JP2020188586A - 電機子の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本実施形態の電機子の製造方法は電動機の固定子(ステータ)に適用される。
先ず、本実施形態のステータの構造について説明する。
ステータコア11は円筒状をなしている。ステータコア11は、詳しくは、中心孔を有する円板状の金属板が複数枚(例えば数百枚)積層された積層構造をなしている。各金属板は電磁鋼板(詳しくは、無方向性ケイ素鋼板)によって形成されている。
先ず、「U相」のステータコイル12Uの外部巻線部31Uの形状について説明する。
図6〜図8に示すように、外部巻線部31Uは、スリット20内に配置された内部巻線部30の端部から同スリット20の外方に向けて突出する部分である連結部32Uと、異なるスリット20に対応する一対の連結部32Uの突端同士を接続する部分である接続部33Uとを有している。
図6、図7および図9に示すように、外部巻線部31Vは、スリット20内に配置された内部巻線部30の端部から同スリット20の外方に向けて突出する連結部32Vと、異なるスリット20に対応する一対の連結部32Vの突端同士を接続する接続部33Vとを有している。
図6、図7および図10に示すように、外部巻線部31Wは、スリット20内に配置された内部巻線部30の端部から同スリット20の外方に向けて突出する連結部32Wと、異なるスリット20に対応する一対の連結部32Wの突端同士を接続する接続部33Wとを有している。
以下、本実施形態のステータ10を製造する際の各工程について、図11に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
第1工程では、インサート成形により、ステータコア11の各スリット20の内面と同ステータコア11の中心線L方向における両端面とに前記絶縁層21が形成される。詳しくは、図12に示すように、固定型41と可動型43とからなるインサート成形用の金型装置40が用意される。そして、金型装置40の内部にステータコア11が組み込まれるとともに、その状態で同金型装置40の内部に溶融した合成樹脂材料が射出される。これにより、ステータコア11の表面に絶縁層21(図3参照)が形成される。この絶縁層21により、ステータコア11の中心線L方向における両端面や各スリット20内部において、ステータコイル12とステータコア11とが絶縁される。
図13(a)および図13(b)に示すように、第2工程では、各スリット20の内部に中心線L方向に延びる態様で内部巻線部30が配置される。具体的には、図14に一例を示すように、アルミダイカスト鋳造用の金型装置50が複数用意される。そして、それら金型装置50のうちの1つの内部に、絶縁層21が形成されたステータコア11が配置されるとともに、図13(b)に示すように、同ステータコア11の各スリット20に内部巻線部30が2つずつ配置される。第2工程で用いられる内部巻線部30は、図13(a)に示すように、断面形状が単位正方形を3つ並べた形状の矩形板状をなしている。この内部巻線部30は、中心線L方向に内部巻線部30を貫通するとともに径方向において等間隔で並ぶように配置された3つの貫通孔35を有している。
第3工程では、金型装置50(図14参照)を用いたアルミダイカスト鋳造によって、ステータコア11内に配置された内部巻線部30と一体に形成する態様で、外部巻線部31が成形される。
本実施形態では、第2工程において、各ステータコイル12が隣接する部分に絶縁層21を形成した状態のステータコア11のスリット20に、各ステータコイル12の一部をなす内部巻線部30が配置される。そして、その後の第3工程において、各ステータコイル12の残りの部分、すなわち内部巻線部30の端部同士を接続する外部巻線部31がアルミダイカスト鋳造によって成形される。これにより、ステータコア11に3本のステータコイル12U,12V,12Wが一体成形される。
(1)巻線部同士を溶接する接合箇所を多数有する比較例のステータを製造する場合と比べて、ステータ10を簡素な手順で製造することができる。しかも、巻線部同士を溶接する接合箇所を無くすことができるため、溶接のためのスペースが不要になる分だけ、上記比較例のものと比べてステータ10を小型化することもできる。
・ステータコイル12を、ダイカスト鋳造によって成形することに代えて、低圧鋳造や重力鋳造によって成形するようにしてもよい。
・上記実施形態にかかる電機子の製造方法は、ブラシモータの回転子(ロータ)にも適用することができる。
Claims (3)
- 中心線方向において貫通する複数のスリットを有する鉄心と、前記複数のスリットに挿通される状態で前記鉄心に巻回された巻線とを有する電機子の製造方法において、
前記鉄心の前記中心線方向における端面と前記スリットの内面とにおける前記巻線に隣接する部分に絶縁材料からなる絶縁層を形成する第1工程と、
前記第1工程の後に、前記巻線の一部を構成する内部巻線部を前記スリットの内部において前記中心線方向に延びる態様で配置する第2工程と、
前記第2工程の後に、前記鉄心の前記中心線方向における端面に沿って延びるとともに前記内部巻線部の端部同士を接続する外部巻線部を鋳造によって成形する第3工程と、を有する
ことを特徴とする電機子の製造方法。 - 前記第2工程では、前記内部巻線部として、前記中心線方向における端部に同中心線方向に延びる穴を有するものを用いる
請求項1に記載の電機子の製造方法。 - 前記第3工程における前記鋳造は、アルミダイカスト鋳造である
請求項1または2に記載の電機子の製造方法。
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- 2019-05-14 JP JP2019091662A patent/JP7247739B2/ja active Active
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