JP2020181673A - 圧接端子、圧接端子付き被覆電線、及び、圧接方法 - Google Patents

圧接端子、圧接端子付き被覆電線、及び、圧接方法 Download PDF

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Abstract

【課題】製品毎の被覆電線の圧入深さのバラツキを低減した圧接端子、圧接端子付き被覆電線、及び、圧接方法を提供する。【解決手段】圧接端子2は、底板6と、底板6の一端部から立設し、立設方向D1に沿った圧接スロット71を挟んで対向する一対の圧接刃72を有する圧接板7と、を備えている。圧接スロット71は、立設方向D1逆側に向かうに従って幅が狭くなる開口部711と、該開口部711より立設方向D1逆側に設けられ、被覆電線3を圧入すると一対の圧接刃72と導通する導通部712と、を有する。底板6には、圧接スロット71に対して被覆電線3の長手方向D2に相対する位置に、立設方向D1に向かって凸となる中空状の土台61が設けられ、土台61は、被覆電線3の芯線31を導通部712内に位置付ける高さに設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、圧接端子、圧接端子付き被覆電線、及び、圧接方法、に関する。
上述した圧接端子として、特許文献1に記載されたものが提案されている。圧接端子は、一般的に、圧接スロットを挟んで一対の圧接刃を備えている。このような圧接端子に被覆電線を接続する場合は、圧接スロットの上方開口から被覆電線を圧入する。そうすると、一対の圧接刃が、被覆電線の絶縁被覆を食い破り、芯線に接触する。さらに圧入することにより、芯線が一対の圧接刃の間に入り込み、圧接端子と被覆電線との電気的な接続が達成される。
特開平8−115756号公報
従来、上述した圧接スロット内への被覆電線の圧入深さは、圧接スロット内に被覆電線を押し込んで圧接端子に被覆電線を圧接させる圧接装置が行っている。即ち、上記圧接装置が、被覆電線の圧入深さを測定して、測定した位置が所定位置になるまで被覆電線を圧接スロット内に押し込む。
このため、圧接装置により被覆電線の圧入深さの調整が必要となり、圧入深さの測定精度誤差などにより製品毎に被覆電線の圧入深さにバラツキが生じる、という問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、製品毎の被覆電線の圧入深さのバラツキを低減した圧接端子、圧接端子付き被覆電線、及び、圧接方法を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る圧接端子、圧接端子付き被覆電線、及び、圧接方法は、下記[1]〜[6]を特徴としている。
[1]
底板と、
前記底板の一端部から立設し、立設方向に沿った圧接スロットを挟んで対向する一対の圧接刃を有する圧接板と、を備え、
前記圧接スロットは、前記底板に近づくに従って幅が狭くなる開口部と、該開口部より前記底板側に設けられ、芯線及び該芯線を被覆する絶縁被覆を有する被覆電線を圧入すると前記一対の圧接刃と導通する導通部と、を有する圧接端子において、
前記底板には、前記圧接スロットに対して前記被覆電線の長手方向に相対する位置に、前記立設方向に向かって凸となる土台が設けられ、
前記土台は、前記被覆電線の芯線を前記導通部内に位置付ける高さに設けられている、
圧接端子であること。
[2]
[1]に記載の圧接端子において、
前記圧接スロットの前記導通部は、前記底板に近づくに従って幅が狭くなる端部と、前記端部よりも前記底板から離れた側に設けられ、幅が一定な一定幅部と、を有し、
前記土台は、前記被覆電線の芯線を前記一定幅部内に位置付ける高さに設けられている、
圧接端子であること。
[3]
[1]又は[2]に記載の圧接端子において、
前記底板及び前記圧接板からなる圧接ユニット部が、2つ設けられ、
2つの前記底板間に2つの前記圧接板が位置するように、2つの前記圧接ユニット部が並んで設けられ、
前記2つの圧接板の前記底板から離れた側の端部同士を連結する連結部を備えた、
圧接端子であること。
[4]
[1]〜[3]何れか1に記載の圧接端子と、
前記圧接端子に圧接された被覆電線と、を備えた、
圧接端子付き被覆電線であること。
[5]
[1]〜[3]何れか1に記載の圧接端子に被覆電線を圧接させる圧接方法であって、
