JP2020187201A - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】磁性体である現像剤規制部材を用いて現像スリーブと現像剤規制部材の間隙が現像スリーブ回転軸方向の中心で狭くなり、現像剤コート量が不均一になることを防止する。【解決手段】現像剤を収容する現像容器は現像スリーブ44と、現像スリーブとの間隙により現像剤の層厚を規制する磁性体の層厚規制部材42と、層厚規制部材の両端部を支持する支持部とを有し、現像容器の層厚規制部材を保持する層厚規制部材保持部は現像スリーブ回転軸方向の中心部ほど層厚規制部材への現像剤からの圧力が増加するように現像スリーブ回転軸方向で変化させたことを特徴とする。【選択図】図4
Description
本発明は、磁力により現像剤を表面に担持して回転する現像剤担持体と両端部を支持された層厚規制部材との隙間により現像剤担持体に担持された現像剤の層厚を規制する現像装置に関する。
電子写真方式や静電記録方式等の作像原理やプロセス手段でシートにトナー像を形成し、そのシート上のトナー像を定着手段で定着させて画像形成物を出力する画像形成装置が知られる。画像形成装置には、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、あるいは、これらの複数の機能を備えた複合機等がある。
画像形成装置には表面に現像剤を磁力により担持して回転する現像剤担持体を用いて像担持体の静電像をトナー像に現像する現像装置を搭載したものが広く用いられている。現像装置では、現像剤担持体の回転軸線に沿って層厚規制部材を対向させて隙間を形成し、現像剤担持体の回転に伴って当該隙間に担持された現像剤を通過させることで、現像剤の層厚を規制している。
特許文献1の現像装置は、現像剤担持体と層厚規制部材である円柱棒の隙間を現像剤が通過する際に層厚規制部材の中央が現像剤圧によって現像剤担持体から遠ざかる方向に変形して中央と両端とで現像剤の層厚にばらつきが発生することを防止するために、現像剤担持体の回転軸線に沿った複数の位置で層厚規制部材を支持している。
層厚規制部材としてより安価な磁性体材料を用いた場合、特許文献1とは逆に現像剤担持体の磁力により層厚規制部材が現像剤担持体から遠ざかる方向に変形してしまう場合がある。この場合、特許文献1の構成では両端以外の層厚規制部材の支持部では変形を抑えることができない。
上記の課題を解決するために、本発明に係る現像装置の第1の構成は、
現像剤を収容する現像容器と磁力により現像剤を担持して回転する現像剤担持体と、前記現像剤担持体との間の隙間により前記現像剤担持体に担持された現像剤の層厚を規制する磁性体の層厚規制部材と、前記現像剤担持体の回転軸線に沿って前記層厚規制部材を前記現像剤担持体に対向させて前記隙間を形成するように、前記層厚規制部材の両端部を支持する支持部とを備え、前記現像容器は前記層厚規制部材を保持する層厚規制部材保持部を備え、前記保持部は前記現像剤担持体の回転軸方向の中央部ほど前記層厚規制部材への現像剤からの圧力が増加するように長手方向の形状を変化させたことを特徴とする
また、本発明に係る現像装置の第2の構成は、
前記第1の構成において、前記層厚規制部材保持部は前記現像剤と前記層厚規制部材との接触面積が前記現像剤担持体の回転軸方向の中央部にいくほど増加するように形状が変化すること特徴とする。
また、本発明に係る現像装置の第3の構成は、
前記第1又は第2の構成において、前記層厚規制部材保持部は前記現像剤担持体の回転軸方向の中央部にいくほど高さが低くなることを特徴とする。
また、本発明に係る現像装置の第4の構成は、
前記第1の構成において、前記層厚規制部材保持部は前記現像剤と前記層厚規制部材と間の体積が前記現像剤担持体の回転軸方向の中央部にいくほど増加するように変化すること特徴とする。
また、本発明に係る現像装置の第5の構成は、
前記第1乃至第4の何れかの構成において、前記層厚規制部材は断面が円形の棒材であることを特徴とする。
現像剤を収容する現像容器と磁力により現像剤を担持して回転する現像剤担持体と、前記現像剤担持体との間の隙間により前記現像剤担持体に担持された現像剤の層厚を規制する磁性体の層厚規制部材と、前記現像剤担持体の回転軸線に沿って前記層厚規制部材を前記現像剤担持体に対向させて前記隙間を形成するように、前記層厚規制部材の両端部を支持する支持部とを備え、前記現像容器は前記層厚規制部材を保持する層厚規制部材保持部を備え、前記保持部は前記現像剤担持体の回転軸方向の中央部ほど前記層厚規制部材への現像剤からの圧力が増加するように長手方向の形状を変化させたことを特徴とする
