JP2020185937A - 電動車両の後部構造 - Google Patents

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【課題】後突時に保護プレートの後面に衝突した衝突物を該後面に沿って下方へと受け流す(いなす)際に、衝突物の滑りが阻害されることを抑制しつつ閉断面の形成による保護プレートの強度を向上させること。【解決手段】リヤフロア3と、該リヤフロア3の下方に配設された、後突に対して保護対象となる燃料タンク50と、を備え、側面視で燃料タンク50の後方下部から後部に配策される保護プレート31を備え、保護プレート31は、燃料タンク50の後方下部から後部上方に向かう湾曲形状もしくは傾斜形状に形成され、保護プレート31は、前側プレート部材32と後側プレート部材33とを備え、共に側面視で凹凸形状に形成した前後各プレート部材32,33の間に側面視で閉断面34s,35sが形成され、後側プレート部材33を前側プレート部材32より滑らかな凹凸形状に形成した。【選択図】図3

Description

この発明は、リヤフロアと、該リヤフロア下に配設された、後突に対する保護対象部品と、を備えた電動車両の後部構造に関する。
例えば、燃料タンク、高電圧部品(充電装置(バッテリ)、給電装置等)および高電圧関連部品(発電用エンジン等)等の車載部品の中でもリヤフロア下に配設されるものは、車両の後面衝突(以下「後突」と略記する)時に車体後端から侵入してくる衝突物から衝撃を受けるおそれがあるため、後突に対する保護対象部品として、その後方にプロテクタが設けることが要求される。
プロテクタとしては、例えば特許文献1に例示されるとおり、保護対象部品としての燃料タンクの下方及び後方を少なくとも覆うプロテクタに、保護フレームとしてのタンクフレーム部材を備えた構成が知られている。
しかしながらプロテクタは、保護フレームを用いるよりも保護プレートを用いることが軽量化の観点で有効となる。ここで保護プレートは、保護フレームよりも強度が劣りがちであるため、該保護プレートを、側面視で上記保護対象部品の下部から後部上方にかけて湾曲する形状に形成し、後突時には、該保護プレートの後方から衝突した衝突物を直接受け止めるのではなく、該保護プレートの後面に沿って下方へ滑らせることで衝撃荷重を受け流すことが有効であると考えられる。
しかし、保護プレートは、それでもなお後突荷重に対する耐力を高める必要があることから内部に閉断面を形成することが考えられるが、その場合には、表面が凹凸形状となり、結果的に、後突時に衝突物の下方への滑りが阻害されることが懸念される。
特開2005−112271号公報
本発明はこのような課題に鑑みてなされたもので、後突時に保護プレートの後面に衝突した衝突物を該後面に沿って下方へと受け流す(いなす)際に、衝突物の滑りが阻害されることを抑制しつつ閉断面の形成による保護プレートの強度を向上させることができる電動車両の後部構造の提供を目的とする。
この発明は、リヤフロアと、該リヤフロア下に配設された、後突に対する保護対象部品と、を備えた電動車両の後部構造であって、側面視で上記保護対象部品の後方下部から後部に配策される保護プレートを備え、上記保護プレートは、上記保護対象部品の後方下部から後部上方に向かう湾曲形状もしくは傾斜形状に形成され、上記保護プレートは、前側プレート部材と後側プレート部材とを備え、上記前後各プレート部材は、共に側面視で凹凸形状に形成され、これら前後各プレート部材の凹凸形状により、該前後各プレート部材の間に側面視で閉断面が形成され、上記後側プレート部材が上記前側プレート部材より滑らかな凹凸形状に形成されたものである。
上記構成によれば、後突時に保護プレートの後面に衝突した衝突物を該後面に沿って下方へと受け流す(いなす)際に、衝突物の滑りが阻害されることを抑制しつつ閉断面の形成による保護プレートの強度を向上させることができる。
この発明の態様として、上記前後各プレート部材の各車幅方向の外端が共に保護フレームに接合され、平面視で上記後側プレート部材を、その車幅方向中央部が後方へ突状となるように湾曲させて上記閉断面の車幅方向中央を拡張させたものである。
上記構成によれば、上記前後各プレート部材を保護フレームに接合するとともに、上記後側プレート部材を上述したように湾曲させて上記閉断面の車幅方向中央を拡張することで、上記保護対象部品と前側プレート部材との間隔を狭めることなく、保護フレームの間に架設された保護プレートの耐力が低くなりがちな車幅方向中央部も含めて保護プレートに荷重が作用した際の耐力を向上できる。
この発明の態様として、上記前側プレートを、上記後側プレート部材よりも車幅方向の外側部に対する中央部の側面視での上記凹凸形状の凹凸変化が大きくなるように形成し、上記閉断面の車幅方向中央を拡張させたものである。
