JP2020165545A - 空気調和装置 - Google Patents

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【課題】高圧容器の内部に滞留する冷凍機油量の判定が適切に行える空気調和装置を提供する。【解決手段】空気調和装置が空調運転を行っているときに、吐出温度から高圧飽和温度を減じて求めた温度差が所定温度差範囲内であれば、冷凍機油量の判定が可能であると判定する。冷凍機油量の判定が可能であると判定したら、油戻し管温度から低圧飽和温度を減じて求めた温度差を算出する。油戻し管温度から低圧飽和温度を減じて求めた温度差が所定温度差以下である場合は、冷凍機油が不足していると推定し、油戻し管温度から低圧飽和温度を減じて求めた温度差が所定温度差以上である場合は、冷凍機油が十分にあると推定する。【選択図】図1

Description

本発明は、冷媒回路に滞留する冷凍機油を圧縮機に戻す油回収運転を行う空気調和装置に関する。
従来から、空気調和装置では、冷媒回路に備えられる、圧縮機やオイルセパレータなどの高圧容器を有する装置に滞留する冷凍機油量の多寡を判定するための、様々な方法が提案されている。例えば、特許文献1に記載の空気調和装置は、圧縮機の冷媒吐出側にオイルセパレータが設けられており、圧縮機から冷媒とともに吐出された冷凍機油は、オイルセパレータで冷媒から分離されて圧縮機に戻される。具体的には、オイルセパレータの高圧容器の側面にこの高圧容器に滞留する冷凍機油を高圧容器から流出させるための油流出部が設けられており、この油流出部と圧縮機の冷媒吸入側に接続される吸入管とがオイル戻り管で接続されている。オイルセパレータで冷媒から分離されて油流出部から流出した冷凍機油は、オイル戻り管および吸入管を流れて圧縮機に吸入される。
圧縮機から冷媒とともに吐出された冷凍機油は、一部はオイルセパレータで分離されずに冷媒回路へと流れるが、大部分はオイルセパレータで冷媒から分離されてオイルセパレータの内部に滞留する。オイルセパレータの内部に滞留する冷凍機油量が多くなると、冷媒回路内に存在する冷凍機油の量が一定であることから、圧縮機の内部に滞留する冷凍機油量が減少し、場合によっては、圧縮機の内部の冷凍機油不足による潤滑不良が発生するおそれがある。従って、オイルセパレータの内部に滞留する冷凍機油量をある一定の量以下として、圧縮機の内部に滞留する冷凍機油量を圧縮機の潤滑に支障をきたさない量にする必要がある。これを実現するため、オイルセパレータに設けられた油流出部は、オイルセパレータ側面において、オイルセパレータの内部の冷凍機油が上述した一定の量を超えないような油量に応じた油面の高さ(以下、上限レベルと記載する場合がある)に対応する位置に設けられている。また、オイル戻り管に減圧器を設けるとともに、この減圧器の下流側(低圧側)に第1温度センサを設けている。さらに、吸入管に第2温度センサを設けている。
上述した空気調和装置では、第1温度センサの検出値(以降、第1温度と記載する)と第2温度センサの検出値(以降、第2温度と記載する)とを比較することで、オイルセパレータの高圧容器の内部における冷凍機油量を検出する。具体的には、高圧容器の内部の冷凍機油量が上限レベルを超える量である場合は、高圧容器からオイル戻り管に冷凍機油が流れる。冷凍機油は減圧器で減圧されず温度も低下しないため、この場合は第1温度が第2温度より高い温度となる。一方、高圧容器の内部の冷凍機油量が上述した上限レベル以下の量である場合は、高圧容器からオイル戻り管に冷媒が流れる。オイル戻り管を流れる冷媒は減圧器で減圧されて温度が低下するので、この場合は高圧容器からオイル戻り管に冷凍機油が流れるときよりも、第1温度と第2温度とが近い温度となる。
つまり、特許文献1に記載の空気調和装置では、第1温度と第2温度とが近い値となる場合は、オイルセパレータの高圧容器内部における冷凍機油量が少ない、すなわち、圧縮機に十分な量の冷凍機油が滞留していると判定できる。一方で、第1温度が第2温度より高い温度となる場合は、オイルセパレータの高圧容器内部における冷凍機油量が多い、すなわち、圧縮機では冷凍機油量が不足していると判定できる。なお、上記の方法で判定した圧縮機の内部における冷凍機油量に応じて、空気調和装置で冷媒回路から冷凍機油を回収する油回収運転を実行するか否かを判断する。具体的には、圧縮機内部の冷凍機油量が不足していると判定した場合は油回収運転を実行し、圧縮機内部の冷凍機油量が十分な量であると判定した場合は油回収運転は行わない。
特開2001−324247号公報
