JP2020171975A - 乗物用部品の製造方法、乗物の製造方法、及び乗物用部品 - Google Patents

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洋平 栗原
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【課題】乗物用部品の表面を所望の粗さに粗面化可能な乗物用部品の製造方法及び乗物の製造方法を提供する。【解決手段】金属の被施工面への粗面化により形成された金属粗面を有する乗物用部品の製造方法であって、前記金属粗面の粗さが所望の粗さとなる吹き付け条件で、平均粒径が10μm以上1000μm以下であり、かつ前記被施工面よりも硬い無機粒子を前記被施工面に吹き付けることで、前記被施工面の粗面化を行う粗面化工程S4を含むことを特徴とする、乗物用部品の製造方法及び乗物の製造方法とする。【選択図】図1

Description

本発明は、乗物用部品の製造方法、乗物の製造方法、及び乗物用部品に関する。
乗物用部品の製造方法に関する技術として、特許文献1に記載の技術が知られている。特許文献1には、研磨剤のめっき表面へのウェットブラストにより導電材を製造する技術が記載されている。特許文献1には、製造された導電材を自動車用コネクタ端子に適用可能なことが記載されている。
特開2010−90400号公報(特に段落0014、0036)
特許文献1に記載の技術では、研磨剤はめっき表面に単に吹き付けられているに過ぎない。即ち、特許文献1には、乗物用部品表面の粗さを所望の粗さにする吹き付け条件で研磨剤を吹き付けることは記載されていない。
本発明が解決しようとする課題は、乗物用部品の表面を所望の粗さに粗面化可能な乗物用部品の製造方法、乗物の製造方法、及び乗物用部品を提供することである。
本発明に係る乗物用部品の製造方法は、金属の被施工面への粗面化により形成された金属粗面を有する乗物用部品の製造方法であって、前記金属粗面の粗さが所望の粗さとなる吹き付け条件で、平均粒径が10μm以上1000μm以下の無機粒子を前記被施工面に吹き付けることで、前記被施工面の粗面化を行う粗面化工程を含むことを特徴とする。その他の解決手段は発明を実施するための形態において後記する。
本発明によれば、乗物用部品の表面を所望の粗さに粗面化可能な乗物用部品の製造方法、乗物の製造方法、及び乗物用部品を提供することができる。
乗物用部品の製造方法を含む乗物の製造方法を示すフローチャートである。 樹脂部材の断面図である。 樹脂部材の表面にめっき層を有する金属樹脂複合部材の断面図である。 金属樹脂複合部材のめっき層表面に遮蔽部材を配置した状態の断面図である。 遮蔽部材の上方から金属樹脂複合材料の全体に無機粒子を吹き付ける様子を示す図である。 金属粗面を有する金属樹脂複合部材の断面図である。 金属粗面を有する金属樹脂複合部材から遮蔽部材を除去した後の断面図であり、第1実施形態に係る乗物用部品の断面図である。 図2Fの斜視図であり、第1実施形態に係る乗物用部品の斜視図である。 めっき層を有する金属樹脂複合部材の断面図である。 金属樹脂複合部材の一方端において、めっき層への無機粒子の吹き付けによるめっき層の粗面化を示す断面図である。 金属樹脂複合部材の中央において、めっき層への無機粒子の吹き付けによるめっき層の粗面化を示す断面図である。 金属樹脂複合部材の他方端において、めっき層への無機粒子の吹き付けによるめっき層の粗面化を示す断面図である。 一方端から他方端に向かって粗くなるめっき層を含む金属樹脂複合部材の断面図であり、第2実施形態に係る乗物用部品の断面図である。 めっき層に対するノズルの移動方向を示す上面図である。 図4Eの斜視図であり、第2実施形態に係る乗物用部品の斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態(本実施形態)について図面を参照しながら説明する。各実施形態において同じ部材については同じ符号を付すものとし、重複する説明は省略する。また、本発明は以下の実施形態に何ら限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で任意に変更して実施できる。また、各実施形態同士は適宜組み合わせることができる。
はじめに、第1実施形態に係る乗物用部品の製造方法を説明する。第1実施形態に係る乗物用部品の製造方法は、以下の図1のフローチャート、及び図2A〜図2Fに示す工程図に沿って実施できる。
