JP2020188586A - 電機子の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型な電機子を簡素な手順で製造することのできる電機子の製造方法を提供する。【解決手段】ステータ10は、複数のスリット20を有するステータコア11と、それらスリット20に挿通される状態でステータコア11に巻回されたステータコイル12とを有する。第1工程において、ステータコア11の中心線L方向における端面とスリット20の内面とに絶縁層21を形成する。その後の第2工程において、ステータコイル12の一部を構成する内部巻線部30をスリット20の内部に配置する。その後の第3工程において、鋳造により、ステータコア11の中心線L方向における端面に沿って延びるとともに内部巻線部30の端部同士を接続する外部巻線部31を成形する。これにより、内部巻線部30および外部巻線部31によって構成されるステータコイル12が形成される。【選択図】図3

Description

本発明は、鉄心と同鉄心に巻回された巻線とを有する電機子の製造方法に関するものである。
回転電機の電機子として鉄心に巻線が巻回された構造のものがある(例えば特許文献1参照)。特許文献1の電機子では、鉄心の中心線の延びる方向(以下、中心線方向)において貫通するスリットを同鉄心が有している。そして、U字状に成形した複数の巻線部を鉄心のスリットの対応部分に各別に差し込むとともに、それら巻線部の端部同士を接合するといった態様で、鉄心への巻線の組み付けが行われる。
特開2014−100006号公報
上記電機子は、鉄心への巻線の組み付けに際して多数の接合箇所において巻線部の端部同士を接合する必要があるため、その組み付けにかかる作業が煩雑になってしまう。しかも、各接合箇所において巻線部同士の接合のためのスペースが必要になるため、電機子の大型化を招いてしまう。
本発明は、そうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、小型な電機子を簡素な手順で製造することのできる電機子の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するための電機子の製造方法は、中心線方向において貫通する複数のスリットを有する鉄心と、前記複数のスリットに挿通される状態で前記鉄心に巻回された巻線とを有する電機子の製造方法において、前記鉄心の前記中心線方向における端面と前記スリットの内面とにおける前記巻線に隣接する部分に絶縁材料からなる絶縁層を形成する第1工程と、前記第1工程の後に、前記巻線の一部を構成する内部巻線部を前記スリットの内部において前記中心線方向に延びる態様で配置する第2工程と、前記第2工程の後に、前記鉄心の前記中心線方向における端面に沿って延びるとともに前記内部巻線部の端部同士を接続する外部巻線部を鋳造によって成形する第3工程と、を有する。
上記製造方法によれば、巻線が隣接する部分に絶縁層を形成した状態の鉄心のスリットに巻線の一部(内部巻線部)を配置するとともに、巻線の残りの部分、すなわち内部巻線部の端部同士を接続する外部巻線部を鋳造によって成形することによって、鉄心に巻線を一体に形成することができる。これにより、電機子の製造に際して巻線を構成する巻線部同士を多数の接合箇所において接合する作業が不要になる。そのため、巻線部同士を接合する接合箇所を多数有する比較例の電機子を製造する場合と比べて、電機子を簡素な手順で製造することができる。しかも、巻線部同士を接合する接合箇所を少なくしたり無くしたりすることができるため、その接合のためのスペースが不要になる分だけ、上記比較例の電機子と比べて電機子を小型化することもできる。
本発明によれば、小型な電機子を簡素な手順で製造することができる。
一実施形態の電機子の製造方法が適用されるステータの斜視図。 同ステータの側断面図。 同ステータのスリットおよびその周辺の拡大断面図。 (a)〜(d)ステータコイルの巻き回し態様を説明するための説明図。 ステータコイルの巻き回し態様を説明するための説明図。 ステータコイルおよびその周辺を拡大して示す側面図。 各ステータコイルの連結部の位置関係を示す略図。 U相のステータコイルの(a)は各部を分割した状態の斜視図であり、(b)は各部を結合した状態の斜視図。 V相のステータコイルの(a)は各部を分割した状態の斜視図であり、(b)は各部を結合した状態の斜視図。 W相のステータコイルの(a)は各部を分割した状態の斜視図であり、(b)は各部を結合した状態の斜視図。 ステータの製造工程を示すフローチャート。 インサート成形用の金型装置の断面図。 第2工程において用いられる内部巻線部の(a)は斜視図であり、(b)はスリット内に配設された状態を示す側面図。 アルミダイカスト鋳造用の金型装置の側面図。 (a)および(b)他の実施形態における各ステータコイルの連結部の位置関係を示す略図。
