JP2020181630A - 電流遮断装置及び蓄電装置 - Google Patents

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Ryuji Oide
竜二 大井手
幹也 栗田
Mikiya Kurita
幹也 栗田
貴之 弘瀬
Takayuki Hirose
貴之 弘瀬
俊昭 岩
Toshiaki Iwa
俊昭 岩
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Yoshihiro Ogawa
義博 小川
淳 光安
Atsushi Mitsuyasu
淳 光安
騎慎 秋吉
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騎慎 秋吉
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Abstract

【課題】信頼性の高い電流遮断装置を提供する。【解決手段】電流遮断装置は、電極端子に接続されている第1通電部材と、電極に接続されている第2通電部材と、変形部材を備えている。第1通電部材は、中央部が端部に対して窪んでいる。変形部材の中央部は第2通電部材に接合されており、端部は第1通電部材に接合されている。変形部材は、ケース内の圧力が通常値のときは、第2通電部材に接合されたまま、中間部が変形部材の接合部を結ぶ直線よりも第2通電部材側に位置する(第1状態)。変形部材は、ケース内の圧力が通常値より大きくなると、第2通電部材に接合された状態のまま、中間部が上記直線よりも第1通電部材側に位置する(第2状態)。変形部材は、ケース内の圧力が所定値を超えると、第2通電部材から分離する(第3状態)。電流遮断装置は、第2状態において、第1通電部材の窪み内に位置するとともに第1通電部材と非接触である。【選択図】図6

Description

本明細書に開示する技術は、電流遮断装置及び蓄電装置に関する。
蓄電装置が過充電されたり、内部で短絡が発生したときに、ケース内の圧力上昇を利用し、電極端子間(正極端子と負極端子)に流れる電流を遮断する電流遮断装置の開発が進められている。電流遮断装置は、電極端子と電極の間(正極端子と正極の間又は負極端子と負極の間)に配置される。特許文献1には、電極端子に接続されている第1通電部材と、電極に接続されている第2通電部材と、端部が第1通電部材に接続されているとともに中央部が第2通電部材に接合されている変形部材(反転板)を備えた電流遮断装置が開示されている。特許文献1の電流遮断装置は、ケース内の圧力が上昇すると、変形部材が反転し、変形部材の中央部が第2通電部材から分離することにより、電流を遮断している。
特開2014−220052号公報
特許文献1では、ケース内の圧力が通常値のときに変形部材の中央部が第2通電部材に接続されている状態と、ケース内の圧力が所定値を超えて変形部材の中央部が第2通電部材から分離した状態が開示されている。特許文献1は、ケース内の圧力が通常値から所定値に向かって上昇する期間の変形部材の状態が考慮されていない。すなわち、ケース内の圧力が上昇し、変形部材が第2通電部材に接合されている(変形部材が第2通電部材から分離する前)の状態について考慮されていない。実際には、変形部材が第2通電部材に接合されている状態であっても、ケース内の圧力が上昇すると、変形部材は変形する。このような状態のときの変形部材と他の部品との位置関係が適切に制御されていないと、変形部材の作動圧(電流遮断装置の作動圧)が設計値(上記所定値)からずれたり、電流遮断装置のサイズが必要以上に大きくなったりする。本明細書は、電流遮断装置の信頼性を向上させるため、ケース内の圧力が所定値(電流遮断装置が作動する圧力)に至るまでの変形部材の動きに着目し、従来にない設計思想に基づいて製造された新規な電流遮断装置を提供することを目的とする。
