JP2020181866A - 表示装置、配線膜、配線膜製造方法 - Google Patents

表示装置、配線膜、配線膜製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】反射率が小さい配線膜が設けられた表示装置を提供する。【解決手段】金属成分としてCuとAlを含有する低反射合金から成るターゲットを窒素ガスと希ガスとスパッタリングガスとを含有する雰囲気でスパッタリングし、金属成分とNとを含有する低反射膜36を透明基板31上に形成し、低反射膜36上に本体膜37を形成し、表示装置2の配線膜35を形成する。Alは、前記金属成分の原子数を100at%としたときに、1at%以上20at%以下の範囲で前記金属成分に含有され、Nは、前記低反射合金の原子数を100at%としたときに、10at%以上50at%以下の範囲で前記低反射合金に含有されている。窒素を含有するため低反射膜の反射率は小さくなり、表示装置2の画質の悪化が防止される。【選択図】図1

Description

本発明は、微小な半導体デバイスに使用される配線膜の分野に係り、特に、外光が入射する位置に形成される配線膜の技術分野に関する。
FPD(フラットパネルディスプレイ)装置は益々低コストな高精細かつ大型画面が望まれており、最近では液晶表示画面周囲の外周枠の幅を小さくすることで、室内でディスプレイ画面が浮き出るような感覚となり臨場感を向上させたFPD装置が検討されている。これまでのFPD装置はガラス基板上のカラーフィルターが配置された面が視聴者に向けられる。一方で近年のFPD装置の場合、外周枠の幅を小さくするため表示面としてTFT配線が配置された面が視聴者に向けられている構造となっている。
しかしながらそのような構造では、ガラス基板と配線膜との界面が視聴者に向けられており、FPD装置の周囲からガラス基板に外光が入射すると、外光はガラス基板を透過して配線膜によって反射され、FPD装置を視聴する視聴者に視認されることになる。
この場合、視聴者は反射光によって白っぽくなった画面を視聴するため、画質が悪化することになる。
特開2017−5233号公報 WO2008/044757号公報
本発明は上記従来技術の不都合を解決するために創作されたものであり、その目的は外光の反射を防止した配線膜と、その配線膜の製造方法、その配線膜を用いた表示装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、透明基板と、前記透明基板上に設けられた配線膜と、前記透明基板上に配置され、前記配線膜に電気的に接続された画素と、を有し、前記透明基板を介して前記配線膜が視認される表示装置であって、前記配線膜は低反射合金から成る低反射膜と、前記低反射膜に積層され、前記低反射膜よりも抵抗率が小さい本体膜とを有し、前記低反射膜は前記本体膜と前記透明基板との間に配置され、前記低反射合金は金属成分とNとが含有され、前記金属成分には少なくともCuとAlとが含有され、Alは、前記金属成分の原子数を100at%としたときに、1at%以上20at%以下の範囲で前記金属成分に含有され、Nは、前記低反射合金の原子数を100at%としたときに、10at%以上50at%以下の範囲で前記低反射合金に含有された表示装置である。
本発明は、透明基板と、前記透明基板上に配置されたTFTと、前記透明基板上に配置され、前記TFTに電気的に接続された画素と、を有し、前記透明基板を介して前記画素が視認される表示装置であって、前記TFTは、半導体層と、前記半導体層と接触して配置されたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜を間にして前記半導体層と対向する位置に配置されたゲート電極膜とを有し、前記半導体層には、前記ゲート電極膜と対向する部分にチャネル領域が設けられ、前記チャネル領域の片側にソース領域が設けられ、前記チャネル領域の反対側にはドレイン領域が設けられ、前記ソース領域と前記ドレイン領域とには、ソース電極膜とドレイン電極膜とがそれぞれ接触され、前記ゲート電極膜は、低反射合金から成る低反射膜と、前記低反射膜に積層され、前記低反射膜よりも抵抗率が小さい本体膜とを有し、前記低反射膜は前記本体膜と前記透明基板との間に配置され、前記低反射合金は金属成分とNとが含有され、前記金属成分には少なくともCuとAlとが含有され、Alは、前記金属成分の原子数を100at%としたときに、1at%以上20at%以下の範囲で前記低反射合金に含有され、Nは、前記低反射合金の原子数を100at%としたときに、10at%以上50at%以下の範囲で含有された表示装置である。
