JP2020167915A - スイッチ制御回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】スイッチング制御を適正に行うことができるスイッチ制御回路を提供する。【解決手段】ゲート駆動回路1は、メイン制御回路10と、ゲート抵抗器Rと、補助スイッチQ2と、補助制御回路20と、を備える。補助制御回路20は、メイン制御回路10からオン電圧H1が出力された場合、このオン電圧H1と同じタイミングでオフ電圧L2を補助スイッチQ2に出力する。一方、補助制御回路20は、メイン制御回路10からオフ電圧L1が出力された場合、このオフ電圧L1が出力されたタイミングから一定時間T遅延させたタイミングでオン電圧H2を補助スイッチQ2に出力する。【選択図】図2

Description

本発明は、スイッチ制御回路に関する。
従来、スイッチ制御回路として、例えば、特許文献1には、電流を通電又は遮断するスイッチングデバイスと、当該スイッチングデバイスのゲート端子を制御するゲートドライバと、当該ゲートドライバとゲート端子との間に設けられる抵抗と、当該抵抗に並列に接続されるダイオードとを備えるゲート駆動回路が開示されている。ゲート駆動回路は、ゲート端子及びソース端子間のキャパシタンスをダイオード介してゲートドライバ側に放電することでスイッチングデバイスが誤ってオンすることを抑制している。
特開2015−154591号公報
ところで、上述の特許文献1に記載のゲート駆動回路は、例えば、スイッチングデバイスのオフに起因して流れる突入電流がダイオードを介してゲートドライバ側に流れ、これにより、絶対最大定格を超える電流が流れるおそれがある。
そこで、本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、スイッチング制御を適正に行うことができるスイッチ制御回路を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るスイッチ制御回路は、電源からの電流を入力する電源用入力端子、前記電源用入力端子から入力した電流を出力する電源用出力端子、及び、電源用オン信号に基づいて前記電源用入力端子から前記電源用出力端子に流れる電流を通電し電源用オフ信号に基づいて前記電源用入力端子から前記電源用出力端子に流れる電流を遮断する電源用制御端子を有する電源スイッチの前記電源用制御端子に接続され、前記電源用オン信号及び前記電源用オフ信号を前記電源用制御端子に出力するメイン制御回路と、前記メイン制御回路と前記電源用制御端子との間に設けられる抵抗器と、前記抵抗器と前記電源用制御端子と間に接続される補助用入力端子、グランドに接続される補助用出力端子、及び、補助用オン信号に基づいて前記補助用入力端子から前記補助用出力端子に流れる電流を通電し補助用オフ信号に基づいて前記補助用入力端子から前記補助用出力端子に流れる電流を遮断する補助用制御端子を有する補助スイッチと、前記メイン制御回路及び前記補助スイッチに接続され前記メイン制御回路から出力される信号に基づいて前記補助スイッチを通電又は遮断する補助制御回路と、を備え、前記補助制御回路は、前記メイン制御回路から前記電源用オン信号が出力された場合、前記電源用オン信号と同じタイミングで前記補助用オフ信号を前記補助スイッチに出力し、前記メイン制御回路から前記電源用オフ信号が出力された場合、前記電源用オフ信号が出力されたタイミングから一定時間遅延させたタイミングで前記補助用オン信号を前記補助スイッチに出力することを特徴とする。
上記スイッチ制御回路において、アノード端子が前記抵抗器と前記電源用制御端子と間に接続されカソード端子が前記補助用入力端子に接続され前記電源用オン信号の電圧であるオン電圧よりも小さい順方向電圧であり前記電源用制御端子に印加される電流を調整して前記補助スイッチを介して前記グランドに流すダイオードを備えることが好ましい。
上記スイッチ制御回路において、前記補助スイッチは、前記補助用入力端子から前記補助用出力端子に流れる電流を調整することが好ましい。
本発明に係るスイッチ制御回路は、電流を入力する電源用入力端子、前記電源用入力端子から入力した電流を出力する電源用出力端子、及び、前記電源用入力端子から前記電源用出力端子に流れる電流を通電又は遮断する電源用制御端子を含んで構成される電源スイッチの前記電源用制御端子に接続され、前記電源用制御端子にオン電圧を印加することで前記電源スイッチをオンして通電させ前記電源用制御端子にオフ電圧を印加することで前記電源スイッチをオフして遮断するメイン制御回路と、前記メイン制御回路と前記電源用制御端子との間に設けられる抵抗器と、アノード端子が前記抵抗器と前記電源用制御端子と間に接続されカソード端子がグランドに接続され前記オン電圧よりも小さい順方向電圧であり前記電源用制御端子に印加される電流を前記グランドに流すダイオードと、前記ダイオードに流れる電流を通電又は遮断する補助スイッチと、前記補助スイッチをオンして前記ダイオードを通電し前記補助スイッチをオフして前記ダイオードを遮断する補助制御回路と、を備え、前記補助制御回路は、前記電源スイッチがオンの場合、前記補助スイッチをオフし、前記電源スイッチがオフの場合、前記補助スイッチをオンし、前記補助スイッチをオンする場合、前記電源スイッチをオフに切り替えた時点から一定期間、前記補助スイッチをオンせずに当該補助スイッチのオフを維持し前記ダイオードの遮断を継続することで、前記電源スイッチのオフに起因して当該電源スイッチの寄生容量により発生する突入電流を前記抵抗器に流すことを特徴とするスイッチ制御回路。