以下、電機子の製造方法の一実施形態について説明する。
本実施形態の電機子の製造方法は電動機の固定子(ステータ)に適用される。
先ず、本実施形態のステータの構造について説明する。
図1および図2に示すように、ステータ10は、鉄心としてのステータコア11と、鉄心に巻回された巻線としてのステータコイル12とを有している。
ステータコア11は円筒状をなしている。ステータコア11は、詳しくは、中心孔を有する円板状の金属板が複数枚(例えば数百枚)積層された積層構造をなしている。各金属板は電磁鋼板(詳しくは、無方向性ケイ素鋼板)によって形成されている。
図2に示すように、ステータコア11には、その中心線Lが延びる方向(以下、中心線L方向)に貫通するスリット20が複数(本実施形態では、48本)設けられている。各スリット20は、ステータコア11の内周面において開口するとともに同ステータコア11の径方向において同一幅で直線状に延びている。これらスリット20は、ステータコア11の周囲方向において等間隔で並ぶように配置されている。
図2および図3に示すように、ステータコア11の表面には絶縁材料からなる絶縁層21が設けられている。絶縁層21は、各スリット20の内面とステータコア11の中心線L方向における両端面とを覆う形状をなしている。絶縁層21は、耐熱温度(具体的には、熱分解温度)が高く、且つ絶縁性を有する合成樹脂材料(本実施形態では、ポリベンゾイミダゾール)によって形成されている。
ステータコイル12は、ステータコア11の複数のスリット20に挿通される状態で同ステータコア11に巻回されている。ステータコイル12の上記スリット20に挿通される部分である内部巻線部30は、断面矩形状で回転中心L方向(図3の上下方向)に延びている。また、ステータコイル12における上記ステータコア11の外部で2つのスリット20(詳しくは、内部巻線部30)を繋ぐように延びる部分である外部巻線部31は、ステータコア11の外面に沿って延びている。ステータコイル12は、アルミニウムによって形成されている。
図4〜図6に示すように、本実施形態のステータ10は三相モータに設けられるものであり、U相のステータコイル12U、V相のステータコイル12V、およびW相のステータコイル12Wからなる3本のステータコイル12を有している。
図4(a)〜図4(d)に示すように、各ステータコイル12U,12V,12Wの内部巻線部30は、同一のスリット20に異なる相の内部巻線部30が配置されることのないように、互いにずれた態様で配設されている。具体的には、ステータ10の周囲方向(図6の時計回り方向)において、「U相」のステータコイル12Uの内部巻線部30、「V相」のステータコイル12Vの内部巻線部30、「W相」のステータコイル12Wの内部巻線部30といった順に並ぶように、各相の内部巻線部30が配置されている。
各ステータコイル12U,12V,12Wは分布巻のものであり、周囲方向において2つ置きに配置されたスリット20内の内部巻線部30同士を外部巻線部31U,31V,31Wによって繋ぐ矩形波状で延設されている。言い換えれば同一相のステータコイル12U,12V,12Wの内部巻線部30同士を外部巻線部31U,31V,31Wによって繋ぐ矩形波状(図4)で延設されている。
1つのスリット20の内部には、同一相のステータコイル12の2本の内部巻線部30が径方向において並ぶ態様で配置されている。そして、図4および図5に示すように、各ステータコイル12U,12V,12Wは、電源端子(Uin,Vin,Win)、ステータコア11の外周側で巻回される部分、ステータコア11の内周側で巻回される部分、「中性点」といった順に接続されている。
本実施形態では、各ステータコイル12の外部巻線部31の形状が、同外部巻線部31によってステータコイル12を流れる電流が制限されることのない形状であって、且つ、異なる相のステータコイル12同士が接触することのない形状になっている。
