JP2020172807A - 鉄筋コンクリート用スペーサー及びレベル指標体 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンクリートにおける空隙の発生を防止することと、適度な強度を維持することとの両立が可能であって、しかも材料選択の余地が広い鉄筋コンクリート用スペーサー及びこれに適用されるレベル指標体を提供すること。【解決手段】本発明は、鉄筋を所定の高さ位置に保持するための鉄筋コンクリート用スペーサーにおいて、角筒状の本体であって、辺の長さが前記鉄筋を配置すべき高さとされた本体と、前記本体の内側に設けられ、前記本体を構成する各辺の中央付近を支持するようにして形成された十字状のリブと、を備え、前記鉄筋が載置される前記本体の上辺表面の少なくとも中央付近には鉄筋の横滑りを防ぐための溝部が設けられていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、鉄筋コンクリート用スペーサーに関し、さらに詳しくは、土間コンクリート床やコンクリートスラブなどを施工する際に、コンクリートの内部に配筋される鉄筋を所定高さに保持するために用いられる鉄筋コンクリート用スペーサー及びコンクリートのかぶり厚の指標として用いられるレベル指標体に関する。
建物の土間コンクリート床やコンクリートスラブなどを施工する際には多くの場合、コンクリートの打設に先立って鉄筋が配設される。この鉄筋は、例えば基礎下底面の所定位置に予め配置されたモルタル製などのスペーサー(特許文献1〜4などを参照)によって所定高さに保持され、コンクリートを流し込んでこれを硬化することにより必要な強度を得るようにしている。各ハウスメーカーが構造計算によって算出した様々な鉄筋の高さ位置に対応できるよう、様々なサイズのスペーサーが既に販売されている。このようなスペーサーは建築資材として有用性が高い。
一方、モルタル製のスペーサーは重く、サイズにもよるが一梱包で20kg以上、或いは30kg以上の重量となるので、工場でのピッキング作業者、配送業者、建築現場作業者にはかなりの作業負担となっていた。近年、こうした作業負担を軽減するため、本願出願人は軽量化が容易な樹脂製のスペーサーを開発し、特許出願を行った(特許文献2)。また、樹脂製スペーサーの中には、中空部(連通孔)を設けたものや、突起状の部品(レベル指標体、レベル柱)を付加することで鉄筋とコンクリート表面のかぶり厚のスケールとしても使用可能なものも提供されている(特許文献3などを参照)。何れのスペーサーも使用上の目的は鉄筋の高さ位置やかぶり厚の指標に過ぎないので、要求される強度はさほど高くないものであった。
特開2000−145020号公報 特開2007−332629号公報 実開平6−32595号公報 特許第5105606号公報
しかしながら、実際の使用状況では、配筋された鉄筋の重量がスペーサーに直接かかるだけでなく、作業者がスペーサーや鉄筋の上を移動することがあり、その際に作業者の体重相当の荷重がスペーサーにかかる可能性があることから、中空部を有した樹脂製スペーサーは、中空部を有しないモルタル製スペーサーよりも強度が不足するおそれがあった。
しかもコンクリートには「骨材」と呼ばれる砕石が入っており、その骨材の寸法にも25mmや20mmといった規格が存在するので、スペーサーの中空部を骨材が通過できない場合もある。一般にコンクリート打設時はバイブレーターと呼ばれる機材を使用し、振動によってジャンカを防ぐ施工方法をとるため、スペーサーの付近でバイブレーターを使用すれば、仮に骨材が中空部を通過できずとも、少なくともモルタルで骨材の隙間を充填することができると考えられていた。しかし、実際には、図10に示されるとおり、従来のスペーサー60の中空部40の入り口又は途中で骨材50が詰まる現象(中詰まり)が発生する可能性がある。もし、骨材50が中空部40に中詰まりすると、その骨材50によってモルタル80の流入が阻まれ、空隙70を内包したままコンクリートの打設が完了するという問題が生じ得る。因みに、この空隙70の発生を回避するために施工現場において樹脂製スペーサー60の設置先を的確に把握し、全ての設置先に対してバイブレーターをかけることも考えられるが、施工性の著しい低下を招くので非現実的である。
