JP2020188874A - 吸収性物品、及び吸収性物品の製造方法 - Google Patents

吸収性物品、及び吸収性物品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】胴回り開口部の端部の審美性を保持しつつ、コスト削減を図ることができる吸収性物品を提供すること。【解決手段】吸収性本体(10)と、腹側帯部材(20)と、背側帯部材(30)とを有し、腹側及び背側帯部材(20、30)のうちの一方の帯部材は、第1シート(21)と第2シート(22)とを有し、他方の帯部材は、第3シート(31)と第4シート(32)とを有し、各シート(21、22、31、32)は、腹側及び背側帯部材(20,30)の左右方向の両端部(20e、30e)で接合されている吸収性物品(1)であり、腹側及び背側帯部材(20、30)の伸長状態において、第1シート(21)は、第2シート(22)よりも非肌側に配置される非肌側部分(21e)と、肌側に折り返された折り返し部分(21f)とを有し、第3シート(31)は、前記第4シートよりも非肌側に配置され、折り返されていない。【選択図】図3

Description

本発明は、吸収性物品、及び吸収性物品の製造方法に関する。
吸収性物品としてパンツ型おむつを例示できる。特許文献1には、腹側及び背側外装体を構成するシート材が、ウエスト開口部の周縁端に沿って吸収性物品の内面側に折り返された折り返し部分を有するパンツ型吸収性物品が開示されている。
特開2013−116196号
特許文献1に記載のパンツ型吸収性物品では、ウエスト開口部の腹側外装体及び背側外装体共に資材を折り返して形成しているため、折り返す分、資材のコストがかかるという課題がある。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、胴回り開口部の端部の審美性を保持しつつ、コスト削減を図ることができる吸収性物品を提供することにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、互いに交差する上下方向と左右方向と前後方向とを有し、液体を吸収する吸収性本体と、前記左右方向に沿って設けられ、前記吸収性本体の前側上端部に接合された腹側帯部材と、前記左右方向に沿って設けられ、前記吸収性本体の後側上端部に接合された背側帯部材と、を有し、前記腹側帯部材及び前記背側帯部材のうちの一方の帯部材は、第1シートと第2シートとを有し、前記腹側帯部材及び前記背側帯部材のうちの他方の帯部材は、第3シートと第4シートとを有し、前記第1シート、前記第2シート、前記第3シート、及び前記第4シートは、前記腹側帯部材及び前記背側帯部材の前記左右方向の両端部において接合されている吸収性物品であって、前記腹側帯部材及び前記背側帯部材を伸長させた伸長状態において、前記第1シートは、前記第2シートよりも非肌側に配置される非肌側部分と、前記一方の部材の上端で肌側に折り返された折り返し部分とを有し、前記第3シートは、前記第4シートよりも非肌側に配置され、折り返されていないことを特徴とする吸収性物品である。
また、互いに交差する上下方向と左右方向と前後方向とを有し、液体を吸収する吸収性本体と、前記左右方向に沿って設けられ、前記吸収性本体の前側上端部に接合された腹側帯部材と、前記腹側帯部材とは別部材として前記左右方向に沿って設けられ、前記吸収性本体の後側上端部に接合された背側帯部材とを有する吸収性物品の製造方法であって、前記腹側帯部材及び前記背側帯部材の非肌側シートとなる、搬送方向に連続した非肌側連続シートと、前記腹側帯部材及び前記背側帯部材の肌側シートとなり、且つ、前記搬送方向と交差するCD方向の長さが前記非肌側連続シートの前記CD方向の長さより短い、前記搬送方向に連続した肌側連続シートとを、前記CD方向における前記非肌側連続シートの一端と前記肌側連続シートの一端との距離が、前記CD方向における前記非肌側連続シートの他端と前記肌側連続シートの他端との距離よりも短くなるように、前記非肌側連続シートと前記肌側連続シートとを貼り合わせる工程と、前記非肌側連続シートの前記CD方向の前記一端を折り返さないまま、前記非肌側連続シートの前記CD方向の前記他端を前記吸収性物品の肌側となる側に折り返す工程と、貼り合わされた前記非肌側連続シート及び前記肌側連続シートを、前記非肌側連続シート及び前記肌側連続シートの前記CD方向の中央部において一緒に切断し、腹側帯状連続シート及び背側帯状連続シートを形成する工程と、前記吸収性本体の前側上端部と前記腹側帯状連続シートとを接合し、前記吸収性本体の後側上端部と前記背側帯状連続シートとを接合する工程とを有することを特徴とする吸収性物品の製造方法である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、胴回り開口部の端部の審美性を保持しつつ、コスト削減を図ることができる吸収性物品を提供できる。
第1実施形態に係るパンツ型使い捨ておむつ1の概略斜視図である。 第1実施形態に係る、展開且つ伸長状態のおむつ1を肌側から見た概略平面図である。 図2のA−A線の概略断面図である。 図3の背側帯部材30側を拡大した概略拡大図である。 第2実施形態に係るパンツ型使い捨ておむつ1の概略斜視図である。 図5のB−B線の概略断面図である。 第1実施形態に係るパンツ型使い捨ておむつ1の製造フローを示す概略図である。 第2実施形態に係るパンツ型使い捨ておむつ1の工程S210及びS211を説明する断面模式図である。 第2実施形態に係るパンツ型使い捨ておむつ1の製造フローを示す概略図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
互いに交差する上下方向と左右方向と前後方向とを有し、液体を吸収する吸収性本体と、前記左右方向に沿って設けられ、前記吸収性本体の前側上端部に接合された腹側帯部材と、前記左右方向に沿って設けられ、前記吸収性本体の後側上端部に接合された背側帯部材と、を有し、前記腹側帯部材及び前記背側帯部材のうちの一方の帯部材は、第1シートと第2シートとを有し、前記腹側帯部材及び前記背側帯部材のうちの他方の帯部材は、第3シートと第4シートとを有し、前記第1シート、前記第2シート、前記第3シート、及び前記第4シートは、前記腹側帯部材及び前記背側帯部材の前記左右方向の両端部において接合されている吸収性物品であって、前記腹側帯部材及び前記背側帯部材を伸長させた伸長状態において、前記第1シートは、前記第2シートよりも非肌側に配置される非肌側部分と、前記一方の部材の上端で肌側に折り返された折り返し部分とを有し、前記第3シートは、前記第4シートよりも非肌側に配置され、折り返されていないことを特徴とする吸収性物品である。
