JP2020176486A - 接合板材 - Google Patents

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雅浩 植草
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雅浩 植草
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Abstract

【課題】補強用の部材を設けなくても鋼製の梁を補強できる接合板材を提供する。【解決手段】接合板材20は、鋼製の梁同士を接合する、又は、鋼製の柱12と鋼製の梁14とを接合する板状の接合領域20Aと、接合領域20Aから梁14の軸方向に沿って延出され、梁14を補剛する補剛領域20Bと、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、接合板材に関する。
下記特許文献1には、鉄骨製の梁部材の端部を補強するために、梁部材の下部に補強鋼材を固定した接合部構造が開示されている。
特開2002−201719号公報
上記特許文献1に示された接合部構造では、梁部材と柱部材との接合部材に加えて、補強鋼材を設ける必要がある。このため構造が複雑になり施工手間がかかる。
本発明は上記事実を考慮して、補強用の部材を設けなくても鋼製の梁を補強できる接合板材を提供することを目的とする。
請求項1の接合板材は、鋼製の梁同士を接合する、又は、鋼製の柱と鋼製の梁とを接合する板状の接合領域と、前記接合領域から前記梁の軸方向に沿って延出され、前記梁を補剛する補剛領域と、を有する。
請求項1に記載の接合板材によると、鋼製の梁同士、又は鋼製の柱と鋼製の梁とが、接合領域で接合される。この接合領域からは、梁の軸方向に沿って補剛領域が延出されている。このため、例えば梁が外力を受けて変形しようとした際には、梁が補剛領域から反力を受ける。これにより、梁の変形が抑制される。このように、請求項1に記載の接合板材を用いることで、接合板材とは別に補強用の部材を設けなくても鋼製の梁を補強できる。
請求項2の接合板材は、請求項1に記載の接合板材において、前記補剛領域は前記梁のウェブを補剛する。
請求項2に記載の接合板材によると、補剛領域が梁のウェブを補剛している。このため、梁の横座屈を抑制できる。
請求項3の接合板材は、請求項1又は請求項2に記載の接合板材において、前記補剛領域は前記梁の端部を補剛する。
請求項3に記載の接合板材によると、応力が集中し易い梁の端部が補剛領域によって補剛されている。このため、梁と柱の接合部が損傷し難くなる。
本発明によると、補強用の部材を設けなくても鋼製の梁を補強できる。
本発明の第1実施形態に係る接合板材を適用した柱と梁との接合部を示す側面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る接合板材を示す断面図であり、(B)は接合板材を梁のフランジと当接するように形成した変形例を示す断面図であり、(C)は接合板材にリブを形成した変形例を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る接合板材を適用した梁同士の接合部を示す側面図である。 (A)は本発明の第2実施形態に係る接合板材に加えて、補剛領域を備えた接合板材で梁のフランジ同士を接合した変形例を示す側面図であり、(B)は本発明の第2実施形態に係る接合板材に代えて、補剛領域を備えた接合板材で梁のフランジ同士を接合した変形例を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態に係る接合板材について、図面を参照しながら説明する。各図面において同一の符号を用いて示される構成要素は、同一の構成要素であることを意味する。なお、各図面において重複する構成及び符号については、説明を省略する場合がある。また、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的の範囲内において、適宜変更を加えて実施することができる。
<第1実施形態>
図1には、本発明の第1実施形態に係る接合板材20を適用した柱12と梁14との接合部10が示されている。柱12は角型鋼管によって形成されている。柱12において、H型鋼の梁14におけるフランジ14A、14Bが接合される部分には、それぞれダイヤフラム12A、12Bが形成されている。フランジ14Aは上フランジであり、フランジ14Bは下フランジである。
なお、本発明の柱において、ダイヤフラム12A、12Bは外ダイヤフラムとされているが、これらは通しダイヤフラムや内ダイヤフラムとしてもよい。また、ダイヤフラム12A、12Bは適宜省略してもよい。さらに、柱12を形成する鋼材は角型鋼管に限定されず、丸型鋼管やH型鋼等を用いてもよい。