しかしながら、上述した方法では、空気調和装置が以下に記載する環境下で運転を行っている場合に、オイルセパレータに滞留する冷凍機油量の多寡を誤判定する場合がある。誤判定する場合として、まず、空気調和装置の運転負荷が大きい場合がある。この場合では、圧縮機の回転数が高くされることで、圧縮機から吐出される冷媒の温度である吐出温度が高くなって、圧縮機から吐出される冷媒の過熱度(以降、吐出過熱度と記載する場合がある)が大きな値となれば、オイルセパレータの内部に滞留する冷媒の密度が、冷媒の温度が高温であることに起因して低くなる。この場合に、オイルセパレータの内部に滞留する冷凍機油量が少なく油流出部からオイル戻り管に密度の低い高温の冷媒が流れると、オイル戻し管の減圧部では、密度が低いことに起因して冷媒がさほど減圧されないために、冷媒の温度がほとんど変化しない。このため、吐出過熱度が小さい値である場合に高圧容器からオイル戻り管に冷媒が流れるときよりも、第1温度センサで検出する温度が高い温度となり、第2温度センサで検出した温度との温度差が大きくなる。特許文献1に記載の空気調和装置では、上記のようにオイルセパレータに滞留する冷凍機油量が少なくても、オイル戻り管に密度の低い冷媒が流れることによって、第1温度センサの検出値が第2温度センサの検出値よりも大きければ、オイルセパレータの内部に滞留する冷凍機油量が多いと誤判定するという問題がある。
他の誤判定する場合として、空気調和装置が寒冷地などの外気温度が低い場所に設置されており、かつ、空気調和装置の起動後間もない場合がある。この場合では、オイルセパレータの高圧容器の内部に滞留する冷凍機油の温度が低くなっている。この場合、オイルセパレータの内部に過剰な量の冷凍機油が滞留して冷凍機油がオイルセパレータからオイル戻り管に流出したときに、外気温度が高い場合や空気調和装置の起動から時間が経過した場合に高圧容器からオイル戻り管に冷凍機油が流れるときよりも、第1温度センサで検出する温度が低い温度となって、第2温度センサで検出した温度と近い温度となる場合がある。特許文献1に記載の空気調和装置では、上記のようにオイルセパレータに温度の低い冷凍機油が過剰に滞留していることによって、第1温度センサの検出値と第2温度センサの検出値とが近い値であれば、オイルセパレータの内部に滞留する冷凍機油量が少ないと誤判定するという問題がある。
上記のように、特許文献1に記載の冷凍機油量の判定方法では、空気調和装置の設置場所や運転状態によってオイルセパレータの内部に滞留する冷媒や冷凍機油の状態(温度や密度)によっては、オイルセパレータの内部に滞留する冷凍機油量を適切に判定できないという問題があった。なお、このような問題は、オイルセパレータと同様に高圧容器を有する圧縮機の内部に滞留する冷凍機油量を、特許文献1に記載の方法で判定する際にも起こるものである。そして、高圧容器の内部に滞留する冷凍機油量を誤判定すれば、この判定結果に基づいて実行の要否を判断する油回収運転を適切に行えないおそれがある。
本発明は、以上に説明した問題点を解決するものであり、高圧容器の内部に滞留する冷凍機油量の判定が適切に行える空気調和機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る空気調和装置は、冷媒回路に接続されて冷凍機油および冷媒が滞留する高圧容器を有する。高圧容器は、この高圧容器の内部に滞留する冷凍機油および冷媒を流出させる油流出部を有する。油流出部と冷媒回路の低圧側とを接続する油戻し管と、油戻し管に設けられる減圧器と、この減圧器を通過した後の冷凍機油あるいは冷媒の温度である第1温度を検出する第1温度センサと、冷媒回路の低圧側を流れる冷媒の温度である第2温度を検出する第2温度センサと、高圧容器の内部の冷媒および冷凍機油の状態を判定する状態判定手段を有する。そして、第1温度と第2温度との温度差に基づいて、高圧容器の内部に滞留する冷凍機油量を判定し、状態判定手段による、高圧容器の内部における冷媒および冷凍機油の状態を判定した結果に基づいて、冷凍機油量の判定結果の採用もしくは不採用を判断する、あるいは、第1温度と第2温度との温度差に基づく冷凍機油量の判定の実行もしくは不実行を判断する。
上記のように構成した本発明の空気調和装置は、高圧容器の内部に滞留する冷凍機油量の判定が適切に行える。
本発明の実施形態である空気調和装置の説明図であり、(A)が冷媒回路図、(B)が室外機制御手段のブロック図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。実施形態としては、1台の室外機に10台の室内機が冷媒配管で並列に接続され、全ての室内機で同時に冷房運転が行える空気調和装置を例に挙げて説明する。尚、本発明は以下の実施形態に限定されることはなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
