JP2020187288A - 光学デバイス、光学デバイスの制御方法、および画像表示装置 - Google Patents

光学デバイス、光学デバイスの制御方法、および画像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】高精細で、画像品質に優れた鮮明な投射画像が得られる光学デバイスを提供すること。【解決手段】入射した映像光を、映像光の入射角度に応じて屈折させて出射する光学部と、光学部を支持する保持部とを含む可動部と、可動部を揺動させるアクチュエーターとを有する光学デバイスの制御方法であって、アクチュエーターに駆動信号を印加して、可動部を揺動させることを含み、駆動信号の波形Waは台形状波であり、台形状波の脚部は、脚部Lcと、脚部Lcに接続する脚部Ldとからなり、台形状波の平坦部に対する脚部Ldの傾きは、台形状波の平坦部に対する脚部Lcの傾きより小さいことを特徴とする。【選択図】図8

Description

本発明は、光学デバイス、光学デバイスの制御方法、および光学デバイスを備えた画像表示装置に関する。
従来、液晶パネル等の光変調装置の解像度よりも投射される画像の解像度を高くするために、光変調装置から出射された映像光の軸をずらす技術が知られていた。
例えば、特許文献1の投射型表示装置では、映像光の光軸を1/2画素ずらすための光路変更板を備えていた。詳しくは、光路変更板をプラス側に所定角度傾けた状態と、マイナス側に所定角度傾けた状態とを反復するように駆動制御することで、投射画像の解像度を高めていた。この際、画像品質を確保するためには、プラス/マイナスの所定角度状態における維持時間を長くする必要があるため、特許文献1では、光路変更板を駆動するための駆動信号に工夫をしていた。詳しくは、駆動信号における低電位と高電位とを切り替える間の信号波形を正弦波とすることで、電流を正負に変動させていた(図8参照)。
しかし、特許文献1の駆動方法では、正弦波部分の影響で光路変更板が一瞬逆側に振れてしまうため、映像光がぶれてしまうという問題があった。この問題を鑑み、発明者等は、特許文献2の画像表示装置のように、駆動信号として台形波を用いることを提案している。これによれば、低電位と高電位とを切り替える際に、正負の変動は生じない。
特開2011−158589号公報 特開2016−71232号公報
しかしながら、特許文献2の駆動信号を用いることで、特許文献1の駆動信号よりも、ぶれの少ない高品質な画像を得ることが可能となったが、更なる改善の余地があった。詳しくは、図10に示すように、駆動信号として単純な台形波の波形Woを用いた場合、光路変更板の動きも略台形波を追従したものとなるが、軌跡Uoに示すように、下底、上底の直線部分において、アンダーシュート、オーバーシュートが発生してしまい、画像品質が劣化してしまうという課題があった。なお、図10の詳細については後述する。
上記の課題を解決するために、本願の光学デバイスの制御方法は、入射した映像光を、映像光の入射角度に応じて屈折させて出射する光学部と、光学部を支持する保持部と、を含む可動部と、可動部を揺動させるアクチュエーターとを有する光学デバイスの制御方法であって、アクチュエーターに駆動信号を印加して、可動部を揺動させること、を含み、駆動信号の波形は台形状波であり、台形状波の脚部は、第1の直線と、第1の直線に接続する第2の直線とを含み、台形状波の平坦部に対する第2の直線の傾きは、台形状波の平坦部に対する第1の直線の傾きより小さく、第1の直線に沿ってアクチュエーターに駆動信号を印加してから、第2の直線に沿ってアクチュエーターに駆動信号を印加することを特徴とする。
上記光学デバイスの制御方法において、台形状波の平坦部は、低電位側と、高電位側とに設けられており、低電位側から高電位側に変移する立上り時間の中間点となる時間において、第1の直線から第2の直線に切替わることが好ましい。
上記光学デバイスの制御方法は、高電位側から低電位側に変移する立下り時間の中間点となる時間において、第1の直線から第2の直線に切替わることが好ましい。
