JP2020180622A - シール装置 - Google Patents

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Masahiko Okazaki
雅彦 岡崎
学 佐々木
Manabu Sasaki
学 佐々木
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Abstract

【課題】保持環にかかる内部応力を低減し、保持環の耐久性を向上する。【解決手段】リップシール22は、中空孔13を有するハウジング11と該中空孔13に挿入される駆動軸16との間をシールする。リップシール22は、中空孔13に圧入される金属材製の保持環30と、保持環30の内側に配置されたゴム材製のシールリップ40と、を備える。シールリップ40は、円環状の本体部41と、駆動軸16の外周面に摺動接触可能なリップ部45と、を有する。保持環30は、円筒状で、その一端部に折曲部を介して径方向内方へ向けて断面L字状に折れ曲がる円環板状の端壁部を有し、その他端部には径方向内方へ折れ曲がる折曲部が形成されていない周壁部31を有している。周壁部31に本体部41が接合されている、【選択図】図2

Description

本明細書に開示の技術はシール装置に関する。詳しくは、中空孔を有するハウジングと該中空孔に挿入される軸部材との間をシールするシール装置に関する。
従来、中空孔を有するハウジングと該中空孔に挿入される軸部材との間をシールするシール装置としては、例えば特許文献1に記載されたリップシールがある。図7はリップシールを示す断面図である。図7に示すように、リップシール120は、中空孔101を有するハウジング100と中空孔101に挿入される軸部材110との間をシールするものである。リップシール120は、中空孔101に圧入される金属材製の保持環130と、保持環130の内側に配置されたゴム材製のシールリップ140と、を備える。シールリップ140は、円環板状に形成されている。保持環130は、円筒状の周壁部131を有する。周壁部131の一端部には、第1折曲部133を介して径方向内方へ向けて断面L字状に折れ曲がる円環板状の端壁部134が形成されている。周壁部131の他端部には、第2折曲部136を介して径方向内方へ向けて断面U字状に折り曲げられた円筒状の内壁部137が形成されている。端壁部134と内壁部137の先端部137aとの間にシールリップ140の外周部が挟持されている。
特開2012−149725号公報
従来のリップシール120によると、保持環130の第1折曲部133及び第2折曲部136には、折り曲げによる内部応力がかかる。また、第2折曲部136は、180°近くまで折り曲げられているため、第1折曲部133に比べてより高い内部応力がかかる。また、ハウジング100への保持環130の圧入によって、両折曲部133,136にかかる応力は更に高くなる。このため、保持環130の耐久性の低下を招くおそれがある。
本明細書に開示の技術が解決しようとする課題は、保持環の折曲部を削減し、保持環の耐久性を向上することにある。
上記課題を解決するため、本明細書が開示する技術は次の手段をとる。
第1の手段は、中空孔を有するハウジングと該中空孔に挿入される軸部材との間をシールするシール装置であって、前記中空孔に圧入される金属材製の保持環と、前記保持環の内側に配置されたゴム材製のシールリップと、を備えており、前記シールリップは、円環状の本体部と、前記軸部材の外周面に摺動接触可能なリップ部と、を有しており、前記保持環は、円筒状で、その一端部に折曲部を介して径方向内方へ向けて断面L字状に折れ曲がる円環板状の端壁部を有し、その他端部に径方向内方へ折れ曲がる折曲部が形成されていない周壁部を有しており、前記周壁部に前記本体部が接合されている、シール装置である。
第1の手段によると、保持環の周壁部にシールリップの本体部が接合されており、周壁部の一端部に折曲部が形成されているものの、その他端部には径方向内方へ折れ曲がる折曲部が形成されていない。したがって、従来のシール装置と比べて、保持環の折曲部を削減し、保持環の耐久性を向上することができる。また、保持環の周壁部の一端部に折曲部33を介して径方向内方へ向けて断面L字状に折れ曲がる円環板状の端壁部34が形成されている。したがって、ハウジングに保持環を圧入するに際し、折曲部の外側のR面部によって周壁部をハウジングの中空孔に圧入しやすくなることにより、保持環の圧入性を向上することができる。
第2の手段は、第1の手段のシール装置であって、前記周壁部の他端部には、先方に向かって外径を次第に小さくするテーパ面部が形成されている、シール装置である。
