JP2020184257A - 制御装置、制御方法、制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】トラブル発生時の情報を残し、より適切なトラブル解決を可能にする。【解決手段】複数のイベントコードと、複数のイベントコードのそれぞれの、重要度及び上書き可否を示すロック状態情報を、互いに関連付けて得られるデータを格納するデータベース(230)と、イベントを検出する検出部(240)と、データベースを参照し、イベントに関するイベントログを生成するログ生成部(250)と、イベントログを記録する記録部(260)と、記録部へのイベントログの書き込みを制御する記録制御部(270)とを備え、イベントログには、イベントコード、重要度、ロック状態情報が含まれており、記録制御部は、ロック状態情報が上書き不可である記録部(260)に記録されたイベントログに対しては、新たなイベントログの上書きを行わない。【選択図】図1

Description

本発明は、機器のイベントログの記録を制御する制御装置、制御方法、制御プログラムに関する。
従来、少量の不揮発性メモリを搭載した小さい組込み機器では、異常情報などについて限られた数の情報しか保存できない。そこで、重要度の低い情報を優先的に消去してメモリ量を確保し、重要な情報を消失しにくくする手段が従来技術として知られている。
特開2011−70397号公報(2011年4月7日公開)
しかしながら、上述のような従来技術は、重要度の高い情報を消失しにくくはするものの、情報が大量に発生した場合には古い情報が上書きされ、当該情報の原因であるトラブル発生時の記録をユーザが確認したいときに既に消去されてしまうことを免れない。
本発明の一態様は、トラブル発生時の情報を確実に残すことができる制御装置等を実現することを目的とする。
本発明は、上述した課題を解決するために、以下の構成を採用する。
すなわち、本発明の一側面に係る制御装置は、機器に生じたイベントのイベントログの記録を制御する制御装置であって、複数のイベントコードと、前記複数のイベントコードのそれぞれの、重要度及びイベントログの上書き可否を示すロック状態情報とを、互いに関連付けたデータを格納するデータベースと、前記イベントを検出する検出部と、前記データベースを参照し、前記イベントに関するイベントログを生成するログ生成部と、前記イベントログを保存する記録部と、前記記録部への前記イベントログの書き込みを制御する記録制御部と、を備え、前記イベントログには、前記イベントコード、前記重要度、前記ロック状態情報が含まれており、前記記録制御部は、前記ロック状態情報が上書き不可である前記記録部に記録された前記イベントログに対しては、新たな前記イベントログの上書きを行わない。
上記構成によれば、トラブルの発生がイベントとして検出された場合に、当該トラブルの発生時のイベントログを残し、ユーザによる分析を可能にすることが実現される。
上記一側面に係る制御装置において、前記記録制御部は、前記記録部にイベントログが記録されていない空き領域が無い場合に、前記記録部に記録された前記イベントログのうち、前記重要度がより低いイベントログを選択して、新たな前記イベントログの上書きを行うように前記記録部を制御する構成を有していてもよい。
上記構成によれば、トラブル発生当時の情報を残すことが実現される。
上記一側面に係る制御装置において、前記書換部は、外部機器への前記イベントログの読み出しが行われたときに当該イベントログの前記ロック状態情報を上書き可能に変更する構成を有していてもよい。
上記構成によれば、記録部の空き容量を確保しつつ情報を統合的に処理することが実現される。なお、上記外部機器は、例えばPLC(Programmable Logic Controller)、PLCの上位機器、ユーザ端末、外部記録装置など、制御装置の外部にある機器を指す。
上記一側面に係る制御装置において、ユーザの操作により前記データベースの前記ロック状態情報を設定する設定部を備えていてもよい。
上記構成によれば、ユーザの判断で残したい情報を残すことが実現される。
上記一側面に係る制御装置において、前記設定部は、PLCの制御グループごとにロック状態情報を設定する構成を有していてもよい。
上記構成によれば、ユーザが特に確認したい制御グループの情報を残すことが実現される。
上記一側面に係る制御方法は、機器に生じたイベントのイベントログの記録を制御する制御方法であって、イベントを検出する検出ステップと、複数のイベントコードと、前記複数のイベントコードのそれぞれの、重要度及びイベントログの上書き可否を示すロック状態情報とを、互いに関連付けたデータを格納するデータベースを参照し、前記イベントに関するイベントログを生成するログ生成ステップと、前記イベントログを記録する記録ステップと、前記記録ステップへの前記イベントログの書き込みを制御する記録制御ステップと、を含み、前記イベントログには、前記イベントコード、前記重要度、前記ロック状態情報が含まれており、前記記録制御ステップは、前記ロック状態情報が上書き不可である前記記録ステップに記録された前記イベントログに対しては、新たな前記イベントログの上書きを行わない。