図1は、乗物用部品100(図3参照)の製造方法を含む乗物(図示しない)の製造方法を示すフローチャートである。このフローチャートは、めっき層11(金属の一例)の被施工面11aへの粗面化により形成された金属粗面11bを有する乗物用部品100を備える乗物の製造方法である。粗面化は、被施工面11aへの無機粒子30(後記する)の吹き付けにより行われる。
乗物用部品100は、例えば、車両(四輪車、二輪車等)、船舶、航空機等の乗物に備えられる部品である。乗物用部品100は、例えば、エンブレム等の外装用部品である。詳細は後記するが、第1実施形態に係る製造方法によれば、単一の部品内で異なる粗さを有する乗物用部品100を製造できる。このため、異なる粗さの部品同士を組み合わせることなく、乗物用部品100を製造できる。これにより、複数部品の組み合わせ時に生じる隙間への塵埃の入り込みが抑制され、塵埃の入り込みに起因した乗物用部品100の腐食を抑制できる。このため、乗物用部品100は、塵埃と接触し易い外装用部品に好適である。
なお、以下の説明では、図示の簡略化のため、乗物用部品100の形状は平板状にしている。
まず、樹脂部材10が準備される(ステップS1)。図2Aは、樹脂部材10の断面図である。図2Aに示す樹脂部材10は、金属樹脂複合部材20(後記する図2B参照)を構成するものである。樹脂部材10は、例えばABS樹脂等により構成される。
樹脂部材10の表面へのめっき層11の形成が行われる(ステップS2)。図2Bは、樹脂部材10の表面にめっき層11を有する金属樹脂複合部材20の断面図である。めっき層11の形成により、図2Bに示す金属樹脂複合部材20が得られる。
めっき層11は、無機粒子30(図2Bでは図示しない)の吹き付けが行われる被施工面11aを有する。めっき層11の表面を含む被施工面11aへの無機粒子30の吹き付けが行われることで、無機粒子30による粗面化を行い易くできる。また、被施工面11aが金属樹脂複合部材20を構成する金属表面を含むことで、金属のみからなる部材表面に形成される被施工面と比べて、乗物用部品100の軽量化を図ることができる。
めっき層11の形成方法は特に制限されず、例えば電気めっき等の方法を採用できる。めっき層11に含まれる金属は特に制限されず、例えば、ニッケル、クロム、亜鉛等の金属が挙げられる。
なお、第1実施形態では、金属の被施工面11aの一例としてめっき層11が例示されるが、被施工面11aが金属であれば特に制限されず、被施工面11aは、例えば金属蒸着層表面、金属単体又は合金により構成される金属部材表面等であってもよい。
第1実施形態では、めっき層11の全表面ではなく、一部の表面のみの粗面化が行われる。そこで、無機粒子30(後記する)の吹き付けによる粗面化を行いたい部分以外のめっき層11表面に、遮蔽部材12が配置される(ステップS3)。図2Cは、金属樹脂複合部材20のめっき層11表面に遮蔽部材12を配置した状態の断面図である。遮蔽部材12の配置により、図2Cに示す金属樹脂複合部材20が得られる。
遮蔽部材12は、吹き付けられる無機粒子30のめっき層11への影響が小さく、かつ、めっき層11への配置が容易なものが好ましい。具体的には例えば、遮蔽部材12は、例えばゴム製のシート等が挙げられる。遮蔽部材12のめっき層11への配置は、例えば粘着剤を用いためっき層11への固定のほか、例えば粘着剤を用いない載置であってもよい。
遮蔽部材12の配置後、平均粒径が10μm以上1000μm以下の無機粒子30を被施工面11aに吹き付けることで、被施工面11aの粗面化が行われる(ステップS4、粗面化工程)。図2Dは、遮蔽部材12の上方から金属樹脂複合部材20の全体に無機粒子30を吹き付ける様子を示す図である。
粗面化工程は、被施工面11aのうちの一部を遮蔽部材12によって遮蔽した被施工面11aに対して行われる。このようにすることで、単一の金属樹脂複合部材20において、遮蔽部材12による遮蔽部分に被施工面11aの質感(めっき層11の表面の質感)を残したまま、残りの被施工面11aに対してのみ、粗面化できる。これにより、単一の金属樹脂複合部材20において異なる粗さを奏することができる。
無機粒子30の平均粒径は10μm以上、好ましくは50μm以上、より好ましくは100μm以上、また、その上限は、1000μm以下、好ましくは500μm以下、より好ましくは300μm以下、よりさらに好ましくは200m以下である。無機粒子30の平均粒径をこの範囲にすることで、被施工面11aの粗面化を行うことができる。無機粒子30の平均粒径は、例えば、レーザ回折式粒度分布測定装置を用いて測定されたD50とすることができる。