本願の光学デバイスは、入射した映像光を、映像光の入射角度に応じて屈折させて出射する光学部と、光学部を支持する保持部と、を含む可動部と、可動部を揺動させるアクチュエーターと、アクチュエーターに駆動信号を印加する駆動回路と、を有し、駆動信号の波形は台形状波であり、台形状波の脚部は、第1の直線と、第1の直線に接続する第2の直線とを含み、台形状波の平坦部に対する第2の直線の傾きは、台形状波の平坦部に対する第1の直線の傾きより小さく、駆動回路は、第1の直線に沿ってアクチュエーターに駆動信号を印加してから、第2の直線に沿ってアクチュエーターに駆動信号を印加することを特徴とする。
本願の画像表示装置は、上記光学デバイスと、光学デバイスから出射される映像光を拡大投射する投射光学系とを、備えることを特徴とする。
実施形態に係るプロジェクターの概略構成図。 映像光の画素ずらしによる画像表示位置のシフト状態図。 プロジェクターの電気的な構成を示す回路ブロック図。 駆動回路の回路ブロック図。 光路シフトデバイスの斜視図。 光路シフトデバイスの平面図。 図6のA−A部の断面図。 駆動信号の波形図。 駆動信号と光路シフトデバイスの軌跡を示す図。 従来の駆動信号と光路シフトデバイスの軌跡を示す図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、各層や各部位を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部位の縮尺を実際とは異ならしめている。
実施形態
1)プロジェクターの概要
図1は、本実施形態に係るプロジェクターの光学的な構成を示す説明図である。まず、本実施形態に係るプロジェクター1の構成について説明する。
画像表示装置としてのプロジェクター1は、LCD方式のプロジェクターである。プロジェクター1は、外部から入力される映像信号に基づき、スクリーン101に映像を表示する装置である。プロジェクター1は、光源102、ミラー104a,104b,104c、ダイクロイックミラー106a,106b、液晶表示素子108R,108G,108Bと、ダイクロイックプリズム110、光路シフトデバイス2、投射光学系112などから構成されている。
光源102としては、例えば、ハロゲンランプ、水銀ランプ、発光ダイオード(LED)、レーザー光源等が挙げられる。また、光源102としては、白色光が出射するものが用いられる。光源102から出射された光は、例えば、ダイクロイックミラー106aによって赤色光(R)とその他の光とに分離される。赤色光は、ミラー104aで反射された後、液晶表示素子108Rに入射する。その他の光は、ダイクロイックミラー106bによってさらに緑色光(G)と青色光(B)とに分離される。緑色光は、ダイクロイックミラー106bで反射した後、液晶表示素子108Gに入射する。青色光は、ダイクロイックミラー106bを透過した後、ミラー104b,104cで反射した後、液晶表示素子108Bに入射する。
液晶表示素子108R,108G,108Bは、それぞれ、空間光変調器として用いられる。これらの液晶表示素子108R,108G,108Bは、それぞれR,G,Bの光の三原色に対応する透過型の空間光変調器であり、例えば縦1080行、横1920列のマトリクス状に配列した画素を備える。各画素では、入射光に対する透過光の光量が調整され、各液晶表示素子108R,108G,108Bにおいて全画素の光量分布が協調制御される。このような液晶表示素子108R,108G,108Bによってそれぞれ空間的に変調された光は、ダイクロイックプリズム110で合成され、ダイクロイックプリズム110からフルカラーの映像光LLとして出射される。そして、出射された映像光LLは、光路シフトデバイス2を経由した後、投射光学系112によって拡大されてスクリーン101に投射される。
光学デバイスとしての光路シフトデバイス2は、ダイクロイックプリズム110と投射光学系112との間に配置されている。プロジェクター1は、光路シフトデバイス2によって映像光LLの光路を入射角度に応じてシフトさせることにより、液晶表示素子108R,108G,108Bの解像度よりも高い解像度の画像をスクリーン101に投射する。例えば、液晶表示素子108R,108G,108Bがフルハイビジョンであれば、4Kの画像を表示する。なお、光路シフトのことを「画素ずらし」ともいう。
2)画素ずらしの概要
図2は、映像光の画素ずらしによる画像表示位置のシフト状態を示す図である。
ここでは、画素ずらしによる高解像度化の原理について図2を用いて説明する。
