JP4384138B2 - 鉄筋受け用スペーサ - Google Patents

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Description

本発明は、べた基礎や布基礎、スラブ,橋梁等の鉄筋コンクリート構造物を構築する際に、コンクリートの内部に配筋される鉄筋を所定高さに保持して、鉄筋とコンクリート外面との間に所定のかぶりを設定するために用いられる鉄筋受け用スペーサに関するものである。
建物のべた基礎や布基礎を鉄筋コンクリートで構築する場合に、型枠にはコンクリートの打設に先立って鉄筋が配設される。この鉄筋は、予め型枠内の所定位置にスペーサによって保持され、型枠にコンクリートを流し込んでこれを硬化した際に、コンクリートに埋設された鉄筋とコンクリートの表面との間に所要の厚み、すなわちかぶりを設定して、コンクリートの所定位置に鉄筋を配設することにより、鉄筋コンクリート構造物に必要な強度を得るようにしている。
鉄筋コンクリート構造物の鉄筋受けに用いられるこの種スペーサとして、例えば、鉄筋保持部の上方に、鉄筋と係合し、該鉄筋の浮き上がりを阻止する脱離防止用の突起を設け、該脱離防止用の突起は、径の異なる複数の鉄筋に対応し得るように複数種類を設けた配筋用スペーサや(例えば、特許文献1参照)、下地面に載置される座板を有し、コンクリート構造物の下側に位置する下端筋の交差部を保持する第1凹溝を上端に開設した下部スペーサと、該下部スペーサに上方から被着可能であって、前記下側に位置する下端筋の交差部を保持する第2凹溝が下端に開設されるとともに、上側に位置する上端筋の交差部を保持する第3凹溝を上端に開設した上部アダプタとから構成したダブル配筋用スペーサ(例えば、特許文献2参照)が知られている。
さらに特許文献2のダブル配筋用スペーサには、下部スペーサを中空体とし、第1凹溝を該下部スペーサの上端面に略90度の中心角で凹設した4つの切込み部とすること、上部アダプタを下部スペーサに被着可能な中空体とし、第2凹溝を、上部アダプタの下端面に略90度の中心角で凹設した4つの切込み部とすること、 第3凹溝を上部アダプタの上端面に略90度の中心角で凹設した4つの切込み部とすること、第1凹溝〜第3凹溝を構成する各切込み部の幅を、1本の鉄筋を強制的に嵌入させ得る寸法に設定されていること、第1凹溝〜第3凹溝を構成する各切込み部の深さが、上下2本の鉄筋を収容し得る寸法以上に設定されていること、第1凹溝〜第3凹溝を構成する各切込み部には、各鉄筋を嵌入させる方向にオフセットして指向するセレーションが形成されていること、第1凹溝を構成する4つの切込み部のそれぞれに、下部スペーサの下方へ延在する長溝を設け、所要の配筋ピッチに合わせた寸法の棒状部材の両端部を、X方向またはY方向に隣接する下部スペーサの長溝に対応的に嵌合させて、格子状に配筋される鉄筋の交点割出しを行なうようにすることも記載されている。
特開2000−328718号公報 特開2005−36558号公報
鉄筋コンクリート構造物を構築する場合に、鉄筋は一般に上筋と下筋とを十字状に交差させて組こと多いが、特許文献1に記載の配筋用スペーサは、一方向に配筋される鉄筋を支持するのみの構造であるため、他方向の鉄筋を支持するためには、同じスペーサを90度向きを変えて別途配設しなければならず、多数のスペーサを必要とすることとなる。また、高さのある鉄筋コンクリート構造物では、鉄筋を上端筋と下端筋の上下二段で配筋するが、この場合も保持部の高さの異なる二種類のスペーサを多数用いる必要がある。
一方、特許文献2に記載のダブル配筋用スペーサは、下部スペーサとこれに組み合わせされる上部スペーサのいずれにも、鉄筋の交差部を保持する十字状の凹溝を備えるが、鉄筋は結束によって継ぎ足しで使用されることが多いために上筋と下筋とは正確に直交することにはならず、このような鉄筋を形状の決められた凹溝に収容するには困難な作業となる。
