JP2020169611A - サーモスタット装置 - Google Patents

サーモスタット装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020169611A
JP2020169611A JP2019071902A JP2019071902A JP2020169611A JP 2020169611 A JP2020169611 A JP 2020169611A JP 2019071902 A JP2019071902 A JP 2019071902A JP 2019071902 A JP2019071902 A JP 2019071902A JP 2020169611 A JP2020169611 A JP 2020169611A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling water
housing
spring
thermostat device
receiving frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019071902A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7211873B2 (ja
Inventor
哲弥 西村
Tetsuya Nishimura
哲弥 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Thermostat Co Ltd
Original Assignee
Nippon Thermostat Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2019071902A priority Critical patent/JP7211873B2/ja
Application filed by Nippon Thermostat Co Ltd filed Critical Nippon Thermostat Co Ltd
Priority to US17/439,620 priority patent/US11377999B2/en
Priority to EP20782674.4A priority patent/EP3951146B1/en
Priority to CA3133196A priority patent/CA3133196A1/en
Priority to PCT/JP2020/009659 priority patent/WO2020203040A1/ja
Priority to CN202080026677.6A priority patent/CN113614343B/zh
Priority to TW109109908A priority patent/TWI826674B/zh
Publication of JP2020169611A publication Critical patent/JP2020169611A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7211873B2 publication Critical patent/JP7211873B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P7/00Controlling of coolant flow
    • F01P7/14Controlling of coolant flow the coolant being liquid
    • F01P7/16Controlling of coolant flow the coolant being liquid by thermostatic control
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K27/00Construction of housing; Use of materials therefor
    • F16K27/02Construction of housing; Use of materials therefor of lift valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K31/00Actuating devices; Operating means; Releasing devices
    • F16K31/002Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by temperature variation
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D23/00Control of temperature
    • G05D23/01Control of temperature without auxiliary power
    • G05D23/02Control of temperature without auxiliary power with sensing element expanding and contracting in response to changes of temperature
    • G05D23/021Control of temperature without auxiliary power with sensing element expanding and contracting in response to changes of temperature the sensing element being a non-metallic solid, e.g. elastomer, paste
    • G05D23/022Control of temperature without auxiliary power with sensing element expanding and contracting in response to changes of temperature the sensing element being a non-metallic solid, e.g. elastomer, paste the sensing element being placed within a regulating fluid flow
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P7/00Controlling of coolant flow
    • F01P7/14Controlling of coolant flow the coolant being liquid
    • F01P2007/146Controlling of coolant flow the coolant being liquid using valves

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Temperature-Responsive Valves (AREA)

Abstract

【課題】ハウジング内に収容されるサーモ動作ユニットやフレーム支持部による通水抵抗を低減し、流通路内における圧力損失を軽減することができるサーモスタット装置を提供すること。【解決手段】サーモエレメント2aにおける熱膨張体の膨張・収縮に基づいてハウジング3内の流通路を開閉する制御バルブ2cと、制御バルブを閉弁する方向に付勢するばね部材2dと、ばね部材の端部を受けるばね受けフレーム2gとが備えられ、ばね受けフレームが、ハウジングの流通路内に形成されたフレーム支持部3iに係止されることで、サーモ動作ユニット2がハウジング内に組み込まれている。フレーム支持部3iにおける冷却水の流れの上流側には、フレーム支持部とばね受けフレームに向かう冷却水の流路を迂回させて、冷却水の水流の衝突を阻止する整流部3jが配置されている。【選択図】図1