図1(A)に示すように、本実施形態における空気調和装置1は、1台の室外機2に10台の室内機5が、室内機5の台数と同じ10本の液管8および10本のガス管9で並列に接続されている。具体的には、室外機2に設けられる10個の液側閉鎖弁27と10台の室内機5の液管接続部53がそれぞれ10本の液管8で接続されている。また、10個のガス側閉鎖弁28と10台の室内機5のガス管接続部54がそれぞれ10本のガス管9で接続されている。このように、室外機2と10台の室内機5が10本の液管8および10本のガス管9で接続されて、空気調和装置1の冷媒回路10を形成している。尚、図1(A)では、10台の室内機5のうちの3台のみ、10本の液管8および10本のガス管のうちのそれぞれを3本のみ、10個の液側閉鎖弁27をおよび10個のガス側閉鎖弁28を3個について、それぞれ描画している。
<室外機の構成>
まずは、室外機2の構成について説明する。室外機2は、圧縮機21と、四方弁22と、室外熱交換器23と、10個の膨張弁24と、アキュムレータ25と、室外ファン26と、上述した10個の液側閉鎖弁27および10個のガス側閉鎖弁28と、油戻し管47と、減圧器29と、室外機制御手段200を備えている。そして、室外ファン26および室外機制御手段200を除くこれら各装置が、以下で詳述する各冷媒配管で相互に接続されて、冷媒回路10の一部をなす室外機冷媒回路20を形成している。尚、図1(A)では、10個の膨張弁24のうち3個のみを描画している。
圧縮機21は、インバータにより回転数が制御される図示しないモータによって駆動されることで運転容量を可変できる能力可変型圧縮機であり、冷凍機油が滞留する箇所が高圧となる所謂内部高圧式の圧縮機である。圧縮機21の冷媒吐出口と四方弁22のポートaが吐出管41で接続されており、また、圧縮機21の冷媒吸入側とアキュムレータ25の冷媒流出側が吸入管42で接続されている。さらに、圧縮機21の密閉容器の側面には、油流出部21aが設けられている。油流出部21aは、圧縮機21の側面において、圧縮機21の内部の冷凍機油量がある一定の量、すなわち、圧縮機21の潤滑に支障のない量以上の冷凍機油量に応じた油面の高さ(以下、下限レベルLと記載する場合がある)に対応する位置に設けられている。具体的には、下限レベルLは、例えば、圧縮機21の潤滑に支障のない冷凍機油量の下限量が圧縮機21の内部に滞留しているときの油面の高さよりも1cm高い位置とする。この油流出部21aと吸入管42とが油戻し管47で接続されており、圧縮機21の内部に滞留する冷凍機油の油面の高さが下限レベルLより高い場合は、圧縮機21から油流出部21aを介して油戻し管47に冷凍機油が流出し、油面の高さが下限レベルLより低い場合は、圧縮機21から油流出部21aを介して油戻し管47に高圧の冷媒が流出する。なお、油戻し管47には、この油戻し管47を流れる冷媒を減圧する減圧器29が設けられる。また、圧縮機21の能力は、発揮できる空調能力に基づいて定められ、この能力を発揮する圧縮機21で必要となる量の冷凍機油が圧縮機21に封入されている。また、圧縮機21が、本発明の高圧容器である。
四方弁22は、冷媒の流れる方向を切り換えるための弁であり、a、b、c、dの4つのポートを備えている。上述したように、ポートaと圧縮機21の冷媒吐出口が吐出管41で接続されている。ポートbと室外熱交換器23の一方の冷媒出入口が冷媒配管43で接続されている。ポートcとアキュムレータ25の冷媒流入側が冷媒配管46で接続されている。そして、ポートdには室外機ガス管45の一端が接続されている。室外機ガス管45の他端には、10本の室外機ガス分管45a(図1(A)では、これらのうち3本を描画)の各々の一端が接続されており、10本の室外機ガス分管45aの各々の他端は、10個のガス側閉鎖弁28に接続されている。
室外熱交換器23は、室外ファン26の回転により図示しない吸込口から室外機2の内部に取り込まれた外気と冷媒を熱交換させる。上述したように、室外熱交換器23の一方の冷媒出入口と四方弁22のポートbが冷媒配管43で接続されている。また、室外熱交換器23の他方の冷媒出入口には室外機液管44の一端が接続されている。室外熱交換器23は、冷媒回路10が冷房サイクルとなる場合は凝縮器として機能し、冷媒回路10が暖房サイクルとなる場合は蒸発器として機能する。