本発明は、前記透明基板は酸化物を含有し、前記低反射膜は前記透明基板に接触された表示装置である。
本発明は、前記低反射膜と前記透明基板との間には酸化物を含有した半透明膜が配置され、前記低反射膜は前記半透明膜に接触された表示装置である。
本発明は、前記半透明膜は、膜厚が10nm以上200nm以下の範囲にされた表示装置である。
本発明は、前記半透明膜の膜厚tTに対する前記低反射膜の膜厚tLの比率tL/tTは0.05以上10以下の範囲にされた表示装置である。
本発明は、前記低反射膜は膜厚が10nm以上100nm以下の範囲にされた表示装置である。
本発明は、前記金属成分の原子数を100at%としたときに、前記金属成分にはMgが0.5at%以上6at%以下の範囲で含有された表示装置である。
本発明は、低反射合金から成り、透明基板上に配置される低反射膜と、前記低反射膜に積層され、前記低反射膜よりも抵抗率が小さい本体膜と、を有し、前記低反射膜が前記本体膜よりも前記透明基板の近くに位置する配線膜であって、前記低反射合金は金属成分とNとが含有され、前記金属成分には少なくともCuとAlとが含有され、Alは、前記金属成分の原子数を100at%としたときに、1at%以上20at%以下の範囲で前記金属成分に含有され、Nは、前記低反射合金の原子数を100at%としたときに、10at%以上50at%以下の範囲で前記低反射合金に含有された配線膜である。
本発明は、前記透明基板は酸化物を含有し、前記低反射膜は前記透明基板に接触された配線膜である。
本発明は、前記低反射膜と前記透明基板との間には酸化物を含有した半透明膜が配置され、前記低反射膜は前記半透明膜に接触された配線膜である。
本発明は、前記半透明膜は、膜厚が10nm以上200nm以下の範囲にされた配線膜である。
本発明は、前記半透明膜の膜厚tTに対する前記低反射膜の膜厚tLの比率tL/tTは0.05以上10以下の範囲にされた配線膜である。
本発明は、前記低反射膜は膜厚が10nm以上100nm以下の範囲にされた配線膜である。
本発明は、前記金属成分の原子数を100at%としたときに、前記金属成分にはMgが0.5at%以上6at%以下の範囲で含有された配線膜である。
本発明は、金属成分を含有する第一のターゲットをスパッタリングし、透明基板上に低反射合金から成る低反射膜を形成し、少なくともCuを含有する第二のターゲットをスパッタリングし、前記低反射膜上に前記低反射膜よりも抵抗率が小さい本体膜を形成する配線膜製造方法であって、前記金属成分には少なくともCuとAlとを含有させ、前記第一のターゲットには、前記金属成分の原子数を100at%としたときに、1at%以上20at%以下の範囲でAlを含有させ、前記低反射合金には、前記低反射合金の原子数を100at%としたときに、Nが10at%以上50at%以下の範囲で含有されるように、前記第一のターゲットをスパッタリングするスパッタリングガスに窒素を含有させる配線膜製造方法である。
本発明は、前記金属成分の原子数を100at%としたときに、前記金属成分に0.5at%以上6at%以下の範囲でMgを含有させる配線膜製造方法である。
本発明は、前記透明基板上に半透明膜を形成した後、前記半透明膜上に前記低反射膜を形成する配線膜製造方法である。
反射率が小さい低反射膜で光が反射されるので、画面に外光が入射して透明基板を透過しても美しい画像を見ることができる。
透明基板と低反射膜との間に半透明膜を設けると、外光の反射率が小さくなる。
Mgを含有させた場合は酸化物薄膜との間の密着強度が大きくなり、剥離しにくくなる。
本発明の表示装置の一例を説明するための断面図 (a)〜(c):その表示装置の製造工程を説明するための断面図(1) (a)〜(c):その表示装置の製造工程を説明するための断面図(2) (a)、(b):その表示装置の製造工程を説明するための断面図(3) その表示装置の製造工程を説明するための断面図(4) 本発明の表示装置の他の例を説明するための断面図 低反射膜と本体膜を形成するスパッタリング装置 2ガスの分圧値と低反射膜の比抵抗との関係を示すグラフ