上記構成によれば、後突時に保護プレートの後面に衝突した衝突物を該後面に沿って下方へと受け流す際に、後側プレート部材に有する凹凸形状の段部(稜線)に衝突物が引っ掛かるなどしてその滑りが阻害されることを抑制しつつ、上記前側プレート部材の車幅方向の中央部の上記凹凸形状の凹凸変化を大きく形成することにより、保護フレームの間に架設された保護プレートの耐力が低くなりがちな車幅方向中央の耐力を高めることができる。
この発明の態様として、上記後側プレート部材と共に上記閉断面を形成する上記前側プレート部材には、上記閉断面の内側へ向けて突出する稜線が形成されたものである。
上記構成によれば、保護プレートの強度を確保するにあたり、上記閉断面を大きく形成するよりも前側プレート部材の稜線を増やす方を優先することで閉断面の断面剛性を高めたため、上記保護対象部品の配置スペースを稼ぎつつ、保護プレートの強度を高めることができる。
この発明によれば、後突時に保護プレートの後面に衝突した衝突物を該後面に沿って下方へと受け流す(いなす)際に、衝突物の滑りが阻害されることを抑制しつつ閉断面の形成による保護プレートの強度を向上させることができる。
本実施形態の電動車両の後部構造を底面側から視た斜視図。 図1中のA−A線に沿った要部を示す矢視断面図。 図1中のB−B線に沿った要部を示す矢視断面図。 本実施形態の電動車両の後部構造の要部を示す左側面図。 プロテクタを前方左斜め上方から視た斜視図。 プロテクタの正面図。 プロテクタの背面図。 本実施形態の電動車両の後部構造の図7中のC−C線、D−D線の夫々に対応する要部を示す断面図。 本実施形態の電動車両の後部構造の図7中のE−E線、F−F線の夫々に対応する要部を示す断面図。 図7中のG−G線およびH−H線の夫々に対応する要部を示す断面図。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
図1は本実施形態の電動車両の後部構造を底面側から視た斜視図、図2は図1中のA−A線に沿った要部を示す矢視断面図であって、車幅方向における保護フレームに対応する位置に沿った要部を示す縦断面図。図3は図1中のB−B線に沿った要部を示す矢視断面図であって、車幅方向における中央に対応する位置に沿った要部を示す縦断面図、図4は本実施形態の電動車両の後部構造の要部を示す左側面図、図5はプロテクタを前方左斜め上方から視た斜視図、図6はプロテクタの正面図、図7はプロテクタの背面図、図8(a)は本実施形態の電動車両の後部構造の図7中のC−C線に対応する要部を示す断面図であって図10(a)のC’−C’線に対応する要部を示す断面図、図8(b)は本実施形態の電動車両の後部構造の図7中のD−D線に対応する要部を示す断面図であって図10(a)のD’−D’線に対応する要部を示す断面図、図9(a)は本実施形態の電動車両の後部構造の図7中のE−E線に対応する要部を示す断面図であって図10(a)のE’−E’線に対応する要部を示す断面図、図9(b)は本実施形態の電動車両の後部構造の図7中のF−F線に対応する要部を示す断面図であって図10(a)のF’−F’線に対応する要部を示す断面図、図10(a)は図7中のG−G線に対応する要部を示す断面図、図10(b)は図7中のH−H線に対応する要部を示す断面図である。
図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両右方を示し、矢印Lは車両左方を示し、矢印Uは車両上方を示すものとする。
本実施形態の電動車両は、遠距離走行時等にバッテリの電気容量が所定値以下に低下すると、発電用内燃機関により発電機を駆動し、その発電電力をバッテリに供給して充電するように構成されたレンジエクステンダと称される電気自動車である。
図2に示すように、上記車両の下部には、車室の床面を形成するフロントフロアパネル1と、該フロントフロアパネル1の後端部から上方に立ち上がるように設けられるキックアップ部2と、該キックアップ部2の上部から後方に向けて延びるリヤフロアパネル3とを有している。
図1、図2に示すように、キックアップ部2の側部後方には、車両前後方向に延びるリヤサイドフレーム4がリヤフロアパネル3の両サイドに沿って配設されている。
リヤサイドフレーム4は、車両前後方向の直交断面が矩形状に形成され、内部に車両前後方向に延びる閉断面4sが構成されている。
リヤサイドフレーム4の車体後方側には、車幅方向に延びる閉断面形状で構成されたリヤバンパ5が配設されており、リヤバンパ5は、左右一対のリヤサイドフレーム4に、その後端部からさらに車両後方に延びるクラッシュカン6等を介して連結されている。
図2に示すように、左右一対のリヤサイドフレーム4は、キックアップ部2から車両後方に向かって水平に延びる前側水平部4Fと、前側水平部4Fの後端から後方斜め上方に向かって延びる傾斜部4Mと、傾斜部4Mの後端から車両後方に向かって水平に延びる後側水平部4Rとを有している。
