JP2020175007A - 什器システム - Google Patents
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Abstract
【課題】天板付き什器がベンチテーブルであっても、電子機器を安全に管理しながら配線に接続できるようにする。【解決手段】什器システムSysは、互いに第一方向に離間して床面F上に立設された一対の支持脚体と、一対の支持脚体により下方から支持された天板12と、天板の下面12b側に設けられ、電子機器Eに接続される配線Cを挿通させる配線挿通部13と、を有する天板付き什器1と、内部に電子機器を収容可能な物品収容空間S3を有する什器本体部21と、什器本体部の下面に設けられたキャスター装置22と、を有するワゴン装置2と、を備え、什器本体部のうち天板の下面側の空間に配される収納部位には、配線を物品収容空間の内側から外側に通す配線挿通孔216が形成され、配線が、物品収容空間から配線挿通孔を通して配線挿通部まで案内されることを特徴とする。【選択図】図5
Description
本発明は、什器システムに関する。
オフィスや病院、公共施設、研究施設等の執務空間には、左右方向に離間して床面上に設置された一対の支持脚体と、一対の支持脚体により支持された天板と、を有する天板付き什器が設置されている。近年、天板付き什器では、天板の上面においてスマートフォン、タブレットPC、ノートPC等のように携行可能な電子機器(モバイル端末)を用いた作業が行われることも多い。
特許文献1には、天板の下面側に設けられた配線ダクトに配された配線(電源用配線や通信用配線)を、天板の下面に取り付けられた引き出しの内部に引き込む構成が開示されている。特許文献1の構成では、携行可能な電子機器を、引き出しの内部に安全に保管した状態で、引き出しに引き込まれた配線に接続しておくことができる。すなわち、電子機器を安全に管理しながら、電子機器への充電や給電などを実施できる。
ところで、天板付き什器には、天板が左右方向に長い所謂ベンチテーブルがある。ベンチテーブルでは、複数の利用者が左右方向に並ぶことで、天板の上面を複数の利用者で共有する(シェアする)ことができる。また、天板の左右方向において利用者一人が占有する天板上面の占有幅寸法を柔軟に変更することができる。例えば、同一のベンチテーブルを利用する人数に応じて、利用者一人当たりの占有幅寸法を柔軟に調整できる。
ベンチテーブルのような天板付き什器においても、携行可能な電子機器を安全に管理しながら配線に接続できることが求められている。しかしながら、ベンチテーブルのような天板付き什器の天板に、特許文献1と同様の引き出しを取り付けてしまうと、占有幅寸法を柔軟に調整できるというベンチテーブルとしての利点が失われてしまう。
本発明は、上述した事情に鑑みたものであって、天板付き什器がベンチテーブルであっても、電子機器を安全に管理しながら配線に接続できる什器システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る什器システムは、互いに第一方向に離間して床面上に立設された一対の支持脚体と、前記一対の支持脚体により支持された天板と、前記天板の下面側に設けられ、電子機器に接続される配線を挿通させる配線挿通部と、を有する天板付き什器と、内部に電子機器を収容可能な物品収容空間を有する什器本体部と、前記什器本体部の下面に設けられたキャスター装置と、を有し、少なくとも一部が前記天板付き什器の前記天板の下面側の空間に収納されるワゴン装置と、を備え、前記什器本体部のうち前記天板の下面側の空間に配される収納部位には、前記配線を前記物品収容空間の内側から外側に通す配線挿通孔が形成され、前記配線が、前記物品収容空間から前記配線挿通孔を通して前記配線挿通部まで案内される。
この構成よれば、電子機器をワゴン装置の物品収容空間に収容することで、電子機器を安全に管理できる。また、物品収容空間に収容された電子機器は、什器本体部の配線挿通孔を通して物品収容空間に引き込まれた配線に接続できる。すなわち、電子機器を安全に管理しながら配線に接続することができる。
また、ワゴン装置は、キャスター装置により天板付き什器に対して移動可能である。このため、天板付き什器が第一方向に長いベンチテーブルであっても、ワゴン装置の配線挿通孔から天板付き什器の配線挿通部に至る配線の余長に応じて、ワゴン装置を天板付き什器に対して第一方向に移動させることができる。すなわち、第一方向において天板付き什器に対するワゴン装置の位置を容易に変更できる。したがって、第一方向における利用者の占有幅寸法を柔軟に調整することができる。
また、ワゴン装置は、キャスター装置により天板付き什器に対して移動可能である。このため、天板付き什器が第一方向に長いベンチテーブルであっても、ワゴン装置の配線挿通孔から天板付き什器の配線挿通部に至る配線の余長に応じて、ワゴン装置を天板付き什器に対して第一方向に移動させることができる。すなわち、第一方向において天板付き什器に対するワゴン装置の位置を容易に変更できる。したがって、第一方向における利用者の占有幅寸法を柔軟に調整することができる。
本発明の一態様に係る什器システムにおいて、前記配線挿通部には、前記天板の下面側において前記配線挿通部の内側と外側とをつなぐ配線用開口孔が形成され、前記配線用開口孔は、前記第一方向に延びてもよい。
