JP7316506B2 - 電動車両の後部構造 - Google Patents

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Description

この発明は、リヤフロアと、該リヤフロア下に配設され、後突に対して保護対象となる保護対象部品とを備えた電動車両の後部構造に関する。
例えば、燃料タンク、高電圧部品(充電装置(バッテリ)、給電装置等)および高電圧関連部品(発電用エンジン等)等の車載部品の中でもリヤフロア下に配設されるものは、車両の後面衝突(以下「後突」と略記する)時に車体後端から侵入してくる衝突物から衝撃を受けるおそれがあるため、後突に対する保護対象部品として、その後方にプロテクタが設けることが要求される。
例えば従来は、保護対象部品としての燃料タンクを、フロントフロア後端から立ち上がるキックアップ後方のリヤフロア下に配置した構造を採用した車両が多く見受けられたが、最近では電動車両等において、フロントフロア下方だけでなく、キックアップ後方のリヤフロア下にもバッテリを配置させたことに起因して、燃料タンクを、バッテリよりも後方、すなわちそれまでのレイアウト位置よりも後方に配置した構造を採用した車両も見受けられる。
このような車両は、上述したように、燃料タンクを、それまで後突時に燃料タンクのプロテクタとしても機能していたリヤサスペンションよりも後方に配置することになったため、燃料タンクに後突対策用のプロテクタを設ける必要性が特に高い。
ところで、後突対策として保護対象部品にプロテクタを設ける技術は、例えば特許文献1に例示されるとおり、保護対象部品としての燃料タンクの下方及び後方を少なくとも覆うプロテクタとしてのタンクフレーム部材(保護フレーム)を備えた構造が知られている。
特許文献1には、車両前後方向に略水平に略直線状に延びる水平部と、該水平部の後端から湾曲部を介して後上方へ直線状に傾斜して延びる傾斜部とを備えたタンクフレーム部材が開示されている。
しかし、特許文献1のタンクフレーム部材は、その延在方向の途中部のみに湾曲部を設けた構成であるため、後突時にタンクフレーム部材に入力される衝撃荷重が湾曲部に集中するおそれがある。このため、タンクフレーム部材自体を頑強に形成する必要があることから該タンクフレーム部材の高重量化が懸念される。
さらに、保護対象部品にプロテクタを設けた構成においても、保護対象部品よりも後方に、後突時に潰れて衝撃を吸収するためのクラッシャブルゾーンが設けられたリヤサイドフレーム等の後方フレームを設けることで、エネルギー吸収量を極力稼ぎつつ、保護対象部品の配置スペースを稼ぎたいというニーズが存在する。
しかしながら特許文献1には、タンクフレーム部材が、保護対象部品の配置スペース、すなわちタンク容量を稼ぎつつ、後方フレームのエネルギー吸収量を稼ぐという上述した課題を考慮した形状である旨の記載がなく、この点についても改善の余地がある。
特開2005-112271号公報
本発明はこのような課題に鑑みてなされたもので、保護フレームを軽量化させつつ、保護フレームより後方の後方フレームが有する後突時のエネルギー吸収量、および保護対象部品の配置スペースを稼ぐことができる電動車両の後部構造の提供を目的とする。
この発明は、両サイドにおいて車両前後方向に延びるリヤサイドフレームと、左右の上記リヤサイドフレーム間において、該リヤサイドフレームに架け渡されるリヤフロアと、該リヤフロア下に配設され、後突に対して保護対象となる保護対象部品を備えた電動車両の後部構造であって、上記保護対象部品の下部及び後部を覆う保護フレームを備え、上記保護フレームは、上記保護対象部品の下部から上端にかけて後部上方に向かう程曲率が大きくなる、又は曲率が一定の湾曲部が形成され、上方の車体部品に上端が接合され、上記保護対象部品の前方に、車幅方向に延びるとともに閉断面を有するフレーム部材を備え、上記保護フレームの前端は、略水平に上記フレーム部材に接合されたものである。
上記構成によれば、保護フレームを軽量化させつつ、保護フレームより後方の後方フレームが有する後突時のエネルギー吸収量、および保護対象部品の配置スペースを稼ぐことができる。
またこの発明は、両サイドにおいて車両前後方向に延びるリヤサイドフレームと、左右の上記リヤサイドフレーム間において、該リヤサイドフレームに架け渡されるリヤフロアと、該リヤフロア下に配設され、後突に対して保護対象となる保護対象部品を備えた電動車両の後部構造であって、上記保護対象部品の下部及び後部を覆う保護フレームを備え、上記保護フレームは、上記保護対象部品の下部から上端にかけて後部上方に向かう程曲率が大きくなる、又は曲率が一定の湾曲部が形成され、上方の車体部品に上端が接合され、上記保護フレームは、上記湾曲部の湾曲内側に位置する内部と湾曲外側に位置する外部とに分割して形成されており、上記内部が上記外部に対して高強度に形成されたものである。
電動車両の後部構造。
上記構成によれば、後突に際し圧縮が作用する内部の強度を高めることで衝突物からの荷重が保護フレームに入力された場合であっても、該保護フレームの変形を抑制できるとともに、上記外部を上記内部に対して低強度に形成することで、全体を高強度に形成する場合と比して材料コスト、加工コスト等の効率化を図ることができる。
この発明の態様として、上記保護フレームは、上記内部が上記外部よりも高強度材料で形成されたものである。
上記構成によれば、後突に際し圧縮が作用する内部を高強度材料で形成することで衝突物からの荷重が保護フレームに入力された場合であっても、該保護フレームの変形を抑制できるとともに、外部を内部に対して低強度材料で形成することで、上記保護フレーム全体を高強度材料で形成する場合と比して特に材料コストを低減することができる。
この発明の態様として、上記保護フレームは上記湾曲部の周方向(保護フレーム延在方向)において、上記外部が一部材により形成され、上記内部が分割して形成されたものである。
上記構成によれば、上記内部を湾曲部の周方向において分割形成することで該内部を高強度に形成しながらも、高強度であるが故に成形性に劣りがちな該内部を、曲率(すなわち曲げの度合)の大きい所望の湾曲形状に加工することができ、また、内部よりも強度の低い上記外部を、湾曲部の周方向において一部材により形成することで部品点数および加工コストを低減することができる。
