JP2020180099A - ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩製剤 - Google Patents

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悟 荻原
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Abstract

【課題】安定性に優れたダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩製剤を提供する。【解決手段】本発明の一実施形態に係るダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有積層錠は、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩を含む第1の層と、有機酸を含む第2の層と、を有し、第1の層と第2の層とが積み重なっている。また、一実施形態において、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩を含む第1の層と、有機酸を含む第2の層と、第1の層と第2の層との間に配置されるダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩及び有機酸を含まない中間層と、を有し、第1の層、中間層及び第2の層が順次積み重なっている。【選択図】図1

Description

本発明は、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩製剤に関する。
ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩(3−({[2−({[4−(アミノ{[(ヘキシルオキシ)カルボニル]イミノ}メチル)フェニル]アミノ}メチル)−1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−5−イル]カルボニル}(ピリジン−2−イル)アミノ)プロパン酸エチルエステル−メタンスルホン酸塩)は、トロンビンの活性を直接かつ選択的に阻害し、抗凝固作用・抗血栓作用を発揮する直接トロンビン阻害剤として知られている。
特許文献1には、ダビガトランエテキシラート製剤を得るため、a)ダビガトランエテキシラート又は薬剤的に許容されるその塩の1つ及び、b)有機酸を含み、有機酸を含む実質的に球形のコア材料と、バインダーを含む活性物質層とを有し、必要により分離剤を含む活性物質層がコア材料を包埋している医薬組成物が記載されている。
一方で、特許文献2に記載されているとおり、ダビガトランエテキシラートは、主に水分の存在下で分解を受けることや、酸感受性であることも知られている。そのため、特許文献4においては、a)遊離塩基の形態またはその薬学的に許容される塩、多形、溶媒和物もしくは水和物の形態のダビガトランエテキシラートを含み、酸を含まない第1の種類の粒子と、b)薬学的に許容される有機酸を含む第2の種類の粒子と、を含み、少なくとも何れかの粒子が保護コーティング層でコートされた組成物を充填したカプセル製剤が記載されている。しかしながら、特許文献1や特許文献2はいずれも、微小粒子を製造し、さらにその粒子をコーティングする必要があり、工程数が多く手間がかかる。
特許文献3には、ダビガトランエテキシラートまたはその薬学的に許容される塩と無機酸添加剤とを含有し、無機酸が、マイクロカプセルに封入された状態、結合剤表面に吸着した状態、または結合剤内に吸収された状態で存在する経口用医薬組成物が記載されている。しかし、無機酸とポリマーの溶液を噴霧乾燥または凍結乾燥するための特別な機器が必要となる。
一方で、水分を必要としない、直接圧縮法や乾式造粒法によって製造することも提案されている(特許文献4、特許文献5、特許文献6)。しかしながら、直接圧縮法や乾式造粒法は、原薬や添加剤の粉末が飛散するため、製造時に作業者の人体への影響が懸念される上、使用する機器の洗浄など入念な管理が必要とされるため、一般に湿式造粒法が好まれる。
上記の技術とは異なり、特許文献7には、溶解補助剤としてヒドロキシプロピルメチルセルロースを含み、有機酸を実質的に含まないダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩を含有する医薬組成物が記載されているが、得られる溶出率は十分なものではない。
特許第3866715号公報 特許第6215239号公報 特許第5801826号公報 特許第4977462号公報 特開2018−184375号公報 特開2018−104425号公報 特開2019−14712号公報
本発明の一実施形態に係るダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩製剤を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩製剤を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有組成物を示す模式図である。
本発明の一実施形態は、安定性に優れたダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩製剤を提供する。
本発明の一実施形態によると、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩を含む第1の層と、有機酸を含む第2の層と、を有し、前記第1の層と前記第2の層とが積み重なっているダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有積層錠が提供される。
本発明の一実施形態によると、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩を含む第1の層と、有機酸を含む第2の層と、第1の層と第2の層との間に配置されるダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩及び有機酸を含まない中間層と、を有し、第1の層、中間層及び第2の層が順次積み重なっているダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有積層錠が提供される。
