JP2020180281A - 基油及びそれを含む潤滑油 - Google Patents

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Abstract

【課題】低粘度、低流動点、低ノアック蒸発減量及び高非極性指数の特性を同時に有する基油を提供する。【解決手段】少なくとも2種類のモノエステルを含み、前記少なくとも2種類のモノエステルおける各種類のモノエステルは、異種類の1価アルコールと同種類のモノカルボン酸とにより得られ、前記1価アルコールは、化学式1に示されているC16〜C36飽和分岐脂肪族1価アルコールであり、【化1】該化学式1において、R1とR2は、いずれもC7〜C17アルキル基であり、前記モノカルボン酸は、C5〜C10飽和脂肪族モノカルボン酸であることを特徴とする基油。【選択図】なし

Description

本発明は、基油(base oil)及びそれを含む潤滑油(lubricant)に関し、特にエステル化合物を含む基油及びそれを含む潤滑油に関する。
燃費性能向上及び炭素削減のために、車エンジン用潤滑油は、国際潤滑油標準化認証委員会(International Lubricant Standardization and Approval Committee、ILSAC)が定めたGF−6規格に適合する必要がある。
そのために、潤滑油に含まれる基油は、低粘度、低流動点(pour point)、低ノアック蒸発減量(evaporation loss)及び高非極性指数(non−polar index、略称:NPI)の特性を同時に満たす必要がある。低流動点により、低温環境でも加熱せずに潤滑油の流動性を維持できる。低ノアック蒸発減量により、高温環境でも潤滑油が揮発しにくい。高非極性指数により、潤滑油と金属表面との間の親和力が低いので、潤滑油の金属表面に対する濡れが起らず、潤滑油内の添加剤における摩耗の低減などの機能が発揮できる。
特許文献1には、モノエステル(monoester)を含む潤滑油が開示されている。該モノエステルは、飽和分岐脂肪族1価アルコール(saturated branched−chain aliphatic monohydric alcohol)及び飽和直鎖脂肪族モノカルボン酸(saturated straight−chain aliphatic monocarboxylic acid)により合成されたものである。
しかし、特許文献1に開示されている各潤滑油には、低粘度、低流動点、低ノアック蒸発減量及び高非極性指数の特性を同時に満たしていないものがある。従って、特許文献1は、低粘度、低流動点、低ノアック蒸発減量及び高非極性指数の特性を同時に満たす潤滑油を提供することを目的としていない。
米国特許公告8673831号明細書
上記問題点に鑑みて、本発明は、低粘度、低流動点、低ノアック蒸発減量及び高非極性指数の特性を同時に満たす潤滑油の提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明は、
少なくとも2種類のモノエステルを含み、
前記少なくとも2種類のモノエステルおける各種類のモノエステルは、異種類の1価アルコールと同種類のモノカルボン酸とにより得られ、
前記1価アルコールは、化学式1に示されているC16〜C36飽和分岐脂肪族1価アルコールであり、
該化学式1において、RとRは、いずれもC〜C17アルキル基であり、
前記モノカルボン酸は、C〜C10飽和脂肪族モノカルボン酸である
ことを特徴とする基油を提供する。
また、本発明は、上記基油を含むことを特徴とする潤滑油を提供する。
上記構成により、本発明の基油は、低粘度、低流動点、低ノアック蒸発減量及び高非極性指数の特性を同時に有し、優れた潤滑油を製造できる。
<基油>
本発明の基油は、少なくとも2種類のモノエステルを含むものである。
各種類のモノエステルは、1価アルコールとモノカルボン酸とにより得られる。更に、該少なくとも2種類のモノエステルにおける各種類のモノエステルは、異種類の1価アルコールと同種類のモノカルボン酸とにより得られる。即ち、1価アルコールの種類が異なることにより、異なる種類のモノエステルが得られる。