上記構成によれば、トラブルの発生がイベントとして検出された場合に、当該トラブルの発生時のイベントログを残し、ユーザによる分析を可能にすることが実現される。
本発明の一態様によれば、重要なイベントログを失うことなく、トラブル解析が有効にできる。
本実施形態の全体概要の一例を示す図である。 一連のイベントログ生成の流れの一例を示すフローチャートである。 イベントコード定義表のデータ構造の一例を示す図である。 イベントログ表のデータ構造の一例を示した図である。 制御グループ又はユニットごとにイベントログのロック状態情報を予め設定する場合の流れの一例を示したフローチャートである。 イベントログの読み出しが行われる場合の一連の処理の流れの一例を示したフローチャートである。
以下、本発明の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、図面に基づいて説明する。
§1 適用例
本発明に係る制御装置は、機器に生じた操作、挙動、状態の変化等(以下、「イベント」と称する)に係る記録(以下、「イベントログ」と称する)を記録する処理を制御する制御装置であって、イベントの種類を特定する符号(以下、「イベントコード」と称する)と、前記複数のイベントコードのそれぞれの、重要度及びイベントログの上書き可否を示すロック状態情報とを、互いに関連付けたデータを格納するデータベースと、前記イベントを検出する検出部と、前記データベースを参照し、前記イベントに関するイベントログを生成するログ生成部と、前記イベントログを保存する記録部と、前記記録部への前記イベントログの書き込みを制御する記録制御部と、を備え、前記イベントログには、前記イベントコード、前記重要度、前記ロック状態情報が含まれており、前記記録制御部は、前記ロック状態情報が上書き不可である前記記録部に記録された前記イベントログに対しては、新たな前記イベントログの上書きを行わない。これにより、トラブルの発生がイベントとして検出された場合に、当該トラブルの発生時のイベントログを残し、ユーザによる分析を可能にすることが実現される。
図1を参照して、まず、本発明が適用された構成の一例を説明する。図1は、本実施形態の全体概要を示す図である。図1には、本発明に係る制御装置が生産システム200に適用された一構成例を示している。
図1に示す構成では、生産システム200がPLC(Programmable Logic Controller)210を含み、PLC210は、ユーザがPLC210の走査を行うためのユーザ端末300およびPLC210を管理する上位機器400と通信可能に接続されている。また、外部記録装置500は、生産システム200、ユーザ端末300、上位機器400のいずれか又は生産システム200に含まれるいずれかの機器又は装置に接続されてもよい。
生産システム200は、PLC210のほか、例えば、工場やプラントにおける生産のための機器及びそれを統括制御する装置であるユニットU2、ユニットU3、ユニットU4、ユニットU5を含む。カプラユニットU1は、ユニットU2及びユニットU3と通信可能に接続されており、ユニットU2及びユニットU3から通知される情報を統合的に処理することができる。前記各ユニットはその機能等によりグルーピングされており、例えば、カプラユニットU1、ユニットU2、ユニットU3は制御グループG1に、ユニットU4及びユニットU5は制御グループG2にそれぞれ含まれるものとする。
§2 構成例
以下、制御装置220の構成例について、詳細に説明する。なお、図1の例では、制御装置220はカプラユニットU1に含まれるが、生産システム200、ユーザ端末300、上位機器400又は生産システム200に含まれる機器又は装置の全部又は一部に含まれていてもよく、複数含まれていてもよい。
制御装置220には、情報の種別を定義するデータベース230、情報を検出する検出部240、検知された情報をイベントログとして生成するログ生成部250、イベントログを記録する記録部260、イベントログを記録する処理を制御する記録制御部270、イベントログの全部又は一部を書き換える書換部280、イベントログに関する設定を行う設定部290が含まれる。
<イベントログの生成処理>
図2は、一連のイベントログ生成の流れを示すフローチャートである。なお、本実施形態では、重要度に応じてロック状態を設定しているが、別の例では、重要度と無関係にロックを設定してもよい。
(ステップS301)
ステップS301において、検出部240は、イベントが検知されたかどうかを判定する。イベントには、カプラユニットU1、ユニットU2及びユニットU3の各機器にて発生した異常発生等の警告のほか、完了した処理等の各種情報が含まれ、検出部240はこれらの種別を判別してイベントコードとしてログ生成部250に通知する。該検知されるイベントには該イベントが発生したユニットを特定する情報(以下、発生源情報という)が含まれる。イベントが検知されていない場合(NO)、検出部240は、待機状態を継続する。イベントが検知された場合(YES)、ステップS302に移行する。