そこで、本発明は、コンクリートにおける空隙の発生を防止することと、適度な強度を維持することとの両立が可能であって、しかも材料選択の余地が広い鉄筋コンクリート用スペーサー及びこれに適用されるレベル指標体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために請求項1に記載の発明は、鉄筋を所定の高さ位置に保持するための鉄筋コンクリート用スペーサーにおいて、角筒状の本体であって、辺の長さが前記鉄筋を配置すべき高さとされた本体と、前記本体の内側に設けられ、前記本体を構成する各辺の中央付近を支持するようにして形成された十字状のリブと、を備え、前記鉄筋が載置される前記本体の上辺表面の少なくとも中央付近には鉄筋の横滑りを防ぐための溝部が設けられていることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の鉄筋コンクリート用スペーサーにおいて、前記リブで仕切られた中空部の隅はアール状又は肉盛り状に補強されていることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項3に記載の本発明は、請求項1又は2に記載の鉄筋コンクリート用スペーサーにおいて、前記本体の設置面となる辺は底板部とされ、前記底板部の奥行長さは他の辺の奥行長さよりも長く形成されていることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項4に記載の本発明は、請求項3に記載の鉄筋コンクリート用スペーサーにおいて、前記本体の高さ方向の辺の長さと幅方向の辺の長さとが相違しており、互いに直交する方向の2つの辺の表面に前記溝部が設けられると共に、前記溝部が設けられた2つの辺と対向して位置する2つの辺がそれぞれ前記底板部とされていることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項5に記載の本発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の鉄筋コンクリート用スペーサーにおいて、前記本体及び前記リブは、ポリプロピレン(PP)、耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)、ポリエチレン(PE)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ABS樹脂、ポリカーボネート(PC)のいずれかによって形成されていることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項6に記載の本発明は、請求項1から5のいずれか1項に記載の鉄筋コンクリート用スペーサーに取り付けられ、コンクリートのかぶり厚の指標となるレベル指標体であって、前記本体の上辺に装着するための装着部と、前記装着部から所定長さに延びるレベル部とを備えていることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項7に記載の本発明は、請求項6に記載のレベル指標体において、前記レベル部に着脱自在に取り付けることにより高さ調整を行うためのレベル調整キャップを備えていることを特徴とする。
本発明に係る鉄筋コンクリート用スペーサーは、リブを十字状とすることによってリブで仕切られた4つの中空部となる各々の空間を大きくして骨材の中詰まりを防ぎ、コンクリートに空隙が発生するのを防ぐことが可能となる。しかも、本体の上辺表面の少なくとも中央付近には鉄筋の横滑りを防ぐための溝部が設けられているので、鉄筋を本体表面の中央付近に位置決めすることが容易となる。このようにして本体の上辺の中央付近に鉄筋が位置している限りは、仮に、その鉄筋の上に作業者が乗って体重をかけたとしても、鉄筋の下方に位置するリブによって支持されるので、鉄筋の自重及び作業者の体重による本体の破損(破壊)を防ぐことができるという効果がある。