このような吸収性物品によれば、胴回り部の一方の帯部材である腹側帯部材側が折り返し部分を有することで吸収性物品の審美性を保持しつつ、他方側の背側帯部材の上端が折り返されていないことで、胴回り部を形成するための資材量を削減でき、結果としてコスト削減を図ることができる。
かかる吸収性物品であって、前記第3シートの上端位置と前記第4シートの上端位置とは、前記上下方向にずれていることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、折り返していない帯部材側において、各シートの上端位置がずれることで端部の剛性が低くなり、着用時の肌触りの不快感を軽減できる。
かかる吸収性物品であって、前記一方の帯部材は、前記折り返し部分に肌側から重なるように設けられた別のシートをさらに有することが望ましい。
このような吸収性物品によれば、別資材(別のシート)があることでさらに強度が高まり、吸収性物品を引き上げる際に破損しにくくなる。
かかる吸収性物品であって、前記第1シートの平均坪量は、前記第2シートの平均坪量以上であり、前記第3シートの平均坪量は、前記第4シートの平均坪量以上であることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、非肌側に配置される第1シート及び第3シートの平均坪量が高いことで強度を維持でき、引き上げ時に破れにくくなる。平均坪量が低い第2シート及び第4シートは、剛性が低くなることから肌触りが良好になり、また、通気性や透湿性も高いことから、吸収性物品内の湿気の排出を促すことができる。
かかる吸収性物品であって、前記第1シート及び前記第3シート、或いは、前記第2シート及び前記第4シートの少なくともいずれか一方において、複数の開孔が設けられていることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、開孔が存在することで、通気性がより向上する。
かかる吸収性物品であって、前記一方の帯部材は、前記第1シートの前記非肌側部分と前記第2シートとを貫通するように設けられた複数の貫通孔を有し、前記折り返し部分は、前記複数の貫通孔が存在しない貫通孔非存在領域であり、前記折り返し部分は、前記前後方向に見て、前記複数の貫通孔と重なっており、前記第1シートと前記第2シートの間に、前記左右方向に伸縮する複数の弾性部材が前記上下方向に並んだ状態で接着剤によって接合されていることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、貫通孔によって通気性を向上させつつ、折り返し部分により、貫通孔から接着剤が染み出る虞を防止する。それにより、通気性を確保しながら、接着剤の染み出しによる着用者への不快感を軽減する。
かかる吸収性物品であって、前記吸収性本体は、前記複数の貫通孔のうちの少なくとも一部と前記前後方向に見て重なる重なり領域を有し、前記折り返し部分の肌側面の一部と前記重なり領域の非肌側面とが接着剤により接合されていることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、貫通孔によって通気性を向上させつつ、折り返し部分が前後方向に見て貫通孔と吸収性本体との間に介在することにより、吸収性本体と腹側又は背側帯部材とが接合される際の非肌側への接着剤の染み出しも防止できる。よって、接着剤の染み出しによる着用者の不快感を軽減する。
かかる吸収性物品であって、前記第1シートと前記第2シートとの間には、前記左右方向に伸縮する複数の弾性部材が前記上下方向に並んだ状態で接着剤によって接合されており、前記第3シートと前記第4シートとの間には、前記左右方向に伸縮する複数の弾性部材が前記上下方向に並んだ状態で接着剤によって接合されており、前記腹側帯部材及び前記背側帯部材の各々において、最も下側に位置する弾性部材に塗布された接着剤の平均坪量は、最も上側に位置する弾性部材に塗布された接着剤の平均坪量よりも高いことが望ましい。
ことを特徴とする吸収性物品。
このような吸収性物品によれば、腹側帯部材及び背側帯部材の各々において最も下側に位置する弾性部材は、脚回り開口の少なくとも一部を形成しており、その最も下側に位置する弾性部材に対する接着剤の平均坪量が高いことで、弾性部材は強固に接合され、着用者の脚が動いても弾性部材は外れにくくなる。
かかる吸収性物品であって、前記一方の帯部材において、前記第2シートの上端は、前記複数の弾性部材のうちの最も上側に位置する弾性部材よりも下側に位置していることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、折り返し部分を有する一方の帯部材では、帯部材の上端まで第2シートが配置されていなくても、当該上端では、第1シートの非肌側部分と折り返し部分との間に弾性部材を接合することが可能である。このように第2シートを配置する量を減らすことで、コスト削減を図ることができる。
かかる吸収性物品であって、前記一方の帯部材において、前記第2シートの上端は、前記複数の弾性部材のうちの最も上側に位置する弾性部材よりも上側に位置していることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、折り返し部分を有する一方の帯部材において、上端まで第2シートが存在することで上端部の強度が向上し、吸収性物品の引き上げ時に破損されにくくなる。
かかる吸収性物品であって、前記他方の帯部材において、前記複数の弾性部材のうちの最も上側に位置する弾性部材を第1弾性部材とし、前記第1弾性部材の下側に位置する弾性部材を第2弾性部材とすると、前記他方の帯部材の上端から前記第1弾性部材までの距離は、前記第1弾性部材の下端から前記第2弾性部材の上端までの距離よりも長いことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、他方の帯部材の上端から第1弾性部材までの距離が、第1弾性部材の下端から第2弾性部材の上端までの距離よりも短い場合は、第1及び第2弾性部材の収縮の影響を受けやすく、上端縁が収縮し過ぎてしまう虞がある。他方の帯部材の上端から第1弾性部材までの距離を、第1弾性部材の下端から第2弾性部材の上端までの距離よりも長くすることで、弾性部材の収縮の影響を受けにくくし、折り返されていない帯部材の上端縁が綺麗に形成されやすい。