室外機液管44の他端には、10本の室外機液分管44a(図1(A)では、これらのうち3本を描画)の各々の一端が接続され、10本の室外機液分管44aの各々の他端は、10個の液側閉鎖弁27に接続されている。そして、各室外機液分管44aには、それぞれに膨張弁24が組み込まれている。これら10個の膨張弁24は、全て室外機制御手段200によりその開度が制御される。各膨張弁24の開度を制御することによって、各膨張弁24に接続される10台の室内機5に流れる冷媒量が調整される。10個の膨張弁24は、図示しないパルスモータにより駆動される電子膨張弁であり、パルスモータに与えられるパルス数によって開度が調整される。
アキュムレータ25は、上述したように、冷媒流入側と四方弁22のポートcが冷媒配管46で接続され、冷媒流出側と圧縮機21の冷媒吸入口が吸入管42で接続されている。アキュムレータ25は、流入した冷媒をガス冷媒と液冷媒とに分離し、ガス冷媒のみを吸入管42を介して圧縮機21に吸入させる。
室外ファン26は、樹脂材で形成されたプロペラファンであり、室外熱交換器23の近傍に配置されている。室外ファン26は、図示しないファンモータによって回転することで、室外機2に設けられた図示しない吸込口から室外機2の内部に外気を取り込み、室外熱交換器23を流れる冷媒と熱交換した外気を室外機2に設けられた図示しない吹出口から室外機2の外部へ放出する。
以上説明した構成の他に、室外機2には各種のセンサが設けられている。図1(A)に示すように、吐出管41には、圧縮機21から吐出される冷媒の圧力を検出する高圧センサ31と、圧縮機21から吐出される冷媒の温度を検出する吐出温度センサ33が設けられている。冷媒配管46におけるアキュムレータ25の冷媒流入側近傍には、圧縮機21に吸入される冷媒の圧力を検出する低圧センサ32と、圧縮機21に吸入される冷媒の温度を検出する吸入温度センサ34が設けられている。圧縮機21の外表面には、圧縮機21の密閉容器の温度を検出する圧縮機ケース温度センサ38が設けられている。そして、油戻し管47の減圧器29の下流には、油戻し管温度センサ39が設けられている。
なお、上述した油戻し管温度センサ39が本発明の第1温度センサであり、低圧センサ32が本発明の第2温度センサである。
室外熱交換器23の図示しない伝熱管の中間部には、室外熱交換器23の温度を検出する室外熱交換器温度センサ35が設けられている。また、室外機2の図示しない吸込口付近には、室外機2の内部に流入する外気の温度、すなわち外気温度を検出する外気温度センサ36が備えられている。なお、高圧センサ31と吐出温度センサ33とが、本発明の状態判定手段である。
各室外機液分管44aにおける膨張弁24と液側閉鎖弁27の間には、各室外機液分管44aを流れる冷媒の温度を検出する液側温度センサ37がそれぞれ設けられている。
また、室外機2には、室外機制御手段200が備えられている。室外機制御手段200は、室外機2の図示しない電装品箱に格納された制御基板に搭載されており、図1(B)に示すように、CPU210と、記憶部220と、通信部230と、センサ入力部240とを備えている。
記憶部220は、例えばフラッシュメモリであり、室外機2の制御プログラムや各種センサからの検出信号に対応した検出値、圧縮機21や室外ファン26の駆動状態、10台の室内機5の各々から送信される運転情報(運転/停止情報や設定温度情報等を含む)等を記憶する。通信部230は、10台の室内機5の各々との通信を行うインターフェイスである。センサ入力部240は、室外機2の各種センサでの検出結果を取り込んでCPU210に出力する。CPU210は、センサ入力部240を介して各種センサでの検出値を定期的(例えば、1分毎)に取り込むとともに、10台の室内機5の各々から送信される運転情報を含んだ信号が通信部230を介して入力される。CPU210は、これら入力された各種情報に基づいて、膨張弁24の開度制御、圧縮機21や室外ファン26の駆動制御を行う。また、図示は省略するが、CPU210は、タイマー計測機能を有している。
<各室内機の構成>
次に、室内機5の構成について説明する。10台の室内機5は全て同じ構成を備えており、室内熱交換器51と、液管接続部53と、ガス管接続部54と、室内ファン55を備えている。そして、室内ファン55を除くこれら各装置が以下で詳述する各冷媒配管で相互に接続されて、冷媒回路10の一部をなす室内機冷媒回路50を形成している。
室内熱交換器51は、冷媒と、室内ファン55の回転により室内機5に備えられた図示しない吸込口から室内機5の内部に取り込まれた室内空気を熱交換させるものである。室内熱交換器51の一方の冷媒出入口と液管接続部53が室内機液管71で接続されている。室内熱交換器51の他方の冷媒出入口とガス管接続部54が室内機ガス管72で接続されている。尚、液管接続部53やガス管接続部54には、各冷媒配管が溶接やフレアナット等によって接続されている。