上下に配置されたダイヤフラム12A、12Bの間には、接合板材20が配置されている。接合板材20は、端面が柱12の側面に溶接されたガセットプレートである。接合板材20は、梁14のウェブ14Cとボルト接合されている。
以下の説明では、接合板材20においてウェブ14Cとボルト接合された部分を「接合領域20A」と称す。接合領域20Aは、高力ボルトであるボルト22の締結力によって発生する接合板材20とウェブ14Cとの間の摩擦力を構造耐力上算入する領域である。
これに対して、接合領域20Aから梁14の軸方向に沿って延出された部分を「補剛領域20B」と称す。補剛領域20Bにおいては、ボルト22による摩擦力を構造耐力上算入しない。
本実施形態においては、接合板材20とウェブ14Cとがボルト22によって接合されている一方で、その他の接合手段(溶接やせん断ボルト、仮ボルト、接着剤等)によって接合されていない。つまり、接合板材20は接合領域20Aにおいてボルト22で梁14に接合されているが、補剛領域20Bは梁14に非接合とされ、ウェブ14Cに接して配置されている。
接合板材20の幅D1(柱12の側面から梁14の軸方向に沿って計測した長さ)は特に限定されるものではないが、本実施形態においては梁14の梁せいH以上とされている。接合板材20は、地震時に梁14において局部座屈が生じやすい端部領域を覆うように配置することが好ましく、例えば幅D1≧1.5H以上とすることがさらに好ましい。
図2(A)に示すように、接合板材20は梁14のウェブ14Cにおける上下方向の中央部に接して配置されている。また、接合板材20は、ウェブ14Cの両側からウェブ14Cを挟み込むようにして配置されている。
(作用・効果)
図1に示すように、本実施形態に係る接合板材20によれば、鋼製(角型鋼管)の柱12と鋼製(H型鋼)の梁14とが、接合領域20Aで接合される。この接合領域20Aからは、梁14の軸方向に沿って補剛領域20Bが延出されている。
このため、例えば梁14が外力を受けて変形しようとした際には、梁14が補剛領域20Bから反力を受ける。これにより、梁14の変形が抑制される。
すなわち、梁14のウェブ14Cが接合板材20の補剛領域20Bによって補剛されている。このため、梁14の横座屈を抑制できる。さらに、応力が集中し易い梁14の端部が補剛領域20Bによって補剛されている。このため、梁14と柱12の接合部10が損傷し難い。
このように、接合板材20を用いることで、接合板材20とは別に補強用の部材(例えばウェブ14Cを補剛するスチフナ等)を設けなくても梁14を補強できる。
なお、本実施形態においては、図2(A)に示すように、接合板材20は梁14のウェブ14Cにおける上下方向の中央部に接して配置され、フランジ14A、14Bとは離間して配置されているが、本発明の実施形態はこれに限らない。
例えば図2(B)に示すように、接合板材20をフランジ14A及びフランジ14Bに接して配置してもよい。これにより、接合板材20は梁14の横座屈だけでなく、梁14の上下方向の撓み変形を抑制することもできる。
さらに、図2(C)に示すように、接合板材20の上下端にはリブ24A、24Bを設けてもよい。リブ24A、24Bは、梁14におけるフランジ14A、14Bの延設方向に沿って設けられる。これにより、接合板材20の剛性(梁14の面外方向の剛性)が高くなるため、梁14の横座屈抑制効果を高めることができる。
なお、図2(B)、(C)に示した構成は、接合板材20の全体に適用する必要はなく、少なくとも補剛領域20Bに適用すればよい。また、図2(B)、(C)に示した構成は、後述する第2実施形態における接合板材30の補剛領域30Bに適用することもできる。
<第2実施形態>
図3には、本発明の第2実施形態に係る接合板材30を適用した梁16同士の接合部11が示されている。接合部11は、梁16において柱12に溶接されたブラケット18と梁本体部19の継手部である。なお、本実施形態において、第1実施形態と同様の構成については説明を適宜省略する。
ブラケット18及び梁本体部19は同断面のH型鋼で形成されており、上フランジであるフランジ18Aとフランジ19Aとが、スプライスプレートである板材40を介して接合されている。
板材40は、フランジ18Aとフランジ19Aとを上下から挟み込むようにして配置され、2枚の板材40とフランジ18Aとがボルト接合されている。また、2枚の板材40とフランジ19Aとがボルト接合されている。同様に、下フランジであるフランジ18B及びフランジ19Bも、板材40を介して接合されている。
ブラケット18におけるウェブ18Cと梁本体部19におけるウェブ19Cとは、スプライスプレートである接合板材30を介して接合されている。接合板材30は、ウェブ18C、19Cとそれぞれボルト接合されている。
