JP2020169537A - 便器装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】機能部の開口部を開閉可能なトップカバーを有し、開口部が開放された状態において、防水性能が確保された便器装置を提供する。【解決手段】便器装置は、便器本体と機能部7とを備え、機能部7は、メインカバー開口部741を有するメインカバー74と、メインカバー開口部741を開閉可能なカバー部材76と、メインカバー開口部741側に形成され電気部品70が配置されない第1空間K1と、電気部品70が配置される第2空間K2と、を仕切るサブカバー75と、サブカバー75に設けられ、第1空間K1から第2空間K2への水の浸入を防止する浸水防止部材81、83、84、85と、を有する。【選択図】図8

Description

本発明は、便器装置に関する。
従来、便器本体と機能部とを備える便器装置において、機能部の開口部に、着脱可能なトップカバーを設けた便器装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、便器装置において、トップカバーを外すことで、機能部の開口部を介して、停電時に便器を洗浄するために操作される手動レバーや洗剤タンクなどにアクセスできる構造を備えるものがある。
特開2008−297785号公報
ところで、便器装置において、機能部の開口部が開放された状態において、防水性能を確保したいという要請があった。
本発明は、機能部の開口部を開閉可能なトップカバーを有し、開口部が開放された状態において、防水性能が確保された便器装置を提供することを目的とする。
本発明は、便器本体(例えば、後述の便器本体2)と、機能部(例えば、後述の機能部7)と、を備える便器装置(例えば、後述の便器装置1)であって、前記機能部は、メインカバー開口部(例えば、後述のメインカバー開口部741)を有するメインカバー(例えば、後述のメインカバー74)と、前記メインカバー開口部を開閉可能なカバー部材(例えば、後述のトップカバー76)と、前記メインカバー開口部側に形成され電気部品(例えば、後述の電気部品70)が配置されない第1空間(例えば、後述の露出空間K1)と、前記電気部品が配置される第2空間(例えば、後述の内部空間K2)と、を仕切るサブカバー(例えば、後述のサブカバー75)と、前記サブカバーに設けられ、前記第1空間から前記第2空間への水の浸入を防止する浸水防止部材(例えば、後述のサブカバー延出部材81、第1側縁部シール部材83、第2側縁部シール部材84、上部シール部材85)と、を有する便器装置に関する。
また、前記浸水防止部材は、前記サブカバーから下方に向かって延びる延出部材(例えば、後述のサブカバー延出部材81)を有することが好ましい。
また、前記延出部材は、可撓性を有する部材により構成されることが好ましい。
また、前記浸水防止部材は、前記サブカバーの側縁部と前記メインカバーとの間に配置される側縁部シール部材(例えば、後述の第1側縁部シール部材83、第2側縁部シール部材84)を有することが好ましい。
また、前記メインカバーは、メインカバー上面板(例えば、後述の第2メインカバー上面板743)を有し、前記サブカバーは、前記メインカバー上面板の上方側に配置されるサブカバー上面板(例えば、後述の第2サブカバー上面板752a)を有し、前記浸水防止部材は、前記メインカバー上面板と前記サブカバー上面板との間に配置される上部シール部材(例えば、後述の上部シール部材85)を有することが好ましい。
また、前記メインカバー上面板、前記上部シール部材及び前記サブカバー上面板は、ネジ(例えば、後述のネジ88)により共締めされることが好ましい。
また、前記電気部品は、プリント基板(例えば、後述のサブ基板73)を有し、前記メインカバーは、前記プリント基板が配置される空間に連通するプリント基板側貫通開口部(例えば、後述のサブ基板側貫通開口部761)を有し、前記プリント基板側貫通開口部を塞ぐ貫通開口部シール部材(例えば、後述の貫通開口部シール部材82)を備えることが好ましい。
また、前記貫通開口部シール部材が前記プリント基板側貫通開口部を塞いだ状態において、前記貫通開口部シール部材における前記プリント基板側貫通開口部を介して外部に露出する部分には、接着剤が設けられていないことが好ましい。
本発明によれば、機能部の開口部を開閉可能なトップカバーを有し、開口部が開放された状態において、防水性能が確保された便器装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る便器装置の斜視図である。 便器本体に防水部材を配置した状態を示す斜視図である。 便器本体から防水部材を取り外した状態を示す斜視図である。 防水部材を示す斜視図である。 図2のA−A線断面図である。 図2のB−B線断面図である。 図2のC−C線断面図である。 機能部からトップカバーを取り外した状態を示す斜視図である。 図8のD−D線断面図である。 機能部を下方側から視た斜視図である。 メインカバーから、サブカバー、サブカバー延出部材、第1側縁部シール部材、第2側縁部シール部材、上部シール部材、第1上面貫通孔シール部材及び第2上面貫通孔シール部材を取り外した状態を示す斜視図である。 第2側縁部シール部材が取り付けられた状態を示す斜視図である。
