JP2020179614A - 印刷システムおよび印刷方法 - Google Patents

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邦子 寺木
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Abstract

【課題】回転対称軸まわりに回転対称な形状を有するガラス製あるいはプラスチック製の容器やボトルなどのワークの側面に対し、担持体に担持された記録材料を高精度に印刷する。【解決手段】ワークを回転対称軸まわりに回転自在に保持するワーク保持装置と、 担持体に対してワーク保持装置を相対的に移動させてワークの側面を担持体に押し当てる移動装置と、ワーク保持装置に保持されるワークの回転にブレーキをかけるブレーキ装置と、ブレーキ装置を制御する制御装置と、を備え、制御装置は、ワークの側面が担持体に押し当てられる際にワークの回転にブレーキをかけておく一方、ワークの側面への記録材料の印刷時にはブレーキを解除するブレーキ制御部を有している。【選択図】図6

Description

この発明は、回転対称軸まわりに回転対称な形状を有するガラス容器やプラスチック容器などのワークの側面に印刷を行う印刷システムおよび印刷方法に関するものである。
例えば化粧品などの付加価値の高い商品を収容するガラス製やプラスチック製の容器やボトルなどにおいては、当該容器等の側面に対して高品質な印刷を施すことが近年望まれている。このようなニーズに対応するために、回転対称軸まわりに回転対称な形状を有するガラス容器やプラスチック容器などの容器(本発明の「ワーク」の一例に相当)については、グラビアオフセット印刷によりワークの側面(容器の胴部)に高精度な印刷を行うことが提案されている。すなわち、印刷装置において凹版にインクを充填させてインクパターンを形成し、当該インクパターンを円筒状のブランケットロールの表面に受理させる。そして、印刷システムでは、同印刷装置でインクパターン(本発明の「記録材料」の一例に相当)を担持するブランケットロール(本発明の「担持体」の一例に相当)に対してワークの側面を押し当てて当接させた後、その当接状態を維持しながら回転対称軸まわりにワークを回転させることで、ブランケットロール上のインクパターンがワークに転写される。また、印刷装置を複数装備する印刷システムでは、互いに異なる複数の印刷装置の間でワークを移動させ、複数層のインクパターンをワークの側面で互いに重ね合せることで多色印刷が実現される(特許文献1や特許文献2など)。
国際公開2009/044569号 特開2009−101605号公報
高精度な印刷を行うために、当該印刷前にワークの回転方向においてワークをブランケットロールに対して位置合せしている。そして、位置合せの完了後にブランケットロールに対してワークの側面が押し当てられるが、その際にワークが回転対称軸まわりに回転してしまうと、ワークの側面に対してインクパターンが所望位置からずれて印刷されてしまう。いわゆるアライメントズレが発生して印刷精度の低下を招いてしまう。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、回転対称軸まわりに回転対称な形状を有するガラス製あるいはプラスチック製の容器やボトルなどのワークの側面に対し、担持体に担持された記録材料を高精度に印刷することができる印刷システムおよび印刷方法を提供することを目的とする。
この発明の一態様は、記録材料を担持する担持体に対し、回転対称軸まわりに回転対称な形状を有するワークの側面を押し当てた状態でワークを回転対称軸まわりに回転させて記録材料をワークの側面に転写して印刷する印刷システムであって、ワークを回転対称軸まわりに回転自在に保持するワーク保持装置と、担持体に対してワーク保持装置を相対的に移動させてワークの側面を担持体に押し当てる移動装置と、ワーク保持装置に保持されるワークの回転にブレーキをかけるブレーキ装置と、ブレーキ装置を制御する制御装置と、を備え、制御装置は、ワークの側面が担持体に押し当てられる際にワークの回転にブレーキをかけておく一方、ワークの側面への記録材料の印刷時にはブレーキを解除するブレーキ制御部を有することを特徴としている。
また、この発明の他の態様は、印刷方法であって、回転対称軸まわりに回転対称な形状を有するワークをワーク保持装置により回転対称軸まわりに回転自在に保持する保持工程と、記録材料を担持する担持体に対し、ワークを保持するワーク保持装置を相対的に移動させてワークの側面を担持体に押し当てる押当工程と、ワークを回転対称軸まわりに回転させて記録材料をワークの側面に転写して印刷する印刷工程と、を備え、押当工程においてはワーク保持装置に保持されるワークの回転にブレーキをかける一方、印刷工程においてはブレーキを解除することを特徴としている。
このように構成された発明では、ワークの側面を担持体に押し当てる際に、ワークの回転にブレーキがかけられている。このため、ワークの側面が担持体に当接した際のワークの回転が防止され、アライメントズレの発生がなくなる。一方、ワークの側面への記録材料の印刷時にはブレーキは解除され、印刷処理が良好に行われる。
以上のように、本発明によれば、ワークの側面を担持体に押し当てる際に、ワークの回転にブレーキをかけているため、アライメントズレの発生が防止され、担持体に担持された記録材料をワークの側面に対して高精度に印刷することができる。