互いに交差する上下方向と左右方向と前後方向とを有し、液体を吸収する吸収性本体と、前記左右方向に沿って設けられ、前記吸収性本体の前側上端部に接合された腹側帯部材と、前記腹側帯部材とは別部材として前記左右方向に沿って設けられ、前記吸収性本体の後側上端部に接合された背側帯部材とを有する吸収性物品の製造方法であって、前記腹側帯部材及び前記背側帯部材の非肌側シートとなる、搬送方向に連続した非肌側連続シートと、前記腹側帯部材及び前記背側帯部材の肌側シートとなり、且つ、前記搬送方向と交差するCD方向の長さが前記非肌側連続シートの前記CD方向の長さより短い、前記搬送方向に連続した肌側連続シートとを、前記CD方向における前記非肌側連続シートの一端と前記肌側連続シートの一端との距離が、前記CD方向における前記非肌側連続シートの他端と前記肌側連続シートの他端との距離よりも短くなるように、前記非肌側連続シートと前記肌側連続シートとを貼り合わせる工程と、前記非肌側連続シートの前記CD方向の前記一端を折り返さないまま、前記非肌側連続シートの前記CD方向の前記他端を前記吸収性物品の肌側となる側に折り返す工程と、貼り合わされた前記非肌側連続シート及び前記肌側連続シートを、前記非肌側連続シート及び前記肌側連続シートの前記CD方向の中央部において一緒に切断し、腹側帯状連続シート及び背側帯状連続シートを形成する工程と、前記吸収性本体の前側上端部と前記腹側帯状連続シートとを接合し、前記吸収性本体の後側上端部と前記背側帯状連続シートとを接合する工程とを有することを特徴とする吸収性物品の製造方法である。
このような製造方法によれば、胴回り開口部の端部の審美性を有しつつ、コスト削減が可能な吸収性物品を製造することができる。
かかる吸収性物品の製造方法であって、前記非肌側連続シートの前記CD方向の前記一端と、前記肌側連続シートの前記CD方向の前記一端とを揃えるように、前記非肌側連続シート又は前記肌側連続シートの前記CD方向の位置を調整する工程を有することが望ましい。
このような製造方法によれば、胴回り開口部の一方側上端部となる端部を揃えることとなり、当該端部の審美性を確保する。
かかる吸収性物品の製造方法であって、前記接合する工程では、前記腹側帯状連続シート及び前記背側帯状連続シートの切断された側の端の一部を前記吸収性本体が覆うように接合するのが望ましい。
このような製造方法によれば、切断された側がそのまま胴回り部の下端(すなわち、脚回り開口部の一部)を構成することになり、当該下端において各帯部材の各シートのずれが生じにくくなる。それにより、脚回り開口部の審美性を得ることができる。また、切断後に、切断された側の端が胴回り部の上端にくるように向きを変える等の工程を設けないことから、製造工程のコスト削減に繋がる。
かかる吸収性物品の製造方法であって、前記貼り合わせる工程において、前記非肌側連続シートにピンを貫通させて、前記非肌側連続シートに非肌側開孔を形成する工程と、前記非肌側連続シートに貫通している状態の前記ピンを、前記肌側連続シートに貫通させて、前記肌側連続シートに肌側開孔を形成する工程とを有し、前記折り返す工程では、前記非肌側連続シートが前記肌側開孔を肌側から覆うように前記非肌側連続シートの前記他端を折り返すのが望ましい。
このような製造方法によれば、非肌側連続シートと肌側連続シートとの貼り合わせ工程時に同時に開孔を形成することができ、製造工程のコスト削減を図れる。
かかる吸収性物品の製造方法であって、前記折り返す工程の前に、前記肌側連続シートの肌側面の前記肌側開孔が存在しない領域に接着剤を塗布する工程を有し、前記折り返す工程では、前記接着剤が塗布された領域に前記非肌側連続シートが重なるように、前記非肌側連続シートの前記他端を折り返すのが望ましい。
このような製造方法によれば、接着剤に重なるように非肌側連続シートを折り返すことで、肌側への接着剤の染み出しを防止する。染み出しにくくすることで、染み出しによる着用者への不快感を軽減する吸収性物品を製造できる。
===第1実施形態===
以下、本発明に係る吸収性物品として、乳幼児向けのパンツ型使い捨ておむつを例に挙げて実施形態を説明する。但し上記に限定されず、本発明に係る吸収性物品は、大人向けの使い捨ておむつ、ショーツ型の生理用ナプキン、フックテープで着用者に装着するテープタイプの使い捨ておむつ等にも適用可能である。
<パンツ型使い捨ておむつ1の構成>
図1は、第1実施形態に係るパンツ型使い捨ておむつ1(以下「おむつ」)の概略斜視図である。図2は、第1実施形態に係る、展開且つ伸長状態のおむつ1を肌側から見た概略平面図である。図3は、図2のA−A線の概略断面図である。
このおむつ1は、図1のような着用前のパンツ型状態において、「上下方向」と、上下方向と直交する「左右方向」と、上下方向及び左右方向と直交する「前後方向」と、を有している。なお、上下方向については、上側が、着用者の胴回り開口側に対応し、下側が、着用者の股下側に対応している。また、前後方向については、前側が着用者の腹側に対応し、後側が着用者の背側に対応している。
図1のパンツ型状態において、おむつ1は、液体を吸収する吸収性本体10と、左右方向に沿って設けられた腹側帯部材20と、この腹側帯部材20の後側に位置しつつ、左右方向に沿って設けられた背側帯部材30とを有する。吸収性本体10は、腹側帯部材20と背側帯部材30との間に股下部として設けられる。腹側帯部材20と背側帯部材30とは、共同して、上下方向の上側に胴回り開口BHを形成し、着用者の胴回りに当てられる胴回り部2でもある。
また、腹側帯部材20の左右方向の各端部20e,20eと、対応する背側帯部材30の左右方向の各端部30e,30eとは、溶着等により接合されている。そして、これにより、腹側帯部材20及び背側帯部材30が、吸収性本体10と共同して、下側かつ左右方向の両側にそれぞれ脚回り開口LH,LHを一つずつ形成している。
ここで、「展開状態」とは、図1のパンツ型状態のおむつ1の左右方向両側の接合を解くことで、腹側帯部材20と背側帯部材30とを分離するとともに、おむつ1を上下方向に開くことで、おむつ1を平面上に展開した状態のことである。また、「伸長状態」とは、製品(おむつ1)を皺無く伸長させた状態、具体的には、おむつ1を構成する各部材(例えば、吸収性本体10や腹側帯部材20等)の寸法がその部材単体の寸法と一致又はそれに近い長さになるまで伸長した状態のことを言う。
展開状態において、おむつ1は、互いに直交する三方向として長手方向と左右方向と厚さ方向(図2では紙面を貫通する方向)とを有している。なお、長手方向は、前述の上下方向に沿っている。そして、長手方向の一方側が腹側(前側)に対応し、他方側が背側(後側)に対応している。また、長手方向の外側が、上下方向の上側(胴回り開口BH側)に対応し、長手方向の内側が、上下方向の下側(股下側)に対応している。そして、このように長手方向と上下方向とは互いに似通った方向であることから、以下では、説明の都合上、この展開状態においても、長手方向に代えて上下方向を用いて説明することもある。一方、左右方向は、前述のパンツ型状態における左右方向と同義である。また、厚さ方向については、一方側が、着用者の身体に接する肌側に対応し、他方側が、その逆側の非肌側に対応している。