(ステップS302)
ステップS302において、ログ生成部250は、検出部240から通知されたイベントコード及び通知時刻をもとに、重要度情報及びロック状態情報を含むイベントログを生成する。このとき、生成されるログの重要度情報及びロック状態情報は、前記検知されたイベントのイベントコードに応じてデータベース230のイベントコード定義表を参照して設定される。また、イベントログは、前記発生源情報を含んでいてもよい。
(ステップS303)
ステップS303において、記録制御部270は、記録部260に空き領域があるかどうかを判定する。空き領域がある場合(YES)、ステップS304に移行する。空き領域がない場合(NO)、ステップS305に移行する。
(ステップS304)
ステップS304において、記録制御部270は、記録部260において見つかった空き領域を記録対象領域に設定する。その後、ステップS311に移行する。
(ステップS305)
ステップS305において、記録制御部270は、ロック状態でないイベントログが記録部260に存在するかどうかを判定する。ロック状態でないイベントログが存在しない場合(NO)、記録制御部270は処理を終了し、前記イベントログを保存しない。ロック状態でないイベントログが存在する場合(YES)、ステップS306へ移行する。
(ステップS306)
ステップS306において、記録制御部270は、ロック状態でなく、重要度が「低」のイベントログが記録部260に存在するかどうかを判定する。ロック状態でなく、重要度が「低」のイベントログが存在する場合(YES)、ステップS307へ移行する。ロック状態でなく、重要度が「低」のイベントログが存在しない場合(NO)、ステップS308へ移行する。
(ステップS307)
ステップS307において、記録制御部270は、記録部260に存在するロック状態でなく、重要度が「低」のイベントログのうち、最も保存時刻の古いものの保存領域を記録対象領域に設定する。その後、ステップS311に移行する。
(ステップS308)
ステップS308において、記録制御部270は、ロック状態でなく、重要度が「中」のイベントログが記録部260に存在するかどうかを判定する。ロック状態でなく、重要度が「中」のイベントログが存在する場合(YES)、ステップS309へ移行する。ロック状態でなく、重要度が「中」のイベントログが存在しない場合(NO)、ステップS310へ移行する。
(ステップS309)
ステップS309において、記録制御部270は、記録部260に存在するロック状態でなく、重要度が「中」のイベントログのうち、最も保存時刻の古いものの保存領域を記録対象領域に設定する。その後、ステップS311に移行する。
(ステップS310)
ステップS310において、記録制御部270は、記録部260に存在するロック状態でなく、重要度が「高」のイベントログのうち、最も保存時刻の古いものの保存領域を記録対象領域に設定する。
(ステップS311)
ステップS311において、記録制御部270は、ステップS310で設定された記録部260の記録対象領域に、ステップS302で生成されたイベントログを保存する。
上記の処理により、ユーザが消去したくないイベントログを残し、重要度に応じイベントログを残すことができる。
図3は、データベース230に定義されているイベントコード定義表のデータ構造の一例を示した図である。
イベントコード定義表は、ログ生成部250により生成される各イベントログの種類を定義する。
イベントコード定義表は、一例として、イベントコード、重要度、ロック状態情報、メッセージの各項目を有する。なお、これらのうち、重要度及びメッセージの項目は、イベントコード定義表に含まれていなくてもイベントログにロック状態を設定できるため、イベントコード定義表に含まれていなくてもよい。
イベントコードの項目には、イベントログの各種類を特定するための値が格納される。
重要度の項目には、当該イベントコードに該当する種類のイベントが持つ重要性を評価した値が格納される。重要度は、例えば、当該イベントと機器の故障や誤作動との関連度合いや、当該故障等の発生による影響の大きさや損害等を考慮して予め設定される。本実施形態の例では、重要度は「高」、「中」及び「低」の3段階で設定されているが、例えば数値で表されていてもよく、段階がこれより多くても少なくてもよい。
ロック状態情報の項目には、前記イベントコードに相応するイベントログについて、記録部260において上書きを禁止するか否かの情報が格納される。本実施形態の例では、上書きを禁止する場合をTRUE、上書きを禁止しない場合をFALSEで表す。
メッセージの項目には、例えばユーザ端末300上で、ユーザに各イベントログの内容を説明するために表示されるメッセージが格納される。
図4は、記録部260に記録されるイベントログ表のデータ構造の一例を示す図である。
イベントログ表は、前記生成されたイベントログの格納状態を示した表である。イベントログ表は、一例として、領域番号、インデックス、発生時刻、イベントコード、重要度、ロック状態情報の各項目を有する。