以下、各ステータコイル12の外部巻線部31の形状について説明する。
先ず、「U相」のステータコイル12Uの外部巻線部31Uの形状について説明する。
図6〜図8に示すように、外部巻線部31Uは、スリット20内に配置された内部巻線部30の端部から同スリット20の外方に向けて突出する部分である連結部32Uと、異なるスリット20に対応する一対の連結部32Uの突端同士を接続する部分である接続部33Uとを有している。
図7、図8(a)および図8(b)に示すように、連結部32Uは、一辺の長さが単位長さ(例えば数mm)の正方形(単位正方形)を各面とする立方体(単位ブロック)を中心線Lと直交する面上に6個並べて一体にした形状をなしている。なお、ステータコイル12の外部巻線部31は周囲方向において延びる形状であるため、周囲方向において並ぶ単位ブロックの実際の形状も周囲方向において若干湾曲した断面円弧状をなしている。各図に示す各単位ブロックは、実際の形状が若干異なるものの、中心線L方向と直交する方向における断面の面積や体積が等しくなっている。本実施形態では、外部巻線部31の形状についての理解を容易にするために、単位ブロックが単位正方形を各面とする立方体であるものとして説明する。
連結部32Uは、単位ブロックを周囲方向において3列で並べた形状をなしている。3列における最も外周側の列(外周列)は3個の単位ブロックが周囲方向に並べられた形状をなし、外周側から2番目の列(中間列)は2個の単位ブロックが周囲方向に並べられた形状をなし、外周側から3番目の列、すなわち最も内周側の列(内周列)は1個の単位ブロックからなる形状をなしている。このように連結部32Uの断面は三段の階段状をなしている。
図7に示すように、接続部33Uの両端に配置される一対の連結部32Uは、一方の内部巻線部30を起点に他方の内部巻線部30に向けて突出する形状に形成されている。一対の連結部32Uは、ステータコア11の中心線Lを含む面を対称面として面対称の形状に形成されている。
図8に示すように、内部巻線部30の断面形状は、ステータコア11の径方向において単位正方形が3個並んだ形状をなしている。こうした内部巻線部30の中心線L方向における端部は、外部巻線部31Uの同内部巻線部30側の端面における3個の単位ブロックが並んだ部分と一体になっている。本実施形態では、内部巻線部30と連結部32Uとの接続部分(図8(a)中にハッチングH1で示す部分)の断面積が単位正方形を3個分の値になっている。
図6および図7に示すように、接続部33Uは、中心線Lを中心とする円弧状で延びている。図8に示すように、接続部33Uの径方向における断面は、中心線L方向において3個の単位正方形を並べた形状をなしている。接続部33Uは、連結部32の外周列におけるステータコア11から遠い側の面34Uに沿う位置で延びている。そして、接続部33Uの連結部32側の面と、連結部32の外周列におけるステータコア11から遠い側の面34Uの全体とが一体になっている。本実施形態では、接続部33Uと連結部32Uとの接続部分(図8(a)中にハッチングH2で示す部分)の断面積が単位正方形を3個分の値になっている。
ステータコイル12Uでは、内部巻線部30の断面積や、外部巻線部31Uの接続部33Uの断面積、内部巻線部30と連結部32Uとの接続部分の断面積、並びに、連結部32Uと接続部33Uとの接続部分の断面積がいずれも単位正方形を3個分の値になっている。また、外部巻線部31Uの連結部32Uの断面積は単位正方形を6個分の値になっている。こうしたことから、ステータコイル12U(詳しくは、内部巻線部30)を流れる電流は内部巻線部30の断面積(単位正方形を3個分の値)によって規制される構造であると云える。このように本実施形態では、連結部32Uおよび接続部33Uからなる外部巻線部31Uの形状が、同外部巻線部31Uによってステータコイル12U(詳しくは、内部巻線部30)を流れる電流が制限されることのない形状に定められている。
次に、「V相」のステータコイル12Vの外部巻線部31Vの形状について説明する。
図6、図7および図9に示すように、外部巻線部31Vは、スリット20内に配置された内部巻線部30の端部から同スリット20の外方に向けて突出する連結部32Vと、異なるスリット20に対応する一対の連結部32Vの突端同士を接続する接続部33Vとを有している。
