JP2020175513A - 金型 - Google Patents

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伸紀 大島
Nobuki Oshima
伸紀 大島
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Abstract

【課題】異物を挟み込んだ場合でも、型かじりを防止することができる金型を提供する。【解決手段】固定側金型10と、固定側金型10に対して進退可能に設けられる可動側金型20と、固定側金型10及び可動側金型20のうちの一方から突出すように設けられるガイドピン11と、固定側金型10及び可動側金型20のうちの他方に設けられ、可動側金型20の可動時に、ガイドピン11と嵌り合い、当該ガイドピン11に案内されるガイド孔21とを備え、ガイド孔21は、ガイドピン11側が大きくなっている。【選択図】図1

Description

この発明は、型開閉動作を行う金型に関するものである。
割型式の射出成型用金型は、型閉じ及び型開きの型開閉動作に伴って摺動する摺動部を有している。この摺動部には、負荷がかかるため、耐摩耗性の向上が図られている。例えば、特許文献1には、摺動部に対して、めっき及び蒸着等の被覆処理を施して、高硬度化を図るようにした射出成型用金型が開示されている。
国際公開第2004/035285号
射出成型用金型では、型開閉動作時に、摺動部の周辺で異物を挟み込んでしまうと、摺動部が変形して破損する「型かじり」が発生する場合がある。このような型かじりが発生した場合には、射出成型用金型を分解して、修理する必要がある。更に、射出成型用金型を修理した後には、当該射出成型用金型を射出成形機に取り付け、成形条件を再調整する必要があり、手間のかかる作業を強いられる。
特許文献1に開示された射出成型用金型では、型かじりに対する対策が採られていない。このため、特許文献1に開示された射出成型用金型では、エアブロー等によって異物を除去する必要があり、生産性の低下を招くおそれがある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、異物を挟み込んだ場合でも、型かじりを防止することができる金型を提供することを目的とする。
この発明に係る金型は、固定側金型と、固定側金型に対して進退可能に設けられる可動側金型と、固定側金型及び可動側金型のうちの一方から突出すように設けられるガイドピンと、固定側金型及び可動側金型のうちの他方に設けられ、可動側金型の可動時に、前記ガイドピンと嵌り合い、当該ガイドピンに案内されるガイド孔とを備え、ガイド孔は、ガイドピン側が大きいことを特徴とするものである。
この発明によれば、異物を挟み込んだ場合でも、型かじりを防止することができる。
実施の形態1に係る金型の構成を示した断面図である。図1Aは金型内に異物が付着した状態を示した図である。図1Bは金型が異物を挟み込んだ状態を示した図である。 従来の金型の構成を示した断面図である。図2Aは金型内に異物が付着した状態を示した図である。図2Bは金型が異物を挟み込んだ状態を示した図である。図2Cは金型が異物の挟み込みによって変形する様子を示した図である。 実施の形態2に係る金型の構成を示した断面図である。図3Aは金型内に異物が付着した状態を示した図である。図3Bは金型が異物を挟み込んだ状態を示した図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
実施の形態1に係る金型について、図1を用いて説明する。図1Aは、金型内に異物30が付着した状態を示した図である。図1Bは、金型が異物30を挟み込んだ状態を示した図である。
実施の形態1に係る金型は、例えば、射出成型用金型である。この金型は、固定側金型10及び可動側金型20を備えている。固定側金型10は、固定されており、可動側金型20は、固定側金型10に対して、進退可能に取り付けられている。このように、金型は、固定側金型10に対して、可動側金型20を進退させることにより、型閉じ及び型開きの型開閉動作が可能となる。
固定側金型10は、ガイドピン11を有している。このガイドピン11は、円形状をなす軸状部材であって、固定側金型10から可動側金型20に向けて突出している。