左右一対のリヤサイドフレーム4間には、キックアップ部2の背面に接合固定されて車幅方向に延びる前側クロスメンバ7fと、傾斜部4Mに対応する位置にてリヤフロアパネル3の上下各側から該リヤフロアパネル3を挟み込むように接合固定されて車幅方向に延びる中間クロスメンバ7mと、後側水平部4Rの中間位置にてリヤフロアパネル3の下面側から接合固定されて車幅方向に延びる後側クロスメンバ7rとを備えている。
なお、中間クロスメンバ7mは、リヤフロアパネル3の上面側に接合固定される中間クロスメンバアッパ7muと、リヤフロアパネル3の下面側に接合固定される中間クロスメンバロア7mdとで構成している。
ここで、リヤフロアパネル3の前側クロスメンバ7fと中間クロスメンバ7mとの間部分は、リヤフロアパネル前部3fに設定するとともに、中間クロスメンバ7mと後側クロスメンバ7rとの間部分は、リヤフロアパネル中間部3mに設定するとともに、後側クロスメンバ7rよりも後側部分を、リヤフロアパネル後部3rに設定する。
図1、図2に示すように、上述のフロントフロアパネル1およびリヤフロアパネル前部3fの各下方には、車輪を駆動させる動力源としてのモータ(図示省略)に供給するモータ用の電力を貯蔵するバッテリ装置(いわゆるバッテリパック)10を配置している。このバッテリ装置10は図2に示すように、複数の電池本体11aによりバッテリユニット11を構成している。
フロントフロアパネル1下方と対応する位置においては複数のバッテリユニット11を上下1段構造に格納しており、リヤフロアパネル前部3f下方と対応する位置においては複数のバッテリユニット11を上下2段構造に格納している。
また、上述のバッテリ装置10は、複数のバッテリユニット11をその下方から支持するバッテリトレイ12と、バッテリトレイ12の外部フランジ上面に取付けられて、その内部に上述の各バッテリユニット11を内蔵するバッテリケース13と、を、フロントフロアパネル1からリヤフロアパネル前部3fに至るまで備えている。
上述のバッテリ装置10は、該バッテリ装置10の骨組みを成し、バッテリトレイ12を支持するとともに補強する複数のバッテリフレーム(14,15等)が配設されている。
このうち、図2中の符号14はバッテリトレイ12の後端において車幅方向に延びてバッテリトレイ12を後方から支持する後側バッテリフレームであり、符号15は、下方へ向けて開口する断面ハット形状に形成し、バッテリトレイ12の車両前後方向の途中位置にて車幅方向に延びて該バッテリトレイ12の上面部との間に閉断面15sを形成するように接合された中間バッテリフレームである。
図1に示すように、上述したリヤサイドフレーム4の傾斜部4Mには、リヤサスペンション装置16が取り付けられている。
リヤサスペンション装置16は、車両前後方向に延びるトレーリングアーム17を有している。このトレーリングアーム17は上下に揺動自在に、その前端部がリヤサイドフレーム4の傾斜部4Mに連結され、後端部には、後輪(図示省略)を支持するためのホイールサポート18が取り付けられている。
リヤサスペンション装置16は、左右のトレーリングアーム17を連結するように車幅方向に延びるトーションビーム19を備えており、図1、図2に示すように、該トーションビーム19は、バッテリユニット11直後部分において車幅方向に延びており、車幅方向に亘って下側が開放された逆U字状の断面形状を有している。また図1に示すように、リヤサスペンション装置16には、トーションビーム19とトレーリングアーム17との間のコーナー部分にスプリングシート161が配設されている。
さらにリヤサスペンション装置16には、スプリングシート161に取付けられたコイルスプリングおよび、スプリングシート161の後端に取付けられたチューブ式ダンパ等を有しているが、これらについては図示省略するものとする。
図2、図3ではリヤサスペンション装置16に備えたトーションビーム19のみを図示し、図1〜図3以外はリヤサスペンション装置16の図示を省略している。
図1〜図3に示すように、リヤフロアパネル中間部3m下方には、燃料タンク50が配設されている。換言すると、燃料タンク50は、リヤサスペンション装置16に備えた左右のトレーリングアーム17の間部分の空間において側面視でトーションビーム19に対して後方に離間して配設されている。
この燃料タンク50は、発電用内燃機関に供給される燃料を貯留するものであって、高電圧を用いる発電機と共にレンジエクステンダ装置の一部を構成する。このため、燃料タンク50は、後突に対して保護する必要のある保護対象部品であり、後方かつ下方にプロテクタ20(タンクプロテクタ20)を備えている。