前記被覆電線を前記圧接端子の圧接スロットの開口部に位置付ける第1工程と、
前記圧接スロットの開口部に位置付けられた被覆電線を、圧接治具を用いて前記圧接端子の土台に当接するまで前記圧接スロット内に押し込む第2工程と、を備えた、
圧接方法であること。
[6]
[5]に記載の圧接方法において、
前記圧接治具は、前記圧接板が挿入される凹部が設けられ、
前記第2工程において、前記圧接治具の前記凹部内に前記圧接板を挿入し、前記圧接治具の凹部を挟んだ前記長手方向両側に前記被覆電線を当接させて、前記被覆電線を前記圧接スロット内に押し込む、
圧接方法であること。
上記[1]、[4]、及び、[5]の構成の圧接端子、圧接端子付き被覆電線、及び、圧接方法によれば、1枚の金属板を加工して圧接端子を製造することができる。しかも、被覆電線が土台に当接する位置まで被覆電線を圧接スロット内に押し込むだけで、圧接装置による圧入深さの調整が必要ない。このため、製品毎の被覆電線の圧入深さのバラツキを低減できる。
上記[2]の構成の圧接端子によれば、良好に導通する圧接スロットの一定幅部に被覆電線を位置付けることができる。
上記[3]の構成の圧接端子によれば、1枚の金属板を加工して製造することができる。しかも、2つの圧接板の長手方向両側に土台を設けることができるため、より一層、製品毎の被覆電線の圧入深さのバラツキを低減できる。
上記[6]の構成の圧接方法によれば、被覆電線の圧接板が圧入される部分を挟んで長手方向両側に圧接治具を当接させて被覆電線を圧接スロット内に押し込むことができる。このため、より一層、製品毎の被覆電線の圧入深さのバラツキを低減できる。
本発明によれば、被覆電線が土台に当接する位置まで被覆電線を圧接スロット内に押し込むだけで、圧接装置による圧入深さの調整が必要ない。このため、製品毎の被覆電線の圧入深さのバラツキを低減できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、第1実施形態における本発明の圧接端子を示す斜視図である。 図2は、図1に示す圧接端子を被覆電線に取り付けた圧接端子付き被覆電線の斜視図である。 図3は、図1に示す圧接板の正面図である。 図4は、図1に示す圧接端子を被覆電線に圧接する圧接方法を説明するための斜視図である。 図5は、第2実施形態における本発明の圧接端子を示す斜視図である。 図6は、図5に示す圧接端子を被覆電線に取り付けた圧接端子付き被覆電線の斜視図である。 図7は、図5に示す圧接端子を被覆電線に圧接する圧接方法を説明するための斜視図である。 図8は、第3実施形態における本発明の圧接端子を示す斜視図である。 図9は、他の実施形態における圧接端子を示す斜視図である。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態の圧接端子付き被覆電線1は、図2に示すように、圧接端子2と、圧接端子2に圧接された被覆電線3と、を備えている。被覆電線3は、導電性の芯線31と、芯線31を被覆する絶縁被覆32と、を有している。圧接端子2は、図1に示すように、1枚の金属板をプレス成形することにより一部品で形成され、被覆電線3に圧接される。
上記圧接端子2は、2つの圧接ユニット部4,4と、2つの圧接ユニット部4,4同士を連結する連結部51と、を備えている。2つの圧接ユニット部4,4は各々、底板6と、底板6の一端部から立設し、立設方向D1に沿った圧接スロット71を挟んで対向する一対の圧接刃72が設けられた圧接板7と、を備えている。
本実施形態では、底板6には、土台61が設けられている。上記土台61については後述する。底板6は、長尺状に形成され、長手方向の一端部から圧接板7が立設される。これにより、底板6の長手方向が、被覆電線3の長手方向D2に沿い、底板6の幅方向が、一対の圧接刃72の対向方向D3に沿う。
圧接板7は、底板6と直交する板状に形成されている。圧接スロット71は、圧接板7の底板6から離れた側(以下、上側)の端部から立設方向D1に沿って形成され、上側が開口されている。圧接スロット71の底板6側(以下、下側)の端部は、底板6まで達しておらず、閉じられている(開口されていない)。
