JP2020182057A - 撮像装置、撮像方法、コンピュータプログラム及び記憶媒体 - Google Patents

撮像装置、撮像方法、コンピュータプログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】ゲインを変更して画素信号を読み出す場合に、フレームレートを低下させることなく、各ゲインの画素信号の黒レベルを合わせられる撮像装置を提供する。【解決手段】撮像素子102は、ノイズ信号と光電変換により得られた画素信号の読み出しが可能な画素を複数配列した画素部203と、画素部の各画素209からノイズ信号を読み出し、第1のゲインで増幅して第1のノイズ信号を生成するとともに、第1のゲインで増幅した第1の画素信号と第2のゲインで増幅した第2の画素信号を生成する読み出し手段202と、画素部の所定の一部の行の画素から読み出したノイズ信号を第2のゲインで増幅して第2のノイズ信号を生成して記憶する第1の記憶手段210と、各画素から順次信号を読み出しつつ、第1の画素信号から第1のノイズ信号の減算を行うとともに、第2の画素信号から第1の記憶手段に記憶した第2のノイズ信号を減算する減算手段207を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、デジタルカメラ等に適した撮像装置等に関する。
撮像装置内の撮像素子には多数の画素部が配列され、光電変換された画像信号を出力するだけでなく、例えばダイナミックレンジを拡大することが可能なものがある。
特許文献1には、単位画素の出力信号に対して列回路内にある増幅部のゲインを切り替え、画像信号のダイナミックレンジを向上することが可能な撮像素子が記載されている。そして特許文献1の図13には、アンプの入力容量を2つ持ち、2種類のゲインの切り替えるようにした撮像素子が記載されている。
特開2005−175517号公報
一般的に撮像素子では、単位画素毎にまずノイズ成分の信号を読み出し、その後にノイズ信号を含んだ画素信号を読み出し、撮像素子内で減算することでノイズ抑制を行う、いわゆる相関二重サンプリングによる読み出し方法がよく用いられている。特に内部の増幅回路のゲインが大きいときは、相関二重サンプリングの効果が大きくなる。
しかしながら、特許文献1のような構成で相関二重サンプリングによる読み出しを行おうとすると、ゲインを変えて2回ずつノイズ信号と画素信号を読み出す必要がある。従って、1画素の読み出しレートが落ちてしまい、結果的にフレームレートの低下を招く。
また、ノイズ信号をどちらか一方のゲインで読み出し、画素信号のみゲインを変えて2回読み出すような駆動を行うと、対応するゲインのノイズ信号が存在しない画素信号が出てきてしまうことになる。
ノイズ信号が存在せず、画素信号のみ出力される場合、画素信号の黒レベル(すなわちノイズ信号と近似される)がわからず、映像のペデスタルレベルを決定することができないという問題がある。
本発明は上記のような、ゲインを変更して画素信号を読み出す場合に、フレームレートを低下させることなく、各ゲインの画素信号の黒レベルを合わせることができる撮像装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明の撮像装置は、
ノイズ信号の読み出しと、光電変換により得られた画素信号の読み出しが可能な画素を複数配列した画素部と、
前記画素部の各画素からノイズ信号を読み出し、第1のゲインで増幅して第1のノイズ信号を生成するとともに、各画素から画素信号を読み出し、第1のゲインで増幅した第1の画素信号と第2のゲインで増幅した第2の画素信号を生成する読み出し手段と、
前記画素部の所定の一部の行の画素から読み出したノイズ信号を第2のゲインで増幅して第2のノイズ信号を生成して記憶する第1の記憶手段と、
前記画素部の各画素から順次信号を読み出しつつ、前記第1の画素信号から前記第1のノイズ信号の減算を行うとともに、前記第2の画素信号から前記第1の記憶手段に記憶した前記第2のノイズ信号を減算する減算手段と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、ゲインを変更して画素信号を読み出す場合に、フレームレートを低下させることなく、各ゲインの画素信号の黒レベルを合わせることができる撮像装置を得ることができる。
本発明に係る実施例1の撮像装置のブロック図である。 実施例1における、撮像素子の内部のブロック図である。 実施例1における、撮像素子の列アンプ部の構成を示す図である。 実施例1における、列アンプ部回路の動作タイミングチャートである。 実施例2における撮像装置の一部のブロック図である。 実施例における、撮像素子の画素部の構造の一例を示す図である。 実施例3における撮像素子の一部のブロック図である。 実施例3における、撮像素子の列アンプ部の構成を示す図である。 実施例3における、列アンプ部回路の動作タイミングチャートである。 実施例3における撮像装置のフローチャートである。 実施例4における、撮像素子の内部のブロック図である。 実施例4における撮像素子の一部のブロック図である。 実施例4における撮像装置のフローチャートである。
以下、実施例に基づき図面を参照しながら本発明を実施するための形態について説明する。
以下、図を参照しつつ、本発明の実施形態に係る撮像装置の実施例を説明する。