ところで図示省略するが、駆動用の内燃機関を搭載したガソリン車やディーゼル車等の内燃機関車両においては、フロントフロアパネル1下方は勿論、リヤフロアパネル前部3f下方にバッテリ装置10を搭載していないため、リヤサスペンション装置16よりも前方、すなわちリヤフロアパネル前部3f下方に燃料タンク50を搭載することが可能となる(図示省略)。そして内燃機関車両においては、それに伴ってリヤサイドフレーム4の、リヤフロアパネル前部3fよりも後方に対応する後側水平部4R(図2参照)全体をクラッシャブルゾーンCZ(クラッシュストローク)として設定し、後突時には、この後側水平部4R全体がクラッシュカン6と共に潰れることで後突エネルギーを吸収することができるものが多い。
これに対して、レンジエクステンダと称される電動車両においては、本実施形態の電動車両も含めて図2に示すように、リヤフロアパネル前部3f下方にまでバッテリ装置10を搭載したことに起因して発電用の燃料タンク50を、内燃機関車両における燃料タンク(図示省略)の搭載箇所よりも後方のリヤフロアパネル中間部3m下方に搭載した構成を採用したものが多い。
その場合図2、図4に示すように、リヤサイドフレーム4の後側水平部4Rのうち、リヤフロアパネル中間部3mよりも後方のリヤフロアパネル後部3rに対応する部分をクラッシャブルゾーンCZに設定している。
このように、内燃機関車両と比してリヤサイドフレーム4の後突エネルギーを吸収するクラッシュストロークが短くなった本実施形態の電動車両においては、リヤサイドフレーム4のうち、リヤフロアパネル後部3rよりも前方に対応する部分を保護ゾーンPZに設定し、この保護ゾーンPZに配設した燃料タンク50を後突に対して保護するために、プロテクタ20を該燃料タンク50の後方から下方にかけて設けたものである。
図1〜図4に示すように、プロテクタ20は、燃料タンク50の両サイドに配設される一対の保護フレーム21と、左右の保護フレーム21間において、これら左右の保護フレーム21に橋渡しされる保護プレート31とを備え、略左右対称形状に形成している。プロテクタ20は、燃料タンク50に対してクリアランス(距離)を有して前下方から後上方に設けられている(図3参照)。
図2、図4に示すように、保護フレーム21は、側面視で燃料タンク50の下部及び後部に配索されている。詳しくは、保護フレーム21は、燃料タンク50の前方で車幅方向に延びるトーションビーム19を下方に迂回するように該燃料タンク50の前下から後方程に緩やかに上方、すなわち略水平に延びる下部と、該下部の後側から立ち上がり、燃料タンク50の後下から後上方にかけて延びる後部とを有して連続して延びている。
保護フレーム21は、側面視で該保護フレーム21の延在方向(長手方向)の全長に亘って(すなわち前下端から後上端にかけて)上方に湾曲するとともに、後方に向かう程その曲率が大きくなる湾曲部80が形成されている(図4参照)。換言すると、保護フレーム21は、側面視で前下端から後上端にかけての各部位における接線の傾きが後方程徐々に急峻になる湾曲部80が形成されている。
図4〜図9(a)(b)に示すように、保護フレーム21は、湾曲内面(換言すると上面、前面若しくは径方向内側)に位置する内周壁21aと、湾曲外面(換言すると下面、後面若しくは径方向外側)に位置する外周壁21bと、内周壁21aおよび外周壁21bの各車幅方向外端を連結する外側壁21cと、内周壁21aおよび外周壁21bの各車幅方向内端を連結する内側壁21dとで、内部に閉断面21sを構成するとともに延在方向の直交断面が矩形状となる中空の矩形断面形状に形成している。
図1、図2に示すように、保護フレーム21は、後上端が、その上方に有する車体部品として、車幅方向に延びる後側クロスメンバ7rにその下面側から後上端ブラケット24を介して略垂直に締結固定されるとともに、前下端が、その前方に有する後側バッテリフレーム14に前下端ブラケット25を介して略水平に締結固定されている。
図1、図3、図6、図8(a)(b)、図9(a)(b)に示すように、保護プレート31は、主に燃料タンク50の後下方から後上端を覆うように左右一対の保護フレーム21間に備え、側面視で前下端から後上端にかけて後方程上方に湾曲する湾曲形状に形成されている。
図3、図10(a)(b)に示すように、保護プレート31は、前側プレート部材32と後側プレート部材33とを備え、これら前後各プレート部材32,33によって、側面視でこれらの間に閉断面34s,35sが構成される閉断面部34,35を形成している。
閉断面部34,35は、側面視で保護プレート31における、前下側に位置する前下側閉断面部34と、後上側に位置する後上側閉断面部35との2つが配設されている。前下側閉断面部34と後上側閉断面部35との内部には、側面視で互に分断され、略同じ大きさの閉断面34s,35sが夫々構成されている。
