JP2020183855A - 製氷装置 - Google Patents
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Abstract
Description
、規制部材は多少の動作が可能である。このため、検氷部材の駆動軸等に付着した水が結露したときでも、以降、検氷部材が動作不能となることを抑制することができる。また、検氷部材の先端側部分が規制部材と当接するので、規制部材が検氷部材の根元近傍と当接する構成と比べて、規制部材が検氷部材から受ける力を小さくすることができる。
き、製氷皿から排出した氷が第2部分に引っ掛かりにくい。
態様を採用することができる。このようにすれば、第2位置において退避位置に移動させ
られた第2部材には、当該第2部材を当接位置に戻す方向のモーメントが働く。従って、検氷位置より下方に降下している検氷部材を検氷位置よりも上方に戻す際に退避位置に移動させた第2部材は、自然に、当接位置に戻る。
図1は、本発明を適用した製氷装置1を斜め上方から見た斜視図である。図2は、図1に示す製氷装置1を斜め下方から見た斜視図である。図3は、図1に示す製氷装置の分解斜視図である。図4は、図1に示す製氷装置1の側面図である。
製氷皿2は、弾性変形可能な材料からなり、本形態では、樹脂材料からなる。製氷皿2は、X1方向に位置する第1壁部21と、X2方向に位置する第2壁部22とを備える。第1壁部21には、X1方向に突出した軸部23と、Y1方向の端部でX1方向に突出する突出部25とを備える。第2壁部22には、駆動部3の出力軸31に連結される軸穴24が設けられており、軸部23と軸穴24とは同軸である。
駆動部3は、フレーム6に連結された直方体のケース32を備える。ケース32の内部には、駆動源となるモータ(不図示)と、モータの駆動力を伝達する回転伝達機構(不図示)と、回転伝達機構によりモータの回転力が伝達されるカム歯車33とを備えており、カム歯車33には、出力軸31が一体に形成される。出力軸31は、ケース32のX1方向の側壁に設けられた穴34からケース32の外側に突出し、製氷皿2の軸穴24に嵌っ
ている。
フレーム6は、製氷皿2のY1方向の側でX軸方向に延びる第1枠部61と、製氷皿2のY2方向の側でX軸方向に延びる第2枠部62とを備える。フレーム6は、Y軸方向に延びて第1枠部61と第2枠部62のX1側の端部を接続する第3枠部63と、軸Y軸方向に延びて第1枠部61と第2枠部62のX2側の端部を接続する第4枠部64とを備える。さらに、フレーム6は、第4枠部64の上端からX1方向に張り出して駆動部3の上方で第1枠部61と第2枠部62との間を部分的に接続する矩形の支持部65を備える。
検氷部材4は、検氷機構の検氷軸35と連結する基部41と、基部41からX1方向に延びる第1アーム部42と、第1アーム部41のX1方向の端部からZ1方向に斜めに延びる第2アーム部43とを備える。第2アーム部43は、検氷動作を行う際、氷との接地面積が大きくなるように、X軸方向に延びるように構成される。
図5は、図3に示す検氷部材4による検氷動作を示す説明図である。本形態の製氷装置1において、サーミスタ26による製氷皿2の温度の検知結果に基づいて、製氷皿2での製氷が完了したと判断されたとき、以下に説明する検氷動作および氷の排出動作が行われる。検氷動作では、図5に示すように、駆動部3が検氷部材4を軸線L2周りに回転させ、待機位置4Aから最下位置4Cに向けて駆動する。その結果、検氷部材4が最下位置4Cまで降下したときには、駆動部3のスイッチがオンとなるので、貯留容器(不図示)に貯まった氷の量が少ないとして製氷皿2から氷を排出させる。
、駆動部3は、検氷部材4を原点位置に戻す。
本形態では、満氷状態でないときでも製氷動作を停止することを目的に、フレーム6には、以下に説明する規制部材5が設けられている。
このように構成した製氷装置1においては、規制部材5が第1位置5Aにあるときには、駆動部3が検氷部材4を駆動しても、検氷部材4が規制部材5に当接しないため、通常の検氷動作を行うことができる。これに対して、規制部材5を第2位置5Bに移動させると、駆動部3が検氷部材4を駆動した際に、検氷部材4は、待機位置4Aからわずかに降下するが、検氷部材4の先端側部分40が規制部材5の第2部分52に当接し、検氷位置4Bに到達しない。このため、満氷状態でないときでも、製氷皿2からの排出動作等の次の製氷動作を実施しない。従って、満氷状態でないときでも製氷動作を停止することができる。
ける力を小さくすることができる。
上記実施形態では、第1ガイド部66を側板部610の上端縁611によって構成し、第2ガイド部67を開口部615の上側の内縁615aによって構成したが、第1ガイド部66を側板部610の上端縁611と開口部615との間でX軸方向に延在するスリット状の開口部とし、かかる開口部の内縁を第1ガイド部66としてもよい。この場合、第1摺動部56は、上側の開口部に嵌った突出部によって構成される。この場合も、上側の開口部に嵌る突出部からなる第1摺動部56を上側の開口部の下側の内縁に当接させれば、規制部材5を第1ガイド部66と第2ガイド部67を挟むように側板部610に支持された構造とすることができる。