本発明に係るスイッチ制御回路は、電源用オフ信号が出力されたタイミングから一定時間遅延させたタイミングで補助用オン信号を補助スイッチに出力するので、メインスイッチのオフに起因する突入電流を抵抗器に流し当該抵抗器により突入電流を制限して回路を保護することができ、この結果、スイッチング制御を適正に行うことができる。
図1は、第1実施形態に係るDC/DCコンバータの構成例を示すブロック図である。 図2は、第1実施形態に係るゲート駆動回路の構成例を示す回路図である。 図3は、第1実施形態に係るゲート駆動回路の動作例を示すシーケンスチャートである。 図4は、第1実施形態に係るゲート端子及びソース端子間の寄生容量を示す回路である。 図5は、第1実施形態に係るラッシュカレントを示す図である。 図6は、第2実施形態に係るゲート駆動回路の構成例を示す回路図である。 図7は、第2実施形態に係るゲート駆動回路の動作例を示すシーケンスチャートである。 図8は、第2実施形態に係るゲート駆動回路のシミュレーション結果を示す図である。 図9は、第2実施形態の変形例に係る遅延回路の構成例を示す回路図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。更に、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔第1実施形態〕
図面を参照しながら第1実施形態に係る電源装置100のゲート駆動回路1について説明する。図1は、第1実施形態に係る電源装置100の構成例を示すブロック図である。図2は、第1実施形態に係るゲート駆動回路1の構成例を示す回路図である。図3は、第1実施形態に係るゲート駆動回路1の動作例を示すシーケンスチャートである。図4は、第1実施形態に係るゲート端子g1及びソース端子s1間の寄生容量Cgsを示す回路である。図5は、第1実施形態に係るラッシュカレントIgを示す図である。
電源装置100は、降圧絶縁型のDC/DCコンバータを含んで構成され、高圧バッテリ101と、スイッチング回路102と、絶縁トランス103と、整流回路104と、平滑回路105とを備える。高圧バッテリ101は、高圧の直流電力を供給する電源である。高圧バッテリ101は、スイッチング回路102に接続され、直流電力をスイッチング回路102に出力する。
スイッチング回路102は、直流電力を交流電力に変換する回路である。スイッチング回路102は、電流を通電又は遮断する4つのパワーデバイスQ1a〜Q1dを有し、これらのパワーデバイスQ1a〜Q1dによりフルブリッジ回路を構成している。スイッチング回路102は、各パワーデバイスQ1a〜Q1dをオン又はオフすることにより、高圧バッテリ101から供給された直流電力を交流電力に変換する。スイッチング回路102は、絶縁トランス103に接続され、変換した交流電力を絶縁トランス103に出力する。
絶縁トランス103は、電気的に絶縁された変圧器である。絶縁トランス103は、スイッチング回路102に接続され、当該スイッチング回路102から出力された交流電力の電圧を降圧する。絶縁トランス103は、整流回路104に接続され、降圧した交流電力を整流回路104に出力する。
整流回路104は、交流電力を直流電力に整流する回路である。整流回路104は、絶縁トランス103に接続され、当該絶縁トランス103から出力された交流電力を直流電力に変換する。整流回路104は、平滑回路105に接続され、変換した直流電力を平滑回路105に出力する。
平滑回路105は、直流電力の脈流を平滑化する回路である。平滑回路105は、整流回路104に接続され、当該整流回路104から出力される直流電力の脈流を平滑化する。平滑回路105は、図示しない負荷部(例えば補器)に接続され、平滑化した直流電力を負荷部に出力する。
そして、上述のスイッチング回路102は、図2に示すように、各パワーデバイスQ1a〜Q1dをそれぞれ駆動するゲート駆動回路1を有している。本実施形態では、各パワーデバイスQ1a〜Q1dのうち、パワーデバイスQ1aを駆動するゲート駆動回路1について詳細に説明するが、他のパワーデバイスQ1b、1c、1dを駆動する場合にも、同等のゲート駆動回路1を用いる。
