でYes)、第1のコンティニュアスAF動作を実行し(S212)、第1のコンティニュアスAF動作フラグがセットされていない場合(S211でNo)、第2のコンティニュアスAF動作を実行する。
また、S202において、受信したコマンドが、外部装置であるロボットアーム130の動作情報を示すコマンドでない場合(S202でNo)、S214において、静止画撮影コマンドか否かを判定する。静止画撮影コマンドである場合(S214でYes)、静止画撮影を行う際に、コンティニュアスAF動作によりフォーカスレンズ105が動くとブレた画像やピントが合っていない画像が撮影される可能性がある。そのため、S215においてコンティニュアスAF動作を停止して、S210に移行する。S210では、コンティニュアスAF動作が停止中であるため、処理を終了する。S214において静止画撮影コマンドでない場合(S214でNo)、S210へ移行し、前回のコンティニュアスAF動作を継続するための処理を実行する。
<第1のコンティニュアスAF動作>
次に、カメラマイコン114が実行する第1のコンティニュアスAF動作について説明する。図3は、図1におけるカメラマイコン114が実行する第1のコンティニュアスAF動作を示すフローチャートである。
次に、カメラマイコン114が実行する第1のコンティニュアスAF動作について説明する。図3は、図1におけるカメラマイコン114が実行する第1のコンティニュアスAF動作を示すフローチャートである。
S301では、カメラマイコン114は、AF信号が更新されたか否かを判定する。カメラマイコン114がAF信号が更新されていると判定した場合は、S302において、AF信号処理部113で算出されたデフォーカス量を取得する。一方、S301においてAF信号が更新されていないと判定した場合は本フローの処理を終了する。
S303では、カメラマイコン114は、S302において取得したデフォーカス量が所定の深度内で、かつそのデフォーカス量の信頼度レベルが所定のレベルより高く、信頼できるものであるか否かを判定する。カメラマイコン114がデフォーカス量が所定の深度内かつデフォーカス量の信頼度が所定のレベルよりも高いと判定した場合には、S304において合焦停止フラグをONする。合焦停止フラグがONという状態は、合焦位置にフォーカスが制御され、フォーカスの制御を停止すべき状態にあることを示している。一方、カメラマイコン114が、デフォーカス量が所定の深度内かつ信頼度が所定のレベルよりも高いという条件を充たさないと判定した場合には、S306において合焦停止フラグをOFFする。
ここで、デフォーカス量の信頼度レベルは、算出されたデフォーカス量の精度が確かであると判断できる場合に「高」と判定され、ピント位置が存在するであろう方向を示すデフォーカス方向が確かである場合に「中」と判定される。例えば、デフォーカス量の信頼度レベルが「高」の場合とは、AF信号処理部113で算出される二像一致度レベルが所定値以上である場合である。例えば、A像信号、B像信号のコントラストが高く、A像信号とB像信号の形が似ている(二像一致度レベルが高い)状態や、すでに主被写体像に合焦している状態にある場合である。この場合にはデフォーカス量を信頼して制御を行う。
デフォーカス量の信頼度レベルが「中」の場合とは、AF信号処理部113で算出される二像一致度レベルが所定値よりも低いものの、A像信号、B像信号を相対的にシフトさせて得られる相関に一定の傾向があって、デフォーカス方向は信頼できる状態である。例えば、主被写体に対して小ボケしている状態に多い判定である。さらに、カメラマイコン114は、デフォーカス量もデフォーカス方向も信頼できない場合、信頼度レベルを「低」と判定する。例えば、A像信号、B像信号のコントラストが低く、二像一致度レベルも低い状態である。これは、被写体に対して大きくボケている状態のときに多く、デフォーカス量の算出が困難な状態である。
S305では、合焦停止フラグがONである(デフォーカス量が所定の深度内かつデフォーカス量の信頼度が高い)ことを受け、フォーカスを制御するためのレンズ駆動(フォーカスレンズ105の駆動)を停止し、本フローの処理を終了する。
一方、S306において合焦停止フラグをOFFした場合は、S307においてレンズ駆動(フォーカスレンズ105の駆動)を行い、本フローの処理を終了する。レンズ駆動処理の詳細については、図4のフローチャートを用いて後述する。
<レンズ駆動処理>
図4は、図3のS307におけるレンズ駆動処理の詳細を示すフローチャートである。
図4は、図3のS307におけるレンズ駆動処理の詳細を示すフローチャートである。
まず、S401では、カメラマイコン114は、デフォーカス量が得られておりかつ信頼度レベルが高いか否かを判定する。デフォーカス量が得られておりかつ信頼度レベルが高い場合には(S401でYES)、S402においてデフォーカス量に基づいて駆動量、および駆動方向を決定する。