本発明の一実施形態によると、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩を含む内核錠と、内核錠を被覆する有機酸を含む層と、を有する、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有有核錠またはコーティング錠が提供される。
本発明の一実施形態によると、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩を含む内核錠と、内核錠を被覆する有機酸を含む層と、内核錠と前記有機酸を含む層との間に配置されるダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩及び有機酸を含まない中間層と、を有する、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有有核錠またはコーティング錠が提供される。
本発明の一実施形態によると、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩を含む顆粒と、顆粒を被覆する有機酸を含む層と、を有する、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有組成物が提供される。
本発明の一実施形態によると、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩を含む顆粒と、顆粒を被覆する有機酸を含む層と、顆粒と有機酸を含む層の間に配置されるダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩及び有機酸を含まない中間層と、を有する、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有組成物が提供される。
本発明の一実施形態によると、前記何れかのダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有組成物を打錠してなる錠剤が提供される。
本発明の一実施形態によると、安定性に優れたダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩製剤を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明に係るダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩製剤について説明する。なお、本発明のダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩製剤は、以下に示す実施の形態及び実施例の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、本実施の形態及び後述する実施例で参照する図面において、同一部分又は同様な機能を有する部分には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
[実施形態1]
図1は、本発明の一実施形態に係るダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩製剤として積層錠を示す模式図であり、図1(a)は、2つの層で構成されたダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有二層錠10を示す模式図である。ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有二層錠10は、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩を含む第1の層11と、有機酸を含む第2の層13と、を含む。ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有二層錠10においては、第1の層11と第2の層13とが積み重なった(積層した)構造を有する。
一実施形態において、第1の層11が含有するダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩は、75mg又は110mgであってもよく、適切な服用量に応じて任意に設定可能である。したがって、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有二層錠10におけるダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩の含有量は、第1の層11が含有するダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩の含有量により規定される。
一実施形態において、第1の層11は医薬的に許容される任意の1種類以上の添加剤を含んでもよい。ただし、第1の層11は、第2の層13が含有する有機酸は含まない。第1の層11が含有する医薬的に許容される添加剤としては、賦形剤、結合剤、崩壊剤及び滑沢剤等を例示することができるが、これらに限定されず、公知の添加剤を含んでもよい。
第1の層11が含有する賦形剤としては、結晶セルロース、乳糖水和物、無水乳糖、リン酸水素カルシウム水和物、無水リン酸水素カルシウム、スクロース、キシリトール、マンニトール、マルトース、 フルクトース、ソルビトール等を例示することができるが、これらに限定されるものではない。また、第1の層11は、これらの賦形剤の2以上を組合せて含有してもよい。
第1の層11が含有する結合剤としては、セルロース類、例えば、結晶セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース(以下、HPCとも称する)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(以下、HPMC若しくはヒプロメロースとも称する)、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、エチルセルロース、カルメロースナトリウム、セルロースガム、キサンタンガム、ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコール−ポリエチレングリコールグラフトコポリマー、コポリビドン、ポビドン等を例示することができるが、これらに限定されるものではない。また、第1の層11は、これらの結合剤の2以上を組合せて含有してもよい。