上記圧接スロット71の詳細な形状について図3を参照して説明する。圧接スロット71は、上側の開口部711と、開口部711よりも下側に設けられた導通部712と、を有している。圧接スロット71の開口部711は、下側に向かうに従って幅が狭くなるように形成され、被覆電線3を導通部712までガイドする。導通部712は、被覆電線3の芯線31が圧入されると、一対の圧接刃72が被覆電線3の絶縁被覆32を食い破り、芯線31に接触して導通する。
圧接スロット71の導通部712は、下側に向かうに従って幅が狭くなる端部712aと、端部712aよりも上側に設けられ、幅が一定となる一定幅部712bと、を有している。一定幅部712bの幅は、開口部711の下端の幅と同じに設けられている。
次に、上記土台61の詳細について説明する。土台61は、底板6を押し出して成形した立設方向D1に向かって凸となる中空状に設けられる。図1に示す例では、土台61は、底板6から立設し、長手方向D2に間隔を空けて並べられた一対の側板61aと、一対の側板61aの上側の端部同士を連結する上板61bと、から構成されている。一対の側板61aは、底板6と直交し、圧接板7と平行に設けられている。上板61bは、底板6と平行に設けられ、土台61の平面から形成された頂部となる。
また、土台61は、上板61b上に搭載された被覆電線3の芯線31を圧接スロット71の一定幅部712bに位置付ける高さに設けられている。即ち、本実施形態では、土台61の高さは、一定幅部712bの上側の端部よりも(R1+R2)分だけ下側の位置から一定幅部712bの下側の端部よりもR2だけ下側の位置までの範囲R3となるように設けられている。なお、R1は、芯線31の直径であり、R2は、絶縁被覆32の厚みである。
また、上述した2つの圧接ユニット部4,4は、2つの底板6,6間に2つの圧接板7,7が位置するように、長手方向D2に沿って並べて配置されている。また、2つの圧接ユニット部4,4は、2つの圧接板7,7が長手方向D2に離間するように配置される。連結部51は、この2つの圧接板7,7の上側の端部同士を連結するように設けられる。
次に、上述した圧接端子2に被覆電線3を圧接させる圧接方法について説明する。本実施形態では、図4に示すような圧接治具20を用いて被覆電線3を圧接させる。圧接治具20は、基部21と、基部21から突出した治具本体22と、を有している。基部21は、略柱状に形成され、長手方向D2に沿って長尺となるように、圧接端子2上に配置される。
治具本体22は、基部21から下側に向かって突出し、長手方向D2に沿って長尺な板状に形成されている。治具本体22の被覆電線3と立設方向D1に相対する端面22aには、被覆電線3の外径に沿った凹曲面に形成されている。また、端面22aには、2つの圧接板7,7及び連結部51を挿入して、干渉を防ぐための凹部22bが形成されている。この凹部22bは、治具本体22の対向方向D3の一端から他端に亘って設けられ、対向方向D3両側が開口している。治具本体22の厚さは、圧接板7,7の対向方向D3の長さも短く設けられている。これにより、凹部22b内に2つの圧接板7,7を挿入したとき、凹部22bの対向方向D3両側の開口から圧接板7,7が突出するため、治具本体22の凹部22bに圧接板7,7が挿入できているかを確認することができる。
上記圧接治具20を用いて以下のように圧接を行う。まず、被覆電線3を圧接スロット71の開口部711上に位置付ける。その後、圧接スロット71の開口部711上に位置付けられた被覆電線3を、圧接治具20を用いて圧接スロット71内に押し込む。このとき、凹部22b内に2つの圧接板7,7が挿入されるようにして、治具本体22の凹部22bを挟んだ両側の端面22aで、被覆電線3を圧接スロット71内に向けて押す。圧接治具20は、被覆電線3が土台61の上板61bに当接するまで被覆電線3を圧接スロット71内に押し込む。土台61の高さは、芯線31を一定幅部712bに位置付けるように設けられているので、芯線31は一定幅部712b内まで押し込まれて、導通する。
上述した実施形態によれば、1枚の金属板を加工して圧接端子2を製造することができる。しかも、被覆電線3が土台61に当接する位置まで被覆電線3を圧接スロット71内に押し込むだけで、圧接装置による圧入深さの調整が必要ない。このため、製品毎の被覆電線3の圧入深さのバラツキを低減できる。
上述した実施形態によれば、土台61が、芯線31を一定幅部712bに位置付ける高さに設けられているので、良好に導通する圧接スロット71の一定幅部712bに被覆電線3を位置付けることができる。