なお、実施例においては、撮像装置としてデジタルスチルカメラに適用した例について説明する。しかし、撮像装置はデジタルムービーカメラ、カメラ付きのスマートフォン、カメラ付きのタブレットコンピュータなど、撮像機能を有する電子機器であれば良く、それらを含む。
図1は、実施例1に係る撮像装置における一般的なブロック図であり、図1の各ブロックについて詳細を下記に説明する。
光学レンズ101は、被写体の光を取り込み、撮像素子102に光を結像する。撮像素子102は光学レンズ101から入射光を受け、それを電気信号へ変換して出力する。代表的なものとして、CCDイメージセンサー(Charge Coupled Device)や、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサーなどが挙げられる。
画像取得部103は、撮像素子102から出力された画像信号をキャプチャし、各処理を行うブロックから構成される。撮像素子102内部でAD変換を行わない場合は、アナログデジタル変換を行うアナログフロントエンドも含まれる。画像取得部103では、撮像素子102の固定パターンノイズの除去や、黒レベルクランプ処理などを行なう。そして、画像信号記録に使用する画像を生成するとともに、撮像素子制御のための評価用信号を生成する機能も有する。
画像合成部104は、撮像素子から出力された信号から、任意の合成方法を用いてHDR画像を合成するための回路を備える。例えば、通常輝度部分の高ゲイン画像と明るく白飛びしている部分の低ゲイン画像を用いて合成を行う手法があるが、本実施例は2枚のゲインが異なる画像から合成を行う手法であれば、その合成アルゴリズムに限定されるものではない。
信号処理部105は、撮像装置の代表的な画像処理機能である、画素加算機能やノイズリダクション、ガンマ補正、ニー補正、デジタルゲイン補正などをはじめ、キズ補正など各種画像処理を行なう。画像取得部103や信号処理部105には、それぞれの補正や画像処理に必要となる設定値を記憶しておくための不図示の記憶回路も含まれる。
信号記録部106は、信号処理部105から受けた画像信号を記憶装置もしくは記憶媒体へ記録する。
制御部107は、画像取得部103から受けた画像信号から最適露光量を算出したり、口述するような位相差情報を出力できる撮像素子を用いた場合には、その出力から位相差を計算したりするための制御を行う。また撮像素子制御部108の動作を制御する機能を有する。更に、撮像装置内のその他の各回路の動作を制御することができる。なお、制御部107にはコンピュータとしてのCPUが内蔵されており、不図示のメモリに記憶されたコンピュータプログラムに基づき装置全体の各種動作を制御する制御手段として機能する。
次に、本実施例における撮像素子102の構成の一例のブロック図を図2に示す。
タイミング・パルス制御部201は撮像素子102の各ブロックに対する動作CLK(クロック)を供給したり、各ブロックにタイミング信号を供給したりして、撮像素子102の動作を制御するものである。
画素部203には、複数の画素が2次元状に配置されている。ここで本実施例では、画素部203内の各画素209は、マイクロレンズ及びカラーフィルタを介した光を受光する1つの光電変換部であるフォトダイオードを有するものとする。また、画素部203の2次元状に複数配列された画素209に対して例えばベイヤー配列でRGBフィルタが配置されている。
なお、各画素は、異なる入射瞳からの光を受光する2つの光電変換部を備えるように構成されていてもよい。そして各画素から前記2つの光電変換部からの出力信号を別々に読み出して位相差情報を生成するモードと、上記2つの光電変換部で生成された信号を加算して読み出すモードを選択することができるようにしても良い。
垂直走査回路202は画素部203を駆動制御し、1フレーム中に複数の画素の各々により生成された画素信号を順次読み出す。一般的に、1フレーム中に画素部203内の上部の行から下部の行にかけて、行単位で順次画素信号が読み出される。
列アンプ204は、画素部203から各垂直出力線に出力された信号をそれぞれの列ごとに電気的に増幅するためのものであり、後述のようにオペアンプを含む。また増幅手段として機能する。前段に設けられた列アンプ204で画素部203の出力信号を増幅することにより、画素信号のSNを改善することができる。また、列アンプ205は、タイミング・パルス制御部201からの制御信号により、ゲインを変更できる構造となっている。
本実施例の撮像素子は、HDR画像生成用として、列アンプゲインを変更して2種類のゲインで増幅した画素信号を出力することが可能である。各画素のフォトダイオードから読み出されたある時刻の信号に対して2つのゲインを選択的に切り替えて出力できるため、データ量は増えるものの、同時性を持った2つのゲインの異なる画像を得ることができる。
列ADC(Analog to Digital Converter)205は、列アンプ204により増幅された画素信号をアナログデジタル変換する。列ADC205は、後述するように、ゲインの異なる画素信号である第1の画素信号、第2の画素信号と、ゲインの異なるノイズ信号である第1のノイズ信号、第2のノイズ信号をそれぞれAD変換するAD変換手段として機能している。