光路シフトデバイス2は、映像光LLを透過させる光学部としての光路変更板30(図5)を有しており、透光性の板状部材である光路変更板30の姿勢を変更することで、屈折を利用して映像光LLの光路をシフトさせる。
プロジェクター1は、このような光路のシフトを利用して、映像光LLの光路を一方側にシフトさせた場合の画像表示位置P1と、映像光LLの光路を他方側にシフトさせた場合の画像表示位置P2とに交互に画像を表示する。画像表示位置P1,P2は、スクリーン101上で画素Pxの対角方向Kに半画素分ずれた位置である。なお、半画素とは、画素Pxの半分のことである。このような画素ずらしを行うことにより、見かけ上の画素が増加し、スクリーン101に投影される画像を高解像度化することができる。なお、画像表示位置P1,P2のずれ量としては、半画素分に限定されず、例えば、画素Pxの1/4であってもよいし、3/4であってもよい。また、斜めにずらすことに限定するものではなく、上下方向や、左右方向にずらすことでも良い。上下、左右方向であっても、投射画像を高解像度化することができる。
3)回路ブロック構成
図3は、プロジェクターの電気的な構成を示す回路ブロック図である。
プロジェクター1は、制御回路120、画像信号処理回路121、駆動回路122などから構成されている。
制御回路120は、MCU(Micro Controller Unit)であり、液晶表示素子108R,108G,108Bに対するデータ信号の書き込み動作、光路シフトデバイス2における光路シフト動作、画像信号処理回路121におけるデータ信号の発生動作を含むプロジェクター1の動作を制御する。制御回路120には、不揮発性メモリー、ROM、RAMなどから構成された記憶部120mが附属しており、記憶部120mには、駆動信号DSの駆動波形データや、プロジェクター1の動作を制御するための様々なプログラムおよび付随するデータが記憶されている。
画像信号処理回路121は、外部装置から供給される画像信号VidをR,G,Bの三原色ごとに分離するとともに、それぞれの液晶表示素子108R,108G,108Bの動作に適したデータ信号Rv,Gv,Bvに変換する。変換されたデータ信号Rv,Gv,Bvは、それぞれ液晶表示素子108R,108G,108Bに供給され、それに基づいて液晶表示素子108R,108G,108Bが表示駆動される。画像信号処理回路121は、例えばDSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の回路によって構成されてもよい。
駆動回路122は、光路シフトデバイス2を駆動するための駆動信号DSを生成する回路である。駆動回路122は、画像信号処理回路121から入力される同期信号SAに基づいて、駆動信号DSを生成し、光路シフトデバイス2に供給する。駆動回路122は、例えばDSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の回路によって構成されてもよい。
図4は、駆動回路の回路ブロック図である。
駆動回路122は、波形生成部131、ゲイン調整部132、増幅部133などを備え、これらによって駆動信号DSの生成、および駆動信号DSの波形調整を行う。
波形生成部131は、D/Aコンバーターを備えており、画像に同期した矩形状の同期信号SAに基づいて、台形状の駆動信号を生成する。具体的には、同期信号SAをトリガーとして、記憶部120mのデジタルデータからなる駆動波形データをD/Aコンバーターでアナログ信号に変換して出力する。このように、D/Aコンバーターを使うことにより、変換クロック周波数を変えることで、脚部の傾きを変更した台形状波など、所望の波形を生成することができる。詳しくは、駆動波形データを変更することにより、矩形波、正弦波、台形波や、これらの波形を組み合せた波形も生成できる。
ゲイン調整部132は、デジタルポテンショメーターを備えており、波形生成部131が生成した台形状の信号の振幅を変更する。好適例において、ゲイン調整部132は、インターフェースとしてI2Cバスを備えており、制御回路120からの制御信号で電気的に抵抗値を変更可能な構成となっている。
増幅部133は、オペアンプを備えており、ゲイン調整部132でゲイン調整された台形状の信号を増幅し、光路シフトデバイス2のアクチュエーターに供給する。
4)光路シフトデバイスの構成