したがって、十字状のリブは、リブの本数が僅か2本(水平方向に1本、垂直方向に1本のみ)であるにも拘わらず、鉄筋を位置決めする機能を有した溝部と協同することで、本体が破損することを効果的に防止することができる。その結果、本発明に係る鉄筋コンクリート用スペーサーは、コンクリート内部の空隙の発生を防止すると共に適度な強度を維持することが可能となる。そして、本発明に係る鉄筋コンクリート用スペーサーによれば、材質自体に要求される強度を抑えることができるので材料選択の余地が広く、軽量であるばかりか安価な樹脂をも選択することができるという効果がある。
また、本発明に係るレベル指標体は、本発明に係る鉄筋コンクリート用スペーサーに取り付けることで、コンクリートのかぶり厚を指標することができるという効果がある。
図1は、本発明に係る鉄筋コンクリート用スペーサーの第1実施形態を示す斜視図である。 図2は、第1実施形態の変形例を示す斜視図である。 図3は、本発明に係る鉄筋コンクリート用スペーサーの第2実施形態を示す斜視図である。図3(A)は、第1の姿勢にあるときの鉄筋コンクリート用スペーサーを、図3(B)は第2の姿勢にあるときの鉄筋コンクリート用スペーサーをそれぞれ示している。 図4は、第2実施形態の変形例を示す斜視図である。図4(A)は、第1の姿勢にあるときの変形例を、図4(B)は第2の姿勢にあるときの変形例をそれぞれ示している。 図5は、レベル指標体を取り付けた鉄筋コンクリート用スペーサーを示す斜視図である。 図6は、レベル指標体の左側面図であり、図6(A)〜(C)はレベル調整キャップを取り付けたレベル指標体の低レベル、中レベル、高レベルのそれぞれの状態を示し、図6(D)はレベル調整キャップを取り外した状態のレベル指標体を示している。 図7(A)は、レベル調整キャップの上面図、図7(B)はレベル調整キャップの左側面図、図7(C)はレベル調整キャップの底面図、図7(D)はレベル調整キャップの背面図である。 図8は、鉄筋コンクリート用スペーサーの材質の候補である各種樹脂の特性を比較する図である。 図9は、第1実施形態又は第2実施形態の鉄筋コンクリート用スペーサーを用いた場合にコンクリートに空隙が生じにくい理由を説明する概略断面図である。 図10は、従来の鉄筋コンクリート用スペーサーを用いた場合にコンクリートに生じる空隙を説明する概略断面図である。
以下、本発明に係る鉄筋コンクリート用スペーサーについて図面を参照しつつ好ましい幾つかの実施形態に基づいて詳細に説明する。
1.第1実施形態
先ず、鉄筋コンクリート用スペーサーの第1実施形態について説明する。図1は、鉄筋コンクリート用スペーサーの第1実施形態を示す斜視図である。この鉄筋コンクリート用スペーサー1は、例えば建物の土間コンクリート床やコンクリートスラブを施工する際に用いられる。
1−1.鉄筋コンクリート用スペーサーの基本的構成
図示されるとおり、本実施形態の鉄筋コンクリート用スペーサー1は、鉄筋35を所定の高さ位置に保持するために概略四角筒状の本体1Aを有しており、四角筒状の本体1Aの少なくとも高さ方向の辺の長さL1は、鉄筋35を配置すべき高さと同じに設定されている。この本体1Aの内側には、本体1Aを構成する各辺の中央付近を支持するようにして形成された十字状のリブ1B,1Bが設けられている。
1−2.溝部について
そして、鉄筋35が載置される本体1Aの上辺12の表面の少なくとも中央付近には、鉄筋35の横滑りを防ぐための複数の溝部1C,1C,…が設けられている。ここで、十字状のリブ1B,1Bによって仕切られた4つの中空部1D,1D,1D,1Dの各々は柱状の空間であり、複数の溝部1C,1C,1C,…の各々は、柱状の中空部1D,1D,1D,1Dの中心線と平行に設定されている。また、上辺12は平面状であり、上辺12に設けられた複数の溝部1C,1C,…の深さは一様である。