この構成では、配線挿通部の配線用開口孔が第一方向に延びていることで、当該配線用開口孔を通る配線の部位は、第一方向に移動することができる。このため、ワゴン装置の配線挿通孔から配線用開口孔を通って配線挿通部の内側まで延びる配線の部位は、ワゴン装置の第一方向への移動に追従して移動できる。すなわち、ワゴン装置は、天板付き什器に対して第一方向に自由に移動することができる。これにより、第一方向において天板付き什器に対するワゴン装置の位置を、より広い範囲で変更することができる。したがって、ワゴン装置の位置を、天板付き什器における利用者の占有幅寸法の変更に対してより柔軟に対応させることができる。
本発明の一態様に係る什器システムにおいて、前記配線挿通孔は、前記什器本体部の前記収納部位のうち、水平方向において前記第一方向に直交する第二方向において前記配線挿通部に対向する部位に形成されてもよい。
ここの構成によれば、ワゴン装置の配線挿通孔から配線挿通部に至る配線の長さを短くすることができる。
また、ワゴン装置の配線挿通孔から天板付き什器の配線挿通部に至る配線が、第二方向においてワゴン装置と配線挿通部との間に配されるため、当該配線は第二方向から見えにくくなる。これにより、什器システムの外観意匠を良好に保つことができる。
また、ワゴン装置の配線挿通孔から天板付き什器の配線挿通部に至る配線が、第二方向においてワゴン装置と配線挿通部との間に配されるため、当該配線は第二方向から見えにくくなる。これにより、什器システムの外観意匠を良好に保つことができる。
本発明の一態様に係る什器システムにおいて、前記什器本体部には、前記物品収容空間を外側に開口させる開口部が形成され、前記ワゴン装置は、前記什器本体部の開口部を開閉可能とする蓋部をさらに備えてもよい。
この構成によれば、什器本体部の開口部を蓋部によって閉じることで、物品収容空間に収容された電子機器が外部に露出することを防止できる。すなわち、電子機器をより安全に管理できる。
本発明の一態様に係る什器システムにおいて、前記什器本体部には、前記物品収容空間を側方に開口させる開口部が形成され、前記ワゴン装置は、前記開口部を通じて前記物品収容空間に対して挿抜可能に設けられ、前記電子機器及び前記配線を収容することが可能な引出し部をさらに備えてもよい。
この構成によれば、引出し部を利用することで、電子機器を什器本体部の物品収容空間に対して簡単に出し入れすることができる。
本発明の一態様に係る什器システムにおいて、前記物品収容空間は、当該物品収容空間に対する前記引出し部の挿抜位置に関わらず、前記引出し部の挿抜方向において前記引出し部と前記什器本体部の内面との間に形成される配線案内空間部を含み、前記配線案内空間部には、前記引出し部から前記配線挿通孔に至る前記配線の部位が配されてもよい。
この構成によれば、引出し部を物品収容空間に挿入した位置に配した状態であっても、物品収容空間において引出し部から配線挿通孔に至る配線の部位が、引出し部と什器本体部の内面との間に挟まれることを防止できる。したがって、配線の保護を図ることができる。
本発明によれば、天板付き什器がベンチテーブルであっても、電子機器を安全に管理しながら配線に接続することができる。
〔第一実施形態〕
以下、図1〜7を参照して本発明の第一実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る什器システムSysは、天板付き什器1と、ワゴン装置2と、を備える。
図1,2に示すように、天板付き什器1は、一対の支持脚体11と、天板12と、配線挿通部13と、を備える。また、本実施形態の天板付き什器1は、中間脚体14をさらに備える。
以下、図1〜7を参照して本発明の第一実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る什器システムSysは、天板付き什器1と、ワゴン装置2と、を備える。
図1,2に示すように、天板付き什器1は、一対の支持脚体11と、天板12と、配線挿通部13と、を備える。また、本実施形態の天板付き什器1は、中間脚体14をさらに備える。
一対の支持脚体11は、互いに左右方向(第一方向)に離間して床面F上に立設されている。左右方向は、水平方向(床面Fに沿う方向)における一方向であり、図面においてはX軸方向で示している。各支持脚体11は、左右方向が厚さ方向となる板状に形成されている。
支持脚体11は、左右方向から見て、前後方向(第二方向)を横方向とし、上下方向を縦方向とする矩形状に形成されている。前後方向は、水平方向において左右方向に直交する方向であり、図面においてはY軸方向で示している。上下方向は、水平方向に直交する方向であり、図面においてはZ軸方向で示している。
支持脚体11は、左右方向から見て、前後方向(第二方向)を横方向とし、上下方向を縦方向とする矩形状に形成されている。前後方向は、水平方向において左右方向に直交する方向であり、図面においてはY軸方向で示している。上下方向は、水平方向に直交する方向であり、図面においてはZ軸方向で示している。
中間脚体14は、左右方向において一対の支持脚体11の間に配される。中間脚体14は、上下方向に延びる脚本体部141と、脚本体部141の上端に固定された横梁部142と、を備える。脚本体部141は、柱状に形成され、床面F上に立設されている。前後方向における中間脚体14の長さは、前後方向における支持脚体11の長さよりも短い。横梁部142は、脚本体部141の上端に固定され、脚本体部141の上端から前後方向の一方側及び他方側にそれぞれ延びている。前後方向における横梁部142の長さは、前後方向における支持脚体11の長さとほぼ等しい。
天板12は、一対の支持脚体11により下方から支持される。本実施形態では、上下方向から見た平面視で、天板12が左右方向に長い矩形状に形成されている。天板12の左右方向の両端部が、一対の支持脚体11により支持される。また、天板12の左右方向の中間部が、中間脚体14の横梁部142により支持される。