なお、通常は、無機粒子30の平均粒径が大きいほど、無機粒子30が持つエネルギが大きくなる。このため、無機粒子30の吹き付けによって被施工面11aがより粗面化され、金属粗面11bのグロス値(後記する)が小さくなる。しかし、平均粒径が大きくなれば、吹き付け時に無機粒子30同士が衝突し、噴射された無機粒子30が被施工面11aに十分に到達しない可能性がある。この結果、金属粗面11bのグロス値がさほど小さくならない可能性がある。そこで、このような場合、例えば平均粒径の制御によって金属粗面11bの粗さを変えるときには、例えば、ノズル50の噴射口50a(後記する)の開口面積を大きくすればよい。これにより、単位開口面積あたりの無機粒子30の数(密度)を減らし、無機粒子30同士の衝突を抑制できると考えられる。
無機粒子30の硬さは、被施工面11aよりも硬くてもよく、被施工面11aよりも柔らかくてもよい。ここでいう硬さとは、例えばビッカース硬さである。従って、無機粒子30の構成材料の例えばビッカース硬さと、被施工面11aの構成材料のビッカース硬さとの関係は、特に限定されない。特に、吹き付け条件の制御により、被施工面11aよりも柔らかい無機粒子30を使用することでも、被施工面11aの粗面化を行うことができる。なお、ビッカース硬さは、例えば、JIS Z 2244:2009に沿って測定できる。
無機粒子30は、例えば、アルミナ、ジルコン酸等の金属粒子のほか、ガラスビーズ(シリカビーズ)、ダイヤモンド等の非金属粒子が挙げられる。これらの中でも、非金属粒子を使用することで、被施工面11aに吹き付けられた際に、被施工面11aを構成する金属と反応し、例えば金属間化合物を形成することを抑制できる。また、非金属粒子の中でもガラスビーズを使用することで、無機粒子30の形状を制御し易くできる。
無機粒子30の吹き付けは、金属粗面11bの粗さが所望の粗さとなる吹き付け条件で行われる。ここでいう粗さは、任意の指標により定めることができ、具体的には例えばグロス値(Gloss Unit)により定めることができる。グロス値は、金属光沢の度合いを示す指標である。グロス値が大きいほど金属光沢が強いことから、この場合には金属粗面11bの粗さが小さい(平滑に近い)と考えることができる。一方で、グロス値が小さいほど金属光沢が弱いことから、この場合には金属粗面11bの粗さが大きい(表面が粗い)と考えることができる。グロス値は、例えばJIS 8741−1997に基づき測定できる。なお、グロス値に代えて、例えばJIS B 0031−1994により規定される表面粗さ、JIS B 0601−1994に記載される線粗さ等の指標に基づき、金属粗面11bの粗さを規定してもよい。
吹き付け条件は、例えば、無機粒子30の被施工面11aへの吹き付けを行うノズル50(噴射装置の一例)の噴射口50aから被施工面11aまでの距離L、噴射口50aを通じて噴射される無機粒子30の噴射圧P、噴射口50aを通じて噴射される無機粒子30の噴射時間t、及び、噴射口50aを通じて噴射される無機粒子30の噴射量W、のうちの少なくとも1つの条件を含むことができる。これらのうちの少なくとも1つの条件を含むことで、吹き付け条件を制御し易くできる。
無機粒子30は真球又は真球に近いものであることが好ましい。具体的には、無機粒子30の短径を長径で除することで得られる真球度は0.9以上1以下であることが好ましい。無機粒子30の真球度をこの範囲にすることで、被施工面11aに吹き付けられた無機粒子30が、被施工面11aに食い込むことを抑制できる。これにより、粗面化後の被施工面11a(即ち、金属粗面11b)からの無機粒子30の除去を行い易くできる。なお、無機粒子30の短径及び長径は、例えば、光学顕微鏡により観察された無機粒子30の最も短い部分の長さ及び最も短い部分の長さとすることができる。
粗面化工程は、例えば、ガス中又は真空中で行うことができる。粗面化工程をガス中で行う場合、粗面化工程は、例えば、窒素等の不活性ガス雰囲気、空気等の酸化性雰囲気等の任意の雰囲気で行うことができる。また、粗面化工程をガス中で行う場合、圧力は例えば大気圧(例えば95kPa以上105kPa以下)にできる。粗面化工程をガス中又は真空中で行うことで、粗面化後の金属樹脂複合部材20の処理を容易にできる。即ち、例えば、粗面化後、金属樹脂複合部材20に無機粒子30が付着している場合であっても、例えば空気の吹き付けによって容易に無機粒子30を除去できる。そして、無機粒子30除去後の金属樹脂複合部材20を、特別な後処理を行うことなく、そのまま乗物用部品100として利用できる。