なお、図1の例では溝部1Cは本体1Aの上辺12の全体にわたって形成されているが、溝部1Cの主な形成範囲は、図2に示されるとおりリブ1Bが設けられている上辺12の中央付近に限定してもよい。このように溝部1Cの主な形成範囲を限定すれば、作業者が溝部1Cを鉄筋35の配置先の指標(目印)とすることもできるし、鉄筋35の配置先が中央付近から外れている場合には横滑りし易いので、鉄筋35を中央付近に誘導することが容易となる。
因みに、図2の例では、上辺12の両端部(両肩部)に1本ずつ溝部1Cが形成されているが、これら両肩部の溝部1C,1Cは、鉄筋35が鉄筋コンクリート用スペーサー1の両肩から下方へ滑り落ちるのを防止する働きを有している。
1−3.補強構造について
また、図2に示されるとおりリブ1B,1Bで仕切られた4つの中空部1D,1D,1D,1Dの各々の四隅11,11,11,11,…は、アール状又は肉盛り状に補強されている。このような補強構造によれば、リブ1B,1Bと本体1Aとの連結部や、リブ1B,1B同士の交差部などが割れる可能性を抑えることができる。
1−4.底板部について
また、図1に示されるとおり本体1Aを設置するための面となる辺は底板部1Eとされ、この底板部1Eの奥行長さL2は、それよりも上部側における本体1Aの奥行長さL3よりも長く形成されている。このような底板部1Eを設けることで鉄筋コンクリート用スペーサー1の姿勢安定性を向上させつつ、中空部1D,1D,1D,1Dの奥行きを狭めることができるので(図9を参照)、全ての辺の奥行きを大きく確保していた従来の鉄筋コンクリート用スペーサー60(図10)と比較すると、骨材50の中詰まりが生じにくい構造となっている。なお、骨材50の隙間にモルタル80を充填しやすく、しかも打設されたコンクリートに空隙70(図10参照)が殆ど生じないことは実験により明らかとなっている(図9を参照)。
1−5.寸法について
また、本実施形態の鉄筋コンクリート用スペーサー1の各部の寸法は、例えば、以下のとおりである。

高さ方向の辺の長さL1:70mm
幅方向の辺の長さL4:70mm
本体の辺の厚みT1:3.5mm
リブの厚みT2:4mm
溝部の深さd:0.5mm
底板部の奥行長さL2:50mm
底板部以外の辺の奥行長さL3:30mm

つまり、本実施形態の鉄筋コンクリート用スペーサー1は、本体1Aの高さ方向の辺の長さL1と幅方向の辺の長さL4とが共に70mmに設定された70×70タイプの鉄筋コンクリート用スペーサーである。なお、他の寸法を同一として長さL1,L4を共に80mmに設定することで80×80タイプの鉄筋コンクリート用スペーサー1を実現することもできる。もちろん、寸法はこれに限定されるものではない。
1−6.材質について
鉄筋コンクリート用スペーサー1の本体1A及びリブ1B,1Bの材質としては様々なものを選択することが可能であり、特に樹脂を選択した場合には鉄筋コンクリート用スペーサー1を軽量化することが容易である。また、樹脂としては例えばポリプロピレン(PP)、耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)、ポリエチレン(PE)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ABS樹脂、ポリカーボネート(PC)のいずれかを用いることができる。中でも、耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)は、強度及びコストのバランスが本実施形態の鉄筋コンクリート用スペーサー1に好適であることが実験により判明している(図8を参照)。
なお、本体1A及びリブ1B,1Bは同一の材料で一体として成形されるものとし、その成形には、モールド成形(プラスチック射出成形)や3Dプリンタなどの公知の成形技術を適用することができる。また、機械加工による削り出しなどの他の製作方法を適用することももちろん可能である。
1−7.第1実施形態の効果について