本発明に係る印刷システムの第1実施形態を示す模式図である。 版ステージユニットおよびインク充填ユニットの構成を示す図である。 ボトル保持装置およびボトル保持装置に保持されたボトルの構成を示す図である。 はボトル保持装置に装備される回転駆動部の構成および回転駆動部を作動させるための電気的構成を模式的に示す図である。 図3に示すボトル保持装置の側面図である。 図1に示す印刷システムにおける装置各部の印刷動作の一例を示すタイミング図である。 本発明に係る印刷システムの第2実施形態における装置各部の印刷動作の一例を示すタイミング図である。 本発明に係る印刷システムの第3実施形態における装置各部の印刷動作の一例を示すタイミング図である。
図1は本発明に係る印刷システムの第1実施形態を示す模式図である。この印刷システム100は、例えばガラス製の容器やボトル、樹脂製の容器やボトル等、回転対称軸(図3の符号AR)まわりに回転対称な形状を有する物品(以下においては、これら総称して「ボトルB」と称する)の側面Baに印刷を行うためのシステムであり、ボトルBが本発明の「ワーク」の一例に相当し、ボトルBを保持するためのボトル保持装置が本発明の「ワーク保持装置」の一例に相当している。ここで、各図における方向を統一的に示すために、図1に示すようにXYZ直交座標系を設定する。例えばXY平面を水平面、Z軸を鉛直軸と考えることができる。以下においては(−Z)方向を鉛直下向きとする。また、以下の各図において構成要素の近傍に付された点線矢印は、当該構成要素の動きを示すものである。
印刷システム100は、ボトルBの側面Baに対し、それぞれが1つのインク色で印刷を行う2組の印刷装置、すなわち第1の印刷装置101および第2の印刷装置102を備えている。したがって、この印刷システム100はボトルBの側面Baに対して2色印刷を行うことができる。なお、印刷装置を1組とした単色印刷システム、あるいは印刷装置を3組以上備えた多色印刷システムを構成することも可能である。
第1の印刷装置101および第2の印刷装置102は、版ステージユニット1、インク充填ユニット2、転写ユニット3および仮硬化ユニット4をそれぞれ備えている。これらの各ユニットは、(−Y)方向側から(+Y)方向側に向けて上記の順番で並べて配置される。また、第2の印刷装置102の近傍には本硬化装置200が設けられている。これら第1の印刷装置101、第2の印刷装置102、本硬化装置200およびボトル着脱ステーション(図示省略)の間で、ボトルBはボトル保持装置300で保持された状態でボトル搬送装置400により循環搬送される。なお、本実施形態では、ボトル保持装置300に対するボトルBの装着および取り外しは上記ボトル着脱ステーションにてオペレータによる手動作業によって行われる。一方、それ以外の作業を自動化するために、印刷システム100はさらに、これらの各ユニット動作を制御する制御装置900を備えている。
第1の印刷装置101および第2の印刷装置102は、以下に説明するように、同じ構成を有し、同様の動作を実行する。また、ボトル保持装置300の構成および動作については後で詳述する。
印刷システム100における印刷処理は、
(1)版ステージユニット1およびインク充填ユニット2による光硬化性インクを用いたインクパターンの形成、
(2)インクパターンの転写ユニット3への転写(記録材料の受理)、
(3)インクパターンの転写ユニット3からボトルBの側面Baへの転写、
(4)仮硬化ユニット4からの光照射によるインクの仮硬化、
の各工程からなる単色印刷動作を各印刷装置101,102でそれぞれ実行した後、
(5)本硬化装置200によるインクの本硬化、
を実行することにより完結する。
より具体的には、ボトルBはボトル着脱ステーションでオペレータによる手動操作にてボトル保持装置300に着脱される。つまり、印刷済のボトルBがボトル保持装置300から取り外された後で印刷すべきボトルBがボトル保持装置300に装着される。こうして装着されたボトルBはボトル保持装置300より回転対称軸まわり回転自在に保持され、その状態でボトル保持装置300と一体的にボトル搬送装置400によって第1の印刷装置101に搬送される。この第1の印刷装置101においてボトル保持装置300でボトルBを回転自在に保持したまま当該ボトルBに対し上記(1)〜(4)の各工程が実行される。その後で、ボトルBを保持したボトル保持装置300が第1の印刷装置101から第2の印刷装置102に搬送される。
図2は版ステージユニットおよびインク充填ユニットの構成を示す図である。版ステージユニット1は、インクパターンを形成するための版(例えば凹版)Pを上面に載置するステージ11を備えている。ステージ11はアライメント機構12を介してベース部13に取り付けられている。アライメント機構12は、制御装置900からの制御指令に応じて、ステージ11をXYZ方向およびZ軸回りの回転方向に移動させる。例えばクロスローラベアリング機構をアライメント機構12として使用することができる。
ベース部13は、印刷システム100の台座にY方向に延設されたガイドレール14に係合され、ガイドレール14に沿ってY方向に往復移動可能となっている。より具体的には、ベース部13には制御装置900により制御される図示しない駆動機構が連結されており、駆動機構が作動することにより、ベース部13は(−Y)方向および(+Y)方向に移動する。ベース部13の可動範囲のうち最も(−Y)方向側に寄った位置(図2に実線で示す位置)がベース部13のホームポジションである。