また、本発明に係る現像装置の第2の構成は、
前記第1の構成において、前記層厚規制部材保持部は前記現像剤と前記層厚規制部材との接触面積が前記現像剤担持体の回転軸方向の中央部にいくほど増加するように形状が変化すること特徴とする。
また、本発明に係る現像装置の第3の構成は、
前記第1又は第2の構成において、前記層厚規制部材保持部は前記現像剤担持体の回転軸方向の中央部にいくほど高さが低くなることを特徴とする。
また、本発明に係る現像装置の第4の構成は、
前記第1の構成において、前記層厚規制部材保持部は前記現像剤と前記層厚規制部材と間の体積が前記現像剤担持体の回転軸方向の中央部にいくほど増加するように変化すること特徴とする。
また、本発明に係る現像装置の第5の構成は、
前記第1乃至第4の何れかの構成において、前記層厚規制部材は断面が円形の棒材であることを特徴とする。
本発明に係る現像装置によれば、現像剤担持体の磁力によって層厚規制部材が変形することを想定して、層厚規制部材に磁力による変形を相殺するように現像剤による剤圧を与えることによって、現像剤規制時の現像剤担持体の回転軸線の中央で現像剤担持体と層厚規制部材との隙間が狭くなることを回避して、現像剤担持体の中央で現像された画像の濃度低下を抑制できる。
本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
第1実施形態となる画像形成装置について詳しく説明する。
<本発明を適用できる画像形成装置の概要>
図1は画像形成装置の概略図である。
図1は画像形成装置の概略図である。
以下の説明において、画像形成装置の構成部品の寸法、材質、形状、及びその相対位置等は、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。また、各図面において同一の符号を付したものは、同一の構成または作用をなすものであり、これらについての重複説明は適宜省略した。
各画像形成ステーションは、イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックK、の各色のトナー像を形成する。各画像形成ステーション及びその周辺の装置の構成は同様であるため、適宜、Y、M、C、Kの添え字を省略する。
図1に示すように、本発明を適用できる画像形成装置の画像形成部は、4つの画像形成ステーションを有する。各画像ステーションは、それぞれ像担持体としての感光体ドラム101(101Y、101M、101C、101K)を有する。
各画像形成ステーションの上方には、中間転写装置120が配置される。中間転写装置120は、中間転写ベルト121(中間転写体)が、ローラ122、ローラ123、ローラ124に張設されて矢印方向に走行するように、構成される。
画像形成にあたり、まず、感光体ドラム101の表面を、接触式帯電の帯電ローラ方式の一次帯電装置102(102Y、102M、102C、102K)によって帯電する。次に、感光体ドラム101表面を、不図示のレーザドライバによって露光装置により照射されるレーザ103(103Y、103M、103C、103K)によって露光する。これにより、感光体ドラム101上に静電潜像が形成される。
この静電潜像を現像器104(104Y、104M、104C、104K)によって現像する。これにより、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を形成する。
各画像形成ステーションで形成されたトナー像は、一次転写ローラ105(105Y、105M、105C、105K:一次転写部材)による転写バイアスによって、ポリイミド系樹脂からなる中間転写ベルト121上に転写され重ね合わせられる。
中間転写ベルト121上に形成された4色のトナー像は、ローラ124と対向して配置された二次転写ローラ125(二次転写部材)によって、記録材Pに転写される。記録材Pに転写されずに中間転写ベルト121に残った残トナーは、中間転写ベルトクリーナー114bによって除去される。
トナー像が転写された記録材Pは、加圧ローラ131、加熱ローラ132を備えた定着装置130によって、加圧/加熱され、定着画像を得る。また、一次転写後に感光体ドラム101上に残った一次転写残トナーは、クリーニングブレード接触式のクリーナー109(109Y、109M、109C、109K)により除去され、次の画像形成に備える。
<画像形成装置の感光体ドラム周りの構成>
図2は画像形成装置の感光体ドラム周りの概略図である。