前後方向における天板12の中間には、左右方向に延びる隙間S1が形成されている。当該隙間S1は、天板12の板厚方向(上下方向)に貫通している。当該隙間S1は、天板12の左右方向の一端から他端まで延びている。
前後方向における天板12の中間には、左右方向に延びる隙間S1が形成されている。当該隙間S1は、天板12の板厚方向(上下方向)に貫通している。当該隙間S1は、天板12の左右方向の一端から他端まで延びている。
具体的に、本実施形態の天板12は、四枚の天板片121〜124を格子状に配列して構成されている。各天板片121〜124は、平面視で左右方向に長い矩形状に形成されている。各天板片121〜124は、その左右方向の両端が支持脚体11及び中間脚体14の横梁部142によって支持される。各天板片121〜124は、例えばボルトナットなどの締結具によって支持脚体11及び中間脚体14の横梁部142に固定される。一対の支持脚体11及び中間脚体14に固定された四枚の天板片121〜124は、左右方向に隙間S1をあけずに並べられ、前後方向に隙間S1をあけて並べられる。
図1〜5に示すように、配線挿通部13は、天板12の下面12b側に設けられ、後述する電子機器E(図5〜7参照)に接続される配線Cを挿通させる。配線Cには、電子機器Eに電力を供給するための電源用配線や、電子機器Eと他の機器との間で情報の送受信を行うための通信用配線などがある。本実施形態の図面には、電源用配線だけが記載されている。配線挿通部13は、床面Fの上方に間隔をあけて位置する。本実施形態における配線挿通部13は、左右方向に延びている。これにより、配線Cは、配線挿通部13において左右方向に挿通される。
図3,5に示すように、配線挿通部13には、天板12の下面12b側において配線挿通部13の内側と外側とをつなぐ配線用開口孔131が形成されている。配線挿通部13の内側は、配線Cを挿通させる配線挿通部13の内側の空間であり、以下では挿通空間S2と呼ぶ。配線用開口孔131は、左右方向に延びている。配線挿通部13に配線用開口孔131が形成されていることで、挿通空間S2に挿通された配線Cを、天板12の下面12b側において挿通空間S2の外側に引き出すことができる。
配線用開口孔131は、例えば前後方向における配線挿通部13の一端又は両端に形成されてよい。本実施形態の配線用開口孔131は、配線挿通部13の下端に形成されている。これにより、挿通空間S2に挿通された配線Cを、挿通空間S2の下方に引き出すことができる。
配線用開口孔131は、例えば前後方向における配線挿通部13の一端又は両端に形成されてよい。本実施形態の配線用開口孔131は、配線挿通部13の下端に形成されている。これにより、挿通空間S2に挿通された配線Cを、挿通空間S2の下方に引き出すことができる。
配線挿通部13は、例えば前後方向における天板12の端部に配されてもよい。本実施形態の配線挿通部13は、前後方向における天板12の中間部に配されている。これにより、配線Cを挿通させる配線挿通部13の挿通空間S2は、前述した天板12の隙間S1を通して天板12の上方に開口する。
配線挿通部13は、例えば左右方向において互いに間隔をあけて複数配列されてもよい。配線挿通部13は、例えば左右方向において一対の支持脚体11の一方から他方まで延びていてもよい。図1,2に示すように、本実施形態の配線挿通部13は、中間脚体14において二つに分断されている。すなわち、各配線挿通部13は、左右方向において支持脚体11から中間脚体14まで延びている。
配線挿通部13は、例えば左右方向において互いに間隔をあけて複数配列されてもよい。配線挿通部13は、例えば左右方向において一対の支持脚体11の一方から他方まで延びていてもよい。図1,2に示すように、本実施形態の配線挿通部13は、中間脚体14において二つに分断されている。すなわち、各配線挿通部13は、左右方向において支持脚体11から中間脚体14まで延びている。
図2,3に示すように、本実施形態の配線挿通部13は、一対の支持体15と、配線トレー16と、を備える。
一対の支持体15は、互いに前後方向に離間して配される。一対の支持体15の間に、配線挿通部13の挿通空間S2が形成される。また、一対の支持体15の下端の間の隙間が、配線挿通部13の配線用開口孔131として機能する。配線用開口孔131は、左右方向における一対の支持体15の全体にわたって形成されている。
一対の支持体15は、それぞれ左右方向に長く延びている。本実施形態において、各支持体15は左右方向において支持脚体11から中間脚体14まで延びている。一対の支持体15は、例えば天板12の下面12bに固定されてもよいし、例えば支持脚体11及び中間脚体14に接続されてもよい。
一対の支持体15は、互いに前後方向に離間して配される。一対の支持体15の間に、配線挿通部13の挿通空間S2が形成される。また、一対の支持体15の下端の間の隙間が、配線挿通部13の配線用開口孔131として機能する。配線用開口孔131は、左右方向における一対の支持体15の全体にわたって形成されている。
一対の支持体15は、それぞれ左右方向に長く延びている。本実施形態において、各支持体15は左右方向において支持脚体11から中間脚体14まで延びている。一対の支持体15は、例えば天板12の下面12bに固定されてもよいし、例えば支持脚体11及び中間脚体14に接続されてもよい。
