JP2020190371A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】被加熱物の重量を正確に検出する加熱調理器を提供する。【解決手段】被調理物を入れて加熱するための加熱室28と、前記被調理物を載置するためのテーブルプレートと24、加熱室28の下方に設けテーブルプレート24を支持して重量を検出する重量検出手段25と、加熱室28を密閉にして前記被加熱物を出し入れする時に開閉するドア2と、ドア2の開閉を検知するドア開閉検知手段70と、データを記憶するメモリー機能508と、重量検出手段25の検出した重量をメモリー機能508に記憶する制御手段151とを備え、制御手段151は、ドア開閉検知手段70がドア2の開成を検知したとき、重量検出手段25の検出した重量をメモリー機能508に記憶してあるデータに上書きして更新するものである。【選択図】 図8

Description

本発明は、加熱調理器に関するものである。
従来、加熱調理器に搭載されている重量センサは、経時変化、振動や使用回数によって基準点、つまり被加熱物を載せていない状態の「0点」がずれる不具合が発生し、この不具合を無くする調節(0点調節)を定期的に行うことが必要なことが知られている。また、この重量センサの調節は、被加熱物の自由量を検出する時と同じ温度の時に行う必要が有ることも知られている。
以上の知られている中で、下記の特許文献に、この調節を行うタイミングが各々公開されている。
特許文献1では、マグネトロン駆動にともなう加熱調理後に、ドアが開けられたのを判断し、重量の変化で被加熱物が取り去られたことを確認した時の検出重量を0点とする基準データとして更新することが公開されている。
特許文献2では、オーブン加熱の開始時に重量検出装置の0点情報を更新し次回の被加熱物の重量を正確に検出することが公開されている。
特開平05−39928号公報 特開平08−270960号公報
特許文献1と2ともに、実施した調節は、次回に被加熱物の重量を正確に検出するための0点(基準データ)として使用されるものである。
しかし、次回使用されるまで放置されることで発生する経時変化で、「0点」のずれが発生する不具合に対して解決できていない課題がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、被調理物を入れて加熱するための加熱室と、前記被調理物を載置するためのテーブルプレートと、前記加熱室の下方に設け前記テーブルプレートを支持して重量を検出する重量検出手段と、前記加熱室を密閉にして前記被加熱物を出し入れする時に開閉するドアと、該ドアの開閉を検知するドア開閉検知手段と、データを記憶するメモリー機能と、前記重量検出手段の検出した重量を前記メモリー機能に記憶する制御手段とを備え、該制御手段に供給される電力は、待機時に低減あるいは遮断されるようになっており、前記制御手段は、前記待機時の後に前記ドア開閉検知手段が前記ドアの開成を検知したとき、前記重量検出手段の検出した重量を前記メモリー機能に記憶してあるデータに上書きして更新すると共に、前記重量検出手段の検出した重量に基づいて前記被調理物を加熱するものである。
本発明は、加熱調理器を使用する前に「0点調節」を行うことで、加熱する被加熱物の重量を正確に検出することができる。
本発明の加熱調理器の本体を前方側から見た斜視図である。 図1のA−A断面図である。 本発明の加熱調理器の本体から外枠を取り外した状態を前方側から見た斜視図である。 同加熱調理器の本体から外枠を取り外した状態で後方側から見た斜視図である。 同加熱調理器の底面を左前方より見た斜視図である。 同加熱調理器の本体から外枠と底板を取り外した状態を、本体底面側の左前方より見た斜視図である。 本発明の加熱調理器の制御手段を表わしたブロック図である。 本発明の「0点調節」の制御手順を表したフローチャートである。
以下に、本発明の具体的内容について上記した図1から図8の図面を参照しながら詳細に説明する。