本明細書に開示する電流遮断措置は、蓄電装置のケース内の圧力が所定値を超えたときに電極端子と電極の通電を遮断する。この電流遮断装置は、電極端子に接続されている第1通電部材と、電極に接続されている第2通電部材と、第1通電部材と前記第2通電部材の間に配置されている変形部材を備えていてよい。第1通電部材は、第1中央部と第1端部を有していてよい。第1中央部は、第1端部に対して窪んでいてよい。第2通電部材は、第1通電部材と間隔をおいて第1通電部材に対向して配置されていてよい。第2通電部材は、第2中央部と第2端部を有していてよい。第2中央部は、変形部材と接合していてよい。第2端部は、電極に接続していてよい。変形部材は、導電性を有し、第1通電部材と第2通電部材の双方に接続されていてよい。変形部材の第1接合部から第2接合部までの長さは、第1接合部と第2接合部を結ぶ直線の長さよりも長くてよい。変形部材は、ケース内の圧力に応じて第1状態〜第3状態に切替わってよい。変形部材は、ケース内の圧力が所定値より小さい通常値のときは、第3中央部が第2通電部材に接合されているとともに、第3中央部と第3端部の間の中間部が上記直線よりも第2通電部材側に位置する第1状態であってよい。また、変形部材は、ケース内の圧力が通常値より大きくなると、第3中央部が第2通電部材に接合された状態のまま、中間部が上記直線よりも第1通電部材側に位置する第2状態になってよい。さらに、変形部材は、ケース内の圧力が所定値を超えると、第3中央部が第2通電部材から分離した第3状態になってよい。上記電流遮断装置では、第2状態において、中間部の一部が、第1端部に囲まれた窪み内に位置するとともに第1中央部と非接触であってよい。
上記電流遮断装置は、変形部材が第2通電部材から分離して電流が遮断される過程で、変形部材の可動部分(中間部)が第1通電部材と接触することが防止される。変形部材の動きが妨げられないので、設定された圧力(所定値)で変形部材が第2通電部材から分離する。すなわち、設定通りの圧力で電流遮断装置が駆動する。上記電流遮断装置は、ケース内の圧力が上昇し始めてから所定値に至るまでの変形部材の動きに着目し、その動きを妨げないように第1通電部材と変形部材の配置位置を調整することにより、従来よりも信頼性を向上させることができる。
第3中央部は、第2通電部材の第1通電部側の表面と平行であってよい。また、第1接合部は、第3中央部の外周より内側に設けられていてよい。この場合、第2状態において、中間部の中央が第1中央部と非接触となるように、第1中央部の窪みの深さが調整されていてよい。
上記電流遮断装置は、変形部材(第3中央部)と第2通電部材(第2中央部)が平行に配置されるため、両者の接合を容易に行うことができる。また、第1接合部(変形部材と第2通電部材が接合される部)が第3中央部の外周より内側に設けられるため、両者を接合する際に両者の位置合わせを高度に制御することなく、両者が平行に配置される部分(第1接合部)で両者を接合することができる。なお、第3中央部が第2通電部材に平行であり、第3中央部の外周より内側で変形部材と第2通電部材が接合される場合、変形部材は、第3中央部の外周部分(第3中央部と中間部の境界部分)で折曲がった形状となる。この場合、変形部材が第2状態になったときに、中間部分の中点が第2通電部材の表面から最も離れた場所に位置する。すなわち、中間部分の中点が、最も第1通電部材側に突出する。第2状態において中間部の中点が第1中央部(第1通電部材)に接触しないようにすれば、変形部材の動きが邪魔されることを確実に防止することができる。
第3状態において、変形部材が第1中央部と接触していてよい。この場合、電流遮断装置が作動した後(変形部材が第2通電部材から分離した後)、変形部材に対して、第2通電部材から離れる側に力(ケース内の圧力)が作用し続けることを防止することができる。第2接合部(変形部材と第1通電部材の接合部分)に引張応力が加わることを防止することができる。電流遮断装置が作動した後、変形部材と第1通電部材の接合部分が破損したり、変形部材が破損することを抑制することができる。
電流遮断装置を備えた蓄電装置の断面図を示す。 図1の破線IIで囲った範囲であり、電流遮断装置の断面図を示す。 ケース内の圧力が上昇したときの電流遮断装置の断面図を示す。 ケース内の圧力が上昇し、所定圧を超えたときの電流遮断装置の断面図を示す。 電流遮断装置の動作を説明するための簡略図を示す。 電流遮断装置の動作を説明するための簡略図を示す。 電流遮断装置の動作を説明するための簡略図を示す。
まず、蓄電装置100の構成部品について、特許請求の範囲に記載の用語との対応関係を説明する。負極接続端子7は第1通電部材の一例であり、変形板20は変形部材の一例であり、破断板30は第2通電部材の一例である。突出部99で囲まれた範囲は第1中央部の一例であり、突出部99は第1端部の一例である。中央部31は第2中央部の一例であり、外周部32は第2端部の一例である。中央部21は第3中央部の一例であり、外周部22は第3端部の一例である。溶接部40は第1接合部の一例であり、溶接部91は第2接合部の一例である。