Description

この発明は、例えば自動車等の内燃機関(以下、エンジンとも言う。)とラジエータとの間で冷却水を循環させる循環流路内に配置されて、前記冷却水温度を制御するサーモスタット装置に関する。
サーモスタット装置は、エンジンとラジエータとの間の循環流路内を流れる冷却水の温度変化を感知して膨張・収縮する熱膨張体(ワックス)を内蔵するサーモエレメントを備え、この熱膨張体の膨張・収縮に伴う体積変化により、制御バルブ(弁体)の開閉を行うことで、冷却水を所定の温度に保持するように機能する。
すなわち、熱膨張体を内蔵するサーモエレメントと制御バルブを含むサーモ動作ユニットは、ハウジング内に収容されて、例えばエンジンの冷却水路の入口側に配置される。そして、冷却水温度が低い場合には制御バルブは閉じられ、冷却水はラジエータを経由せずに、バイパス通路を介して循環される。
また冷却水温度が高くなった場合は、制御バルブが開くことで冷却水はラジエータを通して循環される。これにより、エンジン内の冷却水路であるウォータジャケット内を通る冷却水の温度を所要の状態に制御するように動作する。
この種のサーモスタット装置においては、従来から種々の改良並びに提案がなされており、本出願人においてもハウジング内に、サーモエレメントと制御バルブを備えたサーモ動作ユニットと共に、冷却水の温度を検出する温度センサーを収容したサーモスタット装置について提案をしており、これは特許文献1に開示されている。
特開2011−179480号公報
前記したサーモスタット装置によると、ハウジング内の温度センサーはエンジンに流入する冷却水の温度を精度良く感知することができ、この温度情報を利用することで、エンジンの一層の燃費向上に寄与することができる。
また、温度センサーはハウジングに形成された支持管内に、軸方向に着脱可能に取り付けられた構成が採用されるので、温度センサーを軸方向に若干引き抜く操作をすることにより、密封を解くことができる。したがって、循環流路内への冷却水の充填時におけるエアー抜きの機能や、冷却水の交換時における前記循環路から冷却水を抜き取るためのドレインコックの機能も果たすことができるなどの実用的な効果を備えることができる。
ところで、前記したサーモスタット装置においては、サーモエレメントと制御バルブを含むサーモ動作ユニットをハウジング内に装着させるに際し、制御バルブを閉弁状態に付勢するコイルばねと、このコイルばねの端部を受けるばね受けフレームなどの部材を必要とする。
このうち、特にばね受けフレームや、これを支持するハウジング内に形成されるフレーム支持部は、その面がハウジング内の冷却水の流路に直交するように配置されるために、ハウジング内を流れる冷却水の流れを疎外することになる。
これは、冷却水に乱流やよどみを発生させることになり、流通路内における圧力損失を大きくする。したがって、循環流路内に配置されるウォータポンプの大型化が必要になるなど、コストアップを含む別の問題を招くことになる。
この発明は、前記した問題点に着目してなされたものであり、前記したばね受けフレームや、これを支持するハウジング内に形成されるフレーム支持部などにより発生する通水抵抗を低減し、流通路内における圧力損失を軽減することができるサーモスタット装置を提供することを主要な目的とする。
このような目的に応えるためになされたこの発明に係るサーモスタット装置は、内燃機関とラジエータとの間で冷却水を循環させる循環流路内に配置されて、内燃機関に供給する冷却水温度を制御するサーモ動作ユニットを、ハウジング内に収容したサーモスタット装置であって、前記サーモ動作ユニットには、冷却水の温度に反応して膨張・収縮する熱膨張体を内蔵するサーモエレメントと、前記サーモエレメントにおける熱膨張体の膨張・収縮に基づいて前記ハウジング内の流通路を開閉する制御バルブと、前記制御バルブを閉弁する方向に付勢するばね部材と、前記ばね部材の端部を受けるばね受けフレームとが備えられ、前記ばね受けフレームに形成された係止部が、前記ハウジングの流通路内に形成されたフレーム支持部に係止されることで、前記サーモ動作ユニットが前記ハウジング内に組み込まれた構成になされ、前記フレーム支持部における冷却水の流れの上流側には、フレーム支持部とばね受けフレームに向かう冷却水の流路を迂回させることで、フレーム支持部とばね受けフレームに対する冷却水の水流の衝突を阻止する整流部が配置されていることを特徴とする。
この場合、前記整流部は、前記ハウジングの流通路内に沿って突出して配置されると共に、その中央部が冷却水の流れの上流側に位置し、両サイドが前記中央部よりも冷却水の流れの下流側に位置するように構成されていることが望ましい。