RAM210は、後述するように所定の遮光された行のノイズ信号を第2のゲインGain2で増幅した第2のノイズ信号Gain2(N)を記憶する第1の記憶手段として機能している。第2のゲインGain2で増幅した第2の画素信号Gain2(S)が信号処理回路207に入ってきたときに、その列に対応した第2のノイズ信号Gain2(N)が減算される。
なお、列ADC205でデジタル化された信号はRAM210を介して水平転送回路206により順次読み出され、信号処理回路207に入力される。
信号処理回路207はデジタル的に信号処理を行う回路であり、デジタル処理により画素信号からノイズ信号を減算する減算手段として機能している。更に、一定量のオフセット値を加えたり、シフト演算や乗算を行うことで、簡易にゲイン演算を行うこともできる。また、画素部203に、意図的に遮光した画素領域を持たせることで、これを利用してデジタルの黒レベルクランプ動作を行っても良い。
信号処理回路207で処理された信号は、外部出力回路208に出力される。外部出力回路208はシリアライザー機能を有し、信号処理回路207からの多ビットの入力パラレル信号をシリアル信号に変換する。また、このシリアル信号を、例えばLVDS(Low Voltage Differential Signaling)信号等のデジタルデータに変換し、外部に出力する。
なお、撮像素子102は多層構造になっていてもよい。その場合、画素部203以外の回路(例えば減算手段としての信号処理回路207や記憶手段としてのRAM210など)は別の層に配置されるとともに、光を受光するように画素部203が一番上に配置される。
また、撮像素子102を複数の半導体チップで構成し、複数の半導体チップ同士を互いに積層させた積層構造で構成してもよい。その場合、画素部203以外の一部の回路(例えば減算手段としての信号処理回路207や記憶手段としてのRAM210など)を画素部203が設けられている半導体チップとは異なる半導体チップに設けてもよい。その場合、画素部203が設けられている半導体チップが一番上に配置され、光を受光するように構成される。
また、本実施例では撮像素子102内に上記のような回路がすべて内蔵されているが、一部の回路(例えば減算手段としての信号処理回路207や記憶手段としてのRAM210など)を撮像素子外部に設けてもよい。これについては図5を用いて後述する。
次に、HDR画像生成時の撮像素子102と画像合成部104の動作について記述する。
前述したように、本実施例の撮像素子102は、HDR画像を生成するために、列アンプゲインを変更して出力することができるように構成されている。
図3は、列アンプ204の中のある列に対応した列アンプ204の回路構成を示す。
入力容量C301は、スイッチSW301がONのときに画素部203から出力された信号を保持し、スイッチSW302がONのときに保持した信号をオペアンプ301に出力する。
オペアンプOP301には、入力容量C301と帰還容量C302、C303が接続されスイッチSW303をON/OFFすることによって帰還容量C302の接続を制御することができる。また、帰還容量をリセットするためにスイッチSW304が設けられている。オペアンプの増幅率(ゲイン)は入力容量/帰還容量の組み合わせで決まる。入力容量に対して帰還容量を切り替えることができるため、帰還容量との組み合わせで異なったゲインをかけた画像信号を列ADC205へ出力することができる。
続いて図4(A)のタイミングチャートを用いて、異なったゲインの2枚の画像データを読み出す動作について説明する。
図4(A)のタイミングチャートは、水平同期信号HDで規定される1水平期間で行われる撮像素子の画素部203におけるある行からの信号読み出しを示している。
まず、時刻t1〜時刻t2でスイッチSW301〜SW304を同時にONし、残留電荷を排出するリセット動作を行う。次に時刻t3でスイッチSW301およびスイッチSW302をON、スイッチSW303およびスイッチSW304をOFFし、垂直出力線のノイズ成分を読み出して第1のゲインGain1で増幅する。第1のゲインGain1は、以下の式(1)であらわされる。
Gain1=C301/C303… (1)
これにより、列ADC205には、ノイズ成分を第1のゲインGain1で増幅した、第1のノイズ信号Gain1(N)が出力される。
次に時刻t4で画素部からの画素信号(光電変換信号)を読み出す。このとき、スイッチSW301とスイッチSW302をONし、スイッチSW303とスイッチSW304はOFFのままとすることによって、第1のゲインGain1で画素信号を増幅する。列ADC205には、画素信号成分を第1のゲインGain1で増幅した第1の画素信号Gain1(S)が出力される。次に時刻t5でスイッチSW301,302をOFFすることで信号レベルの変動を抑制し、列ADC205でのアナログデジタル変換に影響を与えないようにしている。
このとき、画素信号にはノイズ成分も含まれている。なお、上述のように各画素からはノイズ信号の読み出しと、光電変換により得られた画素信号の読み出しが可能となっている。
次に時刻t6〜時刻t7でスイッチSW304をONして帰還容量をリセットし、時刻t6〜時刻t8でスイッチSW303をONすることによって、入力容量C301の画素信号を第2のゲインGain2で増幅する。このとき、第2のゲインGain2は、以下の式(2)であらわされる。