各種類のモノエステルは、1価アルコールとモノカルボン酸とをエステル化反応させることにより得られる。エステル化反応の条件は、1価アルコールとモノカルボン酸とが反応してモノエステルを合成できれば特に制限なく、例えば、触媒が存在する環境で行うことができる。好ましくは、180℃〜240℃でエステル化反応を行い、より好ましくは、200℃〜230℃でエステル化反応を行う。
該1価アルコールは、化学式1に示されているC16〜C36飽和分岐脂肪族1価アルコールであり、C20〜C36飽和分岐脂肪族1価アルコールであることが好ましく、C22〜C36飽和分岐脂肪族1価アルコールであることがより好ましく、C22〜C28飽和分岐脂肪族1価アルコールであることが更に好ましく、C24〜C26飽和分岐脂肪族1価アルコールであることが特に好ましい。
該化学式1において、RとRは、いずれもC〜C17アルキル基であり、好ましくは、いずれもC10〜C17アルキル基であり、より好ましくは、いずれもC10〜C13アルキル基であり、更に好ましくは、いずれもC10〜C17直鎖アルキル基であり、特に好ましくは、いずれもC10〜C13直鎖アルキル基である。本発明の実施例において、1価アルコールは、2−デシル−1−テトラデカノール(2−decyltetradecanol)または2−ウンデシル−1−ペンタデカノール(2−undecylpentadecanol)である。
該モノカルボン酸は、C〜C10飽和脂肪族モノカルボン酸であり、好ましくは、C〜C10飽和直鎖脂肪族モノカルボン酸であり、より好ましくは、C〜C飽和直鎖脂肪族モノカルボン酸である。
基油の総重量を100wt%として、前記少なくとも2種類のモノエステルにおける各種類のモノエステルの重量は、いずれも5wt%〜95wt%の範囲内にあり、好ましくは、いずれも10wt%〜90wt%の範囲内にあり、より好ましくは、いずれも30wt%〜70wt%の範囲内にある。
本発明の基油は、好ましくは、C24飽和分岐脂肪族1価アルコールとC〜C10飽和直鎖脂肪族モノカルボン酸とにより得られたモノエステルと、C26飽和分岐脂肪族1価アルコールとC〜C10飽和直鎖脂肪族モノカルボン酸とにより得られたモノエステルを含む。
好ましくは、基油の総重量を100wt%として、C24飽和分岐脂肪族1価アルコールとC〜C10飽和直鎖脂肪族モノカルボン酸とにより得られたモノエステルの重量が30wt%〜50wt%の範囲内にあり、C26飽和分岐脂肪族1価アルコールとC〜C10飽和直鎖脂肪族モノカルボン酸とにより得られたモノエステルの重量が50wt%〜70wt%の範囲内にある。
より好ましくは、基油の総重量を100wt%として、C24飽和分岐脂肪族1価アルコールとC〜C10飽和直鎖脂肪族モノカルボン酸とにより得られたモノエステルの重量が35wt%〜45wt%の範囲内にあり、C26飽和分岐脂肪族1価アルコールとC〜C10飽和直鎖脂肪族モノカルボン酸とにより得られたモノエステルの重量が55wt%〜65wt%の範囲内にある。
ASTM D445−18に準拠して測定された本発明の基油の100℃における動粘度(kinematic viscosity、略称:KVis)は、5cSt以下にあることが好ましく、4.3cSt以下にあることがより好ましい。
ASTM D97−17bに準拠して測定された本発明の基油の流動点は、−30℃以下にあることが好ましく、−40℃以下にあることがより好ましい。
本発明の基油のノアック蒸発減量は、9wt%以下にあることが好ましく、8wt%以下にあることがより好ましい。
本発明の基油の非極性指数は、115以上にあることが好ましく、130以上にあることがより好ましい。
<潤滑油>
本発明の潤滑油は、上記の基油を含む。
本発明の潤滑油は、他の添加剤を更に含むことができる。
添加剤として、例えばアミン系酸化防止剤(aminic antioxidant、例えばCiba IRGANOX L57)、リン酸トリクレジル(tricresyl phosphate)、塩素化パラフィン(chlorinated paraffin)またはこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに制限されない。
以下、本発明の実施例について説明する。これらの実施例は、例示的かつ説明的なものであり、且つ、本発明を限定するものと解釈されるべきではないことを理解されたい。
実施例1、2及び比較例1〜8の基油に含まれるエステルと、該エステルを合成するために用いた1価アルコール及びモノカルボン酸とは、下記表1に記載されている。
<実施例1>
基油