また、前記整流部は、前記ハウジングの流通路内に沿って突出して配置されると共に、その一端部が冷却水の流れの上流側に位置し、他端部が冷却水の流れの下流側に位置するように、前記一端部から他端部に向かって、冷却水の流れの方向に斜めに交差するように連続して形成された構成も好適に採用される。
そして好ましくは、前記ばね部材が、一端部から他端部に向かって除々に径を縮小するテーパー状になされたコイルばねにより構成され、前記ばね部材のばね径の大きな前記一端部が前記制御バルブに当接し、ばね径の小さい前記他端部が前記ばね受けフレームに当接して配置される。
加えて、前記ばね受けフレームは、前記フレーム支持部に係止される係止部を、長さ方向の両端部に備えて矩形状に形成され、ばね径の小さい前記コイルばねの他端部が当接する部分における前記ばね受けフレームの幅寸法が、ばね受けフレームの係止部の幅寸法にほぼ等しく形成されていることが望ましい。
この発明に係るサーモスタット装置によると、ハウジング内に形成されたフレーム支持部における冷却水の流れの上流側には、フレーム支持部とばね受けフレームに向かう冷却水の流路を迂回させることで、フレーム支持部とばね受けフレームに対する冷却水の水流の衝突を阻止する整流部が配置される。
この整流部の好ましい一つの形態においては、その中央部が冷却水の流れの上流側に位置し、両サイドが前記中央部よりも冷却水の流れの下流側に位置するように構成されるので、フレーム支持部とこれに支持されたばね受けフレームによる通水抵抗の増加を抑えることができる。
また、整流部の好ましい他の一つの形態においては、その一端部が冷却水の流れの上流側に位置し、他端部が冷却水の流れの下流側に位置するように、前記一端部から他端部に向かって、冷却水の流れの方向に斜めに交差するように連続して形成される。
したがって、同様にフレーム支持部とこれに支持されたばね受けフレームによる通水抵抗の増加を抑えることができ、ハウジング内における冷却水の流れを円滑にすることができる。
さらに、制御バルブを閉弁方向に付勢するばね部材は、除々に径を縮小するテーパー状になされたコイルばねが採用され、ばね受けフレームには前記ばね部材の小径の端部が当接するように構成される。加えて、ばね径の小さい前記コイルばねの他端部が当接する部分における前記ばね受けフレームの幅寸法が、ばね受けフレームの係止部の幅寸法にほぼ等しく形成された構成が採用される。これにより、ばね受けフレームを、より小型化させることが可能となり、ばね受けフレームによるハウジング内の通水抵抗を、より低減させることに寄与できるものとなる。
したがって、前記した整流部の作用と、幅寸法の小さなばね受けフレームの採用により、ハウジング内の冷却水の流れをより円滑にし、循環流路内の圧力損失を軽減させることができるサーモスタット装置を提供することができる。
この発明に係るサーモスタット装置の第1実施例を示し、ハウジングの一部を破断して示した斜視図である。 第1実施例のサーモスタット装置におけるハウジングの一部を破断した状態を視点を変えて示した斜視図である。 第1実施例のサーモスタット装置におけるハウジングの一部を破断した状態の正面図である。 図2に示す状態から姿勢を上下反転したサーモスタット装置の一部分解斜視図である。 第1実施例のサーモスタット装置におけるサーモ動作ユニットの一部をハウジングに装着する状態を示した断面図である。 第1実施例のサーモスタット装置における底面図である。 図3におけるA−A線より矢印方向に見た断面図である。 この発明に係るサーモスタット装置の第2実施例について、図1と同様の視点で見た状態の斜視図である。
この発明に係るサーモスタット装置について、図に示す実施の形態に基づいて説明する。先ず、図1〜図7はサーモスタット装置の第1実施例を示しており、そのうち図1〜図3は、サーモスタット装置1の全体構成を示している。
このサーモスタット装置1は、エンジンとラジエータとの間で、冷却水を循環させる循環流路内に配置されて、エンジンに供給する冷却水温度を制御するサーモ動作ユニット2が、ハウジング3内に収容されて構成される。
すなわち、サーモスタット装置1はラジエータ側からの冷却水路と、エンジン出口側からのバイパス通路との交差部に配置されて、これらの通路によって構成される第1と第2流路からの冷却水の流量を選択的に切り換えることにより、エンジン入口部に至る冷却水温度を適正に制御するように動作する。
なお、この実施の形態においては、サーモスタット装置1の外郭を構成するハウジング3は合成樹脂により形成されており、エンジンに冷却水を送りこむウォータポンプの上流側に配置されることで、前記ウォータポンプの駆動によって、冷却水が循環流路内で循環されるように構成される。