Gain2=C301/(C302+C303)… (2)
列ADC205には、Gain2で増幅された第2の画素信号Gain2(S)が出力される。なお、このとき撮像素子制御部108は読み出し手段として機能している。
ここで、このような読み出し方式では、第2のゲインGain2に対応するノイズ成分を読み出すことができない。そのため、本実施例では更に、所定の遮光された行で第2のゲインに対応するノイズ成分を読み出すように動作させている。そのタイミングチャートを図4(B)に示す。
図4(B)では、時刻t1〜時刻t2でスイッチSW301〜スイッチSW304をONし、リセット動作を行った後、時刻t9〜時刻t10の間、スイッチSW301とスイッチSW302をONし、時刻t9〜時刻t11の間、スイッチSW303をONにする。これによって、第2のゲインGain2で増幅した第2のノイズ信号Gain2(N)を読み出している。この行では第2のノイズ信号Gain2(N)を読み出せばよいので、画素信号の読み出しは必要ではないが読み出しても構わない。
図4(B)に示すような動作を所定の遮光された行に対して行うことによって第2のノイズ信号Gain2(N)信号を読み出す。それによって、以下の式(3)で表されるように第2の画素信号Gain2(S)から第2のノイズ信号Gain2(N)を減算できる。
Gain2(S)−Gain2(N)… (3)
即ち、式(3)を後段の信号処理回路207で計算し、第2の画素信号Gain2(S)についてもノイズを除去した信号を得ることができる。
なお、本実施例では、図2のように、撮像素子内に全列分のRAM210(第1の記憶手段)を持ち、所定の遮光された行から読み出した第2のノイズ信号Gain2(N)を記憶する。そして、全画素の第2の画素信号Gain2(S)から信号処理回路207において減算を行う。
ただし、本実施例では、全部の行の画素について第2のノイズ信号Gain2(N)を取得しているわけではない。従って、各行の画素のS/Nの向上の効果は限定的であるが、画像の黒レベルが定められ、ペデスタルレベルを確定させることができ、後段のHDR合成などが可能となる。
このように実施例では各画素からノイズ信号を読み出し第1のゲインで増幅して第1のノイズ信号を生成する動作と、各画素から画素信号を読み出し、第1のゲインで増幅した第1の画素信号と第2のゲインで増幅した第2の画素信号を生成する動作を順次行う。しかも上記の一連の動作を1水平期間内に順次行っている。なお、ここで第1のゲイン>第2のゲインという関係になっている。
また、画素部の各画素から順次信号を読み出しつつ、減算手段としての信号処理回路207によって、第1の画素信号から第1のノイズ信号の減算を行うとともに、前記第2の画素信号から前記第1の記憶手段に記憶した前記第2のノイズ信号を減算している。
また、第2のゲインに対応したノイズ信号を所定の遮光された行から得ているので、第2のゲインの画素信号の黒レベルを確定させ、後段の合成回路などでの合成処理を安定的に実現することができる。
なお、本実施例の回路構成は一例であって、同一の画素信号を2種類のゲインをかけて出力する構成であれば、本実施例に図示した構成に限定されるものではない。また、記憶装置RAMの構成や配置などは適宜設計変更することが可能である。
実施例1では第2のノイズ信号Gain2(N)を、撮像素子内にRAM210を設け、そこに記憶することで
Gain2(S)−Gain2(N)の計算を撮像素子内の信号処理回路207で行った。
実施例2では、撮像素子から第2のノイズ信号Gain2(N)を出力し、撮像素子の外部で処理する例について述べる。
図5は、実施例2において、図1と異なる部分を抜き出したブロック図であり、図5では、図1の画像取得部103に対して、ラインメモリ109および減算部110を加えた点が異なる。即ち、図2におけるRAM210の代わりにラインメモリ109を用い、図2における信号処理回路207の代わりに減算部110を用いている。
また図6は、撮像素子102の画素部203を正面から見た際の画素構成の一例を表す図である。
本実施例では、垂直同期信号であるVDに同期して画像の読み出しが始まる。画像の読み出しの最初の行に図4(B)の読み出しを行うためのGain2(N)読み出し部2031を設けており、読み出した各列の第2のノイズ信号Gain2(N)を図5にあるラインメモリ109に記憶する。Gain2(N)読み出し部2031の下側には、垂直オプティカルブラック信号を読み出すための遮光された垂直オプティカルブラック部2032が設けられる。
さらに垂直オプティカルブラック部2032の下側には、光を受光可能な有効画素部2034と水平オプティカルブラック信号を読み出すための遮光された水平オプティカルブラック部2033が設けられる。なお、水平オプティカルブラック部2033は有効画素部2034の水平方向の端部に設けられている。
なお、Gain2(N)読み出し部2031は有効画素部2034に対して垂直方向の端部の垂直オプティカルブラック部2032の隣に設けられているが、遮光されている行であれば良い。また、垂直オプティカルブラック部2032の一部の行をGain2(N)読み出し部2031として用いても良い。
