JP2020165345A - 高圧燃料ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】弁駆動装置とパルセーションダンパを備える高圧燃料ポンプのプランジャ中心軸の軸方向に小型化を図ることができる高圧燃料ポンプを供する。【解決手段】燃料吸入通路(54)の途中に介装された吸入弁(73)を駆動して加圧室(53)への燃料の供給量を調整する吸入弁駆動装置(70)と、燃料吸入通路(54)の吸入弁(73)より上流側に介装され燃料圧力の脈動を低減する円盤形状をしたパルセーションダンパ(80)が、ポンプハウジング(51)に組み込まれた高圧燃料ポンプ(50)において、吸入弁駆動装置(70)の吸入弁(73)の弁孔(74h)の中心軸である弁中心軸(Cv)とパルセーションダンパ(80)が組み込まれる扁平円柱状のダンパ室(56)の円柱中心軸であるダンパ中心軸(Cd)は、プランジャ孔(52)の中心軸であるプランジャ中心軸(Cp)に対して垂直である。【選択図】図3

Description

本発明は、プランジャの往復動により燃料を加圧して吐出する高圧燃料ポンプに関する。
高圧燃料ポンプには、燃料圧力の脈動を低減するパルセーションダンパと、プランジャにより加圧される加圧室への燃料の供給量を調整する弁駆動装置が設けられているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2018−145921号公報
特許文献1に開示された高圧燃料ポンプは、プランジャが往復動するプランジャ孔およびプランジャにより燃料が加圧される加圧室を備えるポンプハウジングに、パルセーションダンパと弁駆動装置が組付けられる構成である。
その第1実施形態では、プランジャ孔の中心軸であるプランジャ中心軸の同軸上に、弁駆動装置の弁の弁孔の中心軸である弁中心軸がある構成である。
また、その第2実施形態では、プランジャ中心軸の同軸上に、パルセーションダンパが組み込まれる円柱状のダンパ室の円柱中心軸であるダンパ中心軸がある構成である。
特許文献1の第1実施形態では、プランジャ中心軸の同軸上に弁中心軸があることで、往復動するプランジャの上方に弁駆動装置が組付けられる。
また、特許文献1の第2実施形態では、プランジャ中心軸の同軸上にダンパ中心軸があることで、往復動するプランジャの上方にパルセーションダンパが組付けられる。
したがって、プランジャが往復動するプランジャ孔およびプランジャにより加圧される加圧室がプランジャ中心軸の軸方向に並んで長尺に構成されたポンプ部分に対して、さらにプランジャ中心軸の軸方向に弁駆動装置またはパルセーションダンパが組付けられることになり、高圧ポンプがプランジャ中心軸の軸方向に大型化している。
本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、その目的とする処は、弁駆動装置とパルセーションダンパを備える高圧燃料ポンプのプランジャ中心軸の軸方向に小型化を図ることができる高圧燃料ポンプを供する点にある。
上記目的を達成するために、本発明は、
プランジャの往復動により燃料を加圧して吐出する高圧燃料ポンプであって、
前記プランジャが往復動するプランジャ孔と、前記プランジャにより燃料が加圧される加圧室と、燃料が前記加圧室に吸入される燃料吸入通路と、前記加圧室で加圧された燃料が吐出される燃料吐出通路と、が形成されたポンプハウジングを有し、
前記燃料吸入通路の途中に介装された吸入弁を駆動して前記加圧室への燃料の供給量を調整する吸入弁駆動装置と、
前記燃料吸入通路の前記吸入弁より上流側に介装され燃料圧力の脈動を低減する円盤形状をしたパルセーションダンパが、前記ポンプハウジングに組み込まれた高圧燃料ポンプにおいて、
前記吸入弁駆動装置の前記吸入弁の弁孔の中心軸である弁中心軸と前記パルセーションダンパが組み込まれる扁平円柱状のダンパ室の円柱中心軸であるダンパ中心軸は、前記プランジャ孔の中心軸であるプランジャ中心軸に対して垂直であることを特徴とする高圧燃料ポンプを提供する。
この構成によれば、吸入弁駆動装置の吸入弁の弁孔の中心軸である弁中心軸とパルセーションダンパが組み込まれる扁平円柱状のダンパ室の円柱中心軸であるダンパ中心軸が、プランジャ孔の中心軸であるプランジャ中心軸に対して垂直であるので、プランジャが往復動するプランジャ孔およびプランジャにより加圧される加圧室がプランジャ中心軸の軸方向に並んで長尺に構成されたポンプ部分に対して、さらにプランジャ中心軸の軸方向に、弁中心軸やダンパ中心軸を同軸にしてプランジャ中心軸の軸方向に弁駆動装置やパルセーションダンパが組付けられることを避けることができ、高圧燃料ポンプのプランジャ中心軸の軸方向の小型化を図ることができる。
なお、ここで、「垂直」の意味するところは、2直線が厳密に90度で交差する関係に限らず、90度に近い角度で交差する関係も含むものとする。
本発明の好適な実施形態では、
前記パルセーションダンパは、前記ダンパ中心軸の軸方向視で、前記プランジャ中心軸に関して前記吸入弁駆動装置と反対側に配設される。
この構成によれば、パルセーションダンパは、ダンパ中心軸の軸方向視で、プランジャ中心軸に関して吸入弁駆動装置と反対側に配設されるので、ダンパ中心軸の軸方向で、プランジャと吸入弁駆動装置とパルセーションダンパが互いに重ならない構成となり、高圧燃料ポンプのダンパ中心軸の軸方向の幅を小さくできる。
さらに、パルセーションダンパは円盤形状をなし、ダンパ中心軸の軸方向に扁平であり、パルセーションダンパを収容するダンパ室が扁平円柱状をなすので、高圧燃料ポンプのダンパ中心軸の軸方向の幅を益々小さくできる。
本発明の好適な実施形態では、