ホームポジションに位置決めされた状態におけるステージ11の上方にはアライメントカメラ15,15が配置されている。アライメントカメラ15,15はステージ11に載置された版Pの周縁部または版Pの上面に設けられたアライメントマークを撮像し、画像データを制御装置900に送出する。制御装置900はステージ11上における版Pの位置を検出し、必要に応じてアライメント機構12を動作させることで、版Pの位置を適正位置に調整する。
ベース部13がホームポジションから(+Y)方向に移動する経路に沿って、インク充填ユニット2および転写ユニット3が設けられている。インク充填ユニット2は、直下を通過するステージ11に載置された版Pの上面に対向するノズル21を備えている。ノズル21には、制御装置900により制御されるインク供給部22から光硬化性インク(以下、単に「インク」ということがある)が供給される。供給されたインクはノズル21の下端に設けられた吐出口から吐出され、版Pの上面に塗布される。
光硬化性インクは、顕色剤としての顔料、重合により強固なポリマー層を構成するポリマー材料(モノマーおよびオリゴマーの少なくとも一方を含む)、および光照射を受けて化学変化することで生じる活性種によりポリマー材料の重合反応を促進する光重合開始剤を含むものである。
ノズル21の(+Y)方向側にはドクターブレード23が設けられている。ドクターブレード23はインクが供給された版Pの表面を摺擦してインクを掻き取る。これにより、版Pの上面に設けられた凹部にインクが充填される一方、それ以外の余剰インクが除去されてインクパターンが形成される。
こうしてインクが充填された版Pは、さらに(+Y)方向に移動して転写ユニット3の配設位置に到達する。図1および図2に示すように、転写ユニット3は、ブランケットロール30とこれを回転させるモータ33とを備えている。より詳しくは、ブランケットロール30は、例えば金属製の円筒であるブランケット胴31と、その表面に巻き付けられたブランケット32とを備えており、全体として概略円筒形状をなしている。ブランケットロール30は、図示しないフレームにより回転自在に支持されており、制御装置900により制御されるモータ33により、図1に一点鎖線で示す中心軸回りに回転駆動される。
ブランケット32は弾性を有する樹脂材料、例えばシリコン樹脂製であり、その表面にインクパターンを担持可能である。ブランケット32はボトルBの側面BaであるボトルBの表面に生じ得る凹凸よりも十分に大きな厚さを有している。図2に示すように、ステージ11に載置された版Pがブランケットロール30の直下位置を通過するとき、ブランケット32の表面が版Pの上面に当接する。このとき、版Pの凹部に充填されているインクがブランケット32の表面に移行する。こうして版P上のインクパターンがブランケット32に受理される。
こうしていったんブランケット32に受理(一次転写)されたインクパターンは、最終的なボトルBの側面BaであるボトルBの表面に二次転写される。このように、ブランケット32は、ボトルBの側面Baに最終転写されるインクパターンを一時的に担持する担持体として機能するものである。なお、本実施形態では、2つの印刷装置101、102が装備されて2種類のインクパターンを形成している。
図3はボトル保持装置およびボトル保持装置に保持されたボトルの構成を示す図である。ボトル保持装置300は、同図に示すように、ボトルキャップ(図示省略)を外した状態でボトルBを保持可能となっている。このボトルBは例えばポリエチレンテレフタレート(PET)を主材料とした樹脂材料やガラス材料で成形されており、回転対称軸ARまわりに回転対称な形状を有している。本実施形態ではボトルBの胴部Bbが円筒形状に仕上げられ、当該胴部Bbの表面、つまりボトルBの側面Baに対して2種類のインクパターンが重ね合わせて印刷される。また、ボトルBの内部に水、お茶、ジュースなどの飲料物や化粧品などを貯留可能となっている。このボトルBでは、回転対称軸ARの軸方向Xにおける一方側、つまり(+X)方向側で口元部Bcが形成されている。ここに言う口元部Bcは胴部Bbの肩部から概ねボトルキャップが装着される範囲を概略的に口元部とするものである。口元部Bcの(+X)方向端面には開口が設けられる一方、開口の近くから(−X)方向に向かって雄ネジ部Bdが適宜形成されている。このように構成された口元部BcおよびボトルBの底部Beがそれぞれボトル保持装置300の第1保持部310および第2保持部320により保持されてボトルBは横向き姿勢で回転対称軸ARまわりに回転自在に保持され、さらに適宜回転駆動される。
ボトル保持装置300は、第1保持部310および第2保持部320を介してボトルBを回転自在に保持する保持本体部330を有している。この保持本体部330は、平板状の基台333と、第1支持部331と、第2支持部332とを有している。第1支持部331は、(+X)方向側で基台333から上方に立設されている。また、第2支持部332は、第1支持部331からボトルBの高さ(図3におけるX方向サイズに相当)よりも少し広い間隔だけ(−X)方向に離間した位置で基台333から上方に立設されている。
