JP2020183242A - 塗布容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】整髪等の手順を簡素化することが可能な塗布容器を提案する。【解決手段】本開示に係る塗布容器100は、内容物を収容する容器本体10の口部11に塗布具60を備え、塗布具60は、内容物を外面に付着させて塗布対象に供給する回転部(ボール部材30)と回転部を支持する支持部(抱持壁22)と、回転部の外面近傍に設けられ、塗布対象が整列するようにガイドするガイド部42とを有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本開示は、塗布容器に関する。
従来、整髪料等を収容する容器として、例えば特許文献1に示すような、スティック容器内に固形物の整髪料等を収容し、下部の回転部材を回転させることで整髪料等を上方に繰り出し、塗布対象(頭髪等)に供給する容器が開示されている。
特許第4458675号公報
ところで、上述のようなスティック容器では、整髪料を頭髪に供給した後に頭髪に櫛を通すか、又は櫛に整髪料を供給した後に頭髪に櫛を通す必要があり、整髪に要する手順が煩雑となるため未だ改善の余地があった。
本開示は、このような問題点を解決することを課題とするものであり、その目的は、整髪等の手順を簡素化することが可能な塗布容器を提案することである。
本開示の塗布容器は、
内容物を収容する容器本体の口部に塗布具を備える塗布容器であって、
前記塗布具は、
内容物を外面に付着させて塗布対象に供給する回転部と、
該回転部を支持する支持部と、
前記回転部の外面近傍に設けられ、塗布対象が整列するようにガイドするガイド部と
を有することを特徴とする。
また、本開示の塗布容器は、上記構成において、前記ガイド部は、前記回転部における塗布対象との当接面近傍に設けられていることが好ましい。
また、本開示の塗布容器は、上記構成において、前記ガイド部は、前記当接面の移動方向に沿って延びる櫛部を有することが好ましい。
また、本開示の塗布容器は、上記構成において、前記ガイド部は、前記当接面の移動方向に沿って延びる溝部を有することが好ましい。
また、本開示の塗布容器は、上記構成において、前記ガイド部は、容器の正立姿勢において、上方に向かって径方向内側に傾斜する方向に延びることが好ましい。
また、本開示の塗布容器は、上記構成において、前記支持部は、前記回転部の外面に沿って延在して該回転部を転動自在に抱持する抱持壁を有し、該抱持壁は、前記口部に装着される筒壁と一体形成されていることが好ましい。
また、本開示の塗布容器は、上記構成において、前記ガイド部は、前記抱持壁の外面に嵌合する嵌合壁と一体形成されていることが好ましい。
また、本開示の塗布容器は、上記構成において、前記ガイド部は、前記支持部と一体形成されていることが好ましい。
また、本開示の塗布容器は、上記構成において、前記回転部を覆う蓋体を更に備え、該蓋体の頂壁は、該蓋体を前記容器本体に装着したときに該回転部を押圧する押圧部を有することが好ましい。
本開示によれば、整髪等の手順を簡素化することが可能な塗布容器を提案することができる。
本開示の第1実施形態に係る塗布容器の正面断面図である。 本開示の第1実施形態に係る塗布容器に用いられるガイド部材の斜視図である。 本開示の第1実施形態に係る塗布容器に用いられるガイド部材の平面図である。 本開示の第1実施形態に係る塗布容器に用いられるガイド部材の側面図である。 本開示の第1実施形態に係る塗布容器の使用時の状態を示す図である。 本開示の第2実施形態に係る塗布容器の正面断面図である。 本開示の第2実施形態に係る塗布容器に用いられるガイド部材の斜視図である。 本開示の第2実施形態に係る塗布容器に用いられるガイド部材の斜視図である。
以下、図面を参照して、本開示をより具体的に説明する。
図1は、本開示の第1実施形態である塗布容器100を示す。塗布容器100は、整髪料等の内容物を収容する収容空間Sを有する容器本体10と、内容物を外面に付着させて塗布対象(頭髪)に供給するボール部材30(回転部材)と、ボール部材30を転動可能に支持(抱持)する支持部材20と、塗布対象が一方向に整列するようにガイドするガイド部材40と、ボール部材30を上方から覆う蓋体50とを備えている。そして、支持部材20、ボール部材30及びガイド部材40により、内容物を塗布対象に塗布するロールオン式の塗布具60を構成している。