そして、S403において焦点検出のエラーカウント、端カウントをクリアし、本フローの処理を終了する。
S401において、デフォーカス量が得られなかった、または信頼度レベルが高くない場合には(S401でNo)、S404において、カメラマイコン114はエラーカウントが第1のカウントを超えているか否かを判定する。ここで、第1のカウントは、不図示ではあるが、あらかじめ不揮発性のメモリに記憶しておいた値を用いる。本実施形態では、一例として、後述の第2のカウントの2倍以上の値を設定する。
カメラマイコン114が、エラーカウントが第1のカウントよりも小さいと判定した場合には(S404でNo)、S405においてエラーカウントをカウントアップし、処理を終了する。カメラマイコン114が、エラーカウントが第1のカウントよりも大きいと判定した場合には(S404でYes)、S406においてサーチ駆動フラグがONか否かを判定する。
S406において、カメラマイコン114がサーチ駆動フラグがOFFと判定した場合は(S406でNo)、まだ合焦位置のサーチ動作を開始している状態ではない、若しくは、現在サーチしている状態ではない。そこで、S407において、カメラマイコン114はサーチ駆動フラグをONする。そして、S408では、カメラマイコン114はデフォーカスの信頼度レベルが「中」か否かを判定する。
S408においてカメラマイコン114が、信頼度が「中」であると判定した場合(S408でYes)は、S409においてデフォーカス方向を用いて駆動方向を設定し、S411において所定駆動量を設定する。このとき、デフォーカス量の値に基づいてフォーカスレンズ105を駆動させずに、得られたデフォーカス方向にフォーカスレンズ105を所定量駆動させるサーチ駆動を行う。
S408においてカメラマイコン114が、信頼度が「中」ではないと判定した場合(S408でNo)は、S410において、フォーカスレンズ105の駆動方向を、その位置から遠い方の可動端に向かう方向に設定し、S411において所定駆動量を設定する。
なお、S411の所定駆動量は、あらかじめ不揮発性のメモリに記憶されている値を用いればよい。例えば、焦点深度の数倍の距離を駆動量とする。また、駆動量は、焦点距離に応じて変更してもよい。たとえば、焦点距離が長くなる程、駆動量を大きく設定してもよい。なお、このときのサーチ駆動方向は、例えば、現在のフォーカスレンズ105の位置に対して遠い方のレンズ可動端に向かう方向とする。
S406において、カメラマイコン114がサーチ駆動フラグがONであると判定した場合には(S406でYes)、すでに合焦位置のサーチ駆動を実行している状態である。そのため、前回のフォーカス制御を継続して実行する。そして、S412では、カメラマイコン114は、フォーカスレンズ105がレンズ駆動の制限位置であるレンズ可動端にあるか否かを判定し、可動端にある場合には(S412でYes)、S413において、端カウントをカウントアップする。
S414では、カメラマイコン114が、端カウントが所定値を超えたと判定した場合には(S414でYes)、フォーカスレンズ105を至近端から無限遠端まで動作しても確かなデフォーカス量を得ることができなかったことを示す。そのため、カメラマイコン114は、ピントを合わせることができる被写体がないと判断し、S415においてサーチ駆動フラグをOFFし、S416においてレンズ駆動を停止させる。そして、S417において、エラーカウントと端カウントをクリアし、本フローの処理を終了する。
S414において、カメラマイコン114が、端カウントが所定値を超えていないと判定した場合には(S414でNo)、S418において、フォーカス制御に伴うフォーカスレンズ105の駆動方向を現在の駆動方向とは反対の駆動方向に設定する。そして、S411において、所定駆動量を設定する。
<第2のコンティニュアスAF動作>
上記の第1のコンティニュアスAF動作に対して、第2のコンティニュアスAF動作は、外部装置が動作している状態であるために、撮影されている被写体が対象となるワークではない可能性があり、全く異なる被写体をとらえている可能性がある。また、被写体自体が存在していない可能性もある。また、ピック&プレイス動作の場合、ピックしたワークをプレイスするために、ロボットアーム130が目標の場所へ大きく移動している状態である可能性もある。その場合、第1のコンティニュアスAF動作を行うと、サーチ動作に入ったり、全く異なる被写体にAF動作を実行してフォーカスレンズ105を動かしてしまう。その場合、不要なAF動作により、部品の摩耗を促進させてしまうことになる。そのため、第2のコンティニュアスAF動作では、第1のコンティニュアスAF動作に比較してコンティニュアスAF動作を制限する。