上述した実施形態によれば、1枚の金属板を加工して、2つの圧接板7,7の長手方向D2両側にそれぞれ土台61を設けることができるため、より一層、製品毎の被覆電線3の圧入深さのバラツキを低減できる。
上述した実施形態によれば、被覆電線3の凹部22bに挿入される部分を挟んで長手方向D2両側に圧接治具20を当接させて被覆電線3を圧接スロット71内に押し込むことができる。このため、より一層、製品毎の被覆電線3の圧入深さのバラツキを低減できる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について図5〜図7を参照して説明する。図5〜図7において、図1〜図4について上述した第1実施形態で説明した部分と同様の部分には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
上述した第1実施形態によれば、圧接ユニット部4が2つ設けられ、2つの土台61の間に2つの圧接板7,7が挟まれるように設けられていたが、第2実施形態では、図5及び図6に示すように、圧接端子2を1つの圧接ユニット部4から構成している。この場合も図7に示すにように、上述した実施形態で説明したものと同様の圧接治具20を用いて圧接できる。この場合、凹部22bとしては1枚の圧接板7が挿入できる幅があればよい。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について図8を参照して説明する。図8において、図1〜図4について上述した第1実施形態で説明した部分と同等の部分については同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
上述した第1実施形態によれば、圧接ユニット部4を長手方向D2に沿って2つに並べていたが、第3実施形態では、図8に示すように、圧接ユニット部4を対向方向D3に並べて、底板6同士を連結する連結部52を設けてもよい。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
上述した実施形態によれば、土台61は、長手方向D2に並べた一対の側板61aと、一対の側板61aの立設方向D1側の端部を連結する上板61bと、を有していたが、これに限ったものではない。図9に示すように、土台61は、対向方向D3に並べた一対の側板61cと、一対の側板61cの上側の端部を連結する上板61dと、から構成されていてもよい。
上述した実施形態によれば、土台61は、圧接スロット71の一定幅部712bに芯線31が位置付けられる高さに設けられていたが、これに限ったものではない。土台61としては、芯線31が導通部712に位置付けられる高さに設ければよく、例えば、端部712aに位置付けられる高さに設けてもよい。
ここで、上述した本発明に係る圧接端子、圧接端子付き被覆電線、及び、圧接方法の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[6]に簡潔に纏めて列記する。
[1]
底板(6)と、
前記底板(6)の一端部から立設し、立設方向(D1)に沿った圧接スロット(71)を挟んで対向する一対の圧接刃(72,72)を有する圧接板(7)と、を備え、
前記圧接スロット(71)は、前記底板(6)に近づくに従って幅が狭くなる開口部(711)と、該開口部(711)より前記底板(6)側に設けられ、芯線(31)及び該芯線(31)を被覆する絶縁被覆(32)を有する被覆電線(3)を圧入すると前記一対の圧接刃(72,72)と導通する導通部(712)と、を有する圧接端子(2)において、
前記底板(6)には、前記圧接スロット(71)に対して前記被覆電線(3)の長手方向(D2)に相対する位置に、前記立設方向(D1)に向かって凸となる土台(61)が設けられ、
前記土台(61)は、前記被覆電線(3)の芯線(31)を前記導通部(712)内に位置付ける高さに設けられている、
圧接端子(2)。
[2]
[1]に記載の圧接端子(2)において、
前記圧接スロット(71)の前記導通部(712)は、前記底板(6)に近づくに従って幅が狭くなる端部(712a)と、前記端部(712a)よりも前記底板(6)から離れた側に設けられ、幅が一定な一定幅部(712b)と、を有し、
前記土台(61)は、前記被覆電線(3)の芯線(31)を前記一定幅部(712b)内に位置付ける高さに設けられている、
圧接端子(2)。
[3]