ラインメモリ109に記憶された第2のノイズ信号Gain2(N)信号は、垂直オプティカルブラック部2032以降の行で、図4(A)で読み出した第2の画素信号Gain2(S)信号から、減算部110において減算される。
なお、第2のノイズ信号Gain2(N)信号を取得する際に、複数フレームの画像から得られた第2のノイズ信号Gain2(N)信号を所定の時定数を用いて平均化してからラインメモリ109に記憶してもよい。そして、平均化された第2のノイズ信号Gain2(N)を減算しても良い。
あるいは、画素部203内のGain2(N)読み出し部2031の行数を複数行とし、その複数行から得られた第2のノイズ信号Gain2(N)を平均化してからラインメモリ109に記憶しても良い。そして、平均化された第2のノイズ信号Gain2(N)を減算しても良い。
なお、第1のゲインについては、ノイズ成分および画素信号成分を水平期間内でともに読み出しているため、撮像素子外部で演算は行わず、撮像素子内部で演算する。
また、各列で黒レベルに差が小さい場合、所定の遮光された行から読み出した第2のノイズ信号Gain2(N)信号を全水平画素分平均し、その値を第2のノイズ信号Gain2(S)信号の黒レベルとしても良い。
このように、撮像素子の外部のラインメモリに第2のノイズ信号Gain2(N)を記憶させて減算することによって、第2の画素信号Gain2(S)の黒レベルを確定させ、後段の合成回路などでの処理をしやすくすることができる。
なお、本実施例においては、垂直オプティカルブラック部2032の隣のGain2(N)読み出し部2031からの信号を用いて第2のノイズ信号を得ている。しかし、垂直オプティカルブラック部2032の一部の行から第2のノイズ信号を得ても良い。
次に、実施例3について図7を用いて説明する。図7は撮像素子の各画素とそれに連なる列アンプ等の構成を示した図である。なお、本実施例においては、図2のRAM210の機能を列ADC205内部に設けている。
次に、画素209と水平転送回路206までの信号処理の流れについて図7を用いて説明する。画素209の中には光電変換素子701が設けられており、不図示のマイクロレンズを介して入射した光を光電変換して電荷に変換する。転送スイッチ702は光電変換素子701で発生した電荷を後段の回路に転送する。電荷保持部703は、光電変換素子701で発生した電荷を一時的に保持する。画素アンプ704は電荷保持部703の信号を垂直出力線705を通して、後段の列アンプ204へ送る。
電流制御部706は垂直出力線705の電流を制御する。列ADC205内のメモリ708、メモリ709、メモリ710はA/D変換部707で変換されたデジタル信号を一時的に保持するメモリである。
メモリ708は光電変換素子701から読み出された画素信号を記憶するための第2の記憶手段としてのメモリである。このメモリには画素信号とともに読み出し回路部(電荷保持部703からA/D変換部707までの回路)のノイズ信号が重畳されてS+N信号として記憶される。
メモリ709は読み出し回路部の第1のゲインのノイズ信号を記憶する第3の記憶手段としてのメモリである。メモリ710は遮光された所定の行の読み出し回路部からの第2のゲインのノイズ信号を記憶するための第1の記憶手段としてのメモリである。
なお、遮光された所定の行の画素信号を読み出すと、遮光されているので実質的に読み出し回路部のノイズ信号が読み出されることになる。メモリ708からメモリ709、もしくはメモリ710に保持されたデータを減算手段としての減算器711で減算したものが、画素信号として水平転送回路206へ出力される。
次に、図8は、実施例3における、列アンプ204の構成例を示した図である。図8を用いて実施例3における、ダイナミックレンジ拡大用の画素信号を読み出す方法を説明する。本実施例では、低輝度部分の画像信号を高いゲインで読み出し、高輝度部分の画像信号を低いゲインで読み出し、後段の信号処理で合成することでダイナミックレンジを拡大することを想定している。
列アンプ204は、オペアンプAMP301と、入力容量C301とフィードバックコンデンサ(帰還容量)C302及びC303により反転増幅回路になっている。
また、スイッチSW303、スイッチSW305により接続を切り替えることができる構成になっている。まず、適露光の画像信号である高ゲインの画素信号を読み出す場合は、スイッチSW303をOFFし、スイッチSW305をONすることで高ゲインの画素信号を読み出すことができる。次に、高輝度部分の画像信号である低ゲインの画素信号を読み出す場合は、スイッチSW303とスイッチSW305の両方をONすることで低ゲインの画素信号を読み出す。このように、各スイッチによりコンデンサの容量を切り替えることで異なるゲインで画素信号を読出すことが可能になる。
図9は本実施例3における画素信号読み出し駆動タイミングを示した図である。この図を用いて画素信号の大まかな読み出し方を説明する。
まず、スイッチSW303をOFF、スイッチSW305をONし、列アンプ204の増幅率を高ゲイン側に設定しておく(時刻t21)。この状態で光電変換素子の転送スイッチ702をONする前に画素のノイズ成分(N信号)を読み出して高ゲインで増幅し、AD変換を行う(時刻t22)。時刻t23で光電変換素子の転送スイッチ702をONし画素信号(S信号)を読み出して高ゲインで増幅する。その後、読み出した高ゲイン画素信号をAD変換し高ゲインS信号として出力する(時刻t24)。次に時刻t25でSW303をONし、列アンプ204の増幅率を低ゲイン側に設定する。