図1の符号2は、本発明の一実施例の表示装置であり、TFT(薄膜トランジスタ)11を有している。
TFT11は、細長のゲート電極膜32が透明基板31の表面に配置されている。
ゲート電極膜32上には、少なくとも幅方向に亘ってSi酸化物(SiOx)から成るゲート絶縁膜33が配置されている。ゲート絶縁膜33上には、ゲート電極膜32の幅方向両端上でゲート電極膜32からはみ出る長さで酸化物半導体層34が配置され、ゲート電極膜32は、酸化物半導体層34の一端と他端との間に位置するようにされており、酸化物半導体層34の一端側上にはソース電極膜51が配置され、他端側上にはドレイン電極膜52が配置されている。
ソース電極膜51とドレイン電極膜52の間には凹部55が設けられ、この凹部55によってソース電極膜51とドレイン電極膜52とは電気的に分離されており、ソース電極膜51とドレイン電極膜52の間に異なる電圧を印加できるようにされている。
ソース電極膜51上と、ドレイン電極膜52上と、その間の凹部55上には、Si酸化物から成る保護絶縁膜41が形成されており、保護絶縁膜41は、ここでは保護膜として用いられている。
酸化物半導体層34のうちソース電極膜51が接触した部分とその周囲とをソース領域71とし、ドレイン電極膜52が接触した部分とその周囲とをドレイン領域72とし、ソース領域71とドレイン領域72との間をチャネル領域73とすると、ソース電極膜51とドレイン電極膜52の間に電圧を印加した状態でゲート電極膜32にゲート電圧を印加してチャネル領域73にチャネル層を形成すると、ソース領域71とドレイン領域72とがチャネル層によって低抵抗で接続され、その結果、ソース電極膜51とドレイン電極膜52とが電気的に接続され、TFT11が導通する。
ここでは、チャネル領域73の半導体の極性がソース領域71の半導体の極性とドレイン領域72の半導体の極性と同極性であり、チャネル層の極性はチャネル領域73の半導体の極性と同極性である。
但し、チャネル領域73の半導体の極性が、ソース領域71の半導体の極性とドレイン領域72の半導体の極性と異なり、チャネル層の極性がソース領域71の半導体の極性とドレイン領域72の半導体の極性と同極性になる場合も本発明に含まれる。
ゲート電圧の印加を停止すると、チャネル層は消滅し、ソース電極膜51とドレイン電極膜52との間は高抵抗になり、電気的に分離される。
この表示装置2は複数の画素12を有しており、各画素12は、画素電極82と、画素電極82上に配置された液晶83と、液晶83の上部に配置された上部電極81とを有しており、画素電極82と上部電極81との間に電圧が印加されると、液晶83を通る光の偏光性が変更され、偏光フィルタ(不図示)の光通過性が制御され、その結果、画素12と偏光フィルタとを透過する光量が制御されるようになっている。
ここでは画素12には液晶が配置されていたが、有機EL素子によって画素を構成させた表示装置であってもよい。
画素電極82はソース電極膜51やドレイン電極膜52(ここではドレイン電極膜52)と電気的に接続されており、TFT11がON・OFFすることで、画素電極82への電圧印加の開始・終了が行われる。
ここでは画素電極82は、ドレイン電極膜52に接続された透明導電層42の一部から成る。透明導電層42は例えばITOで構成される。
透明導電層42の下方には、配線膜35が配置されている。
この配線膜35とゲート電極膜32とは、反射率が小さい低反射膜36と、低反射膜36よりも抵抗率が小さい本体膜37とを有しており、また、ソース電極膜51とドレイン電極膜52とも、低反射膜46と、低反射膜46よりも抵抗値が小さい本体膜47とを有している。
このTFT11の製造工程を説明すると、図7を参照し、符号80はスパッタリング装置であり、このスパッタリング装置80によってゲート電極膜32と、配線膜35と、ソース電極膜51と、ドレイン電極膜52とを形成するものとする。
スパッタリング装置80は第一、第二の真空槽89a、89bを有しており、第一、第二の真空槽89a、89bの内部には、第一、第二のカソード電極86a、86bがそれぞれ配置されている。第一のカソード電極86aには金属成分を含有する第一のターゲット88aが配置され、第二のカソード電極86bには純銅から成る第二のターゲット88bが配置されている。第二のターゲット88bには銅に他の金属が添加されていてもよい。