室内熱交換器51は、室内機5が冷房運転を行う場合は蒸発器として機能し、室内機5が暖房運転を行う場合は凝縮器として機能する。
室内ファン55は、樹脂材で形成されたクロスフローファンであり、室内熱交換器51の近傍に配置されている。室内ファン55は、図示しないファンモータによって回転することで、図示しない吸込口から室内機5の内部に室内空気を取り込み、室内熱交換器51において冷媒と熱交換した室内空気を室内機5に備えられた図示しない吹出口から室内へ供給する。
以上説明した構成の他に、室内機5には各種のセンサが設けられている。室内熱交換器51の図示しない伝熱管の中間部には、室内熱交換器51の温度(以降、室内熱交温度と記載する場合がある)を検出する室内熱交換器温度検出手段である室内熱交換器温度センサ61が設けられている。また、室内機5の図示しない吸込口付近には、室内機5の内部に流入する室内空気の温度、すなわち室内温度を検出する室内温度検出手段である室内温度センサ62が備えられている。
<冷媒回路の動作>
次に、本実施形態の空気調和装置1が冷房運転を行うときの冷媒回路10における冷媒の流れや各部の動作を、図1(A)を用いて説明する。以下の説明では、10台の室内機5が全て冷房運転を行っている場合について説明する。図1(A)において、矢印は、冷媒回路10における冷房運転時の冷媒の流れを示しており、また、四方弁22については、冷房運転時の各ポート間の連通状態を実線で示している。
尚、空気調和装置1が暖房運転を行うときの冷媒回路10における冷媒の流れや各部の動作については詳細な説明を省略するが、暖房運転時は四方弁22の各ポート間の連通状態は、図1(A)に破線で示す状態となり、室外熱交換器23が蒸発器として機能し、各室内熱交換器51が凝縮器として機能する。
室内機5が冷房運転を行う場合は、四方弁22が図1(A)に実線で示す状態、すなわち、四方弁22のポートaとポートbが連通するように、また、ポートcとポートdが連通するように切り換えられる。これにより、冷媒回路10が図1(A)に矢印で示す方向に冷媒が流れる状態となり、室外熱交換器23が凝縮器として機能するとともに、各室内熱交換器51が蒸発器として機能する。
上記のような冷媒回路10の状態で圧縮機21が起動すると、圧縮機21から吐出された高圧の冷媒は吐出管41から四方弁22に流入し、四方弁22から冷媒配管43を流れて室外熱交換器23に流入する。またそれと同時に、圧縮機21から吐出された高圧の冷媒が油戻し管47に流入し、減圧器29で減圧されて吸入管42に流入する。室外熱交換器23に流入した冷媒は、室外ファン26の回転によって室外機2の内部に取り込まれた外気と熱交換を行って凝縮し、室外熱交換器23から室外機液管44に流出する。室外機液管44に流入した冷媒は、各室外機液分管44aに分流し各膨張弁24を通過して、各液側閉鎖弁27を介して各液管8に流入する。なお、膨張弁24の開度は、吐出温度センサ33が検出した圧縮機21の吐出温度が、室内機5で要求される空調能力に基づいて決定された目標温度となるように調整される。
各液管8から各液管接続部53を介して各室内機5に流入した冷媒は、各室内機液管71を流れて各室内熱交換器51に流入し、各室内ファン55の回転によって室内機2の内部に取り込まれた室内空気と熱交換を行って蒸発する。各室内熱交換器51から各室内機ガス管72に流出した冷媒は、各ガス管接続部54を介して各ガス管9に流入し、各ガス管9を流れて各ガス側閉鎖弁28を介して室外機2に流入する。室外機2に流入した冷媒は、各室外機ガス分管45aから室外機ガス管45、四方弁22、冷媒配管46へと流れてアキュムレータ25に流入し、アキュムレータ25でガス冷媒と液冷媒とに分離される。アキュムレータ25から吸入管42へと流出したガス冷媒は、吸入管42を流れて圧縮機21に吸入され、再び圧縮される。
<圧縮機内部に滞留する冷凍機油量の判定方法について>
次に、本実施形態の空気調和装置1で、圧縮機21の密閉容器の内部に滞留する冷凍機油量の判定方法について説明する。前述したように、圧縮機21の密閉容器には油流出部21aが設けられており、油流出部21aの位置(密閉容器の底面からの高さ)が前述した下限レベルLに対応した位置とされている。