以下、本発明の便器装置1の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る便器装置1の斜視図である。図2は、便器本体2に防水部材6を配置した状態を示す斜視図である。
なお、以下の説明において、便器3に着座した使用者から見た場合の前後の向きを前後方向とする。また、便器3に着座した使用者から見た場合の左右の向きを左右方向とする。また、便器3が設置される床面に対する鉛直方向に沿う上下の向きを上下方向とする。
本実施形態の便器装置1は、図1及び図2に示すように、便器本体2と、便器洗浄装置4(洗浄装置)と、便器本体2と便器洗浄装置4とを固定する固定プレート5と、防水部材6と、機能部7と、機能部7の前部に回動可能に取り付けられた便座(図示せず)及び便蓋21と、を備える。
便器本体2について説明する。図3は、便器本体2から防水部材6を取り外した状態を示す斜視図である。図4は、防水部材6を示す斜視図である。図5は、図2のA−A線断面図である。図6は、図2のB−B線断面図である。図7は、図2のC−C線断面図である。
便器本体2は、図3に示すように、便器3と、洗浄装置収容部32(収容部)と、を有する。便器本体2は、便器3と洗浄装置収容部32とが陶器により一体で構成されている。本実施形態においては、便器3は、例えば、陶器製であり、外周壁部31により全周で囲まれて形成される。
洗浄装置収容部32は、便器3の後部に配置される。洗浄装置収容部32には、便器洗浄装置4が収容される。洗浄装置収容部32は、外周壁部31における後部を構成する平面視略U字状の後部壁部311に囲まれて形成される。洗浄装置収容部32の上端には、便器開口部33(開口部)が開口して形成される。後部壁部311は、背面側に形成され上下方向に延びる背面壁311a(壁部)を有する。後部壁部311の背面壁311aには、貫通開口34が形成される。
固定プレート5は、図3に示すように、便器3と便器洗浄装置4とを固定すると共に、上面には、機能部7(図1参照)が固定される。固定プレート5は、前後方向の途中に段差部51が形成されており、段差部51の前側において、便器3の上面3aに固定される。また、固定プレート5の段差部51の後側には、便器洗浄装置4が接続されている。
便器洗浄装置4は、便器3の後部に形成される洗浄装置収容部32の内部に配置されている。便器洗浄装置4は、図5〜図7に示すように、便器洗浄タンク41と、基板取付上面板42と、プリント基板43と、ポンプ44と、を有する。
便器洗浄タンク41は、図6に示すように、便器3の後部に形成される洗浄装置収容部32の内部の下方側に配置される。便器洗浄タンク41は、外部の給水源から供給される洗浄水を貯留する。便器洗浄タンク41には、給水ホース11(図3参照)を通して、機能部7を介して導入された水(洗浄水)が貯留される。給水ホース11は、図2に示すように、便器3の後部に形成される貫通開口34に通されている。
ポンプ44は、便器3を洗浄する際に、便器洗浄タンク41に貯留された水(洗浄水)を吸い上げて、便器3側に吐出する。
ポンプ44は、図5〜図7に示すように、便器本体2の後部側において、便器洗浄タンク41の上方側に配置される。ポンプ44は、図6及び図7に示すように、配線ケーブル(図示せず)が接続されるコネクタ441を有する。ポンプ44には、コネクタ441及び配線ケーブル(図示せず)を介して、後述するプリント基板43に接続されている。コネクタ441は、便器洗浄装置4の電気部品40の一部を構成する。
プリント基板43は、図6に示すように、基板取付上面板42の下面側に取り付けられた状態で、ポンプ44の上方に配置される。基板取付上面板42は、便器本体2の後部側に形成される洗浄装置収容部32において、左右方向の一方側の上部に配置される。プリント基板43は、便器洗浄装置4に配置された電気部品40の一部を構成し、プリント基板43の下面には、便器洗浄装置4を動作させるための各種電気部品が実装されている。
防水部材6は、図3及び図4に示すように、シート状に形成され、電気部品40(プリント基板43、ポンプ44のコネクタ441など)の少なくとも一部を覆うように電気部品40の上方及び側方に配置される。防水部材6は、1枚のシートから形成される。詳細には、防水部材6は、所定形状に形成した1枚のシートを折り曲げることにより形成される。本実施形態においては、防水部材6は、例えば、樹脂材料で、板状に形成される。
防水部材6は、上面部61と、第1側面部62(側面部)と、第2側面部63(側面部)と、第3側面部64と、を有する。
上面部61は、図6に示すように、電気部品40の上方に配置される。本実施形態においては、上面部61は、プリント基板43が取り付けられる基板取付上面板42の上方に配置されている。上面部61は、水平方向に延びるシート状に形成され、上面部本体611と、上面部延在部612と、上面部延出部613と、接続片615と、を有する。上面部61における後部側の左右方向の他方側の角には、図2、図3及び図7に示すように、便器洗浄装置4を通るホース(図示せず)を避けるため、L字状の切り欠き61aが設けられている。