上述したとおり、本実施形態の鉄筋コンクリート用スペーサー1は、リブ1Bを十字状としたので、リブ1Bで仕切られる本体1A内の中空部(4つの中空部1D,1D,1D,1D)の各々の空間を大きくすることができるので骨材(砕石)50の中詰まりを防ぎ、コンクリートに空隙70(図10)が発生するのを防ぐことができる(図9)。例えば、本実施形態の鉄筋コンクリート用スペーサー1は、個々の中空部1Dのサイズを、70×70タイプの場合には29.5mmも確保でき、80×80タイプの場合には34.5mmも確保できるので、25mm以下の骨材(砕石)50が中詰まりする可能性がほぼ無いことが実験により判明した。
しかも、本体1Aの上辺12の表面の少なくとも中央付近には鉄筋35の横滑りを防ぐための溝部1Cが設けられているので、鉄筋35を本体1Aの上辺12の中央付近に位置決めすることが容易となる。このようにして本体1Aの上辺12の中央付近に鉄筋35が位置している限りは、仮に、その鉄筋35の上に乗って作業者の体重をかけたとしても、鉄筋35の下方に位置する垂直なリブ1Bが下方から必ず本体1Aを支持するので(図1)、鉄筋35の自重及び作業者の体重による本体1Aの破損(破壊)を防止することができる。したがって、十字状のリブ1B,1Bは、リブの本数が僅か2本であるにも拘わらず、鉄筋35を位置決めする機能を有した溝部1Cと協同することで、本体1Aが破損する可能性を効果的に抑えることができる。その結果、本実施形態に係る鉄筋コンクリート用スペーサー1は、コンクリートにおける空隙の発生を防止することと、適度な強度を維持することとの両立が可能である。
そして、このような構造的な工夫が施された鉄筋コンクリート用スペーサー1によれば、材質自体に要求される強度を抑えることができるので材料選択の余地が広く、軽量であるばかりか安価な樹脂(例えばモルタルと同等の価格の樹脂)をも選択することが可能である(図8を参照)。例えば、環境対策としてリサイクル樹脂を用いることもできる。また、一例として70×70タイプのモルタル製スペーサーでは一梱包当たり30個で約22kgであったのに対して、樹脂製とした場合には一梱包当たり50個で約3.5kgと大幅に軽量化することができる。この場合、物流面だけ見ても「温室効果ガスの削減」、「物流コストの削減」といった効果が期待できる。また、実際の施工現場では、地盤からの湿気を遮断するために防湿シートを敷いてから、その上にスペーサーを間配りしていく場合があって、その際に重量の大きなモルタル製スペーサーが防湿シートに穴を開けることもあったが、樹脂製で軽量化されたスペーサーはそのような心配はないので、施工性が格段に向上する。
2.第2実施形態
次に、鉄筋コンクリート用スペーサーの第2実施形態について説明する。図3は、本発明に係る鉄筋コンクリート用スペーサーの第2実施形態を示す斜視図である。図3(A)は、第1の姿勢にあるときの鉄筋コンクリート用スペーサーを、図3(B)は第2の姿勢にあるときの鉄筋コンクリート用スペーサーをそれぞれ示している。図4は、第2実施形態の変形例を示す斜視図である。図4(A)は第1の姿勢にあるときの変形例、図4(B)は第2の姿勢にあるときの変形例をそれぞれ示している。ここでは、第1実施形態との相違点について説明し、共通点についての説明は省略する。また、図3,図4において図1,図2と同一の機能を有した部分については同一の符号を付した。
2−1.鉄筋コンクリート用スペーサーの基本的構成
図示されるとおり、第2実施形態の鉄筋コンクリート用スペーサー2は、第1実施形態の鉄筋コンクリート用スペーサー1において、本体1Aの高さ方向の辺の長さL1と幅方向の辺の長さL4とを相違させ、互いに直交する方向の2つの辺12,13のそれぞれの表面に複数の溝部1C,1C,1C,…が設けられると共に、溝部1C,1C,1C,…が設けられた2つの辺と対向して位置する2つの辺がそれぞれ底板部1E,1Eとされたものである。このように、2つの底板部1E,1Eを有した鉄筋コンクリート用スペーサー2は、一方の底板部1Eを設置面とした第1の姿勢(図3(A))で使用することもできるし、他方の底板部1Eを設置面とした第2の姿勢(図3(B))で使用することもできる。第2実施形態の鉄筋コンクリート用スペーサー2では隣り合う辺の長さL1,L4が相違するので、第1の姿勢(図3(A))と第2の姿勢(図3(B))との間で鉄筋35の高さ及びかぶり厚を相違させることができる。なお、第1の姿勢(図3(A))にあるときに上辺となる辺12は平面状であり、その高さは一様である。また、第2の姿勢(図3(B))にあるときに上辺となる辺13は平面状であり、その高さは一様である。