図1(A)に示すように、圧縮機21の内部に滞留する冷凍機油量が多く、冷凍機油の油面が下限レベルLより高い第1レベルLとなっているときは、圧縮機21の油流出部21aから油戻し管47に冷凍機油が流出する。この冷凍機油は、圧縮機21の内部で高温となっており、かつ、冷凍機油は油戻し管47に設けた減圧器29で減圧されない。それにより、油戻し管温度センサ39で検出する温度(以降、第1温度と記載する)は、低圧センサ32で検出した低圧(圧縮機21に吸入される冷媒の圧力)に対応する飽和温度(低圧飽和温度。以降、第2温度と記載する)より高い温度となる。従って、油戻し管温度センサ39で検出する第1温度が第2温度より所定温度以上高ければ、圧縮機21の内部に冷凍機油が十分に存在すると判定できる。なお、上述した所定温度は、予め試験などを行って求められて室外機制御手段200の記憶部220に記憶されている値であり、圧縮機21が制御上の最低回転数で駆動しているときの圧縮機21の内部に滞留する冷凍機油の温度、つまり、圧縮機21が駆動しているときの冷凍機油の最低温度や外気温度を考慮して定められている。一例として、所定温度は10℃である。
一方、圧縮機21の内部に滞留する冷凍機油量が少なく、冷凍機油の油面が下限レベルLより低い第2レベルLとなっているときは、圧縮機21の油流出部21aから油戻し管47には高圧の冷媒が流出する。この高圧の冷媒は、油戻し管47に設けた減圧器29で減圧されて温度が低下する。従って、油戻し管温度センサ39で検出する第1温度は第2温度に近い温度となって、第1温度と第2温度との温度差が上述した所定温度より小さくなる。このように、第1温度と第2温度との温度差が所定温度より小さくなれば、圧縮機21の内部の冷凍機油が不足していると判定できる。
<冷凍機油量の判定結果の採用/不採用の判断について>
次に、図1を用いて、本実施形態の空気調和装置1において圧縮機21の内部に滞留する冷凍機油量を判定する際に、この判定結果を採用するか否かを判断する方法について説明する。空気調和装置1の運転負荷が大きい場合に、圧縮機21の回転数が高くされるため、圧縮機21から吐出される冷媒の温度である吐出温度が高くなる。この場合、圧縮機21から吐出される冷媒の吐出過熱度が大きな値となって、圧縮機21の内部に滞留する冷媒の密度が、冷媒の温度が高温であることに起因して低くなる。この場合は、オイル戻し管47に流出した冷媒が減圧器29でさほど減圧されないため、冷媒の温度がほとんど変化しない。このため、油戻し管温度センサ39で検出する第1温度の検出値が第2温度の検出値よりも大きくなり、圧縮機21の内部の冷凍機油量が十分にあると誤判定する場合がある。
また、空気調和装置1が寒冷地などの外気温度が低い場所に設置される場合に、圧縮機21の内部に滞留する冷凍機油の温度が低くなる。このとき、上述した方法で圧縮機21の内部に滞留する冷凍機油量を判定する場合に、圧縮機21の内部に滞留する冷凍機油量が第1レベルLに相当する量であっても、圧縮機21から油戻し管47に流出する冷凍機油の温度が、外気温度が高い場合に圧縮機21から油戻し管47に冷凍機油が流れるときよりも低いことによって、油戻し管温度センサ39で検出する第1温度が低い温度となって、第1温度と第2温度との温度差が所定温度より小さくなる場合がある。この場合は、圧縮機21の内部に滞留する冷凍機油量が不足していると誤判定する。
以上に説明したように、空気調和装置1の設置場所や運転状態によって圧縮機21の内部に滞留する冷媒や冷凍機油の状態(温度や密度)が影響を受けた場合に、第1温度と第2温度との温度差を用いた圧縮機21の内部に滞留する冷凍機油量の判定を適切に行えない場合がある。そして、圧縮機21の内部に滞留する冷凍機油量を適切に判定できなければ、この判定結果に基づいて実行の要否を判断する油回収運転を適切に行えないおそれがある。
そこで、本実施形態の空気調和装置1では、第1温度と第2温度を用いて内部高圧式の圧縮機21の密閉容器内部に滞留する冷凍機油量を判定する際、圧縮機21の冷媒吐出側における吐出過熱度を用いて圧縮機21の内部に滞留する冷媒や冷凍機油の状態を判断し、この判断結果に基づいて冷凍機油量の判定結果の採用/非採用を判断する。なお、圧縮機21の吐出過熱度(以降、吐出SHと記載する場合がある)は、高圧センサ31によって検出される圧縮機21から吐出された冷媒の圧力から、その圧力における冷媒の飽和温度(以下、高圧飽和温度と記載する場合がある)を求め、吐出温度センサ33によって検出される圧縮機21から吐出された冷媒の温度(以下、吐出温度と記載する場合がある)から高圧飽和温度を減じて求められる。