なお、本明細書、特許請求の範囲、要約書および図面では、図1に示す塗布容器100の正立姿勢において、蓋体50が位置する側を上方(図1における上側)とし、容器本体10の底部17が位置する側を下方(図1における下側)とする。また、径方向外側とは、図1における塗布容器100の中心軸線Oを通り中心軸線Oに垂直な直線に沿って外側に向かう方向であり、径方向内側とは、当該直線に沿って中心軸線Oに向かう方向を意味するものとする。
次に、塗布容器100を構成する容器本体10の構成について説明する。容器本体10は、図1に示すように、塗布具60を装着する筒状の口部11と、口部11の下方に連なり口部11より縮径した首部13と、首部13の下方に設けられ内容物の収容空間Sを形成する胴部15と、胴部15の下端に連なり胴部15を閉塞する底部17とを備えている。
本実施形態において、容器本体10は合成樹脂で形成されており、例えば合成樹脂素材により形成されたパリソンに対し押出しブロー成形(Extrusion Blow Molding)を行うことによって形作ることができる。容器本体10の材料には、例えば低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン樹脂(HDPE)、ポリプロピレン(PP)及びポリエチレンテレフタレート(PET)等の加熱により延伸性が発現する各種合成樹脂材料を用いることができる。なお、容器本体10は、射出成形、圧縮成形、押出成形等の手段により形成されたプリフォームに対して二軸延伸ブロー成形を行うことによって形成してもよい。
本実施形態において口部11は、図1に示すように筒状形状を有している。口部11は、外周面に形成され後述する蓋体50を装着するための雄ねじ部11aと、雄ねじ部11aの下方に設けられ径方向外側に突出するビードリング11bと、雄ねじ部11aの上方に設けられ後述する支持部材20の外筒壁24にアンダーカット係合する環状突部11cとを備えている。
雄ねじ部11aは、蓋体50をねじ係合により口部11に装着するための係合部であり、口部11の外周壁に一体形成されている。なお、係合部として、雄ねじ部11aに代えて、例えば蓋体50を打栓により口部11に係合させるための環状突部が形成されていてもよい。また、係合部として、雄ねじ部11aと係合突部の双方が設けられ、蓋体50の仕様に応じて両者を使い分けるようにしてもよい。
胴部15は、図1に示すように、口部11の下端部に首部13を介して連なると共に略円筒形状を有しており、内容物を収容する収容空間Sを形成している。なお、容器本体10の材質にLDPEを用いた場合には、胴部15に高いスクイズ性を付与することができるため、胴部15へのスクイズにより塗布具60からの内容物の排出を促進することができる。
ボール部材30は、本実施形態では図1に示すように略球形状を備えており、合成樹脂製の部材である。ボール部材30は、後述する支持部材20に設けられた、ボール部材30の外面に沿って延びる抱持壁22により側面が抱持されている。これによって、ボール部材30は、支持部材20により転動自在に支持されている。
支持部材20は、図1に示すように、ボール部材30に沿って延在して、ボール部材30の外面を転動自在に抱持する抱持壁22と、抱持壁22の底部に形成され容器本体10の収容空間Sを外部に連通させる連通孔22bと、抱持壁22を支持すると共に口部11に装着される外筒壁24(筒壁)及び内筒壁26(筒壁)とを備えている。
抱持壁22は、図1に示すように、ボール部材30の側面を中心軸線O周りの全周に亘って径方向外側から取り囲んでいる。また、抱持壁22の下端部内面には、径方向内側に突出する支持突起22aが形成されており、ボール部材30は、中心軸線O周りの全周に設けられた環状の支持突起22aに当接し支持されている。これによって、ボール部材30は、支持突起22aの頂部の微小当接面において抱持壁22と当接し、支持突起22a以外の抱持壁22との間には微小隙間Gが形成されている。このような構成により、ボール部材30と抱持壁22との接触面積を減らして両者間の摩擦力を低く抑えることによって、ボール部材30を転動し易くすることができる。また、ボール部材30を塗布対象に押し付ける力の強弱によって、塗布対象内への沈み込み量が変化するため、ボール部材30における塗布対象との当接面積(塗布面積)が変化する。従って、ボール部材30の押し付け力の調整によって、内容物の塗布量を調整することができる。