[1]又は[2]に記載の圧接端子(2)において、
前記底板(6)及び前記圧接板(7)からなる圧接ユニット部(4)が、2つ設けられ、
2つの前記底板(6)間に2つの前記圧接板(7)が位置するように、2つの前記圧接ユニット部(4)が並んで設けられ、
前記2つの圧接板(7)の前記底板(6)から離れた側の端部同士を連結する連結部(51)を備えた、
圧接端子(2)。
[4]
[1]〜[3]何れか1に記載の圧接端子(2)と、
前記圧接端子(2)に圧接された被覆電線(3)と、を備えた、
圧接端子付き被覆電線(1)。
[5]
[1]〜[3]何れか1に記載の圧接端子(2)に被覆電線(3)を圧接させる圧接方法であって、
前記被覆電線(3)を前記圧接端子(2)の圧接スロット(71)の開口部(711)に位置付ける第1工程と、
前記圧接スロット(71)の開口部(711)に位置付けられた被覆電線(3)を、圧接治具(20)を用いて前記圧接端子(2)の土台(61)に当接するまで前記圧接スロット(71)内に押し込む第2工程と、を備えた、
圧接方法。
[6]
[5]に記載の圧接方法において、
前記圧接治具(20)は、前記圧接板(7)が挿入される凹部(22b)が設けられ、
前記第2工程において、前記圧接治具(20)の前記凹部(22b)内に前記圧接板(7)を挿入し、前記圧接治具(20)の凹部(22b)を挟んだ前記長手方向(D2)両側に前記被覆電線(3)を当接させて、前記被覆電線(3)を前記圧接スロット(71)内に押し込む、
圧接方法。
1 圧接端子付き被覆電線
2 圧接端子
3 被覆電線
4 圧接ユニット部
6 底板
7 圧接板
20 圧接治具
22b 凹部
31 芯線
32 絶縁被覆
51 連結部
61 土台
71 圧接スロット
72 圧接刃
711 開口部
712 導通部
712a 端部
712b 一定幅部
D1 立設方向
D2 長手方向

Claims (6)

  1. 底板と、
    前記底板の一端部から立設し、立設方向に沿った圧接スロットを挟んで対向する一対の圧接刃を有する圧接板と、を備え、
    前記圧接スロットは、前記底板に近づくに従って幅が狭くなる開口部と、該開口部より前記底板側に設けられ、芯線及び該芯線を被覆する絶縁被覆を有する被覆電線を圧入すると前記一対の圧接刃と導通する導通部と、を有する圧接端子において、
    前記底板には、前記圧接スロットに対して前記被覆電線の長手方向に相対する位置に、前記立設方向に向かって凸となる土台が設けられ、
    前記土台は、前記被覆電線の芯線を前記導通部内に位置付ける高さに設けられている、
    圧接端子。
  2. 請求項1に記載の圧接端子において、
    前記圧接スロットの前記導通部は、前記底板に近づくに従って幅が狭くなる端部と、前記端部よりも前記底板から離れた側に設けられ、幅が一定な一定幅部と、を有し、
    前記土台は、前記被覆電線の芯線を前記一定幅部内に位置付ける高さに設けられている、
    圧接端子。
  3. 請求項1又は2に記載の圧接端子において、
    前記底板及び前記圧接板からなる圧接ユニット部が、2つ設けられ、
    2つの前記底板間に2つの前記圧接板が位置するように、2つの前記圧接ユニット部が並んで設けられ、
    前記2つの圧接板の前記底板から離れた側の端部同士を連結する連結部を備えた、
    圧接端子。
  4. 請求項1〜3何れか1項に記載の圧接端子と、
    前記圧接端子に圧接された被覆電線と、を備えた、
    圧接端子付き被覆電線。
  5. 請求項1〜3何れか1項に記載の圧接端子に被覆電線を圧接させる圧接方法であって、
    前記被覆電線を前記圧接端子の圧接スロットの開口部に位置付ける第1工程と、
    前記圧接スロットの開口部に位置付けられた被覆電線を、圧接治具を用いて前記圧接端子の土台に当接するまで前記圧接スロット内に押し込む第2工程と、を備えた、
    圧接方法。
  6. 請求項5に記載の圧接方法において、
    前記圧接治具は、前記圧接板が挿入される凹部が設けられ、
    前記第2工程において、前記圧接治具の前記凹部内に前記圧接板を挿入し、前記圧接治具の凹部を挟んだ前記長手方向両側に前記被覆電線を当接させて、前記被覆電線を前記圧接スロット内に押し込む、
    圧接方法。
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