第2の手段によると、ハウジングに保持環を圧入するに際し、テーパ面部によって周壁部をハウジングの中空孔に圧入しやすくなることにより、保持環の圧入性を向上することができる。
第3の手段は、第1又は2の手段のシール装置であって、前記本体部には、前記端壁部の内周側端部を覆うカバー部が形成されている、シール装置である。
第3の手段によると、保持環の端壁部側に対するシールリップの本体部の剥がれを抑制することができる。
第4の手段は、中空孔を有するハウジングと該中空孔に挿入される軸部材との間をシールするシール装置であって、前記中空孔に圧入される金属材製の保持環と、前記保持環の内側に配置されたゴム材製のシールリップと、を備えており、前記シールリップは、円環状の本体部と、前記軸部材の外周面に摺動接触可能なリップ部と、を有しており、前記保持環は、円筒状で、その両端部に径方向内方へ折れ曲がる折曲部が形成されていない周壁部を有しており、前記周壁部に前記本体部が接合されている、シール装置である。
第4の手段によると、保持環の周壁部にシールリップの本体部が接合されており、周壁部の両端部に径方向内方へ折れ曲がる折曲部が形成されていない。したがって、従来のシール装置と比べて、保持環の折曲部を削減し、保持環の耐久性を向上することができる。
第5の手段は、第4の手段のシール装置であって、前記周壁部の少なくとも一端部には、先方に向かって外径を次第に小さくするテーパ面部が形成されている、シール装置である。
第5の手段によると、ハウジングに保持環を圧入するに際し、テーパ面部によって周壁部をハウジングの中空孔に圧入しやすくなることにより、保持環の圧入性を向上することができる。また、テーパ面部が両端部に形成された場合は、ハウジングに対して保持環の周壁部のどちらのテーパ面部側からでも圧入することができる。
第6の手段は、第1〜5のいずれか1つの手段のシール装置であって、前記保持環の金属材はSUS材である、シール装置である。
第6の手段によると、SUS材の耐食性によって保持環の腐食を抑制することができる。これにより、例えば排ガス凝縮水環境にシール装置を好適に用いることができる。
本明細書に開示の技術によると、保持環の折曲部を削減し、保持環の耐久性を向上することができる。
実施形態1にかかるEGRバルブを示す断面図である。 リップシールの周辺部を示す断面図である。 リップシールを示す断面図である。 図3のIV部を示す断面図である。 実施形態2にかかるリップシールを示す断面図である。 実施形態3にかかるリップシールを示す断面図である。 従来例にかかるリップシールを示す断面図である。
以下、本明細書に開示の技術を実施するための実施形態について図面を用いて説明する。
[実施形態1]
本実施形態では、EGRバルブに用いられるシール装置としてのリップシールを例示する。EGRバルブは、内燃機関いわゆるエンジンの排気ガスの一部をEGRガスとして吸気通路に戻す排気ガス還流装置(EGR(Exhaust Gas Recirculation)装置)において、EGRガス流量を調節するものである。
(EGRバルブの概要)
図1はEGRバルブを示す断面図、図2はリップシールの周辺部を示す断面図である。
である。EGRバルブの上下左右を図1を基準として定めるが、EGRバルブの配置方向を特定するものではない。図1に示すように、EGRバルブ10は、ハウジング11とアクチュエータ15とを備えている。ハウジング11の下部には、EGRガスが流れる逆L字状のガス通路12が形成されている。ガス通路12の一方の開口部(図1において下面側開口部)はEGRガスの入口12aになっており、他方の開口部(図1において側面側開口部)はEGRガスの出口12bになっている。ハウジング11は金属材製、例えばアルミ材製である。EGRバルブ10は、例えば、エンジンのエンジンヘッドにハウジング11を締結等により取り付けることにより設置されるようになっている。
ハウジング11には、ガス通路12の入口12aと同心状をなす中空円筒状の中空孔13が貫通状に形成されている。中空孔13は、3段の段付孔状に形成されており、上から下方へ向かって内径を段階的に大きくする上段孔部13a、中段孔部13b及び下段孔部13cを有する。ガス通路12の入口12aには、円環状のバルブシート25が配置されている。
図2に示すように、上段孔部13aの下部には円筒状の軸受ブシュ21が固定的に嵌合されている。軸受ブシュ21は金属材製、例えば銅材製である。中段孔部13bにはリップシール22が配置されている。中空孔13の下段孔部13cには円環状のデポガードプラグ23が固定的に嵌合されている。デポガードプラグ23は金属材製、例えばSUS材製である。