加熱調理器の本体1は、上下左右と奥に壁を備える加熱室28の中に加熱する被調理物を入れ、マイクロ波やヒータ,水蒸気の熱を使用して被調理物を加熱調理する。
ドア2は、加熱室28の内部に被調理物を出し入れするために開閉するもので、ドア2を閉めることで加熱室28を密閉状態にし、被調理物を加熱する時に使用するマイクロ波の漏洩を防止し、熱を封じ込め、効率良く加熱することを可能とする。
取っ手9は、ドア2に取り付けられ、ドア2の開閉を容易にするもので、手で握りやすい形状になっている。
ガラス窓3は、加熱中の被加熱物の状態が確認できるようにドア2に取り付けられ、ヒータ等の発熱による高温に耐えるガラスを使用している。
70はドア開閉検知手段で、加熱室28の側面の外側に取り付けられている。
入力手段71は、ドア2の前面下側の操作パネル4に設けられ、マイクロ波で被調理物を加熱するレンジ加熱手段77、加熱室28の加熱室上面28eの外側に設けたヒータで被調理物を加熱するグリル加熱手段12、水蒸気により被調理物を加熱する水蒸気発生手段43、加熱室奥壁面28bに上方と下方に熱風ヒータ14a,14bなどを設けた熱風ユニット11によって発生する熱風で加熱室28を加熱するオーブン加熱手段などの加熱手段を選択し、加熱する時間等の調理条件や自動メニューを入力するための操作部6と、操作部6から入力された内容や調理の進行状態を表示する表示部5とで構成される。
水タンク42は、水蒸気を作るのに必要な水を溜めておく容器であり、本体1の前面下側に設けられ、本体1の前面の水タンク保持部材53から着脱可能な構造とすることで給水および排水が容易にできるようになっている。
外枠7は、加熱調理器の本体1の上面と左右側面を覆うキャビネットである。
後板10は、前記したキャビネットの後面を形成するものであり、上部に外部排気ダクト18が取り付けられ、前記外部排気ダクト18の取り付けられる内側に、被調理物から排出した蒸気や本体1の内部の部品を冷却した後の冷却風(廃熱)を排出する排気孔37が設けられている。
また、外部排気ダクト18は、排気孔37を通過した風を本体1の外に排出するもので、排気は外部排気ダクト18の外部排気口8から排出し、排気の排出方向は本体1の上部方向で且つ前面側に排気する。排気の排出方向を上部方向で且つ前面側に向けることで、背面を壁面に寄せた時でも排気によって壁面を汚すことがない。
機械室20は、加熱室底面28aと本体1の底板21との間の空間部に設けられ、底板21上には食品を加熱するためのマグネトロン33,マグネトロン33を接続した導波管47,制御基板23,その他、後述する各種部品、これらの各種部品を冷却する冷却手段50等が取り付けられている。
加熱室28の左右側面、例えば加熱室左側面28cには棚上段27a、棚中段27b、棚下段27cからなる棚27を設け、調理によって使用する各種の加熱皿を載せる。
加熱室底面28aは、略中央部が凹状に窪んでおり、その中に回転アンテナ26が設置され、マグネトロン33より放射されるマイクロ波は、導波管47,回転アンテナ駆動手段46の出力軸46aが貫通する結合穴47aを通して回転アンテナ26の下面に流入し、回転アンテナ26で拡散されて加熱室28内に放射される。回転アンテナ26は、回転アンテナ駆動手段46の出力軸46aに連結されている。回転アンテナ駆動手段46には回転アンテナ26の位置を検出するアンテナ位置検出手段(図示せず)を備える。
加熱室28の後部には熱風ユニット11が取り付けられ、熱風ユニット11は加熱室奥壁面28bの外側の後部側に熱風ケース11aを設け、加熱室奥壁面28bと熱風ケース11aとの間に熱風ファン32とその外周側に位置するように熱風ヒータ14a、および14bを設け、熱風ケース11aの後側に熱風モータ13を取り付け、そのモータ軸を熱風ケース11aに設けた穴を通して熱風ファン32と連結している。
そして、熱風ユニット11は加熱室奥壁面28bに設けた空気の通り道となる熱風吸気孔31と熱風吹出し孔30を通して連通し、熱風ケース11a内の熱風ファン32を熱風モータ13により回転することで、加熱室28と熱風ユニット11との空気を循環し、熱風ヒータ14a、および14bで循環する空気を加熱することで加熱室28の被加熱物を加熱する。