パワーデバイスQ1aは、電流を通電又は遮断するものであり、例えば、WBG(Wide Band Gap)半導体であるSiC−MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)、GaN-HEMT等である。パワーデバイスQ1aは、図2に示すように、電源用入力端子としてのドレイン端子d1と、電源用出力端子としてのソース端子s1と、電源用制御端子としてのゲート端子g1とを含んで構成される。
ドレイン端子d1は、電流を入力する端子である。ドレイン端子d1は、電源装置100の電源側に接続され、当該電源から流れる電流を入力する。ソース端子s1は、ドレイン端子d1から入力した電流を出力する端子である。ソース端子s1は、負荷部側に接続され、ドレイン端子d1から入力した電流を負荷部側に出力する。
ゲート端子g1は、ドレイン端子d1からソース端子s1に流れる電流を通電又は遮断する端子である。ゲート端子g1は、メイン制御回路10の接続端子に接続され、当該メイン制御回路10により印加されるメイン制御電圧V1gs(図3参照)に基づいて、ドレイン端子d1からソース端子s1に流れる電流を通電又は遮断する。ゲート端子g1は、例えば、メイン制御電圧V1gsとしてオン電圧(電源用オン信号)H1が印加されると、ドレイン端子d1からソース端子s1に流れる電流を通電する。一方、ゲート端子g1は、メイン制御電圧V1gsとしてオフ電圧(電源用オフ信号)L1が印加されると、ドレイン端子d1からソース端子s1に流れる電流を遮断する。ここで、オン電圧H1は、パワーデバイスQ1aを通電させるための電圧であり、オフ電圧L1よりも高い電圧である。オフ電圧L1は、パワーデバイスQ1aを遮断させるための電圧であり、オン電圧H1よりも低い電圧である。
ゲート駆動回路1は、パワーデバイスQ1aのゲート端子g1を制御するものである。ゲート駆動回路1は、メイン制御回路10と、抵抗器としてのゲート抵抗器Rと、ダイオードDと、補助スイッチQ2と、補助制御回路20とを備える。
メイン制御回路10は、パワーデバイスQ1aを制御するものである。メイン制御回路10は、ゲート抵抗器Rを介してパワーデバイスQ1aのゲート端子g1に接続されている。メイン制御回路10は、ゲート端子g1にオン電圧H1を印加することにより、パワーデバイスQ1aをオンして当該パワーデバイスQ1aを通電させる。一方、メイン制御回路10は、ゲート端子g1にオフ電圧L1を印加することにより、パワーデバイスQ1aをオフして当該パワーデバイスQ1aを遮断する。
ゲート抵抗器Rは、メイン制御回路10とパワーデバイスQ1aとの間に設けられている。ゲート抵抗器Rは、一端がメイン制御回路10の接続端子に接続され、他端がパワーデバイスQ1aのゲート端子g1に接続されている。ゲート抵抗器Rは、メイン制御回路10の接続端子からパワーデバイスQ1aのゲート端子g1に流れる電流を流れ難くし、且つ、パワーデバイスQ1aのゲート端子g1からメイン制御回路10の接続端子に流れる電流を流れ難くしている。
ダイオードDは、電流を一方向に流すものである。ダイオードDは、例えば、順方向電圧が相対的に低く且つ高速であるSBD(Schottky Barrier Diode)等が適用されることが好ましい。ダイオードDは、アノード端子ad1と、カソード端子cd1とを有する。アノード端子ad1は、ゲート抵抗器Rとゲート端子g1と間に接続され、カソード端子cd1は、グランドに接続されている。この例では、カソード端子cd1は、補助スイッチQ2を介してパワーデバイスQ1aのソース端子s1に接続されている。
ダイオードDは、当該ダイオードDの順方向電圧がオン電圧H1よりも小さい。これにより、ダイオードDは、補助スイッチQ2がオンの場合、パワーデバイスQ1aのゲート端子g1及びソース端子s1の間に並列に接続されるので、パワーデバイスQ1aのゲート端子g1に印加される電流(貫通電流)をソース端子s1側に流すことができる。これにより、ダイオードDは、誤点弧が発生することを抑制できる。ここで、誤点弧とは、ハーフブリッジ回路等において、他アームのスイッチング素子のオンオフ(ON/OFF)動作により自らのパワーデバイスQ1aのドレイン端子d1とゲート端子g1との間の寄生容量を貫通する貫通電流が流れ、この貫通電流によりパワーデバイスQ1aが誤ってオンする現象である。
補助スイッチQ2は、電流を通電又は遮断するものであり、例えば、小信号Si−MOSFETまたはJFETである。補助スイッチQ2は、ダイオードDのカソード端子cd1とパワーデバイスQ1aのソース端子s1とを接続する接続点Pと、ダイオードDのカソード端子cd1との間に設けられる。補助スイッチQ2は、補助用入力端子としてのドレイン端子d2と、補助用出力端子としてのソース端子s2と、補助用制御端子としてのゲート端子g2とを含んで構成される。ドレイン端子d2は、電流を入力する端子である。ドレイン端子d2は、ダイオードDを介してゲート抵抗器Rとゲート端子g1と間に接続される。つまり、ドレイン端子d2は、ダイオードDのカソード端子cd1に接続され、当該カソード端子cd1から流れる電流を入力する。ソース端子s2は、パワーデバイスQ1aのソース端子s1に接続され、ドレイン端子d2から入力した電流をパワーデバイスQ1aのソース端子s1側(グランド側)に出力する。