図3に示すように、一対の支持体15は、それぞれベース片151と、上端片152と、下端片153と、を備える。ベース片151は、前後方向を板厚方向とする板状に形成され、左右方向に長く延びている。上端片152は、上下方向を板厚方向とする板状に形成されている。上端片152は、ベース片151の上端から前後方向において互いの支持体15に近づくように内向きに延びる。上端片152は、天板12の下面12bに重ねて配される。下端片153は、ベース片151の下端から前後方向において互いの支持体15に近づくように内向きに延びる。図示例において、下端片153の延長方向の先端部は、上方に向かって折り曲げられているが、これに限ることはない。
配線トレー16は、配線用開口孔131を覆うように一対の支持体15に取り付けられる。配線トレー16は、一対の支持体15の下端片153上に載置されることで、一対の支持体15によって支持される。左右方向における配線トレー16の長さは、左右方向における一対の支持体15の長さよりも短い。配線トレー16は、図2に例示するように、左右方向に複数配列されてもよい。
配線挿通部13に挿通される配線Cは、図3に例示するように配線トレー16上に配されてもよいし、例えば支持体15の下端片153上に配されてもよい。
配線挿通部13に挿通される配線Cは、図3に例示するように配線トレー16上に配されてもよいし、例えば支持体15の下端片153上に配されてもよい。
図1,2,5に示すように、本実施形態の天板付き什器1は、カバー部材17をさらに備える。カバー部材17は、天板12の隙間S1を覆い、配線挿通部13の挿通空間S2の上方への開口を閉じる。これにより、配線挿通部13の挿通空間S2に配された配線Cが天板12の上面12a側から見えないように、当該配線Cをカバー部材17によって隠すことができる。また、カバー部材17は、例えば天板12の隙間S1(挿通空間S2の上方の開口)を開閉するように構成されてよい。これにより、天板12の上面12a側に配した各種の電子機器を、配線挿通部13の挿通空間S2に配された配線Cに簡単に接続することができる。
図1,4,5に示すように、ワゴン装置2は、天板12の下面12b側の空間(以下、下方空間と呼ぶ。)に収納可能である。ワゴン装置2は、例えばその一部だけが天板12の下方空間に配置されてもよいが、本実施形態ではワゴン装置2全体が天板12の下方空間に配置可能である。上下方向において床面Fを基準とするワゴン装置2の高さ寸法は、床面Fから天板12の下面12bに至る高さ寸法よりも小さい。
また、本実施形態におけるワゴン装置2の高さ寸法は、床面Fから配線挿通部13の下端に至る距離D1よりも大きい。このため、ワゴン装置2は、配線挿通部13の下側に配置することはできず、天板12の下側空間のうち前後方向における配線挿通部13の両側の各空間に配置することができる。そして、ワゴン装置2を天板12の下側空間に配した状態では、ワゴン装置2の上端部が前後方向において配線挿通部13に対向する。配線挿通部13の両側の各空間では、ワゴン装置2の位置を、一対の支持脚体11の間において左右方向に自由に変更できる。
なお、ワゴン装置2は、例えば配線挿通部13の下側に配置できるように構成されてもよい。すなわち、ワゴン装置2の高さ寸法は、例えば床面Fから配線挿通部13の下端に至る距離D1よりも小さくてもよい。
なお、ワゴン装置2は、例えば配線挿通部13の下側に配置できるように構成されてもよい。すなわち、ワゴン装置2の高さ寸法は、例えば床面Fから配線挿通部13の下端に至る距離D1よりも小さくてもよい。
図4,5に示すように、ワゴン装置2は、什器本体部21と、什器本体部21の下面に設けられたキャスター装置22と、を備える。ワゴン装置2は、キャスター装置22を備えることで、床面F上で移動自在となっている。本実施形態のワゴン装置2は、蓋部23や、引出し部24、施錠装置25をさらに備える。
図4〜7に示すように、什器本体部21は、内部に電子機器Eなどの物品を収容可能な物品収容空間S3を有する。物品収容空間S3に収容される電子機器Eは、例えばスマートフォンやタブレットPC、ノートPC等のように携行可能な電子機器である。什器本体部21には、物品収容空間S3を外側に開口させる開口部211が形成されている。什器本体部21の開口部211は、電子機器Eなどの物品を物品収容空間S3に対して出し入れするための出入口である。
什器本体部21の開口部211は、例えば物品収容空間S3を複数の方向(例えば上方及び側方)に開口させるように形成されてよい。本実施形態において、什器本体部21の開口部211は、物品収容空間S3を一方向に開口させるように形成されている。具体的に、什器本体部21の開口部211は、物品収容空間S3を側方(図4〜7においてY軸負方向)に開口させるように形成されている。
什器本体部21の開口部211は、例えば物品収容空間S3を複数の方向(例えば上方及び側方)に開口させるように形成されてよい。本実施形態において、什器本体部21の開口部211は、物品収容空間S3を一方向に開口させるように形成されている。具体的に、什器本体部21の開口部211は、物品収容空間S3を側方(図4〜7においてY軸負方向)に開口させるように形成されている。
什器本体部21は、直方体状の外観を有する。什器本体部21は、平面視矩形状に形成された底板212と、底板212の三辺に立設された三つの側板213B,213L,213Rと、三つの側板213B,213L,213Rの上端に設けられた矩形状の天井板214と、を有する。
一つの側板213Bは、その板厚方向がワゴン装置2の前後方向に向くように配された背面板213Bである。ワゴン装置2の前後方向は、物品収容空間S3が開口する方向であり、図面においてはY軸方向で示している。
一つの側板213Bは、その板厚方向がワゴン装置2の前後方向に向くように配された背面板213Bである。ワゴン装置2の前後方向は、物品収容空間S3が開口する方向であり、図面においてはY軸方向で示している。