粗面化工程は、例えば室温(例えば15℃以上30℃以下)で行うことができる。
図2Eは、金属粗面11bを有する金属樹脂複合部材20の断面図である。粗面化工程により、図2に示すように、遮蔽部材12が配置された部分以外のめっき層11表面に金属粗面11bが形成される。
そして、遮蔽部材12が除去されることで(ステップS5)、無機粒子30の吹き付けによる粗面化が行われない被施工面11aである金属平滑面11cが露出する。図2Fは、金属粗面11bを有する金属樹脂複合部材20から遮蔽部材12を除去した後の断面図であり、第1実施形態に係る乗物用部品100の断面図である。これにより、図2Fに示すように、金属粗面11b及び金属平滑面11cを単一の部品内に有する乗物用部品100が完成する(ステップS6)。
次いで、上記粗面化工程(ステップS4)において粗面化された金属粗面11bを有する乗物用部品100を用いて乗物を組み立てる組み立て工程が行われる(ステップS7)。組み立てにより、乗物用部品100を備える乗物が完成する(ステップS8)。
図3は、図2Fの斜視図であり、第1実施形態に係る乗物用部品100の斜視図である。乗物用部品100のめっき層11には、グロス値(粗さを示す指標の一例)が異なる2つの面が含まれている。具体的には、めっき層11の表面は、遮蔽部材12(図2D参照)の不配置により、無機粒子30による粗面化が行われた金属粗面11bと、遮蔽部材12の配置により無機粒子30による粗面化が行われずに残存した金属平滑面11cとを有する。これらのうち、金属粗面11b(第1の金属粗面)は、所定の第1グロス値を有するものである。また、金属平滑面11c(第2の金属粗面)は、金属粗面11b(第1の金属粗面)と連続する面内に形成され、金属粗面11bの第1グロス値とは異なる第2グロス値を有するものである。
第1グロス値は、入射角が20°又は60°のうちの少なくとも何れかにおいて5以上1000以下である。ただし、第1グロス値は、入射角が20°及び60°の双方において5以上1000以下でもよい。また、第1グロス値は、20°又は60°のうち、何れか一方の入射角のみで5以上1000以下であり、かつ、他方の入射角では5以上1000以下ではないようにしてもよい。
入射角が20°のときの第1グロス値は、5以上1000以下であれば特に制限されないが、好ましくは7以上、上限は、好ましくは100以下にすることができる。また、入射角が60°のときの第1グロス値も、5以上1000以下であれば特に制限されないが、好ましくは40以上、上限は、好ましくは600以下、より好ましくは200以下にすることができる。
第2グロス値は、第1グロス値測定時の入射角と同じ入射角において5以上1000以下かつ第1グロス値とは異なる。ただし、第2グロス値は、入射角が20°及び60°の双方において5以上1000以下でもよい。また、第2グロス値は、20°又は60°のうち、何れか一方の入射角のみで5以上1000以下であり、かつ、他方の入射角では5以上1000以下ではないようにしてもよい。
入射角が20°のときの第2グロス値は、5以上1000以下であり、かつ第1グロス値と異なれば特に制限されないが、好ましくは7以上、上限は、好ましくは100以下にすることができる。また、入射角が60°のときの第2グロス値も、5以上1000以下であり、かつ第1グロス値と異なれば特に制限されないが、好ましくは40以上、上限は、好ましくは600以下、より好ましくは200以下にすることができる。
無機粒子30の吹き付け条件を変更することで、金属粗面11bの粗さを所望な粗さに粗面化できる。これにより、所望の粗さとなった金属粗面11bと、粗面化されていない金属平滑面11cとの双方を有する乗物用部品100を製造できる。
ノズル50から噴射された無機粒子30は、吹き付け条件制御下でめっき層11に吹き付けられるが、ノズル50から噴射された無機粒子30は、ある程度無秩序にめっき層11に到達する。このため、不規則な加工痕によって金属粗面11bを形成でき、金属粗面11bの全体を均質に粗くできる。
また、金属平滑面11cは、図示の例では上面視で矩形(例えば図3参照)であるが、遮蔽部材12の形状を変えることで任意の形状及び広さにできる。また、単位の金属樹脂複合部材20において、異なる位置で粗面化工程を繰り返すこともできる。従って、遮蔽部材12を用いて乗物用部品100を製造することで、単一の部品内で異なる粗さの複数面を有する乗物用部品100を製造できる。