可動側金型20は、円形状をなすガイド孔21を有している。このガイド孔21は、可動側金型20の可動時に、ガイドピン11と嵌り合い、当該ガイドピン11に案内される。これにより、可動側金型20は、ガイド孔21がガイドピン11に案内されることにより、固定側金型10との間の位置合せが行われた状態で、固定側金型10に対して進退可能に移動する。
更に、ガイド孔21は、ガイドピン11側が大きくなっている。このガイド孔21の大きい部分は、ザグリ部22によって形成されている。ザグリ部22の径寸法及び深さ寸法は、想定される異物30の大きさ及び形状に応じて、適宜調整されている。
なお、ガイドピン11及びガイド孔21は、金型の摺動部を構成するものである。また、異物30は、例えば、キャビティ空間から漏れて固化した樹脂材料、成形品の端材、及び、埃等である。
ここで、図1Aの例では、異物30は、固定側金型10の合わせ面におけるガイドピン11の周囲に付着している。この状態から、金型によって成形品を成形しようとすると、図1Bに示すように、異物30は、固定側金型10と可動側金型20との間に挟み込まれてしまう。このように、異物30が挟み込まれると、その異物30の大きさに対応して、ザグリ部22の一部分が、その内側に向けて突出するように変形する。このザグリ部22の変形部分22aは、当該ザグリ部22の内周面がガイド孔21の内周面の外側に位置しているため、ガイドピン11に接触することはない。
これにより、金型は、ガイド孔21にザグリ部22を設けることにより、ガイドピン11とガイド孔21との間のクリアランス精度を維持したままの状態で、異物30の挟み込みに起因した型かじりを、防止することができる。
これに対して、従来の金型について、図2を用いて説明する。図2Aは、金型内に異物30が付着した状態を示した図である。図2Bは、金型が異物30を挟み込んだ状態を示した図である。図2Cは、金型が異物30を挟み込んだ状態を示した図である。この図2Aから図2Cに示した従来の金型は、ガイド孔21にザグリ部22を有していない金型である。
ここで、図2Aの例では、固定側金型10の合わせ面におけるガイドピン11の周囲に付着している。この状態から、金型によって成形品を成形しようとすると、図2Bに示すように、異物30は、固定側金型10と可動側金型20との間に挟み込まれて潰される。このように、異物30が潰され始めると、その異物30の大きさに対応して、ガイド孔21におけるガイドピン11側の一部分が、その内側に向けて突出するように変形し始める。そして、図2Cに示すように、ガイド孔21の変形部分21aは、ガイドピン11に接触してしまう。このように、従来の金型は、ガイド孔21にザグリ部22を有していないため、異物30の挟み込みに起因した型かじりを、防止することができない。
なお、実施の形態1においては、金型として、射出成型用金型について説明したが、この射出成型用金型に限定されることはなく、プレス用金型、ダイキャスト用金型にも適用することができる。
また、実施の形態1に係る金型においては、固定側金型10にガイドピン11を設け、可動側金型20にガイド孔21を設けているが、この構成に限定されることはなく、固定側金型10にガイド孔21を設け、可動側金型20にガイドピン11を設けても構わない。
以上より、実施の形態1に係る金型は、固定側金型10と、固定側金型10に対して進退可能に設けられる可動側金型20と、固定側金型10及び可動側金型20のうちの一方から突出すように設けられるガイドピン11と、固定側金型10及び可動側金型20のうちの他方に設けられ、可動側金型20の可動時に、ガイドピン11と嵌り合い、当該ガイドピン11に案内されるガイド孔21とを備え、ガイド孔21は、ガイドピン11側が大きくなっている。これにより、金型は、異物30を挟み込んだ場合でも、型かじりを防止することができる。
また、金型は、ガイド孔21のガイドピン11側に設けられるザグリ部22を備えている。このザグリ部22は、容易な機械加工となるザグリ加工によって形成されるため、金型は、ガイドピン11とガイド孔21との間のクリアランス精度を維持したままの状態で、異物30の挟み込みに起因した型かじりを、防止することができる。
実施の形態2.
実施の形態2に係る金型について、図3を用いて説明する。図3Aは、金型内に異物30が付着した状態を示した図である。図3Bは、金型が異物30を挟み込んだ状態を示した図である。