前記燃料吸入通路の上流端吸入通路部と前記燃料吐出通路の下流端吐出通路部が、前記ダンパ室の前記ダンパ中心軸に垂直な底壁面に沿って、前記弁中心軸の軸方向に延出して形成される。
この構成によれば、燃料吸入通路の上流端吸入通路部と燃料吐出通路の下流端吐出通路部が、ダンパ室のダンパ中心軸に垂直な底壁面に沿って、弁中心軸の軸方向に延出して形成されるので、上流端吸入通路部と下流端吐出通路部は、ダンパ室のダンパ中心軸に垂直な底壁面に平行で、ダンパ中心軸の軸方向でパルセーションダンパと重なり、上流端吸入通路部と下流端吐出通路部がダンパ中心軸の軸方向に張り出すことがなく、高圧燃料ポンプのダンパ中心軸の軸方向の幅を小さく抑えることができる。
本発明の好適な実施形態では、
前記燃料吐出通路と前記ダンパ室を連通するリリーフ通路が形成され、
前記リリーフ通路に介装されたリリーフ弁が、前記上流端吸入通路部と前記下流端吐出通路部の間に配設される。
燃料吐出通路はダンパ室の底壁面に沿って形成されていることで、燃料吐出通路とダンパ室を連通するリリーフ通路を短くできる。
本構成によれば、短く形成できるリリーフ通路に介装されたリリーフ弁が、上流端吸入通路部と下流端吐出通路部の間に配設されるので、内部燃料通路の距離を短縮化しながら高圧燃料ポンプの小型化を図ることができる。
本発明の好適な実施形態では、
鞍乗型車両に搭載される内燃機関のシリンダヘッドの車幅方向側部の上に、前記プランジャ中心軸がシリンダのシリンダボアの中心軸であるシリンダ軸線に平行にして、前記ポンプハウジングが取り付けられる。
この構成によれば、鞍乗り型車両に搭載される内燃機関のシリンダヘッドの車幅方向側部の上に、プランジャ中心軸をシリンダボアの中心軸であるシリンダ軸線に平行にして、ポンプハウジングが取り付けられるので、高圧燃料ポンプのプランジャ中心軸の軸方向に小型化された高圧燃料ポンプがシリンダヘッドの車幅方向側部の上に設けられるため、内燃機関の機関本体のシリンダ軸線方向の突出を抑えることができ、鞍乗り型車両の内燃機関の配置スペースの限られた車体に内燃機関を容易に搭載することができる。
本発明の好適な実施形態では、
前記パルセーションダンパは、前記ダンパ中心軸を車幅方向に指向させて配置される。
この構成によれば、円盤形状をしたパルセーションダンパが、ダンパ中心軸を車幅方向に指向させて配置されるので、内燃機関の車幅方向幅を小さく抑えることができる。
本発明の好適な実施形態では、
前記内燃機関は、クランクケースから上方へシリンダおよび前記シリンダヘッドが起立して前記シリンダ軸線を上下方向に指向させた姿勢で、車両に搭載され、
前記シリンダヘッドに車幅方向に指向してカムシャフトが支持され、
前記カムシャフトの軸端にポンプカム軸が同軸に設けられ、
前記プランジャは、前記ポンプカム軸のカムの回転に従動して上下方向に往復動する。
この構成によれば、内燃機関がシリンダ軸線を上下方向に指向させた姿勢で鞍乗型車両に搭載され、シリンダヘッドに車幅方向に指向してカムシャフトが支持され、同カムシャフトの軸端にポンプカム軸が同軸に設けられ、同ポンプカム軸のカムの回転に従動してプランジャが上下方向に往復動するので、内燃機関を拡大することなく内燃機関の動力をカムシャフトを介してプランジャへ伝達することができ、車両への内燃機関の搭載を容易にすることができる。
本発明の好適な実施形態では、
前記シリンダヘッドの外周面に複数の冷却フィンが互いに平行に突出形成され、
前記ポンプハウジングの車幅方向側部に設けられた前記ダンパ室は、前記シリンダヘッドの車幅方向側部の前記冷却フィンの突出端より車幅方向内側に位置する。
この構成によれば、シリンダヘッドの外周面に複数の冷却フィンが互いに平行に突出形成され、ポンプハウジングの車幅方向側部に設けられたダンパ室はシリンダヘッドの車幅方向側部の冷却フィンの突出端より車幅方向内側に位置するので、パルセーションダンパのダンパ室の張り出しを冷却フィンにより目立たなくして外観性を向上させることができる。
また、シリンダヘッドの外周面の冷却フィンによる冷却効果は車幅方向側部の高圧燃料ポンプにまで及んで冷却性の向上を図ることができる。
本発明の好適な実施形態では、
前記ポンプハウジングは、
前記シリンダヘッドの上側合せ面に重ねられ、前記プランジャ孔の下部を除き前記ポンプカム軸を覆うロアハウジング部と、
前記ロアハウジング部の上側合せ面に重ねられ、前記プランジャ孔および前記加圧室が形成されるアッパハウジング部と、からなり、
前記シリンダヘッドに前記ロアハウジング部が締結され、
前記ロアハウジング部に前記アッパハウジング部が締結される。
この構成によれば、ポンプハウジングは、シリンダヘッドの上側合せ面に重ねられ、プランジャ孔の下部を除きポンプカム軸を覆うロアハウジング部と、ロアハウジング部の上側合せ面に重ねられ、プランジャ孔および加圧室が形成されるアッパハウジング部とからなり、シリンダヘッドにロアハウジング部が締結され、ロアハウジング部にアッパハウジング部が締結されるので、シリンダヘッドへの高圧燃料ポンプの組付けを容易にし、メンテナンス性の向上を図ることができる。
本発明は、吸入弁駆動装置の吸入弁の弁孔の中心軸である弁中心軸とパルセーションダンパが組み込まれる円柱状のダンパ室の円柱中心軸であるダンパ中心軸が、プランジャ孔の中心軸であるプランジャ中心軸に対して垂直であるであるので、プランジャが往復動するプランジャ孔およびプランジャにより加圧される加圧室がプランジャ中心軸の軸方向に並んで長尺に構成されたポンプ部分に対して、さらにプランジャ中心軸の軸方向に弁駆動装置やパルセーションダンパが組み込まれることはなく、高圧燃料ポンプのプランジャ中心軸の軸方向に小型化を図ることができる。