図2の展開状態のおむつ1では、腹側帯部材20と背側帯部材30との間に吸収性本体10が長手方向に沿って掛け渡されつつ、同吸収性本体10の前側上端部10eaと腹側帯部材20とが接合固定され、同吸収性本体10の後側上端部10ebと背側帯部材30とが接合固定されている。これにより、その外観形状は、平面視略H型状をなしている。また、この状態から、吸収性本体10における長手方向の所定位置C10(長手方向におけるおむつ1の中央位置C10)を折り位置としておむつ1が二つ折りされるとともに、前述のように、腹側及び背側帯部材20、30の左右方向の端部20e,30e同士が接合されることで、図1に示すパンツ型のおむつ1となる。
吸収性本体10として、吸収体11と、吸収体11よりも肌側に配置される液透過性のトップシート(不図示)と、吸収体11よりも非肌側に配置される液不透過性のバックシート(不図示)とを有するものを例示できる。吸収体11は、尿等の排泄物を吸収保持するものであり、高吸収性ポリマー(SAP)を含むパルプ等の液体吸収性繊維が所定の形状に成形されたものを例示できる。
<腹側帯部材20及び背側帯部材30の構成>
腹側帯部材20、及び、背側帯部材30は、それぞれ不織布等の2枚のシート部材から構成され、ここでは、腹側帯部材20及び背側帯部材30のうちの一方の帯部材を構成するシート部材を第1シート及び第2シートとし、腹側帯部材20及び背側帯部材の30のうちの他方の帯部材を構成するシート部材を第3シートと第4シートとする。本実施形態では、図3に示すように、腹側帯部材20(所謂、一方の帯部材)が第1シート21と第2シート22とを有し、背側帯部材30(所謂、他方の帯部材)が第3シート31と、第3シート31よりも着用者の肌側に配置される第4シート32とを有する場合を例示する。
また、腹側帯部材20及び背側帯部材30は、左右方向に伸縮する複数の弾性部材23,33を有している。そして、第1シート21、第2シート22、第3シート31、及び第4シート32は、吸収性本体10よりも非肌側に配置されている。そして、図2に示すように、第1シート21、第2シート22、第3シート31及び第4シート32は、腹側帯部材20及び背側帯部材30の左右方向の両端部20e、30eにおいて溶着等によって接合されている。
従来、おむつ1等の吸収性物品の胴回り開口部においては、腹側及び背側共にその上端で、資材を吸収性物品の内面側に折り返して形成することが多いが、折り返す分、資材のコストがかかる点が課題でもある。
その点、図3に示すように、本発明の胴回り部2では、腹側及び背側帯部材(20、30)を伸長させた伸長状態において、腹側帯部材20の第1シート21は、第2シート22よりも非肌側に配置される非肌側部分21eと、腹側帯部材20の上端20enで肌側に折り返された折り返し部分21fとを有し、一方で、背側帯部材30の第3シート31は、第4シート32よりも非肌側に配置され、折り返されていない。このように、胴回り部2の一方の帯部材である腹側帯部材20側が折り返し部分21fを有することでおむつ1の審美性を保持しつつ、他方側の背側帯部材30の上端が折り返されていないことで、胴回り部2を形成するための資材の量を削減でき、結果としてコスト削減を図ることができる。
そして、上述のように腹側帯部材20側に折り返し部分21fを設ける場合は、使用者が寝ている状態でおむつ1を着用させる際、おむつ1を引き上げる力が掛かり易い腹側帯部材20の強度を保つことができる。さらに、寝ている状態では、おむつ1の排尿位置が背側寄りになり易いが、背側帯部材30に折り返しがないことで通気性を保持し易くなる。反対に、背側帯部材30側に折り返し部分(不図示)を設ける場合には、使用者が立っている状態で着用させる際に背側帯部材30を掴んで引き上げても、折り返し部分によって強度を保つことができる。また、立位では前側に排尿位置が形成されるため、腹側帯部材20に折り返しがないことで通気性をより確保し易くなる。
また、折り返し部分21fの上下方向の長さは、25mm以上が好ましい。上下方向において25mm以上設けることで、第2シート22の上端部の位置が多少ずれた場合でも、折り返し部分21fが第2シート22の上端を覆うように肌側に折り返すことができ、折り返し部分21fの審美性を保つことができる。
また、図3に示すように、本実施形態の背側帯部材30の第3シート31の上端位置31enと第4シート32の上端位置32enとは、上下方向において一致しているが、当該上端位置31en及び32enは、上下方向にずれていてもよい。折り返していない背側帯部材30側において、各第3シート及び第4シートの上端位置31en及び32enがずれることで、背側帯部材30の上端部の剛性が低くなり、使用者がおむつ1を着用する際の肌触りの不快感を軽減することができる。
また、一方の帯部材である腹側帯部材20は、折り返し部分21fに肌側から重なるように設けられた別のシート24(図2及び図3参照)をさらに有する。別のシート24は不織布等からなり、第1シート21よりも上下方向の長さが短く、吸収性本体10の長手方向の端部を覆っている。当該別のシート24が存在することで、腹側帯部材20の強度は高まり、おむつ1を引き上げる際に破損しにくくなる。
尚、第1シート21、第2シート22、第3シート31、及び、第4シート32は、熱可塑性樹脂繊維を有するものが好ましい。例えば、ポリプロピレン(PP)やポリエチレン(PE)等の熱可塑性樹脂の単独繊維や、PP及びPEの鞘芯構造等の複合繊維からなるものを例示できる。
また、第1シート21の平均坪量は、第2シート22の平均坪量以上であり、第3シート31の平均坪量は、第4シート32の平均坪量以上であることが好ましい。ここでの平均坪量とは、各シート21、22,31,33の各々において、複数箇所(例えば10か所)の坪量(単位面積当たりの重量)をそれぞれ測定し、その結果の平均値を各シートの平均坪量とする。本実施形態では、第1シート21と第2シート22、及び、第3シート31と第4シート32の坪量の大小関係が確認できれば良いため、厳密な値を求める必要はなく、測定値に多少の誤差があっても許容される。
平均坪量の高い第1シート21は非肌側部分21eを有しており、同様に、平均坪量の高い第3シート31は、第4シート32よりも非肌側に配置されるシートである。そのように非肌側に配置される部分を有する第1シート21や第3シート31の平均坪量が高いことで胴回り部2は強度を維持でき、おむつ1の引き上げ時に破れにくくなる。そして、肌側に配置されつつ、平均坪量が低い第2シート22及び第4シート32は、剛性が低くなることから肌触りが良好になる。さらに、平均坪量が低い第2シート22及び第4シート32は通気性や透湿性も高いことから、おむつ1内の湿気の排出を促し易くする。
複数の弾性部材23、33は、第1シート21と第2シート22の間、及び、第3シート31と第4シート32との間において、上下方向に並んだ状態で配置されるとともに、左右方向に伸長した状態でホットメルト接着剤等の接着剤によって接合されている。そうして、腹側帯部材20、及び、背側帯部材30に、伸縮性が付与されている。なお、弾性部材23,33としては、糸状のゴムやスパンデックス等を例示できる。