図2は画像形成装置の感光体ドラム周りの概略図である。
図2を用いて、感光体ドラム101周りの構成を詳しく説明する。
図2示すように、画像形成ステーションは、感光体ドラム101の周りに、一次帯電装置102、レーザ103が照射されるスペース、現像器104、クリーナー109を有する。また、中間転写ベルト121を介して、一次転写ローラ105を有する。
<現像器の構成>
さらに、現像器104について詳しく説明する。図3は現像器の概略断面図である。
さらに、現像器104について詳しく説明する。図3は現像器の概略断面図である。
図3に示すように、現像器104は、現像容器41(現像剤収容部)を備え、現像容器41内に現像剤としてトナーとキャリアを含む二成分現像剤が収容される。現像容器41内に、現像スリーブ44(現像剤担持体)と、現像スリーブ44上に担持された現像剤の穂を規制する現像剤規制部材42とを有する。
現像容器41の内部は、その略中央部が本稿紙面に垂直方向に延在する隔壁41cによって現像室41aと撹拌室41bに水平方向の左右に区画される。現像剤は現像室41a及び撹拌室41bに収容される。
現像室41a及び撹拌室41bには、現像剤撹拌・搬送手段としての搬送部材である第一撹拌スクリュー41d及び第二撹拌スクリュー41eが、それぞれ配置される。第一撹拌スクリュー41d及び第二撹拌スクリュー41eの回転による搬送によって、現像剤は、隔壁41cの両端部に形成される連通部を通じて、現像室41aと撹拌室41bとの間を循環する。現像剤が現像室41aと攪拌室41bとを循環して攪拌される過程で、トナーとキャリアが摩擦してトナーがマイナス、キャリアがプラスに帯電する。
現像容器41の感光体ドラム101に対向した現像領域A(図3参照)に相当する位置には開口部があり、この開口部に現像スリーブ44が感光体ドラム方向に一部露出するように回転可能に配設される。
現像室41a内の現像剤は、第一の攪拌搬送スクリュー41dにより現像スリーブ44に供給される。現像スリーブ44に供給された現像剤は、マグネットロール44aの発生する磁界により現像スリーブ44上に所定の量が担持され現像剤溜まりを形成する。現像スリーブ44上の2成分現像剤は、現像スリーブ44が回転することによって、現像剤溜まりを通過して現像剤規制部材42によって層厚が規制されると共に、感光体ドラム101と対向する現像領域へと搬送される。現像剤規制部材42と現像スリーブ44の間隙を調整することによって現像スリーブ44に担持した現像剤磁気ブラシの穂切り量が規制されて現像領域へ搬送される現像剤量が調整される。通常、現像剤規制部材42と現像スリーブ44の間隙は200から1000μmに設定される。
本実施形態では、磁気穂を感光体ドラム101に接触させて、現像剤のトナーを感光体ドラム101に供給することで、感光体ドラム101上の静電像をトナー像として現像する。また、現像効率、即ち、潜像へのトナーの付与率を向上させるために、通常、現像スリーブ44には電圧印加手段としての現像バイアス電源から、直流電圧と交流電圧を重畳した現像バイアス電圧が印加される。感光体ドラム101にトナーを供給した後の現像スリーブ44上の現像剤は、更に現像スリーブ44が回転することによって現像41aに戻る。
<現像器の現像剤の補給方法>
次に、本実施形態における現像剤の補給方法について説明する。
次に、本実施形態における現像剤の補給方法について説明する。
現像器104の上部には、トナーとキャリアを混合した補給用二成分現像剤(通常はトナー/補給用現像剤=100%〜80%)を収容するホッパー31(トナー補給部)が配置される。ホッパー31は、下部にスクリュー状の補給スクリュー32(補給部材)を備え、補給スクリュー32の一端が現像器104の後端部に設けられた現像剤補給口30の位置まで延びている。
画像形成によって消費された分のトナーは、補給スクリュー32の回転力と、現像剤に働く重力によって、ホッパー31から現像剤補給口30を通過して、現像容器41内に補給される。
ホッパー31から現像器104に補給される補給現像剤の量は、補給スクリュー32の回転数によっておおよそ定められる。この回転数は画像データのビデオカウント値や、現像容器41内に設置されたトナー濃度検知手段の検知結果等に基づいて、補給制御手段によって補給量を決定して補給スクリュー32を回転させて補給する。
<現像剤規制部材の変形>
次に現像剤規制部材42の撓み変形について図4を用いて説明する。
次に現像剤規制部材42の撓み変形について図4を用いて説明する。