またこの発明は、両サイドにおいて車両前後方向に延びるリヤサイドフレームと、左右の上記リヤサイドフレーム間において、該リヤサイドフレームに架け渡されるリヤフロアと、該リヤフロア下に配設され、後突に対して保護対象となる保護対象部品を備えた電動車両の後部構造であって、上記保護対象部品の下部及び後部を覆う保護フレームを備え、上記保護フレームは、上記保護対象部品の下部から上端にかけて後部上方に向かう程曲率が大きくなる、又は曲率が一定の湾曲部が形成され、上方の車体部品に上端が接合され、上記保護フレームの前方には、バッテリフレームが設けられ、上記保護フレームの前端は、略水平に上記バッテリフレームに接合されたものである。
上記構成によれば、保護フレームの前方側については略水平にバッテリフレームに接合することで、後突時に衝突物からの荷重が保護フレームに入力された場合においても、前方へ変位しようとする保護フレームをバッテリフレームによって受け止時に保護フレームの前端が屈曲の起点になることがなく、しっかりと受け止めることができる。
この発明の態様として、上記バッテリフレームは、内部に車幅方向に延びる閉断面(閉断面空間)を有する閉断面部を構成しており、上記保護フレームの前端は、上記閉断面部の後壁と連結する連結部材を備えるとともに、該保護フレームの前端が、上記閉断面部の上下方向長さよりも小さく形成されており、上記連結部材によって、上記保護フレームの前端の上下方向の長さを少なくとも上記閉断面部の上下方向長さまで実質的に拡大したものである。
上記構成によれば、上記連結部材によって、上記保護フレームの前端の上下方向の長さを少なくとも上記閉断面部の上下方向長さまで実質的に拡大することで、保護フレームの前端と、上記バッテリフレーム(上記閉断面部)の後壁との接合面において、保護フレームから該バッテリフレームへ入力される入力荷重を分散させることができる。
これにより、後突時に衝突物からの荷重が保護フレームに入力された場合であっても、保護フレームが前方へ変位しないように上記バッテリフレームによってしっかりと受け止めることができ、結果的に保護対象部品の保護性能を高めることができる。
この発明の態様として、上記バッテリフレームは、第1部材と第2部材とを有し、上記第1部材と上記第2部材は、これらの間に上記閉断面が構成されるように、夫々に備えたフランジ同士が接合されており、上記フランジは、上記閉断面部に対して上下方向に突出しており、上記連結部材が上記閉断面部と上記フランジとに跨って接合することによって、上記保護フレームの前端が上記閉断面部を越えて上記フランジまで実質的に拡大したものである。
これにより、保護フレームの前端と、上記バッテリフレームとの接合面における、保護フレームから上記バッテリフレームへの入力荷重をより分散させることができる。
この発明の態様として、上記保護フレームは、上記保護対象部品の下部から上端にかけて後部上方に向かう程曲率が大きくなる上記湾曲部が形成されたものである。
上記構成によれば、後部上方に向かう程曲率が大きくなる湾曲部は、曲率が一定の湾曲部と後端位置が同じである場合には、曲率が一定の湾曲部と比して、上記保護フレームを上記保護対象部品に対して後方に迂回するように配索できるため、前端位置がより後方に位置するため、保護対象物の配置空間をより稼ぐことができる。
一方、後部上方に向かう程曲率が大きくなる湾曲部は、曲率が一定の湾曲部と前端位置が同じである場合には、曲率が一定の湾曲部と比して、後端位置がより前方に位置するため、リヤサイドフレームの後部に有するクラッシャブルゾーンの長さをより前方まで確保して後突時のエネルギー吸収量をより稼ぐことができる。
この発明によれば、保護フレームを軽量化させつつ、保護フレームより後方の後方フレームが有する後突時のエネルギー吸収量、および保護対象部品の配置スペースを稼ぐことができる。
本実施形態の電動車両の後部構造を底面側から視た斜視図。 図1中のA-A線に沿った要部を示す矢視断面図。 図1中のB-B線に沿った要部を示す矢視断面図。 本実施形態の電動車両の後部構造の要部を示す左側面図。 プロテクタを前方左斜め上方から視た斜視図。 プロテクタの正面図。 プロテクタの背面図。 本実施形態の電動車両の後部構造の図7中のC-C線、D-D線の夫々に対応する要部を示す断面図。 本実施形態の電動車両の後部構造の図7中のE-E線、F-F線の夫々に対応する要部を示す断面図。 図2中のX部拡大図。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
図1は本実施形態の電動車両の後部構造を底面側から視た斜視図、図2は図1中のA-A線に沿った要部を示す矢視断面図であって、車幅方向における保護フレームに対応する位置に沿った要部を示す縦断面図。図3は図1中のB-B線に沿った要部を示す矢視断面図であって、車幅方向における中央に対応する位置に沿った要部を示す縦断面図、図4は本実施形態の電動車両の後部構造の要部を示す左側面図、図5はプロテクタを前方左斜め上方から視た斜視図、図6はプロテクタの正面図、図7はプロテクタの背面図、図8(a)は本実施形態の電動車両の後部構造の図7中のC-C線に対応する要部を示す断面図、図8(b)は本実施形態の電動車両の後部構造の図7中のD-D線に対応する要部を示す断面図、図9(a)は本実施形態の電動車両の後部構造の図7中のE-E線に対応する要部を示す断面図、図9(b)は本実施形態の電動車両の後部構造の図7中のF-F線に対応する要部を示す断面図、図10は図2中のX部拡大図である。
図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両右方を示し、矢印Lは車両左方を示し、矢印Uは車両上方を示すものとする。
本実施形態の電動車両は、遠距離走行時等にバッテリの電気容量が所定値以下に低下すると、発電用内燃機関により発電機を駆動し、その発電電力をバッテリに供給して充電するように構成されたレンジエクステンダと称される電気自動車である。
図2に示すように、上記車両の下部には、車室の床面を形成するフロントフロアパネル1と、該フロントフロアパネル1の後端部から上方に立ち上がるように設けられるキックアップ部2と、該キックアップ部2の上部から後方に向けて延びるリヤフロアパネル3とを有している。
図1、図2に示すように、キックアップ部2の側部後方には、車両前後方向に延びるリヤサイドフレーム4がリヤフロアパネル3の両サイドに沿って配設されている。
リヤサイドフレーム4は、車両前後方向の直交断面が矩形状に形成され、内部に車両前後方向に延びる閉断面4sが構成されている。
リヤサイドフレーム4の車体後方側には、車幅方向に延びる閉断面形状で構成されたリヤバンパ5が配設されており、リヤバンパ5は、左右一対のリヤサイドフレーム4に、その後端部からさらに車両後方に延びるクラッシュカン6等を介して連結されている。