その後、設定された低ゲインの増幅率で増幅した低ゲイン画素信号をAD変換し低ゲインS信号として出力する(時刻t26)。
このように、画像信号を読み出す際に列アンプゲインの増幅率を変えることで画像信号の同時性を保ったままダイナミックレンジ拡大合成用の画像信号を得ることができる。しかしながら、上記の読み出し駆動では低ゲイン用のN信号が無いため、低ゲインの画像信号のS−N処理ができない。低ゲイン用のN信号を取得するために、例えば時刻t22の後に列アンプ204の増幅率を変えて低ゲイン用のN信号を出力すると、N信号を出力してからS信号を出力するまでの時間でノイズ成分が変わってしまい、正しくS−N処理ができなくなってしまう。
そこで実施例3においては、図10のフローチャートに示すような制御を行う。
図10は本実施例3の制御におけるS信号を読み出したときの処理に関するフローチャートである。
まず、ステップS501で、読み出された信号が予め設定された遮光画素部(例えば図6の2031)の低ゲインのS信号であるか否かを判断する。遮光画素領域の低ゲインのS信号である場合はステップS505に進む。ステップS505では読み出した信号をメモリ710に保持する処理をおこなう。ステップS501で遮光画素領域の低ゲインのS信号ではないと判断された場合、ステップS502に進む。ステップS502では読み出された信号が有効画素部2034の低ゲインのS信号であるか否かを判断する。
低ゲインのS信号でない場合、つまり高ゲインのS信号である場合はステップS503に進み、S信号をメモリ708に保持し、メモリ708のS信号からメモリ709に予め記憶されたN信号を減算することでS−N処理を実施して出力する。
ステップS502で有効画素領域の低ゲインのS信号であると判断された場合にはステップS504の処理に進む。ステップS504ではS信号はメモリ708に保持し、メモリ708のS信号からメモリ710に予め記憶されたN信号を減算する処理をおこなう。メモリ710には過去のステップS505で遮光画素領域の低ゲインのS信号が保持されているが、遮光されているためS信号成分は実質的に存在せずノイズ成分(N信号)だけの信号である。このデータを使うことで低ゲインS信号に対してS−N処理を実施することができる。
実施例1〜3においては、一方のゲインで読み出したN信号は有効画素部の上部の例えば垂直オプティカルブラック部2032の隣にある遮光画素領域部(例えば2031)の信号を使ってS−N処理を実施する構成について説明した。しかし、垂直方向にシェーディング成分があると、上部にある遮光画素領域(例えば2031)のN信号だけでは正しくS−N処理ができない問題がある。
そこで、実施例4においては、水平方向に配置される遮光画素領域から取得したN信号を用いてS−N処理を実施する。
図11は、実施例4の撮像素子のブロック図である。基本的な構成は図2で説明したものと同じであるが、RAM210の代わりに、第4の記憶手段としてのメモリ211を設けている点が異なる。
第4の記憶手段としてのメモリ211には算出手段としての信号処理回路207で算出された垂直方向のシェーディング成分だけを行ごとに記録しておく。垂直方向のシェーディング成分は図6に示すような有効画素部2034の左側に配置される水平オプティカルブラック部2033の信号を用いて信号処理回路207で算出する。
画素部203と水平転送回路206までの信号処理の流れについて図12を用いて説明する。
図12の基本的な構成は図7の構成とほぼ同じであるが、メモリ708、709及び710を使ってS−N処理をした後に、メモリ211のデータを減算する減算器712が追加になっている。メモリ211には各行の垂直方向のシェーディング成分が記録されている。従って、画面上部の遮光画素領域のN信号を用いてS−Nの演算そした後に、垂直方向のシェーディング成分を減算手段としての減算器712で減算することで正しいS信号成分を出力することができる。この時減算器712は結果的に画素信号から垂直方向のシェーディング成分を減算している。
図13は実施例4におけるS信号を読み出したときの処理に関するフローチャートである。
まず、ステップS801では読み出された信号が画素領域上部の遮光画素領域(例えばGain2(N)読み出し部2031)の低ゲインのS信号であるか否かを判断する。画素領域上部の遮光画素領域の低ゲインのS信号である場合はステップS805に進み、読み出した信号をメモリ710に保持する処理をおこなう。ステップS801でNoと判断された場合、ステップS802に進み、読み出された信号が画素領域左側の遮光画素領域(例えば水平オプティカルブラック部2033)の低ゲインのS信号であるか否かを判断する。画素領域左側の遮光画素領域の低ゲインのS信号である場合はステップS806に進み、信号処理回路207で垂直方向のシェーディング成分を算出する処理をおこなう。
算出された垂直方向のシェーディング成分はメモリ211に保持する(ステップS807)。ステップS802でNoと判断された場合はステップS803に進み、有効画素部2034の低ゲインのS信号であるか否かを判断する。
Noの場合、つまり高ゲインのS信号の場合はステップS804に進み、S信号はメモリ708に保持し、メモリ708のS信号からメモリ709のN信号を減算することでS−N処理を実施し出力する。