また、特許文献1,2のスペーサは、鉄筋を型枠内の所定位置に保持するだけの機能しかなく、配筋につづいて行われるコンクリートの流し作業では、コンクリートを所要の高さに仕上げるのに仕上げ面位置を別途計測したり、これを型枠内に表示しなければならないという煩わしさがあった。
本発明は、かかる実情を背景にしてなされたもので、その目的とするところは、必要に応じて一段または上下二段の配筋を簡便に保持することが可能で、かつ十字状に交差する鉄筋を少ない個数で所定位置に無理なく保持することができ、同時に鉄筋の上側のかぶりであるコンクリートの仕上げ面高さをも表示することのできる鉄筋受け用スペーサを提供することにある。
上記した目的を達成するため、請求項1の発明の鉄筋受け用スペーサは、座板と、座板上に立設した基部の上面に配置された平板状の下筋保持手段と、下筋保持手段に隣接して配置され、且つ、下筋保持手段の上方へ突出する長さを有して座板上に立設された背面板の上縁中央に設けられた幅狭なV字溝の最下端に半円弧状保持部を備えた上筋保持手段と、背面板のV字溝によって分けられた二股状部分である両腕片の上縁によって形成された高さ表示手段とを備え、上筋保持手段によって保持された上筋と下筋保持手段によって保持された下筋との交差に若干のずれがあってもこれを許容してむりなく保持するようにしたことを特徴とする。
請求項2の発明の鉄筋受け用スペーサは、請求項1の発明の上筋保持手段と下筋保持手段とは、前記下筋の外寸法分位相を上下にずらせて配設されていることを特徴としている。
また、請求項3の発明の鉄筋受け用スペーサは、鉄筋コンクリート構造物の内部下側に埋設される下端筋を保持する第1スペーサと、鉄筋コンクリート構造物の内部上側に埋設される上端筋を保持する第2スペーサとの組み合わせでなり、前記第1スペーサは、下端筋上筋と該下端筋上筋に交差する下端筋下筋とで構成される前記下端筋を型枠内の所定高さに保持する下端筋保持手段と、該下端筋保持手段の側方へ張り出す座板と、前記鉄筋コンクリート構造物に前記下端筋を埋設する際の鉄筋コンクリート構造物の仕上げ面高さを示す高さ表示手段と、前記第2スペーサと着脱自在に連結される連結手段とを備え、前記下端筋保持手段を下端筋上筋保持手段と下端筋下筋保持手段とで構成し、これら下端筋上筋保持手段と下端筋下筋保持手段のいずれか一方を、前記第1スペーサの高さ表示手段に開口する溝状に形成するとともに、他方を平板状に形成し、前記第2スペーサは、上端筋上筋と該上端筋上筋に交差する上端筋下筋とで構成される前記上端筋を型枠内の所定高さに保持する上端筋保持手段と、鉄筋コンクリート構造物に前記下端筋と上端筋とを埋設する際の鉄筋コンクリート構造物の仕上げ面高さを示す高さ表示手段と、前記第1スペーサと着脱自在に連結される連結手段とを備え、前記上端筋保持手段を上端筋上筋保持手段と上端筋下筋保持手段とで構成し、これら上端筋上筋保持手段と上端筋下筋保持手段のいずれか一方を、前記第2スペーサの高さ表示手段に開口する溝状に形成するとともに、他方を平板状に形成したことを特徴としている。
請求項4の発明の鉄筋受け用スペーサは、請求項3に記載の鉄筋受け用スペーサにおいて、下端筋保持手段の下端筋上筋保持手段と下端筋下筋保持手段とは、下端筋下筋の外寸法分位相を上下にずらせて配設され、上端筋保持手段の上端筋上筋保持手段と上端筋下筋保持手段とは、上端筋下筋の外寸法分位相を上下にずらせて配設されていることを特徴としている。
請求項1,2の発明の鉄筋受け用スペーサは、上筋と下筋との交差部分に配設され、配筋が一段の場合には、スペーサの鉄筋保持手段は、溝状の上筋保持手段が上筋を保持し、平板状の下筋保持手段が下筋を保持する。