残り二つの側板213L,213Rは、その板厚方向がワゴン装置2の幅方向に向くように配された左側板213L及び右側板213Rである。ワゴン装置2の幅方向は、水平方向においてワゴン装置2の前後方向に直交する方向であり、図面においてはX軸方向で示している。
物品収容空間S3は、これら底板212、三つの側板213B,213L,213R(背面板213B、左側板213L、右側板213R)及び天井板214によって囲まれた直方体状の空間である。
物品収容空間S3は、これら底板212、三つの側板213B,213L,213R(背面板213B、左側板213L、右側板213R)及び天井板214によって囲まれた直方体状の空間である。
図5〜7に示すように、蓋部23は、什器本体部21の開口部211を開閉可能とする。すなわち、蓋部23は、開口部211を閉じる位置P11(図5,6参照)と、開口部211を開く位置P12(図5,7参照)との間で移動可能に設けられる。蓋部23は、例えば什器本体部21に対して回転可能に取り付けられる扉であってよい。本実施形態の蓋部23は、後述する引出し部24に一体に設けられている。
引出し部24は、什器本体部21の開口部211を通じて物品収容空間S3に対して挿抜可能に設けられる。すなわち、引出し部24は、物品収容空間S3に挿入される挿入位置P21(図5,6)と、物品収容空間S3から抜き出した抜出位置P22(図5,7)との間で、移動可能である。什器本体部21に対する引出し部24の挿抜方向(移動方向)は、ワゴン装置2の前後方向である。引出し部24は、什器本体部21の内面(左側板213L及び右側板213R)に固定された一対の支持レール26によって前後方向にスライド可能に支持される。
引出し部24は、上方に開口する箱状に形成され、電子機器Eを収容可能である。
引出し部24は、上方に開口する箱状に形成され、電子機器Eを収容可能である。
本実施形態では、引出し部24を挿入位置P21に配した状態であっても、引出し部24は、当該引出し部24の挿入方向の前側に位置する什器本体部21の内面(背面板213B)に対して間隔をあけて配される。すなわち、物品収容空間S3に対する引出し部24の挿抜位置(挿入位置P21及び抜出位置P22)に関わらず、引出し部24の挿抜方向において引出し部24と什器本体部21の内面との間には、隙間空間S31が形成される。隙間空間S31は、物品収容空間S3に含まれる空間である。以下の説明では、隙間空間S31を配線案内空間部S31と呼ぶ。
引出し部24には、前述した蓋部23が一体に設けられている。蓋部23は、引出し部24の抜出方向(Y軸負方向)における引出し部24の前側の端部に設けられている。これにより、蓋部23は、引出し部24を挿入位置P21に配した状態で、開口部211を閉じる位置P11(図5,6)に配される。また、蓋部23は、引出し部24を挿入位置P21から抜出位置P22に向けて移動させることで、開口部211を開く位置P12(図7)に配される。
本実施形態のワゴン装置2は、上記した引出し部24及びこれに一体に設けられた蓋部23を複数(図示例では三つ)備える。複数の引出し部24及び蓋部23は、上下方向に並べられる。複数の蓋部23は、それぞれ什器本体部21の開口部211の一部を閉じる。図5においては、三つの引出し部24及び蓋部23のうち、最上段の引出し部24及び三つの蓋部23を示し、下の二段の引出し部24の記載を省略している。
図4に示す施錠装置25は、什器本体部21の開口部211を閉じる位置P11に蓋部23を保持する。本実施形態では、蓋部23が引出し部24に一体に設けられている。このため、施錠装置25によって蓋部23が什器本体部21の開口部211を閉じる位置P11に保持された状態では、引出し部24が挿入位置P21に保持される。蓋部23を施錠/開錠する施錠装置25の具体的な構成は、鍵を利用した構成や、暗証番号を利用した構成など、任意であってよい。
図5に示すように、前述した什器本体部21のうち、天板12の下方空間に配される収納部位には、配線挿通孔216が形成されている。配線挿通孔216は、電子機器Eに接続される配線Cを物品収容空間S3の内側から外側に通す。これにより、配線Cを、物品収容空間S3から配線挿通孔216に通した上で、天板付き什器1の配線挿通部13まで到達させることができる。
配線挿通孔216は、例えば什器本体部21の左側板213Lや右側板213R、天井板214に形成されてもよい。本実施形態の配線挿通孔216は、什器本体部21の背面板213Bに形成されている。ここで、本実施形態のワゴン装置2は、什器本体部21の開口部211が前後方向における天板12の外側に向くように、すなわち、什器本体部21の背面板213Bが前後方向において配線挿通部13に対向するように、配される。このため、配線挿通孔216は、什器本体部21のうち前後方向において配線挿通部13に対向する部位(背面板213B)に形成されている。
また、配線挿通孔216は、上下方向において配線挿通部13よりも下方に位置している。さらに、上下方向において床面Fから配線挿通孔216に至る距離D2は、ワゴン装置2の高さ寸法の半分以上である。なお、配線挿通孔216は、例えば配線挿通部13と同じ高さに位置してもよい。また、床面Fから配線挿通孔216に至る距離D2は、例えばワゴン装置2の高さ寸法の半分以下であってもよい。
