JP2020185105A - シートトリムカバー及び乗物用シート - Google Patents

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小林 幸人
Yukito Kobayashi
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Abstract

【課題】シートトリムカバーを形成する表皮材の縫合部の蛇行を抑制でき、シートトリムカバーによって覆われる乗物用シートの見栄えを高める。【解決手段】乗物用シート1のシートトリムカバー5は、シートバック3の着座面を覆う前身頃10と、シートバック3の側面を覆うマチ11と、シートトリムカバー5の裏面側において、前身頃10とマチ11との縫合部12に固着されている可撓な芯材20と、を備え、縫合部12の少なくとも一部は湾曲しており、芯材20は、縫合部12の少なくとも湾曲部12aに設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、シートトリムカバー及び乗物用シートに関する。
自動車などの車両に搭載されるシートのシートトリムカバーは、一般に、シートの立体形状にフィットするように、複数の表皮材を縫い合わせて形成されている。また、シートトリムカバーの装飾のため、又は縫い目の保護のために、玉縁が、シートトリムカバーの表面側において、表皮材の縫合部に設けられる場合もある。玉縁は、玉縁芯を玉縁布で包み、玉縁布を表皮材の縫合部に共縫いすることによって形成される(例えば特許文献1、2参照)。
実公平02−31040号公報 実公平03−24160号公報
例えばシートバックの上側角部(肩部)において、シートバックの着座面を覆う身頃(表皮材)と、シートバックの側面を覆うマチ(表皮材)との縫合部が、シートバックの側面の外縁に沿って湾曲し、湾曲に起因して蛇行する場合がある。縫合部が蛇行すると、シートの見栄えが低下する。縫合部に玉縁が設けられるとしても、玉縁芯は玉縁布を介して縫合部に付けられ、さらに、玉縁芯は筒状の玉縁布の内部で移動し得るため、玉縁芯は縫合部の蛇行を抑制するには至らない。
本発明は、上述した事情に鑑みなされたものであり、シートトリムカバーを形成する表皮材の縫合部の蛇行を抑制でき、シートトリムカバーによって覆われる乗物用シートの見栄えを高めることを目的とする。
本発明の一態様のシートトリムカバーは、複数の表皮材が縫い合わされてなるシートトリムカバーであって、シートの第1面を覆う第1表皮材と、前記第1面と交わる前記シートの第2面を覆う第2表皮材と、前記シートトリムカバーの裏面側において、前記第1表皮材と前記第2表皮材との縫合部に固着されている可撓な芯材と、を備え、前記縫合部の少なくとも一部は湾曲しており、前記芯材は、前記縫合部の少なくとも湾曲部に設けられている。
また、本発明の一態様の乗物用シートは、クッションパッドと、前記クッションパッドを被覆する前記シートトリムカバーと、を備える。
本発明によれば、シートトリムカバーを形成する表皮材の縫合部の蛇行を抑制でき、シートトリムカバーによって覆われる乗物用シートの見栄えを高められる。
本発明の実施形態を説明するための、乗物用シートの一例を示す斜視図である。 図1のII−II線断面図である。 図2の芯材の斜視図である。
図1は、本発明の実施形態を説明するための、乗物用シートの一例を示す。
図1に示す乗物用シート1は、自動車等の車両に搭載されるシートである。シート1は、シート1に着座した乗員の臀部及び大腿部を支持するシートクッション2と、着座者の腰部及び背部を支持するシートバック3とを備える。
シートクッション2は、シートバックの骨格を形成するフレームと、フレームによって支持されるクッションパッドと、フレーム及びクッションパッドを被覆するシートトリムカバー4とを備える。シートバック3もまた、フレームと、クッションパッドと、シートトリムカバー5とを備える。
シートトリムカバー4,5は複数の表皮材が縫い合わされてなり、表皮材は、例えば皮革(天然皮革、合成皮革)、織布、不織布、編物等である。表皮材は、皮革、織布、不織布、編物等の単層構造であってもよいし、皮革、織布、不織布、編物等を表地として、表地にワディング(例えば弾性変形可能な軟質ポリウレタンフォームなどの樹脂発泡体)が積層された多層構造であってもよい。そして、トリムカバーは、一種の表皮材によって形成されてもよいし、部位に応じて異なる複数種の表皮材によって形成されてもよい。
シートバック3のシートトリムカバー5は、複数の表皮材として、シートバック3の着座面を覆う前身頃(第1表皮材)10と、シートバック3の側面を覆う一対のマチ(第2表皮材)11と、シートバック3の背面を覆う後身頃(不図示)とを有する。なお、前身頃10は、図示の例では、着座面の両側部を覆う一対の表皮材13、着座面の中央部上側を覆う表皮材14、及び着座面の中央部下側を覆う表皮材15が縫い合わされて形成されている。