上筋は、高さ表示手段の上縁に開口する溝状の保持手段によって位置を規制されるが、上筋と交差する下筋の保持手段は平板状で下筋の位置を規制しないため、上筋と下筋との交差に若干のずれがあってもこれを許容しつつ保持する。したがって、スペーサを用いた鉄筋交差部分の配置作業が簡便に行え、また上筋と下筋を交差させて結束する作業に精度を要しないため結束作業も短時間で済む。
また、配筋作業につづいて行われる型枠内へのコンクリート流し作業では、スペーサの高さ表示手段を用いてコンクリートの仕上げ面高さが決定される。高さ表示手段は型枠内の適所に位置する複数のスペーサごとに設けられているため、細かな高さ設定が精度よく行われる。
請求項3,4の発明の鉄筋受け用スペーサは、第1スペーサ単独での使用と、第1,第2スペーサを上下に組み合わせた使用とが可能で、型枠内の配筋が一段の場合には第1スペーサが単体で鉄筋の交差部分に用いられ、型枠内の配筋が上下二段の場合には、第1スペーサと第2スペーサとが上下に組み合わせて鉄筋の交差部分に用いられる。
配筋が一段の場合に、第1スペーサの鉄筋保持手段は、溝状の上筋保持手段が上筋を保持し、平板状の下筋保持手段が下筋を保持する。また、配筋が上下二段の場合には、第1スペーサと第2スペーサとを上下に組み合わせて上下段の鉄筋の交差部分に用いられ、第1スペーサの下端筋保持手段は、溝状の上筋保持手段が下端筋の上筋を保持し、平板状の下筋保持手段が下端筋の下筋を保持し、第2スペーサの上端筋保持手段は、溝状の上筋保持手段が上端筋の上筋を保持し、平板状の下筋保持手段が上端筋の下筋を保持する。
各上筋は、高さ表示手段の上縁に開口する溝状の保持手段によって位置を規制されるが、上筋と交差する下筋の保持手段は平板状で下筋の位置を規制しないため、上筋と下筋との交差に多少のずれがあってもこれを許容しつつ保持する。したがって、スペーサを用いた鉄筋交差部分の配置作業が簡便に行え、また上筋と下筋を交差させて結束する作業に精度を要しないため結束作業も短時間で済む。
また、配筋作業につづいて行われる型枠内へのコンクリート流し作業では、スペーサの高さ表示手段を用いてコンクリートの仕上げ面高さが決定される。型枠内の配筋が一段の場合には第1スペーサの高さ表示手段が用いられ、型枠内の配筋が上下二段の場合には第1スペーサの上側に組み合わせされた第2スペーサの高さ表示手段が用いられる。
高さ表示手段は、型枠内の下地面に座板を置いてスペーサを設置することによって、コンクリートの高さを示すようになっており、型枠内に流し込むコンクリートを高さ表示手段と面一に合わせることによって所要のコンクリート高さが設定される。
本発明の鉄筋受け用スペーサによれば、必要に応じて一段または上下二段の配筋を簡便に保持することが可能で、かつ十字状に交差する鉄筋を少ない個数で所定位置に無理なく保持することができる。
特に、上筋が溝状の保持手段によって位置を規制されるのに対し、上筋と交差する下筋の保持手段は平板状であって下筋の位置を規制せずにこれを保持するため、上筋と下筋とが直交せずに交差に若干のずれがあってもこれを許容しつつ保持する。したがって、スペーサを用いた鉄筋交差部分の配置作業が簡便に行え、また上筋と下筋を交差させて結束に精度を要しないため結束作業も短時間で済む。
また、コンクリートの下地面に座板を乗せてスペーサを型枠内に設置することにより、スペーサの高さ表示手段がコンクリートの仕上げ高さを示すので、コンクリートをこの高さ表示手段と面一に合わせるだけの簡単な作業で仕上げ面を得ることができる。したがって、型枠内の各所で仕上げ面高さを測定したりこれを型枠等に墨付けといった作業が不要となる。
以下、本発明の最良の形態例を図面に基づいて説明する。
図中、図1及び図2は本発明を一段の配筋に適用した第1形態例を示し、図1は鉄筋受け用のスペーサが鉄筋を保持する状態の斜視図、図2は施工状態の鉄筋受け用スペーサを示す説明図、図3〜図7は本発明を二段の配筋に適用した第2形態例を示し、図3は鉄筋受け用の第1スペーサと第2スペーサの分解斜視図、図4は上下に組み合わせした第1スペーサと第2スペーサとが鉄筋を保持する状態を示す斜視図、図5は図4の断面平面図、図6は同じく図4の断面側面図、図7は施工状態の鉄筋受け用スペーサを示す説明図である。