図7、図9(a)および図9(b)に示すように、連結部32Vは、中心線Lと直交する面上に単位ブロックを6個並べて一体にした形状をなしている。詳しくは、連結部32Vは、単位ブロックを周囲方向において3列で並べた形状をなしている。連結部32Vの外周列は2個の単位ブロックが周囲方向に並べられた形状をなし、中間列は3個の単位ブロックが周囲方向に並べられた形状をなし、内周列は1個の単位ブロックからなる形状をなしている。
図7に示すように、接続部33Vの両端に配置される一対の連結部32Vは、一方の内部巻線部30を起点に他方の内部巻線部30に向けて突出する形状に形成されている。一対の連結部32Vは、ステータコア11の中心線Lを含む面を対称面として面対称の形状に形成されている。
図9に示すように、ステータコイル12Vの内部巻線部30における中心線L方向の端部は、外部巻線部31Vの同内部巻線部30側の端面における3個の単位ブロックが並んだ部分と一体になっている。本実施形態では、内部巻線部30と連結部32Vとの接続部分(図9(a)中にハッチングH3で示す部分)の断面積が単位正方形3個分の値になっている。
図6および図7に示すように、接続部33Vは、中心線Lを中心とする円弧状で延びている。図9に示すように、接続部33Vの径方向における断面は、中心線L方向において3個の単位正方形を並べた形状をなしている。接続部33Vは、連結部32Vの中間列におけるステータコア11から遠い側の面34Vに沿う位置で延びている。そして、接続部33Vの連結部32V側の面と、連結部32Vの中間列におけるステータコア11から遠い側の面34Vの全体とが一体になっている。本実施形態では、接続部33Vと連結部32Vとの接続部分(図9(a)中にハッチングH4で示す部分)の断面積が単位正方形3個分の値になっている。
ステータコイル12Vでは、内部巻線部30の断面積や、外部巻線部31Vの接続部33Vの断面積、内部巻線部30と連結部32Vとの接続部分の断面積、並びに、連結部32Vと接続部33Vとの接続部分の断面積がいずれも単位正方形3個分の値になっている。また、外部巻線部31Vの連結部32Vの断面積は単位正方形6個分の値になっている。こうしたことから、ステータコイル12V(詳しくは、内部巻線部30)を流れる電流は内部巻線部30の断面積(単位正方形3個分の値)によって規制される構造であると云える。このように本実施形態では、連結部32Vおよび接続部33Vからなる外部巻線部31Vの形状が、同外部巻線部31Vによってステータコイル12V(詳しくは、内部巻線部30)を流れる電流が制限されることのない形状に定められている。
次に、「W相」のステータコイル12Wの外部巻線部31Wの形状について説明する。
図6、図7および図10に示すように、外部巻線部31Wは、スリット20内に配置された内部巻線部30の端部から同スリット20の外方に向けて突出する連結部32Wと、異なるスリット20に対応する一対の連結部32Wの突端同士を接続する接続部33Wとを有している。
図7、図10(a)および図10(b)に示すように、連結部32Wは、中心線Lと直交する面上に単位ブロックを6個並べて一体にした形状をなしている。詳しくは、連結部32Wは、単位ブロックを周囲方向において3列で並べた形状をなしている。連結部32Wの外周列は1個の単位ブロックからなる形状をなし、中間列は2個の単位ブロックが周囲方向に並べられた形状をなし、内周列は3個の単位ブロックが周囲方向に並べられた形状をなしている。このように連結部32Wの断面は三段の階段状をなしている。
図7に示すように、接続部33Wの両端に配置される一対の連結部32Wは、一方の内部巻線部30を起点に他方の内部巻線部30に向けて突出する形状に形成されている。一対の連結部32Wは、ステータコア11の中心線Lを含む面を対称面として面対称の形状に形成されている。
図10に示すように、ステータコイル12Wの内部巻線部30における中心線L方向の端部は、外部巻線部31Wの同内部巻線部30側の端面における3個の単位ブロックが並んだ部分と一体になっている。本実施形態では、内部巻線部30と連結部32Wとの接続部分(図10(a)中にハッチングH5で示す部分)の断面積が単位正方形3個分の値になっている。