図10(a)(b)に示すように、前側プレート部材32には、前下側閉断面部34の前下端に対応する部位から前下方向に延びる前下フランジ32aと、前下側閉断面部34と後上側閉断面部35との間に対応する部位に有する中間フランジ32bと、後上側閉断面部35の後上端に対応する部位から後上方向に延びる後上フランジ32cとが形成されている。同様に、後側プレート部材33には、前下側閉断面部34の前下端に対応する部位から前下方向に延びる前下フランジ33aと、前下側閉断面部34と後上側閉断面部35との間に対応する部位に有する中間フランジ33bと、後上側閉断面部35の後上端に対応する部位から後上方向に延びる後上フランジ33cとが形成されている。
前側プレート部材32と後側プレート部材33とは、前下フランジ32a,33a同士、中間フランジ32b,33b同士および後上フランジ32c,33c同士がスポット溶接等で夫々接合され、夫々前下接合部32a,33a、中間接合部32b,33b、後上接合部32c,33cを形成している。
保護プレート31は、前側プレート部材32と後側プレート部材33とにおける、前下側閉断面部34と後上側閉断面部35とに対応する部位を夫々側面視で凹凸形状に形成している。そして、後側プレート部材33が前側プレート部材32よりも滑らかな凹凸形状に形成されている。
具体的には図10(a)(b)に示すように、前下側閉断面部34と後上側閉断面部35との各前壁は、前側プレート部材32の一部によって形成されている。
前側プレート部材32は、前下側閉断面部34の前壁に相当する前下前壁部340と、後上側閉断面部35の前壁に相当する後上前壁部350とを有しており、前下前壁部340は、前下フランジ32aおよび中間フランジ32bに対して上方向に位置するように配置されるとともに、後上前壁部350は、中間フランジ32bおよび後上フランジ32cに対して前方向に位置するように配置されている。
前下前壁部340は、側面視で、その中間部に後側プレート部材33(後下方向)に向けて膨出する前下後方膨出部341が形成されており、該前下後方膨出部341と、その前下に位置する第1前下前壁部342と、その後上に位置する第2前下前壁部343とを有して形成されている。
同様に、後上前壁部350は、側面視で、その中間部に後側プレート部材33(後方)に向けて膨出する後上後方膨出部351が形成されており、該後上後方膨出部351と、その前下に位置する第1後上前壁部352と、その後上に位置する第2後上前壁部353とを有して形成されている。
図9(a)に示すように、前側プレート部材32は、第1後上前壁部352については平面視で、車幅方向の全体に亘って該車幅方向と平行に略直線状に延びている。
同様に図示省略するが、前側プレート部材32は、第1前下前壁部342、第2前下前壁部343および第2後上前壁部353についても平面視で、車幅方向の全体に亘って該車幅方向と平行に略直線状に延びている。
前側プレート部材32は、側面視で周辺部位よりも前上方向に膨出する、これら部位342,343,352,353を、上述したように車幅方向の全体に亘って車幅方向と平行に略直線状に形成することで、例えば平面視で、車幅方向の中央が外側よりも前方へ膨出形成した形状(図示省略)と比して燃料タンク50のクリアランスを確保しつつ、例えば平面視で、車幅方向の中央が外側よりも後方へ膨出形成した形状(図示省略)と比して閉断面34s,35sの大きさを確保したものである。
また前側プレート部材32は、図9(b)に示すように中間フランジ32bが、図8(b)に示すように後上後方膨出部351が、夫々平面視で車幅方向の中央部が車幅方向外側よりも後方へ突状となるように湾曲形成している。
なお、図8(b)、図9(b)中の仮想線LLは、車幅方向と平行に延びる仮想直線を示す。
同様に図示省略するが、前側プレート部材32は、前下フランジ32a、後上フランジ32cおよび前下後方膨出部341についても、平面視で車幅方向の中央部が車幅方向外側よりも後方へ突状となるように湾曲形成している。
このように前側プレート部材32は、これら部位32a,32b,32c,341,351において、平面視で車幅方向の中央部を後方へ突状に湾曲形成することで、車幅方向の中央が外側よりも前方へ膨出形成した形状と比して燃料タンク50とのクリアランスを確保したものである。
さらに図10(a)に示すように、前側プレート部材32は、上述したように側面視で凹凸形状に形成することによって車幅方向に延びる複数の稜線Rを形成することにより、該前側プレート部材32自体の耐力を高めたものである。
なお図10(a)に示すように、前側プレート部材32に形成した、これら稜線Rの中には、閉断面34s,35sの内側へ向けて突出する稜線R1、すなわち前下後方膨出部341および後上後方膨出部351の夫々に形成される稜線R1を有している。