さらに、金属粗面11b及び金属平滑面11cを一体に構成した単一の金属樹脂複合部材20を用いることで、異なる粗さの面を有する複数の部材を組み合わせることなく、異なる粗さを有する乗物用部品100を製造できる。このため、異なる部品同士の組み合わせ時に生じる部品間の隙間を考慮する必要がない。この結果、当該隙間に起因する金属の錆、腐食等を抑制し、乗物用部品100の耐久性を向上できる。
また、無機粒子30の吹き付け条件を制御することで、金属粗面11bの粗さを制御できる。これにより、様々な光沢及び粗さを有する乗物用部品100を製造できる。また、無機粒子30の吹き付け位置を変えながら無機粒子30の吹き付けを行うことで、金属粗面11bの大きさ及び形状を任意に決定できる。これにより、バリエーションに富んだ質感を有する乗物用部品100を製造できる。金属粗面11bの大きさ及び形状を決定する際、金属樹脂複合部材20を固定しながらノズル50を移動させてもよく、ノズル50を固定しながら金属樹脂複合部材20を移動させてもよく、無機粒子30の吹き付けが所望の大きさ及び形状になるようにノズル50の大きさを変更してもよい。
次に、第2実施形態に係る乗物用部品の製造方法を説明する。以下の説明は、上記の第1実施形態とは異なる点を中心に、図1、図4A〜図4E、図5及び図6を参照しながら行う。
上記の第1実施形態では、無機粒子30の吹き付けは、吹き付け条件を途中で変更しなかった。これにより、金属粗面11bの粗さは金属粗面11bの全域で同じであった。しかし、第2実施形態では、無機粒子30の吹き付けは、粗面化の度合いが変わるように吹き付け条件を変えながら、無機粒子30の吹き付け位置を移動させることで行われる。これにより、金属粗面11bの粗さが不均一になっている。
まず、樹脂部材10の表面にめっき層11を有する金属樹脂複合部材20が準備される。図4Aは、めっき層11を有する金属樹脂複合部材20の断面図である。そして、めっき層11の被施工面11aに対し、無機粒子30の吹き付けが行われる。図4Bは、金属樹脂複合部材20の一方端11Aにおいて、めっき層11への無機粒子30の吹き付けによるめっき層11の粗面化(粗面化工程)を示す断面図である。無機粒子30の吹き付け開始後、無機粒子30の吹き付けを行うノズル50はY軸方向に移動する。
図5は、めっき層11に対するノズル50の移動方向を示す上面図である。ノズル50は、図示しないアクチュエータにより、めっき層11の一方端11Aに沿ってY軸方向に移動する。Y軸方向へのノズル50の移動中、無機粒子30の吹き付け条件は変更しない。ノズル50がめっき層11の折り返し端11Bに到達したら、吹き付けが停止され、ノズル50は折り返し端11Bに沿ってX軸方向に移動する。折り返し端11Bに沿ったノズル50の移動中、無機粒子30の吹き付けは行われない。
ノズル50は、折り返し端11Bに沿って距離L1だけ移動する。距離L1は、吹き付けを再開したときに吹き付け位置が既に形成された金属粗面11bと重なるような長さである。移動後、再度無機粒子30の吹き付けを開始する。このときの吹き付け条件は、無機粒子30の吹き付け開始後折り返し端11Bに至るまでに設定される吹き付け条件よりも粗くなる条件である。具体的には例えば、無機粒子30は、無機粒子30の吹き付け開始後折り返し端11Bに至るまでの噴射量Wよりも多い噴射量Wで、吹き付けられる。
より粗くなる条件で無機粒子30が吹き付けられながら、ノズル50は一方の折り返し端11Bから他方の折り返し端11CまでY軸方向に移動する。折り返し端11Cに至ったノズル50は、無機粒子30の吹き付けを停止し、折り返し端11Cに沿って距離L2だけX軸方向に移動する。距離L2は、上記の距離L1よりも短い距離であって、吹き付けを再開したときに吹き付け位置が既に形成された金属粗面11bと重なるような長さである。折り返し端11Cに沿ったノズル50の移動中、無機粒子30の吹き付けは行われない。
ノズル50は、折り返し端11Cに沿って距離L2だけ移動後、再度無機粒子30の吹き付けを再開する。このときの吹き付け条件は、無機粒子30の吹き付け開始後折り返し端11Cに至るまでに設定される吹き付け条件よりも粗くなる条件である。より粗くなる条件で無機粒子30が吹き付けられながら、ノズル50は他方の折り返し端11Cから一方の折り返し端11BまでY軸方向に移動する。図4Cは、金属樹脂複合部材20の中央において、めっき層11への無機粒子30の吹き付けによるめっき層11の粗面化を示す断面図である。