図2に示すように、左右一対のリヤサイドフレーム4は、キックアップ部2から車両後方に向かって水平に延びる前側水平部4Fと、前側水平部4Fの後端から後方斜め上方に向かって延びる傾斜部4Mと、傾斜部4Mの後端から車両後方に向かって水平に延びる後側水平部4Rとを有している。
左右一対のリヤサイドフレーム4間には、キックアップ部2の背面に接合固定されて車幅方向に延びる前側クロスメンバ7fと、傾斜部4Mに対応する位置にてリヤフロアパネル3の上下各側から該リヤフロアパネル3を挟み込むように接合固定されて車幅方向に延びる中間クロスメンバ7mと、後側水平部4Rの中間位置にてリヤフロアパネル3の下面側から接合固定されて車幅方向に延びる後側クロスメンバ7rとを備えている。
なお、中間クロスメンバ7mは、リヤフロアパネル3の上面側に接合固定される中間クロスメンバアッパ7muと、リヤフロアパネル3の下面側に接合固定される中間クロスメンバロア7mdとで構成している。
ここで、リヤフロアパネル3の前側クロスメンバ7fと中間クロスメンバ7mとの間部分は、リヤフロアパネル前部3fに設定するとともに、中間クロスメンバ7mと後側クロスメンバ7rとの間部分は、リヤフロアパネル中間部3mに設定するとともに、後側クロスメンバ7rよりも後側部分を、リヤフロアパネル後部3rに設定する。
図1、図2に示すように、上述のフロントフロアパネル1およびリヤフロアパネル前部3fの各下方には、車輪を駆動させる動力源としてのモータ(図示省略)に供給するモータ用の電力を貯蔵するバッテリ装置(いわゆるバッテリパック)10を配置している。このバッテリ装置10は図2に示すように、複数の電池本体11aによりバッテリユニット11を構成している。
フロントフロアパネル1下方と対応する位置においては複数のバッテリユニット11を上下1段構造に格納しており、リヤフロアパネル前部3f下方と対応する位置においては複数のバッテリユニット11を上下2段構造に格納している。
また、上述のバッテリ装置10は、複数のバッテリユニット11をその下方から支持するバッテリトレイ12と、バッテリトレイ12の外部フランジ上面に取付けられて、その内部に上述の各バッテリユニット11を内蔵するバッテリケース13と、を、フロントフロアパネル1からリヤフロアパネル前部3fに至るまで備えている。
上述のバッテリ装置10は、該バッテリ装置10の骨組みを成し、バッテリトレイ12を支持するとともに補強する複数のバッテリフレーム(14,15等)が配設されている。
このうち、図2中の符号14はバッテリトレイ12の後端において車幅方向に延びてバッテリトレイ12を後方から支持する後側バッテリフレームであり、符号15は、下方へ向けて開口する断面ハット形状に形成し、バッテリトレイ12の車両前後方向の途中位置にて車幅方向に延びて該バッテリトレイ12の上面部との間に閉断面15sを形成するように接合された中間バッテリフレームである。
図1に示すように、上述したリヤサイドフレーム4の傾斜部4Mには、リヤサスペンション装置16が取り付けられている。
リヤサスペンション装置16は、車両前後方向に延びるトレーリングアーム17を有している。このトレーリングアーム17は上下に揺動自在に、その前端部がリヤサイドフレーム4の傾斜部4Mに連結され、後端部には、後輪(図示省略)を支持するためのホイールサポート18が取り付けられている。
リヤサスペンション装置16は、左右のトレーリングアーム17を連結するように車幅方向に延びるトーションビーム19を備えており、図1、図2に示すように、該トーションビーム19は、バッテリユニット11直後部分において車幅方向に延びており、車幅方向に亘って下側が開放された逆U字状の断面形状を有している。また図1に示すように、リヤサスペンション装置16には、トーションビーム19とトレーリングアーム17との間のコーナー部分にスプリングシート161が配設されている。
さらにリヤサスペンション装置16には、スプリングシート161に取付けられたコイルスプリングおよび、スプリングシート161の後端に取付けられたチューブ式ダンパ等を有しているが、これらについては図示省略するものとする。
図2、図3ではリヤサスペンション装置16に備えたトーションビーム19のみを図示し、図1~図3以外はリヤサスペンション装置16の図示を省略している。
図1~図3に示すように、リヤフロアパネル中間部3m下方には、燃料タンク50が配設されている。換言すると、燃料タンク50は、リヤサスペンション装置16に備えた左右のトレーリングアーム17の間部分の空間において側面視でトーションビーム19に対して後方に離間して配設されている。
この燃料タンク50は、発電用内燃機関に供給される燃料を貯留するものであって、高電圧を用いる発電機と共にレンジエクステンダ装置の一部を構成する。このため、燃料タンク50は、後突に対して保護する必要のある保護対象部品であり、後方かつ下方にプロテクタ20(タンクプロテクタ20)を備えている。
ところで図示省略するが、駆動用の内燃機関を搭載したガソリン車やディーゼル車等の内燃機関車両においては、フロントフロアパネル1下方は勿論、リヤフロアパネル前部3f下方にバッテリ装置10を搭載していないため、リヤサスペンション装置16よりも前方、すなわちリヤフロアパネル前部3f下方に燃料タンク50を搭載することが可能となる(図示省略)。そして内燃機関車両においては、それに伴ってリヤサイドフレーム4の、リヤフロアパネル前部3fよりも後方に対応する後側水平部4R(図2参照)全体をクラッシャブルゾーンCZ(クラッシュストローク)として設定し、後突時には、この後側水平部4R全体がクラッシュカン6と共に潰れることで後突エネルギーを吸収することができるものが多い。
これに対して、レンジエクステンダと称される電動車両においては、本実施形態の電動車両も含めて図2に示すように、リヤフロアパネル前部3f下方にまでバッテリ装置10を搭載したことに起因して発電用の燃料タンク50を、内燃機関車両における燃料タンク(図示省略)の搭載箇所よりも後方のリヤフロアパネル中間部3m下方に搭載した構成を採用したものが多い。
その場合図2、図4に示すように、リヤサイドフレーム4の後側水平部4Rのうち、リヤフロアパネル中間部3mよりも後方のリヤフロアパネル後部3rに対応する部分をクラッシャブルゾーンCZに設定している。