また、各弾性部材23、33に接着剤を塗布して接合させる際、腹側帯部材20及び背側帯部材30の各々において、おむつ1の製造時に各弾性部材に塗布する接着剤の量を調整する等により、最も下側に位置する弾性部材23n、33n(図2)に塗布された接着剤の平均坪量が、最も上側に位置する弾性部材23a、33a(図2)に塗布された接着剤の平均坪量よりも高くなることが望ましい。尚、弾性部材23n、33nは、左右方向の中央部において、腹側帯部材20及び背側帯部材30に切り込み等を入れることによって切断されているため、当該切断されている部分は、上述の接着剤を塗布された弾性部材23n、33nには含まれない。そして、腹側帯部材20及び背側帯部材30の各々において最も下側に位置する弾性部材23n、33nは、脚回り開口LHの少なくとも一部を形成しているため、最も下側に位置する弾性部材22n、33nに対する接着剤の平均坪量を高くすることで、弾性部材23n、33nは強固に接合される。それにより、着用者の脚が動いても当該弾性部材23n、33nは外れにくくなる。
また、図3に示すように、折り返し部分21fを有する腹側帯部材20において、第2シート22の上端22enは、複数の弾性部材23のうちの最も上側に位置する弾性部材23aよりも下側に位置している。折り返し部分21fを有する腹側帯部材20の上端20enでは、第1シート21の非肌側部分21eと折り返し部分21fとの間に弾性部材23を接合することが可能であるため、このように腹側帯部材20の上端20enまで第2シート22が配置されていなくても構わない。尚、第2シート22は、上端22enが折り返し部分21fの下端よりも下側に位置するように設けられてもよい。これにより、第2シート22の資材量を削減でき、コスト削減に繋がる。
また、本実施形態の第2シート22は、上述のように腹側帯部材20の上端20enまで配置されていないが、第2シート22の上端22enは、複数の弾性部材23のうちの最も上側に位置する弾性部材23aよりも上側に位置していてもよい。折り返し部分21fが設けられている腹側帯部材20において上端20enまで第2シート22が存在することで、腹側帯部材22の上端部の強度が向上し、おむつ1を引き上げる際に破損しにくくなる。
図4は、図3の背側帯部材30側を拡大した概略拡大図である。図4に示すように、背側帯部材30においては、複数の弾性部材33のうちの最も上側に位置する弾性部材を第1弾性部材33aとし、第1弾性部材33aの下側に位置する弾性部材を第2弾性部材33bとすると、背側帯部材30の上端30enから第1弾性部材33aまでの距離L1は、第1弾性部材33aの下端から第2弾性部材33bの上端までの距離L2よりも長くなっている(L1>L2)。距離L1が、距離L2よりも短い場合、第1弾性部材33a及び第2弾性部材33bの左右方向の収縮の影響を受けやすく、上端30enが収縮し過ぎてしまう虞がある。距離L1を距離L2よりも長くすることで、第1弾性部材33a及び第2弾性部材33bの収縮の影響を受けにくくする。それにより、折り返し部分を有していない背側帯部材30の上端30enが綺麗に形成されやすくなる。
===第2実施形態===
図5は、第2実施形態に係るパンツ型使い捨ておむつ1の概略斜視図であり、図6は、図5のB−B線の概略断面図である。
第2実施形態では、図5に示すように、胴回り部2の一部に開孔40が設けられており、主にこの点で上述の第1実施形態と相違し、それ以外の点は概ね同様である。そのため、以下では、この相違点について主に説明し、同様の構成については、同じ符号を付して、その説明については省略する。
第2実施形態において、図5及び図6に示すように、腹側帯部材20(一方の帯部材)には、第1シート21の非肌側部分21eと第2シート22とを貫通するように設けられた複数の貫通孔40が設けられている。そして、第1シート21の折り返し部分21fは、その全域が、複数の貫通孔40(開孔40)が存在しない貫通孔非存在領域である。さらに、折り返し部分21fは、前後方向に見て、複数の貫通孔40と重なっている。また、腹側帯部材20において複数の貫通孔40が存在する領域には、左右方向に伸縮する複数の弾性部材23が上下方向に並んだ状態で、第1シート21と第2シート22の間に接着剤(不図示)によって接合されている。また、弾性部材23は、貫通孔40と重ならない位置に配置されている。このように、貫通孔40を設けることで腹側帯部材20の通気性を向上させつつ、折り返し部分21fによって、弾性部材23の接合に用いられた接着剤が貫通孔40から肌側に染み出る虞を防止する。その結果、おむつ1の通気性を向上させながら、接着剤の染み出しによる着用者への不快感を軽減することができる。
また、図6に示すように、吸収性本体10も複数の貫通孔40のうちの少なくとも一部と前後方向(厚さ方向)に見て重なる重なり領域10aを有している。そして、第1シート21の折り返し部分21fの肌側面21fhと、重なり領域10aの非肌側面10ahとが接着剤50により接合されている。このように折り返し部分21fが前後方向(厚さ方向)に見て貫通孔40と吸収性本体10との間に介在することにより、吸収性本体10と、折り返し部分21fを有する腹側帯部材20とが接合される際、接着剤50が貫通孔40を通って肌側から非肌側へ染み出すことを防止できる。よって、接着剤の染み出しを起因とする着用者の不快感を軽減することができる。
<第1実施形態に係るおむつ1の製造方法>
図7は、第1実施形態に係るパンツ型使い捨ておむつ1の製造フローを示す概略図である。図7に示す製造フローは、主に、連続シート同士を貼り合わせる工程S201、接着剤を塗布する工程S202、折り返す工程S203、腹側及び背側帯状連続シートを形成する工程S204、及び吸収性本体10を接合する工程S205を有している。接合する工程S205のさらに下工程において、胴回り部2の左右方向の各端部20e、30eに相当する部分の接合や、搬送方向に製品単位で分断等を行うことにより、製品状態のおむつ1が形成される。
また、以下の説明では、非肌側連続シート21a及び肌側連続シート22aが搬送される搬送方向を「MD方向」とも言い、MD方向と交差する方向のことを「CD方向」と言う。また、MD方向は、製品状態(図1)のおむつ1の左右方向に相当する。この例では、CD方向は水平方向を向いている。また、CD方向は、非肌側連続シート21a及び肌側連続シート22aの幅方向と平行である。ちなみに、非肌側連続シート21a及び肌側連続シート22aの厚さ方向(図7では紙面を貫通する方向)と、搬送方向たるMD方向と、幅方向たるCD方向との三者は、互いに直交関係にある。