ステップS803で有効画素領域の低ゲインのS信号と判断された場合はステップS808の処理に進む。ステップS808ではS信号はメモリ708に保持し、メモリ708のS信号からメモリ710の信号を減算する処理をおこなう。更に、ステップS809に進み、メモリ211に保持されている同じ行の垂直方向のシェーディング成分を減算する処理をおこなう。
一般的には、画素信号は1フレーム中に上部の行から下部の行に向けて、行単位で順次読み出される。従って、垂直方向のN信号のシェーディング成分を減算するためには前フレームの画素信号を使う必要があるが、本実施例4によればN信号の垂直方向のシェーディング成分も除去することが可能になる。
以上、本発明をその好適な実施例に基づいて詳述してきたが、、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨に基づき種々の変形が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
また、本実施例における制御の一部または全部を上述した実施例の機能を実現するコンピュータプログラムをネットワーク又は各種記憶媒体を介して撮像装置に供給するようにしてもよい。そしてその撮像装置におけるコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。その場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することとなる。
101 ・・・光学レンズ
102 ・・・撮像素子
103 ・・・画像取得部
104 ・・・画像合成部
105 ・・・信号処理部
106 ・・・信号記録部
107 ・・・制御部
108 ・・・撮像素子制御部
続いて図4(A)のタイミングチャートを用いて、異なったゲインの2枚の画像データを読み出す動作について説明する。
図4(A)のタイミングチャートは、水平同期信号HDで規定される1水平期間で行われる撮像素子の画素部203におけるある行からの信号読み出しを示している。
まず、時刻t1〜時刻t2でスイッチSW301〜SW304を同時にONし、残留電荷を排出するリセット動作を行う。次に時刻t3でスイッチSW301およびスイッチSW302をONし、画素部からのノイズ成分を読み出して第1のゲインGain1で増幅する。第1のゲインGain1は、以下の式(1)であらわされる。
これにより、列ADC205には、ノイズ成分を第1のゲインGain1で増幅した、第1のノイズ信号Gain1(N)が出力される。
次に時刻t4で画素部からの画素信号(光電変換信号)を読み出す。このとき、スイッチSW301とスイッチSW302をOFFのままとすることによって、第1のゲインGain1で画素信号を増幅する。列ADC205には、画素信号成分を第1のゲインGain1で増幅した第1の画素信号Gain1(S)が出力される。ここで、時刻t5でスイッチSW301,302をOFFすることで信号レベルの変動を抑制し、列ADC205でのアナログデジタル変換に影響を与えないようにしている。
ここで、このような読み出し方式では、第2のゲインGain2に対応するノイズ成分を読み出すことができない。そのため、本実施例では更に、所定の遮光された行で第2のゲインに対応するノイズ成分を読み出すように動作させている。そのタイミングチャートを図4(B)に示す。
図4(B)では、時刻t1〜時刻t2でスイッチSW301〜スイッチSW304を同時にONし、リセット動作を行った後、時刻t9〜時刻t10の間、スイッチSW301とスイッチSW302をONし、時刻t9〜時刻t11の間、スイッチSW303をONにする。これによって、第2のゲインGain2で増幅した第2のノイズ信号Gain2(N)を読み出している。この行では第2のノイズ信号Gain2(N)を読み出せばよいので、画素信号の読み出しは必要ではないが読み出しても構わない。

Claims (24)

  1. ノイズ信号の読み出しと、光電変換により得られた画素信号の読み出しが可能な画素を複数配列した画素部と、
    前記画素部の各画素からノイズ信号を読み出し、第1のゲインで増幅して第1のノイズ信号を生成するとともに、各画素から画素信号を読み出し、第1のゲインで増幅した第1の画素信号と第2のゲインで増幅した第2の画素信号を生成する読み出し手段と、
    前記画素部の所定の一部の行の画素から読み出したノイズ信号を第2のゲインで増幅して第2のノイズ信号を生成して記憶する第1の記憶手段と、
    前記画素部の各画素から順次信号を読み出しつつ、前記第1の画素信号から前記第1のノイズ信号の減算を行うとともに、前記第2の画素信号から前記第1の記憶手段に記憶した前記第2のノイズ信号を減算する減算手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮像装置は撮像素子であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像素子は多層構造であることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記画素部と前記減算手段はそれぞれ別の層に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記画素部は撮像素子内部に設けられ、前記記憶手段は前記撮像素子外部に設けられることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記画素部は撮像素子内部に設けられ、前記減算手段は前記撮像素子外部に設けられることを特徴とする請求項1または5に記載の撮像装置。