図5は、本実施形態に係る光路シフトデバイスの斜視図である。
次に、光路シフトデバイス2の構成について説明する。
光路シフトデバイス2は、可動部3、支持部4、アクチュエーター6などから構成されている。なお、図5において、光路シフトデバイス2のZ軸プラス方向にダイクロイックプリズム110(図1)が位置し、Z軸マイナス方向に投射光学系112(図1)が位置する配置となっている。換言すれば、図5の紙面の上方から、映像光が光路シフトデバイス2の光路変更板30に入射して、紙面の裏面にある投射光学系112(図1)に向かって出射される配置となっている。
可動部3は、光学部としての光路変更板30と、光路変更板30を保持する保持枠31などから構成されている。光路変更板30は、好適例において略正方形の白板ガラスを用いている。強度に優れた白板ガラスを採用することで、可動部3全体の剛性が高まるため、光路変更板30において偏向される光の偏向ムラを抑制することができる。なお、白板ガラスに限定するものではなく、光透過性を有し、映像光を屈折可能な材料であれば良く、ホウケイ酸ガラス、石英ガラスなどの各種ガラス材料を用いても良い。または、水晶、サファイアなどの各種結晶材料、ポリカーボネート系樹脂、アクリル系樹脂などの各種樹脂材料を用いても良い。なお、光路変更板30の形状は、略正方形に限定するものではなく、映像光を屈折可能な形状であれば良く、長方形や、菱形、楕円形状であっても良い。
保持枠31は、金属製の額縁状をなした保持フレームであり、光路変更板30の外周縁を支持することで、表裏面を露出した状態の光路変更板30を収納している。好適例において保持枠31の材質はステンレスを用いており、光路変更板30は接着剤により保持枠31に固定されて、一体化している。保持枠31の一つの頂点部分には、フランジ状に突出した部位である第1軸部31aが形成されている。第1軸部31aにはネジ穴が形成されており、ネジ21により支持部4に固定されている。第1軸部31aの対角線上の頂点部分にも、同様の突出部位である第2軸部31bが形成されている。第2軸部31bにはネジ穴が形成されており、ネジ22により支持部4に固定されている。なお、保持枠31は、外周縁のすべてを支持する額縁状の部材に限られず、光路変更板30の少なくとも一部を支持する部材であればよい。保持枠31は、本発明の「保持部」の一例に相当する。
支持部4は、保持枠31よりも一回り大きい額縁状をなした樹脂製の支持部材である。支持部4には、可動部3、アクチュエーター6などが取付けられている。可動部3は、光路変更板30を主体とする本体部分が支持部4の中央の穴に収納され、可動部3の対角部分から耳状に突出した第1軸部31aと、第2軸部31bとで、支持部4に取付けられている。ここで、第1軸部31aと第2軸部31bとを結ぶ対角線が揺動軸Jとなり、可動部3は揺動軸Jを中心にして、矢印Mで示された回動方向に姿勢を変えることができる。換言すれば、略正方形の可動部3は、揺動軸Jに沿って支持部4に固定されているため、揺動軸Jと交差する対角線上に位置する対角部は揺動軸Jを中心に揺動可能となっている。これにより、可動部3は、初期状態では傾きゼロのフラット状態となっているが、駆動状態では、矢印Mのプラス方向に所定角度傾くことと、マイナス方向に所定角度傾くことを繰り返す。なお、本明細書において、この反復運動のことを揺動ともいう。
アクチュエーター6は、支持部4における揺動可能側の一方の対角部に配置されている。アクチュエーター6は、磁石61、磁石枠63、コイル62、コイル枠64などから構成されている。ここで、磁石61、磁石枠63は可動部3の保持枠31に取付けられている。コイル62、コイル枠64は、支持部4に取付けられている。
5)アクチュエーターの構成
図6は、光路シフトデバイスの平面図である。図7は、図6のA−A部の断面図である。次に、図6、図7を用いて、アクチュエーター6の構成について説明する。
図7に示すように、保持枠31におけるアクチュエーター6側の頂点部分は、L字状に折り返されて、磁石枠63の取付け部となるフランジ部31cが形成されている。フランジ部31cには、磁石枠63が固定されている。磁石枠63には、磁石61が取付けられている。磁石枠63は、鉄などの金属から構成されており、バックヨークとして機能する。