そして、この吐出SHが大きい値である場合、例えば本実施形態では40deg以上の値である場合は、前述したように、圧縮機21の内部に滞留する冷媒の密度が、冷媒の温度が高温であることに起因して低くなり、オイル戻し管47に流出した冷媒が減圧器29でさほど減圧されずに冷媒の温度がほとんど変化しないため、油戻し管温度センサ39で検出する第1温度と第2温度の差が所定温度以上となる場合がある。この場合は、圧縮機21内部の冷凍機油が十分にあると誤判定するおそれがあるので、吐出SHが40deg以上の値であるときは、冷凍機油量の判定結果を採用しない。
一方、例えば、外気温度が低いことによって圧縮機21の内部の温度が低くなり、圧縮機21の内部の温度の低下によって吐出SHが10deg以下の値となる場合は、吐出過熱度が10degより大きい値である場合に圧縮機21から油戻し管47に冷凍機油が流れるときよりも、圧縮機21の内部に滞留する冷凍機油の温度が低くなって圧縮機21から油戻し管47に流出する冷凍機油の温度が低くなる。このため、油戻し管温度センサ39で検出する第1温度が低い温度となり、第1温度と第2温度との温度差が所定温度より小さくなる場合がある。この場合は、圧縮機21内部の冷凍機油量が不足していると誤判定するおそれがあるので、吐出SHが10deg以下の値であるときは、冷凍機油量の判定結果を採用しない。
本実施形態の空気調和装置1では、求めた吐出SHが10deg以上40deg以下の範囲の値であれば、第1温度と第2温度との温度差を用いた冷凍機油量の判定結果を採用する。一方、求めた吐出SHが10deg以上40deg以下の範囲の値でなければ、第1温度と第2温度を用いた冷凍機油量の判定結果を採用しない。これにより、圧縮機21の内部に滞留する冷凍機油量の判定を適切に行うことができる。
求めた吐出SHが10deg以上40deg以下の範囲の値であるときは、油戻し管温度センサ39で第1温度を検出し、低圧センサ32で検出した圧力から第2温度を算出し、第1温度から第2温度を減じた温度差が所定温度、例えば10℃以上であれば、圧縮機21の内部に冷凍機油が十分にあると判断し、温度差が所定温度より小さければ、圧縮機21の内部で冷凍機油が不足していると判断する。そして、冷凍機油量が不足していると判断したときは、圧縮機21の回転数を所定の回転数(例えば、70rps)で駆動するとともに、各室内機5に対応する膨張弁24の開度をそれぞれ所定開度(例えば、全開)として、冷媒回路10に滞留する冷凍機油を圧縮機21に戻す油回収運転を行う。なお、第1温度と第2温度を用いた冷凍機油量の判定結果を採用しないと判断し、油回収運転を行わない状態が一定時間経過した場合、例えば、圧縮機21の運転時間が所定時間(例えば、8時間)となったときは、求めた吐出SHが10deg以上40deg以下の範囲の値であるか否かに関わらず、油回収運転を行う。
ここで、上述した吐出SHの上限値(40deg)および下限値(10deg)は、それぞれが予め試験などを行って求められて室外機制御手段200の記憶部220に記憶されている値であり、ここまでに説明したように、吐出SHが上限値より大きい値である、あるいは、下限値より小さい値である場合は、空気調和装置1の設置場所や運転状態によって圧縮機21の内部に滞留する冷媒や冷凍機油が影響を受けて(冷媒の密度や冷凍機油の温度が変化して)、圧縮機21の内部が、冷凍機油量を適切に判定できない状態となっていることが判明している値である。
なお、本実施形態では、吐出SHを用いて冷凍機油の判定結果の採用/非採用を判断したが、これに代えて、圧縮機ケース温度センサ38で検出した圧縮機21の密閉容器の温度から高圧飽和温度を減じて求めた温度差である圧縮機過熱度を用い、この圧縮機過熱度が所定の温度範囲内の値であるか否かで、冷凍機油の判定結果の採用/非採用を判断してもよい。この場合、圧縮機ケース温度センサ38と吐出温度センサ33とが、本発明の状態判定手段となる。このとき、圧縮機過熱度の所定の温度範囲は、例えば、10deg以上40deg以下である。さらには、吐出SHに代えて、低圧センサ32で検出した圧縮機21の吸入圧力を用いて求めた低圧飽和温度から、吸入温度センサ34で検出した吸入温度を減じて求めた吸入過熱度を用い、この吸入過熱度が所定の温度範囲内の値であるか否かで、冷凍機油の判定結果の採用/非採用を判断してもよい。この場合、低圧センサ32と吸入温度センサ34とが、本発明の状態判定手段となる。このとき、吸入過熱度の所定の温度範囲は、例えば、2deg以上10deg以下である。