本発明の一実施の形態に係る高圧燃料ポンプを備えた内燃機関を搭載した自動二輪車の全体右側面図である。 同内燃機関の右側面図である。 シリンダヘッドとシリンダヘッドカバーと高圧燃料ポンプの斜視図である。 シリンダヘッドと高圧燃料ポンプの右側面図(図3のIV矢視図)である。 シリンダヘッドとシリンダヘッドカバーと高圧燃料ポンプの後面図(図3のIV矢視図)である。 図4のVI-VI矢視によるシリンダヘッドと高圧燃料ポンプの断面図である。 図6のVII-VII矢視によるシリンダヘッドと高圧燃料ポンプの断面図である。 図4のVIII-VIII矢視による高圧燃料ポンプの断面図である。 図6のIX-IX矢視による高圧燃料ポンプの断面図である。 図4のX-X矢視による高圧燃料ポンプの断面図である。 図5のXI-XI矢視による高圧燃料ポンプの断面図である。
以下、本発明に係る一実施の形態について図1ないし図11に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用した一実施の形態に係る高圧燃料ポンプ50を備えた内燃機関3を搭載した鞍乗型車両である自動二輪車1の右側面図である。
なお、本明細書の説明において、前後左右の向きは、本実施の形態に係る自動二輪車1の直進方向を前方とする通常の基準に従うものとし、図面において、FRは前方を,RRは後方を、LHは左方を,RHは右方を示すものとする。
ただし、本明細書中で、前方および後方と表記した場合は、厳密な意味での前方および後方というのではなく、おおよそ前方および後方という意味である。
また、本明細書中で、上方と表記した場合も、同様におおよそ上方という意味である。
本自動二輪車1の車体フレーム2は、ヘッドパイプ20からは、メインフレーム21が後方に燃料タンク16に上部から覆われて、若干下方に傾斜して延出した後に、下方に屈曲してピボットフレーム21aを形成している。
ヘッドパイプ20からはさらに車幅方向中央を斜め後下方に向けてダウンフレーム22が延出している。
内燃機関3におけるクランクケース30の前部が、ダウンフレーム22の下部の支持ブラケット22aに上下2か所でハンガーボルト3aにより取り付けられ、クランクケース30の後部が、ピボットフレーム21aにハンガーボルト3bにより取り付けられて、内燃機関3が車体フレーム2に支持される。
メインフレーム21の屈曲部からは図示しない左右一対のシートレール23が後方に延出しており、シートレール23とピボットフレーム21aの中央部とを連結したバックステー24がシートレール23を支持している。
ヘッドパイプ20にはフロントフォーク10が枢支され、その下端に前輪11が軸支され、フロントフォーク10の枢軸の上端に操舵ハンドル12が設けられる。
ピボットフレーム21aの下部に設けられたピボット軸25に前端を軸支されたリヤフォーク13が後方へ延出し、その後端に後輪14が軸支され、リヤフォーク13の中央部とバックステー24との間に図示しないリヤクッションが介装されている。
メインフレーム21には燃料タンク16が左右両側に跨るように架設され、燃料タンク16の後方にシート18がシートレール23に支持されて設けられている。
燃料タンク16内には、低圧燃料ポンプ17が内装されている。
自動二輪車1に搭載される内燃機関3は、空冷単気筒のSOHC型4ストロークサイクル内燃機関である。
該内燃機関3は、そのクランクケース30内の後部に多段変速機を一体に備えて、いわゆるパワーユニットを構成しており、そのクランク軸31を、自動二輪車1の車幅方向、すなわち左右方向に配向させて、車体フレーム2に支持される。
内燃機関3は、クランクケース30の斜め上方にシリンダブロック33およびシリンダヘッド34が順次重ねられて、シリンダブロック33のシリンダボアの中心軸であるシリンダ軸線Lcが前方に若干傾いた略上下方向に指向した前傾姿勢でクランクケース30から起立している。
シリンダヘッド34の上方は、シリンダヘッドカバー35が覆う。
シリンダブロック33およびシリンダヘッド34の外周囲には、周方向に周回する冷却フィン33f,34fが上下に複数形成されている。
シリンダヘッド34の後面から吸気管40が延出し、吸気管40にはスロットルボディ41が介装されている。
吸気管40に沿って設けられた燃料噴射弁43は、先端の噴射口が燃焼室に臨んでいる。
シリンダヘッド34の前面から延出した排気管45は車両下部右側を後方に延設されてマフラ46に接続している。
該内燃機関3のシリンダヘッド34の車幅方向右側部の上に、高圧燃料ポンプ50が設けられている。
高圧燃料ポンプ50は、前記燃料タンク16内の低圧燃料ポンプ17から供給された燃料を、丸棒状のプランジャ60の往復動により加圧して吐出する燃料ポンプであり、高圧燃料ポンプ50から吐出された高圧燃料は前記燃料噴射弁43に送られ、燃料噴射弁43から直接燃焼室に高圧燃料が噴射される。
図7ないし図9を参照して、高圧燃料ポンプ50のポンプハウジング51には、プランジャ60が往復動するプランジャ孔52と、プランジャ60により燃料が加圧される加圧室53と、燃料が加圧室53に吸入される燃料吸入通路54と、加圧室53で加圧された燃料が吐出される燃料吐出通路55等が、形成されている。
高圧燃料ポンプ50は、燃料吸入通路54の途中に介装された吸入弁73を駆動して加圧室53からの燃料の吐出量を調整する吸入弁駆動装置70および燃料吸入通路54の前記吸入弁73より上流側に介装され燃料圧力の脈動を低減する円盤形状をしたパルセーションダンパ80が、ポンプハウジング51に組み込まれる(図3,図8,図10参照)。
図6を参照して、シリンダヘッド34に車幅方向に指向してカムシャフト36が支持されており、カムシャフト36は、クランク軸31との間に掛け渡されたカムチャーン(不図示)によりクランク軸31の回転が伝達されて回転する。