また図10(a)(b)に示すように、後側プレート部材33は、前下側閉断面部34の後壁に相当する前下後壁380と、後上側閉断面部35の後壁に相当する後上後壁390とを有しており、前下後壁380は、前下フランジ33aおよび中間フランジ33bに対して後下方向に位置するように配置されるとともに、後上後壁390は、中間フランジ33bおよび後上フランジ33cに対して後方向に位置するように配置されている。
前下後壁380は、側面視で、その中間部に前側プレート部材32(上方向)に向けて膨出した前下前方膨出部381が形成されている。同様に、後上後壁390は、側面視で、その中間部に前側プレート部材32(前方向)に向けて膨出した後上前方膨出部391が形成されている。
後側プレート部材33についても、このように側面視で凹凸形状に形成することによって複数の稜線Rが形成され、これら複数の稜線Rによって該後側プレート部材33自体の耐力を高めている(図10(a)参照)。
但し、後側プレート部材33は上述したように、前側プレート部材32よりも、より滑らかな凹凸形状に形成されたものである。
具体的には、前下前方膨出部381は、側面視で前下側閉断面部34の閉断面34sにおいて前下後方膨出部341と近接するが、互いに隙間を有して対向するとともに、前下後方膨出部341よりも膨出量が小さく形成されている。
同様に、後上前方膨出部391は、側面視で後上側閉断面部35の閉断面35sにおいて後上後方膨出部351と近接するが互いに隙間を有して対向するとともに、後上後方膨出部351よりも膨出量が小さく形成されている。
これにより閉断面部34,35の後壁の中間位置にも稜線Rを形成することで断面剛性を高めつつ、後突時に保護プレート31(後側プレート部材33)の後面に衝突した衝突物を該後面に沿って下方へと受け流す(いなす)際に、衝突物の滑りが阻害されることを抑制することができる。
さらに、後側プレート部材33は、側面視で前下フランジ33a、中間フランジ33bおよび後上フランジ33cを周辺に対して前上方向に膨出形成しているが、例えば、前側プレート部材32の前下後方膨出部341や後上後方膨出部351と比して少ない膨出量に留めている。
これにより、保護プレート31は、閉断面部34,35を形成していないが故に脆弱化するおそれのある接合部(前下接合部32a,33a、中間接合部32b,33bおよび後上接合部32c,33c)にも稜線Rを形成することで該接合部を補強しつつ、後突時に保護プレート31(後側プレート部材33)の後面に衝突した衝突物を該後面に沿って下方へと受け流す際に、衝突物の滑りが阻害されることを抑制することができる。
また図7、図8(a)(b)、図9(a)(b)に示すように、前側プレート部材32および後側プレート部材33は、夫々の車幅方向外端から車幅方向外側へ延出する外側フランジ41,42を形成している。
図7に示すように、後側プレート部材33の外側フランジ42は、該後側プレート部材33の後上端から車幅方向外側へ延出する後上端外側フランジ43と、後上端外側フランジ43に対して前下方向に離間した位置から車幅方向外側へ延出する主外側フランジ44とを有している。
後上端外側フランジ43は、車幅方向外側への延出端が保護フレーム21の内側壁21dに突き当て可能な長さで車幅方向外側へ延出している。
主外側フランジ44は、主外側フランジ後上部441と、主外側フランジ中間部442と、主外側フランジ前下部443とを有して一体に形成され、主外側フランジ中間部442は、前側プレート部材32の外側フランジ41と側面視で略同じ位置において延出形成されている。但し、前側プレート部材32の外側フランジ41は、主外側フランジ中間部442よりも車幅方向外側へより長く延出形成している(図7、図8(b)、図9(a)(b)参照)。
これにより、保護フレーム21の外周壁21bに対して、前側プレート部材32の外側フランジ41と、後側プレート部材33の主外側フランジ中間部442とを、主外側フランジ中間部442によって外側フランジ41を後方から覆うようにして配置した状態においては、該前側プレート部材32の外側フランジ41の車幅方向外側の先端部分41aが、主外側フランジ中間部442の車幅方向の外端よりも車幅方向外側へ延出した状態となる。
また図7に示すように、後側プレート部材33の主外側フランジ44における、主外側フランジ中間部442に対して後上側で隣接する主外側フランジ後上部441と、前下側で隣接する主外側フランジ前下部443は、共に主外側フランジ中間部442よりも車幅方向外側に延出形成している。
上述した保護プレート31は、前後各プレート部材32,33が互いに接合され一体化された状態で夫々のプレート部材32,33が共に左右の保護フレーム21に接合されている。