第1保持部310はX方向に延設されたシャフト311を有している。このシャフト311は第1支持部331に対して回転自在に軸支されており、その(−X)方向端部には自動調心軸受312を介して口元保持部材313が取り付けられている。口元保持部材313の内側に雌ネジ部が形成されている。このため、オペレータがボトルBを保持してボトルBの回転を規制しながらシャフト311の(+X)方向端部に取り付けられた摘み部材314を回転操作すると、口元部Bcに設けられた雄ネジ部Bdと螺合して口元保持部材313は横向き姿勢のボトルBと連結される。逆に、オペレータがボトルBの回転を規制しながら摘み部材314を反対側に回転させることでボトルBから口元保持部材313を取り外すことが可能となっている。なお、口元保持部材313による口元部Bcの保持形態は上記したネジ構造に限定されるものではなく、例えば複数の把持部材で把持するグリップ構造を採用してもよい。
一方、第2保持部320はX方向に延設されたシャフト321を有している。このシャフト321は、シャフト311の軸線と一致するように配置された状態で、第2支持部332に対して回転自在に軸支されている。また、このシャフト321の(+X)方向端部には、ボトルBの底部Beと係合可能な形状に仕上げられた底保持部材322が取り付けられている。この底保持部材322と第2支持部332の(+X)側壁面との間でバネ部材323がシャフト321に遊挿されており、底保持部材322をボトルBの底部Beに付勢する。このため、図3に示すように、ボトルBを横向き姿勢で配置するとともに口元部Bcを口元保持部材313で連結した状態で底保持部材322がボトルBの底部Beを付勢して保持することでボトルBの回転対称軸ARがシャフト311、321の軸線とほぼ一致して回転対称軸ARまわりボトルBが回転自在となる。一方、シャフト321の(−X)方向端部に取り付けられた摘み部材324をオペレータがバネ部材323の付勢力に抗いながら(−X)方向に引っ張ることで底保持部材322がボトルBの底部Beから離れてボトルBの取り外しが可能となる。
このようにボトル保持装置300では、第1保持部310および第2保持部320によってボトルBを回転対称軸ARまわりに回転可能に保持しているが、さらに回転駆動部340が第1支持部331に設けられ、シャフト311を回転駆動してボトルBを回転させることが可能となっている。以下、図3および図4を参照しつつ回転駆動部340の構成および動作について詳述する。
図4はボトル保持装置に装備される回転駆動部の構成および回転駆動部を作動させるための電気的構成を模式的に示す図である。回転駆動部340はブレーキ付モータ341を有している。このブレーキ付モータ341は第1支持部331に固定されている。ブレーキ付モータ341は、回転駆動力を発生させるモータ部341mと、モータ部341mの回転軸に制動力を付与するブレーキ部341bとを有している。モータ部341mで発生した回転駆動力は動力伝達部342を介して適宜シャフト311に与えられ、ボトルBを回転対称軸ARまわりに回転させる。一方、ブレーキ部341bによる制動力はボトルBの回転にブレーキをかける。
動力伝達部342は、2つのギア343a、343bと、3つのプーリ344a〜344cと、プーリ344a〜344cの間に掛架された無端ベルト345と、クラッチ346とを有している。ギア343aはモータ341の回転軸に取り付けられている。このギア343aに対してギア343bが歯合し、さらにギア343bに対してプーリ344aがクラッチ346を介して接続されている。また、プーリ344aは無端ベルト345によりプーリ344b、344cと連結されている。これらのうちプーリ344bはシャフト311に取り付けられ、プーリ344cは揺動部材347に取り付けられている。この揺動部材347はバネ部材348による付勢力を受けてプーリ344a、344bから離間する方向Rに付勢されている。このようにプーリ344cはプーリ344a、344bに対して変位可能に設けられ、いわゆるテンションプーリとして機能し、無端ベルト345はプーリ344a〜344cの間で張架され、プーリ344cの変位に伴って張力を受けている。したがって、制御装置900からの伝達指令に応じてクラッチ346がON状態に切り替わり、ブレーキ付モータ341の回転軸とボトルBとが連結された状態となる。この連結状態でモータ部341mが作動すると、ギア343bとともにプーリ344aが回転してシャフト311への動力伝達が行われる。その結果、ボトルBが回転対称軸ARまわりに回転駆動される。また、ブレーキ部341bが作動すると、ボトルBの回転にブレーキがかかり、ボトルBが回転対称軸ARまわりに回転するのを規制する。
一方、クラッチ346がOFF状態に切り替わり、ブレーキ付モータ341の回転軸とボトルBとが連結されていない非連結状態になると、上記動力伝達が遮断される。その結果、ボトルBが回転対称軸ARまわりに回転自在な状態に維持され、ブランケット32からインクパターンの転写を受ける際にはブランケット32の移動に伴ってボトルBを従動回転させることが可能となっている。