先ず、連続シート同士を貼り合わせる工程S201において、適宜な搬送機構により、おむつ1の資材が所定の搬送方向(MD方向)に沿って所定の搬送速度で搬送され、各資材が所定位置に配置される。「おむつ1の資材」とは、腹側帯部材20及び背側帯部材30の非肌側シート(上述の第1シート21及び第3シート31に相当)が左右方向(搬送方向)に複数繋がった状態で連続してなる非肌側連続シート21aと、腹側帯部材20及び背側帯部材30の肌側シート(上述の第2シート22及び第4シート32に相当)が左右方向(搬送方向)に複数繋がった状態で連続してなる肌側連続シート22aと、弾性部材23,33が左右方向に複数繋がった状態で連続した弾性部材23’、33’とをいう。尚、肌側連続シート22aのCD方向の長さは、非肌側連続シート21aのCD方向の長さよりも短くなっている。図7に示すように、複数の弾性部材23’、33’が搬送方向に伸長した状態で搬送されて、非肌側連続シート21aの厚さ方向上から所定位置に配置される。そして、肌側連続シート22aが弾性部材23’、33’の上方から配置される。各弾性部材23’、33’には、ホットメルト等の接着剤が塗布されており、非肌側連続シート21a、各弾性部材23’、33’、及び肌側連続シート22aが互いに接着される。
さらに、貼り合わせる工程S201では、非肌側連続シート21aのCD方向の一端21anと、肌側連続シート22aのCD方向の一端22anとを揃えるように、非肌側連続シート21aと肌側連続シート22aのCD方向の位置を調整する工程(S201’)が設けられている。当該工程では、CD方向の一端側(一端21an、一端22an側)のみに、非肌側連続シート21aの一端21an、及び、肌側連続シート22aの一端22anの位置を感知するセンサー(不図示)を設けることで、一端21anと一端22anの位置を感知し、非肌側及び肌側連続シート21a、22aの一端側のCD方向の位置が揃うように配置位置を調整する。一端21an及び22anは、製品状態のおむつ1の胴回り部2を形成する腹側及び背側帯部材のうちの一方の上端となる部分であり、調整する工程S201’によれば、当該上端となる端を揃えることとなり、上端の審美性を確保する。
そして、貼り合わせる工程S201では、上述のCD方向の一端側の位置を調整する工程S201’を有さない場合、或いは、調整する工程S201’を用いた場合であっても、各連続シート21a、22a間の配置に軽微なずれが生じる虞がある。それに対し、非肌側連続シート21a及び肌側連続シート22aの配置は次のように行われる。すなわち、CD方向における非肌側連続シート21aの一端21anと肌側連続シート22aの一端22anとの距離(本製造方法の例では、一端21anと一端22anが揃っているため、実質ゼロ)が、CD方向における非肌側連続シート21aの他端21asと肌側連続シート22aの他端22asとの距離(図7中のS1)よりも短くなるように、非肌側連続シート21aと肌側連続シート22aとを配置して貼り合わせる。
貼り合わされた非肌側連続シート21aと肌側連続シート22aは、更に搬送方向に搬送され、次に、接着剤を塗布する工程S202において、肌側連続シート22aの肌側面(厚さ方向の上側面)の所定位置に接着剤45が塗布される。
次の折り返す工程S203では、非肌側連続シート21aのCD方向の一端21anは折り返さないまま、非肌側連続シート21aのCD方向の他端21asを肌側面側(すなわち、製品状態のおむつ1の肌側となる側)に、且つ、接着剤45が塗布された領域に重なるように折り返す。尚、前述の第1シート21の折り返し部分21fとなる、搬送方向に連続してなる帯状折り返し部分21faには、貼り合わせ工程S201の際に弾性部材23’を配置していない。帯状折り返し部分21faに弾性部材23’が存在しないことで、帯状折り返し部分21faは収縮することなく肌側連続シート22a側に折り返され、折り返しによって形成された端部の収縮を防いで審美性を保持できる。
次に、腹側及び背側帯状連続シートを形成する工程S204では、非肌側連続シート21a及び肌側連続シート22aを、非肌側連続シート21a及び肌側連続シート22aのCD方向の中央部において一緒に切断する。それにより、CD方向の一端側が背側帯状連続シート30aとなり、CD方向の他端側が腹側帯状連続シート20aとなり、腹側帯状連続シート20a及び背側帯状連続シート30aをそれぞれCD方向に所定距離だけ離間するように配置しつつ、搬送方向に搬送する。
次に、吸収性本体10を接合する工程S205では、吸収性本体10の前側上端部10eaと腹側帯状連続シート20aとを接着剤(図6の接着剤50)によって接合し、同様に、吸収性本体10の後側上端部10ebと背側帯状連続シート30aとを接着剤によって接合する。また、当該接合する工程S205では、腹側帯状連続シート20a及び背側帯状連続シート30aの切断された側の端20ah、30ahの一部を吸収性本体10が覆うように接合する。このように吸収性本体10と腹側帯状連続シート20a(背側帯状連続シート30a)とを接合することで、切断された側の端20ah、30ahがそのまま胴回り部2の下端(すなわち、脚回り開口部の一部)を構成することになり、当該下端において各腹側及び背側帯部材20,30の各シート(第1シート21と第2シート22,第3シート31と第4シート32)のずれが生じにくくなる。それにより、脚回り開口部LHの審美性を得ることができる。また、上述の切断後に、切断された側の端20ah、30ahが胴回り部2の上端にくるように向きを変える工程等を設けないことから、製造工程のコスト削減に繋がる。
このような工程S201〜S205を有する製造方法によれば、胴回り開口部BHの審美性とコスト削減の両立が可能なおむつ1を製造することができる。
<第2実施形態に係るおむつ1の製造方法>
図8は、第2実施形態に係るパンツ型使い捨ておむつ1の工程S210及びS211を説明する断面模式図である。図9は、第2実施形態に係るおむつ1の製造フローを示す概略図である。第2実施形態の工程S202〜S205は、基本的に第1実施形態の工程S202〜S205と同様である。第2実施形態における貫通孔40(開孔40)を形成するために、貼り合わせる工程S201において開孔を形成する工程(S210,S211)が加わり、また、同工程での非肌側連続シート21a及び肌側連続シート22aの配置や搬送方法も異なっている。
図8に示すように、第2実施形態のおむつ1の製造方法での貼り合わせる工程S201には、上流側ロール51と、中間ロール52と、下流側ロール53と、一対の搬送ロール54とが設けられている。
中間ロール52の外周面には、貫通孔40を形成するための複数のピン55が設けられている。上流側ロール51及び下流側ロール53の外周面には、複数のピン55をそれぞれ受ける複数の凹部56が設けられている。複数のピン55は、加熱されたピン55でも、加熱されていないピン55でもよい。