このために、ハウジング3の下底部は開放されて、ウォータポンプ側にサーモスタット装置1を直結するためのフランジ3aと、このフランジ3aの180度対向する位置に締結ボルトの挿通孔3bが形成されている。またハウジング3の下底部に沿って、ウォータポンプ側に接合する環状のパッキン3cが取り付けられている。
前記ハウジング3の中央部には、円筒状の内部空間が形成されて、ハウジング内の冷却水の流通路3dが形成されており、この内部空間内にサーモ動作ユニット2が組み込まれている。
また、ハウジング3には、ラジエータからの冷却水を受ける流入口3eが形成されており、この流入口3eは前記したサーモ動作ユニット2が収容されたハウジング3内の内部空間の軸線に対して、45度程度屈曲された状態で構成されている。
また、前記ハウジング3には、エンジン出口側からのバイパス通路を経由する冷却水を受ける流入口3fが形成されており、この流入口3fは、ハウジング3の内部空間の軸線とほぼ同方向となるように、上向きに(図2参照)形成されている。
なお、この実施の形態における前記流入口3fは、エンジン出口側からの冷却水の一部を、室内暖房用の熱交換器としてのヒータコア部を介して受けるように利用される。すなわち、ヒータコア部は前記したバイパス通路としての機能も果たしている。
ハウジング3の内部空間内に収容されたサーモ動作ユニット2には、冷却水の温度に反応して膨張・収縮する熱膨張体(ワックス)を内蔵する円筒状のサーモエレメント2aが備えられており、前記熱膨張体の膨張および収縮により、ピストン2bがサーモエレメント2aから長手方向に伸縮するように動作する。
前記ピストン2bの先端部は、ハウジング3内の中央上部に形成された受け部としての長孔3gに嵌め込まれて、ハウジング3内に取り付けられている。
また、サーモエレメント2aには円板状の制御バルブ(弁体)2cが取り付けられており、この制御バルブ2cは、ハウジング3の内部空間において内径が若干絞られることにより形成された弁座3hに当接することで、閉弁状態になされる。そして、制御バルブ2cに一端部が接するように、ばね部材2dがサーモエレメント2aを囲むようにして配置されており、ばね部材2dの他端部は、ばね受けフレーム2gによって受けられる。
前記ばね部材2dは、一端部から他端部に向かって除々に径を縮小するテーパー状になされたコイルばねにより構成されている。そして、図4に示すように前記ばね部材2dのばね径の大きな前記一端部(大径部2e)が、円板状の制御バルブ2cに当接し、ばね径の小さい前記他端部(小径部2f)が、ばね受けフレーム2gの中央部に当接して配置される。
一方、ばね受けフレーム2gは、図4に示すように中央部にサーモエレメント2aの挿通孔2hが形成され、長さ方向の両端部に係止部2iをそれぞれ備えて矩形状に形成されている。図1および図2にも示されるように、ばね径の小さい前記コイルばね2dの他端部(小径部2f)が当接する部分におけるばね受けフレーム2gの幅寸法は、ばね受けフレーム2gの係止部2iの幅寸法にほぼ等しくなるように形成されている。
さらに、図1、図3、図4に示すように、ハウジング3の内部空間の側壁(流通路3d)には、内部空間の軸線に直交する方向に、一対のフレーム支持部3iがそれぞれ軸対称の位置に突出して形成されている。そして、この一対のフレーム支持部3iに対して、前記ばね受けフレーム2gの係止部2iがそれぞれ係止されることで、サーモ動作ユニット2がハウジング3内に組み込まれている。
これにより、前記制御バルブ2cは、ばね部材2dの拡開作用により、閉弁する方向に付勢されている。
この実施の形態においては、ハウジング3内に形成されたフレーム支持部3iにおける冷却水の流れの上流側には、整流部3jがハウジング3の流通路3d内に突出した状態で一体成形されている。なお、この整流部3jはハウジング3とは別部材として成形し、流通路3d内に突出した状態で配置されていても良い。
この整流部3jは、制御バルブ(弁体)2cの開弁により、ラジエータ側からの流入口3eから、ハウジング3内の流通路3dに向かう冷却水の流路を迂回させるように作用する。すなわち、整流部3jの直下に位置するフレーム支持部3iおよびこのフレーム支持部3iによって係止されるばね受けフレーム2g、特にばね受けフレーム2gの両端部に形成された係止部2iに対する冷却水の水流の衝突を阻止するように作用させるものとなる。
このために、この実施の形態においては図4に示されているように、整流部3jはその中央部が冷却水の流れの上流側に位置し、両サイドが前記中央部よりも冷却水の流れの下流側に位置するように、へ字状に成形されていて、整流部3jの両サイド間の幅は、フレーム支持部3iの長さ方向とほぼ同一となるように形成されている。