図1を参照し、蓄電装置100について説明する。蓄電装置100は、二次電池であり、電流遮断装置10を備えている。蓄電装置100は、ケース1と、ケース1に収容された電極組立体3と、ケース1に固定された正極接続端子5及び負極接続端子7を備えている。なお、以下の説明では、正極接続端子5及び負極接続端子7を併せて、電極接続端子5,7と称することがある。ケース1は、金属製であり、略直方体形状の箱型部材である。ケース1の内部には、電極組立体3と電流遮断装置10が収容されている。電極組立体3は、電極接続端子5,7に電気的に接続されている。電流遮断装置10は、電極組立体3と負極接続端子7の間に配置されている。なお、ケース1の内部は、電解液が注入されており、大気が除去されている。また、電極組立体3は、電解液に浸漬している。
ケース1は、本体111と、本体111に固定された蓋部112を備えている。蓋部112は、本体111の上部を覆っている。蓋部112には、取付孔81,82が設けられている。正極接続端子5は、取付孔81を介してケース1の内外に通じている。負極接続端子7は、取付孔82を介してケース1の内外に通じている。
電極組立体3は、正極電極と負極電極とセパレータを備えている(図示省略)。セパレータは、正極電極と負極電極の間に配置されている。電極組立体3は、正極電極、負極電極及びセパレータからなる積層体(単位セル)が複数積層された構造を有している。複数の正極電極の各々は、正極集電部材と、正極集電部材上に形成されている正極活物質層を備えている。正極集電部材の一例として、アルミニウム箔が挙げられる。また、複数の負極電極の各々は、負極集電部材と、負極集電部材上に形成されている負極活物質層を備えている。負極集電部材の一例として、銅箔が挙げられる。また、電極組立体3は、正極電極毎に設けられた正極集電タブ51と、負極電極毎に設けられた負極集電タブ52を備えている。正極集電タブ51は、正極電極の上端部(電極組立体3の蓋部112側の端部)に設けられている。負極集電タブ52は、負極電極の上端部に設けられている。正極集電タブ51及び負極集電タブ52は、電極組立体3の上方(蓋部112側)に突出している。複数の正極集電タブ51は、1つに纏められて正極リード53に接続されている。複数の負極集電タブ52は、1つに纏められて負極リード54に接続されている。
正極リード53は、正極集電タブ51と正極接続端子5に接続されている。正極リード53を介して、正極集電タブ51と正極接続端子5が電気的に接続されている。正極リード53とケース1の間に、絶縁部材70が配置されている。絶縁部材70は、正極リード53とケース1(蓋部112)を絶縁している。
負極リード54は、負極集電タブ52と接続端子56に接続されている。接続端子56は、電流遮断装置10を介して負極接続端子7に電気的に接続されている。すなわち、負極リード54、接続端子56及び電流遮断装置10を介して、負極集電タブ52と負極接続端子7が電気的に接続されている。これにより、電極組立体3と負極接続端子7を接続する通電経路が形成されている。電流遮断装置10は、この通電経路を遮断することができる。電流遮断装置10の詳細については後述する。負極リード54とケース1の間に、絶縁部材71が配置されている。絶縁部材71は、負極リード54とケース1(蓋部112)を絶縁している。
蓋部112の上面(ケース1の外部)に、樹脂製のガスケット62,63が配置されている。ガスケット62,63は、絶縁性を有している。ガスケット62は、正極接続端子5に固定されている。また、正極外部端子(金属プレート)60が、ガスケット62の上面に配置されている。正極外部端子60には、貫通孔60aが形成されている。貫通孔60aは、上面側に比べ、下面側のサイズが大きくなっている。ガスケット62は、蓋部112と正極外部端子60を絶縁している。ボルト64が、貫通孔60aを通過している。具体的には、ボルト64の頭部が、貫通孔60a内に収容されている。また、ボルト64の軸部が、貫通孔60aを通って正極外部端子60の上方に突出している。正極接続端子5、正極外部端子60及びボルト64は、電気的に接続されており、正極端子を構成している。
ガスケット63は、負極接続端子7に固定されている。負極外部端子(金属プレート)61が、ガスケット63の上面に配置されている。負極外部端子61には、正極外部端子60の貫通孔60aと同様の貫通孔61aが形成されている。貫通孔61a内にボルト65の頭部が収容され、ボルト65の軸部が貫通孔61aを通って負極外部端子61の上方に突出している。ガスケット63、負極外部端子61及びボルト65の構成は、上述したガスケット62、正極外部端子60及びボルト64の構成と同様である。負極接続端子7、負極外部端子61及びボルト65は、電気的に接続されており、負極端子を構成している。