上面部本体611は、図3、図6及び図7に示すように、洗浄装置収容部32において、左右方向の一方側に配置される。上面部本体611は、電気部品40(プリント基板43、ポンプ44のコネクタ441など)の上方側に配置される。
上面部延在部612は、上面部本体611の左右方向の他方側の端部から、洗浄装置収容部32の左右方向の中央側に延在して形成される。上面部延在部612は、固定プレート5の上方側に配置される。上面部延在部612の下面には、荷重を受けることが可能な緩衝部材65が設けられる。緩衝部材65は、上面部延在部612の下面に固定される。緩衝部材65は、固定プレート5の段差部51(図3参照)に配置される。
上面部延出部613は、上面部延在部612の左右方向の他方側の端部から、左右方向の他方側及び便器3の前方側に延びる。上面部延在部612は、図2に示すように、洗浄装置収容部32と便器3とに跨って延びる。
第1側面部62、第2側面部63及び第3側面部64は、図2及び図3に示すように、上下方向に延びるシート状に形成され、図6に示すように、便器洗浄装置4の電気部品40(プリント基板43、コネクタ441)の側方に配置される。
第1側面部62は、上面部61の上面部本体611の左右方向の一端から下方側に延びる。第1側面部62は、前後方向及び上下方向に延びるシート状に形成される。第1側面部62は、プリント基板43の左右方向の一端側の側方において、電気部品40(プリント基板43、コネクタ441)を覆うように配置される。
第2側面部63は、上面部61の上面部本体611の前後方向の後端から下方側に延びる。第2側面部63は、左右方向及び上下方向に延びるシート状に形成される。第2側面部63は、プリント基板43の前後方向の後端側の側方において、電気部品40(プリント基板43、コネクタ441)を覆うように配置される。
第3側面部64は、上面部61の上面部本体611の後方側の端部側に形成される接続片615から下方に延びる。第3側面部64は、図2に示すように、配置空間331に配置される。配置空間331は、洗浄装置収容部32の後方側の左右方向の中央寄りに形成され、第3側面部64を挿入可能に上下方向に延びる。
第3側面部64は、図3及び図4に示すように、第1縦長部641と、第2縦長部642と、第3縦長部643と、を有する。
第1縦長部641は、上面部61の上面部本体611の後方側の端部側に形成される接続片615から下方に延びる。第1縦長部641は、前後方向に幅を有して上下方向に延びる。
第2縦長部642は、第1縦長部641の後方側の端部から左右方向の一方側に所定幅で延びると共に、第1縦長部641に沿って上下方向に延びる。
第3縦長部643は、第1縦長部641の前方側の端部から左右方向の他方側に所定幅で延びると共に、第1縦長部641に沿って上下方向に延びる。
図5に示すように、第3縦長部643(第3側面部64)の下端部64aは、便器3の後部壁部311の背面壁311aに形成される貫通開口34の少なくとも一部に対向して配置される対向面部を構成する。なお、第3縦長部643(第3側面部64)の下端部64aにより構成される対向面部は、貫通開口34に対して平行な状態で対向して配置されていてもよいし、貫通開口34に対して傾斜した状態で対向して配置されていてもよい。これにより、貫通開口34から浸入する水は、電気部品40側に向かうことが妨げられて第3側面部64の下端部64aに沿って下方に移動される。よって、貫通開口34から浸入する水が、電気部品40に掛かることを低減できる。
なお、便器3の後部壁部311の背面壁311aに形成される貫通開口34に対向して配置される部分は、第3側面部64における第3縦長部643のみに限定されず、第3側面部64における第1縦長部641、第2縦長部642及び第3縦長部643のうち、いずれか1つの部分であってもよく、2つ以上の部分であってもよい。
図5に示すように、便器3の背面壁311aの貫通開口34を便器3の後方側から視た場合に、貫通開口34から電気部品40を斜め方向に視た場合に重なる領域Rにおいて、貫通開口34と電気部品40(プリント基板43、コネクタ441)との間には、第3側面部64の少なくとも一部が配置されている。これにより、貫通開口34から浸入した水は第3側面部64の少なくとも一部に遮断されるため、電気部品40に水が掛かることを低減できる。
また、図5に示すように、第3側面部64は、貫通開口34の下端とコネクタ441(電気部品40)の左右方向の一方側の端部とを結んだ仮想ラインLよりも下方に存在する部分を有している。そのため、第3側面部64は、貫通開口34よりも上方から仮想ラインLよりも下方に延在して形成されている。これにより、便器3の背面壁311aの貫通開口34から浸入した水が、第3側面部64における仮想ラインLよりも下方側において電気部品40側に浸入することが低減され、電気部品40に水が掛かることを低減できる。