このように、内燃機関車両と比してリヤサイドフレーム4の後突エネルギーを吸収するクラッシュストロークが短くなった本実施形態の電動車両においては、リヤサイドフレーム4のうち、リヤフロアパネル後部3rよりも前方に対応する部分を保護ゾーンPZに設定し、この保護ゾーンPZに配設した燃料タンク50を後突に対して保護するために、プロテクタ20を該燃料タンク50の後方から下方にかけて設けたものである。
図1~図4に示すように、プロテクタ20は、燃料タンク50の両サイドに配設される一対の保護フレーム21と、左右の保護フレーム21間において、これら左右の保護フレーム21に橋渡しされる保護プレート31とを備え、略左右対称形状に形成している。プロテクタ20は、燃料タンク50に対してクリアランス(隙間)を有して前下方から後上方に設けられている(図3参照)。
図2、図4に示すように、保護フレーム21は、側面視で燃料タンク50の下部及び後部に配索されている。詳しくは、保護フレーム21は、燃料タンク50の前方で車幅方向に延びるトーションビーム19を下方に迂回するように該燃料タンク50の前下から後方程に緩やかに上方、すなわち略水平に延びる下部と、該下部の後側から立ち上がり、燃料タンク50の後下から後上方にかけて延びる後部とを有して連続して延びている。
保護フレーム21は、側面視で該保護フレーム21の延在方向(長手方向)の全長に亘って(すなわち前下端から後上端にかけて)上方に湾曲するとともに、後方に向かう程その曲率が大きくなる湾曲部80が形成されている(図4参照)。換言すると、保護フレーム21は、側面視で前下端から後上端にかけての各部位における接線の傾きが後方程徐々に急峻になる湾曲部80が形成されている。
図4~図9(a)(b)に示すように、保護フレーム21は、湾曲内面(換言すると上面、前面若しくは径方向内側)に位置する内周壁21aと、湾曲外面(換言すると下面、後面若しくは径方向外側)に位置する外周壁21bと、内周壁21aおよび外周壁21bの各車幅方向外端を連結する外側壁21cと、内周壁21aおよび外周壁21bの各車幅方向内端を連結する内側壁21dとで、内部に閉断面21sを構成するとともに延在方向の直交断面が矩形状となる中空の矩形断面形状に形成している。
保護フレーム21は、湾曲内側に位置するインナ部材22と、湾曲外側に位置するアウタ部材23とを有した分割構造により形成している。
図5、図8(a)(b)、図9(a)(b)に示すように、インナ部材22は、内周壁21aと、外側壁21cおよび内側壁21dの各湾曲内側部分212c,212dとによって延在方向の直交断面がアウタ部材23に向けて開口するコ字状に一体形成するとともに、アウタ部材23は、外周壁21bと、外側壁21cおよび内側壁21dの各湾曲外側部分213c,213dとによって延在方向の直交断面がインナ部材22に向けて開口するコ字状に一体形成している。
そして図8(a)(b)、図9(a)(b)に示すように、インナ部材22をインナ部材22よりも下方に位置するアウタ部材23と比して若干幅広に形成し、アウタ部材23に対してインナ部材22を外側から嵌め込むように配置し、両サイドにおいて車幅方向に互いに重なり合う、アウタ部材23の上端とインナ部材22の下端とを保護フレーム21の延在方向に沿ってアーク溶接により接合している。
保護フレーム21は、インナ部材22をアウタ部材23に対して高強度に形成している。当例では、インナ部材22とアウタ部材23とは共に超高張力鋼板で形成しているが、アウタ部材23の引張強さが約780MPaであるのに対してインナ部材22の引張強さが約980MPaとなるようにインナ部材22をアウタ部材23よりも高強度材料で形成している。
さらに図4、図5に示すように、アウタ部材23は、一部材により形成しているのに対して、インナ部材22は、保護フレーム21の延在方向(湾曲部80の周方向)において分割して形成している。
当例では、インナ部材22は、保護フレーム21延在方向における、後上端から途中部にかけての部位に相当するインナ部材アッパ22uと、前下端から途中部にかけての部位に相当するインナ部材ロア22dとの2部材から成り、夫々同じ引張り強さを有する高強度材料で形成している。
なお当例では、インナ部材22(インナ部材アッパ22uおよびインナ部材ロア22d)とアウタ部材23とは、いずれも同じ板厚で形成しつつ、インナ部材22をアウタ部材23よりも高強度材料に形成したが、これに限らず、例えば、いずれも同じ強度の材料で形成しつつ、インナ部材22をアウタ部材23よりも板厚を厚く形成する、若しくは、板厚を厚くするとともに高強度材料で形成することにより、インナ部材22をアウタ部材23よりも高強度としてもよい。
図1、図2に示すように、保護フレーム21は、後上端が、その上方に有する車体部品として、車幅方向に延びる後側クロスメンバ7rにその下面側から後上端ブラケット24を介して略垂直に締結固定されるとともに、前下端が、その前方に有する後側バッテリフレーム14に前下端ブラケット25を介して略水平に締結固定されている。
特に、保護フレーム21の前下端の後側バッテリフレーム14への接合について詳述する。
まず図5に示すように、前下端ブラケット25は、下壁25aと、該下壁25aの後端から上方へ延びる縦壁25bとで側面視で略L字形状に一体形成している。一方、保護フレーム21の前下部分は略水平に前方へ延びており、その前下端が、前下端ブラケット25の縦壁25bに溶接等により一体に接合されることで、前下端ブラケット25は保護フレーム21の前下端に備えている。
上述した後側バッテリフレーム14は、図10に示すように、前部パネル141と後部パネル142とを備え、前部パネル141は、前壁141a、上壁141b、前壁141a下端から前下へ延びる下端フランジ141cおよび上壁141b後端から上方へ延びる上端フランジ141dとで一体形成されている。後部パネル142は、下壁142a、後壁142b、下壁142a前端から前下へ延びる下端フランジ142c、および後壁142b上端から上方へ延びる上端フランジ142dとで一体形成されている。
後側バッテリフレーム14は、前後各パネル141,142の上端フランジ141d,142d同士を接合するとともに、下端フランジ141c,142c同士を接合することで、内部に車幅方向に延びる閉断面14sを有する閉断面部14Aを構成している。そして、バッテリトレイ12の後端は、側面視で後側バッテリフレーム14に備えた前部パネル141に当接するように該前部パネル141沿って形成され、上述したように後側バッテリフレーム14によって支持されている。
上述した前下端ブラケット25は、縦壁25bが後側バッテリフレーム14の後壁142bにその後面から溶接等により接合されるとともに、下壁25aが後側バッテリフレーム14の下壁142aに下方からボルトB等で締結固定されている。