図2から図4を参照し、電流遮断装置10について説明する。図2は、ケース1内の圧力が通常範囲内の値であり、電流遮断装置10が作動していない状態を示している。図3は、ケース1内の圧力が通常範囲を超えて上昇したときの電流遮断装置10の状態を示している。なお、図3は、電流遮断装置10が作動する前の(電極組立体3と負極接続端子7が通電している)状態を示している。図4は、ケース1内の圧力が所定値を超え、電流遮断装置10が作動した後の状態を示している。以下の説明では、図2の状態を第1状態、図3の状態を第2状態、図4の状態を第3状態と称することがある。
図2に示すように、電流遮断装置10は、負極接続端子7と、破断板30と、変形板20と、ホルダ80を備えている。負極接続端子7は、蓋部112にかしめ固定されている。負極接続端子7は、かしめ部品(かしめ端子)である。負極接続端子7は、円筒部94、基部95及び固定部96を備えている。円筒部94は、取付孔82を通過している。また、円筒部94は、貫通孔97を備えている。基部95は環状であり、円筒部94の下端に固定されている。基部95は、ケース1の内部に配置されている。基部95は、蓋部112に沿って広がる平面を有している。基部95の面方向端部に、下方(電極組立体3側)に突出する突出部99が設けられている。
基部95には、窪み98が形成されている。具体的には、基部95の面方向端部に設けられた突出部99に対して、突出部99で囲まれた範囲(基部95の中央部)が窪んでいる。窪み98の底面の中央に、貫通孔97が位置している。窪み98と貫通孔97は連通している。そのため、窪み98内の空間12は、貫通孔97を介して、ケース1外と連通している。空間12は、大気圧に保たれる。固定部96は、円筒部94の上端に固定されている。固定部96はケース1の外部に配置されている。負極接続端子7は、固定部96によってケース1(蓋部112)に固定されている。
破断板30は、金属製であり、導電性を有している。破断板30は、平面視において円形である。破断板30は、基部95に対向する位置に配置されている。破断板30は、基部95(負極接続端子7)と直接接しておらず、基部95と間隔をおいて配置されている。すなわち、破断板30は、基部95と間隔をおいて(基部95と非接触な状態で)、基部95の窪み98が設けられている側(基部95の下方)に配置されている。破断板30は、変形板20を介して基部95に接続されている。破断板30は、中央部31及び外周部32を有している。中央部31に変形板20が接合されている。破断板30の上面(変形板20側の表面)は、中央部31から外周部32にかけてほぼ平坦である。それに対して、破断板30の下面(変形板20と反対側の表面)は、外周部32に対して中央部31が窪んでいる。そのため、中央部31の厚みは、外周部32の厚みより薄い。破断溝33が、破断板30の下面に設けられている。破断溝33は、破断板30の中央部31と外周部32の間に設けられている。そのため、破断板30では、破断溝33より外側(外周部32)の厚みが、破断溝33より内側(中央部31)の厚みより厚い。破断板30の外周部32には、接続端子56が接続されている。すなわち、破断板30は、接続端子56を介して負極電極に接続されている。
破断板30は、ホルダ80に支持されている。ホルダ80は、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂で形成されている。ホルダ80は、負極接続端子7の基部95を囲むように、ケース1内に配置されている。ホルダ80は、上部79及び下部78を有している。上部79は、ケース1の蓋部112に沿って広がる平面を有している。上部79の中央に貫通孔79aが設けられている。負極接続端子7の円筒部94は、貫通孔79aを通過している。上部79は、ケース1の蓋部112と、負極接続端子7の基部95の間に配置されている。ホルダ80は、負極接続端子7とともに、ケース1に固定されている。すなわち、ホルダ80は、負極接続端子7に固定されている。ホルダ80は、絶縁性を有している。ホルダ80は、ケース1(蓋部112)と負極接続端子7(基部95)を絶縁している。