第一のターゲット88aの金属成分には、少なくともCuとAlとが含有されており、金属成分のAlは、金属成分の原子数を100at%としたときに、1at%以上20at%以下の範囲で含有されて、スパッタリング装置80の第一の真空槽89aの内部に配置されている。
ここでは金属成分には、Mgが0.5at%以上6at%以下の範囲で含有されている。
第一、第二の真空槽89a、89bは第一、第二の真空排気装置96a、96bによってそれぞれ真空排気されており、第一の真空槽89aの内部には、スパッタリングの際には、Arガス等の希ガスから成るスパッタリングガスと、Nを化学構造に有する反応ガスとが第一のガス源87aから導入され、第二の真空槽89bの内部には、Arガス等の希ガスから成るスパッタリングガスが第二のガス源87bから導入されている。ここでは反応ガスにはN2ガスが用いられている。
成膜対象物である透明基板31を搬入室84aから第一の真空槽89aの内部に搬入し、搬入した透明基板31を第一のターゲット88aと対面させ、第一のスパッタ電源85aによって第一のカソード電極86aに第一のスパッタ電圧を印加し、アルゴンプラズマと窒素プラズマとが含有されたプラズマを第一のターゲット88aの表面近傍に発生させ、第一のターゲット88aを窒化させながらスパッタリングし、透明基板31の表面に低反射膜を形成する。
低反射膜はCuとAlとを含有する低反射合金によって形成されており、低反射合金には、低反射合金の原子数を100at%としたときに、10at%以上50at%以下の範囲の含有率でNが含有されている。
次いで、低反射膜が形成された透明基板31を第一の真空槽89aから第二の真空槽89bの内部に移動させ、第二のスパッタ電源85bによって第二のカソード電極86bに第二のスパッタ電圧を印加し、アルゴンプラズマを第二のターゲット88bの表面近傍に発生させ、第二のターゲット88bをスパッタリングし、低反射膜の表面に本体膜を形成する。
本体膜は、Cu合金によって形成されており、本体膜の抵抗率は低反射膜の抵抗率よりも小さくなっている。
図2(a)の符号36は低反射膜であり、符号37は本体膜である。低反射膜36は、透明基板31に接触されている。
次いで、本体膜37が形成された透明基板31を搬出室84bに移動させ、大気中に取り出す。
次に、図2(b)に示すように、本体膜37上にパターニングしたレジスト膜44を形成し、低反射膜36と本体膜37とが形成された透明基板31を、Cuをエッチングするエッチング液に浸漬すると、レジスト膜44とレジスト膜44との間に露出する部分の本体膜37がエッチングされ、次いで、本体膜37のエッチングによって露出された低反射膜36の部分とが同じエッチング液によってエッチングされる。
図2(c)はエッチングされた状態を示しており、低反射膜36と本体膜37とは部分的に除去され、残った部分によって、ゲート電極膜32と配線膜35とが透明基板31上に形成される。
レジスト膜44を除去した後、透明基板31をCVD装置内に搬入し、図3(a)に示すように、透明基板31上にゲート絶縁膜33を形成する。
次いで、ゲート絶縁膜33上に半導体材料(IGZO等の酸化物半導体)から成る薄膜を形成し、パターニングしてゲート絶縁膜33上に、図3(b)に示すような酸化物半導体層34を形成する。
酸化物半導体層34が形成された透明基板31をスパッタリング装置80の第一の真空槽89aの内部に搬入し、アルゴンプラズマと窒素プラズマとを含有するプラズマを発生させて第一のターゲット88aをスパッタリングして酸化物半導体層34や酸化物半導体層34の周囲に露出するゲート絶縁膜33上に低反射膜を形成した後、透明基板31を第二の真空槽89bの内部に移動させ、アルゴンプラズマを発生させて第二のターゲット88bをスパッタリングして低反射膜上に本体膜を形成する。
図3(c)の符号46は低反射膜であり、ゲート電極膜32及び配線膜35の低反射膜36と同じ組成である。符号47は本体膜であり、ゲート電極膜32及び配線膜35の本体膜37と同じ組成である。
次いで、フォトリソグラフ工程とエッチング工程とにより、低反射膜46と本体膜47とを同じ形状にパターニングし、図4(a)に示すように、ソース電極膜51とドレイン電極膜52とを形成する。ソース電極膜51とドレイン電極膜52とは、それぞれ低反射膜46と本体膜47とを有しており、ソース電極膜51はソース領域71と接触し、ドレイン電極膜52はドレイン領域72と接触する。