磁石61は、棒状の磁石61aと、磁石61bとをZ軸に沿って重ねた構成となっている。磁石61aは、図7の奥行方向に長い棒状の磁石である。その長さは、図6に寸法Fで示されている。磁石61aは、N極をコイル62側に向けて配置されている。磁石61bも、磁石61aと同じ長さの棒状磁石であるが、S極をコイル62側に向けて配置されている。好適例として、磁石61は、ネオジム磁石を用いている。なお、ネオジム磁石に限定するものではなく、所期の磁力を有する永久磁石であれば良く、サマリウムコバルト磁石、フェライト磁石、アルニコ磁石であっても良い。
支持部4には、コイル枠64、コイル62が、この順番で取付けられている。詳しくは、コイル枠64にはコイル62が取付けられており、コイル枠64はコイル62が磁石61と間隙を持って向かい合うように、支持部4に固定されている。コイル枠64は、鉄などの金属から構成されており、バックヨークとして機能する。
図6のD視は、コイルの巻線軸方向からコイル62を観察する視点である。D視において、コイル62は、角丸長方形をなした空芯コイルである。なお、角丸長方形のことをトラック形状ともいう。コイル62の長辺方向の長さは、磁石61aと略同じである。
図7に示すように、コイル枠64には、コイル62の巻線位置の案内となる突出部64aが形成されており、突出部64aを囲うようにコイル62が配置されている。突出部64aの磁石61側は、中空となっている。可動部3が傾いていない初期状態では、コイル62の長辺62aが磁石61aと向かい合い、長辺62bが磁石61bと向かい合うように配置されている。
このような構成において、コイル62に通電すると、コイル62に電流が流れることで発生する磁界が、磁石61a、磁石61bと反発、または引き合うことにより、可動部3における磁石61側の頂点部と、対角の頂点部とが略Z軸に沿って往復運動することにより、可動部3全体が揺動軸Jを中心にして揺動する。
本実施形態では、可動部3に磁石61を配置した、所謂「ムービングマグネット型」を採用している。これにより、通電時にコイル62で発生する熱が可動部3や光路変更板30に伝わり難くなるため、熱による共振周波数の変化や、光路変更板30の撓み等を抑制することができる。
6)光路シフトデバイスの駆動制御方法
図10は、従来の駆動信号と光路シフトデバイスの軌跡を示す図である。
まず、図10を用いて、従来の駆動信号で光路シフトデバイス2を駆動した場合の軌跡について説明する。
図10の波形Woは、従来の駆動信号波形を示している。横軸は時間t、縦軸は電圧Vを表している。波形Woは、シンプルな台形波であり、立上り側の脚部Laは1本の直線であり、低電位側の電位V1から立上り、時間tbで、高電位側の電位V2に変化する。そして、電位V2を時間tc維持した後、1本の直線からなる立下り側の脚部Lbは、時間tbで、低電位側の電位V1に戻り、電位V1を時間tc維持する。これで1周期であり、これを繰り返す駆動信号であった。
図10の軌跡Uoは、光路シフトデバイス2に駆動信号として波形Woを供給した際に、可動部3の測定ポイントP(図6)における揺動時の振幅をレーザー変位計を用いて時間軸で測定した軌跡データである。軌跡Uoの縦軸は変位量を示している。
理想的な軌跡Uoは、波形Woの台形波を逆位相とし、かつ、上底、下底の直線部分の状態を長く維持する軌跡である。直線部分は、平坦部に相当し、オーバーシュートなどの変動がなく、フラットで安定していることが望ましい。つまり、可動部3が、矢印M(図5)のプラス方向に所定角度傾いた状態と、マイナス方向に所定角度傾いた状態とを反復する際に、バタつかずにスムーズに移動し、かつ、安定した状態で止まっている時間を長く維持することが望ましい。
これに対して、可動部3の軌跡Uoは、立下り深部でアンダーシュートQ1が見られ、平坦部の終り近くでオーバーシュートQ2が発生している。続く立上り上部でもオーバーシュートQ3が見られ、平坦部の終り近くでアンダーシュートQ4が発生していた。
7)駆動信号波形の説明
図8は、本実施形態に係る駆動信号の波形図である。ここでは、本実施形態の特徴ある駆動信号波形について、図10の波形Woと比較して説明する。
図8の波形Waは、本実施形態における駆動信号DSの波形図である。波形Waは、ベースは台形波であるが、台形の脚に相当する脚部に特徴があり途中で屈折している。なお、本明細書において、シンプルな台形波と、本実施形態に係る波形とを区分けするために、本実施形態の波形を台形状波という。また、台形状波における脚を脚部という。