まず、非肌側連続シート21aは、上流側ロール51に巻き付けられながら、上流側ロール51の回転により搬送される。非肌側連続シート21aが中間ロール52に接近すると、中間ロール52の複数のピン55が非肌側連続シート21aに挿入され、非肌側連続シート21aを貫通する。そうして、非肌側連続シート21aに複数の非肌側開孔40が形成される(S210)。その後、非肌側連続シート21aは、上流側ロール51から中間ロール52に受け渡され、ピン55が貫通している状態で、中間ロール52の回転により搬送される。
一方、肌側連続シート22aは、下流側ロール53に巻き付けられながら、下流側ロール53の回転により搬送される。また、中間ロール52と下流側ロール53が接近する位置に向かって、接着剤が塗布された伸長状態の連続した弾性部材23’、33’が投入される。なお、弾性部材23’、33’は、ピン55とピン55の間に通される。
そして、中間ロール52と下流側ロール53が接近する位置において、肌側連続シート22aと非肌側連続シート21aは、間に弾性部材23’、33’を介在させつつ、中間ロール52の外周面(ピン55以外の面)と下流側ロール53の外周面(凹部56以外の面)に挟み込まれる。そうして、肌側連続シート22aと非肌側連続シート21aは、弾性部材23’、33’に塗布されている接着剤により接合される。
それと共に、非肌側連続シート21aに貫通している状態の複数のピン55は、肌側連続シート22aに向かって挿入され、肌側連続シート22aを貫通する。そうして、肌側連続シート22aに複数の肌側開孔40(貫通孔40)が形成される。
その後、中間ロール52の回転により、ピン55が肌側連続シート22aから非肌側連続シート21aに向かって引き抜かれる。こうして、貫通孔40(開孔40)を有する非肌側連続シート21a及び肌側連続シート22aが形成される。非肌側連続シート21a及び肌側連続シート22aは、一対の搬送ローラー54により下流の工程S202へ搬送される。
開孔を形成する工程S210、S211によれば、非肌側連続シート21aと肌側連続シート22aとの貼り合わせる工程S201時に同時に貫通孔40を形成することができ、製造工程のコスト削減を図れる。
また、図9に示すように、第2実施形態のおむつ1を製造する方法における接着剤を塗布する工程S202では、肌側連続シート22aの肌側面(厚さ方向の上側面)の肌側開孔40が存在しない領域に接着剤45を塗布する。そして、折り返す工程S203では、接着剤45が塗布された領域に非肌側連続シート21aが重なるように、且つ、非肌側連続シート21aが肌側開孔40を肌側から(厚さ方向の上から)覆うように、非肌側連続シート21aの他端21asを折り返す。接着剤45に重なるように非肌側連続シート21aを折り返すことで肌側(開孔40から帯状折り返し部分21fa側)への接着剤45の染み出しを防止する。接着剤45を染み出しにくくすることで、染み出しによる着用者への不快感を軽減するおむつ1を製造できる。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。
上述の第2実施形態では、第1シート21の非肌側部分21eと第2シート22とを貫通するように貫通孔40を設けていたが、非肌側に設けられる第1シート21及び第3シート31、或いは、肌側に設けられる第2シート22及び第4シート32の少なくともいずれか一方において、複数の開孔40が設けられていてもよい。複数の開孔40が存在することで通気性が向上し、そのような開孔40が肌側に設けられる場合は、汗等の水分を非肌側に移行させやすくなり、非肌側に設けられる場合は、汗等の水分の蒸散を促し易くする。
上述の第2実施形態では、開孔40の形状は円形状であったが、図示する円形状に限定されず、楕円形や、その他の種々の形状であってよい。
1 おむつ(吸収性物品)、2 胴回り部、10 吸収性本体、
10a 重なり領域、10ah 非肌側面、10ea 前側上端部、
10eb 後側上端部、11 吸収体、20 腹側帯部材、
20a 腹側帯状連続シート、20ah 端、20e 端部、
20en 上端、21 第1シート、21a 非肌側連続シート、
21an 一端、21as 他端、21e 非肌側部分、21f 折り返し部分、
21fa 帯状折り返し部分、21fh 肌側面、22 第2シート、
22a 肌側連続シート、22an 一端、22as 他端、22en 上端、
23 弾性部材、23’ 弾性部材、23a 弾性部材、23n 弾性部材、
24 別のシート、30 背側帯部材、30a 背側帯状連続シート、
30ah 端、30e 端部、30en 上端、
31 第3シート、31en 上端位置、
32 第4シート、32en 上端位置、
33 弾性部材、33’ 弾性部材、33a 弾性部材(第1弾性部材)、
33b 弾性部材(第2弾性部材)、33n 弾性部材、
40 開孔(貫通孔、非肌側開孔、肌側開孔)、45 接着剤、50 接着剤、
51 上流側ロール、52 中間ロール、53 下流側ロール、54 搬送ローラー、
55 ピン、56 凹部、
BH 胴回り開口、C10 中央位置(所定位置)、
L1 距離、L2 距離、 LH 脚回り開口、S1 距離

Claims (16)

  1. 互いに交差する上下方向と左右方向と前後方向とを有し、
    液体を吸収する吸収性本体と、
    前記左右方向に沿って設けられ、前記吸収性本体の前側上端部に接合された腹側帯部材と、
    前記左右方向に沿って設けられ、前記吸収性本体の後側上端部に接合された背側帯部材と、を有し、
    前記腹側帯部材及び前記背側帯部材のうちの一方の帯部材は、第1シートと第2シートとを有し、
    前記腹側帯部材及び前記背側帯部材のうちの他方の帯部材は、第3シートと第4シートとを有し、
    前記第1シート、前記第2シート、前記第3シート、及び前記第4シートは、前記腹側帯部材及び前記背側帯部材の前記左右方向の両端部において接合されている吸収性物品であって、
    前記腹側帯部材及び前記背側帯部材を伸長させた伸長状態において、
    前記第1シートは、前記第2シートよりも非肌側に配置される非肌側部分と、前記一方の部材の上端で肌側に折り返された折り返し部分とを有し、
    前記第3シートは、前記第4シートよりも非肌側に配置され、折り返されていない
    ことを特徴とする吸収性物品。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品であって、
    前記第3シートの上端位置と前記第4シートの上端位置とは、前記上下方向にずれている
    ことを特徴とする吸収性物品。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の吸収性物品であって、
    前記一方の帯部材は、前記折り返し部分に肌側から重なるように設けられた別のシートをさらに有する