ホルダ80の下部78は、上部79の外周縁から下方に伸びている。ホルダ80の下部78は、負極接続端子7の基部95(突出部99)の下端より下方まで伸びている。基部95は、下部78の内側に配置されている。破断板30は、接続層75を介してホルダ80の下端に固定されている。接続層75は、破断板30及びホルダ80の双方に溶着している。破断板30をホルダ80の下端に固定することにより、負極接続端子7(基部95)と破断板30は、直接接触することなく接続される。すなわち、ホルダ80は、負極接続端子7と破断板30を、両者の間隔を維持した状態で接続している。また、ホルダ80は、下端の一部が窪んでおり、破断板30の一部と接触していない。そのため、ホルダ80と破断板30の間の一部に、連通孔77が形成されている。
変形板20は、導電性を有するダイアフラムである。変形板20は、負極接続端子7の下方に配置されている。より具体的には、変形板20は、負極接続端子7(基部95)と破断板30の間に配置されている。変形板20は、中央部21及び外周部(端部)22を有している。中央部21は、破断板30の上面(変形板20側の表面)と平行である。中央部21は、破断板30の上面と面接触している。中央部21の外周21aより内側で、中央部21と破断板30が接合(溶接)されている。具体的には、変形板20の溶接部40が、破断板の中央部31に溶接されている。溶接部40は、破断溝33より内側に設けられている。変形板20は、破断板30の厚みが薄い部分(中央部31)に接合されている。
外周部22は、負極接続端子7(突出部99)の下面と平行である。外周部22は、負極接続端子7の下面と面接触している。外周部22の全体が、負極接続端子7に接合(溶接)されている。すなわち、外周部22の全体が溶接部91を構成している。なお、外周部22は、全周に亘って負極接続端子7に接合されている。
中央部21と外周部22の間に中間部23が設けられている。換言すると、中間部23が、中央部21と外周部22を接続している。変形板20は、負極接続端子7と破断板30の双方に接合されている。溶接部40,91間における変形板の長さ(中間部23の長さと溶接部40の外側の中央部21の長さの合計)は、溶接部40と溶接部91を結ぶ直線の長さ(溶接部40,91間の最短距離)より長い。また、中間部23は、溶接部40と溶接部91を結ぶ直線より下方(破断板30側)に位置している。そのため、中間部23は、下方に凸となっている。変形板20は、全体として下方に凸となっており、中間部23も下方に凸となっている。
上記したように、変形板20の外周部22は、全周に亘って負極接続端子7に接合されている。そのため、変形板20は、変形板20の上部の空間12と下部の空間14を区画している。空間12は、貫通孔97を介してケース1外の空間と連通している。よって、空間12の圧力は大気圧である。また、上記したように、ホルダ80と破断板30の間の一部に連通孔77が形成されている。連通孔77は、変形板20と破断板30の間の空間14と、ケース1内空間(電流遮断装置10外の空間)を連通している。よって、空間14の圧力は、ケース1内空間の圧力である。
図2から図4を参照し、電流遮断装置10の動作について説明する。蓄電装置100は、ケース1内の圧力が所定値以下のときは、負極接続端子7と負極集電タブ52が電流遮断装置10を介して電気的に接続している。すなわち、負極接続端子7と負極電極の間が通電している。ケース1内の圧力が所定値を超えると、電流遮断装置10が、負極接続端子7と負極集電タブ52の通電を遮断し、蓄電装置100に電流が流れることを防止する。具体的には、ケース1内の圧力が通常値(所定値より小さい圧力)のときは、図2に示すように、中央部21が破断板30に接合された状態で、変形板20が下方に凸となっている。また、ケース1内の圧力が通常値のときは、中間部23も下方に凸となっている(第1状態)。
ケース1内の圧力が上昇すると、空間14の圧力が上昇し、変形板20の下面にケース1内の圧力が作用する。一方、変形板20の上面には大気圧が作用する。変形板20の上面と下面に圧力差が生じる。そのため、図3に示すように、変形板20は、中央部21が破断板30に接合された状態で(全体としては下方に凸のままで)、溶接部40と溶接部91の間が上方に凸となる。中間部23は、溶接部40と溶接部91を結ぶ直線より上方(負極接続端子7側)に位置する(第2状態)。なお、第2状態では、中間部23の上方端(最も負極接続端子7側に位置する部分)が、窪み98内(突出部99で囲まれた範囲の空間)に位置している。また、中間部23は、負極接続端子7(基部95)に接触していない。