什器システムSysでは、物品収容空間S3に配された電子機器Eに接続される配線Cが、物品収容空間S3から配線挿通孔216を通して天板付き什器1の配線挿通部13まで案内される。図6に示すように、物品収容空間S3には、電子機器Eに接続するための配線Cの端子C1(図示例では電源タップ)が配される。本実施形態においては、配線Cの端子C1が引出し部24に収容され、配線Cは、引出し部24から物品収容空間S3を通り、配線挿通孔216を通して物品収容空間S3の外側に引き出される。
図6,7に示すように、引出し部24を備える本実施形態のワゴン装置2では、引出し部24から配線挿通孔216に至る配線Cの部位が、物品収容空間S3のうち前述した配線案内空間部S31に配される。そして、本実施形態のワゴン装置2は、配線案内空間部S31に設けられ、配線案内空間部S31に配された配線Cの部位を支持しつつ案内する配線案内装置27をさらに備える。
配線案内装置27は、細長い形状に形成され、引出し部24の挿抜方向(Y軸方向)への移動に応じて、一平面内でのみ折曲変形可能である。本実施形態における一平面は、ワゴン装置2の前後方向(Y軸方向)及び幅方向(X軸方向)を含む平面であり、上下方向(Z軸方向)に直交する。
配線案内装置27の長手方向の第一端部271は引出し部24に固定され、配線案内装置27の第二端部272は引出し部24の挿入方向の前側に位置する什器本体部21の内面(背面板213B)に固定されている。これにより、図6に示すように引出し部24を挿入位置P21に配した状態、すなわち、引出し部24が什器本体部21の背面板213Bの近くに位置する状態では、配線案内装置27及びこれに支持された配線Cの部位が折り曲げられる。一方、図7に示すように引出し部24を抜出位置P22に配した状態、すなわち、引出し部24が什器本体部21の背面板213Bから離れて位置する状態では、配線案内装置27及びこれに支持された配線Cの部位が引出し部24の挿抜方向(Y軸方向)に延ばされる。
本実施形態において、配線案内装置27は、図5に示すように、配線案内空間部S31のうち引出し部24よりも上方の領域において、一平面(XY平面)内でのみ折曲変形可能となっている。これにより、配線案内装置27が引出し部24と干渉することを防いでいる。
配線案内装置27の具体的な構成は任意であってよい。本実施形態の配線案内装置27は、図6,7に示すように、複数の枠体273と、回転軸274と、を備える。複数の枠体273は、それぞれ内部に配線Cを保持する空間を有し、長手方向に配列される。回転軸274は、一平面に直交する軸線を中心として、隣り合う枠体273を互いに回転可能に連結する。これにより、配線案内装置27やこれに支持された配線Cの部位を、長手方向の任意の箇所で折り曲げることができる。
配線案内装置27の具体的な構成は任意であってよい。本実施形態の配線案内装置27は、図6,7に示すように、複数の枠体273と、回転軸274と、を備える。複数の枠体273は、それぞれ内部に配線Cを保持する空間を有し、長手方向に配列される。回転軸274は、一平面に直交する軸線を中心として、隣り合う枠体273を互いに回転可能に連結する。これにより、配線案内装置27やこれに支持された配線Cの部位を、長手方向の任意の箇所で折り曲げることができる。
図5に示すように、本実施形態の什器システムSysは、ワゴン装置2を天板付き什器1に係留する係留ロープ3をさらに備える。図示例において、係留ロープ3の第一端部はワゴン装置2の背面(背面板213B)に設けられた係止部28に括りつけられている。図示しないが、係留ロープ3の第二端部は天板付き什器1に設けられた係留部などに括りつけられる。また、係留ロープ3には錠前4が取り付けられている。錠前4により、係留ロープ3が天板付き什器1及びワゴン装置2から外れることを防いでいる。
ワゴン装置2が係留ロープ3によって天板付き什器1に係留されていることで、ワゴン装置2が盗まれることを抑制できる。ワゴン装置2が係留ロープ3によって天板付き什器1に係留されていても、ワゴン装置2は、係留ロープ3の余長に応じて天板付き什器1に対して移動できる。
ワゴン装置2が係留ロープ3によって天板付き什器1に係留されていることで、ワゴン装置2が盗まれることを抑制できる。ワゴン装置2が係留ロープ3によって天板付き什器1に係留されていても、ワゴン装置2は、係留ロープ3の余長に応じて天板付き什器1に対して移動できる。
以上説明したように、本実施形態の什器システムSysによれば、電子機器Eをワゴン装置2の物品収容空間S3に収容することで、電子機器Eを安全に管理できる。また、物品収容空間S3に収容された電子機器Eは、什器本体部21の配線挿通孔216を通して物品収容空間S3に引き込まれた配線Cに接続できる。すなわち、電子機器Eを安全に管理しながら配線Cに接続することができる。
また、本実施形態のワゴン装置2は、キャスター装置22により天板付き什器1に対して移動可能である。このため、天板付き什器1が左右方向に長いベンチテーブルであっても、ワゴン装置2の配線挿通孔216から天板付き什器1の配線挿通部13に至る配線Cの余長に応じて、ワゴン装置2を天板付き什器1に対して左右方向に移動させることができる。すなわち、左右方向において天板付き什器1に対するワゴン装置2の位置を容易に変更できる。したがって、左右方向における利用者の占有幅寸法を柔軟に調整することができる。
また、本実施形態の什器システムSysによれば、天板付き什器1の配線挿通部13に形成された配線用開口孔131が左右方向に延びていることで、当該配線用開口孔131を通る配線Cの部位は、左右方向に移動することができる。このため、ワゴン装置2の配線挿通孔216から配線用開口孔131を通って配線挿通部13の内側まで延びる配線Cの部位は、ワゴン装置2の左右方向への移動に追従して移動できる。すなわち、ワゴン装置2は、天板付き什器1に対して左右方向に自由に移動できる。これにより、左右方向において天板付き什器1に対するワゴン装置2の位置を、より広い範囲で変更することができる。したがって、ワゴン装置2の位置を、天板付き什器1における利用者の占有幅寸法の変更に対してより柔軟に対応させることができる。