ゲート端子g2は、補助制御回路20の接続端子に接続され、当該補助制御回路20により印加される補助制御電圧V2gs(図3参照)に基づいて、ドレイン端子d2からソース端子s2に流れる電流を通電又は遮断する。ゲート端子g2は、例えば、補助制御電圧V2gsとしてオン電圧H2(補助用オン信号)が印加されると、ドレイン端子d2からソース端子s2に流れる電流を通電する。一方、ゲート端子g2は、補助制御電圧V2gsとしてオフ電圧L2(補助用オフ信号)が印加されると、ドレイン端子d2からソース端子s2に流れる電流を遮断する。これにより、補助スイッチQ2は、ダイオードDに流れる電流を通電又は遮断することができる。ここで、オン電圧H2は、補助スイッチQ2を通電させるための電圧であり、オフ電圧L2よりも高い電圧である。オフ電圧L2は、補助スイッチQ2を遮断させるための電圧であり、オン電圧H2よりも低い電圧である。
補助制御回路20は、補助スイッチQ2のゲート端子g2に接続されている。補助制御回路20は、ゲート端子g2にオン電圧H2を印加することにより、補助スイッチQ2をオンしてダイオードDを通電させる。一方、補助制御回路20は、ゲート端子g2にオフ電圧L2を印加することにより、補助スイッチQ2をオフしてダイオードDを遮断する。
補助制御回路20は、さらにメイン制御回路10に接続されている。補助制御回路20は、メイン制御回路10がパワーデバイスQ1aをオンオフする制御に基づいて、補助スイッチQ2をオンオフする。補助制御回路20は、例えば、図3に示すように、メイン制御回路10がオン電圧H1をゲート端子g1に印加しパワーデバイスQ1aをオンする場合、オン電圧H1と同じタイミングでオフ電圧L2をゲート端子g2に印加し補助スイッチQ2をオフする。これにより、補助制御回路20は、パワーデバイスQ1aをオンする場合に、パワーデバイスQ1aのゲート端子g1に流れる電流がダイオードDを介してパワーデバイスQ1aのソース端子s1側に流れることを防止することができる。
一方、補助制御回路20は、メイン制御回路10がオフ電圧L1をゲート端子g1に印加しパワーデバイスQ1aをオフする場合、オン電圧H2をゲート端子g2に印加し補助スイッチQ2をオンする。これにより、補助制御回路20は、パワーデバイスQ1aがオフの場合に、ゲート端子g1に対して、他のメインスイッチのON/OFFによる放射ノイズから発生する電流を、ダイオードDを介してパワーデバイスQ1aのソース端子s1側に流すことができ、誤点弧が発生することを抑制できる。
そして、補助制御回路20は、補助スイッチQ2をオンする場合、パワーデバイスQ1aをオフしたタイミングから一定時間T、遅延させたタイミングで補助スイッチQ2をオンする。補助制御回路20は、例えば、図3に示すように、パワーデバイスQ1aをオフに切り替えた時点t1から時点t2までの一定時間T、補助スイッチQ2をオンせずに当該補助スイッチQ2のオフを維持しダイオードDの遮断を継続する。これにより、補助制御回路20は、パワーデバイスQ1aのオフに起因して発生するラッシュカレント(突入電流)Ig(図5等参照)をゲート抵抗器Rに流し、このゲート抵抗器RによりラッシュカレントIgを制限することができる。つまり、補助制御回路20は、ラッシュカレントIgをダイオードDを介してパワーデバイスQ1aのソース端子s1側に流さずにゲート抵抗器Rに流すように制御する。
ここで、パワーデバイスQ1aは、当該パワーデバイスQ1aのオフに起因して当該パワーデバイスQ1aの寄生容量Cgs(図4参照)によりラッシュカレントIgが発生する。ラッシュカレントIgは、ダイオードD等の絶対最大定格を超える可能性がある過電流である。パワーデバイスQ1aのオフに起因して発生するラッシュカレントIgは、パワーデバイスQ1a側からゲート抵抗器R又はダイオードDに向けて流れる。寄生容量Cgsは、図4に示すように、パワーデバイスQ1aのゲート端子g1及びソース端子s1の間に寄生する容量である。
補助制御回路20は、ラッシュカレントIgが流れた後、時点t2で補助スイッチQ2をオンする。そして、補助制御回路20は、メイン制御回路10がオフしている期間(時点t2から時点t3までの間)、補助スイッチQ2のオンを継続し、その後、メイン制御回路10がパワーデバイスQ1aをオンする時点t3で、補助スイッチQ2をオフする。
なお、パワーデバイスQ1aは、当該パワーデバイスQ1aのオフの場合だけでなく、当該パワーデバイスQ1aのオンの場合にも当該パワーデバイスQ1aの寄生容量CgsによりラッシュカレントIgが発生する。パワーデバイスQ1aのオンに起因して発生するラッシュカレントIgは、メイン制御回路10からゲート抵抗器Rを介してパワーデバイスQ1aに流れるが、この場合、ゲート抵抗器Rを介して流れるので、その最大電流が「ゲート電圧値/ゲート抵抗器値」に制限されるので、回路は保護される。