以上のように構成される防水部材6を便器本体2に取り付ける場合には、図3に示す状態から、防水部材6を便器洗浄装置4の上方側から下方側に移動させて、第3側面部64を配置空間331に挿入し、便器3の後部壁部311の一方側の側壁の内面に沿うように、便器3の後部壁部311の一方側の側壁と電気部品40(プリント基板43、コネクタ441)との間の隙間に第1側面部62を挿入すると共に、後部壁部311の背面壁311aの内面に沿うように、便器3の後部壁部311の背面壁311aと電気部品40(プリント基板43、コネクタ441)との間の隙間に第2側面部63を挿入する。これにより、図2に示すように、防水部材6は、電気部品40(プリント基板43、コネクタ441)(図6及び図7参照)の上方側及び側方側を覆うように配置される。よって、防水部材6を便器本体2に容易に取り付けることができ、防水部材6により、電気部品40(プリント基板43、コネクタ441)に水が掛かることを低減できる。
機能部7について説明する。図8は、機能部7からトップカバー76を取り外した状態を示す斜視図である。図9は、図8のD−D線断面図である。図10は、機能部7を下方側から視た斜視図である。図11は、メインカバー74から、サブカバー75、サブカバー延出部材81、第1側縁部シール部材83、第2側縁部シール部材84、上部シール部材85、第1上面貫通孔シール部材86及び第2上面貫通孔シール部材87を取り外した状態を示す斜視図である。図12は、第2側縁部シール部材84が取り付けられた状態を示す斜視図である。
機能部7は、図1に示すように、便器3の後部において、洗浄装置収容部32の上方に配置される。機能部7の内部には、例えば、便座(図示せず)を温める等の各種機能を実行する制御機構(図示せず)や局部洗浄装置(図示せず)が収容される。機能部7は、前側において、便座(図示せず)及び便蓋21を回動自在に軸支する。
機能部7は、図8〜図11に示すように、ベースプレート71と、メイン基板72及びサブ基板73を含む電気部品70と、メインカバー74と、サブカバー75と、トップカバー76と、洗浄操作用の洗浄スイッチ77(図1参照)と、洗剤タンク78と、停電対応用の手動レバー79と、を有する。また、機能部7には、図8に示すように、防水部品80として、サブカバー延出部材81(延出部材、浸水防止部材)と、貫通開口部シール部材82と、第1側縁部シール部材83(側縁部シール部材、浸水防止部材)と、第2側縁部シール部材84(側縁部シール部材、浸水防止部材)と、上部シール部材85(浸水防止部材)と、第1上面貫通孔シール部材86と、第2上面貫通孔シール部材87と、が設けられる。
ベースプレート71は、便器3の上面3aに固定された固定プレート5(図2参照)の上面に固定される。これにより、機能部7は、便器本体2の後部の上面に固定されている。ベースプレート71には、メイン基板72及びサブ基板73を含む電気部品70や、洗剤を貯留する洗剤タンク78や、停電対応用の手動レバー79や、各種配管などの各部材が配置されている。
ベースプレート71は、図9及び図10に示すように、前ベース711と、後ベース712と、を有する。前ベース711と後ベース712とは、隙間Sを有した状態で、接続されている。隙間Sには、メインカバー74のメインカバー開口部741を通って浸入したベースプレート71の上方側から流れる水が通ることが可能である。前ベース711の下面の前側には、左右方向に延びるパッキン711aが配置される。パッキン711aの下面は、便器3の上面3aの後端部側に当接しており、パッキン711aは、前ベース711と便器3とをシール(密閉)する機能を有する。パッキン711aは、便器3の便鉢3b(図2参照)から水が溢れた場合に、便鉢3bから溢れた汚水(水)が、便鉢3b側から機能部7側に移動することを抑制する。また、本実施形態においては、パッキン711aにより、隙間Sを通る水が、便器3の前側へ移動することも抑制される。
また、図10に示すように、前ベース711と後ベース712との間の隙間Sは、左右方向の両端部寄りにおいて、防水部材6の上面部61の上方側に位置しており、隙間Sと防水部材6の上面部61の一部とは、上下方向において重なって配置される。本実施形態においては、洗浄装置収容部32に収容される電気部品40は、左右方向の一方の端部寄りに配置される。そのため、隙間Sと防水部材6の上面部61の一部とは、特に電気部品40が配置される側において、上下方向において重なっており、電気部品40側への水の浸入を防ぎやすい構造である。
また、図10に示すように、前ベース711の下面の前側に配置されるパッキン711aと防水部材6の上面部61との間には、パッキン711aと防水部材6の上面部61とが上下方向において重ならないように、前後方向において隙間Gが形成されている。
ここで、パッキン711aと防水部材6の上面部61とが上下方向において重なると、パッキン711aにおける前ベース711と便器3とをシール(密閉)する機能が確保されない可能性がある。特に、便器3が陶器製の場合には、便器3を製作する際の製造上のばらつきが生じるため、パッキン711aにおける前ベース711と便器3とをシール(密閉)する機能が確保されない可能性がある。これに対して、本発明においては、前ベース711の下面の前側に配置されるパッキン711aと防水部材6の上面部61との間には、前後方向において隙間Gが形成される。これにより、パッキン711aと防水部材6の上面部61とは上下方向において重ならないで配置され、パッキン711aにおける前ベース711と便器3とをシール(密閉)する機能を確保することができる。