図1及び図2に示す第1形態例の鉄筋受け用スペーサ1(以下、単にスペーサという)は、横長の座板2aと、該座板2aの上面中央に立設される平面視十字状の基部2bと、該基部2bの上面に天板として平置きされる平板状の下筋保持手段2cと、基部2bの背面側で座板2aから立ち上がる背面板2dとを合成樹脂材料で一体に形成している。
座板2aと基部2bには、軽量化とコンクリート4との結着性を兼ねた矩形の通し孔3が複数開設されており、スペーサ1をコンクリート4中に埋設した際に、コンクリート4が通し孔3に入り込んでスペーサ1をコンクリート4と強固に結着できるようにしている。
背面板2dは、基部2bと下筋保持手段2cの背面同士を接続し、さらに下筋保持手段2cの上方へ突出する縦長に形成されており、背面板2dの下筋保持手段2cよりも上方位置から背面板2dの上縁中央へ亘って幅狭なV字溝を形成してこのV字溝を上筋保持手段5となし、該上筋保持手段5の両側に残された背面板2dの二股状部分を腕片2e,2eとなすとともに、該腕片2e,2eの上縁を高さ表示手段2f,2fとなしている。
上筋保持手段5と下筋保持手段2cとは本発明の鉄筋保持手段6を構成しており、上筋保持手段5は最下端の半円弧状保持部5aで上筋7を保持し、下筋保持手段は2cは上筋7の下側を交差する下筋8を平板の上面で保持するようになっている。
上筋7と下筋8には同一太さの鉄筋が用いられ、上筋保持手段5の半円弧状保持部5aと下筋保持手段2cの平板の上面とは、これら鉄筋7,8の一本分位相を上下にずらせて配設されていて、上筋7と下筋8との交差部を結束線(図示しない)で上下に結束した際に、上筋7と下筋8とが上筋保持手段5と下筋保持手段2cにそれぞれむりなく保持されるようにしている。
図2は、図1に示したスペーサ1をべた基礎のコンクリート4内に埋設した状態を例示しており、コンクリート4の平面部分(図2の右側)の厚さT1を170mm、上筋7と下筋8に用いる鉄筋の外寸法Dを12mmとした場合に、スペーサ1には、座板2aの下面から腕片2e,2eの上縁である高さ表示手段2f,2fまでのスペーサ1の全高L1を170mmに、座板2aの下面から下筋保持手段2cの上面までの高さL2を70mmに、座板2aの下面から上筋保持手段5の半円弧状保持部5aの下面までの高さL3を82mmに、上筋保持手段5の半円弧状保持部5a下面と下筋保持手段2cの平板の上面との間の寸法L4、すなわちL3−L2=鉄筋の外寸法D12mmを設定したものが用いられる。
図2に示す通り、上述のように寸法設定されたスペーサ1は、べた基礎の型枠内で座板2aを下地面9に置いて、上筋7と下筋8とが交差する部分に複数設置され、下地面9から高さ表示手段2f,2fまでの全高L1,下地面9から下筋保持手段2cの上面までの高さL2,下地面9から上筋保持手段5の半円弧状保持部5aの下面までの高さL3,高さL3と高さL2との間の寸法L4がそれぞれ設定される。そして、上筋保持手段5の半円弧状保持部5aに上筋7が、また下筋保持手段2c上に下筋8がそれぞれ保持される。
このようにしてスペーサ1を設置したのち、上筋7と下筋8とは、多数ある交差部のうちのところどころが結束線にて上下に結束され、スペーサ1の部分では、上筋保持手段5のV字溝底部の半円弧状保持部5aが上筋7をガタ付きなく保持する。
また下筋保持手段2cでは、上筋保持手段5の半円弧状保持部5aとの間に鉄筋の外寸法と同じ寸法L4(=12mm)を設定しているため、上筋7との間に不要な隙間を生じたり逆に配置寸法不足を招くことがなく下筋8を良好に配置することができ、しかも下筋保持手段2cを平板状に形成したことにより、下筋8が上筋7と直交していなかったり、下筋8を継ぎ足して使用する場合にも、これらを許容して下筋8を保持する。