詳しくは、前側プレート部材32と後側プレート部材33は、上述したように、前下フランジ32a,33a同士、中間フランジ32b,33b同士および後上フランジ32c,33c同士が夫々スポット溶接により接合され(図10(a)(b)参照)、さらに、前側プレート部材32の外側フランジ41と後側プレート部材33の主外側フランジ中間部442とが、夫々スポット溶接により接合されることで(図7中の×印参照)互いに重なり合うように一体化している。
さらに、左右の保護フレーム21間において、これらに橋渡しするように、前後各プレート部材32,33が互に一体化された保護プレート31を配置する。このとき図7、図8(a)に示すように、後側プレート部材33の左右の後上端外側フランジ43は、その車幅方向外側への延出端が左右夫々に対応する保護フレーム21の内側壁21dに突き当たるため、この突き当て部分においてアーク溶接によって互いに接合する。
さらにまた図7に示すように、左右両側において、後側プレート部材33については、主外側フランジ後上部441および主外側フランジ前下部443と、これらに後面が当接する保護フレーム21の外周壁21bとを、夫々アーク溶接により接合する(図7中のM1,M2参照)。
加えて前側プレート部材32については、左右両側において、外側フランジ41の特に主外側フランジ中間部442よりも車幅方向外側へ延出する先端部分41aと、該先端部分41aに後面が当接する保護フレーム21の外周壁21bとを、夫々アーク溶接により接合する(図7、図8(b)、図9(a)(b)中のM3参照)。
すなわち、保護プレート31は、前後各プレート部材32,33が一体にスポット溶接された状態で、後側プレート部材33における、後上端外側フランジ43、主外側フランジ後上部441および主外側フランジ前下部443が、夫々保護フレーム21に直接接合されるとともに、前側プレート部材32の外側フランジ41の先端部分41aが保護フレーム21に直接接合される。
上述した本実施形態の電動車両の後部構造は、図1〜図4に示すように、リヤフロアパネル3(リヤフロア)と、該リヤフロアパネル3の下方に配設された、後突に対して保護対象となる保護対象部品としての燃料タンク50と、を備えた電動車両の後部構造であって、図3に示すように、側面視で燃料タンク50の後方下部から後部に配策される保護プレート31を備え、保護プレート31は、燃料タンク50の後方下部から後部上方に向かう湾曲形状に形成され、保護プレート31は、前側プレート部材32と後側プレート部材33とを備え、図3、図10(a)(b)に示すように、前後各プレート部材32,33は、共に側面視で凹凸形状に形成され、これら前後各プレート部材32,33の凹凸形状により、該前後各プレート部材32,33の間に側面視で閉断面34s,35sが形成され、後側プレート部材33が前側プレート部材32より滑らかな凹凸形状に形成されたものである。
上記構成によれば、後突時に保護プレート31の後面に衝突した衝突物を該後面に沿って下方へと受け流す(いなす)際に、衝突物の滑りが阻害されることを抑制しつつ閉断面34s,35sの形成による保護プレート31の強度を向上させることができる。
図7、図8(a)(b)、図9(a)(b)に示すように、この発明の態様として、前後各プレート部材32,33の各車幅方向の外端、すなわち、前側プレート部材32の外側フランジ41、後側プレート部材33の後上端外側フランジ43、主外側フランジ後上部441および主外側フランジ前下部443が共に保護フレーム21に接合され、図8(b)、図9(a)に示すように、平面視で後側プレート部材33を、その車幅方向中央部が後方へ突状となるように湾曲させて閉断面34s,35sの車幅方向中央を拡張させたものである。
上記構成によれば、前後各プレート部材32,33を保護フレーム21に接合することで保護プレート31に荷重が作用した際の耐力を向上できる。
さらに、後側プレート部材33を上述したように湾曲させて閉断面34s,35sの車幅方向中央部を拡張することで、燃料タンク50と前側プレート部材32との間隔を狭めることなく保護プレート31の車幅方向中央部の断面剛性を高めることができる。
詳しくは、当例においては前側プレート部材32を車幅方向の全体に亘って該車幅方向と平行に略直線状に形成している(図9(a)参照)。すなわち、保護プレート31は、その車幅方向中央において、後側プレート部材33を、後方へ突状となるように形成しつつ、前側プレート部材32と比して平面視でより湾曲形状に形成したものである。
従って、前側プレート部材32については燃料タンク50との間隔を狭めることなく配置でき、また後側プレート部材33を後方へ湾曲形成することで、閉断面34s,35sの車幅方向中央部を拡張することができ、結果として保護フレーム21の間に架設された保護プレート31において、その耐力が低くなりがちな車幅方向中央の耐力を高めることができる。
図3、図10(a)(b)に示すように、この発明の態様として、前側プレート32を、後側プレート部材33よりも車幅方向の外側部に対する中央部の側面視での凹凸形状の凹凸変化が大きくなるように形成し、閉断面34s,35sの車幅方向中央を拡張させたものである。