このカムシャフト36の右端に同軸にポンプカム軸61が連結され、一体に回転する。
ポンプハウジング51は、シリンダ軸線Lcの方向に上下2分割されており、シリンダヘッド34の上側合せ面に重ねられて、プランジャ孔52の下部を除きポンプカム軸61を覆うロアハウジング部51Lと、ロアハウジング部51Lの上側合せ面に重ねられ、前記プランジャ孔52および前記加圧室53等が形成されるアッパハウジング部51Uとからなる。
図4を参照して、ロアハウジング部51Lはシリンダヘッド34にボルト95により締結され、アッパハウジング部51Uはロアハウジング部51Lにボルト96により締結される。
図6を参照して、ポンプハウジング51のポンプカム軸61の上方にプランジャ60が往復動するプランジャ孔52が形成されており、プランジャ孔52の中心軸であり、丸棒状のプランジャ60の中心軸でもあるプランジャ中心軸Cpは、シリンダ軸線Lcに平行である。
図6および図7を参照して、ポンプカム軸61の中心軸は、シリンダヘッド34とロアハウジング部51Lの互いの合せ面上にあり、ポンプカム軸61の左右端部が、シリンダヘッド34とロアハウジング部51Lに挟まれるボールベアリング62,62により回転自在に軸支される。
ポンプカム軸61のボールベアリング62,62間に偏心カム61cが形成されている。
偏心カム61Cは、ポンプカム軸61の中心軸より偏心した外周円周面を有し、この外周円周面にニードルベアリング64を介してリフタ63が相対回転自在に外装されている。
リフタ63は、内周面がニードルベアリング64のアウタレースに嵌合する円周面をなし、径方向外側に狭い中心角で突出した押圧部63pと径方向外側に比較的広い中心角で膨出した重錘部63wが、内周面の中心軸に関して互いに対称位置に形成されている。
したがって、リフタ63は、車幅方向水平に指向したポンプカム軸61にニードルベアリング64を介して外装されると、重錘部63wの重量により重錘部63wを下方にして押圧部63pを上方に位置させる。
このリフタ63の上方に向いた押圧部63pに、上方からプランジャ60の下端部60pが接する。
プランジャ60の下端部60pのリフタ63の押圧部63pが接するプランジャ側接触曲面60Cは、下方に突出した凸状球面60Ccをなす。
他方、リフタ63の押圧部63pのプランジャ60の下端部60pが接するリフタ側接触曲面63Cは、下方に凹んだ凹状球面63Ccをなす。
リフタ63の押圧部63pにおけるリフタ側接触曲面63Cの凹状球面63Ccの曲率半径は、プランジャ60の下端部60pにおけるプランジャ側接触曲面60Cの凸状球面60Ccの曲率半径より大きい。
図7に示されるように、プランジャ60の下端部60pのプランジャ側接触曲面60Cである凸状球面60Ccは、リフタ63の押圧部63pのリフタ側接触曲面63Cである一対の凹状球面63Ccに入り込んで接する。
したがって、ポンプカム軸61の偏心カム61cが回転しても、リフタ63は押圧部63pがプランジャ60の下端部60pに接して、自身の回動が抑制された状態で上下移動を含む円運動をする。
ポンプハウジング51に形成されるプランジャ孔52は、大部分がアッパハウジング部51Uに形成され、下部がロアハウジング部51Lに形成される。
アッパハウジング部51Uのプランジャ孔52に円筒状のプランジャガイド65が嵌合され、このプランジャガイド65にプランジャ60が摺動自在に嵌装される。
プランジャ60は、プランジャガイド65にガイドされて上下方向に往復動し、プランジャ60の下部は、ロアハウジング部51Lのプランジャ孔52の下部を貫通して、ポンプカム軸61に回転可能に外装されたリフタ63の上方に向いた押圧部63pに接する。
アッパハウジング部51Uのプランジャ孔52の上方空間は、加圧室53となっており、加圧室53の天井面とプランジャ60の上端部60uとの間に圧縮バネ66が介装されている。
したがって、プランジャ60は、その上端部60uに圧縮バネ66のバネ力と加圧室53の圧力をともに受けて下方に付勢され、プランジャ60の下端部60pが上方からリフタ63の押圧部63pを押圧する。
高圧燃料ポンプ50のポンプ本体部は、上記のような構造をしており、カムシャフト36と一体にポンプカム軸61が回転すると、偏心カム61cの回転によりリフタ63が自身の回動を抑制されて円運動をして上下に往復動するので、リフタ63の押圧部63pに上方から圧縮バネ66により付勢されて接するプランジャ60を上下に往復動し、加圧室53の燃料を加圧して吐出することができる。
図7を参照して、ポンプハウジング51には、プランジャ60の上方の加圧室53がプランジャ中心軸Cp上を上方に延出して形成されており、この加圧室53に直交(プランジャ中心軸Cpに直交)して後方に燃料吐出通路55が延出して形成されている。
燃料吐出通路55の後端の下流端吐出通路部55zは、拡径して後方に向け開口している。
下流端吐出通路部55zには、所定圧以上で開弁する吐出弁55vが設けられる。
吐出弁55vは、ばねにより付勢されて閉弁する逆止弁であり、加圧室53内の圧力が所定の開弁圧力を超えたときに、開弁して加圧室53内の高圧燃料が下流端吐出通路部55zから吐出する。
この下流端吐出通路部55zの後端開口に吐出接続管55jが嵌入される(図3参照)。
図2を参照して、吐出接続管55jに一端を接続された吐出燃料パイプ55Pが後方に延出して下方に廻り込んで燃料噴射弁43の燃料供給口に他端を接続している(図2参照)。
高圧燃料ポンプ50から吐出された高圧燃料は、吐出燃料パイプ55Pを通って燃料噴射弁43に供給される。