このように、保護フレーム21の前下端を、前下端ブラケット25を介して後側バッテリフレーム14に接合した状態においては、後側バッテリフレーム14と保護フレーム21との各閉断面14s,21sが、換言すると後側バッテリフレーム14の閉断面部14Aと保護フレーム21の前下端とが略同じ高さで前後に隣接して配置されるが、保護フレーム21の前下端は、後側バッテリフレーム14の閉断面部14Aよりも上下方向の長さが小さい(H>h、図10参照)。すなわち、保護フレーム21の前下端と後側バッテリフレーム14とは、夫々の下壁21b(外周壁21b),142aが略同じ高さに配置されているが、保護フレーム21の前下端の上壁21a(内周壁21a)は、後側バッテリフレーム14(閉断面部14A)の上壁141bの高さよりも低い。
ここで、前下端ブラケット25の縦壁25bは、保護フレーム21の前下部分の上壁21aよりも上方へ延出しており、この縦壁25bの上方延出部25buと保護フレーム21の前下部分の上壁141bとのコーナー部には、上方延出部25buを補強する補強ブラケット26を備えている。図5に示すように、補強ブラケット26は、側面視で前端から後方へ降下するように傾斜する上壁26aと、その両サイドの側壁26b,26bとを有して車両前後方向の直交断面が下方へ向けて開口するコ字状に形成され、両サイドの側壁26b,26bが保護フレーム21の前下部分の両サイドの側壁21c,21dに接合されている。これにより図10に示すように、保護フレーム21の前下部分の上壁21aと、その上方に備えた補強ブラケット26との間には、閉断面26sが形成され、また、補強ブラケット26は、その前端が、前下端ブラケット25の縦壁25bの上方延出部25buに当接することによって、該上方延出部25buをその後面側から支持している。
これにより、上述した前下端ブラケット25および補強ブラケット26によって、後側バッテリフレーム14の閉断面部14Aよりも上下方向の長さが小さな保護フレーム21の前下端を、少なくとも後側バッテリフレーム14の閉断面部14Aの上下方向長さまで実質的に拡大したものである。
さらに当例では、前下端ブラケット25の縦壁25bは、後側バッテリフレーム14の閉断面部14Aを越えてさらに上方へ延びており、該閉断面部14Aに対して上方に突出する上端フランジ141d,142dの上端と略同じ高さまで形成している。すなわち、前下端ブラケット25の縦壁25bは、後側バッテリフレーム14の閉断面部14Aの後壁142bと上端フランジ141d,142dとに跨って接合されたものである。
これにより、上述した前下端ブラケット25および補強ブラケット26によって、保護フレーム21の前下端を、後側バッテリフレーム14の閉断面部14Aを越えて上端フランジ141d,142dまで実質的に拡大している。
図1、図3、図6、図8(a)(b)、図9(a)(b)に示すように、保護プレート31は、主に燃料タンク50の後下方から後上端を覆うように左右一対の保護フレーム21間に備え、側面視で前下端から後上端にかけて後方程上方に湾曲する湾曲形状に形成されている。
なお図5に示すように、保護プレート31は側面視で、インナ部材アッパ22uとインナ部材ロア22dとの接合部を、保護フレーム21の延在方向において跨ぐように形成している。
図3に示すように、保護プレート31は、前側プレート部材32と後側プレート部材33とを備え、これら前後各プレート部材32,33によって、側面視でこれらの間に閉断面34s,35sが構成される閉断面部34,35を形成している。
閉断面部34,35は、側面視で保護プレート31における、前下側に位置する前下側閉断面部34と、後上側に位置する後上側閉断面部35との2つが配設されている。前下側閉断面部34と後上側閉断面部35との内部には、側面視で互に分断され、略同じ大きさの閉断面34s,35sが夫々構成されている。
図3に示すように、前側プレート部材32には、前下側閉断面部34の前下端に対応する部位から前下方向に延びる前下フランジ32aと、前下側閉断面部34と後上側閉断面部35との間に対応する部位に有する中間フランジ32bと、後上側閉断面部35の後上端に対応する部位から後上方向に延びる後上フランジ32cとが形成されている。同様に、後側プレート部材33には、前下側閉断面部34の前下端に対応する部位から前下方向に延びる前下フランジ33aと、前下側閉断面部34と後上側閉断面部35との間に対応する部位に有する中間フランジ33bと、後上側閉断面部35の後上端に対応する部位から後上方向に延びる後上フランジ33cとが形成されている。
前側プレート部材32と後側プレート部材33とは、前下フランジ32a,33a同士、中間フランジ32b,33b同士および後上フランジ32c,33c同士がスポット溶接等で夫々接合され、夫々前下接合部32a,33a、中間接合部32b,33b、後上接合部32c,33cを形成している。
保護プレート31は、前側プレート部材32と後側プレート部材33とにおける、前下側閉断面部34と後上側閉断面部35とに対応する部位を夫々側面視で凹凸形状に形成している。
すなわち図3に示すように、前側プレート部材32は、上述したように側面視で凹凸形状に形成することによって車幅方向に延びる複数の稜線Rを形成することにより、該前側プレート部材32自体の耐力を高めたものである。
さらに、後側プレート部材33についても、このように側面視で凹凸形状に形成することによって複数の稜線Rが形成され、これら複数の稜線Rによって該後側プレート部材33自体の耐力を高めている(図3参照)。
但し、後側プレート部材33は、前側プレート部材32よりも滑らかな凹凸形状に形成されている。
また図7、図8(a)(b)、図9(a)(b)に示すように、前側プレート部材32および後側プレート部材33は、夫々の車幅方向外端から車幅方向外側へ延出する外側フランジ41,42を形成している。
図7に示すように、後側プレート部材33の外側フランジ42は、該後側プレート部材33の後上端から車幅方向外側へ延出する後上端外側フランジ43と、後上端外側フランジ43に対して前下方向に離間した位置から車幅方向外側へ延出する主外側フランジ44とを有している。
後上端外側フランジ43は、車幅方向外側への延出端が保護フレーム21の内側壁21dに突き当て可能な長さで車幅方向外側へ延出している。