上記構成によれば、保護フレーム21の間に架設された保護プレート31において、その耐力が低くなりがちな車幅方向中央の耐力を高めるべく、閉断面34s,35sの車幅方向中央を拡張させるにあたり、車幅方向の外側部に対する中央部の側面視での凹凸形状の凹凸変化が、後側プレート部材33よりも前側プレート部材32の方が大きくなるように形成することで後側プレート部材33に形成される側面視で凹凸形状の段部(稜線R)を極力低減できる。
これにより、後突時に保護プレート31の後面、すなわち後側プレート部材33の後面に衝突した衝突物を該後面に沿って下方へと受け流す際に、後側プレート部材33に有する凹凸形状の段部(稜線R)に衝突物が引っ掛かるなどしてその滑りが阻害されることを抑制しつつ、保護フレーム21の間に架設された保護プレート31の耐力が低くなりがちな車幅方向中央の耐力を高めることができる。
図10(a)に示すように、この発明の態様として、後側プレート部材33と共に閉断面34s,35sを形成する前側プレート部材32には、閉断面34s,35sの内側へ向けて突出する稜線R1が形成されたものである。
上記構成によれば、保護プレート31の強度を確保するにあたり、例えば、後側プレート部材33と共に閉断面34s,35sを形成する前側プレート部材32を前方向(燃料タンク50の有する側)に膨出形成する等して閉断面34s,35sを大きく形成するよりも閉断面34s,35sの前壁、すなわち前側プレート部材32の前下前壁部340に前下後方膨出部341を形成するとともに、後上前壁部350に後上後方膨出部351を形成することによって、稜線R1を増やす方を優先したものである。
これにより、燃料タンク50の配置スペースを稼ぎつつ、閉断面34s,35sの断面剛性を高めて保護プレート31の強度を高めることができる。
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではなく様々な実施形態で形成することができる。
本実施形態の保護プレート31は、側面視で燃料タンク50の後方下部から後部上方に向かう湾曲形状に形成したが、これに限らず図示省略するが、燃料タンク50の後方下部から後部上方に向かう直線傾斜形状に形成した構成を採用してもよい。
なお当例において、溶接手段としてアーク溶接を用いた接合箇所は、このアーク溶接に代えてレーザ溶接にて接合してもよい。
3…リヤフロアパネル(リヤフロア)
21…保護フレーム
31…保護プレート
32…前側プレート部材
33…後側プレート部材
34s,35s…閉断面
41…外側フランジ(前側プレート部材の車幅方向の外端)
43…後上端外側フランジ(後側プレート部材の車幅方向の外端)
50…燃料タンク(保護対象部品)
441…主外側フランジ後上部(後側プレート部材の車幅方向の外端)
443…主外側フランジ前下部(後側プレート部材の車幅方向の外端)
R1…稜線(前側プレート部材における、閉断面の内側へ向けて突出する稜線)

Claims (4)

  1. リヤフロアと、該リヤフロア下に配設された、後突に対して保護対象部品と、を備えた電動車両の後部構造であって、
    側面視で上記保護対象部品の後方下部から後部に配策される保護プレートを備え、
    上記保護プレートは、上記保護対象部品の後方下部から後部上方に向かう湾曲形状もしくは傾斜形状に形成され、
    上記保護プレートは、前側プレート部材と後側プレート部材とを備え、
    上記前後各プレート部材は、共に側面視で凹凸形状に形成され、
    これら前後各プレート部材の凹凸形状により、該前後各プレート部材の間に側面視で閉断面が形成され、上記後側プレート部材が上記前側プレート部材より滑らかな凹凸形状に形成された
    電動車両の後部構造。
  2. 上記前後各プレート部材の各車幅方向の外端が共に保護フレームに接合され、
    平面視で上記後側プレート部材を、その車幅方向中央部が後方へ突状となるように湾曲させて上記閉断面の車幅方向中央を拡張させた
    請求項1に記載の電動車両の後部構造。
  3. 上記前側プレートを、上記後側プレート部材よりも車幅方向の外側部に対する中央部の側面視での上記凹凸形状の凹凸変化が大きくなるように形成し、上記閉断面の車幅方向中央を拡張させた
    請求項2に記載の電動車両の後部構造。
  4. 上記後側プレート部材と共に上記閉断面を形成する上記前側プレート部材には、上記閉断面の内側へ向けて突出する稜線が形成された
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電動車両の後部構造。
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