なお、本実施形態では、ボール部材30が中心軸線O周りの全周に設けられた環状の支持突起22aにより支持されるように構成したが、この態様には限定されない。支持突起22aは、周方向に間欠的に設けられていてもよい。また、支持突起22aを設けないで、ボール部材30が抱持壁22全体により支持されるように構成してもよい。
抱持壁22の下端部(底部)には、容器本体10の収容空間Sを外部に連通させるための連通孔22bが形成されている。連通孔22bは、中心軸線Oを中心とする略円形状を備えており、その直径はボール部材30の直径より小さく構成されている。そのため、抱持壁22の下端部は、ボール部材30が連通孔22bを越えて下方に移動しないように規制するストッパの役割を果たしている。
抱持壁22の外面には、下方に垂下し口部11の内面に嵌合する内筒壁26と、抱持壁22の外面から段部28を介して垂下し口部11を外側から覆う外筒壁24とを備えている。すなわち、支持部材20は、外筒壁24及び内筒壁26により口部11を表裏から挟み込むことで容器本体10に装着されている。このとき、口部11の外面に形成された環状突部11cに外筒壁24の内面に設けられた爪部24aがアンダーカット係合することで、支持部材20は、上方に抜け止めされた状態で容器本体10に装着される。
本実施形態において、支持部材20は、抱持壁22、外筒壁24及び内筒壁26が一体部材として形成されているが、複数の部材を組み合わせてもよい。
抱持壁22の外面には、内容物(本実施形態では整髪料)の塗布対象(本実施形態では頭髪H)が一方向に整列するようにガイドするためのガイド部材40が装着されている。本実施形態のガイド部材40は、塗布対象をガイドするガイド部42と、ガイド部42を支持すると共に抱持壁22の外面に嵌合する嵌合壁44とを備えている。
本実施形態において、ガイド部42は、図1及び図2に示すように、正面視で嵌合壁44の上端部から上方に向かって径方向内側に傾斜する傾斜面に沿って延びている。ガイド部42は、図1に示すように、ボール部材30における塗布対象(図4の頭髪H)との当接面近傍に配置されている。本実施形態では、図1の塗布容器100の正立姿勢において、ボール部材30の頭頂部、又は頭頂部よりもややガイド部42寄りの部分が概ね当接面になる。ガイド部42は、図2、図3A及び図3Bに示すように、傾斜面に沿って延びる櫛部42a及び溝部42cを備えている。
櫛部42aは、図3A及び図3Bに示すように、ガイド部42の傾斜面に沿って複数の櫛歯が形成された部位であり、切り欠き部42bによって分断された各櫛歯が傾斜面に沿って延びている。なお、櫛歯が延びる方向は、後述する塗布容器100の使用時において、ボール部材30における塗布対象との当接面がボール部材30の転動により移動する方向(図4において紙面に平行且つ頭部T表面に沿う方向)と概ね一致している。
図3A及び図3Bに示すように、櫛部42aの根元から嵌合壁44にかけて、複数の溝部42cが設けられている。溝部42cは、ガイド部42の傾斜面に所定ピッチで溝が設けられた部位である。このように、本実施形態では、ガイド部42の内、嵌合壁44に近い径方向外側部分に溝部42cを形成すると共に嵌合壁44から遠い径方向内側部分に櫛部42aを形成している。
本実施形態では、櫛部42aにおいて各櫛歯に隣接する切り欠き部42bと溝部42cが傾斜面に沿う同一直線上に配置されている。この構成によって、溝部42cを通る過程で整列した塗布対象(頭髪)がそのまま各櫛歯の間の切り欠き部42bを通過して更に整列した状態でガイド部42から送り出される。従って、塗布対象をスムーズにガイドして整列させることができる。
なお、本実施形態では、支持部材20とガイド部材40を別部材として構成したが、この態様には限定されず、支持部材20とガイド部材40を一体部品として構成してもよい。
図1においてボール部材30の上方には、ボール部材30及びガイド部材40等を覆う蓋体50が設けられている。本実施形態の蓋体50は、容器本体10の口部11及びガイド部材40の嵌合壁44を径方向外側から覆う周壁52と、周壁52の上端部を閉塞する頂壁54とを備えている。
周壁52の下部における内面には、容器本体10の口部11の雄ねじ部11aにねじ係合するための雌ねじ部52aが設けられている。なお、係合部として、雌ねじ部52aに代えて、例えば蓋体50を打栓により口部11に係合させるための突起が形成されていてもよい。