前身頃10が覆うシートバック3の着座面と、マチ11が覆うシートバック3の側面とは略90°の角度で互いに交差している。前身頃10は、シートバック3の上端をまわってシートバック3の背面上部まで及んでおり、シートバック3の肩部3aにおいて、前身頃10とマチ11との縫合部12はシートバック3の側面の外縁に沿って略U字状に湾曲している。一方、肩部3aよりも下側において、縫合部12はシートバック3の側面の外縁に沿って直線状に延びている。以下、縫合部12のうち、肩部3aにおいて略U字状に湾曲している部分を湾曲部12aといい、肩部3aよりも下側において直線状に延びている部分を直線部12bという。
図2は、シートバック3の肩部3aの断面を示す。
シートトリムカバー5は、前身頃10とマチ11との縫合部12に固着される芯材20を備える。芯材20は、例えばポリ塩化ビニル等の樹脂材料からなる可撓な部材である。芯材20は、シートトリムカバー5の裏面側において、少なくとも縫合部12の湾曲部12a(図1参照)に設けられるが、湾曲部12aから直線部12b(図1参照)の一部又は全部に延びて設けられてもよい。
図2及び図3に示すように、芯材20は、板状部21と、板状部21の一方の長手縁に沿って板状部21と一体に設けられている芯部22とを有する。芯部22は、断面円形状に形成されており、板状部21よりも厚い。板状部21が、前身頃10の端末部10a及びマチ11の端末部11aに重ねられ、端末部10aと端末部11aとを縫い合せている縫い糸16によって端末部10a,11aに縫い付けられている。これにより、芯材20は縫合部12に固着されている。
シートトリムカバー5がシートバック3のクッションパッド6に被せられた際に、縫合部12の湾曲部12aは略U字状に湾曲され、芯材20もまた湾曲部12aと一体に湾曲される。芯材20は湾曲部12aに固着されており、湾曲部12aは芯材20に拘束される。これにより、芯材20の硬さに基づいて湾曲部12aの蛇行を抑制でき、シートバック3の見栄えを高められる。芯材20の硬さは、デュロメータ硬さHDAで69以下であることが好ましい。なお、デュロメータ硬さは、JIS−K7215「プラスチックのデュロメータ硬さ試験方法」に準拠し、荷重保持時間15秒として測定される値とする。
芯材20は、例えば接着等によって縫合部12に固着されてもよいが、本例では、前身頃10及びマチ11に共縫いされることによって縫合部12に固着されている。これにより、前身頃10とマチ11とを縫い合せて縫合部12を形成するのと同時に、芯材20を縫合部12に固着することができ、作業性が高まる。
また、芯材20は、マチ11の裏面に接して設けられてもよいが、本例では、前身頃10の裏面に接して設けられている。シートバック3の見栄えに与える影響は、着座面を覆う前身頃10が相対的に大きく、芯材20が前身頃10側に設けられていることにより、湾曲部12aの蛇行を、前身頃10側において一層確実に抑制できる。
シートトリムカバー5によって覆われるシートバック3のクッションパッド6は、シートバック3の側面の外縁に沿って延びる凹部17を有する。凹部17は、少なくとも芯材20が延在する範囲に亘って延びている。シートトリムカバー5がクッションパッド6を被覆している状態で、芯材20は凹部17に収容される。これにより、芯材20に起因するシートトリムカバー5の起伏を抑制でき、シートバック3の見栄えを高められる。芯材20が前身頃10側に設けられている場合に、特に有用である。
ここまで、シートバック3の肩部におけるシートトリムカバー5の縫合部12の湾曲を例にして本発明を説明したが、本発明は、互いに交わる二面を覆う二枚の表皮材の縫合部が湾曲される場合に有用であり、例えばシートクッション2の前端角部2a(図1参照)におけるシートトリムカバー4の縫合部の湾曲に対しても好適に用いられる。また、本発明は、自動車等の車両に設置される乗物用シートに限定されず、船舶や航空機といった車両以外の乗物用シートにも適用可能である。
以上、説明したとおり、本明細書に開示されたシートトリムカバーは、複数の表皮材が縫い合わされてなるシートトリムカバーであって、シートの第1面を覆う第1表皮材と、前記第1面と交わる前記シートの第2面を覆う第2表皮材と、前記シートトリムカバーの裏面側において、前記第1表皮材と前記第2表皮材との縫合部に接合されている可撓な芯材と、を備え、前記縫合部の少なくとも一部は湾曲しており、前記芯材は、前記縫合部の少なくとも湾曲部に設けられている。
また、本明細書に開示されたシートトリムカバーは、前記芯材が、板状部と、前記板状部の一方の長手縁に沿って前記板状部と一体に設けられた前記板状部よりも厚い芯部と、を有し、前記板状部が、前記第1表皮材及び前記第2表皮材と共縫いされている。
また、本明細書に開示されたシートトリムカバーは、前記第1表皮材が、前記シートの着座面を覆う身頃であり、前記第2表皮材は、前記シートの側面を覆うマチであり、前記芯材は、前記縫合部の前記第1表皮材側に設けられている。
また、本明細書に開示された乗物用シートは、クッションパッドと、前記クッションパッドを被覆する前記シートトリムカバーと、を備える。
また、本明細書に開示された乗物用シートは、前記クッションパッドが、前記芯材を収容する凹部を有する。
1 乗物用シート
2 シートクッション
3 シートバック
3a シートバックの肩部
4 シートトリムカバー
5 シートトリムカバー
6 クッションパッド
10 前身頃(第1表皮材)
10a 端末部
11 マチ(第2表皮材)
11a 端末部
12 縫合部
12a 湾曲部
12b 直線部
16 縫い糸
17 凹部
20 芯材
21 板状部
22 芯部