上記の第1のコンティニュアスAF動作に対して、第2のコンティニュアスAF動作は、外部装置が動作している状態であるために、撮影されている被写体が対象となるワークではない可能性があり、全く異なる被写体をとらえている可能性がある。また、被写体自体が存在していない可能性もある。また、ピック&プレイス動作の場合、ピックしたワークをプレイスするために、ロボットアーム130が目標の場所へ大きく移動している状態である可能性もある。その場合、第1のコンティニュアスAF動作を行うと、サーチ動作に入ったり、全く異なる被写体にAF動作を実行してフォーカスレンズ105を動かしてしまう。その場合、不要なAF動作により、部品の摩耗を促進させてしまうことになる。そのため、第2のコンティニュアスAF動作では、第1のコンティニュアスAF動作に比較してコンティニュアスAF動作を制限する。
コンティニュアスAF動作を制限する手法としては、第1に、フォーカスレンズの駆動を停止する。これにより、不要なタイミングでのフォーカスレンズの移動を制限することができる。
第2に、図4のS402におけるデフォーカス量に基づくレンズ駆動量の設定において、取得されたデフォーカス量に対して、第1のコンティニュアスAF動作時よりも第2のコンティニュアスAF動作時の方が、レンズ駆動量が小さくなるように設定する。例えば、第1のコンティニュアスAF動作の場合、デフォーカス量に基づく駆動量の0.8倍の駆動量でフォーカスレンズ105を駆動させる。一方、第2のコンティニュアスAF動作の場合、デフォーカス量に基づく駆動量の0.5倍の駆動量でフォーカスレンズを駆動させる。第1のコンティニュアスAF動作時よりも第2のコンティニュアスAF動作時の方が、レンズ駆動量が小さくなるように設定することにより、フォーカスレンズの移動を制限することができる。
第3に、第2のコンティニュアスAF動作の場合、図4のS409およびS410において、駆動方向を設定して合焦位置を探索するためにフォーカスレンズを移動させるサーチ駆動を禁止する。
第4に、第2のコンティニュアスAF動作の場合、第1のコンティニュアスAF動作と比べて、フォーカスレンズ105の駆動速度を遅くする。例えば、第1のコンティニュアスAF動作のフォーカスレンズの駆動速度に対して、第2のコンティニュアスAF動作でのフォーカスレンズの駆動速度を1/2とする。
第5に、第2のコンティニュアスAF動作の場合、第1のコンティニュアスAF動作と比べて、フォーカスレンズを駆動させる周期(処理周期)を長くする。例えば、第1のコンティニュアスAF動作を毎フィールド毎に実行するのに対して、第2のコンティニュアスAF動作はその2倍の周期で実行する。
以上説明したように、本実施形態においては、第1のコンティニュアスAF動作に比較して、第2のコンティニュアスAF動作ではフォーカスレンズの移動を制限する。これにより、外部装置であるロボットアーム130の動作中に、不用意にフォーカスレンズが動いて、不要なAF動作を行うことを軽減し、部品の摩耗を抑制することが可能となる。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態における、カメラマイコン114が実行するフォーカス制御処理を示すフローチャートである。
図5は、第2の実施形態における、カメラマイコン114が実行するフォーカス制御処理を示すフローチャートである。
まず、S501において、カメラマイコン114は、通信装置116を経由して画像処理コントローラ120からのコマンドを受信したか否かを判定する。コマンドを受信した場合(S501でYes)、S502へ移行し、コマンドを受信していない場合(S501でNo)、S510へ移行する。S510への移行後は、前回のコンティニュアスAF動作を継続するための処理を行う。
S502では、カメラマイコン114は、受信したコマンドが、外部装置であるロボットアーム130がどの方向に動いているかを示す動作状態の情報を示すコマンドか否かを判定する。ロボットアーム130の動作情報を示すコマンドの場合(S502でYes)、S503においてロボットアーム130の動く方向(動作方向)が撮像装置100の光軸に沿う方向であるか否かを判定する。ロボットアーム130の動く方向が撮像装置100の光軸に沿う方向ではないと判定された場合(S503でNo)、S504において外部装置の動作中フラグをセットする。一方、S503においてロボットアーム130の動く方向が撮像装置100の光軸に沿う方向であると判定された場合(S503でYes)、S505において外部装置の動作中フラグをクリアする。
S506では、第1のコンティニュアスAF動作フラグをクリアし、S508において第2のコンティニュアスAF動作フラグをセットする。そして、S510へ移行し、前回のコンティニュアスAF動作を継続するための処理を実行する。