まず、立上り波形について説明する。
波形Waにおいて、立上り側の脚部は2本の直線から構成されており、途中で傾斜が小さくなっている。詳しくは、立上り側の脚部は、第1の直線としての脚部Lcと、脚部Lcと接続する第2の直線としての脚部Ldとから構成されている。脚部Lcは、低電位側の電位V1から立上り、時間taで脚部Ldに接続する。脚部Ldは、時間taで電位V2に変化する。なお、電位V1から電位V2に達するまでの時間は時間tbであり、時間taは時間tbの半分としている。つまり、時間ta×2=時間tbとしている。
ここで、図8に示すように、脚部Ldの立上り角度θ2は、脚部Lcの電位V1からの立上り角度θ1よりも、小さくなっている。つまり、脚部Ldの傾きは、脚部Lcの傾きよりも小さくなっている。
このように、波形Waは、電位V1から電位V2に変移する時間tbの中間点となる時間taで、脚部Lcから脚部Ldに切替わっている。換言すれば、立上り時間tbの中間点で、屈折して傾斜が緩くなっている。脚部Lc、脚部Ldの印加時間は、共に時間taで同じであるが、傾きが異なるため、脚部Lcにおける電圧変動Vaと、脚部Ldにおける電圧変動Vbとは異なっており、次の式(1)の関係性を有している。
脚部Lcの印加時間ta=脚部Ldの印加時間taにおいて、
脚部Lcの電圧変動Va>脚部Ldの電圧変動Vb…(1)
次いで、立下り波形について説明する。
立上り波形の脚部Lc、脚部Ldにより電位V2に達した後、時間tcの間、平坦部として電位V2を維持し、立下り側の脚部で電位V1に戻る。
立下り波形は、立上り波形を正負反転した波形である。波形図を正負反転した状態で、電位V2を電位V1、電位V1を電位V2と読替えれば、前述の立上り波形の説明と同じであり、脚部は途中で屈折している。
立下り波形により電位V1に達した後、時間tcの間、平坦部として電位V1を維持する。これで、波形Waの1周期となる。なお、立下り波形も、立上り波形を正負反転した波形であるため、式(1)の関係性を満たしている。
8)実施例
図9は、本実施形態に係る駆動信号と光路シフトデバイスの軌跡を示す図であり、図10と対応している。ここでは、本実施形態に係る駆動信号で光路シフトデバイス2を駆動した際における実際の軌跡について、図8、図10を交えて説明する。
まず、図9の波形Waは、図8と比較して、脚部の屈折度合いが少なくなっているように見えるが、これは、図9の時間軸を短くしているためであり、両者は同一波形である。
図9の軌跡Uaは、図10での説明と同様、光路シフトデバイス2に駆動信号として波形Waを供給した際に、可動部3の測定ポイントP(図6)における揺動時の振幅をレーザー変位計を用いて時間軸で測定した軌跡データである。
図9の駆動信号における波形Waの周波数は60Hzで振幅3.3Vである。脚部Lcの電位変動Vaは約1.8V、脚部Ldの電位変動Vbは約1.5Vとした。この駆動信号を印加した際、可動部3の傾きは約±0.13度であり、測定ポイントP(図6)における揺動時の振幅量に換算すると、約±60μmとなる。なお、これらの設定値は、液晶表示素子のサイズ、解像度、画素ピッチや、光路シフトデバイス2の構成などにより変化するため、本実施例における設定値の一例である。
図10の軌跡Uoと比べて、図9の軌跡Uaは、立下り後は略フラットであり、オーバーシュートや、アンダーシュートは見られない。続く立上り後も略フラットであり、オーバーシュートや、アンダーシュートは見られない。つまり、理想の軌跡と略同等な軌跡が得られている。
これは、従来の単純な台形波の駆動信号では、1つの直線からなる脚部Laの印加により、オーバーシュートが発生していたのに対して、後段の傾斜が緩い2本の脚部Lc、脚部Ldとしたことにより、急峻な変化を緩和することができたからである。詳しくは、従来の脚部Laにおいてオーバーシュートを発生させていた過剰エネルギー分を、後段の傾斜が緩い2本の脚部Lc、脚部Ldを組み合せた波形により、適正化することができたからであると考察している。
上述した通り、本実施形態に係る光路シフトデバイス、その制御方法、および画像表示装置によれば、以下の効果を得ることができる。