上記ブレーキ付モータ341(=モータ部341m+ブレーキ部341b)およびブランケットロール30を回転駆動するためのモータ33を制御するために、制御装置900は次のように構成されている。制御装置900は、CPU等のような演算機能を有する演算処理部910を有しており、予め記憶しているプログラムにしたがって装置各部を制御する。そのひとつとして、モータ33、341を駆動制御する。より具体的には、演算処理部910は、モータ33およびモータ部341mを制御するモータ制御部911、ブレーキ部341bのON/OFFを制御するブレーキ制御部912、クラッチ346のON/OFFを制御するクラッチ制御部913および後で説明するようにボトルBの側面Baのブランケット32への押し当て開始からの経過時間を計測する経過時間計測部914として機能する。
また、制御装置900には、整流回路920、スイッチ930、ボトル回転用の駆動出力部940、ブランケット駆動用の駆動出力部950およびパワー供給部960がさらに設けられている。上記ブレーキ部341bはスイッチ930を介して整流回路920と接続されている。整流回路920は単相交流電力を整流して直流に変換する回路であり、整流回路920から出力されるブレーキ用電力はブレーキ制御部912からのブレーキ出力に応じて開閉するスイッチ930を介してブレーキ部341bに入力され、ブレーキ部341bを駆動する。また、整流回路920の別の出力は演算処理部910の制御用電力として供給される。
演算処理部910では、モータ制御部911がモータ33およびモータ部341mを動作させる際に速度や位置のフィードバック制御や電流のフィードバック制御を行う。そして、それらのフィードバック制御に基づいてモータ制御部911はボトル回転用の駆動出力部940を駆動してモータ部341mを駆動制御するとともにブランケット駆動用の駆動出力部950を駆動してモータ33を駆動制御する。これらの駆動出力部940、950には、パワー供給部960が接続されており、動力用電力が供給される。このパワー供給部960は、制御装置900に供給される三相交流電力を整流して直流電力を動力用電力として駆動出力部940、950に供給している。
さらに、演算処理部910では、次に説明するように、ブランケット32に対するボトルBの側面Baの位置合せおよび押し付け、ならびにボトルBの側面Baへの印刷に対応してクラッチ制御部913がクラッチ出力をクラッチ346に与えてON/OFF制御する。これによって、位置合せ(ボトルアライメント)のためのボトルBの回転駆動、ボトル押付時におけるボトルBの回転規制および印刷時におけるボトルBの従動回転を円滑に行うことが可能となっている。
このように回転駆動部340によりボトルBは横向き姿勢で回転駆動されたり、ブランケット32に対して従動回転するが、ボトルBを補助的に支持してボトルBの姿勢を安定させるために、ボトル保持装置300は図5に示すように2本のバックアップローラ351、352を備えている。
図5は図3に示すボトル保持装置の側面図である。バックアップローラ351、352はX方向を軸方向とする軸体構造を有し、第1支持部331と第2支持部332とに対して回転自在に支持されている。このうちバックアップローラ351は、ボトルBの側面Baを印刷装置101、102のブランケット32に押し当てる押当方向Yにおいて、ボトルBを挟んでブランケット32の反対側、つまり(+Y)方向側に配置されている。このバックアップローラ351がボトルBの(+Y)方向側側面に当接することで、(+Y)方向へのボトルBの変位を規制する。
また、もう一方のバックアップローラ352は鉛直方向Zにおいてバックアップローラ351よりも低い位置に配置されている。このバックアップローラ352がボトルBの側面Baに下方から当接することで、重力方向、すなわち(−Z)方向へのボトルBの変位を規制する。
このように構成された印刷システム100では、制御装置900によってボトル搬送装置400が制御されることで、ボトル保持装置300がボトル着脱ステーション、第1の印刷装置101、第2の印刷装置102および本硬化装置200の順序で循環搬送される。このうちボトル着脱ステーションでは、搬送されてきたボトル保持装置300に対し、オペレータがボトルBの着脱作業をマニュアルで行う。つまり、ボトル保持装置300に印刷済のボトルBが装着されている場合、オペレータは摘み部材314、324を操作して第1保持部310および第2保持部320によるボトルBの保持を解除して印刷済のボトルBをボトル保持装置300から取り外す。一方、ボトル保持装置300に対して印刷前のボトルBが未装着の場合には、オペレータは印刷前のボトルBをボトル保持装置300に運び込み、摘み部材314、324を操作して第1保持部310および第2保持部320に保持させる(保持工程)。こうしてボトルBの装着操作が完了し、その旨を操作パネルなどの入力装置(図示省略)に入力すると、それを受け取った制御装置900はボトルBを保持したボトル保持装置300を第1の印刷装置101に搬送して印刷処理を行う。
この印刷処理は、制御装置900の演算処理部910が予め記憶されたプログラムを実行し、装置各部に所定の動作を実行させることにより実現される。この印刷処理では、図6に示すように、演算処理部910がモータ33のON/OFF、クラッチ346のON/OFF、ブレーキ部341bのON/OFF、モータ部341mのON/OFFおよびボトル搬送装置400によるボトル位置を制御する。以下、図6を参照しつつ印刷処理について説明する。