また、図7および図11を参照して、加圧室53に直交(プランジャ中心軸Cpに直交)して前方に燃料吸入通路54の下流端である下流端吸入通路部54zが延出している。
ポンプハウジング51のアッパハウジング部51Uは、下流端吸入通路部54zから拡径して前方に円筒保持部51aが延出して形成されている。
この円筒保持部51aに、加圧室53への燃料の供給量を調整する吸入弁駆動装置70が組み込まれる。
図9を参照して、吸入弁駆動装置70は、円筒保持部51aに前方から嵌入するようにして円筒状支持部材71が嵌め込まれ、同円筒状支持部材71の前方に電磁駆動部79が突設される。
電磁駆動部79は、中央の固定コア79aの周囲にコイル79cが巻回された電磁ソレノイドである。
固定コア79aの後方に対向して可動コア79bが前後方向に摺動自在に設けられている。
可動コア79bに前端を固着してロッド72が後方に延びており、ロッド72の後端に円板状の吸入弁73が固着されている。
円筒状支持部材71には、内側に円筒状の弁座部材74、円板状のロッド支持部材75、円筒カラー部材76が後部から前方に順次配列されて支持されている。
ロッド72は、弁座部材74,ロッド支持部材75および円筒カラー部材76の中央を貫挿しており、円板状のロッド支持部材75の中央円孔を貫通して前後方向に摺動自在に支持されている。
円筒状の弁座部材74は、内側が弁孔74hであり、後端開口端面に円環状の弁座74sが形成されている。
前後方向に指向するロッド72の後端に固着された吸入弁73が、弁座部材74の弁座74sに後方から当接して弁孔74hを閉じ閉弁することができる。
弁座部材74の後端開口端面の円環状の弁座74sより外周の外周面から後方の下流端吸入通路部54zに向けて円筒状の吸入ガイド部材77が設けられている。
ロッド72には、前後中央付近のロッド支持部材75より前方にフランジ72fが形成されており、円筒カラー部材76の前端の内周が縮径した縮径部76fとロッド72のフランジ72fとの間に圧縮バネ78が介装されている。
したがって、ロッド72は圧縮バネ78により後方に付勢されている。
図7を参照して、吸入弁73が開閉する弁座部材74の弁孔74hの中心軸を弁中心軸Cvとすると、弁中心軸Cvはプランジャ中心軸Cpに直交して前後方向に指向しており、吸入弁駆動装置70は弁中心軸Cvに沿って加圧室53より前方に延設され、燃料吐出通路55は、弁中心軸Cvに沿って加圧室53より後方に延設されている。
吸入弁駆動装置70は、以上のように構成されており、電磁駆動部79のコイル79cに電流が流れないオフ状態では、圧縮バネ78の付勢力によりロッド72が吸入弁73および可動コア75bとともに後方に移動して、吸入弁73は弁座部材74の弁座74sから離れ、弁孔74hは開口して、弁座部材74内の弁孔74hは吸入ガイド部材77の内部を介して吸入通路部54zと連通する。
電磁駆動部79のコイル79cに電流が流れオン状態となると、可動コア79bが前方の固定コア79aに吸引され、ロッド72が吸入弁73とともに圧縮バネ78のバネ力に抗して前方に移動し、吸入弁73が弁座部材74の弁座74sに当接して閉弁し、弁孔74hは閉口して、吸入通路部54zと弁孔74hの連通は遮断される。
円板状のロッド支持部材75はロッド72が貫通する中央の円孔の周りに連通孔75hが複数形成されており、ロッド支持部材75の前後に形成された扁平円板状の扁平空間が連通孔72hにより連通している。
前側の扁平空間は円筒カラー部材76の内部と連通し、後側の扁平空間は弁座部材74の弁孔74hと連通している。
図9に示されるように、アッパハウジング部51Uには、燃料吐出通路55の近傍を燃料吐出通路55と平行に燃料吸入通路54の中間部である中間吸入通路部54mが形成されており、中間吸入通路部54mは円筒状支持部材71に向け屈曲した下流端部54mzが円筒状支持部材71の内部に連通している。
すなわち、中間吸入通路部54mは円筒状支持部材71の内部およびロッド支持部材75の連通孔72hを介して弁座部材74の弁孔74hに連通し、吸入弁73が開弁すると、弁孔74hは吸入ガイド部材77の内部を介して下流端吸入通路部54zおよび加圧室53に連通する。
ポンプハウジング51のうちアッパハウジング部51Uの右側面には、プランジャ孔52(プランジャ中心軸Cp)より後方に、燃料圧力の脈動を低減する円盤形状をしたパルセーションダンパ80が組み込まれる扁平円柱状のダンパ室56が形成されている(図4参照)。
ダンパ室56の円柱中心軸をダンパ中心軸Cdとすると、ダンパ中心軸Cdは、左右車幅方向に指向しており、前記プランジャ中心軸Cpおよび前記弁中心軸Cvのいずれに対しても垂直である(図3参照)。
図10を参照して、アッパハウジング部51Uの扁平円柱状のダンパ室56は、右方が円形に開口しており、同開口を底壁部と扁平円筒部からなるダンパ蓋部材85が閉塞し、内部に円盤形状をしたパルセーションダンパ80が収容される。
ダンパ蓋部材85は、扁平円筒部の外周面に雄ねじが形成され、ダンパ室56の内周面に形成された雌ねじに螺入して底壁部がダンパ室56の開口を閉塞するので、ダンパ蓋部材85はダンパ室56から右側方に僅かに突出するだけである。
したがって、高圧燃料ポンプ50は、左右幅を小さく抑えて、パルセーションダンパ80をポンプハウジング51の右側面に組み込むことができる。
図5に示されるように、パルセーションダンパ80を収容するダンパ室56は、シリンダヘッド34の外周囲の冷却フィン34fの右方突出端より車幅方向内側に位置する。
冷却フィン34fにより走行風によるシリンダヘッド34の冷却性を確保しながら、ダンパ室56の張り出しを冷却フィン34fにより目立たなくして外観性を向上させることができる。