制御回路120は、駆動回路122を用いて、光路シフトデバイス2を駆動制御する。詳しくは、駆動回路122は、図9の駆動信号として波形Waを生成し、光路シフトデバイス2を駆動する。これにより、オーバーシュートなどが発生していた従来の駆動信号を用いた制御方法と異なり、可動部3を略理想的な軌跡で駆動制御することができる。
よって、従来の駆動信号による制御方法よりも、より理想的な軌跡を実現した駆動信号、および駆動制御方法を提供することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
変形例1
図8を用いて説明する。
上述の実施形態では、好適例として、下底から上底に変移する時間tbの中間点となる時間taで、脚部Lcから脚部Ldに切替わるものとして説明したが、これに限定するものではなく、急峻な変化を緩和することが可能な設定であれば良い。例えば、脚部Lcの印加時間と、脚部Ldの印加時間との比が6:4であっても良いし、4:6であっても良い。また、7:3であっても良いし、3:7であっても良い。これらの時間比率を変更した場合も、「脚部Ldの傾き<脚部Lcの傾き」の関係は変わらないが、光路シフトデバイス2の特性に合せて、それぞれの電圧変動量を調整すれば良い。
変形例2
上述の実施形態では、光路シフトデバイス2の光路変更板30として、光透過性を有するガラスを用いるとして説明したが、ガラスに限らず、光反射性を有するミラーであってもよい。このような場合には、実施形態の光学デバイスを光走査用の光学デバイスや、光スイッチ、光アッテネーター等としても利用することができる。
変形例3
上述の実施形態では、空間光変調器として、透過型の液晶表示素子を用いる構成を例に挙げて説明したが、空間光変調器は、LCOS(Liquid crystal on silicon, LCoSは登録商標)等の反射型の液晶表示素子や、デジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)等を用いる構成であっても良い。また、画像表示装置としては、プロジェクターに限定されず、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、ヘッドアップディスプレイ(HUD)等にも適用可能である。
以下に、実施形態から導き出される内容を記載する。
本願に係る光学デバイスの制御方法は、入射した映像光を、映像光の入射角度に応じて屈折させて出射する光学部と、光学部を支持する保持部と、を含む可動部と、可動部を揺動させるアクチュエーターとを有する光学デバイスの制御方法であって、アクチュエーターに駆動信号を印加して、可動部を揺動させること、を含み、駆動信号の波形は台形状波であり、台形状波の脚部は、第1の直線と、第1の直線に接続する第2の直線とを含み、台形状波の平坦部に対する第2の直線の傾きは、台形状波の平坦部に対する第1の直線の傾きより小さく、第1の直線に沿ってアクチュエーターに駆動信号を印加してから、第2の直線に沿ってアクチュエーターに駆動信号を印加することを特徴とする。
この制御方法によれば、従来の単純な台形波の駆動信号では、1つの直線からなる脚部Laの印加により、オーバーシュートが発生していたのに対して、本願の駆動信号では、脚部を2本の直線からなる脚部Lc、脚部Ldとするとともに、後段の傾斜を緩くすることにより、急峻な変化を緩和することができる。
従って、オーバーシュートの発生を抑制し、理想と略同等な軌跡を得ることが可能な光学デバイスとしての光路シフトデバイス2の制御方法を提供することができる。
台形状波の平坦部は、低電位側と、高電位側とに設けられており、低電位側から高電位側に変移する立上り時間の中間点となる時間において、第1の直線から第2の直線に切替わることが好ましい。
また、高電位側から低電位側に変移する立下り時間の中間点となる時間において、第1の直線から第2の直線に切替わることが好ましい。
これにより、脚部Lc、脚部Ldにおける電位変動量の差を最適化することが可能となり、理想と略同等な軌跡を得ることができる。
本願の光学デバイスは、入射した映像光を、映像光の入射角度に応じて屈折させて出射する光学部と、光学部を支持する保持部と、を含む可動部と、可動部を揺動させるアクチュエーターと、アクチュエーターに駆動信号を印加する駆動回路と、を有し、駆動信号の波形は台形状波であり、台形状波の脚部は、第1の直線と、第1の直線に接続する第2の直線とを含み、台形状波の平坦部に対する第2の直線の傾きは、台形状波の平坦部に対する第1の直線の傾きより小さく、駆動回路は、第1の直線に沿ってアクチュエーターに駆動信号を印加してから、第2の直線に沿ってアクチュエーターに駆動信号を印加することを特徴とする。