頂壁54の中央部には、ボール部材30の外面の形状にそって延びるドーム部56が設けられている。そして、ドーム部56の下面には、蓋体50を容器本体10に装着した図1の状態においてボール部材30を上方から押圧する押圧部56aが設けられている。押圧部56aは、中心軸線O周りに環状に設けられた突起である。蓋体50を容器本体10に装着すると、押圧部56aによりボール部材30が下方に押圧され、ボール部材30は、押圧部56aと支持突起22aにより上下から挟持された状態となる。この状態で、ボール部材30は、押圧部56a及び支持突起22aとの間の摩擦力により転動せず、容器本体10に対して静止した状態を維持することができる。また、支持突起22aがシール部として機能するため、図1の状態において収容空間S内の内容物がボール部材30と抱持壁22との微小隙間Gを通って外部に漏れ出すのを抑制することができる。
次に、本実施形態の塗布容器100を用いて、塗布対象(頭髪H)を整列させながら内容物(整髪料)を塗布対象(頭髪H)に塗布する手順を図4等を用いて説明する。
本実施形態の塗布容器100を使用するに際しては、まず塗布容器100を図1に示す正立姿勢から図4に示す倒立姿勢まで傾け、ボール部材30及びガイド部材40を塗布対象である頭髪Hに押し当てる。このとき、図4に示すように、容器本体10の底部17がボール部材30に対して塗布容器100の進行方向(図4の左方に矢印で記載)に先行するように塗布容器100の中心軸線Oを傾ける。これによって、ガイド部材40のガイド部42の上面(図4における下面)が塗布対象である頭髪Hに当接する状態となる。
塗布容器100の使用者は、図4の状態からガイド部42の上面が頭部Tに近接する状態まで塗布容器100を頭部Tに押し付ける。これによって、ボール部材30が所定の押圧力で頭髪Hを押圧する。この状態から図4左方に矢印で示す方向に塗布容器100を頭部T表面に沿って並進移動させることにより、ボール部材30は、頭髪Hとの摩擦力により図4の時計回りに回転する。ボール部材30は、容器本体10の収容空間内の内容物(整髪料)を表面に付着させながら頭髪Hとの当接面まで移動させる。
図4の右方からガイド部42に導かれた頭髪Hは、ガイド部42の根元部分に設けられた溝部42cを通って整列した後、ガイド部42の先端部分に設けられた櫛部42aの切り欠き部42bを通ることで更に整列した状態でボール部材30における頭髪Hとの当接面に導かれる。ボール部材30まで導かれた整列状態の頭髪Hは、ボール部材30から供給された内容物(整髪料)が塗布されることで剛性が付与され、整列状態を維持することができる。従って、図4に示すような頭部Tから大きく外側にはみ出した頭髪Haであっても、ガイド部42により整列した直後に整髪料を塗布されることで頭部Tの表面に沿って整列した状態を維持することができる。また、上述のように、ボール部材30を頭髪Haに押し付ける力を変えることで整髪料の塗布量を調整することができる。
以上述べたように、本実施形態に係る塗布容器100は、内容物を収容する容器本体10の口部11に塗布具60を備え、塗布具60は、内容物を外面に付着させて塗布対象に供給する回転部(ボール部材30)と、回転部を支持する支持部と、回転部の外面近傍に設けられ、塗布対象が整列するようにガイドするガイド部42とを有するように構成した。このような構成の採用によって、ガイド部42によって内容物(整髪料)の塗布対象(例えば頭髪)を整列しつつ塗布することができるので、整髪の手順を簡素化することができる。
また、本実施形態では、ガイド部42を、回転部における塗布対象との当接面近傍に設けるように構成した。このような構成の採用によって、塗布対象を整列した直後に内容物(整髪料)を塗布することができるので、より効果的に整髪を行うことができる。
また、本実施形態では、ガイド部42は、当接面の移動方向に沿って延びる櫛部42aを有するように構成した。このような構成の採用によって、塗布対象に内容物(整髪料)を塗布する前に、櫛歯の間に設けた切り欠き部42bを通して整列させることができるので、より効果的に整髪を行うことができる。なお、ここでいう当接面の移動方向とは、図4においてボール部材30における頭髪Hとの当接面が、ボール部材30の時計回りの回転によりその後容器本体10に対して図の左方向に相対移動するときの方向を意味している。
また、本実施形態では、ガイド部42は、当接面の移動方向に沿って延びる溝部42cを有するように構成した。このような構成の採用によって、塗布対象に内容物(整髪料)を塗布する前に、溝部42cに塗布対象を通すことで整列させることができるので、より効果的に整髪を行うことができる。