次に、図10から図14を参照して、変形例の製氷装置1Aを説明する。図10は、変形例の製氷装置1Aに搭載された規制部材70の斜視図である。図10では、検氷部材4に当接する当接部を備える第2部材が当接位置にある状態を示す。図11は、変形例の製氷装置1Aに搭載された規制部材70の分解斜視図である。図12は、第2部材が退避位置にある状態の規制部材70の斜視図である。図13は、図10に示す規制部材70が第1位置70Aに配置された状態の説明図である。図13(a)は、規制部材70をフレーム6の外側から見た場合を示し、図13(b)は、規制部材70をフレーム6の内側から見た場合を示す。図14は、図10に示す規制部材70が第2位置70Bに配置された状態の説明図である。図14(a)は、規制部材70をフレーム6の外側から見た場合であり、図14(b)は、規制部材70をフレーム6の内側から見た場合である。本例の製氷装置1Aは、上記の製氷装置1と対応する構成を備える。従って、対応する構成には同一の符号を付して、その説明を省略する。
規制部材70は、フレーム6において検氷部材4の側方に位置する側板部610に、上下方向に対して交差するX軸方向に設定された移動方向にスライド可能に支持されている。規制部材70は、検氷部材4の検氷位置4Bより下方への降下を許容する第1位置70Aと、待機位置4Aと検氷位置4Bとの間に設定された干渉位置4Dで検氷部材4の先端側部分40が当接して検氷部材4の検氷位置4Bまでの降下を阻止する第2位置70Bとの間で移動する。
カム機構80は、規制部材70が第1位置70Aから第2位置70Bに移動する間に、第2部材72を退避位置72Bから当接位置72Aに移動させ、規制部材70が第2位置70Bから第1位置70Aに移動する間に、第2部材72を当接位置72Aから退避位置72Bに移動させる。図13および図14に示すように、カム機構80は、フレーム6に
設けられたカム面82と、第2部材72に設けられてカム面82に摺接するカムフォロワー83と、を備える。
内周側に位置する。従って、第2部材72には、突起部723をカム面82に摺接させる方向のモーメントが働いている。よって、規制部材70を第2位置70Bから第1位置70Aに移動させたときに、突起部723は、カム面82に接触した状態に維持される。
本形態の製氷装置1Aにおいても、上記の製氷装置1と同様の作用効果を得ることができる。
0を設けることが容易である。
Claims (22)
- 製氷皿と、
前記製氷皿を支持するフレームと、
前記製氷皿の下方に貯まった氷量を検出する検氷部材と、
前記フレームに支持され、前記検氷部材を待機位置から下方に駆動した際、前記検氷部材が検氷位置より下方まで降下したときに前記製氷皿から氷を排出させる駆動部と、
を有し、
前記フレームには、前記検氷部材の前記検氷位置より下方への降下を許容する第1位置と、前記待機位置と前記検氷位置との間で前記検氷部材の先端側部分が当接して前記検氷部材の前記検氷位置までの降下を阻止する第2位置との間で移動可能に規制部材が支持されていることを特徴とする製氷装置。 - 請求項1に記載の製氷装置において、
前記規制部材は、前記フレームにおいて前記検氷部材の側方に位置する側板部に、上下方向に対して交差する方向に設定された移動方向にスライド可能に支持されていることを特徴とする製氷装置。 - 請求項2に記載の製氷装置において、
前記側板部および前記規制部材の一方の部材には、前記規制部材を前記第1位置と前記第2位置との間で移動させる際に前記規制部材をガイドする第1ガイド部と、前記規制部材を前記第1位置と前記第2位置との間で移動させる際に前記第1ガイド部の下方位置で前記規制部材をガイドする第2ガイド部と、が設けられ、
他方の部材には、前記一方の部材側に突出して前記第1ガイド部と摺動可能な第1摺動部と、前記一方の部材側に突出して前記第2ガイド部と摺動可能な第2摺動部と、が設けられていることを特徴とする製氷装置。 - 請求項3に記載の製氷装置において、
前記第1ガイド部および前記第2ガイド部は、前記側板部に設けられ、
前記第1摺動部および前記第2摺動部は、前記規制部材に設けられていることを特徴とする製氷装置。 - 請求項4に記載の製氷装置において、
前記第1ガイド部および前記第2ガイド部は各々、前記移動方向に互いに平行に延在する前記側板部の縁部であり、
前記第1摺動部が前記第1ガイド部に当接する方向と前記第2摺動部が前記第2ガイド部に当接する方向とは上下方向で逆であることを特徴とする製氷装置。 - 請求項5に記載の製氷装置において、