2−2.溝部について
なお、図3(A),(B)の例では、溝部1Cは互いに隣接する辺12,13の全体に形成されているが、溝部1Cの主な形成範囲は、図4(A),(B)に示されるとおり表面12,13の各々の中央付近に限定してもよい。このように溝部1Cの主な形成範囲を限定すれば、作業者が溝部1Cを鉄筋35の配置先の指標(目印)とすることもできるし、鉄筋35の配置先が辺12又は辺13の中央付近から外れている場合には横滑りし易いので、鉄筋35を中央付近に誘導することが容易である。
因みに、図4(A),(B)の例では、辺12のうち底板部1Eに近接した側及び底板部1Eから離れた側の肩部にもそれぞれ1本だけ溝部1Cが形成されており、辺13のうち底板部1Eに近接した側及び底板部1Eから離れた側の肩部にもそれぞれ1本だけ溝部1Cが形成されている。このうち辺12の両肩に形成された溝部1C,1Cは、鉄筋コンクリート用スペーサー2が第1の姿勢(図4(A))にあるときに鉄筋35が辺12の肩部から下方へ滑り落ちるのを防ぐ働きを有しており、辺13の両肩に形成された溝部1C,1Cは、鉄筋コンクリート用スペーサー2が第2の姿勢(図4(B))にあるときに鉄筋35が辺13の肩部から下方へ滑り落ちるのを防ぐ働きを有している。
2−3.補強構造について
また、図4(A),(B)に示されるとおりリブ1B,1Bで仕切られた4つの中空部1D,1D,1D,1Dの各々の四隅11,11,11,…は、アール状又は肉盛り状に補強されていてもよい。このような補強構造によれば、リブ1B,1Bと本体1Aとの連結部や、リブ1B,1B同士の交差部が割れる可能性を抑えることができる。
2−4.底板部について
また、図3(A)に示されるとおり本体1Aを設置するための面となる2つの底板部1E,1Eの各々の奥行長さL2は、それよりも上部側における本体1Aの他の辺の奥行長さL3よりも長く形成されている。このような底板部1E,1Eによれば、鉄筋コンクリート用スペーサー2を第1の姿勢(図3(A))及び第2の姿勢(図3(B))のいずれで使用するときであっても、鉄筋コンクリート用スペーサー1の姿勢安定性を向上させつつ中空部1D,1D,1D,1Dの奥行きを狭めることができる(図9を参照)。
2−5.寸法について
また、また、本実施形態の鉄筋コンクリート用スペーサー2の各部の寸法は例えば以下のとおりである。

第1の姿勢における高さ方向(=第2の姿勢における幅方向)の辺の長さL1:70mm
第1の姿勢における幅方向(=第2の姿勢における高さ方向)の辺の長さL4:80mm
本体の辺の厚みT1:3.5mm
リブの厚みT2:4mm
溝部の深さd:0.5mm
底板部の奥行長さL2:50mm
底板部以外の辺の奥行長さL3:30mm

つまり、本実施形態の鉄筋コンクリート用スペーサー2は、本体1Aの高さ方向の辺の長さL1と幅方向の辺の長さL4とがそれぞれ70mm及び80mmに設定された70×80タイプの鉄筋コンクリート用スペーサーである。L1,L4以外の寸法は第1実施形態の鉄筋コンクリート用スペーサー1と同じである。もちろん、寸法はこれに限定されるものではない。
2−6.材質について
また、鉄筋コンクリート用スペーサー2の本体1A及びリブ1B,1Bの材質は、第1実施形態の鉄筋コンクリート用スペーサー1の材質と同様に選択される。
2−7.第2実施形態の効果について
本第2実施形態の鉄筋コンクリート用スペーサー2は、第1の姿勢と第2の姿勢との各々で使用可能であって、第1の姿勢で使用する場合と第2の姿勢で使用する場合との間で鉄筋の高さ位置を相違させることが可能であり、しかも各々の姿勢で第1実施形態の鉄筋コンクリート用スペーサー1と同様の効果を得ることができる。
3.第3実施形態