    ことを特徴とする吸収性物品。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記第1シートの平均坪量は、前記第2シートの平均坪量以上であり、
    前記第3シートの平均坪量は、前記第4シートの平均坪量以上である
    ことを特徴とする吸収性物品。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記第1シート及び前記第3シート、或いは、前記第2シート及び前記第4シートの少なくともいずれか一方において、複数の開孔が設けられている
    ことを特徴とする吸収性物品。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記一方の帯部材は、前記第1シートの前記非肌側部分と前記第2シートとを貫通するように設けられた複数の貫通孔を有し、
    前記折り返し部分は、前記複数の貫通孔が存在しない貫通孔非存在領域であり、
    前記折り返し部分は、前記前後方向に見て、前記複数の貫通孔と重なっており、
    前記第1シートと前記第2シートの間に、前記左右方向に伸縮する複数の弾性部材が前記上下方向に並んだ状態で接着剤によって接合されている、
    ことを特徴とする吸収性物品。
  7. 請求項6に記載の吸収性物品であって、
    前記吸収性本体は、前記複数の貫通孔のうちの少なくとも一部と前記前後方向に見て重なる重なり領域を有し、
    前記折り返し部分の肌側面の一部と前記重なり領域の非肌側面とが接着剤により接合されている
    ことを特徴とする吸収性物品。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記第1シートと前記第2シートとの間には、前記左右方向に伸縮する複数の弾性部材が前記上下方向に並んだ状態で接着剤によって接合されており、
    前記第3シートと前記第4シートとの間には、前記左右方向に伸縮する複数の弾性部材が前記上下方向に並んだ状態で接着剤によって接合されており、
    前記腹側帯部材及び前記背側帯部材の各々において、最も下側に位置する弾性部材に塗布された接着剤の平均坪量は、最も上側に位置する弾性部材に塗布された接着剤の平均坪量よりも高い
    ことを特徴とする吸収性物品。
  9. 請求項8に記載の吸収性物品であって、
    前記一方の帯部材において、前記第2シートの上端は、前記複数の弾性部材のうちの最も上側に位置する弾性部材よりも下側に位置している
    ことを特徴とする吸収性物品。
  10. 請求項8に記載の吸収性物品であって、
    前記一方の帯部材において、前記第2シートの上端は、前記複数の弾性部材のうちの最も上側に位置する弾性部材よりも上側に位置している
    ことを特徴とする吸収性物品。
  11. 請求項8に記載の吸収性物品であって、
    前記他方の帯部材において、前記複数の弾性部材のうちの最も上側に位置する弾性部材を第1弾性部材とし、前記第1弾性部材の下側に位置する弾性部材を第2弾性部材とすると、
    前記他方の帯部材の上端から前記第1弾性部材までの距離は、前記第1弾性部材の下端から前記第2弾性部材の上端までの距離よりも長い
    ことを特徴とする吸収性物品。
  12. 互いに交差する上下方向と左右方向と前後方向とを有し、液体を吸収する吸収性本体と、前記左右方向に沿って設けられ、前記吸収性本体の前側上端部に接合された腹側帯部材と、前記腹側帯部材とは別部材として前記左右方向に沿って設けられ、前記吸収性本体の後側上端部に接合された背側帯部材とを有する吸収性物品の製造方法であって、
    前記腹側帯部材及び前記背側帯部材の非肌側シートとなる、搬送方向に連続した非肌側連続シートと、前記腹側帯部材及び前記背側帯部材の肌側シートとなり、且つ、前記搬送方向と交差するCD方向の長さが前記非肌側連続シートの前記CD方向の長さより短い、前記搬送方向に連続した肌側連続シートとを、前記CD方向における前記非肌側連続シートの一端と前記肌側連続シートの一端との距離が、前記CD方向における前記非肌側連続シートの他端と前記肌側連続シートの他端との距離よりも短くなるように、前記非肌側連続シートと前記肌側連続シートとを貼り合わせる工程と、
    前記非肌側連続シートの前記CD方向の前記一端を折り返さないまま、前記非肌側連続シートの前記CD方向の前記他端を前記吸収性物品の肌側となる側に折り返す工程と、
    貼り合わされた前記非肌側連続シート及び前記肌側連続シートを、前記非肌側連続シート及び前記肌側連続シートの前記CD方向の中央部において一緒に切断し、腹側帯状連続シート及び背側帯状連続シートを形成する工程と、
    前記吸収性本体の前側上端部と前記腹側帯状連続シートとを接合し、前記吸収性本体の後側上端部と前記背側帯状連続シートとを接合する工程と
    を有することを特徴とする吸収性物品の製造方法。
  13. 請求項12に記載の吸収性物品の製造方法であって、
    前記非肌側連続シートの前記CD方向の前記一端と、前記肌側連続シートの前記CD方向の前記一端とを揃えるように、前記非肌側連続シート又は前記肌側連続シートの前記CD方向の位置を調整する工程
    を有することを特徴とする吸収性物品の製造方法。
  14. 請求項12又は請求項13に記載の吸収性物品の製造方法であって、
    前記接合する工程では、前記腹側帯状連続シート及び前記背側帯状連続シートの切断された側の端の一部を前記吸収性本体が覆うように接合する
    ことを特徴とする吸収性物品の製造方法。
  15. 請求項12から請求項14のいずれか1項に記載の吸収性物品の製造方法であって、
    前記貼り合わせる工程において、
    前記非肌側連続シートにピンを貫通させて、前記非肌側連続シートに非肌側開孔を形成する工程と、
    前記非肌側連続シートに貫通している状態の前記ピンを、前記肌側連続シートに貫通させて、前記肌側連続シートに肌側開孔を形成する工程と
    を有し、
    前記折り返す工程では、前記非肌側連続シートが前記肌側開孔を肌側から覆うように前記非肌側連続シートの前記他端を折り返す
    ことを特徴とする吸収性物品の製造方法。
  16. 請求項15に記載の吸収性物品の製造方法であって、
    前記折り返す工程の前に、前記肌側連続シートの肌側面の前記肌側開孔が存在しない領域に接着剤を塗布する工程を有し、
    前記折り返す工程では、前記接着剤が塗布された領域に前記非肌側連続シートが重なるように、前記非肌側連続シートの前記他端を折り返す
    ことを特徴とする吸収性物品の製造方法。
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