また、本実施形態では、ガイド部材40のガイド部42は、容器の正立姿勢において、上方に向かって径方向内側に傾斜する方向に延びるように構成した。このような構成の採用によって、図4に示すように、塗布容器100を進行方向に前傾させた状態でガイド部材40のガイド部42を塗布対象に広面積で押し付けることができる。従って、塗布容器100を常に塗布対象に対して垂直に維持する場合と比較して、容易に塗布容器100を保持して塗布対象を整列しつつ内容物を塗布することができる。
また、本実施形態では、支持部は、回転部の外面に沿って延在して回転部を転動自在に抱持する抱持壁22を有し、抱持壁22は、口部11に装着される筒壁(外筒壁24,内筒壁26)と一体形成されるように構成した。このような構成の採用によって、比較的簡素な構成で回転部を容器本体10に対して転動可能な状態で支持することができる。
また、本実施形態では、ガイド部42は、抱持壁22の外面に嵌合する嵌合壁44と一体形成されるように構成した。このような構成の採用によって、比較的簡素な構成でガイド部42を回転部の外面近傍に固定することができる。
また、本実施形態では、回転部を覆う蓋体50を更に備え、蓋体50の頂壁54は、蓋体50を容器本体10に装着したときに回転部を押圧する押圧部56aを有するように構成した。このような構成の採用によって、蓋体50を装着することにより回転部を上方から押圧し、回転部の回転を抑制すると共に回転部と支持部との間のシールを強めることができる。
次に、図5〜図6Bを用いて、本開示の第2実施形態に係る塗布容器200について説明する。なお、本実施形態に係る塗布容器200は、第1実施形態と比較して、支持部(抱持壁22)とガイド部142を一体部品として形成した他は、第1実施形態の構成と近似している。従って、ここでは第1実施形態との差異点を中心に説明する。なお、第1実施形態と同一の機能を有する部位には同一の符号を付して説明する。
支持部材120は、図5に示すように、ボール部材30に沿って延在して、ボール部材30の外面を転動自在に抱持する抱持壁22(支持部)と、抱持壁22の底部に形成され容器本体10の収容空間Sを外部に連通させる連通孔22bと、抱持壁22を支持すると共に口部11に装着される外筒壁24(筒壁)及び内筒壁26(筒壁)と、抱持壁22の外面に一体に設けられたガイド部142とを備えている。
ガイド部142は、図5、図6A及び図6Bに示すように、上方に向かって径方向内側に傾斜して延びている。ガイド部142は、傾斜面に沿って延びる櫛部142a及び突出部142dを備えている。
櫛部142aは、図5、図6A及び図6Bに示すように、複数の櫛歯が形成された部位であり、切り欠き部142bによって分断された各櫛歯が傾斜に沿って延びている。
図6A及び図6Bに示すように、櫛部142aの根元から外筒壁24にかけて、複数の突出部142dが設けられている。突出部142dは、ガイド部142の傾斜に所定ピッチで突部が設けられた部位である。このように、本実施形態では、ガイド部142の内、外筒壁24に近い径方向外側部分に突出部142dを形成すると共に外筒壁24から遠い径方向内側部分に櫛部142aを形成している。
本実施形態では、櫛部142aにおいて各櫛歯に隣接する切り欠き部142bと突出部142dに隣接する凹部が傾斜面に沿う同一直線上に配置されている。この構成によって、凹部を通る過程で整列した塗布対象(頭髪)がそのまま各櫛歯の間の切り欠き部142bを通過して更に整列した状態でガイド部142から送り出される。従って、塗布対象をスムーズにガイドして整列させることができる。
以上述べたように、本実施形態では、ガイド部142は、支持部と一体形成されるように構成した。このような構成の採用によって、塗布具の構成を簡素化してコストを抑制することができる。
本開示を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部に含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
例えば、本実施形態では、塗布具60の回転部材としてボール部材30を用いたロールオン式の塗布具60を用いるように構成したが、この態様には限定されない。回転部材として例えば円柱形状のローラ部材を用い、当該ローラ部材が所定の回転軸周りに回動可能に構成されていてもよい。また、ローラ部材が円柱形状に対応した抱持壁により転動可能に抱持されるように構成してもよい。