このように、スペーサ1を用いて上筋7及び下筋8を配筋したのち、型枠内にコンクリート4を流し込み、該コンクリート4を各スペーサ1の設置位置において腕片2e,2eの上縁である高さ表示手段2f,2fと面一まで充填する。これにより、コンクリート4の仕上げ面高さが決定され、上筋7及び下筋8とコンクリート4の上面との間に所定のかぶりが設定される。なお、型枠内に流し込まれたコンクリート4は、座板2aと基部2bの通し孔3に入り込み、スペーサ1を所定位置に強固に固定する。また、図示しないが、スペーサ1を用いた上筋7と下筋8との保持により、上筋7及び下筋8とコンクリート4の両側面との間にも所定のかぶりが設定される。
本形態例のスペーサ1は、上筋7と下筋8とを保持してコンクリート4の側面に所定のかぶりを確保するほか、同時にコンクリート4の仕上げ面高さも設定することができる。しかも仕上げ面高さの設定は、上筋7及び下筋8の配筋に続いて行われるコンクリート4の施工時に、コンクリート4の流し込み高さを高さ表示手段2f,2fと面一に合わせるだけの簡単な作業でよく、したがって、型枠内の各所で予め仕上げ面高さを測定したりこれを型枠等に墨付けといった従来の作業が不要となる。
つぎに、本発明の第2形態例を図3〜図7に基づいて説明する。なお、前述の第1形態例と同一構成部分については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
本形態例のスペーサ20は、鉄筋コンクリート4の下側に埋設される下端筋保持用の第1スペーサ21と、鉄筋コンクリート4の上側に埋設される上端筋保持用の第2スペーサ22との組み合わせでなっている。
図3に示す第1スペーサ21は、横長の座板2aと、該座板2aの上面中央に立設される平面四角形の基部2gと、該基部2gの上面に天板として平置きされる平板状の下端筋下筋保持手段2hと、基部2gの背面側で座板2aから立ち上がる背面板2dとを合成樹脂材料で一体に形成している。
座板2aと基部2g,下端筋下筋保持手段2h及び背面板2dの下半部には、それぞれ矩形の通し孔3が複数開設されていて、軽量化とコンクリート4との結着性を高めるようにしている。
背面板2dは、基部2gの背面から立ち上がって下端筋下筋保持手段2hの上方へ突出する縦長に形成されており、背面板2dの下端筋下筋保持手段2hよりも上方位置から背面板2dの上縁中央へ亘って幅狭なV字溝を形成してこのV字溝を下端筋上筋保持手段23となし、該下端筋上筋保持手段23の両側に残された背面板2dの二股状腕片を第2スペーサ22との連結手段2i,2iとなすとともに、該連結手段2i,2iの上縁を高さ表示手段2f,2fとなしている。
下端筋上筋保持手段23と下端筋下筋保持手段2hとは下端筋保持手段25を構成しており、下端筋上筋保持手段23は最下端の半円弧状保持部23aで下端筋上筋26を保持し、また下端筋下筋保持手段2hは、下端筋上筋26の下側を交差する下端筋下筋27を平板の上面で保持するようになっている。
下端筋上筋26と下端筋下筋27とは下端筋24を構成しており、これら下端筋上筋26と下端筋下筋27には同一太さの鉄筋が用いられている。下端筋上筋保持手段23の半円弧状保持部23aと下端筋下筋保持手段2hの平板の上面とは、これら下端筋上筋26と下端筋下筋27の一本分位相を上下にずらせて配設されていて、下端筋上筋26と下端筋下筋27との交差部を図示しない結束線で上下に結束した際に、下端筋上筋26と下端筋下筋27とが下端筋上筋保持手段23と下端筋下筋保持手段2hにそれぞれむりなく保持されるようにしている。
図3に示す第2スペーサ22は、縦長の基板30aの両側部に連結手段30b,30bが対向して付設されており、両連結手段30b,30bの平板状の上面を上端筋上筋保持手段30c,30cとなしている。