また、熱風ユニット11の代わりに、加熱室28の上面と下面にヒータを設けて加熱室28を加熱しても良い。
加熱室上面28eの外側には、ヒータよりなるグリル加熱手段12が取り付けられている。グリル加熱手段12は、マイカ板にヒータ線を巻き付けて平面状に形成し、加熱室上面28eの外側に押し付けて固定し、加熱室上面28eを加熱して加熱室28内の被調理物を輻射熱によって焼くものである。
また、加熱室底面28aには、複数個の重量検出手段25、例えば前側左右に右側重量センサ25a,左側重量センサ25b,後側中央に奥側重量センサ25cが設けられ、重量検出手段25はテーブルプレート24を支持し、重量を検出する。
テーブルプレート24は、被加熱物(食品)を載置するためのもので、ヒータ加熱とマイクロ波加熱の両方に使用できるように耐熱性を有し、かつ、マイクロ波の透過性が良く、衛生面でも問題がない磁器等の材料で成形されている。
加熱室28の後部上方には、加熱室28内の温度を検出する温度検出手段a85が設けられている。温度検出手段a85は、グリル加熱手段12及び熱風ユニット11の熱風吹出し孔30から加熱室28内に吹出される熱風の影響を直接受けない位置に設けられている。
また、加熱室28の後部上方には、被加熱物の温度を赤外線で検出する赤外線センサ部Eが設けられている。
スチームユニット43aは水蒸気発生手段43とポンプ手段87により成る。
水蒸気発生手段43は、加熱室左側面28cの外側面に取り付けられ、水蒸気を噴出するスチーム噴出口44は加熱室28内に臨ませている。
また、水蒸気発生手段43は、アルミの鋳造で作られ、鋳造時にボイラー加熱手段89であるシーズヒータを一体となるように埋め込んでいる。そのヒータの消費電力は600W前後と大きく、水蒸気発生手段43は短時間で水を沸騰できる温度に加熱することができる。
水蒸気発生手段43への水の供給は、ポンプ手段87を駆動することによって水タンク42からパイプ45を通してポンプ手段87へ供給され、パイプ40を通って水蒸気発生手段43に供給され、水蒸気発生手段43で加熱されて沸騰し、水蒸気となってスチーム噴出口44から加熱室28へ噴出する。
温度検出手段b88は、水蒸気発生手段43の温度を検出するもので、その検出結果を後述する制御手段151に伝え、ボイラー加熱手段89やポンプ手段87を制御する。
ポンプ手段87は、水タンク42の水を水蒸気発生手段43まで汲み上げるもので、ポンプとポンプを駆動するモータで構成される。水蒸気発生手段43への給水量の調節はモータに供給する電力のON/OFFの比率で決定する。
次に、加熱調理器のシステムの動作について説明する。
電源76は、加熱調理器の本体1を動作させるためのものである。
熱風ユニット11は、熱風吸気孔31と熱風吹出し孔30を備える加熱室奥壁面28b外側に設けた熱風ケース11aの後側に熱風モータ13を備え、熱風ケース11aの穴を通してそのモータ軸に熱風ファン32を設け、熱風ファン32の外周側に熱風ヒータ14a、および14bを設け、加熱室28に熱風を循環して供給する。
レンジ加熱手段77は、マグネトロン33とマグネトロン33を駆動するための電源を作るインバータ回路を搭載したインバータ基板22である。インバータ回路は入力手段71より入力された加熱パワーに応じた電源を作りマグネトロン33に供給する。
グリル加熱手段12は、加熱室28の天面の裏側に設けられたヒータよりなり、加熱室28の加熱室上面28eを加熱して加熱室28内の被調理物を輻射熱によって焼くものである。
回転アンテナ駆動手段46は、回転アンテナ26を駆動するためのモータである。
重量検出手段25は、テーブルプレート24に載置された被調理物の重量を測定するものである。
温度検出手段a85は、加熱室28に取り付けられ、加熱室28内の温度を検出し、制御手段151によってグリル加熱手段12のヒータの電力を調整するものである。