以上のように、第1実施形態に係るゲート駆動回路1は、メイン制御回路10と、ゲート抵抗器Rと、補助スイッチQ2と、補助制御回路20と、を備える。パワーデバイスQ1aは、電源からの電流を入力するドレイン端子d1、ドレイン端子d1から入力した電流を出力するソース端子s1、及び、オン電圧H1に基づいてドレイン端子d1からソース端子s1に流れる電流を通電しオフ電圧L1に基づいてドレイン端子d1からソース端子s1に流れる電流を遮断するゲート端子g1を有する。メイン制御回路10は、パワーデバイスQ1aのゲート端子g1に接続され、オン電圧H1及びオフ電圧L1をゲート端子g1に出力する。ゲート抵抗器Rは、メイン制御回路10とゲート端子g1との間に設けられる。補助スイッチQ2は、ゲート抵抗器Rとゲート端子g1と間に接続されるドレイン端子d2、グランドに接続されるソース端子s2、及び、オン電圧H2に基づいてドレイン端子d2からソース端子s2に流れる電流を通電しオフ電圧L2に基づいてドレイン端子d2からソース端子s2に流れる電流を遮断するゲート端子g2を有する。補助制御回路20は、メイン制御回路10及び補助スイッチQ2に接続され、メイン制御回路10から出力される信号に基づいて補助スイッチQ2を通電又は遮断する。補助制御回路20は、例えば、メイン制御回路10からオン電圧H1が出力された場合、このオン電圧H1と同じタイミングでオフ電圧L2を補助スイッチQ2に出力する。一方、補助制御回路20は、メイン制御回路10からオフ電圧L1が出力された場合、このオフ電圧L1が出力されたタイミングから一定時間T遅延させたタイミングでオン電圧H2を補助スイッチQ2に出力する。
この構成により、ゲート駆動回路1は、パワーデバイスQ1aが誤ってオンする誤点弧を抑制することができる。ゲート駆動回路1は、パワーデバイスQ1aのオフに起因して流れるラッシュカレントIgをゲート抵抗器Rに流すことで当該ゲート抵抗器RによりラッシュカレントIgを制限することができる。これにより、ゲート駆動回路1は、ラッシュカレントIgがダイオードDを介してグランド(例えばソース端子s1)に流れることを抑制することができ、ダイオードDを含むソース端子s1側の回路を保護することができる。この結果、ゲート駆動回路1は、スイッチング制御を適正に行うことができる。近年、パワーデバイスの高速化が進み、スイッチング周波数も高周波数となっており、単位時間にラッシュカレントIgが発生する頻度も増えている。ゲート駆動回路1は、このような状況において、ラッシュカレントIgを適正に抑制することができるので特に有用である。
上記ゲート駆動回路1は、ダイオードDを備える。ダイオードDは、アノード端子ad1がゲート抵抗器RとパワーデバイスQ1aのゲート端子g1と間に接続され、カソード端子cd1が補助スイッチQ2のドレイン端子d2に接続されている。ダイオードDは、オン電圧H1よりも小さい順方向電圧であり、ゲート端子g1に印加される電流を調整して補助スイッチQ2を介してグランドに流す。この構成により、ゲート駆動回路1は、補助スイッチQ2がオンの場合、パワーデバイスQ1aのゲート端子g1及びソース端子s1の間にダイオードDを並列に接続することができる。これにより、ゲート駆動回路1は、パワーデバイスQ1aのゲート端子g1に印加される、他のメインスイッチのON/OFFに伴って発生する放射ノイズで発生する電流を、ダイオードDにより調整してソース端子s1側に流すことができ、誤点弧を抑制することができる。
上記ゲート駆動回路1は、メイン制御回路10と、ゲート抵抗器Rと、ダイオードDと、補助スイッチQ2と、補助制御回路20とを備える。パワーデバイスQ1aは、電流を入力するドレイン端子d1、ドレイン端子d1から入力した電流を出力するソース端子s1、及び、ドレイン端子d1からソース端子s1に流れる電流を通電又は遮断するゲート端子g1を含んで構成される。メイン制御回路10は、パワーデバイスQ1aのゲート端子g1に接続され、ゲート端子g1にオン電圧H1を印加することでパワーデバイスQ1aをオンして通電させ、ゲート端子g1にオフ電圧L1を印加することでパワーデバイスQ1aをオフして遮断する。ゲート抵抗器Rは、メイン制御回路10とゲート端子g1との間に設けられる。ダイオードDは、アノード端子ad1がゲート抵抗器Rとゲート端子g1と間に接続され、カソード端子cd1がグランド(例えばソース端子s1)に接続される。ダイオードDは、オン電圧H1よりも小さい順方向電圧であり、ゲート端子g1に印加される電流をグランド(例えばソース端子s1)に流す。補助スイッチQ2は、ダイオードDに流れる電流を通電又は遮断する。補助制御回路20は、補助スイッチQ2をオンしてダイオードDを通電し、補助スイッチQ2をオフしてダイオードDを遮断する。補助制御回路20は、パワーデバイスQ1aがオンの場合、補助スイッチQ2をオフし、パワーデバイスQ1aがオフの場合、補助スイッチQ2をオンする。補助制御回路20は、補助スイッチQ2をオンする場合、パワーデバイスQ1aをオフに切り替えた時点t1から一定時間T、補助スイッチQ2をオンせずに当該補助スイッチQ2のオフを維持しダイオードDの遮断を継続することで、パワーデバイスQ1aのオフに起因して当該パワーデバイスQ1aの寄生容量Cgsにより発生するラッシュカレントIgをゲート抵抗器Rに流す。この構成により、ゲート駆動回路1は、スイッチング制御を適正に行うことができる。