折り返し端11Bに至ったノズル50は、上記の移動と同様にして、吹き付けを停止した状態で距離L3だけX軸方向に移動する。距離L3は、上記の距離L1,L2よりも短い距離であって、吹き付けを再開したときに吹き付け位置が既に形成された金属粗面11bと重なるような長さである。移動後、ノズル50は吹き付けを再開し、Y方向に移動しながら吹き付ける。再開後の吹き付け条件は、無機粒子30の吹き付け開始後折り返し端11Bに再度至るまでに設定される吹き付け条件よりも粗くなる条件である。これらのように、ノズル50のY軸方向への移動、及び、折り返し端11B,11Cに沿ったX軸方向への距離L4,L5,L6(距離はこの順で短くなり、L6が最も短い)だけの移動を繰り返すことで、めっき層11の粗面化が行われる。
めっき層11の他方端11Dでは、最も粗くなる条件で無機粒子30を吹き付けながら、ノズル50がY軸方向に移動する。図4Dは、金属樹脂複合部材20の他方端11Dにおいて、めっき層11への無機粒子30の吹き付けによるめっき層11の粗面化を示す断面図である。
ノズル50が折り返し端11Bに至ると、ノズル50の移動が停止するとともに、無機粒子30の吹き付けが終了する。これにより、一方端11Aから他方端11Dに向かって徐々に粗くなった金属粗面11bを連続する面内に有する乗物用部品101が得られる。図4Eは、一方端11Aから他方端11Dに向かって粗くなるめっき層11を含む金属樹脂複合部材20の断面図であり、第2実施形態に係る乗物用部品101の断面図である。
図6は、図4Eの斜視図であり、第2実施形態に係る乗物用部品101の斜視図である。図6では、一方端11A及び他方端11Dのそれぞれにおいて、無機粒子30を吹き付けなかったことによる金属平滑面11cが形成される。
上記のように、第2実施形態に係る製造方法では、粗面化工程(図1に示すステップS4)は、金属粗面11bの粗さが変わるように吹き付け条件を変えながら吹き付け位置を移動させることで行われる。このため、乗物用部品101の金属粗面11bでは、一方端11A側において比較的粗くなく(平滑に近く)、他方端11D側において比較的粗くなっている。そして、乗物用部品101では、粗さが一方端11Aから他方端11Dに向かって段階的に変化することで、粗さの「グラデーション」が呈されている。即ち、金属粗面11bのグロス値が5以上1000以下の間で段階的に変化している。このように、単一の乗物用部品101の製造中に吹き付け条件を変更することで、比較的粗い部分及び比較的粗くない部分(平滑な部分)を段階的に変更できる。
なお、第2実施形態に係る実施例では、一方端11Aから他方端11Dに向かって徐々に粗くなる金属粗面11bが形成されるようにした。しかし、金属粗面11bの形状、大きさ、粗さは図示の例に限定されない。具体的には例えば、金属粗面11bを円形状又は楕円形状に形成し、中央付近を最も粗くするとともに外側に向かって徐々に平滑に近づくようにしてもよい。
以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に何ら制限されるものではない。
<実施例1>
無機粒子30として、レーザ回折式粒度分布測定装置を用いて測定されたD50(平均粒径)が150μm〜180μmであるガラスビーズ(不二製作所社製フジガラスビーズ#100)を用意した。ガラスビーズの構成材料であるソーダ石灰ガラスのビッカース硬さは550HVである。無機粒子30は、できるだけ真球に近いもの(上記真球度が0.9以上1以下)を用いた。
めっき層11を形成した金属樹脂複合部材20として、ABS樹脂表面にニッケル−クロムめっきを施したものを準備した。ニッケル−クロムにより構成されるめっき層11のビッカース硬さは600HV〜1000HVである。
ノズル50を備える吹き付け装置として、不二製作所社製 SGF−4(B)を用意した。この吹き付け装置は、筐体内にノズル50を備える。筐体内であってノズル50の下方に金属樹脂複合部材20を設置し、ノズル50を通じて無機粒子30を金属樹脂複合部材20のめっき層11に吹き付けた。ノズル50の噴射口50aからめっき層11までの距離Lは15cmとした。無機粒子30の噴射圧Pは0.3MPaとした。噴射時間tは、めっき層11の同じ部位への噴射時間tとして、15秒とした。噴射量Wについては、上記吹き付け装置に付属の調整棒の長さを3mmにすることで無機粒子30の噴射量Wを調整した。なお、実験の簡略化のためにノズル50は移動させなかった。吹き付けは空気中で行った。
無機粒子30のめっき層11への吹き付けにより形成された金属粗面11bのグロス値を、JIS 8741−1997に基づき測定した。入射角は20°及び60°にした。測定の結果、入射角20°のときのグロス値は39であり、入射角60°のときのグロス値は136であった。
<実施例2>