赤外線センサ部Eは被調理物の赤外線を検出して温度情報を制御手段151に送る。
スチームユニット43aは水蒸気発生手段43とポンプ手段87により成り、水蒸気発生手段43は、水を加熱するヒータからなるボイラー加熱手段89と、水蒸気発生手段43の温度を検出する温度検出手段b88から構成し、制御手段151は温度検出手段b88の検出結果からボイラー加熱手段89やポンプ手段87を制御する。
71は入力手段で、ここでは、操作部6と表示部5を示す。
70はドア開閉検知手段で、ドア2の開閉状態を検知して後述する制御手段151へ伝達する。また、ドア2の開成時に接点を閉塞して電源76から制御手段151へ電力を供給するもので、ドア開閉検知手段70を介して制御手段151への電力の供給は後述する電力供給手段78の動作に影響を受けることはない。
78は電力供給手段で、後述する制御手段151の制御に基づき、電源76から制御手段151へ電力の供給を制御するものである。制御手段151は、加熱調理の終了後、ドア2が閉成して待機状態が特定の時間経過した後、電力供給手段78に電力の供給を断たせ、電力の供給が断たれた後に電力の供給が再開した時に電力供給手段78に電力の供給を再開させる。
151は制御手段で、制御基板23に搭載され、入力手段71から入力のあった内容に従い、被加熱物を加熱調理するように動作させるもので、各検知手段から被加熱物の状態や加熱室の状態を検知し、その後各加熱手段や駆動手段を必要に応じて動作させるものである。
また、制御手段151は、待機時の消費電力を削減するために、加熱調理終了後にドア開閉検知手段70がドア2の閉成を検知してから特定時間が経過すると待機時消費電力オフ機能が働き、電力供給手段78へ電力の供給を断つ指示を出すことで制御手段151への電力が断たれる。そして、電力が断たれている時に、ドア開閉検知手段70がドア2の開成を検知すると、ドア開閉検知手段70を経由して制御手段151に電力が供給されて制御手段151は動作を始める。制御手段151が動作を始めると、電力供給手段78へ電力の供給を再開させることで制御手段151はドア2の開閉に関係なく安定した電力の供給を受けて後述する「0点調節」の工程へ移行する。なお待機時消費電力オフ機能が働く前に続けて加熱調理が行われたときには、この「0点調節」の工程への移行はない。
待機時消費電力オフ機能について説明する。
待機時消費電力オフ機能は、加熱調理器が使用されていない状態が特定の時間が経過した後、制御手段等への電力の供給を断ち、加熱調理器での消費電力を無くする(少なくする)機能である。そのため、待機時消費電力オフ機能が働くと制御手段151は時計機能が動作できなくなる。記憶しておきたいデータも失わないように、待機時消費電力オフ機能が働いて電力が断たれる前に不揮発性メモリーからなるメモリー機能508に記憶して、電力の供給が開始された時にメモリー機能508より記憶したデータを読み込んで使用する。前述した制御手段等への電力の供給を断つ方法としては、電源76の電源供給ラインの間に電力開閉手段78を設ける方法と、電力開閉手段78を設けずに制御手段151の動作をドア開閉検知手段70の検知など最低限とすることで消費電力を低減する方法もある。
照明ユニット36は、制御手段151によって制御されて、加熱調理中に発光して加熱室28内を明るく照らすものである。
次に、制御手段151によって被加熱物の重量の検出方法と「0点調節」について説明する。
被加熱物の重量の測定は、重量検出手段46に載置されているテーブルプレート24に被加熱物を載置して測定する。そのためテーブルプレート24の重量を風袋引きする必要が有る。風袋引きは、重量検出手段46にテーブルプレート24を載置した状態で検出した重量を基準となる「0点」と定めている。そして被加熱物の重量の検出は、重量検出手段46に載置されているテーブルプレート24に被加熱物を載置した状態で検出した重量から「0点」と定めた重量を引くことで被加熱物の重量を検出している。