領域番号には、記録部260が有する記憶領域をいくつかに分割した領域のうち、当該イベントログに相応する記憶領域の番号が格納される。本実施形態の例では、記録部260はイベントログを格納できる128個の記憶領域を持つが、記憶領域の数はこれより多くても少なくてもよい。
インデックスには、イベントが発生した順番を示す値が格納される。本実施形態の例では、イベントが発生する毎にインデックスは1ずつ増加する。
発生時刻には、イベントが発生した時刻が格納される。発生時刻は、本図に示されている時及び分のほか、図示しない年月日又は秒の情報を含んでいてもよい。
イベントコードには、イベントの種類を示す前記イベントコードが格納される。
重要度には、イベントの前記重要度情報が格納される。
ロック状態には、イベントの前記ロック状態値が格納される。
<制御グループ又はユニットごとのロック設定>
図5は、制御グループ又はユニットごとにイベントログのロック状態情報を設定する場合の流れの一例を示したフローチャートである。この処理は、例えば、ユーザ端末300からイベントログのロック状態情報の設定変更を受け付けた場合等に行われる。例えばユーザ端末300はユーザの選択により制御グループ又はユニットごとにロック設定を変更し、例えばPLC210を経由して、当該ロック設定が変更された制御グループ又はユニットを発生源とするイベントについては、当該ロック設定をもとに全てロック状態又は全てロックしていない状態に変更できる。なお、ユーザ端末300の代わりに、PLC210又は上位機器400がロック設定の変更を行ってもよい。
(ステップS401)
ステップS401において、ユーザ端末300は、イベントログのロック設定を新たに行うかどうかを判定する。イベントログのロック設定を新たに行わない場合(NO)、処理を中断する。イベントログのロック設定を新たに行う場合(YES)、ステップS402に移行する。
(ステップS402)
ステップS402において、ユーザ端末300は、ロック状態情報を設定する範囲が制御グループ単位であるか、ユニット単位であるかを判定する。制御グループ単位である場合、ステップS403に移行する。ユニット単位である場合、ステップS406に移行する。
(ステップS403)
ステップS403において、ユーザ端末300は、ロック状態情報を設定する制御グループの指定を受け付ける。
ステップS404からステップS405は、設定すべき全てのユニットについて、すなわち、指定された制御グループに属する全てのユニットについて繰り返される。
(ステップS404)
ステップS404において、ユーザ端末300は、ステップS403にて指定された制御グループに属するユニットに設定値を転送する。すなわち、「該グループに属するユニットのいずれかを発生源とするイベントログをロックする」という設定がなされた場合、ロック状態情報の設定値TRUEを該ユニットに転送する。
(ステップS405)
ステップS405において、該ユニットのロック状態情報設定を管理する設定部290は、該対象となっているユニットについて、前記設定された設定値をデータベース230に保存する。
(ステップS406)
ステップS406において、ユーザ端末300は、ロック状態情報を設定するユニットの指定を受け付ける。
(ステップS407)
ステップS407において、ユーザ端末300は、設定対象ユニットに設定値を転送する。すなわち、「該ユニットを発生源とするイベントログをロックする」という設定がなされた場合、ロック状態情報の設定値TRUEを該ユニットに転送する。
(ステップS408)
ステップS408において、該ユニットのロック状態情報設定を管理する設定部290は、該対象となっているユニットについて、前記設定された設定値をデータベース230に保存する。
上記例によれば、対象となった制御グループ又はユニットについてイベントログをロックする設定が転送され、保存されたため、該制御グループ又はユニットを発生源とするイベントログは、以後、ロックされた状態で保存される。
<イベントログを読み出す場合の処理>
図6は、イベントログの読み出しが行われる場合の一連の処理の流れの一例を示したフローチャートである。
(ステップS501)
ステップS501において、制御装置220は、外部機器からイベントログの読み出し要求を受け付ける。読み出し要求を行う外部機器とは、例えばPLC210、ユーザ端末300、上位機器400、外部記録装置500、その他制御装置220の外部に接続された図示しない機器であってよい。当該要求は、個別のイベントログに対するものであっても、複数のイベントログに対するものであってもよく、また、記録部260に記録されている全てのイベントログに対するものであってもよい。
(ステップS502)
ステップS502において、制御装置220は、イベントログの読み出し要求があったかどうかを判定する。イベントログの読み出し要求が無かった場合(NO)、ステップS501に移行する。イベントログの読み出し要求があった場合(YES)、ステップS503に移行する。
(ステップS503)
ステップS503において、制御装置220は、記録部260に保存されている要求されたイベントログを要求元に送信する。