図1に示すように、アクチュエータ15はハウジング11上に設置されている。アクチュエータ15は、軸方向(図1において上下方向)に往復移動する駆動軸16を備えている。アクチュエータ15は、電動モータと、電動モータの回転運動を駆動軸16の直線運動に変換する送りねじ機構と、を備えている。駆動軸16は、ケーシング17から下方へ突出されている。アクチュエータ15は、駆動軸16を軸方向に移動可能に支持する円筒状の軸受ブシュ18を備えている。軸受ブシュ18の下部は、ケーシング17から突出されている。
ケーシング17は、ハウジング11上に締結等により取り付けられている。駆動軸16は、ハウジング11の中空孔13に挿入されている。軸受ブシュ18は、中空孔13の上段孔部13aに固定的に嵌合されている。駆動軸16は金属材製、例えばSUS材製である。軸受ブシュ18は金属材製、例えば銅材製である。駆動軸16は本明細書でいう「軸部材」に相当する。
駆動軸16は、ハウジング11の軸受ブシュ21の中空部に挿通されている。軸受ブシュ21により駆動軸16が軸方向に移動可能に支持されている。駆動軸16はリップシール22の中空部に挿通されている。リップシール22によりガス通路12からアクチュエータ15側へのEGRガスや異物、水分等の漏洩が抑制される。リップシール22については後で説明する。
駆動軸16は、デポガードプラグ23の中空部に僅かな隙間を隔てて挿通されている。デポガードプラグ23は、ガス通路12からリップシール22側へ侵入するデポジットをガードするものである。
駆動軸16の先端部(下端部)はバルブシート25の中空部に所定の隙間を隔てて挿通されている。駆動軸16の先端部には、中空孔を有する円錐状のバルブ体27が取り付けられている。バルブ体27は、駆動軸16と共に移動し、ガス通路12を開閉する。すなわち、バルブ体27は、図1に示す閉弁状態から下方へ離座することによりガス通路12を開き、その開弁状態から上方へ移動してバルブシート25に着座することによりガス通路12を閉じる。駆動軸16はEGRバルブ10の弁軸を兼用している。駆動軸16に専用の弁軸を用いてもよい。
(リップシール22)
リップシール22を説明する。図2に示すように、リップシール22は、ハウジング11の中空孔13の中段孔部13bに圧入される金属材製の保持環30と、保持環30の内側に配置されたゴム材製のシールリップ40と、を備える。保持環30の金属材は、耐食性の良いSUS304等のSUS材である。また、シールリップ40のゴム材は、耐酸性の良いPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素ゴム材である。図3はリップシールを示す断面図、図4は図3のIV部を示す断面図である。
図3に示すように、保持環30は、円筒状の周壁部31を有する。周壁部31の下端部は、下端開口端まで円筒状のまま延びている。このため、周壁部31の下端部には、径方向内方へ折れ曲がる折曲部は形成されていない。周壁部31は、ハウジング11の中空孔13の中段孔部13b(図2参照)の内径よりも所定の圧入代分大きい外径を有する。周壁部31の外周面31aの下端部には、先方(下方)に向かって外径を次第に小さくするテーパ面部31bが形成されている。
図4に示すように、テーパ面部31bは、周壁部31の外周面31aに対し所定のテーパ角θを有する。テーパ面部31bの最小内径は、ハウジング11の中空孔13の中段孔部13b(図2参照)の内径よりも僅かに小さい。
周壁部31の上端部には、折曲部33を介して径方向内方へ向けて断面L字状に折れ曲がる円環板状の端壁部34が形成されている。折曲部33の外側には、断面円弧状のR面部33aが全周に亘って形成されている。R面部33aは所定の曲率半径を有する。R面部33aの最小内径は、ハウジング11の中空孔13の中段孔部13b(図2参照)の内径よりも僅かに小さい。
シールリップ40は、円環状の本体部41を有する。本体部41は、断面逆L字状の円環状に形成されている。本体部41は、円筒状に形成された円筒部42と、円筒部42の上端部から径方向内方へ突出する円環板状のフランジ部43とを、有する。円筒部42の内周面は下方に向かって内径を次第に大きくするテーパ状に形成されている。
フランジ部43の内周側端部にはリップ部45が形成されている。リップ部45は、フランジ部43側から下方に向かって径を次第に小さくするテーパ筒状に形成されている。リップ部45の径方向の厚さは略一定である。図3及び図4においてリップ部45は自由状態で示されている。