ケース1内の圧力がさらに上昇して所定値を超えると、変形板20の下面に作用する圧力もさらに上昇し、破断板30が破断溝33を起点として破断する。そのため、図4に示すように、変形板20の中央部21が上方に移動し、変形板20(中央部21)が破断板30から分離する(第3状態)。より具体的には、破断板30の中央部31が、変形板20の中央部21と接合したまま、破断板30の外周部32から分離する。電極組立体3(負極電極)は、接続端子56を介して破断板30の外周部32に接続されている。破断板30の中央部31が外周部32から分離すると、破断板30と変形板20の通電経路が遮断され、電極組立体3(負極電極)と負極接続端子7が非通電状態となる。蓄電装置100の電極端子間(正極端子と負極端子)に流れる電流が遮断される。第3状態では、変形板20の中央部21が上方(基部95側)に移動し、変形板20が全体として上方に凸となっており、中間部23も上方に凸となっている。また、第3状態では、変形板20が負極接続端子7(基部95)の下面に接触し、貫通孔97を塞いでいる。
図5から図7を参照し、第1〜第3状態における各部品(負極接続端子7,破断板30,変形板20)の位置関係をさらに詳しく説明する。図5は第1状態を示し、図6は第2状態を示し、図7は第3状態を示している。なお、図5〜図7は、各部品の形状を簡略化して示している。また、図5〜図7は、各部品の位置関係を明確に示すため、各部品の間隔等を実際よりも大きく示している。
図5に示すように、突出部99は、基部95から距離99h突出している。具体的には、破断板30に直交する方向において、突出部99の下面から窪み98の表面(基部95の下面)までの距離は距離99hである。換言すると、基部95には、距離99hの深さの窪み98が形成されている。突出部99の下面(変形板20の外周部22と負極接続端子7との接合面)から破断板30の表面(変形板20の中央部21と破断板30の接触面)までの距離は距離20hである。そのため、第1状態における変形板20の下方への突出高さは、距離20hである。距離99hは、距離20hより小さい。そのため、第1状態において、変形板20の突出高さは、窪み98の深さより大きい。換言すると、窪み98の深さ(距離99h)は、第1状態における変形板20の突出高さ(距離20h)より小さい。なお、図5から明らかなように、第1状態では、中間部23及び中央部21(溶接部40より外側部分)は、溶接部40と溶接部91を結ぶ直線18より下方に位置している。なお、点25は、中間部23の中点を示している。
図6に示すように、第2状態では、溶接部40,91間の変形板20が、上方に反転する。すなわち、変形板20が、溶接部40,91を支点として反転する。このときに、中間部23の中点(点25)が、最も大きく変位する。すなわち、中間部23の中点が、最も上方に位置する。突出部99の下面に対する点25の高さは、距離25hである。距離25hは、距離99hより小さい。すなわち、中間部23の中点が、基部95と非接触となるように、距離99hが規定されている。そのため、第2状態において、変形板20の変形する部分(溶接部40,91間)は、負極接続端子7に接触しない。なお、距離25hは、突出部99と破断板30の距離(距離20h)と、中間部23の長さと、中央部21の長さと、中央部21における溶接部40の位置によって一義的に決定する。
図7に示すように、第3状態では、破断板30の中央部31が破断し、変形板20が上方に反転する。変形板20が上方に突出する。上記したように、第1状態において、変形板20の突出高さ(下方への突出高さ)は、窪み98の深さより大きい。そのため、変形板20が上方に突出すると、変形板20が窪み98の表面(基部95の下面)に接触する。また、変形板20によって、貫通孔97が塞がれる。
電流遮断装置10の利点を説明する。上記したように、蓄電装置100では、ケース1内の圧力が上昇すると、変形板20の下面にケース1内の圧力が作用し、変形板20が反転し、変形板20が破断板30から分離することによって通電を遮断する。変形板20は、所定の圧力で反転するように設計される。そのため、例えば変形板20の受圧面積が変化すると、変形板20の反転圧力(電流遮断装置10の作動圧)が設計値からずれることが起こり得る。変形板20が破断板30から分離する過程で変形板20の可動部分(変形し得る部分)が他の部品に接触すると、変形板20の可動部分の面積が減少し、実質的な変形板20の受圧面積が減少し、変形板20の反転圧力が設計値からずれることが起こり得る。上記したように、電流遮断装置10は、ケース1内の圧力が上昇してから所定値に達するまでの間(第2状態)、変形板20の可動部分が他の部品に接触しない。そのため、変形板20の反転圧力が設計値からずれることを抑制できる。