図6および図7に示すように、接続部33Wは、中心線Lを中心とする円弧状で延びている。図10に示すように、接続部33Wの径方向における断面は、中心線L方向において3個の単位正方形を並べた形状をなしている。接続部33Wは、連結部32Wの内周列におけるステータコア11から遠い側の面34Wに沿う位置で延びている。そして、接続部33Wの連結部32側の面と、連結部32Wの内周列におけるステータコア11から遠い側の面34Wの全体とが一体になっている。本実施形態では、接続部33Wと連結部32Wとの接続部分(図10(a)中にハッチングH6で示す部分)の断面積が単位正方形3個分の値になっている。
ステータコイル12Wでは、内部巻線部30の断面積や、外部巻線部31Wの接続部33Wの断面積、内部巻線部30と連結部32Wとの接続部分の断面積、並びに、連結部32Wと接続部33Wとの接続部分の断面積がいずれも単位正方形3個分の値になっている。また、外部巻線部31Wの連結部32Wの断面積は単位正方形6個分の値になっている。こうしたことから、ステータコイル12W(詳しくは、内部巻線部30)を流れる電流は内部巻線部30の断面積(単位正方形3個分の値)によって規制される構造であると云える。このように本実施形態では、連結部32Wおよび接続部33Wからなる外部巻線部31の形状が、同外部巻線部31によってステータコイル12W(詳しくは、内部巻線部30)を流れる電流が制限されることのない形状に定められている。
図7に示すように、各ステータコイル12U,12V,12Wの連結部32U,32V,32Wはいずれも、スリット20(詳しくは、内部巻線部30)の端部を起点に周囲方向の一方側(図7の時計回り方向、または反時計回り方向)に向けて延びている。
本実施形態のステータ10では、隣り合うスリット20の間隔が単位正方形を2つ並べた長さよりも長くなっている。そのため、隣り合うスリット20に対応する連結部32が周囲方向における同一方向に延びる部分では、それら連結部32は接触しない。
ただし、隣り合うスリット20に対応する連結部32が周囲方向において対向する態様で延びる特定部分(図7中に矢印Pで示す部分)では、それら連結部32の先端間の距離が近くなるため、単に2つの連結部32を配設すると、それら連結部32同士が接触するおそれがある。この特定部分は、具体的には、「W相」のステータコイル12Wの連結部32Wと「U相」のステータコイル12Uの連結部32Uとが隣り合う部分であって、且つ、それら連結部32W,32Uが周囲方向において対向する態様で延びる部分である。本実施形態のステータ10は、そうした特定部分を、ステータコイル12の外周側に配置される部分に8箇所と内周側に配置される部分に8箇所との合計16箇所有している。
本実施形態のステータ10では、上記特定部分において各連結部32W,32Uの断面形状が三段の階段状になるとともに、連結部32Wの段差面と連結部32Uの段差面とが同一の方向に延びる形状をなしている。これにより、図7から明らかなように、「U相」のステータコイル12Uの連結部32Uと「W相」のステータコイル12Wの連結部32Wとが接触しない構造になっている。
このように本実施形態のステータ10は、ステータコイル12Uの連結部32Uと、ステータコイル12Vの連結部32Vと、ステータコイル12Wの連結部32Wとが互いに接触しない構造になっている。
また、図6に示すように、本実施形態のステータ10では、外部巻線部31U,31V,31Wの接続部33U,33V,33Wが、径方向に並ぶように中心線Lを中心とする円弧状で延びている。そして、各接続部33U,33V,33Wの間には隙間が形成されており、それら接続部33U,33V,33Wが互いに接触しない構造になっている。
こうしたことから、本実施形態のステータ10では、3本のステータコイル12U,12V,12Wが互いに接触しない構造になっている。
以下、本実施形態のステータ10を製造する際の各工程について、図11に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
図11に示すように、ステータ10を製造する際には先ず、第1工程が実行される。