主外側フランジ44は、主外側フランジ後上部441と、主外側フランジ中間部442と、主外側フランジ前下部443とを有して一体に形成され、主外側フランジ中間部442は、前側プレート部材32の外側フランジ41と側面視で略同じ位置において延出形成されている。但し、前側プレート部材32の外側フランジ41は、主外側フランジ中間部442よりも車幅方向外側へより長く延出形成している(図7、図8(b)、図9(a)(b)参照)。
これにより、保護フレーム21の外周壁21bに対して、前側プレート部材32の外側フランジ41と、後側プレート部材33の主外側フランジ中間部442とを、主外側フランジ中間部442によって外側フランジ41を後方から覆うようにして配置した状態においては、該前側プレート部材32の外側フランジ41の車幅方向外側の先端部分41aが、主外側フランジ中間部442の車幅方向の外端よりも車幅方向外側へ延出した状態となる。
また図7に示すように、後側プレート部材33の主外側フランジ44における、主外側フランジ中間部442に対して後上側で隣接する主外側フランジ後上部441と、前下側で隣接する主外側フランジ前下部443は、共に主外側フランジ中間部442よりも車幅方向外側に延出形成している。
上述した保護プレート31は、前後各プレート部材32,33が互いに接合され一体化された状態で夫々のプレート部材32,33が共に左右の保護フレーム21に接合されている。
詳しくは、前側プレート部材32と後側プレート部材33は、上述したように、前下フランジ32a,33a同士、中間フランジ32b,33b同士および後上フランジ32c,33c同士が夫々スポット溶接により接合され(図3参照)、さらに、前側プレート部材32の外側フランジ41と後側プレート部材33の主外側フランジ中間部442とが、夫々スポット溶接により接合されることで(図7中の×印参照)互いに重なり合うように一体化している。
さらに、左右の保護フレーム21間において、これらに橋渡しするように、前後各プレート部材32,33が互に一体化された保護プレート31を配置する。このとき図7、図8(a)に示すように、後側プレート部材33の左右の後上端外側フランジ43は、その車幅方向外側への延出端が左右夫々に対応する保護フレーム21の内側壁21dに突き当たるため、この突き当て部分においてアーク溶接によって互いに接合する。
さらにまた図7に示すように、左右両側において、後側プレート部材33については、主外側フランジ後上部441および主外側フランジ前下部443と、これらに後面が当接する保護フレーム21の外周壁21bとを、夫々アーク溶接により接合する(図7中のM1,M2参照)。
加えて前側プレート部材32については、左右両側において、外側フランジ41の特に主外側フランジ中間部442よりも車幅方向外側へ延出する先端部分41aと、該先端部分41aに後面が当接する保護フレーム21の外周壁21bとを、夫々アーク溶接により接合する(図7、図8(b)、図9(a)(b)中のM3参照)。
すなわち、保護プレート31は、前後各プレート部材32,33が一体にスポット溶接された状態で、後側プレート部材33における、後上端外側フランジ43、主外側フランジ後上部441および主外側フランジ前下部443が、夫々保護フレーム21に直接接合されるとともに、前側プレート部材32の外側フランジ41の先端部分41aが保護フレーム21に直接接合される。
上述した本実施形態の電動車両の後部構造は、図1、図2、図4、図5に示すように、両サイドにおいて車両前後方向に延びるリヤサイドフレーム4と、左右のリヤサイドフレーム4間において、該リヤサイドフレーム4に架け渡されるリヤフロアパネル3(リヤフロア)と、該リヤフロアパネル3下に配設され、後突に対して保護対象となる保護対象部品としての燃料タンク50を備えた電動車両の後部構造であって、燃料タンク50の下部及び後部を覆う保護フレーム21を備え、保護フレーム21は、燃料タンク50の下部から上端にかけて後部上方に向かう程曲率が大きくなる湾曲部80が形成され(図4参照)、上方の車体部品としての後側クロスメンバ7rに上端が接合(締結)されたものである。
上記構成によれば、保護フレーム21を軽量化させつつ、保護フレーム21より後方のリヤサイドフレーム4が有する後突時のエネルギー吸収量、およびタンク容量を稼ぐことができる。
詳述すると、後突時にはまず、車両後端から侵入してくる衝突物の衝撃エネルギーを、車両前後方向に延びるリヤサイドフレーム4の燃料タンク50より後部に有するクラッシャブルゾーンCZ(図2、図4参照)が潰れて吸収する。
リヤサイドフレーム4のクラッシャブルゾーンCZによって衝撃エネルギーを吸収しきれずに車体前方の燃料タンク50に向けて侵入してくる衝突物が、燃料タンク50の下部及び後部を覆うプロテクタ20に衝突した場合においても、プロテクタ20、すなわち保護フレーム21によって、該衝突物を下方へと受け流す(いなす)ことができ、これによりプロテクタ20によって燃料タンク50をしっかりと保護することができる。
さらにこのように、プロテクタ20は、衝突物を下方へ受け流すことで直接受け止める場合と比して頑強に形成する必要がなく軽量化に寄与することができる。
また、プロテクタ20に備えた保護フレーム21は、湾曲部80を燃料タンク50の下部から上端にかけて形成したため、例えば、保護フレーム21の延在方向の一部にのみ湾曲部を形成した構成(図示省略)のように、後突の際に衝突物からの荷重が保護フレーム21に入力時に一部にのみ形成した湾曲部に荷重が集中することがなく、保護フレーム21の延在方向の全長に亘って形成した湾曲部80によって、入力荷重を前方へとスムーズに伝達することができる。
さらに上述したように、湾曲部80を上記燃料タンク50の下部から上端にかけて形成することで、例えば、保護フレーム21の延在方向の後部を後上方に向けて直線状に傾斜させた構成(図示省略)と比して、保護フレーム21後部の立ち上がりを急峻にすることができる。これにより、保護フレーム21の後部上端を車体部品に対して、より前方側で接合でき、結果的にリヤサイドフレーム4のクラッシャブルゾーンCZをより前方まで確保することができる。
すなわち、湾曲部80が下部から上端にかけて形成された保護プレート31自体が有する後突荷重の前方への優れた伝達、分散性能に加えてリヤサイドフレーム4が有する後突時のエネルギー吸収量を極力活用することができるため、保護フレーム21を軽量化させつつ(保護フレーム21を頑強に形成せずとも)燃料タンク50をしっかりと保護することができる。
その一方で、上述したように、湾曲部80を燃料タンク50の下部から上端にかけて形成することで、例えば、保護フレーム21の後部を下部から後上へ直線状に傾斜して延ばす場合と比して、より後方へ迂回しながら上方へと延在させることができるため、保護フレーム21の上方に有する燃料タンク50の配置スペース、つまりタンク容量をより大きく確保することができる。