第1の層11が含有する崩壊剤としては、カルメロース、カルメロースカルシウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、クロスカルメロースナトリウムおよびメチルセルロースなどのセルロース類、部分アルファー化デンプンおよびトウモロコシデンプンなどのデンプン類、クロスポビドン等を例示することができるが、これらに限定されるものではない。また、第1の層11は、これらの崩壊剤の2以上を組合せて含有してもよい。
第1の層11が含有する滑沢剤としては、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸、タルク、硬化油およびフマル酸ステアリルナトリウム等を例示することができるが、これらに限定されるものではない。また、第1の層11は、これらの滑沢剤の2以上を組合せて含有してもよい。
一実施形態において、第2の層13が含有する有機酸としては、酒石酸、フマル酸、コハク酸、クエン酸、リンゴ酸、グルタミン酸及びアスパラギン酸等を例示することができ、これらの水和物又は塩を用いることもできるが、これらに限定されるものではない。また、第2の層13は、これらの有機酸の2以上を組合せて含有してもよい。
一実施形態において、第2の層13は医薬的に許容される任意の1種類以上の添加剤を含んでもよい。ただし、第2の層13は、第1の層11が含有するダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩は含まない。第2の層13が含有する医薬的に許容される添加剤としては、賦形剤、結合剤、崩壊剤及び滑沢剤等を例示することができるが、これらに限定されず、公知の添加剤を含んでもよい。第2の層13が含有する医薬的に許容される添加剤としては、第1の層11が含有する医薬的に許容される添加剤として例示した添加剤から選択することができるが、これらに限定されるものではない。
ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有二層錠10の製造方法としては、二層錠を製造するための公知の製造方法を用いることができる。例えば、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩と、上記の添加剤から選択した添加剤とを混合し、造粒液を添加して練合して、練合物を得る。練合物を乾燥させて、整粒し、整粒末を得る。整粒末に滑沢剤を添加して混合し、第1の打錠前粉末を得る。また、有機酸と、上記の添加剤から選択した添加剤とを混合し、第2の打錠前粉末を得る。打錠機で第1の打錠前粉末を打錠して第1の層11を形成し、さらに打錠機に第2の打錠前粉末を供給して、第1の層11とともに打錠して、第1の層11に第2の層13が積層したダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有二層錠10を得ることができるが、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有二層錠10の製造方法はこれらに限定されない。各打錠前粉末は、上記の練合造粒法の他、攪拌造粒法、流動層造粒法など他の公知の湿式造粒法、乾式造粒法を用いて造粒してもよい。また、直打法を用いてもよい。
ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有二層錠10においては、第1の層11と第2の層13との接触面でのみ、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩と有機酸が接触することになり、層構造を有さない錠剤に比して、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩と有機酸との接触面積が小さく、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩の類縁物質の生成を抑制することができ、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩製剤の安定性を向上させることができる。
[実施形態2]
図1(b)は、積層錠として本発明の一実施形態に係る3つの層で構成されたダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有三層錠20を示す模式図である。ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有三層錠20は、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩を含む第1の層11と、有機酸を含む第2の層13との間に第3の層25を含む。ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有三層錠20においては、第1の層11、第3の層25及び第2の層13が順次積層した三層錠の構造を有する。第3の層25は、第1の層11と第2の層13との接触を遮断する遮断層として機能する。
第1の層11及び第2の層13については、上述した通りの構成を選択することができるため、詳細な説明は省略する。第3の層25としては、例えば賦形剤を含有し、必要に応じて、結合剤、崩壊剤、滑沢剤を含んでもよい。第3の層25が含有する賦形剤、結合剤、崩壊剤及び滑沢剤としては、第1の層11が含有する賦形剤及び滑沢剤からそれぞれ選択してもよく、これらに限定されるものではない。
ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有三層錠20は、上述した二層錠10の製造方法に準じて製造することができる。上述したように、打錠機で第1の打錠前粉末を打錠して第1の層11を形成し、続いて第3の層25を構成する添加剤又は添加剤の混合末を打錠機に供給して、第1の層11とともに打錠して、第1の層11に第3の層25を積層させ、さらに打錠機に第2の打錠前粉末を供給して打錠することにより、第1の層11、第3の層25及び第2の層13が順次積層したダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有三層錠20を得ることができるが、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有三層錠20の製造方法はこれらに限定されない。
ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有三層錠20においては、第1の層11と第2の層13との間に第3の層25が配置されるため、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩と有機酸との接触が第3の層25により遮断される。このため、有機酸との接触に起因するダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩の類縁物質の生成を抑制することができ、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩製剤の安定性を向上させることができる。
[実施形態3]
図2(a)は、本発明の一実施形態に係る有核錠またはコーティング錠として構成されたダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩製剤30を示す模式図である。ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩製剤30は、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩を含む第1の層31で構成された内核錠と、有機酸を含む第2の層33で内核錠を被覆する被覆層とを有する。第1の層31及び第2の層33の構造的特徴以外の構成については、上述した第1の層11及び第2の層13の構成を選択することができる。
ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩製剤30の製造方法としては、有核錠またはコーティング錠を製造するための公知の製造方法を用いることができる。例えば、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩と、上記の添加剤から選択した添加剤とを混合し、造粒液を添加して練合して、練合物を得る。練合物を乾燥させて、整粒し、整粒末を得る。整粒末に滑沢剤を添加して混合し、第1の打錠前粉末を得る。打錠機で第1の打錠前粉末を打錠して内核錠を構成する第1の層31を得る。有核錠の場合、有機酸と、上記の添加剤から選択した添加剤とを混合して、第2の打錠前粉末を得る。第2の打錠前粉末を第1の層31の周囲に充填して打錠することにより、有核錠を得ることができる。コーティング錠の場合、有機酸と、上記の添加剤から選択した添加剤とを溶媒に溶解又は分散させて調製したコーティング液を、公知のコーティング装置により第1の層31に噴霧して被覆し、溶剤を除去して、コーティング錠を得ることが出来る。また、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩製剤30の製造方法は、これらに限定されず、例えば、各層の打錠前粉末は、上記の練合造粒法の他、攪拌造粒法、流動層造粒法など他の公知の湿式造粒法、乾式造粒法を用いて造粒してもよい。また、直打法を用いてもよい。
ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩製剤30においては、第1の層31と第2の層33との接触面でのみ、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩と有機酸が接触することになり、層構造を有さない錠剤に比して、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩と有機酸との接触面積が小さく、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩の類縁物質の生成を抑制することができ、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩製剤の安定性を向上させることができる。
[実施形態4]
図2(b)は、本発明の一実施形態に係る有核錠として構成されたダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩製剤40を示す模式図である。ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩製剤30は、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩を含む第1の層31で構成された内核錠と、有機酸を含む第2の層33で構成された被覆層との間に第3の層45を含む。第1の層31及び第2の層33の構造的特徴以外の構成については、上述した第1の層11及び第2の層13の構成を選択することができる。また、第3の層45の構造的特徴以外の構成については、上述した第3の層25の構成を選択することができる。ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩製剤40においては、第1の層31で構成された内核錠を、第3の層45及び第2の層33により順次被覆した有核錠またはコーティング錠の構造を有する。第3の層45は、第1の層31と第2の層33との接触を遮断する遮断層として機能する。
ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩製剤40の製造方法としては、有核錠またはコーティング錠を製造するための公知の製造方法を用いることができる。上述したように、打錠機で第1の打錠前粉末を打錠して内核錠を構成する第1の層31を得る。次に、第3の層45を構成する添加剤又は添加剤の混合末を第1の層31の周囲に充填して打錠するか、あるいは、第3の層45を構成する添加剤を溶媒に溶解又は分散させて調製したコーティング液を、公知のコーティング装置により第1の層31に噴霧して被覆し、溶剤を除去することにより、第1の層31の周囲に第3の層45を形成する。続いて、有機酸と、上記の添加剤から選択した添加剤とを混合して、得られた第2の打錠前粉末を第3の層45の周囲に充填して打錠するか、あるいは、有機酸と、上記の添加剤から選択した添加剤とを溶媒に溶解又は分散させて調製したコーティング液を、公知のコーティング装置により第3の層45の周囲に噴霧して被覆し、溶剤を除去することにより、第3の層45の周囲に第2の層33を形成する。なお、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩製剤40の製造方法は、これらに限定されず、各層の打錠前粉末は、上記の練合造粒法の他、攪拌造粒法、流動層造粒法など他の公知の湿式造粒法、乾式造粒法を用いて造粒してもよい。また、直打法を用いてもよい。
ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩製剤40においては、第1の層31と、被覆層である第2の層33との間に第3の層45が配置されるため、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩と有機酸との接触が第3の層45により遮断される。このため、有機酸との接触に起因するダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩の類縁物質の生成を抑制することができ、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩製剤の安定性を向上させることができる。
[実施形態5]
図3(a)は、本発明の一実施形態に係るコーティング顆粒として構成されたダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有組成物50を示す模式図である。ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有組成物50は、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩を含む第1の層51で構成された顆粒をコアとして有し、この顆粒を被覆する有機酸を含む第2の層53を有する。第1の層51及び第2の層53の構造的特徴以外の構成については、上述した第1の層11及び第2の層13の構成を選択することができる。
ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有組成物50の製造方法としては、顆粒を製造する公知の製造方法と、公知のコーティング方法を用いることができる。例えば、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩と、上記の添加剤から選択した添加剤とを混合し、造粒液を添加して練合して、練合物を得る。練合物を乾燥させて、整粒し、第1の層51で構成された顆粒を得る。次に、有機酸と、上記の添加剤から選択した添加剤とを溶媒に溶解又は分散させて調製したコーティング液を、公知のコーティング装置により第1の層51に噴霧して被覆し、溶剤を除去して、コーティング顆粒を得ることが出来るが、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有組成物50の製造方法は、これらに限定されない。
ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有組成物50においては、第1の層51と第2の層53との接触面でのみ、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩と有機酸が接触することになり、層構造を有さない錠剤に比して、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩と有機酸との接触面積が小さく、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩の類縁物質の生成を抑制することができ、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩製剤の安定性を向上させることができる。
[実施形態6]
図3(b)は、本発明の一実施形態に係るコーティング顆粒として構成されたダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有組成物60を示す模式図である。ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有組成物60は、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩を含む第1の層51で構成されたコアと、有機酸を含む第2の層53で構成された被覆層との間に第3の層65を含む。第1の層51及び第2の層53の構造的特徴以外の構成については、上述した第1の層11及び第2の層13の構成を選択することができる。また、第3の層65の構造的特徴以外の構成については、上述した第3の層25の構成を選択することができる。ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有組成物60においては、第1の層51で構成されたコアが、第3の層65及び第2の層53で順次被覆されたコーティング顆粒の構造を有する。第3の層65は、第1の層51と第2の層53との接触を遮断する遮断層として機能する。
ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有組成物60の製造方法としては、顆粒を製造する公知の製造方法と、公知のコーティング方法を用いることができる。上述したように、第1の層51で構成された顆粒を得る。次に、第3の層65を構成する添加剤を溶媒に溶解又は分散させて調製したコーティング液を、公知のコーティング装置により第1の層51に噴霧して被覆し、溶剤を除去する。さらに、有機酸と、上記の添加剤から選択した添加剤とを溶媒に溶解又は分散させて調製したコーティング液を、同様に第3の層65に被覆して、溶媒を除去し、第1の層51をコアとするコーティング顆粒を製造することが出来るが、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有組成物60の製造方法は、これらに限定されない。
ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有組成物60においては、第1の層51で構成された顆粒をコアとして有し、この顆粒を被覆する有機酸を含む第2の層53との間に第3の層65を配置するため、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩と有機酸との接触を第3の層65が遮断される。このため、有機酸との接触に起因するダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩の類縁物質の生成を抑制することができ、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩製剤の安定性を向上させることができる。
[実施例1]
実施例1として、二層錠を製造した。ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩、乳糖水和物及びHPCを乳鉢で混合し、造粒液として精製水を用いて乳鉢で練合した。練合物を乾燥させ、篩過して第1の整粒末を得た。第1の整粒末にステアリン酸マグネシウムを混合し、第1の打錠前粉末を得た。また、酒石酸、乳糖水和物、カルメロース及びステアリン酸マグネシウムを混合し、第2の打錠前粉末を得た。打錠機を用いて、第1の打錠前粉末を打錠し、続いて第2の打錠前粉末を供給して打錠し、実施例1の二層錠を得た。各添加剤の添加量を表1に示す。