ソース電極膜51とドレイン電極膜52は、酸化物半導体層34のうちの幅方向両端上に位置しており、その間には、ゲート電極膜32とゲート電極膜32と接触したゲート絶縁膜33とが位置している。
この透明基板31上に絶縁膜を形成し、パターニングして図4(b)に示す保護膜41を形成する。
保護膜41には接続孔43が形成されており、接続孔43の底面には、ドレイン電極膜52、ソース電極膜51、又は配線膜35等が露出される。
次に、図5に示すように、保護膜41上にパターニングされた透明導電層を形成する。符号42は、パターニングされた透明導電層であり、符号82は透明導電層42によって構成された画素電極を示している。
そして画素電極82上に液晶83と上部電極81とが配置されると、図1に示す表示装置2が得られる。
ガラスの透明基板31の表面に形成されたゲート電極膜32と配線膜35に、透明基板31側から光を照射し、低反射膜36で反射された反射光の光強度を測定し、反射率を求めた。
低反射膜36の膜厚は5、10、50nmであり、本体膜37の膜厚は300nmである。本体膜37の成分は純銅である。
比較対象として、Ti薄膜、MoTi合金薄膜、Mo薄膜と、Nを含有しないCuMgAl合金薄膜とをガラス基板上に密着膜として形成し、表面に純銅の本体膜を形成した。
波長400、500、700nmの測定光に透明基板を透過させて密着膜に照射し、反射率を測定した。反射率が100〜50%以上を「×」、50%未満30%以上を「○」(良好)、30%より低い場合を「◎」(非常に良好)と判断した。
また、ガラス基板との密着性についてテープテストにより評価した。100マス中1マスでも剥離したら「×」、全く剥離が無い状態を「〇」と判断した。
Figure 2020181866
表1より、Ti、Mo−Ti、Moは各膜厚において反射率と密着性を両立する条件は無い。Cu−Mg−Alは各膜厚において密着性は良好であるが、反射率は高い傾向を示し特性を両立する条件は無い。
Cu−Al合金にMgが含有されたCuMgAl合金薄膜は、Nを含有した場合と含有しない場合との両方に於いて、Mgを含有しないCuAl合金薄膜に比べて酸化物に対する付着力が向上しており、Mgを含有したCuMgAl合金薄膜と酸化物との間の剥離が発生しにくくなることが確認されている。従って、半導体の表面に本発明の低反射膜と本体膜とを積層させてソース電極膜やドレイン電極膜を形成すると、これら電極膜が半導体から剥離しにくくなる。
本発明の低反射膜36と透明基板31の間に半透明膜を挿入すると、反射率を一層低下させることができる。
その一例を図6に示す。図6の表示装置3のゲート電極膜77と配線膜78とは、低反射膜36と透明基板31との間に、導電性酸化物薄膜から成る半透明膜76が設けられている。他の構造は図1のTFT2と同じであり、説明を省略する。
透明基板31を透過した光が半透明膜76に照射されると、半透明膜76を透過する間に光は減衰するから、低反射膜36で反射して透明基板31から射出される光の光量は小さくなる。
低反射膜をスパッタリング法によって形成する際の、真空槽89a中のガスの圧力を100%としたときのN2ガスの分圧値と、その分圧値で形成された低反射膜の比抵抗との関係を測定した。
図8のグラフに、測定結果を示す。O2ガスを添加した場合は分圧値が大きくなると抵抗値が増加するが、N2ガスの場合は分圧が大きくなっても抵抗増加は小さい。
次に、Cuを含有し、Alを種々の含有率で含有する金属成分と、種々の割合のNとを含有する低反射合金から成る低反射膜をガラス製の透明基板の表面に形成し、低反射膜上に純銅から成る本体膜を形成した。波長400、550、700nmの測定光に透明基板を透過させて低反射合金に照射し、反射率を測定した。半透明膜は設けていない。
低反射膜について、膜厚と、金属成分の原子数を100at%としたときのAl含有率と、低反射合金の原子数を100at%としたときのNの含有率と、反射率評価との関係を下記表2に示す。
Figure 2020181866
表2及び下記表3、表4の中の反射率評価の欄では、「×」は測定値が50%以上100%以下の反射率を示し、「○」は30%以上50%未満の反射率を示し、「◎」は30%未満の反射率を示している。