第1工程では、インサート成形により、ステータコア11の各スリット20の内面と同ステータコア11の中心線L方向における両端面とに前記絶縁層21が形成される。詳しくは、図12に示すように、固定型41と可動型43とからなるインサート成形用の金型装置40が用意される。そして、金型装置40の内部にステータコア11が組み込まれるとともに、その状態で同金型装置40の内部に溶融した合成樹脂材料が射出される。これにより、ステータコア11の表面に絶縁層21(図3参照)が形成される。この絶縁層21により、ステータコア11の中心線L方向における両端面や各スリット20内部において、ステータコイル12とステータコア11とが絶縁される。
図11に示すように、第1工程の後には、第2工程が実行される。
図13(a)および図13(b)に示すように、第2工程では、各スリット20の内部に中心線L方向に延びる態様で内部巻線部30が配置される。具体的には、図14に一例を示すように、アルミダイカスト鋳造用の金型装置50が複数用意される。そして、それら金型装置50のうちの1つの内部に、絶縁層21が形成されたステータコア11が配置されるとともに、図13(b)に示すように、同ステータコア11の各スリット20に内部巻線部30が2つずつ配置される。第2工程で用いられる内部巻線部30は、図13(a)に示すように、断面形状が単位正方形を3つ並べた形状の矩形板状をなしている。この内部巻線部30は、中心線L方向に内部巻線部30を貫通するとともに径方向において等間隔で並ぶように配置された3つの貫通孔35を有している。
図11に示すように、第2工程の後には、第3工程が実行される。
第3工程では、金型装置50(図14参照)を用いたアルミダイカスト鋳造によって、ステータコア11内に配置された内部巻線部30と一体に形成する態様で、外部巻線部31が成形される。
先ず、ステータコア11と内部巻線部30とがインサートされた金型装置50を用いて、アルミダイカスト鋳造により、「U相」のステータコイル12Uの一部をなす外部巻線部31Uのうち、ステータコア11における中心線L方向の一方側(図1の矢印D1側)に配置されるものが内部巻線部30と一体に成形される。ここでは、全ての外部巻線部31Uのうちの半分、詳しくは、外周側のステータコイル12Uの一方側に配置される外部巻線部31Uと、内周側のステータコイル12Uの一方側に配置される外部巻線部31Uとが成形される。
その後、ステータコア11と内部巻線部30と成形済みの外部巻線部31とがインサートされた金型装置50を用いて、アルミダイカスト鋳造により、「V相」のステータコイル12Vの一部をなす外部巻線部31Vのうち、ステータコア11における中心線L方向の一方側に配置されるものが内部巻線部30と一体に成形される。ここでは、全ての外部巻線部31Vのうちの半分、詳しくは、外周側のステータコイル12Vの一方側に配置される外部巻線部31Vと、内周側のステータコイル12Vの一方側に配置される外部巻線部31Vとが成形される。
その後、ステータコア11と内部巻線部30と成形済みの外部巻線部31とがインサートされた金型装置50を用いて、アルミダイカスト鋳造により、「W相」のステータコイル12Wの一部をなす外部巻線部31Wのうち、ステータコア11における中心線L方向の一方側に配置されるものが内部巻線部30と一体に成形される。ここでは、全ての外部巻線部31Wのうちの半分、詳しくは、外周側のステータコイル12Wの一方側に配置される外部巻線部31Wと、内周側に配置されるステータコイル12Wの一方側に配置される外部巻線部31Wとが成形される。
その後、ステータコア11と内部巻線部30と成形済みの外部巻線部31とがインサートされた金型装置50を用いて、アルミダイカスト鋳造により、「U相」のステータコイル12Uの一部をなす外部巻線部31Uのうち、ステータコア11における中心線L方向の他方側(図1の矢印D2側)に配置されるものが内部巻線部30と一体に成形される。ここでは、全ての外部巻線部31Uのうちの残りの半分、詳しくは、外周側のステータコイル12Uの他方側に配置される外部巻線部31Uと、内周側のステータコイル12Uの他方側に配置される外部巻線部31Uとが成形される。
その後、ステータコア11と内部巻線部30と成形済みの外部巻線部31とがインサートされた金型装置50を用いて、アルミダイカスト鋳造により、「V相」のステータコイル12Vの一部をなす外部巻線部31Vのうち、ステータコア11における中心線L方向の他方側に配置されるものが内部巻線部30と一体に成形される。ここでは、全ての外部巻線部31Vのうちの残りの半分、詳しくは、外周側のステータコイル12Vの他方側に配置される外部巻線部31Vと、内周側のステータコイル12Vの他方側に配置される外部巻線部31Vとが成形される。