本実施例において現像剤規制部材42は安価な材料である磁性体の円柱棒である。磁性体を用いることによって、非磁性体よりも現像剤を規制する能力が高くなり現像スリーブ44と現像剤規制部材42の間隙を大きく設定でき異物詰まりなどのリスクを下げることができる。
二成分磁気ブラシ現像方式では、層厚規制部材を配置して、現像スリーブに担持される現像剤の層厚を適切に保つことで、画像濃度を安定させ、キャリア付着やかぶり画像等の画像不良の発生を抑制している。このため、現像剤の層厚が長手方向において均一でない場合には、出力画像における濃度ムラ等の画像不良が問題となってくる。
現像剤規制部材42は両端を支持部45によって非回転に支持されており、支持部の位置を調整することよって現像スリーブ44と現像剤規制部材42の間隙を調整する。現像容器の41の規制部材保持部46は円柱棒で現像剤規制部材42を保持することができるが、
支持部45の調整位置によっては現像剤規制部材42の規制部材保持部46間には間隙ができる場所がある。
支持部45の調整位置によっては現像剤規制部材42の規制部材保持部46間には間隙ができる場所がある。
図3のように現像スリーブ44にはマグネットローラ44aが内包されており、周面に合計5極の磁極を有している。これらの磁極によって現像剤の搬送や現像領域Aにいける現像プロセスを実現している。
現像剤は第一撹拌スクリュー41dの搬送及び跳ね上げにより、現像スリーブ44の磁極S3(汲み上げ極)に現像剤1がトラップされる。次に現像スリーブ44の回転に伴って磁極S3から、磁極N1(カット極)に搬送される。磁極N1を通過する現像スリーブ44の周面には現像剤の磁気穂が形成されて起立し、磁極N1に略対向する現像剤規制部材42によって、現像剤の磁気穂が適切な長さに規制される。
適切な層厚に規制された現像剤は、磁極S1(現像極)に搬送される。磁極S1を通過する現像スリーブ44の周面には現像剤の磁気穂が形成されて起立し、磁気穂が感光ドラム101に接触して静電潜像を現像する。現像領域Aを通過した現像剤1は磁極N2(取り込み極)に搬送されて現像容器41内に取り込まれ、磁極S2(剥ぎ取り極)に搬送される。
磁極S2と磁極S3とが現像容器41内において同極で隣り合って、現像剤に対するバリアを形成しているため、現像剤は磁極S2と磁極S3の間で磁気拘束力から解放されて、第一撹拌スクリュー41dに落下して搬送される。
ここで、本構成のように磁性体である現像剤規制部材42を両端でのみ保持する構成の場合、図4の矢印のように現像剤規制部材42がマグネットローラ44aの磁力に引っ張られて中央部が撓んでしまう。現像スリーブ44の中央部と現像剤規制部材42との隙間が狭くなり、現像スリーブ44の中央部の現像剤層厚が薄くなってしまう。
現像剤規制部材42として平板状の部材を用いる場合、ビス締結等によって両端以外の複数ヶ所で現像剤規制部材42を支持して位置調整することも可能だが、より安価な円柱部材を用いる場合は両端以外で支持することは難しい。
本実施例において現像スリーブ44の直径を30mm、長さを320mm、マグローラ44aの磁極N1磁束密度を60mT、現像剤規制部材42の直径を6mm、長さを350mm、両端での現像スリーブ44と現像剤規制部材42との隙間を300μmにした場合に、中央部では現像剤規制部材42が湾曲して隙間が端部よりも50μm小さくなった。
二点支持した円柱棒の応力に対する撓み量δは下記の式[1]より算出される。
P[N/mm]:円柱棒にかかる応力、
χ[mm]:円柱棒の長手位置、
L[mm]:円柱棒の長さ、
E[N/mm2]:ヤング率、
I[mm4]:弾性二次モーメント
P[N/mm]:円柱棒にかかる応力、
χ[mm]:円柱棒の長手位置、
L[mm]:円柱棒の長さ、
E[N/mm2]:ヤング率、
I[mm4]:弾性二次モーメント
中央部の撓み量が50μmの時、式[1]より現像スリーブ44と現像剤規制部材42の現像スリーブ回転軸方向の全域での隙間は図5のようになる。
現像剤規制部材42の湾曲量を低減するために磁極N1磁束密度を小さくすると、コート性が不安定になることが考えられる。
<実施例1の特徴形態>
本実施例では現像容器41の現像スリーブ44と現像剤規制部材42対向部近傍の規制部材保持部46の形状により現像剤規制部材42の湾曲を低減させる。本実施例における規制部材保持部46について図6と図7を用いて説明する。
本実施例では現像容器41の現像スリーブ44と現像剤規制部材42対向部近傍の規制部材保持部46の形状により現像剤規制部材42の湾曲を低減させる。本実施例における規制部材保持部46について図6と図7を用いて説明する。