この発明の態様として、保護フレーム21は、上述したように、燃料タンク50の下部から上端にかけて後部上方に向かう程曲率が大きくなる湾曲部80が形成されたものである(図1、図2、図4、図5参照)。
上記構成によれば、後部上方に向かう程曲率が大きくなる湾曲部80は、曲率が一定の湾曲部(図示省略)と比して保護フレーム21の後部がより急峻に立ち上がるため、該曲率が一定の湾曲部と後端位置が同じである場合には、燃料タンク50に対して後下側を迂回するように配索できるため、該燃料タンク50のタンク容量をより稼ぐことができる。
一方、後部上方に向かう程曲率が大きくなる湾曲部80は、曲率が一定の湾曲部と前端位置が同じである場合には、該曲率が一定の湾曲部と比して、後端位置がより前方に位置するため、リヤサイドフレーム4が有するクラッシャブルゾーンCZの長さ、すなわち後突時のエネルギー吸収量をより稼ぐことができる。
この発明の態様として、保護フレーム21は、湾曲部80の湾曲内側に位置するインナ部材22(内部)と湾曲外側に位置するアウタ部材23(外部)とに分割して形成されており(図4、図5、図8(a)(b)、図9(a)(b)参照)、インナ部材22がアウタ部材23に対して高強度に形成したものである。
上記構成によれば、後突に際し圧縮が作用する内部の強度を高めることで衝突物からの荷重が保護フレーム21に入力された場合であっても、該保護フレーム21の変形を抑制できるとともに、アウタ部材23をインナ部材22に対して低強度に形成することで、保護フレーム21全体を高強度に形成する場合と比して材料コスト、加工コスト等の加工効率を高めることができる。
この発明の態様として、保護フレーム21は、インナ部材22がアウタ部材23よりも高強度材料で形成されたものである。
上記構成によれば、後突に際し圧縮が作用する内部を高強度材料で形成することで衝突物からの荷重が保護フレーム21に入力された場合であっても、該保護フレーム21の変形を抑制できるとともに、アウタ部材23をインナ部材22に対して低強度材料で形成することで、保護フレーム21全体を高強度材料で形成する場合と比して特に材料コストを低減することができる。
この発明の態様として、保護フレーム21は湾曲部80の周方向(保護フレーム21延在方向)において、アウタ部材23が一部材により形成され、インナ部材22が分割して形成されたものである(図4、図5参照)。
上記構成によれば、インナ部材22を湾曲部80周方向(保護フレーム21延在方向)において分割形成することで、高強度に形成しながらも高強度であるが故に成形性に劣りがちな該インナ部材22を、曲率の大きい湾曲形状に形成(成形)でき、また、インナ部材22よりも材料強度の低い外部を、湾曲部80の周方向(保護フレーム21延在方向)において一部材により形成することで、一部材であっても所望の湾曲形状に加工できるとともに部品点数を減らすことができる。
この発明の態様として、保護フレーム21の前方には、後側バッテリフレーム14(バッテリフレーム)が設けられ、保護フレーム21の前下端(前端)は、略水平に後側バッテリフレーム14に接合されたものである(図1、図2、図4、図10参照)。
上記構成によれば、保護フレーム21の前方側については略水平に後側バッテリフレーム14に接合することで、後突時に衝突物からの荷重が保護フレーム21に入力された場合においても、前方へ変位しようとする保護フレーム21を後側バッテリフレーム14によって、保護フレーム21の前下端が屈曲の起点になることがなく、しっかりと受け止めることができる。
この発明の態様として、図10に示すように、後側バッテリフレーム14は、内部に車幅方向に延びる閉断面14sを有する閉断面部14Aを有しており、保護フレーム21の前下端は、後側バッテリフレーム14(閉断面部14A)の後壁142bに接合され、保護フレーム21の前下端が、閉断面部14Aの上下方向長さよりも小さく形成されており(H>h)、保護フレーム21の前下端には、後側バッテリフレーム14と連結する連結部材としての前下端ブラケット25および補強ブラケット26を備え、これらブラケット25,26によって、保護フレーム21の前下端の上下方向の長さを少なくとも閉断面14sの上下方向長さまで実質的に拡大したものである。
上記構成によれば、後側バッテリフレーム14の後壁142bと保護フレーム21の前下端との接合面積が小さい場合、後突時に衝突物からの荷重が入力されることにより前方へ変位しようとする保護フレーム21の前下端を、該前下端に接合される後側バッテリフレーム14の後壁142bの受け面によって受け止めきれず、衝突物に対して燃料タンク50を保護フレーム21によって保護しきれないことが懸念される。
これに対して本実施形態においては、上述したように、ブラケット25,26を備えることで、後側バッテリフレーム14における、保護フレーム21の前端との接合面(受け面)の面積、すなわち、前方へ変位しようとする保護フレーム21の前下端を受け止める面積を実質的に拡大することで、保護フレーム21から後側バッテリフレーム14へ荷重入力時に、その荷重を拡大した接合面において分散させることができる。
従って、後側バッテリフレーム14によって保護フレーム21が前方へ変位しないようにしっかりと受け止めることができ、結果的に燃料タンク50の保護性能を高めることができる。
この発明の態様として、図10に示すように、後側バッテリフレーム14は、前部パネル141(第1部材)と後部パネル142(第2部材)とを備え、前部パネル141と後部パネル142は、これらの間に閉断面14sが構成されるように、上端フランジ141d,142d同士(フランジ同士)を接合するとともに、下端フランジ141c,142c同士(フランジ同士)を接合されており、
上端フランジ141d,142dは、閉断面部14Aに対して上方向に突出しており、前下端ブラケット25および補強ブラケット26によって保護フレーム21の前下端が閉断面部14Aを越えて上端フランジ141d,142dまで実質的に拡大され、前下端ブラケット25は、閉断面部14Aと上端フランジ141d,142dとに跨って接合されたものである。
これにより、保護フレーム21の前下端と、後側バッテリフレーム14の後壁142bとの接合面を実質的に拡大することで、保護フレーム21から後側バッテリフレーム14への入力荷重をより分散させることができる。