その後、ステータコア11と内部巻線部30と成形済みの外部巻線部31とがインサートされた金型装置50を用いて、アルミダイカスト鋳造により、「W相」のステータコイル12Wの一部をなす外部巻線部31Wのうち、ステータコア11における中心線L方向の他方側に配置されるものが内部巻線部30と一体に成形される。ここでは、全ての外部巻線部31Wのうちの残りの半分、詳しくは、内周側のステータコイル12Wの他方側に配置される外部巻線部31Wと、外周側のステータコイル12Wの他方側に配置される外部巻線部31Wとが成形される。
このように第3工程では、複数の金型装置50を用いた複数回のアルミダイカスト鋳造を通じて、内部巻線部30および外部巻線部31U,31V,31Wによって構成されるとともにアルミニウムからなる3本のステータコイル12U,12V,12Wがステータコア11に一体成形される。
以下、このようにしてステータ10を製造することによる作用について説明する。
本実施形態では、第2工程において、各ステータコイル12が隣接する部分に絶縁層21を形成した状態のステータコア11のスリット20に、各ステータコイル12の一部をなす内部巻線部30が配置される。そして、その後の第3工程において、各ステータコイル12の残りの部分、すなわち内部巻線部30の端部同士を接続する外部巻線部31がアルミダイカスト鋳造によって成形される。これにより、ステータコア11に3本のステータコイル12U,12V,12Wが一体成形される。
こうした製造方法によれば、ステータ10の製造に際してステータコイル12U,12V,12Wを構成する巻線部同士を多数の接合箇所において溶接する作業が不要になる。そのため、巻線部同士を溶接する接合箇所を多数有する比較例のステータを製造する場合と比べて、ステータ10を簡素な手順で製造することができる。しかも、巻線部同士を溶接する接合箇所を無くすことができるため、溶接のためのスペースが不要になる分だけ、上記比較例のものと比べてステータ10を小型化することもできる。
また本実施形態では、第2工程においてステータコア11のスリット20内に配置する内部巻線部30として、中心線L方向に貫通する貫通孔35を有するものが用いられている。そのため、第3工程において、アルミダイカスト鋳造によって内部巻線部30の端部に外部巻線部31を一体成形する際に、溶湯(具体的には、溶融アルミニウム)の一部が内部巻線部30の貫通孔35内に進入して一体に硬化するようになる。そのため、そうした貫通孔を有していない内部巻線部を用いる場合と比較して、内部巻線部30の端部から外部巻線部31が外れ難い構造にすることができ、それら内部巻線部30および外部巻線部31を強固に接合することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下に記載する効果が得られる。
(1)巻線部同士を溶接する接合箇所を多数有する比較例のステータを製造する場合と比べて、ステータ10を簡素な手順で製造することができる。しかも、巻線部同士を溶接する接合箇所を無くすことができるため、溶接のためのスペースが不要になる分だけ、上記比較例のものと比べてステータ10を小型化することもできる。
(2)貫通孔を有していない内部巻線部を用いる場合と比較して、内部巻線部30の端部から外部巻線部31が外れ難い構造にすることができ、それら内部巻線部30および外部巻線部31を強固に接合することができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態および以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・ステータコア11に絶縁層21を形成する第1工程は、任意に変更することができる。例えば、第1工程において、溶融した合成樹脂材料を溜めた溶融樹脂槽にステータコアを浸けることによって絶縁層を形成するようにしてもよい。その他、第1工程において、予め成形された絶縁部材をステータコアに取り付けることによって絶縁層を形成することなども可能である。この場合には、絶縁層の形成材料として、合成樹脂材料以外の材料(セラミックなど)を採用することができる。