次に、第1実施形態の鉄筋コンクリート用スペーサー1に取り付け可能なレベル指標体の実施形態を第3実施形態として説明する。図5は、レベル指標体を取り付けた鉄筋コンクリート用スペーサーを示す斜視図、図6は、レベル指標体の左側面図であり、図6(A)〜(C)はレベル調整キャップを取り付けたレベル指標体の低レベル、中レベル、高レベルのそれぞれの状態を示し、図6(D)はレベル調整キャップを取り外した状態のレベル指標体を示している。また、図7(A)は、レベル調整キャップの上面図、図7(B)はレベル調整キャップの左側面図、図7(C)はレベル調整キャップの底面図、図7(D)はレベル調整キャップの背面図である。なお、本実施形態のレベル指標体3は、第1実施形態の鉄筋コンクリート用スペーサー1のみならず第2実施形態の鉄筋コンクリート用スペーサー2にも取り付けることが可能である。また、レベル指標体3は、「レベル柱」と呼ぶこともできる。
3−1.レベル指標体の構成
図5に示されるとおり、本実施形態のレベル指標体3は、鉄筋コンクリート用スペーサー1に取り付けられ、コンクリートのかぶり厚の指標として用いられる。このレベル指標体3は、本体1Aの上辺に装着するための装着部3Aと、装着部3Aから所定長さに延びる柱状のレベル部3Bとを備えている。また、このレベル指標体3は、レベル部3Bに着脱自在に取り付けることにより高さ調整を行うためのレベル調整キャップ4を備えている。
レベル指標体3の装着部3Aは、図6(A)〜(D)に示されるとおり一辺がやや短い概略コの字状の断面を有しており、長辺側の一端に設けられた爪部5と、他端に設けられた返し部6とで鉄筋コンクリート用スペーサー1の上辺12を幅方向から掴持するようにして係止される。また、柱状のレベル部3Bは、十字状の断面を有しており(図5)、互いに異なる高さ位置に凸状(例えば半球状)のストッパ7,7,7が形成されている(図6(D))。なお、最下段のストッパ7のサイズは、上段のストッパ7,7のサイズよりも大きく設定されている。
一方、レベル調整キャップ4は、図7(A)〜(D)に示されるとおり、柱状のレベル部3Bの上端側へ挿入可能な十字状断面の中空部(柱状のレベル部3Bの収容室)を有する。また、レベル調整キャップ4には、図7(B)に示されるとおり高さ方向にかけて複数の孔部8,8,…が等ピッチで形成されている。
3−2.レベル調整キャップの動きについて
先ず、作業者がレベル調整キャップ4をレベル部3B(図6(D))の上端へ装着した場合、レベル調整キャップ4の最下段の孔部8がレベル部3Bの最上段のストッパ7に嵌合した状態(図6(C))となり、レベル調整キャップ4の上端部の高さ位置が所定の高さ(最高レベル)にセットされる。
そして、作業者が一定以上の力でレベル調整キャップ4を下方へ押し下げた場合、当該嵌合が解除され、別の高さに位置する孔部8が当該ストッパ7に嵌合することとなり、レベル調整キャップ4の上端部が別の所定の高さにセットされる。
さらに、レベル調整キャップ4の押し下げ量が一定以上になった場合、レベル調整キャップ4の何れか2つの孔部8,8が最上段及び次の段の2つのストッパ7,7に嵌合した状態(図6(B))となり、レベル調整キャップ4の上端部が別の所定の高さにセットされる。
さらに、レベル調整キャップ4の押し下げ量が上限に達した場合、レベル調整キャップ4の下端縁が最下段のストッパ7に当接するので、レベル調整キャップ4はそれよりも下方には下がらなくなり(図6(A))、レベル調整キャップ4の上端部が別の所定の高さにセットされる。
したがって、作業者は、レベル調整キャップ4を押し下げてレベル調整キャップ4とレベル部3Bとのオーバーラップ長さを段階的に増大させることで、レベル調整キャップ4の上端部を段階的に低くすることができ(図6(C)→(B)→(A))、その反対に、レベル調整キャップ4を引き上げてレベル調整キャップ4とレベル部3Bとのオーバーラップ長さを段階的に短縮させることで、レベル調整キャップ4の上端部を段階的に高くすることができる(図6(A)→(B)→(C))。
よって、作業者は、コンクリートのかぶり厚の目標値に応じてレベル調整キャップ4を押し下げる又は引き上げるだけで、レベル調整キャップ4の上端部の高さ位置を適切な高さに調整することができる。
3−3.材質について