(ステップS504)
ステップS504において、制御装置220は、送信されたイベントログがロック状態であるかを判定する。送信されたイベントログがロック状態でない場合(NO)、制御装置220は、処理を中断する。送信されたイベントログがロック状態である場合(YES)、ステップS505に移行する。
なお、ステップS504の判断を行うことなく、必ず次のステップS505で、ロック状態情報をFALSEに書き換えるようにしてもよい。この場合、ロック状態で無くても、常にFALSEが上書きされることとなる。
(ステップS505)
ステップS505において、書換部280は、送信されたイベントログのロック状態情報をFALSEに書き換え、ロック状態を解除する。
§3 作用・効果
上記の構成により、容量の小さな機器においても、例えばトラブル発生時点の重要な記録を残すことができるため、ユーザがより的確にトラブルの原因を解決することを可能にする。イベントログが全てロック状態となっても、例えば外部機器に書き出すことでロックが解除されるため、古いトラブルの記録が新しいイベントのための容量を圧迫することも回避できる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
制御装置220の制御ブロック(特にログ生成部250および記録制御部270)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、制御装置220は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
220 制御装置
230 データベース
240 検出部
250 ログ生成部
260 記録部
270 記録制御部
280 書換部
290 設定部
G1、G2 制御グループ
U1 カプラユニット
U2、U3、U4、U5 ユニット

Claims (7)

  1. 機器に生じたイベントのイベントログの記録を制御する制御装置であって、
    複数のイベントコードと、前記複数のイベントコードのそれぞれの、重要度及びイベントログの上書き可否を示すロック状態情報とを、互いに関連付けたデータを格納するデータベースと、
    前記イベントを検出する検出部と、
    前記データベースを参照し、前記イベントに関するイベントログを生成するログ生成部と、
    前記イベントログを保存する記録部と、
    前記記録部への前記イベントログの書き込みを制御する記録制御部と、を備え、
    前記イベントログには、前記イベントコード、前記重要度、前記ロック状態情報が含まれており、
    前記記録制御部は、前記ロック状態情報が上書き不可である前記記録部に記録された前記イベントログに対しては、新たな前記イベントログの上書きを行わない、制御装置。
  2. 前記記録制御部は、前記記録部にイベントログが記録されていない空き領域が無い場合に、前記記録部に記録された前記イベントログのうち、前記重要度がより低いイベントログを選択して、新たな前記イベントログの上書きを行うように前記記録部を制御する、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記イベントログのロック状態情報を書き換える書換部を備え、
    前記書換部は、外部機器への前記イベントログの読み出しが行われたときに当該イベントログの前記ロック状態情報を上書き可能に変更する、請求項1又は2のいずれか一項に記載の制御装置。
  4. ユーザの操作により前記データベースの前記ロック状態情報を設定する設定部を備える、請求項1〜3のいずれか一項に記載の制御装置。
  5. 前記設定部は、PLCの制御グループごとにロック状態情報を設定する、請求項4に記載の制御装置。
  6. 機器に生じたイベントのイベントログの記録を制御する制御方法であって、
    イベントを検出する検出ステップと、
    複数のイベントコードと、前記複数のイベントコードのそれぞれの、重要度及びイベントログの上書き可否を示すロック状態情報とを、互いに関連付けたデータを格納するデータベースを参照し、前記イベントに関するイベントログを生成するログ生成ステップと、
    前記イベントログを記録する記録ステップと、
    前記記録ステップへの前記イベントログの書き込みを制御する記録制御ステップと、を含み、
    前記イベントログには、前記イベントコード、前記重要度、前記ロック状態情報が含まれており、
    前記記録制御ステップは、前記ロック状態情報が上書き不可である前記記録ステップに記録された前記イベントログに対しては、新たな前記イベントログの上書きを行わない、制御方法。
  7. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の制御装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、上記各部としてコンピュータを機能させるための制御プログラム。
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