前記整流部3jは、前記したとおりへ字状に突出するように形成されているが、これは、例えば円弧状に形成されていても同様の作用効果を得ることができる。さらに、後で説明する第2実施例に示す整流部3jの構成も好適に採用することができる。
前記したサーモスタット装置1によると、バイパス通路(ヒータコア部)側からの流入口3fに供給される冷却水は、サーモエレメント2aが位置するハウジング3の流通路3d内に供給される。そこで、冷却水の温度が上昇すると、サーモエレメント2aに内蔵された熱膨張体が膨張して、前記ピストン2bが伸張する。
これにより、サーモエレメント2aに取り付けられた制御バルブ2cは、ばね部材2dの付勢力に抵抗して、ばね受けフレーム2g側に向けて後退することで開弁し、周知のとおりの冷却水の温度制御がなされる。
図5は、この発明に係るサーモスタット装置1の組み付け途中の状態を示しており、制御バルブ(弁体)2cを取り付けたサーモエレメント2aのピストン2bを、ハウジング3の長孔(受け部)3gに差し込む状態を示している。
この実施の形態によると、ピストン2bを長孔3gに差し込む状態においては、制御バルブ2cの周側面が、ハウジング3内の整流部3jに対して僅かな隙間を介して対峙されるように構成される。
したがって整流部3jは、制御バルブ2cを含むサーモ動作ユニット2の位置決め(倒れ防止)として有効に機能することになり、これにより、ピストン2bをハウジング3の長孔3gの軸方向に一致させた状態で、円滑に挿入することができる。
なお、この実施の形態においては、図5に示すようにハウジング3の流通路3dに配置された整流部3jは、対抗する一対のフレーム支持部3iのうちの一方のフレーム支持部3iに対応して配置されている。これは流入口3f側からの開口が、ハウジング3内に形成されるために、この開口部分に整流部3jを配置することは不可能であるためであり、ヒータコア部側からの流入口3fが存在しないサーモスタット装置においては、対抗する一対のフレーム支持部3iに対応して、それぞれ整流部3jを配置することができる。
図8は、この発明に係るサーモスタット装置の第2実施例を示しており、この図8は図1と同様の視点で見た状態の斜視図で示している。
そして、図1に示す各部と同一の機能を果たす部分を同一の符号で示しており、したがって個々の詳細な説明は、適宜省略する。
図8に示すサーモスタット装置1においても、図1に示す第1実施例と同様に、ハウジング3内のフレーム支持部3iにおける冷却水の流れの上流側に、整流部3jが突出して配置されている。
そして、第2実施例の整流部3jは、その一端部が冷却水の流れの上流側に位置し、他端部が冷却水の流れの下流側に位置するように、前記一端部から他端部に向かって、冷却水の流れの方向に斜めに交差するように連続して形成されている。
したがって、図8に示す整流部3jにおいても、制御バルブ(弁体)2cの開弁により、ラジエータ側からの流入口3eから、ハウジング3内の流通路3dに向かう冷却水の流路を迂回させるように作用する。
すなわち、整流部3jは、整流部3jの直下に位置するフレーム支持部3iおよびこのフレーム支持部3iによって係止されるばね受けフレーム2g、特にばね受けフレーム2gの両端部に形成された係止部2iに対する冷却水の水流の衝突を阻止するように作用する。それ故、フレーム支持部3iとこれに支持されたばね受けフレーム2gによる通水抵抗の増加を効果的に抑えることができ、ハウジング3内における冷却水の流れを円滑にすることができる。
以上説明したこの発明に係るサーモスタット装置によると、前記した発明の効果の欄に記載した作用効果のほかに、テーパー状になされたばね部材2dを採用したことにより、ハウジング内を流れる冷却水の流通路の有効な断面積を拡張することができ、これにより流水抵抗および圧力損失を、より低くすることに寄与することができる。
さらに、ばね部材2dとばね受けフレーム2gの縮小化により、サーモスタット装置の軽量化および製造コストの低減にも寄与することができるなどの副次的な効果も期待することができる。
1 サーモスタット装置
2 サーモ動作ユニット
2a サーモエレメント
2b ピストン
2c 制御バルブ(弁体)
2d ばね部材
2e 大径部
2f 小径部
2g ばね受けフレーム
2h 挿通孔
2i 係止部
3 ハウジング
3a フランジ
3b ボルト挿通孔
3c 環状パッキン
3d 流通路
3e 流入口(ラジエータ側)
3f 流入口(ヒータコア部側)
3g 長孔(受け部)
3h 弁座
3i フレーム支持部
3j 整流部