また、本実施形態では、高圧容器が圧縮機21である場合を説明したが、高圧容器が圧縮機21の冷媒吐出側に設置されるオイルセパレータであってもよい。この場合は、オイルセパレータに油流出部を設け、この油流出部と吸入管42とを油流出管47で接続すればよい。また、本実施形態では、第1温度と第2温度との温度差を用いて冷凍機油量を判定した後に、吐出SHを用いて冷凍機油量の判定結果の採用/非採用を判断したが、第1温度と第2温度との温度差を用いて冷凍機油量の判定を行う前に、吐出SHを用いて冷凍機油量の判定を行う/行わないを判断してもよい。
1 空気調和装置
2 室外機
5 室内機
10 冷媒回路
21 圧縮機
21a 油流出部
22 四方弁
23 室外熱交換器
24 膨張弁
38 圧縮機ケース温度センサ
51 室内熱交換器
61 室内熱交換器温度センサ
62 室内温度センサ
200 室外機制御部

Claims (4)

  1. 冷媒回路に接続されて冷凍機油および冷媒が流入および流出する高圧容器を有する空気調和装置であって、
    前記高圧容器は、同高圧容器の内部から冷凍機油および冷媒を流出させる油流出部を有し、
    前記油流出部と前記冷媒回路の低圧側とを接続する油戻し管と、同油戻し管に設けられる減圧器と、同減圧器を通過した後の冷凍機油あるいは冷媒の温度である第1温度を検出する第1温度センサと、前記冷媒回路の低圧側を流れる冷媒の温度である第2温度を検出する第2温度センサと、前記高圧容器の内部の冷媒および冷凍機油の状態を判定する状態判定手段を有し、
    前記第1温度と前記第2温度との温度差に基づいて、前記高圧容器の内部に滞留する冷凍機油量を判定し、
    前記状態判定手段による、前記高圧容器の内部における冷媒および冷凍機油の状態を判定した結果に基づいて、冷凍機油量の判定結果の採用もしくは不採用を判断する、あるいは、前記第1温度と前記第2温度との温度差に基づく冷凍機油量の判定の実行もしくは不実行を判断する、
    ことを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記高圧容器は、前記冷媒回路に接続される圧縮機であり、
    前記冷媒回路は、前記圧縮機の冷媒吸入側に接続される吸入管を有し、
    前記圧縮機の油流出部と前記吸入管とが前記油戻し管で接続され、
    前記圧縮機から吐出される冷媒の温度である吐出温度を検出する吐出温度センサと、前記圧縮機から吐出される冷媒の圧力である吐出圧力を検出する高圧センサとを有し、
    前記状態判定手段は、前記吐出温度センサと前記高圧センサとを含み、
    前記吐出温度センサで検出した吐出温度から前記高圧センサで検出した吐出圧力を用いて求めた高圧飽和温度を減じて、前記圧縮機の内部の冷媒および冷凍機油の状態に相当する前記圧縮機の吐出過熱度を求め、
    前記吐出過熱度が所定の範囲内の値であるとき、前記冷凍機油量の判定結果を採用する、あるいは、前記第1温度と前記第2温度との温度差に基づく冷凍機油量の判定を実行する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記圧縮機本体の温度である圧縮機ケース温度を検出する圧縮機ケース温度センサを有し、
    前記状態判定手段は、前記圧縮機ケース温度センサと前記高圧センサとを含み、
    前記圧縮機ケース温度センサで検出した圧縮機ケース温度から前記高圧センサで検出した吐出圧力を用いて求めた高圧飽和温度を減じて、前記圧縮機の内部の冷媒および冷凍機油の状態に相当する前記圧縮機の圧縮機過熱度を求め、
    前記圧縮機過熱度が所定の範囲内であるとき、前記冷凍機油量の判定結果を採用する、あるいは、前記第1温度と前記第2温度との温度差に基づく冷凍機油量の判定を実行する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の空気調和装置。
  4. 前記圧縮機に吸入される冷媒の温度である吸入温度を検出する吸入温度センサを有し、
    前記第2温度センサは、前記圧縮機に吸入される冷媒の圧力である吸入圧力を検出する低圧センサであり、
    前記状態判定手段は、前記吸入温度センサと前記低圧センサとを含み、
    前記吸入温度センサで検出した吸入温度から前記低圧センサで検出した吸入圧力を用いて求めた低圧飽和温度を減じて、前記圧縮機の内部の冷媒および冷凍機油の状態に相当する前記圧縮機の吸入過熱度を求め、
    前記吸入過熱度が所定の範囲内であるとき、前記冷凍機油量の判定結果を採用する、あるいは、前記第1温度と前記第2温度との温度差に基づく冷凍機油量の判定を実行する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の空気調和装置。
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