レベル指標体3(レベル調整キャップ4も含む)は、例えば鉄筋コンクリート用スペーサー1と同一の材質(樹脂)で形成することができる。樹脂製の部材は適度な弾力を示すので、鉄筋コンクリート用スペーサー1に対するレベル指標体3の着脱や、レベル調整キャップ4の高さ調節などを容易に行うことが可能となる。もちろん、材質はこれに限定されるものではない。
3−4.第3実施形態の効果について
上述したとおり本実施形態に係るレベル指標体3は、何れかの実施形態に係る鉄筋コンクリート用スペーサーに取り付けることで、コンクリートのかぶり厚を指標できるという効果がある。
4.その他
以上のように、本発明に係る鉄筋コンクリート用スペーサー及びレベル指標体の好ましい実施形態について説明したが、本発明は係る上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能であることはいうまでもない。
1 鉄筋コンクリート用スペーサー
2 鉄筋コンクリート用スペーサー
1A 本体
1B リブ
1C 溝部
1D 中空部
1E 底板部
11 四隅
12 辺
13 辺
35 鉄筋
60 鉄筋コンクリート用スペーサー
70 空隙
80 モルタル
L1 高さ方向の辺の長さ
L2 底板部の奥行長さ
L3 底板部以外の辺の奥行長さ
d 溝部の深さ
T1 本体の辺の厚み
T2 リブの厚み

Claims (7)

  1. 鉄筋を所定の高さ位置に保持するための鉄筋コンクリート用スペーサーにおいて、
    角筒状の本体であって、辺の長さが前記鉄筋を配置すべき高さとされた本体と、
    前記本体の内側に設けられ、前記本体を構成する各辺の中央付近を支持するようにして形成された十字状のリブと、
    を備え、
    前記鉄筋が載置される前記本体の上辺表面の少なくとも中央付近には鉄筋の横滑りを防ぐための溝部が設けられていることを特徴とする鉄筋コンクリート用スペーサー。
  2. 請求項1に記載の鉄筋コンクリート用スペーサーにおいて、
    前記リブで仕切られた中空部の隅はアール状又は肉盛り状に補強されていることを特徴とする鉄筋コンクリート用スペーサー。
  3. 請求項1又は2に記載の鉄筋コンクリート用スペーサーにおいて、
    前記本体の設置面となる辺は底板部とされ、前記底板部の奥行長さは他の辺の奥行長さよりも長く形成されていることを特徴とする鉄筋コンクリート用スペーサー。
  4. 請求項3に記載の鉄筋コンクリート用スペーサーにおいて、
    前記本体の高さ方向の辺の長さと幅方向の辺の長さとが相違しており、互いに直交する方向の2つの辺の表面に前記溝部が設けられると共に、前記溝部が設けられた2つの辺と対向して位置する2つの辺がそれぞれ前記底板部とされていることを特徴とする鉄筋コンクリート用スペーサー。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の鉄筋コンクリート用スペーサーにおいて、
    前記本体及び前記リブは、ポリプロピレン(PP)、耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)、ポリエチレン(PE)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ABS樹脂、ポリカーボネート(PC)のいずれかによって形成されていることを特徴とする鉄筋コンクリート用スペーサー。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の鉄筋コンクリート用スペーサーに取り付けられ、コンクリートのかぶり厚の指標となるレベル指標体であって、
    前記本体の上辺に装着するための装着部と、
    前記装着部から所定長さに延びるレベル部と、
    を備えていることを特徴とするレベル指標体。
  7. 請求項6に記載のレベル指標体において、
    前記レベル部に着脱自在に取り付けることにより高さ調整を行うためのレベル調整キャップを備えていることを特徴とするレベル指標体。

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