  7. 前記所定の一部の行は、前記画素部の垂直方向の端部に設けられることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  8. 前記所定の一部の行は、遮光されていることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  9. 前記所定の一部の行は、前記画素部の垂直方向の端部に設けられた遮光された行を含むことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  10. 前記所定の一部の行は、垂直オプティカルブラック信号を読み出すための垂直オプティカルブラック部の隣に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  11. 前記所定の一部の行は、垂直オプティカルブラック信号を読み出すための垂直オプティカルブラック部の行を含むことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  12. 前記読み出し手段は、前記画素部の各画素からノイズ信号を読み出し第1のゲインで増幅して第1のノイズ信号を生成する動作と、各画素から画素信号を読み出し、第1のゲインで増幅した第1の画素信号と第2のゲインで増幅した第2の画素信号を生成する動作を順次行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  13. 前記読み出し手段は、1水平期間内に、前記画素部の各画素からノイズ信号を読み出し第1のゲインで増幅して第1のノイズ信号を生成する動作と、各画素から画素信号を読み出し、第1のゲインで増幅した第1の画素信号と第2のゲインで増幅した第2の画素信号を生成する動作を順次行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  14. 前記第1のノイズ信号、前記第1の画素信号、前記第2の画素信号、前記第2のノイズ信号をAD変換するAD変換手段を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  15. 前記第1、第2の画素信号を記憶する第2の記憶手段を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  16. 前記第1のノイズ信号を記憶する第3の記憶手段を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  17. 前記画素から読み出した信号を増幅する増幅手段を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  18. 前記増幅手段はオペアンプを含むことを特徴とする請求項17記載の撮像装置。
  19. 前記画素部の水平方向の端部の遮光された画素から読み出したノイズ信号を第2のゲインで増幅して垂直方向のシェーディング成分を算出する算出手段を有することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  20. 前記算出手段によって算出された垂直方向のシェーディング成分を記憶する第4の記憶手段を有することを特徴とする請求項19記載の撮像装置。
  21. 前記減算手段は、前記第4の記憶手段に記憶された垂直方向のシェーディング成分を前記画素信号から減算することを特徴とする請求項20記載の撮像装置。
  22. ノイズ信号の読み出しと、光電変換により得られた画素信号の読み出しが可能な画素を複数配列した画素部の各画素から、ノイズ信号を読み出し第1のゲインで増幅して第1のノイズ信号を生成するとともに、各画素から画素信号を読み出し、第1のゲインで増幅した第1の画素信号と第2のゲインで増幅した第2の画素信号を生成する読み出しステップと、
    前記画素部の所定の一部の行の画素から読み出したノイズ信号を第2のゲインで増幅して第2のノイズ信号を生成して記憶する記憶ステップと、
    前記画素部の各画素から順次信号を読み出しつつ、前記第1の画素信号から前記第1のノイズ信号の減算を行うとともに、前記第2の画素信号から前記記憶手段に記憶した前記第2のノイズ信号を減算する減算ステップと、
    を有することを特徴とする撮像方法。
  23. 請求項1〜21のうちいずれか一項に記載の前記撮像装置の各手段としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラム。
  24. 請求項23に記載のコンピュータプログラムを記憶したコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
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