メインカバー74は、ベースプレート71の上側の外周縁を覆うように形成され、ベースプレート71に取り付けられる。メインカバー74は、メインカバー開口部741を有する。メインカバー74のメインカバー開口部741は、図8に示すように、トップカバー76により開閉可能に覆われている。メインカバー74の側面には、図1に示すように、洗浄操作用の洗浄スイッチ77が設けられている。
メインカバー74には、図8及び図9に示すように、後述するサブカバー75により仕切られることで、メインカバー開口部741側に形成され電気部品70が配置されない露出空間K1(第1空間)と、電気部品70が配置される内部空間K2(第2空間)と、が形成される。電気部品70は、メインカバー開口部741側に露出されずに、メインカバー74の内部の内部空間K2に配置される。メインカバー74の内部空間K2には、図9及び図11に示すように、メイン基板72及びサブ基板73が配置される。メイン基板72及びサブ基板73は、機能部7の電気部品70の一部を構成する。メイン基板72には、便器洗浄装置4を動作させるためのメインの基板であり、各種部品が実装されている。サブ基板73は、洗浄スイッチ77用の基板であり、洗浄スイッチ77が設けられる部分のメインカバー74の内部側に配置される。メインカバー74の露出空間K1には、水が浸入しても影響のない部材が配置される。
メインカバー74は、図11に示すように、サブ基板側貫通開口部761(プリント基板側貫通開口部)と、左右方向の一方側に形成される一方側貫通孔762と、左右方向の他方側に形成される他方側貫通孔763と、を有する。一方側貫通孔762及び他方側貫通孔763は、例えば、メインカバー74を成形する際の成形上の理由から形成された孔である。
サブ基板側貫通開口部761は、メインカバー74の左右方向の他方側の後側の角部に形成される。サブ基板側貫通開口部761は、洗浄スイッチ77用のサブ基板73が配置される空間に連通する。サブ基板側貫通開口部761には、メインカバー74の内面に、サブ基板側貫通開口部761を塞ぐ貫通開口部シール部材82が取り付けられる。貫通開口部シール部材82がサブ基板側貫通開口部761を塞いだ状態において、貫通開口部シール部材82におけるサブ基板側貫通開口部761を介して外部に露出する部分には、接着剤が設けられていない。本実施形態においては、例えば、サブ基板側貫通開口部761から外部に露出する部分には、糊殺しの処理が施されている。
一方側貫通孔762及び他方側貫通孔763は、図11に示すように、メインカバー74におけるメインカバー開口部741を挟んで左右に離間して配置される。
一方側貫通孔762は、メインカバー74の左右方向の一方側の上面に形成される。メインカバー74の左右方向の一方側の上面には、一方側貫通孔762を塞ぐ第1上面貫通孔シール部材86が配置されている。
他方側貫通孔763は、メインカバー74の左右方向の他方側の上面に形成される。メインカバー74の左右方向の他方側の上面には、他方側貫通孔763を塞ぐ第2上面貫通孔シール部材87が配置されている。
停電対応用の手動レバー79は、図11に示すように、メインカバー74の露出空間K1において、メインカバー74のメインカバー開口部741を介して操作可能に機能部7の後側に配置されている。停電時において、トップカバー76を外すことでメインカバー開口部741を開放させた状態で、停電対応用の手動レバー79を操作することで、手動で便器3の便鉢3b(図2参照)内に水を流す操作を行うことができる。
洗剤タンク78は、メインカバー74のメインカバー開口部741を介して洗剤を補充可能に、メインカバー74の露出空間K1の左右方向の一方側に配置されている。洗剤タンク78は、便器3へ供給する洗剤を貯留する。洗剤タンク78には、洗剤を補充するための、補充用開口(図示せず)が形成され、補充用開口は、蓋部材(図示せず)により開閉可能である。洗剤タンク78には、トップカバー76を外すことでメインカバー開口部741を開放させた状態で、洗剤を補充できる。
サブカバー75は、図11に示すように、メインカバー74のメインカバー開口部741の左右方向の他方側の前側の角部に配置される。サブカバー75は、メインカバー開口部741の内側において、メインカバー開口部741側に形成され電気部品70が配置されない露出空間K1と、電気部品70が配置される内部空間K2と、を仕切る。サブカバー75は、平面視において、略L字状に形成され、図11に示すように、前後方向に延びる第1サブカバー751と、左右方向に延びる第2サブカバー752と、を有する。
第1サブカバー751は、メインカバー74のメインカバー開口部741の左右方向の他方側の部分に配置され、メインカバー74のメインカバー開口部741の左右方向の他方側の縁に沿って前後方向に延びると共に、上下方向に延びる。第1サブカバー751は、第1サブカバー上面板751aと、第1サブカバー側面板751bと、を有する。第1サブカバー上面板751aは、第1メインカバー上面板742の上方側に配置され、第1メインカバー上面板742にネジ89により固定される。