図6は図1に示す印刷システムにおける装置各部の印刷動作の一例を示すタイミング図である。第1の印刷装置101では、版Pが搬入されてステージ11にセットされ、アライメント調整を受ける。一方、ボトル保持装置300は第1の印刷装置101に搬送され、ブランケットロール30から所定距離だけ離れた原点位置に位置決めされる。この時点では、モータ33、クラッチ346、ブレーキ部341bおよびモータ部341mはいずれもOFF状態となっている。
そして、タイミングT1で、モータ制御部911からの駆動指令に応じてモータ部341mが作動を開始するとともにクラッチ制御部913からのクラッチ出力に応じてクラッチ346がON状態に切り替わってモータ部341mの回転駆動力を伝達する。これによってボトルBが回転対称軸ARまわりに回転する。その回転中にボトルBの印刷開始位置を検出し、検出結果に基づいてボトルBの回転量を調整することで当該印刷開始位置が印刷装置101と対向するようにボトルBの位置合せ、つまりボトルアライメントが実行される。なお、このボトルアライメント処理が完了した時点(タイミングT2)でモータ部341mの回転は停止される。また、ボトルアライメント処理については、版Pのアライメント調整処理と同様にカメラによるボトルBを撮像して得られる画像に基づいて行ってもよいし、ボトルBの特定部位をセンサで検出することでセンサから出力される検出信号に基づいて行ってもよい。いずれにしても、本実施形態では、版Pのアライメント調整処理と並行して、ボトルアライメントを自動的に行っている。もちろん、ボトルアライメント処理を次に説明する印刷装置101でのインクパターンの受理処理と並行して行うように構成してもよい。
続いて、第1の印刷装置101のステージ11が(+Y)方向に移動を開始し、版Pの上面にインク充填ユニット2のノズル21から光硬化性インクが塗布され、ドクターブレード23により余剰インクが掻き取られることで、版面にインクが充填される。ステージ11がさらに移動し、タイミングT1からタイミングT2の間に回転するブランケットロール30の直下位置を通過することで、版Pに形成されたインクパターンがブランケット32の表面に受理される。その後で、ボトル保持装置300が(−Y)方向に移動し、印刷位置に到達すると、ボトルBの側面Baの印刷開始位置がブランケット32の表面に押し当てられる(押当工程)。ここで、押当工程を実行することでボトルBが回転対称軸ARまわりに回転してしまうと、アライメントズレが発生してしまう。そこで、本実施形態では、クラッチ346をON状態に維持したまま、つまりブレーキ付モータ341の回転軸とボトルBとを連結状態に保ったまま、タイミングT2でのボトル保持装置300の移動開始に同期してブレーキ部341bがOFF状態からON状態に切り替え、押当完了までの間、ブレーキ部341bによりモータ部341mの回転軸に制動力を付与する。この制動力は動力伝達部342を介してボトルBに与えられ、これによってボトルBに対してブレーキをかけている。したがって、ボトルBの側面Baをブランケット32の表面に押し当てた際のボトル回転が防止される。
こうしてボトルBがブランケット32に押し当てられることでブランケット32からボトルBへのインクパターンの転写が開始される。そこで、タイミングT3でクラッチ346がON状態からOFF状態に切り替えられるとともにブレーキ部341bがON状態からOFF状態に切り替えられる。これにより、ブレーキ付モータ341の回転軸とボトルBとは非連結状態となり、ボトルBは回転対称軸ARまわりに回転自在となる。そして、転写処理では、インクパターンを担持しているブランケット32に対してボトルBが当接しながら従動回転して、ブランケット32表面のインクパターンが順次ボトルBに転写されてゆく(印刷工程)。
ここで、ボトルBの胴部Bbはバックアップローラ351、352に当接しており、ボトルBの回転に伴いインクパターンがバックアップローラ351、352との当接位置に到達すると、未硬化のインクがボトルBからバックアップローラ351、352に転写されることがある。また、ボトルBが1周以上回転する場合、ボトルBの側面Baのインクパターンがブランケット32に再転写されてしまうことがある。これらはボトルBの側面Baのインクパターンを乱すとともに、ブランケット32やバックアップローラ351、352をインクにより汚染することになる。
この問題を防止するために、比較的低露光量の紫外線照射による仮硬化処理が行われる。すなわち、ブランケット32からインクパターンの転写を受けた直後のボトルBの表面に向けて、仮硬化ユニット4から光(紫外線)が照射される。後述するように、仮硬化ユニット4から照射される光は、インクに含まれるポリマー材料の一部を重合させることでインクの粘度を増大させるが、インク全体を硬化させるには至らない性質を有するものである。
こうしてインクの粘度が増大することで他の物体への付着性が低下し、インクを担持するボトルBの側面Baがバックアップローラ351、352またはブランケット32に接触したときにインクがこれらに転写されてしまうことが防止される。