本体部41は、保持環30内に嵌合状に配置されている。フランジ部43の内周側端部には、保持環30の端壁部34の内周側端部を覆う断面逆L字状のカバー部47が形成されている。カバー部47を含む本体部41と保持環30との界面は、加硫接着により接合されている。フランジ部43の内周側端部は、フランジ部43とリップ部45との接続部に相当する。
(ハウジング11に対するリップシール22の取り付け)
図2に示すように、ハウジング11の中空孔13の中段孔部13bに保持環30が下方
から圧入されることによって、ハウジング11にリップシール22が取り付けられている。リップシール22の中空部に駆動軸16がリップ部45の弾性変形を利用して挿通されることによって、リップ部45の先端部が駆動軸16の外周面に摺動接触可能になっている。
(実施形態1の利点)
前記リップシール22によると、保持環30の周壁部31にシールリップ40の本体部41が接合されており、保持環30の周壁部31の一端部(上端部)に折曲部33が形成されているものの、その他端部(下端部)には径方向内方へ折れ曲がる折曲部が形成されていない。したがって、従来のリップシール120(図7参照)の第2折曲部136を削減し、保持環30の耐久性を向上することができる。また、従来のリップシール120(図7参照)の両折曲部133,136のうち、内部応力が高い方の第2折曲部136を削減することができる。
また、保持環30の周壁部31の一端部(上端部)に折曲部33を介して径方向内方へ向けて断面L字状に折れ曲がる円環板状の端壁部34が形成されている。したがって、ハウジング11に保持環30を圧入するに際し、折曲部33のR面部33aによって周壁部31をハウジング11の中空孔13に圧入しやすくなることにより、保持環30の圧入性を向上することができる。
また、周壁部31の他端部(下端部)には、先方に向かって外径を次第に小さくするテーパ面部31bが形成されている。したがって、保持環30を上下逆向きにした状態で、ハウジング11に保持環30を圧入するに際し、テーパ面部31bによって周壁部31をハウジング11の中空孔13に圧入しやすくなることにより、保持環30の圧入性を向上することができる。
また、例えば、保持環30の周壁部31の外径を11.0mm、軸方向長さを3.7mm、ハウジング11の中空孔13の中段孔部13bに対する保持環30の圧入代を0.16mmとした場合、R面部33aの曲率半径は1.2mm±0.2mmに設定するとよい。これにより、ハウジング11の中空孔13に対する保持環30の圧入荷重を低くしつつ、かじりの発生を抑制することができる。また、テーパ面部31bのテーパ角θは20°±5°に設定するとよい。これにより、ハウジング11の中空孔13に対する保持環30の圧入荷重を低くしつつ、かじりの発生を抑制することができる。
また、シールリップ40の本体部41には、保持環30の端壁部34の内周側端部を覆うカバー部47が形成されている。したがって、保持環30の端壁部34側に対するシールリップ40の本体部41の剥がれを抑制することができる。
また、保持環30の金属材はSUS材である。したがって、SUS材の耐食性によって保持環30の腐食を抑制することができる。これにより、例えば排ガス凝縮水環境にリップシール22を好適に用いることができる。例えば、EGR装置に使用されるEGRバルブ10用リップシール22として好適に用いることができる。
また、リップシール22は、ハウジング11の中空孔13の中段孔部13bに保持環30の周壁部31を圧入することによってハウジング11に取り付けられる。これにより、ハウジング11と周壁部31との間に凝縮水が溜まることを抑制し、凝縮水によるハウジング11の腐食を抑制することができる。
ハウジング11の腐食の抑制効果について補足する。例えば、ハウジング11と周壁部31との間にシールリップ40のゴム部が介在される場合がある。この場合、ハウジング11とゴム部との間に凝縮水が溜まりやすく、その凝縮水によりハウジング11が腐食されやすくなる。その腐食により発生した腐食生成物がゴム部を変形させることにより、ハウジング11とゴム部との間の隙間が増大し、凝縮水によるハウジング11の腐食が進行していく。これに対し、本実施形態によると、ハウジング11の中空孔13に保持環30の周壁部31を圧入することによって、ハウジング11と周壁部31との間にシールリップ40のゴム部が介在されていない。これにより、ハウジング11と周壁部31との間に凝縮水が溜まることを抑制し、凝縮水によるハウジング11の腐食を抑制することができる。ひいては、EGRガス導入時のエンジン冷却水温を低減することにより、EGRガスの使用頻度を向上することが可能となる。