第2サブカバー752は、メインカバー74のメインカバー開口部741の前方側の部分に配置され、メインカバー74のメインカバー開口部741の前側の縁に沿って左右方向に延びると共に、上下方向に延びる。第2サブカバー752は、第2サブカバー上面板752a(サブカバー上面板)と、第2サブカバー側面板752bと、を有する。第2サブカバー上面板752aは、第2メインカバー上面板743(メインカバー上面板)の上方側に配置される。
第2サブカバー752の第2サブカバー側面板752bの下端部には、ベースプレート71側に延びるサブカバー延出部材81が取り付けられている。サブカバー延出部材81は、サブカバー75に設けられ、露出空間K1から内部空間K2への水の浸入を防止する。サブカバー延出部材81は、サブカバー75が露出空間K1と内部空間K2とを仕切った状態において塞ぎきれなかったベースプレート71とサブカバー75との間の隙間を塞ぐように、第2サブカバー752の第2サブカバー側面板752bの下端部から、ベースプレート71側に向かって下方に延びる。サブカバー延出部材81は、可撓性を有する部材により構成される。
本実施形態においては、サブカバー延出部材81は、図9に示すように、上方側から下方側に向かうに従って前方側から後方側に向かうように傾斜して延びる板状に形成される。サブカバー延出部材81は、上方側の部分が、ベースプレート71の前ベース711の後端部に形成される突出部711bに撓んだ状態で当接している。なお、本実施形態においては、サブカバー延出部材81がベースプレート71の前ベース711の突出部711bに当接しているが、これに限定されない。サブカバー延出部材81は、ベースプレート71の前ベース711の突出部711bに当接せずに、ベースプレート71の近傍まで延びて配置されていてもよい。
図8、図9及び図11に示すように、第1サブカバー751の後側の側縁部751c(図11参照)とメインカバー74との間には、第1側縁部シール部材83が配置される。なお、第1側縁部シール部材83は、メインカバー74に取り付けられた状態で、第1サブカバー751の後側の側縁部751cとメインカバー74との間に配置されてもよいし、サブカバー75に取り付けられた状態で、第1サブカバー751の後側の側縁部751cとメインカバー74との間に配置されてもよい。これにより、第1側縁部シール部材83は、第1サブカバー751の後側の側縁部751cに設けられることになり、露出空間K1から内部空間K2への水の浸入を防止する。第1側縁部シール部材83は、サブカバー75が露出空間K1と内部空間K2とを仕切った状態において塞ぎきれなかったサブカバー75とメインカバー74との間の隙間を塞ぐように、第1サブカバー751の後側の側縁部751cとメインカバー74とに跨って配置され、上下方向に延びる。
図11及び図12に示すように、第2サブカバー752の左右方向の一方側の側縁部752cとメインカバー74との間には、第2側縁部シール部材84が配置される。なお、第2側縁部シール部材84は、メインカバー74に取り付けられた状態で、第2サブカバー752の左右方向の一方側の側縁部752cとメインカバー74との間に配置されてもよいし、サブカバー75に取り付けられた状態で、第2サブカバー752の左右方向の一方側の側縁部752cとメインカバー74との間に配置されてもよい。これにより、第2側縁部シール部材84は、第2サブカバー752の左右方向の一方側の側縁部752cに設けられることになり、露出空間K1から内部空間K2への水の浸入を防止する。第2側縁部シール部材84は、図12に示すように、サブカバー75が露出空間K1と内部空間K2とを仕切った状態において塞ぎきれなかったサブカバー75とメインカバー74との間の隙間を塞ぐように、第2サブカバー752の左右方向の一方側の側縁部752cとメインカバー74の下方延在板744の側面部744aとに跨って配置され、上下方向に延びる。
図9及び図11に示すように、メインカバー74の第2メインカバー上面板743の上面とサブカバー75の第2サブカバー上面板752a(サブカバー上面板)の下面との間には、上部シール部材85が配置される。なお、上部シール部材85は、メインカバー74に取り付けられた状態で、メインカバー74の第2メインカバー上面板743の上面とサブカバー75の第2サブカバー上面板752aの下面との間に配置されてもよいし、サブカバー75に取り付けられた状態で、メインカバー74の第2メインカバー上面板743の上面とサブカバー75の第2サブカバー上面板752aの下面との間に配置されてもよい。これにより、上部シール部材85は、第2サブカバー上面板752aの下面に設けられることになり、露出空間K1から内部空間K2への水の浸入を防止する。上部シール部材85は、サブカバー75が露出空間K1と内部空間K2とを仕切った状態において塞ぎきれなかったサブカバー75とメインカバー74との間の隙間を塞ぐように、サブカバー75とメインカバー74との間において左右方向に延びる板状に形成される。メインカバー74の第2メインカバー上面板743、上部シール部材85及びサブカバー75の第2サブカバー上面板752aは、ネジ88により共締めされる。