タイミングT4で転写が完了すると、クラッチ346がOFF状態からON状態に切り替えられるとともにブレーキ部341bがOFF状態からON状態に切り替えられる。これにより、再びボトルBに対してはブレーキがかかり、ボトルBが回転対称軸ARまわりに回転するのを規制する。そして、上記インクパターンが印刷されたボトルBを保持したままボトル保持装置300は第1の印刷装置101から第2の印刷装置102に搬送される。そして、第2の印刷装置102により、第1の印刷装置101と同様にして、印刷処理が行われる。これによって、既に印刷されたインクパターンの上に第2の印刷装置102による別のインクパターンが重ね合わせて印刷される。その後で、これらのインクパターンが印刷されたボトルBを保持したままボトル保持装置300は第2の印刷装置102から本硬化装置200に搬送される。
この時点ではインクは完全に硬化していない。これを完全に硬化させるために本硬化装置200は仮硬化ユニット4よりも大出力の光(紫外線)をボトルBに照射する。これによって、インクが完全に硬化して印刷を完了する。その後で、ボトルBを保持したままボトル保持装置300は本硬化装置200から着脱ステーションに戻される。このような一連の動作が繰り返して実行される。
以上のように、本実施形態では、ボトルBの側面Baをブランケット32に押し当てる際に、クラッチ346をON状態に維持してブレーキ付モータ341の回転軸とボトルBとを連結状態に保ったままブレーキ部341bがモータ部341mの回転軸に制動力を付与してボトルBの回転にブレーキをかけている。このため、ボトルBの側面Baがブランケット32に当接した際のボトルBの回転が防止される。また、ボトルBの側面Baをブランケット32に押し当てられた後においては、ブレーキ部341bによるブレーキを解除してボトルBをブランケット32の移動に従動して回転させてインクパターンをボトルBの側面Baに印刷している。したがって、アライメントズレの発生を確実に防止し、ブランケット32に担持されるインクパターンをボトルBの側面Baに高精度に印刷することができる。
このように上記した実施形態では、インクパターンおよびブランケット32がそれぞれ本発明の「記録材料」および「担持体」の一例に相当している。また、ボトルBが本発明の「ワーク」の一例に相当している。また、ブレーキ部341bが本発明の「ブレーキ装置」の一例に相当している。また、ボトル保持装置300が本発明の「移動装置」として機能している。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記実施形態の印刷システム100では、図6に示すように、タイミングT3からタイミングT4の間、クラッチ346をOFF状態に維持することでボトルBをブランケット32に対して従動回転させている。しかしながら、図7に示すように、クラッチ346をON状態に維持するとともにブランケット32の駆動源であるモータ33の作動に同期してモータ部341mを作動させることでボトルBをブランケット32と同期して回転させながらインクパターンの印刷を行ってもよい(第2実施形態)。
また、図6および図7に示すように、ボトルBがブランケット32に押し当てられたタイミングT3でブレーキ解除と印刷とを開始している。ここで、ブランケット32を軟質材料で構成されたり、ブランケット胴31が弾性変形可能に構成されている場合、ボトルBがブランケット32に馴染むまでにある程度の時間(例えば図8中の時間ΔT3)を要する。そこで、例えば図8に示すように、ボトルBの側面Baのブランケット32への押し当て開始(タイミングT3)からの経過時間を経過時間計測部914が計測し、その計測結果が時間ΔT3に到達した時点でブランケット32に対するボトルBの馴染が完了したと判定し、ブレーキ解除と印刷開始とを同時に実行してもよい(第3実施形態)。これによって、常にボトルBの側面Baがブランケット32に適切に当接した状態で印刷を行うことができ、印刷精度をさらに高めることができる。上記したようにボトルBがブランケット32に馴染んでボトルBの回転が発生しないようになるまでの時間ΔT3が本発明の「一定値」に相当している。
また、上記実施形態では、本発明の「ブレーキ装置」に相当するブレーキ部341bを内蔵するブレーキ付モータ341の回転軸に制動力を付与しているが、ボトルBを回転駆動するためのモータからブレーキ装置を独立して設け、当該モータの回転軸に制動力を付与してもよい。また、上記実施形態では、クラッチ346よりもボトル駆動用のモータ側にブレーキ装置を設けて回転軸に制動力を付与することでボトルBの回転にブレーキをかけているが、制動力を付与する位置を変更してもよい。すなわち、クラッチ346よりもボトルB側にブレーキ装置を設け、ボトルB自体あるいはボトルBからクラッチ346までの動力伝達経路に存在する部品に制動力を与えてボトルBの回転にブレーキをかけてもよい。例えば、バックアップローラ351、352の少なくとも一方をボトルBの側面Baに押圧してボトルBの回転にブレーキをかけてもよい。この場合、バックアップローラと、当該バックアップローラをボトルBに対して当接および離間させるための移動部とを組み合わせた装置が本発明の「ブレーキ装置」の一例に相当する。また、口元部Bcに装着された口元保持部材313に対してブレーキ部材(図示省略)を押し付けてブレーキをかけてもよい。この場合も、ブレーキ部材と、当該ブレーキ部材をボトルBに対して当接および離間させるための移動部とを組み合わせた装置が本発明の「ブレーキ装置」の一例に相当する。
また、上記実施形態では、2台の印刷装置101、102および2台のボトル保持装置300を装備して2種類のインクパターンをボトルBの側面Baに重ね合せて印刷する印刷システム100に本発明を適用しているが、印刷装置およびボトル保持装置300の台数はこれに限定されるものではなく、1台あるいは3台以上装備してもよい。