表2の測定結果から、1at%以上のAlを含有する場合に、N含有率10at%以上50at%以下の範囲で反射率が小さい低反射膜が得られていることが分かる。但し、Cuと30at%のAlとを含有する金属成分では、ターゲットを作成することができなかったので、Alは1at%以上30at%未満が望ましいが、ターゲットを作成できる場合には30at%以上であってもAlの範囲に含まれる。
ガラス基板との密着性の結果から、1at%以上のAlを含有およびN含有率10at%以上の場合、5at%以上のAlを含有する場合において、良好な密着特性が得られていることが分かる。
また、ガラス製の透明基板上にITOから成る種々の膜厚の半透明膜を透明基板の表面に形成し、Cuを含有し、Alを種々の含有率で含有する金属成分と、種々の割合のNとを含有する低反射合金から成る低反射膜を半透明膜の表面に形成し、低反射膜上に純銅から成る本体膜を形成した。波長400、550、700nmの測定光に透明基板を透過させて低反射合金に照射し、反射率を測定した。
金属成分の原子数を100at%としたときのAl含有率と、低反射膜の膜厚と、半透明膜の膜厚と、反射率評価との関係について、Nが25at%の低反射合金から成る低反射膜を下記表3に示し、Nが50at%の低反射合金から成る低反射膜を下記表4に示す。
Figure 2020181866
Figure 2020181866
表3、表4と表2とを併せて見ると、半透明膜を有する場合も低反射合金のAlとNの含有率については、表2と同じ数値範囲が適用され、更に、半透明膜の膜厚tTに対する前記低反射膜の膜厚tLの比率tL/tTについては、0.05以上10以下の範囲が適していることが分かる。
なお、金属成分を含有するターゲットを反応性スパッタリングして得られた低反射膜の金属成分の組成は、ターゲットの金属成分の組成と同じであり、所望の組成の金属成分を含有する低反射合金の低反射膜を得るときには、その金属成分の組成と同じ組成のターゲットを窒素を含有するプラズマによってスパッタリングすればよい。
2、3……表示装置
11……TFT
12……画素
31……透明基板
32……ゲート電極膜
33……ゲート絶縁膜
34……酸化物半導体層
35……配線膜
36、46……低反射膜
37、47……本体膜
51……ソース電極膜
52……ドレイン電極膜
71……ソース領域
72……ドレイン領域
73……チャネル領域

Claims (18)

  1. 透明基板と、
    前記透明基板上に設けられた配線膜と、
    前記透明基板上に配置され、前記配線膜に電気的に接続された画素と、
    を有し、
    前記透明基板を介して前記配線膜が視認される表示装置であって、
    前記配線膜は低反射合金から成る低反射膜と、前記低反射膜に積層され、前記低反射膜よりも抵抗率が小さい本体膜とを有し、
    前記低反射膜は前記本体膜と前記透明基板との間に配置され、
    前記低反射合金は金属成分とNとが含有され、
    前記金属成分には少なくともCuとAlとが含有され、
    Alは、前記金属成分の原子数を100at%としたときに、1at%以上20at%以下の範囲で前記金属成分に含有され、
    Nは、前記低反射合金の原子数を100at%としたときに、10at%以上50at%以下の範囲で前記低反射合金に含有された表示装置。
  2. 透明基板と、
    前記透明基板上に配置されたTFTと、
    前記透明基板上に配置され、前記TFTに電気的に接続された画素と、
    を有し、
    前記透明基板を介して前記画素が視認される表示装置であって、
    前記TFTは、
    半導体層と、
    前記半導体層と接触して配置されたゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜を間にして前記半導体層と対向する位置に配置されたゲート電極膜とを有し、
    前記半導体層には、前記ゲート電極膜と対向する部分にチャネル領域が設けられ、前記チャネル領域の片側にソース領域が設けられ、前記チャネル領域の反対側にはドレイン領域が設けられ、
    前記ソース領域と前記ドレイン領域とには、ソース電極膜とドレイン電極膜とがそれぞれ接触され、
    前記ゲート電極膜は、低反射合金から成る低反射膜と、前記低反射膜に積層され、前記低反射膜よりも抵抗率が小さい本体膜とを有し、
    前記低反射膜は前記本体膜と前記透明基板との間に配置され、