Claims (5)

  1. 内燃機関とラジエータとの間で冷却水を循環させる循環流路内に配置されて、内燃機関に供給する冷却水温度を制御するサーモ動作ユニットを、ハウジング内に収容したサーモスタット装置であって、
    前記サーモ動作ユニットには、冷却水の温度に反応して膨張・収縮する熱膨張体を内蔵するサーモエレメントと、前記サーモエレメントにおける熱膨張体の膨張・収縮に基づいて前記ハウジング内の流通路を開閉する制御バルブと、前記制御バルブを閉弁する方向に付勢するばね部材と、前記ばね部材の端部を受けるばね受けフレームとが備えられ、
    前記ばね受けフレームに形成された係止部が、前記ハウジングの流通路内に形成されたフレーム支持部に係止されることで、前記サーモ動作ユニットが前記ハウジング内に組み込まれた構成になされ、
    前記フレーム支持部における冷却水の流れの上流側には、フレーム支持部とばね受けフレームに向かう冷却水の流路を迂回させることで、フレーム支持部とばね受けフレームに対する冷却水の水流の衝突を阻止する整流部が配置されていることを特徴とするサーモスタット装置。
  2. 前記整流部は、前記ハウジングの流通路内に沿って突出して配置されると共に、その中央部が冷却水の流れの上流側に位置し、両サイドが前記中央部よりも冷却水の流れの下流側に位置するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のサーモスタット装置。
  3. 前記整流部は、前記ハウジングの流通路内に沿って突出して配置されると共に、その一端部が冷却水の流れの上流側に位置し、他端部が冷却水の流れの下流側に位置するように、前記一端部から他端部に向かって、冷却水の流れの方向に斜めに交差するように連続して形成されていることを特徴とする請求項1に記載のサーモスタット装置。
  4. 前記ばね部材が、一端部から他端部に向かって除々に径を縮小するテーパー状になされたコイルばねにより構成され、前記ばね部材のばね径の大きな前記一端部が前記制御バルブに当接し、ばね径の小さい前記他端部が前記ばね受けフレームに当接して配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のサーモスタット装置。
  5. 前記ばね受けフレームは、前記フレーム支持部に係止される係止部を、長さ方向の両端部に備えて矩形状に形成され、ばね径の小さい前記コイルばねの他端部が当接する部分における前記ばね受けフレームの幅寸法が、ばね受けフレームの係止部の幅寸法にほぼ等しく形成されていることを特徴とする請求項4に記載のサーモスタット装置。
JP2019071902A 2019-04-04 2019-04-04 サーモスタット装置 Active JP7211873B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019071902A JP7211873B2 (ja) 2019-04-04 2019-04-04 サーモスタット装置
EP20782674.4A EP3951146B1 (en) 2019-04-04 2020-03-06 Thermostat device
CA3133196A CA3133196A1 (en) 2019-04-04 2020-03-06 Thermostat device
PCT/JP2020/009659 WO2020203040A1 (ja) 2019-04-04 2020-03-06 サーモスタット装置
US17/439,620 US11377999B2 (en) 2019-04-04 2020-03-06 Thermostat device
CN202080026677.6A CN113614343B (zh) 2019-04-04 2020-03-06 恒温装置
TW109109908A TWI826674B (zh) 2019-04-04 2020-03-25 恆溫器裝置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019071902A JP7211873B2 (ja) 2019-04-04 2019-04-04 サーモスタット装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020169611A true JP2020169611A (ja) 2020-10-15
JP7211873B2 JP7211873B2 (ja) 2023-01-24