また、蓄電装置100では、変形板20が破断板30から分離した後、変形板20が負極接続端子7に接触する。例えば変形板20が破断板30から分離した後に他の部品と接触しない場合、変形板20の下面にケース1内の圧力が作用し続けるため、溶接部91に引張応力が作用し続ける。その結果、溶接部91が破損することが起こり得る。あるいは、変形板20が破損することが起こり得る。溶接部91及び/又は変形板20が破損すると、変形板20の上部の空間12と下部の空間14を区画することができなくなる。換言すると、ケース1内をシールすることができなくなる。そのため、溶接部91及び/又は変形板20が破損すると、変形板20が下方(破断板30側)に移動し、変形板20が破断板30に再接触することが起こり得る。蓄電装置100では、変形板20が負極接続端子7に接触することにより、溶接部91及び/又は変形板20の破損が抑制され、変形板20の上部と下部の圧力差を維持することができる。変形板20が下方に移動することが防止され、蓄電装置100が再通電することを防止することができる。
なお、上記実施例では、負極電極と負極端子の通電経路上に電流遮断装置を配置する例について説明した。しかしながら、電流遮断装置は、正極電極と正極端子の通電経路上に配置してもよいし、負極電極と負極端子の通電経路上及び正極電極と正極端子の通電経路上の双方に配置してもよい。
以上、本明細書に開示の技術の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。
1:ケース
7:第1通電部材
10:電流遮断装置
20:変形部材
30:第2通電部材
100:蓄電装置

Claims (5)

  1. 蓄電装置のケース内の圧力が所定値を超えたときに電極端子と電極の通電を遮断する電流遮断装置であって、
    前記電極端子に接続されている第1通電部材と、
    前記第1通電部材と間隔をおいて前記第1通電部材に対向して配置されているとともに、前記電極に接続されている第2通電部材と、
    前記第1通電部材と前記第2通電部材の間に配置されているとともに、導電性を有し、前記第1通電部材と前記第2通電部材の双方に接続されている変形部材と、を備えており、
    前記第1通電部材は、第1中央部と第1端部を有しており、前記第1中央部が前記第1端部に対して窪んでおり、
    前記第2通電部材は、第2中央部と第2端部を有しており、前記第2中央部が前記変形部材と接合しているとともに前記第2端部が前記電極に接続しており、
    前記変形部材は、第3中央部と第3端部を有しており、前記第3中央部の第1接合部が前記第2中央部に接合されているとともに前記第3端部の第2接合部が前記第1端部に接合されており、前記第1接合部から前記第2接合部までの長さが前記第1接合部と前記第2接合部を結ぶ直線の長さよりも長く、
    前記変形部材は、
    前記ケース内の圧力が前記所定値より小さい通常値のときは、前記第3中央部が前記第2通電部材に接合されているとともに、前記第3中央部と前記第3端部の間の中間部が前記直線よりも前記第2通電部材側に位置する第1状態であり、
    前記ケース内の圧力が前記通常値より大きくなると、前記第3中央部が前記第2通電部材に接合された状態のまま、前記中間部が前記直線よりも前記第1通電部材側に位置する第2状態になり、
    前記ケース内の圧力が前記所定値を超えると、前記第3中央部が前記第2通電部材から分離した第3状態になり、
    前記第2状態において、前記中間部の少なくとも一部が前記第1端部に囲まれた窪み内に位置するとともに、前記中間部が前記第1中央部と非接触である、電流遮断装置。
  2. 前記第3中央部は、前記第2通電部材の前記第1通電部側の表面と平行であり、
    前記第1接合部は、前記第3中央部の外周より内側に設けられており、
    前記第2状態において、前記中間部の中点が前記第1中央部と非接触となるように、前記第1中央部の窪みの深さが規定されている請求項1に記載の電流遮断装置。
  3. 前記第3状態において、前記変形部材が前記第1中央部と接触する請求項1又は2に記載の電流遮断装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の電流遮断装置を備える蓄電装置。
  5. 前記蓄電装置は、二次電池である請求項4に記載の蓄電装置。
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