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではなく様々な実施形態で形成することができる。
例えば、本実施形態の保護フレーム21は、燃料タンク50の下部から上端にかけて後部上方に向かう程曲率が大きくなる湾曲部80を形成したが、これに限らず図示省略するが、燃料タンク50の下部から上端にかけて曲率が一定の湾曲部を形成した構成を採用してもよい。
また、本実施形態の保護フレーム21は、前下部分と、それよりも後方部分とが側面視で滑らかに連続していれば、前下部分を車両前後方向に略水平に延びる直線状に形成し、後方部分のみを湾曲部80として形成してもよい。
また、プロテクタ20は、本実施形態においては、保護フレーム21を、燃料タンク50の車幅方向両側に左右一対備え、これら左右一対の保護フレーム21を保護プレート31によって連結する構成を採用したが、これに限らず、保護フレーム21が燃料タンク50の下部及び後部を覆う構成であれば、例えば図示省略するが、燃料タンク50の車幅方向中央にも保護フレーム21を備えた構成を採用することができる。
さらにまた保護フレーム21は、インナ部材22(内部)をアウタ部材23(外部)に対して高強度に形成するにあたり、例えば、インナ部材22がアウタ部材23に対して板厚を厚くする等によって高強度に形成してもよい。
また当例において、溶接手段としてアーク溶接を用いた接合箇所は、このアーク溶接に代えてレーザ溶接にて接合してもよい。
3…リヤフロアパネル(リヤフロア)
4…リヤサイドフレーム
7r…後側クロスメンバ
14…後側バッテリフレーム(バッテリフレーム、フレーム部材
14A…閉断面部(バッテリフレームの閉断面部)
14s…閉断面(バッテリフレームの閉断面、フレーム部材の閉断面
21…保護フレーム
22…インナ部材(湾曲部の湾曲内側に位置する内部)
23…アウタ部材(湾曲部の湾曲外側に位置する外部)
22u…インナ部材アッパ(内部が分割して形成された)
22d…インナ部材ロア(内部が分割して形成された)
25…前下端ブラケット(連結部材)
26…補強ブラケット(連結部材)
50…保護対象部品としての燃料タンク
80…湾曲部
142b…後壁(バッテリフレームの後壁)
141…前部パネル(バッテリフレームの第1部材)
142…後部パネル(バッテリフレームの第2部材)
141d,142d…上端フランジ(フランジ)
141c,142c…下端フランジ(フランジ)

Claims (8)

  1. 両サイドにおいて車両前後方向に延びるリヤサイドフレームと、左右の上記リヤサイドフレーム間において、該リヤサイドフレームに架け渡されるリヤフロアと、該リヤフロア下に配設され、後突に対して保護対象となる保護対象部品を備えた電動車両の後部構造であって、
    上記保護対象部品の下部及び後部を覆う保護フレームを備え、
    上記保護フレームは、上記保護対象部品の下部から上端にかけて後部上方に向かう程曲率が大きくなる、又は曲率が一定の湾曲部が形成され、上方の車体部品に上端が接合され
    上記保護対象部品の前方に、車幅方向に延びるとともに閉断面を有するフレーム部材を備え、
    上記保護フレームの前端は、略水平に上記フレーム部材に接合された
    電動車両の後部構造。
  2. 両サイドにおいて車両前後方向に延びるリヤサイドフレームと、左右の上記リヤサイドフレーム間において、該リヤサイドフレームに架け渡されるリヤフロアと、該リヤフロア下に配設され、後突に対して保護対象となる保護対象部品を備えた電動車両の後部構造であって、
    上記保護対象部品の下部及び後部を覆う保護フレームを備え、
    上記保護フレームは、上記保護対象部品の下部から上端にかけて後部上方に向かう程曲率が大きくなる、又は曲率が一定の湾曲部が形成され、上方の車体部品に上端が接合され
    上記保護フレームは、上記湾曲部の湾曲内側に位置する内部と湾曲外側に位置する外部とに分割して形成されており、上記内部が上記外部に対して高強度に形成された
    電動車両の後部構造。
  3. 上記保護フレームは、上記内部が上記外部よりも高強度材料で形成された
    請求項に記載の電動車両の後部構造。
  4. 上記保護フレームは上記湾曲部の周方向において、上記外部が一部材により形成され、上記内部が分割して形成された
    請求項又はに記載の電動車両の後部構造。
  5. 両サイドにおいて車両前後方向に延びるリヤサイドフレームと、左右の上記リヤサイドフレーム間において、該リヤサイドフレームに架け渡されるリヤフロアと、該リヤフロア下に配設され、後突に対して保護対象となる保護対象部品を備えた電動車両の後部構造であって、
    上記保護対象部品の下部及び後部を覆う保護フレームを備え、
    上記保護フレームは、上記保護対象部品の下部から上端にかけて後部上方に向かう程曲率が大きくなる、又は曲率が一定の湾曲部が形成され、上方の車体部品に上端が接合され
    上記保護フレームの前方には、バッテリフレームが設けられ、
    上記保護フレームの前端は、略水平に上記バッテリフレームに接合された
    電動車両の後部構造。
  6. 上記バッテリフレームは、内部に車幅方向に延びる閉断面を有する閉断面部を構成しており、
    上記保護フレームの前端は、上記閉断面部の後壁と連結する連結部材を備えるとともに、該保護フレームの前端が、上記閉断面部の上下方向長さよりも小さく形成されており、
    上記連結部材によって、上記保護フレームの前端の上下方向の長さを少なくとも上記閉断面部の上下方向長さまで実質的に拡大した
    請求項に記載の電動車両の後部構造。
  7. 上記バッテリフレームは、第1部材と第2部材とを有し、
    上記第1部材と上記第2部材は、これらの間に上記閉断面が構成されるように、夫々に備えたフランジ同士が接合されており、
    上記フランジは、上記閉断面部に対して上下方向に突出しており、
    上記連結部材が上記閉断面部と上記フランジとに跨って接合することによって、上記保護フレームの前端が上記閉断面部を越えて上記フランジまで実質的に拡大した
    請求項に記載の電動車両の後部構造。
  8. 上記保護フレームは、上記保護対象部品の下部から上端にかけて後部上方に向かう程曲率が大きくなる上記湾曲部が形成された
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電動車両の後部構造。
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