この「0点」と定めた重量は後述するメモリー機能508に記憶し、前述した待機時消費電力オフ機能が働いて制御手段151への電力の供給が断たれた時でも「0点」の値を記憶できるようにしている。
また、重量検出手段25を構成しているバネ材は、常にテーブルプレート24を載置した状態による経時変化や使用回数を重ねることで、同じ前記テーブルプレート24を載置した状態でも検出する重量の値にずれが生じる。そのため、一度「0点」の値を記憶した後、重量検出手段25に経時変化とうによって検出値がずれた状態で被加熱物の重量を検出すると、重量検出手段25のずれた分だけ被加熱物の重量が真の値より重く、もしくは軽く検出される。そこで、記憶している「0点」となる重量を定期的に更新することで、重量検出手段25を構成しているバネ材の経時変化や使用回数を重ねることで生じるずれを補正し、常に被加熱物の重量を正確に検出できるようにしている。この「0点」の重量を更新することを「0点調節」と呼ぶ。
また、「0点調節」の実施する時と被加熱物の重量を検出する時の重量検出手段25の温度にも注意が必要である。重量検出手段25を構成しているバネ材などには、温度に依存した特性があるため、「0点調節」の実施する時と被加熱物の重量を検出する時は重量検出手段25の温度を同じ状態に保つ必要が有る。
そこで、「0点調節」の実施する時と被加熱物の重量の検出する時の重量検出手段25の温度を略室温と定めている。
被加熱物を加熱調理する時の被加熱物の重量の検出は、加熱調理開始の操作を行った直後に加熱手段の動作する前(もしくは加熱手段の動作とほぼ同時)に検出を行うことで、重量検出手段25の雰囲気温度が上昇する前に被加熱物の重量の検出を終わらしている。被加熱物の重量の検出は約5秒以内と短時間に完了するので加熱手段の動作と同時でも加熱手段の発する熱的な影響を受けることは無い。
次に、「0点調節」の実施は、重量検出手段25の雰囲気温度が常温となり、重量検出手段25が雰囲気温度に十分に馴染んでいる時に「0点調節」を実施できるようにしている。具体的には、本加熱調理器の温度が最大温度で使用されたと仮定し、重量検出手段25の雰囲気温度が略常温まで低下し、重量検出手段25がその低下した雰囲気温度に十分に馴染む時間(以後冷却時間と呼ぶ)を事前に確認し、この冷却時間の間は「0点調節」を実施できないようにしている。そしてこの冷却時間は各々の型式によって最大加熱温度の違い、加熱室28の断熱構造の違い、加熱後に冷却手段50を動作させることが可能な機種によって異なり、ここでは、説明の一例として冷却時間を30分と仮定して以下説明する。
しかし、この冷却時間と待機時消費電力オフ機能が働くまでの経過時間を比べ、冷却時間の方が長い場合は、冷却時間の間に待機時消費電力オフ機能が働いて制御手段151への電力の供給が断たれ前記冷却時間を測定することができなくなる。そこで待機時消費電力オフ機能が働くまでの特定の時間を前述した冷却時間とすることで待機時消費電力オフ機能が働いた時、重量検出手段25の温度は略室温に下がった判断できる。その後、ドア2の開成により制御手段151へ電力の供給が再開した時は、待機時消費電力オフ機能が働いた時点で重量検出手段25の温度が略常温まで下がったと制御手段151は判断できる。この時、電源コードが電源コンセントより抜かれて制御手段151への電力の供給が断たれたのと、待機時消費電力オフ機能が働いて制御手段151への電力の供給が断たれたのとを判別できるように待機時消費電力オフ機能が働く直前にメモリー機能508にその旨を記憶し、制御手段151への電力の供給が再開されたときに待機時消費電力オフ機能が働いたか否かを前記メモリー機能508に確認してもよい。
本発明当時は、待機時消費電力オフ機能が働くまでの時間を約10分と設定されている製品が多く、本発明で示す例としては冷却時間を待機時消費電力オフ機能が働くまでの時間とするので約30分とする。
次に「0点調節」の工程について説明する。