基板30aの中央部上下にはV字溝と凹溝とが切り込まれていて、上側の幅狭なV字溝を上端筋下筋保持手段32となし、下側の細長い凹溝を抜き孔33となすとともに、基板30aの上縁を高さ表示手段30d,30dとなしている。
上端筋上筋保持手段30c,30cと上端筋下筋保持手段32最下端の半円弧状保持部32aとは、本発明の上端筋保持手段34を構成しており、上端筋上筋保持手段30c,30cで上端筋上筋35を保持し、また上端筋下筋32下端の半円弧状保持部32aで上端筋下筋36を保持するようになっている。
上端筋上筋35と上端筋下筋36とは上端筋37を構成しており、これら上端筋上筋35と上端筋下筋36には同一太さの鉄筋が用いられている。上端筋上筋保持手段30c,30cの平面と上端筋下筋保持手段32の半円弧状保持部32aとは、鉄筋35,36の一本分位相を上下にずらせて配設されていて、上端筋上筋35と上端筋下筋36との交差部を結束線(図示しない)で上下に結束した際に、上端筋上筋35と上端筋下筋36とが上端筋上筋保持手段30c,30cと上端筋下筋保持手段32の半円弧状保持部32aにそれぞれむりなく保持されるようにしている。
連結手段30b,30bの上半部は、厚肉の平面視L字状に形成され、この厚肉部分上面に前述の上端筋上筋保持手段30c,30cが設定されている。また、連結手段30b,30bの下半部は、上半部よりも薄肉の平面視L字状に形成されており、基板30aとこれに対向する連結手段30b,30bの先端片との間に、第1スペーサ21の背面板2dと同厚の収容溝38,38が設定されている。
以上のように構成される本形態例のスペーサ20は、コンクリート4内の配筋が上下二段の場合に、第1スペーサ21と第2スペーサ22とを上下に組み合わせして用いられ、あるいは配筋が一段の場合には、図2示した第1形態例のスペーサ1と同様、第1スペーサ21のみを単独で用いることも可能である。
配筋が上下二段の場合には、第2スペーサ22を第1スペーサ21の上方に位置させ、第2スペーサ22の収容溝38,38に第1スペーサ21の連結手段2i,2iを差し込んで、第2スペーサ22の連結手段30b,30bの下端を第1スペーサ22の座板2aの上面に当接させることにより、第1スペーサ1の連結手段2i,2iを第2スペーサ22の基板30aとこれに対向する連結手段30b,30bとが包持して、双方のスペーサ21,22が連結される。なお、第1,第2スペーサ21,22を分解する場合には、これと逆の手順で行われる。
図7は、第1,第2スペーサ21,22をスペーサ20として、べた基礎のコンクリート4内に埋設した状態を例示しており、コンクリート4の平面部分(図7の右側)の厚さT2を200mm、下端筋上筋26,下端筋下筋27,上端筋上筋35,上端筋下筋36に用いる鉄筋の外寸法Dを12mmとした場合に、第1スペーサ21には、座板2aの下面から連結手段2i,2iの上縁である高さ表示手段2f,2fまでのスペーサ1の全高L1を170mmに、座板2aの下面から下端筋下筋保持手段2hの上面までの高さL2を70mmに、座板2aの下面から下端筋上筋保持手段23の半円弧状保持部23aの下面までの高さL3を82mmに、下端筋上筋保持手段23の半円弧状保持部23a下面と下端筋下筋保持手段2hの平板の上面との間の寸法L4、すなわちL3−L2=鉄筋の外寸法D12mmを設定したものが用いられる。
また、第2スペーサ22には、基板30aの下面から高さ表示手段30d,30dまでの第2スペーサ22の全高L5を200mmに、基板30aの下面から上端筋上筋保持手段30c,30cまでの高さL6を145mmに、基板30aの下面から上端筋下筋保持手段32の半円弧状保持部32aの下面までの高さL7を133mmに、基板30aの下面から抜き孔33の上面までの高さL8を70mmに設定したものが用いられる。さらに、上端筋上筋保持手段30c,30cと上端筋下筋保持手段32の半円弧状保持部32aとの間には、鉄筋の外寸法D12mmと同じ寸法L4が設定されている。