また、本実施形態の什器システムSysによれば、ワゴン装置2の配線挿通孔216が、前後方向において配線挿通部13に対向する什器本体部21の背面板213Bに形成されている。これにより、ワゴン装置2の配線挿通孔216から配線挿通部13に至る配線Cの長さを短くすることができる。
また、配線挿通孔216が背面板213Bに形成されることで、ワゴン装置2の配線挿通孔216から天板付き什器1の配線挿通部13に至る配線Cは、前後方向においてワゴン装置2と配線挿通部13との間に配される。これにより、当該配線Cが前後方向(ワゴン装置2の前部側)から見えにくくなる。したがって、什器システムSysの外観意匠を良好に保つことができる。
また、配線挿通孔216が背面板213Bに形成されることで、ワゴン装置2の配線挿通孔216から天板付き什器1の配線挿通部13に至る配線Cは、前後方向においてワゴン装置2と配線挿通部13との間に配される。これにより、当該配線Cが前後方向(ワゴン装置2の前部側)から見えにくくなる。したがって、什器システムSysの外観意匠を良好に保つことができる。
また、本実施形態の什器システムSysによれば、ワゴン装置2の配線挿通孔216が、上下方向において配線挿通部13よりも下方に位置する。これにより、ワゴン装置2の配線挿通孔216から天板付き什器1の配線挿通部13に向けて延びる配線Cが、ワゴン装置2(特に什器本体部21)と配線挿通部13との間に挟まれることを抑制できる。すなわち、配線Cの保護を図ることができる。
また、本実施形態の什器システムSysによれば、上下方向において床面Fから配線挿通孔216に至る距離D2が、ワゴン装置2の高さ寸法の半分以上となっている。このため、配線Cが、ワゴン装置2の配線挿通孔216と天板付き什器1の配線挿通部13との間において下方に垂れ下がったとしても、床面Fに接触することを抑制できる。これにより、当該配線Cがワゴン装置2や人の足などによって踏まれることを抑制できる。すなわち、配線Cの保護を図ることができる。
また、本実施形態の什器システムSysによれば、ワゴン装置2が、什器本体部21の開口部211を開閉可能とする蓋部23をさらに備える。什器本体部21の開口部211を蓋部23によって閉じることで、物品収容空間S3に収容された電子機器Eが外部に露出することを防止できる。すなわち、電子機器Eをより安全に管理できる。
また、本実施形態の什器システムSysによれば、ワゴン装置2が、什器本体部21の開口部211を閉じる位置P11に蓋部23を保持する施錠装置25をさらに備える。これにより、施錠装置25によって蓋部23が開口部211を閉じる位置P11から開く位置P12に移動することを防止できる。したがって、物品収容空間S3に収容された電子機器Eをより安全に管理することができる。
また、本実施形態の什器システムSysによれば、ワゴン装置2が、物品収容空間S3に対して挿抜可能に設けられ、電子機器Eを収容可能な引出し部24をさらに備える。引出し部24を利用することで、電子機器Eを什器本体部21の物品収容空間S3に対して簡単に出し入れすることができる。
また、本実施形態の什器システムSysによれば、什器本体部21の物品収容空間S3が、物品収容空間S3に対する引出し部24の挿抜位置(挿入位置P21及び抜出位置P22)に関わらず、引出し部24の挿抜方向において引出し部24と什器本体部21の内面との間に形成される配線案内空間部S31を含む。この配線案内空間部S31に、引出し部24から配線挿通孔216に至る配線Cの部位が配される。これにより、引出し部24を挿入位置P21に配した状態であっても、物品収容空間S3において引出し部24から配線挿通孔216に至る配線Cの部位が、引出し部24と什器本体部21の内面との間に挟まれることを防止できる。
以上、本発明の詳細について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
本発明の什器システムにおいては、例えば図8,9に示すように、什器本体部21の配線挿通孔216が、什器本体部21の開口部211の一部によって構成されてよい。配線挿通孔216は、開口部211を閉じる位置P11に蓋部23を配しても開口部211のうち蓋部23によって覆われない部分である。すなわち、蓋部23が開口部211の一部を閉じるように設けられることで、蓋部23よって閉じられない開口部211の残部が、配線挿通孔216として形成される。
図8,9に例示する什器システムSys2において、配線挿通孔216は、引出し部24よりも上方に位置している。これにより、引出し部24に収容された電子機器Eから延びる配線Cを、簡単に配線挿通孔216に通してワゴン装置2の物品収容空間S3の外側に引き出すことができる。
図8,9に例示する什器システムSys2において、配線挿通孔216は、引出し部24よりも上方に位置している。これにより、引出し部24に収容された電子機器Eから延びる配線Cを、簡単に配線挿通孔216に通してワゴン装置2の物品収容空間S3の外側に引き出すことができる。
図8,9に例示する什器システムSys2において、ワゴン装置2は、配線挿通孔216を含む什器本体部21の開口部211が前後方向において天板12の外側に向くように、すなわち前後方向において配線挿通部13と反対側に向くように、配される。このため、配線Cを物品収容空間S3から配線挿通孔216に通して配線挿通部13に到達させるためには、配線挿通孔216から物品収容空間S3の外側に引き出された配線Cを、開口部211が位置する什器本体部21の前側から背面板213Bが位置する後側に向けて通せばよい。