D50が710μm〜1000μmの無機粒子30(不二製作所社製フジガラスビーズ#20)を使用したこと以外は実施例1と同様にして無機粒子30の吹き付けを行った。
無機粒子30のめっき層11への吹き付けにより形成された金属粗面11bにおいて、実施例1と同様にしてグロス値を測定した。測定の結果、入射角20°のときのグロス値は72、入射角60°のときのグロス値は198であった。
<実施例3>
距離Lを60cmにしたこと以外は実施例1と同様にして無機粒子30の吹き付けを行った。
無機粒子30のめっき層11への吹き付けにより形成された金属粗面11bにおいて、実施例1と同様にしてグロス値を測定した。測定の結果、入射角20°のときのグロス値は48、入射角60°のときのグロス値は151であった。
<実施例4>
噴射圧Pを0.5MPaにしたこと以外は実施例1と同様にして無機粒子30の吹き付けを行った。
無機粒子30のめっき層11への吹き付けにより形成された金属粗面11bにおいて、実施例1と同様にしてグロス値を測定した。測定の結果、入射角20°のときのグロス値は7、入射角60°のときのグロス値は43であった。
<実施例5>
噴射時間tを60秒にしたこと以外は実施例1と同様にして無機粒子30の吹き付けを行った。
無機粒子30のめっき層11への吹き付けにより形成された金属粗面11bにおいて、実施例1と同様にしてグロス値を測定した。測定の結果、入射角20°のときのグロス値は9、入射角60°のときのグロス値は52であった。
<実施例6>
調整棒の長さを12mmにしたこと以外は実施例1と同様にして無機粒子30の吹き付けを行った。
無機粒子30のめっき層11への吹き付けにより形成された金属粗面11bにおいて、実施例1と同様にしてグロス値を測定した。測定の結果、入射角20°のときのグロス値は24、入射角60°のときのグロス値は116であった。
<まとめ>
以上の結果を以下の表1及び表2に纏めた。なお、グロス値が小さいほど、金属粗面11bが粗く、低光沢であることを示す。
Figure 2020171975
Figure 2020171975
表1及び表2に示すように、吹き付け条件の制御により、入射角が20°及び60におけるグロス値を5以上1000以下に制御できることがわかった。例えば、実施例1と実施例2との比較により、無機粒子30の平均粒径を変えることで、グロス値を変化可能なことがわかった。ただし、実施例1よりも実施例2の方が平均粒径は大きいが、グロス値は実施例1の方が小さくなった。即ち、実施例1の方がより粗面化されており、実施例2では、実施例1ほど粗面化されなかった。
通常は、無機粒子30の平均粒径を小さくすることで金属粗面11bを平滑に近づけ、高光沢にできる。反対に、無機粒子30の平均粒径を大きくすることで金属粗面11bを粗くし、低光沢にできる。しかし、実施例2では、無機粒子30の平均粒径が大きいため、ノズル50からの噴射時に無機粒子30同士が衝突した可能性がある。この結果、実施例2では、噴射された無機粒子30がめっき層11に十分に到達せず、グロス値がさほど小さくならなかったと考えられる。
また、実施例1と実施例3との比較により、距離Lを変えることで、グロス値を変化可能なことがわかった。例えば、距離Lを長くすることで金属粗面11bを平滑に近づけ、高光沢にできる。反対に、距離Lを短くすることで金属粗面11bを粗くし、低光沢にできる。
さらに、実施例1と実施例4との比較により、噴射圧Pを変えることで、グロス値を変化可能なことがわかった。例えば、噴射圧Pを低くすることで金属粗面11bを平滑に近づけ、高光沢にできる。反対に、噴射圧Pを高くすることで金属粗面11bを粗くし、低光沢にできる。
また、実施例1と実施例5との比較により、噴射時間tを変えることで、グロス値を変化可能なことがわかった。例えば、噴射時間tを短くすることで金属粗面11bを平滑に近づけ、高光沢にできる。反対に、噴射時間tを長くすることで金属粗面11bを粗くし、低光沢にできる。
さらに、実施例1と実施例6との比較により、噴射量Wを変えることで、グロス値を変化可能なことがわかった。例えば、噴射量Wを少なくすることで金属粗面11bを平滑に近づけ、高光沢にできる。反対に、噴射量Wを多くすることで金属粗面11bを粗くし、低光沢にできる。
これらの結果から、吹き付け条件を変更することで、所望の粗さを有する金属粗面11bを形成できる。これにより、単一の乗物用部品100において例えば平滑な面と粗い面とを併存させる等、単一の乗物用部品100内で所望の粗さの面を形成できる。