[実施形態2]
本実施形態は、実施形態1のリップシール22に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、実施形態1と同一部位については同一符号を付して重複する説明を省略する。図5はリップシールを示す断面図である。図5に示すように、本実施形態は、実施形態1のリップシール22のシールリップ40からカバー部47が省略されたものである。
[実施形態3]
本実施形態は、実施形態2のリップシール22に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、実施形態2と同一部位については同一符号を付して重複する説明を省略する。図6はリップシールを示す断面図である。図6に示すように、本実施形態は、実施形態2のリップシール22の保持環30から折曲部33及び端壁部34が省略されたものである。すなわち、保持環30は、両端部に径方向内方へ折れ曲がる折曲部が形成されていない周壁部31を有する。
また、周壁部31の外周面31aの上端部には、上方に向かって外径を次第に小さくするテーパ面部31bが形成されている。すなわち、周壁部31の外周面31aの両端部には、テーパ面部31bが上下対称状に形成されている。
本実施形態によると、保持環30の周壁部31の両端部には径方向内方へ折れ曲がる折曲部が形成されていない。したがって、従来のリップシール120(図7参照)の両折曲部133,136を削減し、保持環30の耐久性を向上することができる。
また、ハウジング11に対して保持環30の周壁部31のどちらのテーパ面部31b側からでも圧入することができる。なお、両テーパ面部31bのいずれか一方のテーパ面部31bは省略してもよい。
[他の実施形態]
本明細書に開示の技術は、前記した実施形態に限定されるものではなく、その他各種の形態で実施可能である。例えば、本明細書に開示のリップシール22は、EGRバルブ10以外の流量制御弁、例えばスロットルバルブにも適用可能である。また、EGRバルブ10の駆動軸16は、軸回りに回転するものでもよい。
10 EGRバルブ
11 ハウジング
13 中空孔
16 駆動軸(軸部材)
22 リップシール(シール装置)
30 保持環
31 周壁部
31b テーパ面部
33 折曲部
34 端壁部
40 シールリップ
41 本体部
45 リップ部
47 カバー部

Claims (6)

  1. 中空孔を有するハウジングと該中空孔に挿入される軸部材との間をシールするシール装置であって、
    前記中空孔に圧入される金属材製の保持環と、
    前記保持環の内側に配置されたゴム材製のシールリップと、
    を備えており、
    前記シールリップは、円環状の本体部と、前記軸部材の外周面に摺動接触可能なリップ部と、を有しており、
    前記保持環は、円筒状で、その一端部に折曲部を介して径方向内方へ向けて断面L字状に折れ曲がる円環板状の端壁部を有し、その他端部に径方向内方へ折れ曲がる折曲部が形成されていない周壁部を有しており、
    前記周壁部に前記本体部が接合されている、シール装置。
  2. 請求項1に記載のシール装置であって、
    前記周壁部の他端部には、先方に向かって外径を次第に小さくするテーパ面部が形成されている、シール装置。
  3. 請求項1又は2に記載のシール装置であって、
    前記本体部には、前記端壁部の内周側端部を覆うカバー部が形成されている、シール装置。
  4. 中空孔を有するハウジングと該中空孔に挿入される軸部材との間をシールするシール装置であって、
    前記中空孔に圧入される金属材製の保持環と、
    前記保持環の内側に配置されたゴム材製のシールリップと、
    を備えており、
    前記シールリップは、円環状の本体部と、前記軸部材の外周面に摺動接触可能なリップ部と、を有しており、
    前記保持環は、円筒状で、その両端部に径方向内方へ折れ曲がる折曲部が形成されていない周壁部を有しており、
    前記周壁部に前記本体部が接合されている、シール装置。
  5. 請求項4に記載のシール装置であって、
    前記周壁部の少なくとも一端部には、先方に向かって外径を次第に小さくするテーパ面部が形成されている、シール装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載のシール装置であって、
    前記保持環の金属材はSUS材である、シール装置。
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