[実施例2]
実施例2として、遮断層を有する三層錠を製造した。実施例1で調製した第1の打錠前粉末を打錠し、続いて乳糖水和物を供給して打錠し、さらに第2の打錠前粉末を供給して打錠して実施例2の三層錠を得た。各添加剤の添加量を表1に示す。
[比較例1]
比較例1として、層構造を有さない錠剤を製造した。実施例1で調製した第1の整粒末に酒石酸、乳糖水和物及びカルメロースを混合し、ステアリン酸マグネシウムをさらに混合して比較例1の打錠前粉末を得た。打錠機を用いて比較例1の打錠前粉末を打錠して比較例1の錠剤を得た。各添加剤の添加量を表1に示す。
Figure 2020180099
[安定性試験]
実施例1〜2及び比較例1のダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩製剤について、各種条件下で保存し、保存前及び保存後の類縁物質を測定し、安定性を評価した。類縁物質量は液体クロマトグラフィーを用いて測定した。表2に、総類縁物質と、最も生成量の多かった類縁物質A(相対保持時間(RRT)=1.08)の測定結果を示す(数値は面積百分率法による%表示である)。
Figure 2020180099
表1の結果から、比較例1に対して、実施例1の二層錠及び実施例2の三層錠は、保存前の純度には差が認められないものの、各種条件下で保存後において、類縁物質の増加は低減され、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩製剤の安定性が向上した。実施例1の二層錠と比較して、遮断層を有する実施例2の三層錠は、安定性がさらに向上した。以上の結果より、二層錠又は三層錠のように、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩と有機酸とを別の層に含有することにより、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩の安定性が構造することが明らかとなった。
10 ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有二層錠、11 第1の層、13 第2の層、20 ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有三層錠、25 第3の層、30 ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有有核錠またはコーティング錠、31 第1の層、33 第2の層、40 ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有有核錠またはコーティング錠、45 第3の層、50 ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有組成物、51 第1の層、53 第2の層、60 ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有組成物、65 第3の層

Claims (7)

  1. ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩を含む第1の層と、
    有機酸を含む第2の層と、を有し、
    前記第1の層と前記第2の層とが積み重なっているダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有積層錠。
  2. ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩を含む第1の層と、
    有機酸を含む第2の層と、
    前記第1の層と前記第2の層との間に配置される前記ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩及び前記有機酸を含まない中間層と、を有し、
    前記第1の層、前記中間層及び前記第2の層が順次積み重なっているダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有積層錠。
  3. ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩を含む内核錠と、
    前記内核錠を被覆する有機酸を含む層と、を有する、
    ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有有核錠またはコーティング錠。
  4. ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩を含む内核錠と、
    前記内核錠を被覆する有機酸を含む層と、
    前記内核錠と前記有機酸を含む層との間に配置される前記ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩及び前記有機酸を含まない中間層と、を有する、
    ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有有核錠またはコーティング錠。
  5. ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩を含む顆粒と、
    前記顆粒を被覆する有機酸を含む層と、を有する、
    ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有組成物。
  6. ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩を含む顆粒と、
    前記顆粒を被覆する有機酸を含む層と、
    前記顆粒と前記有機酸を含む層の間に配置される前記ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩及び前記有機酸を含まない中間層と、を有する、
    ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有組成物。
  7. 請求項5又は6に記載のダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩含有組成物を打錠してなる錠剤。
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