また、吹き付け条件を変更しながらノズル50を移動させることで、面の粗さを段階的に変えることができる。例えば、実施例1及び4に示すように、初期噴射圧(例えば0.3MPa)にて無機粒子30の吹き付け開始後、ノズル50を移動させながら噴射圧Pを徐々に大きくする(例えば0.5MPaにまで徐々に大きくする)ことで、グロス値が徐々に小さくなるような(低光沢になるような)粗さの乗物用部品100を製造できる。
10 樹脂部材
100 乗物用部品
101 乗物用部品
11 めっき層
11A 一方端
11a 被施工面
11b 金属粗面(第1の金属粗面)
11B 折り返し端
11c 金属平滑面(第2の金属粗面)
11C 折り返し端
11D 他方端
12 遮蔽部材
20 金属樹脂複合部材
30 無機粒子
50 ノズル(吹き付け装置)
50a 噴射口

Claims (13)

  1. 金属の被施工面への粗面化により形成された金属粗面を有する乗物用部品の製造方法であって、
    前記金属粗面の粗さが所望の粗さとなる吹き付け条件で、平均粒径が10μm以上1000μm以下の無機粒子を前記被施工面に吹き付けることで、前記被施工面の粗面化を行う粗面化工程を含む
    ことを特徴とする、乗物用部品の製造方法。
  2. 前記粗面化工程は、ガス中又は真空中で行われる
    ことを特徴とする、請求項1に記載の乗物用部品の製造方法。
  3. 前記無機粒子の短径を長径で除することで得られる真球度は0.9以上1以下である
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の乗物用部品の製造方法。
  4. 前記粗面化工程は、一部を遮蔽部材によって遮蔽した前記被施工面に対して行われる
    ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の乗物用部品の製造方法。
  5. 前記粗面化工程は、前記粗面化の度合いが変わるように前記吹き付け条件を変えながら前記無機粒子の吹き付け位置を移動させることで行う
    ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の乗物用部品の製造方法。
  6. 前記無機粒子は非金属粒子である
    ことを特徴とする、請求項1〜5の何れか1項に記載の乗物用部品の製造方法。
  7. 前記無機粒子はガラスビーズである
    ことを特徴とする、請求項1〜6の何れか1項に記載の乗物用部品の製造方法。
  8. 前記吹き付け条件は、
    前記無機粒子の前記被施工面への吹き付けを行う噴射装置の噴射口から前記被施工面までの距離、
    前記噴射口を通じて噴射される前記無機粒子の噴射圧、
    前記噴射口を通じて噴射される前記無機粒子の噴射時間、
    及び、前記噴射口を通じて噴射される前記無機粒子の噴射量、
    のうちの少なくとも1つの条件を含む
    ことを特徴とする、請求項1〜7の何れか1項に記載の乗物用部品の製造方法。
  9. 前記被施工面はめっき層の表面を含む
    ことを特徴とする、請求項1〜8の何れか1項に記載の乗物用部品の製造方法。
  10. 前記被施工面は、金属樹脂複合部材を構成する金属表面を含む
    ことを特徴とする、請求項1〜9の何れか1項に記載の乗物用部品の製造方法。
  11. 前記乗物用部品は、乗物の外装用部品である
    ことを特徴とする、請求項1〜10の何れか1項に記載の乗物用部品の製造方法。
  12. 金属の被施工面への粗面化により形成された金属粗面を有する乗物用部品を備える乗物の製造方法であって、
    前記金属粗面の粗さが所望の粗さとなる吹き付け条件で、平均粒径が10μm以上1000μm以下の無機粒子を前記被施工面に吹き付けることで、前記被施工面の粗面化を行う粗面化工程を含む
    前記粗面化工程において粗面化された前記金属粗面を有する前記乗物用部品を用いて前記乗物を組み立てる組み立て工程とを含む
    ことを特徴とする、乗物の製造方法。
  13. 金属粗面を有する乗物用部品であって、
    入射角が20°又は60°のうちの少なくとも何れかにおいて5以上1000以下である第1グロス値を有する第1の前記金属粗面と、
    前記第1金属粗面と連続する面内に形成され、前記第1グロス値測定時の入射角と同じ入射角において5以上1000以下かつ前記第1グロス値とは異なる第2グロス値を有する第2の前記金属粗面とを有する
    ことを特徴とする、乗物用部品。
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