行程507aは「0点調節」の開始を示すもので、ドア2が閉成して待機状態となった後、ドア2が開成されドア開閉検知手段70を介して制御手段151に電力を供給して制御手段151の動作を開始する工程で、動作を開始して次工程507bへ移行する。
なお、制御手段151は、電源コードが電源コンセントより抜かれて制御手段151への電力の供給が断たれたのか、待機時消費電力オフ機能が働いて制御手段への電力の供給が断たれたのかを判別できるように待機時消費電力オフ機能が働く直前にメモリー機能508にその旨を記憶し、直前の動作として待機時消費電力オフ機能が働いて制御手段151への電力の供給が断たれたと判断できた時に工程507bへ移行し、待機時消費電力オフ機能が働いたことを確認できないときは「0点調節」を中止してもよい。
行程507b、507cは「0点」を検出してメモリー機能508に記憶している「0点」の重量を更新する工程である。行程507bで重量検出手段25により重量を検出し、工程507cでは検出した重量が現在メモリー機能508に記憶されている「0点」の重量と比べ特定の重量範囲に収まっているかを確認する工程である。行程507cで比べた結果、特定の重量範囲に収まらない場合は行程507dへ移行して「0点調節」を中止し、特定の重量範囲に収まる場合は行程507eへ移行する。
具体的には行程507cによる確認は、例えば前記特定の重量範囲に収まらない軽い例としてテーブルプレート24が重量検出手段46に載置されていない場合が考えられる。また前記特定の重量範囲に収まらない重い例としてテーブルプレート24に既に被加熱物等が載置されている場合、または重量検出手段46の故障などの場合である。その場合は「0点調節」を実施しないものである。
行程507eは行程507bで検出した重量を「0点」としてメモリー機能508に記憶している「0点」の重量値を上書きして更新する工程である。
この上書きされてメモリー機能508に記憶された「0点」の重量値は、次回以降、加熱を開始する操作が行される毎に、メモリー機能508から読み出されて被加熱物の重量の正確な検出に用いられる。
「0点調節」は、ドア2を開成した後わずか約5秒以内に終了するため、使用者は特に「0点調節」を意識する必要は無い。
使用者が、ドア2を開成した後、用意してある被加熱物を加熱室28のテーブルプレート24に載置して入力手段71より加熱調理を行うための設定を行い、それにより、加熱を開始する操作が行されると、メモリー機能508に更新されて記憶された「0点調節」実施の重量を用いて、被加熱物の重量を正確に検出して加熱調理が開始される。
本実施例は、以上の構成からなり、電源投入直後に「0点調節」を実施することで、経時変化による「0点」のずれを解消できる。
2 ドア
5 表示部
6 操作部
23 制御基板
24 テーブルプレート
25 重量検出手段
28 加熱室
70 ドア開閉検知手段
71 入力手段
76 電源
85 温度検出手段a
502 冷却手段
503 冷却ファン

Claims (1)

  1. 被調理物を入れて加熱するための加熱室と、
    該加熱室で前記被調理物を載置するテーブルプレートと、
    前記加熱室の下方に設け前記テーブルプレートを支持して重量を検出する重量検出手段と、
    前記加熱室を密閉にして前記被加熱物を出し入れする時に開閉するドアと、
    該ドアの開閉を検知するドア開閉検知手段と、
    データを記憶するメモリー機能と、
    前記重量検出手段の検出した重量を前記メモリー機能に記憶する制御手段とを備え、
    該制御手段に供給される電力は、待機時に低減あるいは遮断されるようになっており、
    前記制御手段は、
    前記待機時の後に前記ドア開閉検知手段が前記ドアの開成を検知したとき、
    前記重量検出手段の検出した重量を前記メモリー機能に記憶してあるデータに上書きして更新すると共に、前記重量検出手段の検出した重量に基づいて前記被調理物を加熱することを特徴とする加熱調理器。
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