以下の説明では、接合板材30においてウェブ18C、19Cとボルト接合された部分を「接合領域30A」と称す。接合領域30Aは、第1実施形態における接合領域20Aと同様に、高力ボルトであるボルト32の締結力によって発生する接合板材30とウェブ18C、19Cとの間の摩擦力を構造耐力上算入する領域である。
これに対して、接合領域30Aから梁16の軸方向に沿って梁16の端部側へ延出された部分を「補剛領域30B」と称す。補剛領域30Bにおいては、ボルト32による摩擦力を構造耐力上算入しない。
本実施形態においては、接合板材30とウェブ18C、19Cとがボルト32によって接合されている一方で、その他の接合手段(溶接やせん断ボルト、仮ボルト、接着剤等)によって接合されていない。つまり、接合板材30は接合領域30Aにおいて梁16に接合されているが、補剛領域30Bは梁16に非接合とされ、ブラケット18のウェブ18Cに接して配置されている。
接合板材30の幅D2(梁16の軸方向に沿って計測した長さ)は特に限定されるものではないが、本実施形態においては、補剛領域30Bの端部30BEを、柱12の側面から幅H(梁16の軸方向に沿った長さ)以内の領域に配置するものとする。なお、幅Hは、梁16の梁せいと等しい寸法である。
接合板材30は、地震時に梁16において局部座屈が生じやすい端部領域を覆うように配置することが好ましく、例えば補剛領域30Bの端部30BEは、少なくとも柱12の側面から幅1.5H以内の領域に配置することが好ましい。
(作用・効果)
本実施形態に係る接合板材20によれば、鋼製(H型鋼)のブラケット18と鋼製(H型鋼)の梁本体部19とが、接合領域30Aで接合される。この接合領域30Aからは、梁16の軸方向に沿って梁16の端部側へ補剛領域30Bが延出されている。
このため、例えば梁16(ブラケット18)が外力を受けて変形しようとした際には、梁16が補剛領域30Bから反力を受ける。これにより、梁16の変形が抑制される。
すなわち、ブラケット18のウェブ18Cが接合板材30の補剛領域30Bによって補剛されている。このため、梁16の横座屈を抑制できる。さらに、応力が集中し易い梁16の端部が補剛領域30Bによって補剛されている。このため、梁16と柱12の接合部周辺が損傷し難い。
このように、接合板材30を用いることで、接合板材30とは別に補強用の部材を設けなくても梁16を補強できる。
なお、本実施形態においては、フランジ18Aとフランジ19Aとが、板材40を介して接合され、同様に、フランジ18Bとフランジ19Bとが、板材40を介して接合されている。
これらの板材40には、図4(A)に示すように、接合領域40Aと補剛領域40Bとを設けることができる。接合領域40Aは、板材40においてフランジ18A及びフランジ19Aにボルト接合された部分である。また、補剛領域40Bは、接合領域40Aから梁16の軸方向に沿って梁16の端部側へ延出された部分である。
板材40に補剛領域40Bを設けることで、フランジ18Aの剛性を高くすることができる。これにより、梁16の上下方向の撓み変形を抑制することができる。
なお、板材40に補剛領域40Bを設ける実施形態においては、図4(B)に示す接合板50のように、ウェブ18Cとウェブ19Cとの接合用には、補剛領域を備えない接合板を適用することもできる。このように、本発明における接合板材は、H型鋼に適用する場合、ウェブ同士の接合だけでなく、フランジ同士の接合に用いる事ができる。
また、上記の実施形態において、補剛領域20B、30B、40Bは、ウェブ14C、18C、フランジ18A、18Bに非接合とされているが、本発明の実施形態はこれに限らない。例えば補剛領域20B、30B、40Bは、ウェブ14C、18C、フランジ18A、18Bに対して、溶接やせん断ボルト、仮ボルト、接着剤等を用いて接合してもよい。すなわち、本発明における補剛領域は、補剛対象と接合する必要はないが、接合してもよい。このように、本発明は様々な態様で実施できる。
10 接合部
12 柱
14 梁
20 接合板材
20A 接合領域
20B 補剛領域
30 接合板材
30A 接合領域
30B 補剛領域
40A 接合領域
40B 補剛領域

Claims (3)

  1. 鋼製の梁同士を接合する、又は、鋼製の柱と鋼製の梁とを接合する板状の接合領域と、
    前記接合領域から前記梁の軸方向に沿って延出され、前記梁を補剛する補剛領域と、
    を有する接合板材。
  2. 前記補剛領域は前記梁のウェブを補剛する、請求項1に記載の接合板材。
  3. 前記補剛領域は前記梁の端部を補剛する、請求項1又は2に記載の接合板材。
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