2−デシル−1−テトラデカノールとヘプタン酸(heptanoic acid)とにより得られたモノエステル(略称:2−デシル−1−テトラデカノール−C7)と、2−ウンデシル−1−ペンタデカノールとヘプタン酸とにより得られたモノエステル(略称:2−ウンデシル−1−ペンタデカノール−C7)とを混合して、実施例1の基油を得た。
基油の総重量を100wt%として、2−デシル−1−テトラデカノールとヘプタン酸とにより得られたモノエステルの重量は、40wt%にあり、2−ウンデシル−1−ペンタデカノールとヘプタン酸とにより得られたモノエステルの重量は、60wt%にある。
<実施例2>
基油
2−オクチル−1−ドデカノールとヘプタン酸とにより得られたモノエステル(略称:2−オクチル−1−ドデカノール−C7)と、2−デシル−1−テトラデカノールとヘプタン酸とにより得られたモノエステル(略称:2−デシル−1−テトラデカノール−C7)とを混合して、実施例2の基油を得た。
基油の総重量を100wt%として、2−オクチル−1−ドデカノールとヘプタン酸とにより得られたモノエステルの重量は、60wt%にあり、2−デシル−1−テトラデカノールとヘプタン酸とにより得られたモノエステルの重量は、40wt%にある。
<比較例1、6、7>
基油
比較例1、6、7の基油のそれぞれは、表1に示されるように、イソステアリン酸イソトリデシル(isotridecyl isostearate)、アジピン酸ジイソデシル(diisodecyl adipate、略称:DIDA)、アジピン酸ジ(12−メチルドデシル)(diisotridecyl adipate)により構成された。
<比較例2〜5>
基油
比較例2の基油は、2−オクチル−1−ドデカノール(2−octyldodecanol)とペンタン酸とにより得られたモノエステル(略称:2−オクチル−1−ドデカノール−C5)で構成された。
比較例3の基油は、2−オクチル−1−ドデカノールとヘプタン酸とにより得られたモノエステル(略称:2−オクチル−1−ドデカノール−C7)で構成された。
比較例4の基油は、2−デシル−1−テトラデカノールとペンタン酸とにより得られたモノエステル(略称:2−デシル−1−テトラデカノール−C7)で構成された。
比較例5の基油は、2−ドデシル−1−ヘキサデカノール(2−dodecylhexadecanol)とペンタン酸とにより得られたモノエステル(略称:2−ドデシル−1−ヘキサデカノール−C7)で構成された。
<比較例8>
基油
1,1,1−トリメチロールプロパン(1,1,1−trimethylolpropane)とオクタン酸(octanoic acid)とにより得られたトリエステル(略称:トリメチロールプロパン−C8)と、1,1,1−トリメチロールプロパンとデカン酸(decanoic acid)とにより得られたトリエステル(略称:トリメチロールプロパン−C10)とを混合して、比較例8の基油を得た。
基油の総重量を100wt%として、1,1,1−トリメチロールプロパンとオクタン酸とにより得られたトリエステルの重量は、40wt%にあり、1,1,1−トリメチロールプロパンとデカン酸とにより得られたトリエステルの重量は、60wt%にある。
<基油の評価方法>
A. 動粘度(KVis)及び粘度指数(viscosity index、略称:V.I.):
ASTM D445−18に準拠して、40℃における動粘度及び100℃における動粘度を測定し、そして、40℃における動粘度及び100℃における動粘度に基づいて、粘度指数を計算した。
B.引火点(flash point、略称:F.P.):
ASTM D92−18に準拠して、クリーブランド開放型引火点を測定した。
C.流動点(P.P.):
ASTM D97−17bに準拠して、低温における流動点を測定した。
D.ノアック蒸発減量(Noack):
ノアック蒸発損失アナライザ(Noack evaporation loss analyzer)を用いて、ASTM D6375に準拠してノアック蒸発減量を測定した。
E.非極性指数(NPI):
特許文献欧州特許第0792334号明細書に記載されている非極性指数の測定方法に準拠して非極性指数を測定した。そのうち、非極性指数の計算方法は、数式1に示される。
数式1:NPI=(炭素原子の総数×平均分子量)/(カルボキシル基数×100)
実施例1、2及び比較例1〜8の評価結果及びそれぞれが含むエステルは、表2に示される。