トップカバー76は、図8に示すように、メインカバー74のメインカバー開口部741を開閉可能に、メインカバー74に取り付けられる。トップカバー76は、閉状態において、メインカバー74のメインカバー開口部741を覆うと共に、サブカバー75を覆うように配置される。本実施形態においては、トップカバー76を、メインカバー74から取り外すことで、メインカバー開口部741を開状態とすることが可能である。
以上のように構成される便器装置1の作用について説明する。
図8に示すように、機能部7のトップカバー76を取り外した状態において、メインカバー74のメインカバー開口部741から水が浸入する場合がある。
この場合において、機能部7には、防水部品80(サブカバー延出部材81、貫通開口部シール部材82、第1側縁部シール部材83、第2側縁部シール部材84、上部シール部材85、第1上面貫通孔シール部材86、第2上面貫通孔シール部材87)が設けられている。そのため、内部空間K2に配置された電気部品70(メイン基板72、サブ基板73など)に水が掛かることを抑制できる。
ここで、メインカバー74のメインカバー開口部741から水が浸入した場合に、メインカバー74のメインカバー開口部741から浸入した水は、メインカバー74の露出空間K1において、水が浸入しても影響のない部材の間を通り、図9に示すように、前ベース711及び後ベース712の間の隙間Sを通って、便器本体2側に移動する。
このような場合に、図2に示すように、便器本体2には、防水部材6が取り付けられている。そのため、機能部7から便器本体2側に移動した水は、防水部材6の上面部61に沿って誘導されて移動され、第1側面部62、第2側面部63及び第3側面部64に沿って下方に落とされる。これにより、プリント基板43及びポンプ44のコネクタ441等の電気部品40に水が掛かることを低減できる。
また、第3側面部64の下端部64aが、便器3の後部壁部311の背面壁311aに形成される貫通開口34の少なくも一部に対向して配置される。そのため、便器3の貫通開口34から浸入した水は、第3側面部64の下端部64aにより、電気部品40側に浸入することが抑制され、電気部品40(プリント基板43及びポンプ44のコネクタ441等)に掛かることを低減できる。
以上説明した本実施形態に係る便器装置1によれば、例えば、以下のような効果が奏される。
本実施形態の便器装置1は、便器本体2と機能部7とを備え、機能部7は、メインカバー開口部741を有するメインカバー74と、メインカバー開口部741を開閉可能なトップカバー76と、メインカバー開口部741側に形成され電気部品70が配置されない露出空間K1と、電気部品70が配置される内部空間K2と、を仕切るサブカバー75と、サブカバー75に設けられ露出空間K1から内部空間K2への水の浸入を防止する浸水防止部材(サブカバー延出部材81、第1側縁部シール部材83、第2側縁部シール部材84、上部シール部材85)と、を有する。これにより、浸水防止部材(サブカバー延出部材81、第1側縁部シール部材83、第2側縁部シール部材84、上部シール部材85)により、サブカバー75が露出空間K1と内部空間K2とを仕切った状態において露出空間K1から内部空間K2への水の浸入を防止できるため、メインカバー開口部741から浸入した水が電気部品70に掛かることを抑制できる。
また、本実施形態においては、浸水防止部材は、サブカバー75から下方に向かって延びるサブカバー延出部材81である。これにより、サブカバー75の下方側の隙間を塞ぐことができるため、メインカバー開口部741から浸入した水が電気部品70に掛かることを抑制できる。
また、本実施形態においては、サブカバー延出部材81は、可撓性を有する部材により構成される。これにより、ベースプレート71などの他の部材に撓んだ状態で当接させることができるため、密閉性を高めることができる。これにより、メインカバー開口部741から浸入した水が電気部品70に掛かることを一層抑制できる。
また、本実施形態においては、浸水防止部材は、サブカバー75の側縁部とメインカバー74との間に配置される第1側縁部シール部材83又は第2側縁部シール部材84を有する。これにより、サブカバー75の側縁部とメインカバー74との間の密閉性を高めることができる。よって、メインカバー開口部741から浸入した水が電気部品70に掛かることを一層抑制できる。
また、本実施形態においては、浸水防止部材は、サブカバー75の第2サブカバー上面板752aとメインカバー74の第2メインカバー上面板743との間に配置される上部シール部材85を有する。これにより、上部シール部材85を備えることで、サブカバー75とメインカバー74との間の密閉性を高めることができる。よって、メインカバー開口部741から浸入した水が電気部品70に掛かることを一層抑制できる。
また、本実施形態においては、第2メインカバー上面板743、上部シール部材85及びサブカバー75の第2サブカバー上面板752aは、ネジ88により共締めされる。そのため、上部シール部材85を挟んだ状態で、第2メインカバー上面板743、上部シール部材85及び第2サブカバー上面板752aをネジ88により共締めすることで、上部シール部材85の位置ずれを抑制でき、密閉性を高めることができる。