パルセーションダンパ80は、相対向する一対のダイアフラムが周縁部を気密に接合されて、内部に気体を封じ込めたもので、中空の円盤形状をなす。
パルセーションダンパ80は、ダンパ蓋部材85で蓋をされたダンパ室56内の圧力の変化に応じて一対のダイアフラムが弾性変形することで、ダンパ室56の内部の燃料圧力の脈動を低減する。
ダンパ室56の燃料圧力の脈動が低減されることで、ダンパ室56を途中に有する燃料吸入通路54への圧力脈動の伝達が抑えられ、高圧燃料ポンプ50の加圧室53内へ流入する燃料の圧力変動を抑制することができる。
パルセーションダンパ80は、図4に示すダンパ中心軸Cdの軸方向視で、プランジャ中心軸Cpに関して吸入弁駆動装置70と反対側に配設される。
パルセーションダンパ80は、ダンパ中心軸Cdの軸方向視で、吸入弁駆動装置70と重ならないので、高圧燃料ポンプ50は、左右幅を益々小さく抑えて、パルセーションダンパ80を組み込むことができる。
図4は、高圧燃料ポンプ50およびシリンダヘッド34の右側面図であり、ダンパ蓋部材85とともにパルセーションダンパ80を外して、ダンパ室56を示している。
ダンパ室56のダンパ中心軸Cdに垂直な円形の底壁面56bには、燃料吐出通路55に沿って平行に延びた前記中間吸入通路部54mの右方に屈曲した上流端部54maが開口している。
図4に示されるように、中間吸入通路部54mの上流端部54maは、ダンパ室56の円形の底壁面56bの上部で斜め前方に位置している。
ダンパ室56の円形の底壁面56bに沿って前後方向に指向した燃料吐出通路55の下方に、燃料吐出通路55と平行に燃料吸入通路54の上流端である上流端吸入通路部54aが形成されている。
すなわち、燃料吸入通路54の上流端吸入通路部54aと燃料吐出通路55の下流端吐出通路部55zは、ダンパ室56のダンパ中心軸Cdに垂直な底壁面56bに沿って、弁中心軸Cvの軸方向に延出して形成されている(図4,図5参照)。
燃料吸入通路54の上流端吸入通路部54aは、ダンパ室56の円形の底壁面56bの下部の高さ位置において、前後方向に延びて後方に開口している(図4,図5参照)。
上流端吸入通路部54aの右方に屈曲した下流端部54azがダンパ室56の円形の底壁面56bの下部に開口している(図4,図5参照)。
なお、この上流端吸入通路部54aの後端開口に吸入接続管54jが嵌入されている(図3参照)。
前記低圧燃料ポンプ17から延出した吸入燃料パイプ54Pが吸入接続管54jに接続され、低圧燃料ポンプ17から低圧燃料が吸入燃料パイプ54Pにより高圧燃料ポンプ50に導入される。
以上より、ポンプハウジング51のアッパハウジング部51Uに形成される燃料吸入通路54は、アッパハウジング部51Uの後壁の下部に開口して前方に上流端吸入通路部54aが延び、上流端吸入通路部54aの右方に屈曲した下流端部54azがダンパ室56の下部に開口し、別にダンパ室56に上部に開口した上流端部54maを有する中間吸入通路部54mが前方に延び、中間吸入通路部54mの屈曲した下流端部54mzが吸入弁73より上流側の円筒状支持部材71の内部に連通する。
そして、吸入弁73が開弁して弁孔74hを開くと、円筒状支持部材71の内部は、吸入弁73の下流側の下流端吸入通路部54zに連通し、さらに加圧室53に連通する。
したがって、吸入弁73が開弁して弁孔74hを開くと、燃料吸入通路54の上流端吸入通路部54aに供給された燃料は、途中ダンパ室56を経由して中間吸入通路部54mさらに開弁した弁孔74hを経て下流端吸入通路部54zに至り、加圧室53に吸入される。
吸入弁73が閉弁して弁孔74hを閉じると、加圧室53からの燃料の戻りは停止され、下流側から燃料噴射弁43へ燃料が送られる。
ポンプハウジング51のアッパハウジング部51Uには、燃料吐出通路55とダンパ室56を連通するリリーフ通路57が形成されている。
リリーフ通路57の途中にはリリーフ弁58が介装される。
図7および図11に示されるように、リリーフ弁58は、燃料吐出通路55の下流端吐出通路部55zと燃料吸入通路54の上流端吸入通路部54aとの間のリリーフ弁穴57mに嵌挿されている。
リリーフ通路57は、下流端吐出通路部55zとリリーフ弁穴57mの穴底空間とを連通する上流側リリーフ通路57a(図11参照)と、リリーフ弁穴57mの中央側壁面からダンパ室56の底壁面56bに抜ける下流側リリーフ通路57z(図4,図5参照)とからなる。
したがって、下流端吐出通路部55zの燃料の吐出圧が所定圧以上となると、リリーフ弁58が開き、余剰燃料をダンパ室56に戻す。
また、図6および図7を参照して、ポンプハウジング51のアッパハウジング部51Uのプランジャ孔52に嵌合され、プランジャ60を摺動自在にガイドする円筒状のプランジャガイド65は、上下方向中央部に油溜まり65rを有する。
図10に示されるように、この油溜まり65rとダンパ室56とがリーク通路59により連通している。
したがって、プランジャ60の往復動で加圧室53からプランジャ60の外周面に沿ってリークした燃料が油溜まり65rに溜まり、油溜まり65rからリーク通路59を通ってダンパ室56に戻る。
本高圧燃料ポンプ50における燃料吸入通路54は、上流端吸入通路部54aと中間吸入通路部54mと下流端吸入通路部54zからなり、低圧燃料ポンプ17から低圧燃料が吸入される上流端吸入通路部54aと中間吸入通路部54mの間にダンパ室56が介在し、中間吸入通路部54mと下流端吸入通路部54zの間に吸入弁駆動装置70の吸入弁73が介在し、下流端吸入通路部54zが加圧室53に連通する。
吸入弁駆動装置70がコイル79cに電流を流さないオフ状態のとき、吸入弁73は圧縮バネ78の付勢力により弁座74sから離れて開弁して弁孔74hは開口している。