<まとめ>
16〜C36飽和分岐脂肪族1価アルコールとC〜C10飽和直鎖脂肪族モノカルボン酸とにより得られた2種類のモノエステルを含む本発明の基油(実施例1、2)は、低粘度、低流動点、低ノアック蒸発減量及び高非極性指数の特性を同時に有する。
実施例1、2の基油に対して、C16〜C36飽和分岐脂肪族1価アルコールとC〜C10飽和直鎖脂肪族モノカルボン酸とにより得られたものではない1種類のモノエステル(イソステアリン酸イソトリデシル)を含む基油(比較例1)は、動粘度及び流動点が高い。
比較例2及び比較例3の基油は、ノアック蒸発減量が高く且つ非極性指数が低い。比較例4の基油は、流動点が高い。比較例5の基油は、動粘度及び流動点が高い。従って、C16〜C36飽和分岐脂肪族1価アルコールとC〜C10飽和直鎖脂肪族モノカルボン酸とにより得られた1種類のモノエステルのみを含む基油(比較例2〜5)は、低粘度、低流動点、低ノアック蒸発減量及び高非極性指数の特性を同時に有しない。
比較例6の基油は、ノアック蒸発減量が高く且つ非極性指数が低い。比較例7の基油は、動粘度が高く且つ非極性指数が低い。従って、1種類のジエステルのみを含む基油(比較例6及び比較例7)は、低粘度、低流動点、低ノアック蒸発減量及び高非極性指数の特性を同時に有しない。
比較例8の基油は、動粘度が高く且つ非極性指数が低い。従って、2種類のトリエステルを含む基油(比較例8)は、低粘度、低流動点、低ノアック蒸発減量及び高非極性指数の特性を同時に有しない。
即ち、比較例1〜比較例8と比べると、C16〜C36飽和分岐脂肪族1価アルコールとC〜C10飽和直鎖脂肪族モノカルボン酸とにより得られた2種類のモノエステルを含む本発明の基油(実施例1、2)は、低粘度、低流動点、低ノアック蒸発減量及び高非極性指数の特性を同時に有し、燃費性能向上及び炭素削減の目的を果たせる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、最も広い解釈の精神及び範囲内に含まれる様々な構成として、全ての修飾及び均等な構成を包含するものとする。
本発明の基油は、各領域に使用する潤滑油の製造に適用でき、特に車エンジンに使用する潤滑油の製造に好適である。
なし

Claims (10)

  1. 少なくとも2種類のモノエステルを含み、
    前記少なくとも2種類のモノエステルにおける各種類のモノエステルは、異種類の1価アルコールと同種類のモノカルボン酸とにより得られ、
    前記1価アルコールは、化学式1に示されているC16〜C36飽和分岐脂肪族1価アルコールであり、
    該化学式1において、RとRは、いずれもC〜C17アルキル基であり、
    前記モノカルボン酸は、C〜C10飽和脂肪族モノカルボン酸であることを特徴とする基油。
  2. 前記化学式1において、RとRは、いずれもC10〜C17アルキル基であることを特徴とする請求項1に記載の基油。
  3. 前記化学式1において、RとRは、いずれもC10〜C13アルキル基であることを特徴とする請求項2に記載の基油。
  4. 前記モノカルボン酸は、C〜C10飽和直鎖脂肪族モノカルボン酸であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の基油。
  5. 前記モノカルボン酸は、C〜C飽和直鎖脂肪族モノカルボン酸であることを特徴とする請求項4に記載の基油。
  6. 基油の総重量を100wt%として、前記少なくとも2種類のモノエステルにおける各種類のモノエステルの重量は、いずれも5wt%〜95wt%の範囲内にあることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の基油。
  7. ノアック蒸発減量が9wt%以下、且つ、流動点が−30℃以下にあることを特徴とする請求項1に記載の基油。
  8. ノアック蒸発減量が8wt%以下、且つ、流動点が−40℃以下にあることを特徴とする請求項7に記載の基油。
  9. 非極性指数が115以上にあることを特徴とする請求項1に記載の基油。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載の基油を含むことを特徴とする潤滑油。
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