前述したように現像剤規制部材42には現像スリーブ44に近づく方向に磁気力F1が働く。さらに、現像容器41内の現像剤が現像スリーブ44と現像剤規制部材42の間隙に向かって搬送されると狭い領域に現像剤が集中するために現像剤による押圧F2が働く。押圧F2は現像容器41の規制部材保持部46の形状や剛性によって変化する。現像剤による押圧F2は現像剤規制部材42を現像スリーブ44に遠ざかる方向に働くため、磁気力F1による変位を抑制できる。
本実施例では磁気力F1による現像剤規制部材42の湾曲量が大きい中心部にいくほど現像剤による押圧F2を大きくして現像剤規制部材42の湾曲量を低減して現像剤のコート量を均一にする。
本実施例では現像剤搬送方向の中央部では現像容器41の現像剤規制部材42と第一の攪拌搬送スクリュー41dの間にある規制部材保持部46の高さを低くして(図7(a))、端部では規制部材保持部46の高さを低くする(図7(b))。具体的には中央部の高さをH1=1mm、端部の高さをH2=4mmにして、図8のように前述した図5の撓み量に沿うようになだらかに高さを変化させる。そのため中心部ほど現像剤規制部材42と現像剤の接触面積を大きくすることによって、現像剤による押圧F2が小さくなる。
以上より磁性体の円柱棒である現像剤規制部材42を用いた場合の現像スリーブ44の磁気力による現像剤規制部材42の湾曲を低減して現像剤のコート量を均一にすることができる。
図9を用いて実施例2における現像容器41の規制部材保持部46の形状について説明する。尚、本実施の形態における画像形成プロセスとしては、前述した実施例1とほぼ同一であるため、重複する説明は適宜省略する。
近年、画像形成装置の小型化、低コスト化が進められていて、現像容器の材質のコストダウン、肉厚の低下によって現像容器自体の剛性が低下している。そのため現像剤による押圧により現像容器41の規制部材保持部46が変形しながら、現像剤規制部材42にも現像スリーブ44に遠ざかる方向に力が働く。
本実施例では現像剤搬送方向の中心部では現像容器41の現像剤規制部材42と第一の攪拌搬送スクリュー41dの間にある規制部材保持部46の厚みを小さくして(図9(a))、端部では規制部材保持部46の厚みを大きくする(図9(b))。具体的には中央部の厚みをD1=1.5mm、端部の厚みをD2=4.5mmにして、実施例1と同様に前述した図5の撓み量に沿うようになだらかに厚みを変化させる。そのため中心部ほど現像剤規制部材42にかかる規制部材保持部46の変形押圧が小さくなる。
以上説明したように、本発明によると、現像剤規制部材として磁性体の円柱棒を用いた構成において、現像剤の搬送方向の全域において現像スリーブと現像剤規制部材との間隙を一定に保ち、現像剤のコート量を均一にして安定した画像品質を保つことができる。
41 現像容器、42 現像剤規制部材、44 現像スリーブ(現像剤担持体)、
104 現像器
104 現像器
Claims (5)
- 現像剤を収容する現像容器と磁力により現像剤を担持して回転する現像剤担持体と、前記現像剤担持体との間の隙間により前記現像剤担持体に担持された現像剤の層厚を規制する磁性体の層厚規制部材と、前記現像剤担持体の回転軸線に沿って前記層厚規制部材を前記現像剤担持体に対向させて前記隙間を形成するように、前記層厚規制部材の両端部を支持する支持部とを備え、前記現像容器は前記層厚規制部材を保持する層厚規制部材保持部を備え、前記保持部は前記現像剤担持体の回転軸方向の中央部ほど前記層厚規制部材への現像剤からの圧力が増加するように前記現像剤担持体の回転軸方向の形状を変化させたことを特徴とする画像形成装置。
- 前記層厚規制部材保持部は前記現像剤と前記層厚規制部材との接触面積が前記現像剤担持体の回転軸方向の中央部にいくほど増加するように形状が変化すること特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記層厚規制部材保持部は前記現像剤担持体の回転軸方向の中央部にいくほど高さが低くなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記層厚規制部材保持部は前記現像剤と前記層厚規制部材と間の体積が前記現像剤担持体の回転軸方向の中央部にいくほど増加するように変化すること特徴とする請求項1に記載の画形成装置。
- 前記層厚規制部材は断面が円形の棒材であることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の画像形成装置。
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