この状態で、プランジャ60がポンプカム軸61の偏心カム61cの回転により下方に移動すると、加圧室53の容積が増大し、低圧燃料が燃料吸入通路54を通って加圧室53に吸入される。
吸入弁73が開弁状態で、プランジャ60が偏心カム61cの回転により上方に移動するようになると、加圧室53の容積が減少し、加圧室53内の燃料は燃料吸入通路54を逆に戻される。
加圧室53内の燃料が戻されている途中で、吸入弁駆動装置70がコイル79cに電流を流しオン状態として吸入弁73を閉弁すると、加圧室53からの燃料の戻りは停止される。
すなわち、プランジャ60が上方に移動する途中で、吸入弁73を閉弁するタイミングを調整することで、加圧室53から燃料吸入通路54に戻される燃料の量が調整されることになる。
加圧室53から燃料吸入通路54に戻される燃料の量が調整されることは、すなわち、加圧室53で加圧される燃料の量が調整されることになる。
吸入弁73が閉弁状態で、プランジャ60が上方に移動すると、加圧室53の容積が減少し、加圧室53の燃料は加圧され、加圧室53の燃料の圧力が吐出弁55vの開弁圧力を超えると、加圧室53の加圧された燃料は下流端吐出通路部55zから吐出接続管55jを介して吐出燃料パイプ55Pに吐出され、燃料噴射弁43に供給される。
偏心カム61cの回転によりプランジャ60は上下往復動するサイクルの中で、吸入弁73開閉弁のタイミングを調整することで、加圧室53への燃料の吸入行程、加圧する燃料の量の調整行程、加圧行程が繰り返され、高圧燃料が燃料噴射弁43に供給される。
以上、詳細に説明した本発明に係る高圧燃料ポンプの一実施の形態では、以下に記す効果を奏する。
図3に示されるように、吸入弁駆動装置70の吸入弁73の弁孔74hの中心軸である弁中心軸Cvとパルセーションダンパ80が組み込まれる扁平円柱状のダンパ室56の円柱中心軸であるダンパ中心軸Cdが、プランジャ孔52の中心軸であるプランジャ中心軸Cpに対して垂直であるので、プランジャ60が往復動するプランジャ孔52およびプランジャ60により加圧される加圧室53がプランジャ中心軸Cpの軸方向に並んで長尺に構成されたポンプ部分に対して、さらにプランジャ中心軸Cpの軸方向に、弁中心軸Cvやダンパ中心軸Cdを同軸にして弁駆動装置やパルセーションダンパを組み付けることを避けることができ、高圧燃料ポンプ50のプランジャ中心軸Cpの軸方向の小型化を図ることができる。
図4に示されるように、ダンパ中心軸の軸方向視で、パルセーションダンパ80は、プランジャ中心軸Cpに関して吸入弁駆動装置70と反対側に配設されるので、ダンパ中心軸Cdの軸方向で、プランジャ60と吸入弁駆動装置70とパルセーションダンパ80が互いに重ならない構成となり、高圧燃料ポンプ50のダンパ中心軸Cdの軸方向の幅を小さくできる。
さらに、パルセーションダンパ80は円盤形状をなし、ダンパ中心軸Cdの軸方向に扁平であり、パルセーションダンパ80を収容するダンパ室56が扁平円柱状をなすので、高圧燃料ポンプ50のダンパ中心軸Cdの軸方向の幅を益々小さくできる。
図4および図5に示されるように、燃料吸入通路54の上流端吸入通路部54aと燃料吐出通路55の下流端吐出通路部55zが、ダンパ室56のダンパ中心軸Cdに垂直な底壁面56bに沿って、弁中心軸Cvの軸方向に延出して形成されるので、上流端吸入通路部54aと下流端吐出通路部55zは、ダンパ室56のダンパ中心軸Cdに垂直な底壁面56bに平行で、ダンパ中心軸Cdの軸方向でパルセーションダンパ80と重なり、上流端吸入通路部54aと下流端吐出通路部55zがダンパ中心軸Cdの軸方向に張り出すことがなく、高圧燃料ポンプ50のダンパ中心軸Cdの軸方向の幅を小さく抑えることができる。
燃料吐出通路55はダンパ室56の底壁面56bに沿って形成されていることで、燃料吐出通路55とダンパ室56を連通するリリーフ通路57を短くできる(図7参照)。
図7に示されるように、この短く形成できるリリーフ通路57に介装されたリリーフ弁58が、上流端吸入通路部54aと下流端吐出通路部55zの間に配設されるので、内部燃料通路の距離を短縮化しながら高圧燃料ポンプ50の小型化を図ることができる。
図3に示されるように、鞍乗型車両である自動二輪車1に搭載される内燃機関3のシリンダヘッド34の車幅方向側部の上に、プランジャ中心軸Cpをシリンダボアの中心軸であるシリンダ軸線Lcに平行にして、ポンプハウジング51が取り付けられるので、高圧燃料ポンプ50のプランジャ中心軸Cpの軸方向に小型化された高圧燃料ポンプ50がシリンダヘッド34の車幅方向側部の上に設けられるため、内燃機関3の機関本体のシリンダ軸線Lc方向の突出を抑えることができ、鞍乗型車両である自動二輪車1の内燃機関3の配置スペースの限られた車体に内燃機関3を容易に搭載することができる。
図3に示されるように、円盤形状をしたパルセーションダンパ80が、ダンパ中心軸Cdを車幅方向に指向させて配置されるので、内燃機関3の車幅方向幅を小さく抑えることができる。
図7に示されるように、内燃機関3がシリンダ軸線Lcを上下方向に指向させた姿勢で鞍乗型車両である自動二輪車1に搭載され、シリンダヘッド34に車幅方向に指向してカムシャフト36が支持され、同カムシャフト36の軸端にポンプカム軸61が同軸に設けられ、同ポンプカム軸61の偏心カム61cの回転に従動してプランジャ60が上下方向に往復動するので、内燃機関3を拡大することなく内燃機関3の動力をカムシャフト36を介してプランジャ60へ伝達することができ、車両への内燃機関3の搭載を容易にすることができる。