また、本実施形態においては、電気部品70は、サブ基板73を有し、メインカバー74は、サブ基板73が配置される空間に連通するサブ基板側貫通開口部761を有し、サブ基板側貫通開口部761を塞ぐ貫通開口部シール部材82を備える。これにより、サブ基板73が配置される側への水の浸入を抑制できる。
また、本実施形態においては、貫通開口部シール部材82が前記サブ基板側貫通開口部761を塞いだ状態において、貫通開口部シール部材82におけるサブ基板側貫通開口部761を介して外部に露出する部分には、接着剤が設けられていない。これにより、貫通開口部シール部材82におけるサブ基板側貫通開口部761を介して外部に露出する部分に埃などが付着することを抑制できる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態では、機能部7において、トップカバー76をメインカバー74から取り外し可能な構成としたが、これに限定されない。トップカバー76を、ヒンジを介して、メインカバー74に対して回転可能に開閉するように構成してもよい。
また、前記実施形態では、メインカバー開口部741を塞ぐカバー部材を、トップカバー76として、機能部7の上部に配置したが、カバー部材が配置される位置は限定されない。例えば、メインカバー開口部741が側方に開口する場合には、カバー部材を機能部の側部に配置してもよい。
また、前記実施形態においては、防水部材6を板状に形成している。板状の防水部材としては、例えば、平板状のシートや、前記実施形態のように1枚のシートを折り曲げて形成したものや、複数枚のシートを接続して形成したものや、板状の部材に凹凸形状を施したもの(例えば、一般的に卵パックと呼ばれる鶏卵用容器の形状のようなもの)などが含まれる。
また、前記実施形態では、防水部材6を、電気部品30の上方及び側方の両方に配置するように構成したが、これに限定されず、電気部品30の上方又は側方のいずれか一方に配置するように構成してもよい。例えば、前記実施形態において、防水部材6を、上面部61のみで構成してもよいし、側面部(第1側面部62、第2側面部63及び第3側面部64)のみで構成してもよい。
1 便器装置
2 便器本体
7 機能部
70 電気部品
71 ベースプレート
73 サブ基板(プリント基板)
74 メインカバー
75 サブカバー
76 トップカバー(カバー部材)
81 サブカバー延出部材(延出部材、浸水防止部材)
82 貫通開口部シール部材
83 第1側縁部シール部材(側縁部シール部材、浸水防止部材)
84 第2側縁部シール部材(側縁部シール部材、浸水防止部材)
85 上部シール部材(浸水防止部材)
88 ネジ
741 メインカバー開口部
743 第2メインカバー上面板(メインカバー上面板)
752a 第2サブカバー上面板(サブカバー上面板)
761 サブ基板側貫通開口部(プリント基板側貫通開口部)
K1 露出空間(第1空間)
K2 内部空間(第2空間)

Claims (8)

  1. 便器本体と、機能部と、を備える便器装置であって、
    前記機能部は、
    メインカバー開口部を有するメインカバーと、
    前記メインカバー開口部を開閉可能なカバー部材と、
    前記メインカバー開口部側に形成され電気部品が配置されない第1空間と、前記電気部品が配置される第2空間と、を仕切るサブカバーと、
    前記サブカバーに設けられ、前記第1空間から前記第2空間への水の浸入を防止する浸水防止部材と、を有する便器装置。
  2. 前記浸水防止部材は、前記サブカバーから下方に向かって延びる延出部材を有する請求項1に記載の便器装置。
  3. 前記延出部材は、可撓性を有する部材により構成される請求項2に記載の便器装置。
  4. 前記浸水防止部材は、前記サブカバーの側縁部と前記メインカバーとの間に配置される側縁部シール部材を有する請求項1〜3のいずれかに記載の便器装置。
  5. 前記メインカバーは、メインカバー上面板を有し、
    前記サブカバーは、前記メインカバー上面板の上方側に配置されるサブカバー上面板を有し、
    前記浸水防止部材は、前記メインカバー上面板と前記サブカバー上面板との間に配置される上部シール部材を有する請求項1〜4のいずれかに記載の便器装置。
  6. 前記メインカバー上面板、前記上部シール部材及び前記サブカバー上面板は、ネジにより共締めされる請求項5に記載の便器装置。
  7. 前記電気部品は、プリント基板を有し、
    前記メインカバーは、前記プリント基板が配置される空間に連通するプリント基板側貫通開口部を有し、
    前記プリント基板側貫通開口部を塞ぐ貫通開口部シール部材を備える請求項1〜6に記載の便器装置。
  8. 前記貫通開口部シール部材が前記プリント基板側貫通開口部を塞いだ状態において、前記貫通開口部シール部材における前記プリント基板側貫通開口部を介して外部に露出する部分には、接着剤が設けられていない請求項7に記載の便器装置。
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