また、本実施形態では、ガイド部材40を回転部材における塗布対象との当接面近傍に設けるように構成したが、この態様には限定されない。ガイド部材40は、塗布対象を整列可能な任意の場所に設けることができる。
また、本実施形態では、ガイド部材40は、上記当接面の移動方向に沿って延びる櫛部42a及び溝部42cを有するように構成したが、この態様には限定されない。ガイド部材40は、櫛部42a及び溝部42cの一方のみを備えていてもよいし、櫛部42a又は溝部42c以外の他のガイド部を備えていてもよい。なお、溝部は、本実施形態のように溝に塗布対象を通すことで整列させる構成の他、所定間隔で形成された突出部の間の領域に塗布対象を通すことで整列させる構成をも含む概念である。
また、本実施形態では、ガイド部材40のガイド部42は、上方に向かって径方向内側に傾斜する方向に延びるように構成したが、この態様には限定されない。ガイド部42は、例えば真上に向かう方向など他の方向に方向付けられていてもよい。
また、本実施形態では、支持部材20が抱持壁22、外筒壁24及び内筒壁26を一体形成したものとしたが、この態様には限定されず、一部を別体で設けるように構成してもよい。
また、本実施形態では、ガイド部材40が、塗布対象をガイドするガイド部42と、ガイド部42を支持する嵌合壁44とを一体形成したものとしたが、この態様には限定されず、別体で設けるように構成してもよい。
また、本実施形態では、回転部材を覆う蓋体50を更に備え、蓋体50の頂壁54が、蓋体50を容器本体10に装着したときに回転部材を押圧する押圧部56aを有するように構成したが、この態様には限定されない。蓋体50が押圧部56aを備えていなくてもよいし、蓋体50を有しない構成としてもよい。
なお、本実施形態では、塗布容器100を頭髪Hの整髪に用いることを前提に説明したが、この用途に限定されるものではなく、髪、毛等を含む様々なものの形状を整える用途に使用可能である。
本開示によれば、整髪等の手順を簡素化することが可能な塗布容器を提案することが可能となる。
10 容器本体
11 口部
11a 雄ねじ部
11b ビードリング
11c 環状突部
13 首部
15 胴部
17 底部
20 支持部材
22 抱持壁(支持部)
22a 支持突起
22b 連通孔
24 外筒壁(筒壁)
24a 爪部
26 内筒壁(筒壁)
28 段部
30 ボール部材(回転部)
40 ガイド部材
42 ガイド部
42a 櫛部
42b 切り欠き部
42c 溝部
44 嵌合壁
50 蓋体
52 周壁
52a 雌ねじ部
54 頂壁
56 ドーム部
56a 押圧部
60 塗布具
100 塗布容器
120 支持部材
142 ガイド部
142a 櫛部
142b 切り欠き部
142d 突出部
G 微小隙間
H,Ha 頭髪
O 中心軸線
S 収容容器
T 頭部

Claims (9)

  1. 内容物を収容する容器本体の口部に塗布具を備える塗布容器であって、
    前記塗布具は、
    内容物を外面に付着させて塗布対象に供給する回転部と、
    該回転部を支持する支持部と、
    前記回転部材の外面近傍に設けられ、塗布対象が整列するようにガイドするガイド部と
    を有することを特徴とする塗布容器。
  2. 前記ガイド部は、前記回転部における塗布対象との当接面近傍に設けられている、請求項1に記載の塗布容器。
  3. 前記ガイド部は、前記当接面の移動方向に沿って延びる櫛部を有する、請求項2に記載の塗布容器。
  4. 前記ガイド部は、前記当接面の移動方向に沿って延びる溝部を有する、請求項2又は3に記載の塗布容器。
  5. 前記ガイド部は、容器の正立姿勢において、上方に向かって径方向内側に傾斜する方向に延びる、請求項1から4のいずれか一項に記載の塗布容器。
  6. 前記支持部は、前記回転部の外面に沿って延在して該回転部を転動自在に抱持する抱持壁を有し、該抱持壁は、前記口部に装着される筒壁と一体形成されている、請求項1から5のいずれか一項に記載の塗布容器。
  7. 前記ガイド部は、前記抱持壁の外面に嵌合する嵌合壁と一体形成されている、請求項6に記載の塗布容器。
  8. 前記ガイド部は、前記支持部と一体形成されている、請求項1から6のいずれか一項に記載の塗布容器。
  9. 前記回転部を覆う蓋体を更に備え、該蓋体の頂壁は、該蓋体を前記容器本体に装着したときに該回転部を押圧する押圧部を有する、請求項1から8のいずれか一項に記載の塗布容器。
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