前記第1摺動部、および前記第2摺動部は各々、前記第1摺動部および前記第2摺動部の突出方向の先端側で屈曲して前記側板部の前記突出方向側の面に重なる抜け防止用の係合部を備えていることを特徴とする製氷装置。 - 請求項4から6までの何れか一項に記載の製氷装置において、
前記規制部材は、前記側板部の一方面に重なるように上下方向に延在する第1部分と、前記第1部分の下端部で屈曲して前記規制部材が前記第2位置にあるときに前記先端側部分が当接する第2部分と、を有し、
前記第1部分に前記第1摺動部および前記第2摺動部が設けられていることを特徴とする製氷装置。 - 請求項7に記載の製氷装置において、
前記第1摺動部と前記第2摺動部との上下方向における距離は、前記第2摺動部と前記第2部分との上下方向における距離より長いことを特徴とする製氷装置。 - 請求項7または8に記載の製氷装置において、
前記先端側部分が前記第2部分に当接する際、前記先端側部分と前記第2部分とは線接触または面接触することを特徴とする製氷装置。 - 請求項7から9までの何れか一項に記載の製氷装置において、
前記第1部分の前記移動方向における寸法は、前記先端側部分と前記第2部分とが当接する部分の前記移動方向における寸法より長いことを特徴とする製氷装置。 - 請求項7から10までの何れか一項に記載の製氷装置において、
前記第2部分の前記移動方向と直交する方向の幅寸法は、前記先端側部分と前記第2部分とが当接した際に前記先端側部分と前記第2部分とが重なる部分の前記幅寸法より広いことを特徴とする製氷装置。 - 請求項11に記載の製氷装置において、
前記第2部分には、前記先端側部分が当接する部分の前記移動方向における寸法を短縮するための切り欠きが設けられていることを特徴とする製氷装置。 - 請求項12に記載の製氷装置において、
前記切り欠きは、前記第2部分における前記駆動部が配置されている側とは反対側の端部に設けられていることを特徴とする製氷装置。 - 請求項5から13までの何れか一項に記載の製氷装置において、
前記第1ガイド部、および前記第2ガイド部の少なくとも一方は、前記側板部の上下方向に位置する端縁であることを特徴とする製氷装置。 - 請求項14に記載の製氷装置において、
前記第1ガイド部は、前記側板部の上端縁であり、
前記第2ガイド部は、前記側板部に形成されたスリット状の開口部の上方に位置する内縁であることを特徴とする製氷装置。 - 請求項15に記載の製氷装置において、
前記側板部には、前記側板部の下端縁によって第3ガイド部が設けられており、
前記規制部材は、前記第3ガイド部に下方から当接する第3摺動部が設けられていることを特徴とする製氷装置。 - 請求項5から13までの何れか一項に記載の製氷装置において、
前記第1ガイド部、および前記第2ガイド部の少なくとも一方は、前記側板部に形成されたスリット状の開口部の内縁であることを特徴とする製氷装置。 - 請求項2から17までの何れか一項に記載の製氷装置において、
前記規制部材は、前記第1位置および前記第2位置の各々において前記側板部と係合して前記規制部材の移動を阻止する固定部を有することを特徴とする製氷装置。 - 請求項4に記載の製氷装置において、
前記規制部材は、前記側板部の一方面に重なるように上下方向に延在する第1部分を有する第1部材と、前記移動方向に延びる回転軸線回りに回転可能な状態で前記第1部材に
支持された第2部材と、を備え、
前記第1部分には、前記第1摺動部および前記第2摺動部が設けられており、
前記第2部材は、前記規制部材が前記第2位置にあるときに前記先端側部分が当接する当接位置と、前記検氷部材から離間する退避位置との間を回転し、
前記第2部材において前記先端側部分と当接する当接部は、前記第2部材が前記当接位置から前記退避位置に移動するときに上方に回転することを特徴とする製氷装置。 - 請求項19に記載の製氷装置において、
前記第2部材が前記当接位置にあるときに、前記第2部材の重心は、前記回転軸線よりも上方で、かつ、前記回転軸線よりも前記検氷部材の側に位置することを特徴とする製氷装置。 - 請求項19または20に記載の製氷装置において、
前記規制部材が前記第1位置から前記第2位置に移動する間に前記第2部材を前記退避位置から前記当接位置に移動させ、前記規制部材が前記第2位置から前記第1位置に移動する間に前記第2部材を前記当接位置から前記退避位置に移動させるカム機構を有し、
前記カム機構は、前記フレームに設けられたカム面と、前記第2部材に設けられて前記カム面に摺接するカムフォロワーと、を備えることを特徴とする製氷装置。 - 請求項21に記載の製氷装置において、
前記第2部材は、前記回転軸線を間に挟んで一方側に位置する前記当接部と、他方側に位置する突起部と、を備え、
前記カム面は、前記側板部の下端縁に設けられ、
前記突起部は、前記カムフォロワーであることを特徴とする製氷装置。
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