〔第2実施形態〕
次に、第2実施形態に係るゲート駆動回路1Aについて説明する。図6は、第2実施形態に係るゲート駆動回路1Aの構成例を示す回路図である。図7は、第2実施形態に係るゲート駆動回路1Aの動作例を示すシーケンスチャートである。図8は、第2実施形態に係るゲート駆動回路1Aのシミュレーション結果を示す図である。図9は、第2実施形態の変形例に係る遅延回路20Bの構成例を示す回路図である。なお、第2実施形態では、第1実施形態と同等の構成要素には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
ゲート駆動回路1Aは、スイッチ制御回路の一例であり、パワーデバイスQ1aのゲート端子g1を制御するものである。ゲート駆動回路1Aは、メイン制御回路10と、ゲート抵抗器Rと、補助スイッチとしての補助トランジスタQ3と、ベース抵抗器R1と、遅延回路20Aとを備える。
補助トランジスタQ3は、ノイズ電流を通電又は遮断するものである。ここで、ノイズ電流とは、パワーデバイスQ1aがオフの場合に、当該パワーデバイスQ1aのゲート端子g1に対して、他のパワーデバイスQ1bのオン/オフによる放射ノイズから発生する電流である。補助トランジスタQ3は、例えば、バイポーラトランジスタであり、ノイズ電流をリニア領域(ベース電流によりコレクタ電流を制御する領域)で使用することにより抵抗特性を持たせている。補助トランジスタQ3は、補助用入力端子としてのコレクタ端子c1と、補助用出力端子としてのエミッタ端子e1と、補助用制御端子としてのベース端子b1とを含んで構成される。
コレクタ端子c1は、電流を入力する端子であり、ゲート抵抗器Rとゲート端子g1との間に接続されている。エミッタ端子e1は、電流を出力する端子であり、グランドに接続されている。
ベース端子b1は、コレクタ端子c1からエミッタ端子e1に流れる電流を通電又は遮断する端子である。ベース端子b1は、ベース抵抗器R1を介して遅延回路20Aに接続されている。ベース端子b1は、遅延回路20Aにより印加される補助制御電圧V2b(図7参照)に基づいて、コレクタ端子c1からエミッタ端子e1に流れる電流を通電又は遮断する。ベース端子b1は、例えば、補助制御電圧V2bとしてオン電圧(補助用オン信号)H2が印加されると、コレクタ端子c1からエミッタ端子e1に流れる電流を通電する。このとき、補助トランジスタQ3は、ベース端子b1に流れるベース電流を調整することにより、コレクタ端子c1からエミッタ端子e1に流れる電流(コレクタ電流)の電流量を調整する。一方、ベース端子b1は、補助制御電圧V2bとしてオフ電圧(補助用オフ信号)L2が印加されると、コレクタ端子c1からエミッタ端子e1に流れる電流を遮断する。ここで、オン電圧H2は、補助トランジスタQ3を通電させるための電圧であり、オフ電圧L2よりも高い電圧である。オフ電圧L2は、補助トランジスタQ3を遮断させるための電圧であり、オン電圧H2よりも低い電圧である。
ベース抵抗器R1は、遅延回路20Aと補助トランジスタQ3との間に設けられている。ベース抵抗器R1は、一端が遅延回路20Aの接続端子に接続され、他端が補助トランジスタQ3のベース端子b1に接続されている。ベース抵抗器R1は、遅延回路20Aの接続端子から補助トランジスタQ3のベース端子b1に流れる電流を流れ難くしている。
遅延回路20Aは、信号を遅延させる回路である。遅延回路20Aは、遅延素子21と、分圧抵抗器R2と、分圧抵抗器R3とを有する。遅延素子21は、信号を遅延させる素子である。遅延素子21は、メイン制御回路10の接続端子及び分圧抵抗器R2に接続され、メイン制御回路10から入力した入力信号(オフ電圧L1)に基づいて、出力信号(オン電圧H2)を遅延させる。遅延回路20Aは、例えば、図7に示すように、メイン制御回路10からオフ電圧L1が出力された場合、当該オフ電圧L1が出力されたタイミングから一定時間T遅延させたタイミングで、オン電圧H2を分圧抵抗器R2に出力する。
分圧抵抗器R2及び分圧抵抗器R3は、それぞれが所定の抵抗値を有し、互いに直列に接続されている。分圧抵抗器R2は、例えば、一端が遅延素子21に接続され、他端が分圧抵抗器R3に接続されている。分圧抵抗器R3は、一端が分圧抵抗器R2に接続され、他端がグランドに接続されている。分圧抵抗器R2及び分圧抵抗器R3の接続線には、ベース抵抗器R1の一端が接続されている。分圧抵抗器R2、R3は、遅延素子21から出力される電圧を、抵抗値に基づいて分圧する。分圧された電圧(オン電圧H2)は、ベース抵抗器R1を介して補助トランジスタQ3のベース端子b1に出力される。