一方、S507では、第2のコンティニュアスAF動作フラグをクリアし、S509において第1のコンティニュアスAF動作フラグをセットする。そして、S511へ移行し、ロボットアーム130が光軸に沿う方向に移動したことにより、対象の被写体までの距離が変わり、ピント位置が変わったと判断する。そのため、コンティニュアスAF動作が停止中である場合には、コンティニュアスAFを再起動する処理を実行する。
S510では、コンティニュアスAF動作が停止中か否かを判定する。コンティニュアスAF動作が停止中の場合(S510でYes)、そのまま処理を終了し、コンティニュアスAF動作が動作中の場合(S510でNo)、S511において第1のコンティニュアスAF動作フラグがセットされているか否かを判定する。
第1のコンティニュアスAF動作フラグがセットされている場合(S511でYes)、第1のコンティニュアスAF動作を実行し(S512)、第1のコンティニュアスAF動作フラグがセットされていない場合(S511でNo)、第2のコンティニュアスAF動作を実行する。
また、S502において、受信したコマンドが、外部装置であるロボットアーム130の動作情報を示すコマンドでない場合(S502でNo)、S514において、静止画撮影コマンドか否かを判定する。静止画撮影コマンドである場合(S514でYes)、静止画撮影を行う際に、コンティニュアスAF動作によりフォーカスレンズ105が動くとブレた画像やピントが合っていない画像が撮影される可能性がある。そのため、S515においてコンティニュアスAF動作を停止して、S510に移行する。S510では、コンティニュアスAF動作が停止中であるため、処理を終了する。S514において静止画撮影コマンドでない場合(S514でNo)、S510へ移行し、前回のコンティニュアスAF動作を継続するための処理を実行する。
本実施形態においては、ロボットアーム130がどの方向に移動したかを示す動き情報を受信することにより、コンティニュアスAF動作を変更する。ロボットアーム130が撮像装置100の光軸に沿う方向に移動した場合には、ワークまでの距離が変わりピント位置が変化したと判断し、第1のコンティニュアスAF動作を実行する。
一方、ロボットアーム130が撮像装置100の光軸に沿う方向に移動していない場合には、ワークまでの距離変化はないため、ピント位置が変化することはないと判断する。そして、第1のコンティニュアスAF動作よりもAF動作を制限した第2のコンティニュアスAF動作を実行する。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、ロボットアームの動きに対して、不用意にフォーカスレンズが動いて、不要なAF動作を行うことを軽減し、部品の摩耗を抑制することが可能となる。
<第3の実施形態>
第1及び第2の実施形態の構成においては、AF信号処理部113は撮像面位相差AFに対応する制御を行うものとして説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。本実施形態では、CDS/AGC回路107からの全画素の出力信号のうち、焦点検出に用いられる領域の信号のみを通すAFゲートを通過した信号から高周波成分や輝度差成分(AFゲートを通過した信号の輝度レベルの最大値と最小値の差分)等を抽出してAF評価値信号を生成する。AF評価値信号は、カメラマイコン114に入力される。AF評価値信号は、撮像素子106から出力される映像信号の鮮鋭度(コントラスト状態)を表すものであるが、鮮鋭度は撮像光学系の焦点状態によって変化するので、結果的にAF評価値信号は撮像光学系の焦点状態を表す信号となる。
第1及び第2の実施形態の構成においては、AF信号処理部113は撮像面位相差AFに対応する制御を行うものとして説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。本実施形態では、CDS/AGC回路107からの全画素の出力信号のうち、焦点検出に用いられる領域の信号のみを通すAFゲートを通過した信号から高周波成分や輝度差成分(AFゲートを通過した信号の輝度レベルの最大値と最小値の差分)等を抽出してAF評価値信号を生成する。AF評価値信号は、カメラマイコン114に入力される。AF評価値信号は、撮像素子106から出力される映像信号の鮮鋭度(コントラスト状態)を表すものであるが、鮮鋭度は撮像光学系の焦点状態によって変化するので、結果的にAF評価値信号は撮像光学系の焦点状態を表す信号となる。
カメラマイコン114は、このAF評価値信号を用いるTV−AF方式でのAF制御(以下、単に「TV−AF」という)を行ってコンティニュアスAF動作を実現してもよい。TV−AF方式とは上記のようなコントラスト検出により焦点検出を行う焦点検出方式である。