Family

ID=72668725

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019071902A Active JP7211873B2 (ja) 2019-04-04 2019-04-04 サーモスタット装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US11377999B2 (ja)
EP (1) EP3951146B1 (ja)
JP (1) JP7211873B2 (ja)
CN (1) CN113614343B (ja)
CA (1) CA3133196A1 (ja)
TW (1) TWI826674B (ja)
WO (1) WO2020203040A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022115623A (ja) * 2021-01-28 2022-08-09 日本サーモスタット株式会社 サーモスタット装置及びサーモスタット装置の製造方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008157194A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Fuji Seiko Kk サーモスタット装置
JP2018105184A (ja) * 2016-12-26 2018-07-05 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の冷却装置
JP2019178663A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 トヨタ自動車株式会社 サーモスタット

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2109326C3 (de) * 1971-02-26 1974-05-02 Behr-Thomson Dehnstoffregler Gmbh, 7014 Kornwestheim Ventilsitzring eines thermostatischen Ventils, mit durchbruchloser Befestigung des unteren Widerlagers
US5381952A (en) * 1993-10-15 1995-01-17 Standard-Thomson Corporation Fail-safe thermostat
JP2010001739A (ja) * 2008-02-20 2010-01-07 Toyota Motor Corp サーモスタット装置
JP5426425B2 (ja) * 2010-02-18 2014-02-26 日本サーモスタット株式会社 サーモスタット装置
JP5039803B2 (ja) 2010-03-04 2012-10-03 日本サーモスタット株式会社 内燃機関の冷却装置
JP5164281B2 (ja) * 2010-04-27 2013-03-21 日本サーモスタット株式会社 流体制御弁装置
JP2018105185A (ja) * 2016-12-26 2018-07-05 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の冷却装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008157194A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Fuji Seiko Kk サーモスタット装置
JP2018105184A (ja) * 2016-12-26 2018-07-05 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の冷却装置
JP2019178663A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 トヨタ自動車株式会社 サーモスタット

Also Published As

Publication number Publication date
TW202045810A (zh) 2020-12-16
US20220154627A1 (en) 2022-05-19
EP3951146B1 (en) 2024-05-29
EP3951146A4 (en) 2023-01-04
EP3951146A1 (en) 2022-02-09
JP7211873B2 (ja) 2023-01-24
US11377999B2 (en) 2022-07-05
CA3133196A1 (en) 2020-10-08
CN113614343A (zh) 2021-11-05
WO2020203040A1 (ja) 2020-10-08
TWI826674B (zh) 2023-12-21
CN113614343B (zh) 2023-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3284407B2 (ja) 冷却媒体の流れ制御方法およびその装置
JP4225551B2 (ja) サーモスタット装置
WO2013175809A1 (ja) サーモスタット装置
WO2020203040A1 (ja) サーモスタット装置
JP5424567B2 (ja) サーモバルブ及び該サーモバルブを備えた熱媒体回路
JP4921955B2 (ja) サーモスタット装置
TWI703264B (zh) 恆溫裝置
JP6996394B2 (ja) サーモスタット
CN101235907A (zh) 恒温控制阀
JP6257037B2 (ja) サーモスタット装置
JP6954101B2 (ja) 添加剤噴射弁の冷却装置
WO2022176871A1 (ja) サーモスタット装置
JP7393371B2 (ja) サーモスタット装置
JP7332643B2 (ja) サーモスタット装置
WO2021066770A1 (en) A thermostat assembly providing constant outlet temperature by adjusting mixing ratio autonomously
JP2005351123A (ja) サーモスタットおよびサーモスタットを有する車両冷却回路
JP2015194100A (ja) 内燃機関のサーモ弁装置
JP2004132242A (ja) エンジン冷却水制御弁
JP2004278589A (ja) 弁機構
JP2019173666A (ja) サーモスタット
JP2005180461A (ja) サーモバルブ
JP2012097834A (ja) 流体制御弁

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230112

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7211873

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150