また、上記実施形態では、固定されたブランケットロール30に対し、ステージ11が版Pを、ボトル保持装置300がボトルBをそれぞれ移動させることで印刷処理における互いの位置決めがなされる。しかしながら、これらの移動は相対的に実現されていればよく、どの装置を可動とするかについては上記に限定されず任意である。
さらに、上記実施形態では、略円筒形状のボトルBが本発明の「ワーク」の一例であるが、ワークはこれに限定されるものではない。例えば両端部が開放された筒状の物体や、概ね円筒面である表面に対し凹凸が設けられた物体に対しても、各物体が回転対称軸まわりに回転対称な形状を有する限り、上記したボトル保持装置300と同様に構成されたワーク保持装置によって回転自在に保持するとともに印刷システム100でワーク保持装置を用いて印刷処理を実行することが可能である。
この発明は、回転対称軸まわりに回転対称な形状を有するワークの側面に対して印刷を行う印刷技術全般に適用可能である。
32…ブランケット(担持体)
100…印刷システム
101…第1の印刷装置
102…第2の印刷装置
300…ボトル保持装置
341…ブレーキ付モータ
341m…モータ部
341b…ブレーキ部(ブレーキ装置)
342…動力伝達部
346…クラッチ
400…ボトル搬送装置(移動装置)
900…制御装置
912…ブレーキ制御部
914…経過時間計測部
AR…回転対称軸
B…ボトル(ワーク)
Ba…(ボトルの)側面

Claims (7)

  1. 記録材料を担持する担持体に対し、回転対称軸まわりに回転対称な形状を有するワークの側面を押し当てた状態で前記ワークを前記回転対称軸まわりに回転させて前記記録材料を前記ワークの側面に転写して印刷する印刷システムであって、
    前記ワークを前記回転対称軸まわりに回転自在に保持するワーク保持装置と、
    前記担持体に対して前記ワーク保持装置を相対的に移動させて前記ワークの側面を前記担持体に押し当てる移動装置と、
    前記ワーク保持装置に保持される前記ワークの回転にブレーキをかけるブレーキ装置と、
    前記ブレーキ装置を制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記ワークの側面が前記担持体に押し当てられる際に前記ワークの回転にブレーキをかけておく一方、前記ワークの側面への前記記録材料の印刷時には前記ブレーキを解除するブレーキ制御部を有することを特徴とする印刷システム。
  2. 請求項1に記載の印刷システムであって、
    前記ワーク保持装置は、回転駆動力を発生させるモータと、前記回転駆動力を前記モータから前記ワーク保持装置に伝達して前記ワーク保持装置に保持された前記ワークを回転させる動力伝達部と、を有し、
    前記ブレーキ装置は、前記モータに設けられ、前記モータの回転軸に制動力を付与することで前記ワークの回転にブレーキをかける印刷システム。
  3. 請求項2に記載の印刷システムであって、
    前記モータは、前記ワークの側面への前記記録材料の印刷前に前記ワーク保持装置に保持された前記ワークを回転させて前記担持体に対する前記ワークの位置合せを行い、
    前記動力伝達部は、前記モータの前記回転軸と前記ワーク保持装置に保持された前記ワークとを連結状態および非連結状態に切り替えるクラッチを有し、前記ワークの位置合せ中においては前記クラッチを非連結状態に切替える一方、前記ワークの側面の前記担持体への押し当て中においては前記クラッチを連結状態に切り替えて前記ワークの回転にブレーキをかける印刷システム。
  4. 請求項3に記載の印刷システムであって、
    前記動力伝達部は、前記ワークの側面への前記記録材料の印刷時においては前記クラッチを非連結状態に切り替えて前記ワークを前記担持体に対して従動回転させる印刷システム。
  5. 請求項3に記載の印刷システムであって、
    前記ワークの側面への前記記録材料の印刷時においては、前記動力伝達部は前記クラッチを連結状態に切り替えるとともに前記モータは前記担持体に同期して前記ワークを回転させる印刷システム。
  6. 請求項1ないし5のいずれか一項に記載の印刷システムであって、
    前記制御装置は、前記ワークの側面の前記担持体への押し当て開始からの経過時間を計測する経過時間計測部を有し、前記経過時間計測部により計測された前記経過時間が一定値を超えた後で前記ブレーキ制御部により前記ブレーキを解除して前記ワークを印刷可能とする印刷システム。
  7. 回転対称軸まわりに回転対称な形状を有するワークをワーク保持装置により前記回転対称軸まわりに回転自在に保持する保持工程と、
    記録材料を担持する担持体に対し、前記ワークを保持する前記ワーク保持装置を相対的に移動させて前記ワークの側面を前記担持体に押し当てる押当工程と、
    前記ワークを前記回転対称軸まわりに回転させて前記記録材料を前記ワークの側面に転写して印刷する印刷工程と、を備え、
    前記押当工程においては前記ワーク保持装置に保持される前記ワークの回転にブレーキをかける一方、前記印刷工程においては前記ブレーキを解除することを特徴とする印刷方法。
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