実施の形態2に係る金型は、実施の形態1に係るガイド孔21のザグリ部22に替えて、テーパ部23を備えている。このため、実施の形態2に係る金型については、実施の形態1に係る金型と共通する部分の説明を省略する。
ガイド孔21は、ガイドピン11側が大きくなっている。このガイド孔21の大きい部分は、テーパ部23によって形成されている。テーパ部23の径寸法及び深さ寸法は、想定される異物30の大きさ及び形状に応じて、適宜調整されている。
ここで、図3Aの例では、異物30は、固定側金型10の合わせ面におけるガイドピン11の周囲に付着している。この状態から、金型によって成形品を成形しようとすると、図3Bに示すように、異物30は、固定側金型10と可動側金型20との間に挟み込まれてしまう。このように、異物30が挟み込まれると、その異物30の大きさに対応して、テーパ部23の一部分が、その内側に向けて突出するように変形する。このテーパ部23の変形部分23aは、当該テーパ部23の内傾斜面がガイド孔21の内周面の外側に位置しているため、ガイドピン11に接触することはない。
これにより、金型は、ガイド孔21にテーパ部23を設けることにより、ガイドピン11とガイド孔21との間のクリアランス精度を維持したままの状態で、異物30の挟み込みに起因した型かじりを、防止することができる。
以上より、実施の形態2に係る金型は、固定側金型10と、固定側金型10に対して進退可能に設けられる可動側金型20と、固定側金型10及び可動側金型20のうちの一方から突出すように設けられるガイドピン11と、固定側金型10及び可動側金型20のうちの他方に設けられ、可動側金型20の可動時に、ガイドピン11と嵌り合い、当該ガイドピン11に案内されるガイド孔21とを備え、ガイド孔21は、ガイドピン11側が大きくなっている。これにより、金型は、異物30を挟み込んだ場合でも、型かじりを防止することができる。
また、金型は、ガイド孔21のガイドピン11側に設けられるテーパ部23を備えている。このテーパ部23は、容易な機械加工となるテーパ加工によって形成されるため、金型は、ガイドピン11とガイド孔21との間のクリアランス精度を維持したままの状態で、異物30の挟み込みに起因した型かじりを、防止することができる。
更に、テーパ部23は、ガイド孔21に向かうに従って、徐々に小径となるため、ガイド孔21の強度低下を抑制することができる。これにより、金型は、金型寿命の延長化を図ることができる。
なお、本願発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは、各実施の形態における任意の構成要素の変形、もしくは、各実施の形態における任意の構成要素の省略が可能である。
10 固定側金型
11 ガイドピン
20 可動側金型
21 ガイド孔
21a 変形部分
22 ザグリ部
22a 変形部分
23 テーパ部
23a 変形部分
30 異物

Claims (4)

  1. 固定側金型と、
    前記固定側金型に対して進退可能に設けられる可動側金型と、
    前記固定側金型及び前記可動側金型のうちの一方から突出すように設けられるガイドピンと、
    前記固定側金型及び前記可動側金型のうちの他方に設けられ、前記可動側金型の可動時に、前記ガイドピンと嵌り合い、当該ガイドピンに案内されるガイド孔とを備え、
    前記ガイド孔は、ガイドピン側が大きい
    ことを特徴とする金型。
  2. 前記ガイド孔のガイドピン側に設けられるザグリ部を備える
    ことを特徴とする請求項1記載の金型。
  3. 前記ガイド孔のガイドピン側に設けられるテーパ部を備える
    ことを特徴とする請求項1記載の金型。
  4. 前記固定側金型は、前記ガイドピンを有し、
    前記可動側金型は、前記ガイド孔を有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の金型。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57183124U (ja) * 1981-05-15 1982-11-20
JP2001353727A (ja) * 2000-06-15 2001-12-25 Futaba Corp 成型用金型の位置決め用ピン、ブシュ及び成型用金型の位置決め装置

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