上述のように寸法設定されたスペーサ20は、べた基礎の型枠内で座板2aを下地面9に置いて、下端筋24の下端筋上筋26と下端筋下筋27、また上端筋37の上端筋上筋35と上端筋下筋36が交差する部分に複数設置され、下地面9から前述の高さL1〜L8がそれぞれ設定される。そして、下端筋保持手段25の下端筋上筋保持手段23に下端筋上筋26を、また下端筋下筋保持手段2hに下端筋下筋27をそれぞれ保持し、さらに上端筋保持手段34の上端筋上筋保持手段30c,30cに上端筋上筋35を、また上端筋下筋保持手段32の半円弧状保持部32aに上端筋下筋36をそれぞれ保持する。
このようにスペーサ20を設置して、保持手段23,2h,30c,30c,32aに下端筋24と上端筋37とを上下二段に保持させたのち、多数ある交差部のうちのところどころが結束線にて上下に結束され、スペーサ20の部分では、複数の保持手段23,2h,30c,30c,32aが下端筋24と上端筋37をガタ付きなく保持する。
また下端筋上筋保持手段23と下端筋下筋保持手段2hとの間に、さらに上端筋上筋保持手段30c,30cと上端筋下筋保持手段32の半円弧状保持部32aとの間に、それぞれ鉄筋の外寸法と同じ寸法L4(=12mm)を設定しているため、下端筋上筋26と下端筋下筋27の間または上端筋上筋35と上端筋下筋36の間に不要な隙間を生じたり逆に配置寸法不足を招くことがなくこれらの鉄筋26,27,34,35を良好に配置することができ、しかも下端筋下筋保持手段2hと上端筋上筋保持手段30c,30cを平板状に形成したことにより、下端筋24と上端筋37がそれぞれ正確に直交していなかったり、これら鉄筋を継ぎ足して使用する場合にも、これらを許容しながら鉄筋を保持する。
このように、スペーサ20を用いて下端筋24と上端筋37とを上下二段に配筋したのち、型枠内にコンクリート4を流し込み、該コンクリート4を各スペーサ20の設置位置において第2スペーサ22の高さ表示手段30d,30dと面一まで充填する。
これにより、コンクリート4の仕上げ面高さが決定され、下端筋24及び上端筋37とコンクリート4の上面との間に所定のかぶりが設定される。なお、型枠内に流し込まれたコンクリート4は、座板2aや基部2g,背面板2dの通し孔3や抜き孔33に入り込み、第1,第2スペーサ21,22を所定位置に強固に固定する。また、図示しないが、下端筋24及び上端筋37とコンクリート4の両側面との間にも所定のかぶりが設定される。
本形態例のスペーサ20は、下端筋24と上端筋37とを上下二段に保持してコンクリート4の側面に所定のかぶりを確保するほか、同時にコンクリート4の仕上げ面高さも設定することができる。しかも仕上げ面高さの設定は、配筋に続いて行われるコンクリート4の施工時に、コンクリート4の流し込み高さを高さ表示手段30d,30dと面一に合わせるだけの簡単な作業でよく、したがって、型枠内の各所で予め仕上げ面高さを測定したりこれを型枠等に墨付けといった従来の作業が不要となる。また、第1,第2スペーサ21,22は分解可能であるから、鉄筋が一段の場合には第1スペーサ21のみを単独で用いることができて、利便性が高い。
本発明の第1形態例を示す鉄筋受け用のスペーサが鉄筋を保持する状態の斜視図である。 本発明の第1形態例を示す施工状態の鉄筋受け用スペーサを示す説明図である。 本発明の第2形態例を示す図3は鉄筋受け用の第1スペーサと第2スペーサの分解斜視図である。 本発明の第2形態例を示す上下に組み合わせした第1スペーサと第2スペーサとが鉄筋を保持する状態を示す斜視図である。 本発明の第2形態例を示す図4の断面平面図である。 本発明の第2形態例を示す図4の断面側面図である。 本発明の第2形態例を示す施工状態の鉄筋受け用スペーサを示す説明図である。
符号の説明