遅延回路20Aは、図7に示すように、メイン制御回路10からオン電圧H1が出力されパワーデバイスQ1aをオンする場合、当該オン電圧H1と同じタイミングでオフ電圧L2を補助トランジスタQ3に出力し、当該補助トランジスタQ3をオフする。これにより、遅延回路20Aは、パワーデバイスQ1aをオンする場合に、パワーデバイスQ1aのゲート端子g1に流れる電流がグランドに流れることを防止することができる。
一方、遅延回路20Aは、メイン制御回路10からオフ電圧L1が出力されパワーデバイスQ1aをオフする場合、当該オフ電圧L1が出力されたタイミングから一定時間T遅延させたタイミングでオン電圧H2を補助トランジスタQ3に出力し、当該補助トランジスタQ3をオンする。つまり、遅延回路20Aは、パワーデバイスQ1aをオフした時点t1から時点2までの一定時間T、補助トランジスタQ3をオンせずに当該補助トランジスタQ3のオフを維持する。これにより、遅延回路20Aは、パワーデバイスQ1aのオフに起因して発生するラッシュカレント(突入電流)Ig1(図7参照)をゲート抵抗器Rに流し、このゲート抵抗器RによりラッシュカレントIg1を制限することができる。つまり、遅延回路20Aは、ラッシュカレントIg1をグランドに流さずにゲート抵抗器Rに流すように制御することができる。
ここで、パワーデバイスQ1aは、当該パワーデバイスQ1aのオフに起因して当該パワーデバイスQ1aの寄生容量Cgs(図4参照)によりラッシュカレントIg1が発生する。ラッシュカレントIg1は、グランド側の回路の絶対最大定格を超える可能性がある過電流である。パワーデバイスQ1aのオフに起因して発生するラッシュカレントIg1は、パワーデバイスQ1a側からゲート抵抗器R又は補助トランジスタQ3に向けて流れる。寄生容量Cgsは、図4に示すように、パワーデバイスQ1aのゲート端子g1及びソース端子s1の間に寄生する容量である。
遅延回路20Aは、ラッシュカレントIg1が流れた後、時点t2で補助トランジスタQ3をオンする。そして、遅延回路20Aは、メイン制御回路10がオフしている期間(時点t2から時点t3までの間)、補助トランジスタQ3のオンを継続し、その後、メイン制御回路10がパワーデバイスQ1aをオンする時点t3で、補助トランジスタQ3をオフする。
なお、パワーデバイスQ1aは、当該パワーデバイスQ1aのオフの場合だけでなく、当該パワーデバイスQ1aのオンに起因して当該パワーデバイスQ1aの寄生容量CgsによりラッシュカレントIg2(図7参照)が発生する。このラッシュカレントIg2は、メイン制御回路10からゲート抵抗器Rを介してパワーデバイスQ1aに流れるが、この場合、ゲート抵抗器Rを介して流れるので、その最大電流が「ゲート電圧値/ゲート抵抗値」に制限されるので、回路は保護される。
以上のように、ゲート駆動回路1Aは、パワーデバイスQ1aが誤ってオンする誤点弧を抑制することができる。つまり、ゲート駆動回路1Aは、図8に示すように、パワーデバイスQ1aのゲート端子g1とソース端子s1との間における電圧Vgs及び電流Igsにノイズが発生することを抑制でき、誤点弧を抑制することができる。また、ゲート駆動回路1Aは、パワーデバイスQ1aのオフに起因して流れるラッシュカレントIg1をゲート抵抗器Rに流すことで当該ゲート抵抗器RによりラッシュカレントIg1を制限することができる。
ゲート駆動回路1Aにおいて、補助トランジスタQ3は、ベース端子b1に流れるベース電流を調整することにより、コレクタ端子c1からエミッタ端子e1に流れる電流(コレクタ電流)を調整する。この構成により、ゲート駆動回路1Aは、上述のダイオードDを不要とすることができ、スイッチング制御を適正に行うことができる。ここで、パワーデバイスQ1aの種類によっては、オン電圧H1がダイオードDの順方向電圧と同等の場合があり、このような場合に誤点弧が発生する可能性がある。しかしながら、ゲート駆動回路1Aは、ダイオードDを不要とすることができるので、このような誤点弧が発生することを防止できる。
〔変形例〕
次に、第1及び第2実施形態の変形例について説明する。パワーデバイスQ1a〜Q1dは、SiC−MOSFETである例について説明したが、これに限定されず、例えば、WBG半導体であるGaN−HEMT、GaN−MOSFET等であってもよい。また、パワーデバイスQ1aは、WBG半導体以外のSi−MOSFET、Si−IGBT等であってもよい。
補助スイッチQ2は、小信号Si−MOSFETまたはJFETである例について説明したが、これに限定されず、その他のスイッチング素子であってもよい。
カソード端子cd1は、パワーデバイスQ1aのソース端子s1に接続される例について説明したが、これに限定されず、その他のグランドに接続してもよい。