・第2工程においてステータコア11のスリット20内に配置する内部巻線部30として、中心線L方向の端部に同内部巻線部30を貫通しない穴が設けられたものを用いるようにしてもよい。また、第2工程においてステータコア11のスリット20内に配置する内部巻線部30としては、貫通孔35や穴を有していないものを用いることもできる。
・アルミダイカスト鋳造によって、ステータコア11の中心線L方向における両側に外部巻線部31を成形することに代えて、ステータコア11の中心線L方向における一方側のみに外部巻線部31を成形するようにしてもよい。この場合には、2本の内部巻線部と1本の外部巻線部とを有するU字状のU字巻線部を複数用意するようにすればよい。そして、アルミダイカスト鋳造による外部巻線部の成形に先立ち、複数のU字巻線部を、ステータコア11のスリット20に各内部巻線部30が挿通される態様で同ステータコア11に組み付けるようにすればよい。
・各ステータコイル12U,12V,12Wの巻き回し態様は、任意に変更可能である。同構成においては、図15(a)に示すように、「U相」のステータコイル12Uの連結部32Uと「V相」のステータコイル12Vの連結部32Vとの隣り合う部分が、それら連結部32U,32Vが周囲方向において対向する態様で延びる特定部分になる場合であっても、連結部32U,32Vが互いに接触しない構造になる。この場合には、連結部32Uと連結部32Vとの間(図15(a)中に太線で示す部分)に隙間が形成される。また図15(b)に示すように、「V相」のステータコイル12Vの連結部32Vと「W相」のステータコイル12Wの連結部32Wとの隣り合う部分が、それら連結部32V,32Wが周囲方向において対向する態様で延びる特定部分になる場合であっても、連結部32V,32Wが互いに接触しない構造になる。この場合には、連結部32Vと連結部32Wとの間(図15(b)中に太線で示す部分)に隙間が形成される。
・各ステータコイル12において内部巻線部30の断面積や、接続部33の断面積、内部巻線部30と連結部32との接続部分の断面積、並びに接続部33と連結部32との接続部分の断面積が連結部32の断面積以下になるのであれば、各ステータコイル12の連結部32の形状は任意に変更可能である。例えば、各ステータコイル12の連結部32を、単位ブロックを5個並べて一体にした形状に形成したり、外面が滑らかな曲線からなる形状に形成したりすることができる。
・上記実施形態にかかる電機子の製造方法は、集中巻のステータコイルを有するステータにも適用することができる。
・ステータコイル12を、ダイカスト鋳造によって成形することに代えて、低圧鋳造や重力鋳造によって成形するようにしてもよい。
・ステータコイル12の形成材料として、「銅」を採用することができる。
・上記実施形態にかかる電機子の製造方法は、ブラシモータの回転子(ロータ)にも適用することができる。
10…ステータ、11…ステータコア、12,12U,12V,12W…ステータコイル、20…スリット、21…絶縁層、30…内部巻線部、31,31U,31V,31W…外部巻線部、32,32U,32V,32W…連結部、33,33U,33V,33W…接続部、34U,34V,34W…面、35…貫通孔、40…金型装置。41…固定型、43…可動型、50…金型装置。

Claims (3)

  1. 中心線方向において貫通する複数のスリットを有する鉄心と、前記複数のスリットに挿通される状態で前記鉄心に巻回された巻線とを有する電機子の製造方法において、
    前記鉄心の前記中心線方向における端面と前記スリットの内面とにおける前記巻線に隣接する部分に絶縁材料からなる絶縁層を形成する第1工程と、
    前記第1工程の後に、前記巻線の一部を構成する内部巻線部を前記スリットの内部において前記中心線方向に延びる態様で配置する第2工程と、
    前記第2工程の後に、前記鉄心の前記中心線方向における端面に沿って延びるとともに前記内部巻線部の端部同士を接続する外部巻線部を鋳造によって成形する第3工程と、を有する
    ことを特徴とする電機子の製造方法。
  2. 前記第2工程では、前記内部巻線部として、前記中心線方向における端部に同中心線方向に延びる穴を有するものを用いる
    請求項1に記載の電機子の製造方法。
  3. 前記第3工程における前記鋳造は、アルミダイカスト鋳造である
    請求項1または2に記載の電機子の製造方法。
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