1 …鉄筋受け用スペーサ
2a…座板
2b…基部
2c…下筋保持手段
2d…背面板
2e…腕片
2f…高さ表示手段
2g…基部
2h…下端筋下筋保持手段
2i…連結手段
4…コンクリート
5…上筋保持手段
6…鉄筋保持手段
7…上筋
8…下筋
9…下地面
20…鉄筋受け用スペーサ
21…第1スペーサ
22…第2スペーサ
23…下端筋上筋保持手段
23a…半円弧状保持部
24…下端筋上筋26と下端筋下筋27とからなる下端筋
25…下端筋保持手段
26…下端筋上筋
27…下端筋下筋
30a…基板
30b…連結手段
30c…上端筋上筋保持手段
30d…高さ表示手段
32…上端筋下筋保持手段
34…上端筋保持手段
35…上端筋上筋
36…上端筋下筋
37…上端筋上筋35と上端筋下筋36とからなる上端筋
38…収容溝

Claims (4)

  1. 座板と、
    前記座板上に立設した基部の上面に配置された平板状の下筋保持手段と、
    前記下筋保持手段に隣接して配置され、且つ、前記下筋保持手段の上方へ突出する長さを有して前記座板上に立設された背面板の上縁中央に設けられた幅狭なV字溝の最下端に半円弧状保持部を備えた上筋保持手段と、
    前記背面板の前記V字溝によって分けられた二股状部分である両腕片の上縁によって形成された高さ表示手段と、
    を備え、
    前記上筋保持手段によって保持された上筋と前記下筋保持手段によって保持された下筋との交差に若干のずれがあってもこれを許容してむりなく保持するようにしたことを特徴とする鉄筋受け用スペーサ。
  2. 前記上筋保持手段と下筋保持手段とは、前記下筋の外寸法分位相を上下にずらせて配設されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の鉄筋受け用スペーサ。
  3. 鉄筋コンクリート構造物の内部下側に埋設される下端筋を保持する第1スペーサと、鉄筋コンクリート構造物の内部上側に埋設される上端筋を保持する第2スペーサとの組み合わせでなり、
    前記第1スペーサは、下端筋上筋と該下端筋上筋に交差する下端筋下筋とで構成される前記下端筋を型枠内の所定高さに保持する下端筋保持手段と、
    該下端筋保持手段の側方へ張り出す座板と、前記鉄筋コンクリート構造物に前記下端筋を埋設する際の鉄筋コンクリート構造物の仕上げ面高さを示す高さ表示手段と、前記第2スペーサと着脱自在に連結される連結手段とを備え、
    前記下端筋保持手段を下端筋上筋保持手段と下端筋下筋保持手段とで構成し、これら下端筋上筋保持手段と下端筋下筋保持手段のいずれか一方を、前記第1スペーサの高さ表示手段に開口する溝状に形成するとともに、他方を平板状に形成し、
    前記第2スペーサは、上端筋上筋と該上端筋上筋に交差する上端筋下筋とで構成される前記上端筋を型枠内の所定高さに保持する上端筋保持手段と、
    鉄筋コンクリート構造物に前記下端筋と上端筋とを埋設する際の鉄筋コンクリート構造物の仕上げ面高さを示す高さ表示手段と、前記第1スペーサと着脱自在に連結される連結手段とを備え、
    前記上端筋保持手段を上端筋上筋保持手段と上端筋下筋保持手段とで構成し、これら上端筋上筋保持手段と上端筋下筋保持手段のいずれか一方を、前記第2スペーサの高さ表示手段に開口する溝状に形成するとともに、他方を平板状に形成した
    ことを特徴とする鉄筋受け用スペーサ。
  4. 前記下端筋保持手段の下端筋上筋保持手段と下端筋下筋保持手段とは、前記下端筋下筋の外寸法分位相を上下にずらせて配設され、
    前記上端筋保持手段の上端筋上筋保持手段と上端筋下筋保持手段とは、前記上端筋下筋の外寸法分位相を上下にずらせて配設されている
    ことを特徴とする請求項に記載の鉄筋受け用スペーサ。
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