この場合も第1及び第2の実施形態と同様に、第2のコンティニュアスAF動作では、第1のコンティニュアスAF動作に比較して、不要なフォーカスレンズの移動を制限する。より具体的には、AF動作の停止、サーチ動作の禁止、フォーカスレンズの駆動量や駆動速度の低減、駆動周期を長くする等により、フォーカスレンズの移動を制限する。これにより、部品の摩耗を抑制することが可能となる。
なお、上記の実施形態では、画像処理コントローラ120は、ロボットアーム130と別々の構成としていたが、ロボットアーム130内に画像処理コントローラ120が搭載されている構成でもよい。
また、ロボットアーム130の動作情報は、予め決められた所定量以上移動した場合に、制御部に通知するようにしてもよい。これは、ワークに対してピックする際の少しの動きでAF動作が開始されてしまわないようにするためである。
<本発明の実施形態による利点>
以上説明したように、本発明の各実施形態では、ロボットアームにコンティニュアスAF機能を有するカメラを搭載した場合に、ロボットアームの動作状態に基づいてコンティニュアスAF動作を変更する。
以上説明したように、本発明の各実施形態では、ロボットアームにコンティニュアスAF機能を有するカメラを搭載した場合に、ロボットアームの動作状態に基づいてコンティニュアスAF動作を変更する。
ロボットアームが動作中の場合、もしくはロボットアームが光軸に沿う方向に移動していない場合には、不用なフォーカスレンズの移動を制限する。さらには、その動作状態に応じて、コンティニュアスAF動作の再起動を行う。
このように、ロボットアームの動作状態に基づいてコンティニュアスAF動作の制御を制限することにより、不要なタイミングでのフォーカスレンズの移動を制限することができる。これにより、部品の摩耗を抑制し耐久性を向上させつつ、カメラ制御時間の短縮を図りスムーズなロボット制御を実現することが可能となる。
(他の実施形態)
また本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現できる。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現できる。
また本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現できる。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現できる。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
100:撮像装置、105:フォーカスレンズ、106:撮像素子、108:カメラ信号処理部、114:カメラマイクロコンピュータ、116:通信装置、120:画像処理コントローラ、130:ロボットアーム
Claims (18)
- ロボットアームに取り付けられた撮像装置と、前記ロボットアームと前記撮像装置を制御する制御装置とを備える撮像システムであって、
前記制御装置は、
前記撮像装置に対して、前記ロボットアームの動作状態の情報を通知する通知手段を備え、
前記撮像装置は、
被写体像を撮像する撮像手段と、
被写体に対して撮像光学系の焦点を合わせる自動焦点調節手段と、
前記自動焦点調節手段が、被写体に対して連続的に前記撮像光学系の焦点を合わせる連続焦点調節動作を行う場合に、前記通知手段により前記制御装置から通知された前記ロボットアームの動作状態の情報に基づいて、前記連続焦点調節動作を変更する変更手段と、を備える、
ことを特徴とする撮像システム。 - 前記変更手段は、前記ロボットアームの動作状態の情報に基づいて、前記連続焦点調節動作を制限するか否かを変更することを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。
- 前記変更手段は、前記ロボットアームの動作状態が動作中である場合には、前記連続焦点調節動作を制限することを特徴とする請求項2に記載の撮像システム。
- 前記ロボットアームの動作状態の情報は、前記ロボットアームの動作方向を示す情報も含み、前記変更手段は、前記ロボットアームの動作方向が前記撮像装置の光軸に沿う方向でない場合には、前記連続焦点調節動作を制限することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像システム。
- 前記変更手段は、前記ロボットアームの動作状態が動作中であり、かつ前記自動焦点調節手段による連続焦点調節動作が停止中の場合には、前記自動焦点調節手段による連続焦点調節動作を再起動することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像システム。