Claims (5)

  1. 複数の表皮材が縫い合わされてなるシートトリムカバーであって、
    シートの第1面を覆う第1表皮材と、
    前記第1面と交わる前記シートの第2面を覆う第2表皮材と、
    前記シートトリムカバーの裏面側において、前記第1表皮材と前記第2表皮材との縫合部に固着されている可撓な芯材と、
    を備え、
    前記縫合部の少なくとも一部は湾曲しており、
    前記芯材は、前記縫合部の少なくとも湾曲部に設けられているシートトリムカバー。
  2. 請求項1記載のシートトリムカバーであって、
    前記芯材は、
    板状部と、
    前記板状部の一方の長手縁に沿って前記板状部と一体に設けられた前記板状部よりも厚い芯部と、
    を有し、
    前記板状部が、前記第1表皮材及び前記第2表皮材と共縫いされているシートトリムカバー。
  3. 請求項1又は2記載のシートトリムカバーであって、
    前記第1表皮材は、前記シートの着座面を覆う身頃であり、
    前記第2表皮材は、前記シートの側面を覆うマチであり、
    前記芯材は、前記縫合部の前記第1表皮材側に設けられているシートトリムカバー。
  4. クッションパッドと、
    前記クッションパッドを被覆する、請求項1から3のいずれか一項記載のシートトリムカバーと、
    を備える乗物用シート。
  5. 請求項4記載の乗物用シートであって、
    前記クッションパッドは、前記芯材を収容する凹部を有する乗物用シート。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200368703Y1 (ko) * 2004-08-20 2004-12-03 주식회사 몰라노 커버류 코너의 부푼 도련 장치
JP2007000208A (ja) * 2005-06-21 2007-01-11 Nhk Spring Co Ltd シートのトリムカバー及びその製造方法
JP2015096361A (ja) * 2013-11-15 2015-05-21 トヨタ紡織株式会社 乗物用シートカバー

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