    前記低反射合金は金属成分とNとが含有され、
    前記金属成分には少なくともCuとAlとが含有され、
    Alは、前記金属成分の原子数を100at%としたときに、1at%以上20at%以下の範囲で前記低反射合金に含有され、
    Nは、前記低反射合金の原子数を100at%としたときに、10at%以上50at%以下の範囲で含有された表示装置。
  3. 前記透明基板は酸化物を含有し、前記低反射膜は前記透明基板に接触された請求項1又は請求項2のいずれか1項記載の表示装置。
  4. 前記低反射膜と前記透明基板との間には酸化物を含有した半透明膜が配置され、前記低反射膜は前記半透明膜に接触された請求項1又は請求項2のいずれか1項記載の表示装置。
  5. 前記半透明膜は、膜厚が10nm以上200nm以下の範囲にされた請求項4記載の表示装置。
  6. 前記半透明膜の膜厚tTに対する前記低反射膜の膜厚tLの比率tL/tTは0.05以上10以下の範囲にされた請求項4又は請求項5のいずれか1項記載の表示装置。
  7. 前記低反射膜は膜厚が10nm以上100nm以下の範囲にされた請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載の表示装置。
  8. 前記金属成分の原子数を100at%としたときに、前記金属成分にはMgが0.5at%以上6at%以下の範囲で含有された請求項1乃至請求項7のいずれか1項記載の表示装置。
  9. 低反射合金から成り、透明基板上に配置される低反射膜と、
    前記低反射膜に積層され、前記低反射膜よりも抵抗率が小さい本体膜と、を有し、前記低反射膜が前記本体膜よりも前記透明基板の近くに位置する配線膜であって、
    前記低反射合金は金属成分とNとが含有され、
    前記金属成分には少なくともCuとAlとが含有され、
    Alは、前記金属成分の原子数を100at%としたときに、1at%以上20at%以下の範囲で前記金属成分に含有され、
    Nは、前記低反射合金の原子数を100at%としたときに、10at%以上50at%以下の範囲で前記低反射合金に含有された配線膜。
  10. 前記透明基板は酸化物を含有し、前記低反射膜は前記透明基板に接触された請求項9記載の配線膜。
  11. 前記低反射膜と前記透明基板との間には酸化物を含有した半透明膜が配置され、
    前記低反射膜は前記半透明膜に接触された請求項9記載の配線膜。
  12. 前記半透明膜は、膜厚が10nm以上200nm以下の範囲にされた請求項11記載の配線膜。
  13. 前記半透明膜の膜厚tTに対する前記低反射膜の膜厚tLの比率tL/tTは0.05以上10以下の範囲にされた請求項11又は請求項12のいずれか1項記載の配線膜。
  14. 前記低反射膜は膜厚が10nm以上100nm以下の範囲にされた請求項9乃至請求項13のいずれか1項記載の配線膜。
  15. 前記金属成分の原子数を100at%としたときに、前記金属成分にはMgが0.5at%以上6at%以下の範囲で含有された請求項9乃至請求項14のいずれか1項記載の配線膜。
  16. 金属成分を含有する第一のターゲットをスパッタリングし、透明基板上に低反射合金から成る低反射膜を形成し、
    少なくともCuを含有する第二のターゲットをスパッタリングし、前記低反射膜上に前記低反射膜よりも抵抗率が小さい本体膜を形成する配線膜製造方法であって、
    前記金属成分には少なくともCuとAlとを含有させ、
    前記第一のターゲットには、前記金属成分の原子数を100at%としたときに、1at%以上20at%以下の範囲でAlを含有させ、
    前記低反射合金には、前記低反射合金の原子数を100at%としたときに、Nが10at%以上50at%以下の範囲で含有されるように、前記第一のターゲットをスパッタリングするスパッタリングガスに窒素を含有させる配線膜製造方法。
  17. 前記金属成分の原子数を100at%としたときに、前記金属成分に0.5at%以上6at%以下の範囲でMgを含有させる請求項16記載の配線膜製造方法。
  18. 前記透明基板上に半透明膜を形成した後、前記半透明膜上に前記低反射膜を形成する請求項16又は請求項17のいずれか1項記載の配線膜製造方法。
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