- 前記自動焦点調節手段は、前記連続焦点調節動作が制限された場合には、前記撮像光学系に配置されたフォーカスレンズの駆動を停止することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像システム。
- 前記自動焦点調節手段は、前記連続焦点調節動作が制限された場合には、前記連続焦点調節動作が制限されない場合に比べて、前記撮像光学系に配置されたフォーカスレンズの駆動量を変更することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像システム。
- 前記自動焦点調節手段は、前記連続焦点調節動作が制限された場合には、前記連続焦点調節動作が制限されない場合に比べて、前記撮像光学系に配置されたフォーカスレンズの駆動量を小さくすることを特徴とする請求項7に記載の撮像システム。
- 前記自動焦点調節手段は、前記連続焦点調節動作が制限された場合には、前記撮像光学系に配置されたフォーカスレンズの合焦位置を探索するサーチ駆動を禁止することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像システム。
- 前記自動焦点調節手段は、前記連続焦点調節動作が制限された場合には、前記連続焦点調節動作が制限されない場合に比べて、前記撮像光学系に配置されたフォーカスレンズの駆動速度を変更することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像システム。
- 前記自動焦点調節手段は、前記連続焦点調節動作が制限された場合には、前記連続焦点調節動作が制限されない場合に比べて、前記撮像光学系に配置されたフォーカスレンズの駆動速度を遅くすることを特徴とする請求項10に記載の撮像システム。
- 前記自動焦点調節手段は、前記連続焦点調節動作が制限された場合には、前記連続焦点調節動作の処理周期を変更することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像システム。
- 前記自動焦点調節手段は、前記連続焦点調節動作が制限された場合には、前記連続焦点調節動作が制限されない場合に比べて、前記連続焦点調節動作の処理周期を長くすることを特徴とする請求項12に記載の撮像システム。
- ロボットアームに取り付けられた撮像装置であって、
被写体像を撮像する撮像手段と、
被写体に対して撮像光学系の焦点を合わせる自動焦点調節手段と、
前記ロボットアームの動作状態の情報を受信する受信手段と、
前記自動焦点調節手段が、被写体に対して連続的に前記撮像光学系の焦点を合わせる連続焦点調節動作を行う場合に、前記受信手段により受信した前記ロボットアームの動作状態の情報に基づいて、前記連続焦点調節動作を変更する変更手段と、
を備えることを特徴とする撮像装置。 - ロボットアームに取り付けられた撮像装置と、前記ロボットアームと前記撮像装置を制御する制御装置とを備える撮像システムを制御する方法であって、
前記制御装置が、前記撮像装置に対して、前記ロボットアームの動作状態の情報を通知する通知工程と、
前記撮像装置が、被写体に対して連続的に撮像光学系の焦点を合わせる連続焦点調節動作を行う場合に、前記通知工程において通知された前記ロボットアームの動作状態の情報に基づいて、前記連続焦点調節動作を変更する変更工程と、
を有することを特徴とする撮像システムの制御方法。 - ロボットアームに取り付けられた撮像装置を制御する方法であって、
被写体に対して撮像光学系の焦点を合わせる自動焦点調節工程と、
前記ロボットアームの動作状態の情報を受信する受信工程と、
前記自動焦点調節工程において、被写体に対して連続的に前記撮像光学系の焦点を合わせる連続焦点調節動作を行う場合に、前記受信工程において受信した前記ロボットアームの動作状態の情報に基づいて、前記連続焦点調節動作を変更する変更工程と、
を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。 - 請求項15または16に記載の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
- 請求項15または16に記載の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019096247A JP2020191561A (ja) | 2019-05-22 | 2019-05-22 | 撮像システム、撮像装置、及びそれらの制御方法、プログラム、記憶媒体 |
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