駆動回路122は、図9の駆動信号として波形Waを生成し、光路シフトデバイス2を駆動する。本願の駆動信号では、脚部を2本の直線からなる脚部Lc、脚部Ldとするとともに、後段の傾斜を緩くすることにより、急峻な変化を緩和することができる。
従って、オーバーシュートの発生を抑制し、理想と略同等な軌跡を得ることが可能な光路シフトデバイス2を提供することができる。
本願の画像表示装置は、上記光学デバイスと、光学デバイスから出射される映像光を拡大投射する投射光学系とを、備えることを特徴とする。
プロジェクター1は、光路シフトデバイス2、および投射光学系112を備えている。また、光路シフトデバイス2を駆動制御する制御回路120、駆動回路122も備えている。よって、オーバーシュートの発生により画像品質が劣化していた従来の画像表示装置とは異なり、高精細、かつ、画像品質に優れた鮮明な投射画像を得ることが可能なプロジェクター1を提供することができる。
1…プロジェクター、2…光路シフトデバイス、3…可動部、4…支持部、6…アクチュエーター、21,22…ネジ、30…光路変更板、31…保持枠、31a…第1軸部、31b…第2軸部、31c…フランジ部、61…磁石、62…コイル、63…磁石枠、64…コイル枠、64a…突出部、102…光源、112…投射光学系、120…制御回路、120m…記憶部、122…駆動回路、131…波形生成部、133…増幅部、Q1,Q4…アンダーシュート、Q2,Q3…オーバーシュート、V1,V2…電位、θ1…立上り角度、θ2…立上り角度。

Claims (5)

  1. 入射した映像光を、前記映像光の入射角度に応じて屈折させて出射する光学部と、前記光学部を支持する保持部と、を含む可動部と、前記可動部を揺動させるアクチュエーターとを有する光学デバイスの制御方法であって、
    前記アクチュエーターに駆動信号を印加して、前記可動部を揺動させること、を含み、
    前記駆動信号の波形は台形状波であり、
    前記台形状波の脚部は、第1の直線と、前記第1の直線に接続する第2の直線とを含み、
    前記台形状波の平坦部に対する前記第2の直線の傾きは、前記台形状波の平坦部に対する前記第1の直線の傾きより小さく、
    前記第1の直線に沿って前記アクチュエーターに前記駆動信号を印加してから、前記第2の直線に沿って前記アクチュエーターに前記駆動信号を印加することを特徴とする光学デバイスの制御方法。
  2. 前記台形状波の平坦部は、低電位側と、高電位側とに設けられており、
    前記低電位側から前記高電位側に変移する立上り時間の中間点となる時間において、前記第1の直線から前記第2の直線に切替わることを特徴とする請求項1に記載の光学デバイスの制御方法。
  3. 前記高電位側から前記低電位側に変移する立下り時間の中間点となる時間において、前記第1の直線から前記第2の直線に切替わることを特徴とする請求項2に記載の光学デバイスの制御方法。
  4. 入射した映像光を、前記映像光の入射角度に応じて屈折させて出射する光学部と、前記光学部を支持する保持部と、を含む可動部と、
    前記可動部を揺動させるアクチュエーターと、
    前記アクチュエーターに駆動信号を印加する駆動回路と、を有し、
    前記駆動信号の波形は台形状波であり、
    前記台形状波の脚部は、第1の直線と、前記第1の直線に接続する第2の直線とを含み、
    前記台形状波の平坦部に対する前記第2の直線の傾きは、前記台形状波の平坦部に対する前記第1の直線の傾きより小さく、
    前記駆動回路は、前記第1の直線に沿って前記アクチュエーターに前記駆動信号を印加してから、前記第2の直線に沿って前記アクチュエーターに前記駆動信号を印加することを特徴とする光学デバイス。
  5. 請求項4に記載の光学デバイスと、
    前記光学デバイスから出射される映像光を拡大投射する投射光学系とを、
    備えることを特徴とする画像表示装置。
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