什器本体部21の側面(図示例では右側板213Rの外面)に沿って什器本体部21の前側から後側に延びる配線Cの部位は、例えば磁石(磁力)等によって什器本体部21の側面に取り付けられてよい。また、物品収容空間S3や引出し部24に収容された電子機器Eに接続する配線Cの端子C1は、上記実施形態と同様に物品収容空間S3や引出し部24に収容されてもよいし、図8,9に例示するように、什器本体部21の側面に取り付けられてもよい。
什器本体部21の側面(図示例では右側板213Rの外面)に沿って什器本体部21の前側から後側に延びる配線Cの部位は、例えば磁石(磁力)等によって什器本体部21の側面に取り付けられてよい。また、物品収容空間S3や引出し部24に収容された電子機器Eに接続する配線Cの端子C1は、上記実施形態と同様に物品収容空間S3や引出し部24に収容されてもよいし、図8,9に例示するように、什器本体部21の側面に取り付けられてもよい。
Sys,Sys2 什器システム
1 天板付き什器
2 ワゴン装置
11 支持脚体
12 天板
12b 下面
13 配線挿通部
21 什器本体部
22 キャスター装置
23 蓋部
24 引出し部
25 施錠装置
131 配線用開口孔
211 開口部
216 配線挿通孔
C 配線
E 電子機器
F 床面
S2 配線挿通部13の挿通空間
S3 物品収容空間
S31 配線案内空間部
1 天板付き什器
2 ワゴン装置
11 支持脚体
12 天板
12b 下面
13 配線挿通部
21 什器本体部
22 キャスター装置
23 蓋部
24 引出し部
25 施錠装置
131 配線用開口孔
211 開口部
216 配線挿通孔
C 配線
E 電子機器
F 床面
S2 配線挿通部13の挿通空間
S3 物品収容空間
S31 配線案内空間部
Claims (6)
- 互いに第一方向に離間して床面上に立設された一対の支持脚体と、前記一対の支持脚体により支持された天板と、前記天板の下面側に設けられ、電子機器に接続される配線を挿通させる配線挿通部と、を有する天板付き什器と、
内部に電子機器を収容可能な物品収容空間を有する什器本体部と、前記什器本体部の下面に設けられたキャスター装置と、を有し、少なくとも一部が前記天板付き什器の前記天板の下面側の空間に収納されるワゴン装置と、
を備え、
前記什器本体部のうち前記天板の下面側の空間に配される収納部位には、前記配線を前記物品収容空間の内側から外側に通す配線挿通孔が形成され、
前記配線が、前記物品収容空間から前記配線挿通孔を通して前記配線挿通部まで案内されることを特徴とする什器システム。 - 前記配線挿通部には、前記天板の下面側において前記配線挿通部の内側と外側とをつなぐ配線用開口孔が形成され、
前記配線用開口孔は、前記第一方向に延びていることを特徴とする請求項1に記載の什器システム。 - 前記配線挿通孔は、前記什器本体部の前記収納部位のうち、水平方向において前記第一方向に直交する第二方向において前記配線挿通部に対向する部位に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の什器システム。
- 前記什器本体部には、前記物品収容空間を外側に開口させる開口部が形成され、
前記ワゴン装置は、前記什器本体部の開口部を開閉可能とする蓋部をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の什器システム。 - 前記什器本体部には、前記物品収容空間を側方に開口させる開口部が形成され、
前記ワゴン装置は、前記開口部を通じて前記物品収容空間に対して挿抜可能に設けられ、前記電子機器及び前記配線を収容することが可能な引出し部をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の什器システム。 - 前記物品収容空間は、当該物品収容空間に対する前記引出し部の挿抜位置に関わらず、前記引出し部の挿抜方向において前記引出し部と前記什器本体部の内面との間に形成される配線案内空間部を含み、
前記配線案内空間部には、前記引出し部から前記配線挿通孔に至る前記配線の部位が配されることを特徴とする請求項5に記載の什器システム。
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0810055A (ja) * | 1994-06-29 | 1996-01-16 | Kokuyo Co Ltd | 小型コンピュータ装置用収納家具 |
JP6207070B2 (ja) * | 2013-10-31 | 2017-10-04 | 株式会社岡村製作所 | テーブル什器 |
-
2019
- 2019-04-22 JP JP2019080851A patent/JP2020175007A/ja active Pending
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JPH0810055A (ja) * | 1994-06-29 | 1996-01-16 | Kokuyo Co Ltd | 小型コンピュータ装置用収納家具 |
JP6207070B2 (ja) * | 2013-10-31 | 2017-10-04 | 株式会社岡村製作所 | テーブル什器 |
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