遅延回路20Aは、図9に示すような回路構成としてもよい。図9に示す遅延回路20Bは、抵抗器R4、シュミットトリガバッファ22、及び、コンデンサCを有する積分回路と、論理回路23とを備える。抵抗器R4は、一端がメイン制御回路10に接続され、他端がシュミットトリガバッファ22に接続されている。シュミットトリガバッファ22は、一端が抵抗器R4に接続され、他端が論理回路23に接続されている。コンデンサCは、一端が抵抗器R4とシュミットトリガバッファ22との間に接続され、他端がグランドに接続されている。論理回路23は、シュミットトリガバッファ22及びメイン制御回路10に接続されている。遅延回路20Bは、メイン制御回路10から入力した入力信号(オフ電圧L1)に基づいて、出力信号(オン電圧H2)を遅延させる。
補助トランジスタQ3は、バイポーラトランジスタである例について説明したが、これに限定されず、その他のスイッチ素子を用いてもよい。
1 ゲート駆動回路(スイッチ制御回路)
10 メイン制御回路
20 補助制御回路
Q1a〜Q1d パワーデバイス(電源スイッチ)
Q2 補助スイッチ(補助スイッチ)
Q3 補助トランジスタ(補助スイッチ)
d1 ドレイン端子(電源用入力端子)
s1 ソース端子(電源用出力端子)
g1 ゲート端子(電源用制御端子)
H1 オン電圧
L1 オフ電圧
R ゲート抵抗器(抵抗器)
D ダイオード
ad1 アノード端子
cd1 カソード端子
Cgs 寄生容量
Ig ラッシュカレント(突入電流)
T 一定時間

Claims (4)

  1. 電源からの電流を入力する電源用入力端子、前記電源用入力端子から入力した電流を出力する電源用出力端子、及び、電源用オン信号に基づいて前記電源用入力端子から前記電源用出力端子に流れる電流を通電し電源用オフ信号に基づいて前記電源用入力端子から前記電源用出力端子に流れる電流を遮断する電源用制御端子を有する電源スイッチの前記電源用制御端子に接続され、前記電源用オン信号及び前記電源用オフ信号を前記電源用制御端子に出力するメイン制御回路と、
    前記メイン制御回路と前記電源用制御端子との間に設けられる抵抗器と、
    前記抵抗器と前記電源用制御端子と間に接続される補助用入力端子、グランドに接続される補助用出力端子、及び、補助用オン信号に基づいて前記補助用入力端子から前記補助用出力端子に流れる電流を通電し補助用オフ信号に基づいて前記補助用入力端子から前記補助用出力端子に流れる電流を遮断する補助用制御端子を有する補助スイッチと、
    前記メイン制御回路及び前記補助スイッチに接続され前記メイン制御回路から出力される信号に基づいて前記補助スイッチを通電又は遮断する補助制御回路と、を備え、
    前記補助制御回路は、前記メイン制御回路から前記電源用オン信号が出力された場合、前記電源用オン信号と同じタイミングで前記補助用オフ信号を前記補助スイッチに出力し、
    前記メイン制御回路から前記電源用オフ信号が出力された場合、前記電源用オフ信号が出力されたタイミングから一定時間遅延させたタイミングで前記補助用オン信号を前記補助スイッチに出力することを特徴とするスイッチ制御回路。
  2. アノード端子が前記抵抗器と前記電源用制御端子と間に接続されカソード端子が前記補助用入力端子に接続され前記電源用オン信号の電圧であるオン電圧よりも小さい順方向電圧であり前記電源用制御端子に印加される電流を調整して前記補助スイッチを介して前記グランドに流すダイオードを備える請求項1に記載のスイッチ制御回路。
  3. 前記補助スイッチは、前記補助用入力端子から前記補助用出力端子に流れる電流を調整する請求項1に記載のスイッチ制御回路。
  4. 電流を入力する電源用入力端子、前記電源用入力端子から入力した電流を出力する電源用出力端子、及び、前記電源用入力端子から前記電源用出力端子に流れる電流を通電又は遮断する電源用制御端子を含んで構成される電源スイッチの前記電源用制御端子に接続され、前記電源用制御端子にオン電圧を印加することで前記電源スイッチをオンして通電させ前記電源用制御端子にオフ電圧を印加することで前記電源スイッチをオフして遮断するメイン制御回路と、
    前記メイン制御回路と前記電源用制御端子との間に設けられる抵抗器と、
    アノード端子が前記抵抗器と前記電源用制御端子と間に接続されカソード端子がグランドに接続され前記オン電圧よりも小さい順方向電圧であり前記電源用制御端子に印加される電流を前記グランドに流すダイオードと、
    前記ダイオードに流れる電流を通電又は遮断する補助スイッチと、
    前記補助スイッチをオンして前記ダイオードを通電し前記補助スイッチをオフして前記ダイオードを遮断する補助制御回路と、を備え、
    前記補助制御回路は、
    前記電源スイッチがオンの場合、前記補助スイッチをオフし、前記電源スイッチがオフの場合、前記補助スイッチをオンし、
    前記補助スイッチをオンする場合、前記電源スイッチをオフに切り替えた時点から一定期間、前記補助スイッチをオンせずに当該補助スイッチのオフを維持し前記ダイオードの遮断を継続することで、前記電源スイッチのオフに起因して当該電源スイッチの寄生容量により発生する突入電流を前記抵抗器に流すことを特徴とするスイッチ制御回路。
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