図3および図5に示されるように、シリンダヘッド34の外周面に複数の冷却フィン34fが互いに平行に突出形成され、ポンプハウジング51の車幅方向側部に設けられたダンパ室56はシリンダヘッド34の車幅方向側部の冷却フィン34fの突出端より車幅方向内側に位置するので、パルセーションダンパ80のダンパ室56の張り出しを冷却フィン34fにより目立たなくして外観性を向上させることができる。
また、シリンダヘッド34の外周面の冷却フィン34fによる冷却効果は車幅方向側部の高圧燃料ポンプ50にまで及んで冷却性の向上を図ることができる。
図4および図7に示されるように、ポンプハウジング51は、シリンダヘッド34の上側合せ面に重ねられ、プランジャ孔52の下部を除きポンプカム軸61を覆うロアハウジング部51Lと、ロアハウジング部51Lの上側合せ面に重ねられ、プランジャ孔52および加圧室53が形成されるアッパハウジング部51Uとからなり、シリンダヘッド34にロアハウジング部51Lが締結され、ロアハウジング部51Lにアッパハウジング部51Uが締結されるので、シリンダヘッド34への高圧燃料ポンプ50の組付けを容易にし、メンテナンス性の向上を図ることができる。
以上、本発明に係る一実施の形態に係る高圧燃料ポンプについて説明したが、本発明の態様は、上記実施の形態に限定されず、本発明の要旨の範囲で、多様な態様で実施されるものを含むものである。
Cp…プランジャ中心軸、Cv…弁中心軸、Cd…ダンパ中心軸、
Lc…シリンダ軸線、
1…自動二輪車、2…車体フレーム、3…内燃機関、10…フロントフォーク、11…前輪、12…操舵ハンドル、13…リヤフォーク、14…後輪、15…、16…燃料タンク、17…低圧燃料ポンプ、18…シート、20…ヘッドパイプ、21…メインフレーム、22…ダウンフレーム、23…シートレール、24…バックステー、25…ピボット軸、
30…クランクケース、31…クランク軸、32…、33…シリンダブロック、33f…冷却フィン、34…シリンダヘッド、34f…冷却フィン、35…シリンダヘッドカバー、36…カムシャフト、
40…吸気管、41…スロットルボディ、43…燃料噴射弁、45…排気管、46…マフラ、
50…高圧燃料ポンプ、51…ポンプハウジング、51L…ロアハウジング部、51U…アッパハウジング部、51a…円筒保持部、52…プランジャ孔、53…加圧室、
54…燃料吸入通路、54a…上流端吸入通路部、54az…下流端部、54m…中間吸入通路部、54ma…上流端部、54mz…下流端部、54z…下流端吸入通路部、54j…吸入接続管、
55…燃料吐出通路、55z…下流端吐出通路部、55j…吐出接続管、55v…吐出弁、55P…吐出燃料パイプ、56…ダンパ室、57…リリーフ通路、58…リリーフ弁、59…リーク通路、
60…プランジャ、60u…上端部、60p…下端部、60C…プランジャ側接触曲面、60Cc…凸状球面、61…ポンプカム軸、61c…偏心カム、62…ボールベアリング、63…リフタ、63p…押圧部、63C…リフタ側接触曲面、63Cc…凹状球面、64…ニードルベアリング、65…プランジャガイド、65r…油溜まり、66…圧縮バネ、
70…吸入弁駆動装置、71…円筒状支持部材、72…ロッド、73…吸入弁、74…弁座部材、74s…弁座、74h…弁孔、75…ロッド支持部材、76…円筒カラー部材、77…吸入ガイド部材、78…圧縮バネ、79…電磁駆動部、79c…コイル、79a…固定コア、79b…可動コア、
80…パルセーションダンパ、85…ダンパ蓋部材、
95…ボルト、96…ボルト。

Claims (9)

  1. プランジャ(60)の往復動により燃料を加圧して吐出する高圧燃料ポンプ(50)であって、
    前記プランジャ(60)が往復動するプランジャ孔(52)と、前記プランジャ(60)により燃料が加圧される加圧室(53)と、燃料が前記加圧室(53)に吸入される燃料吸入通路(54)と、前記加圧室(53)で加圧された燃料が吐出される燃料吐出通路(55)と、が形成されたポンプハウジング(51)を有し、
    前記燃料吸入通路(54)の途中に介装された吸入弁(73)を駆動して前記加圧室(53)への燃料の供給量を調整する吸入弁駆動装置(70)と、
    前記燃料吸入通路(54)の前記吸入弁(73)より上流側に介装され燃料圧力の脈動を低減する円盤形状をしたパルセーションダンパ(80)が、
    前記ポンプハウジング(51)に組み込まれた高圧燃料ポンプ(50)において、
    前記吸入弁駆動装置(70)の前記吸入弁(73)の弁孔(74h)の中心軸である弁中心軸(Cv)と前記パルセーションダンパ(80)が組み込まれる扁平円柱状のダンパ室(56)の円柱中心軸であるダンパ中心軸(Cd)は、前記プランジャ孔(52)の中心軸であるプランジャ中心軸(Cp)に対して垂直であることを特徴とする高圧燃料ポンプ。
  2. 前記パルセーションダンパ(80)は、前記ダンパ中心軸(Cd)の軸方向視で、前記プランジャ中心軸(Cp)に関して前記吸入弁駆動装置(70)と反対側に配設されることを特徴とする請求項1に記載の高圧燃料ポンプ。
  3. 前記燃料吸入通路(54)の上流端吸入通路部(54a)と前記燃料吐出通路(55)の下流端吐出通路部(55z)が、前記ダンパ室(56)の前記ダンパ中心軸(Cd)に垂直な底壁面(56b)に沿って、前記弁中心軸(Cv)の軸方向に延出して形成されることを特徴とする請求項2に記載の高圧燃料ポンプ。
  4. 前記燃料吐出通路(55)と前記ダンパ室(56)を連通するリリーフ通路(57)が形成され、
    前記リリーフ通路(57)に介装されたリリーフ弁(58)が、前記上流端吸入通路部(54a)と前記下流端吐出通路部(55z)の間に配設されることを特徴とする請求項3に記載の高圧燃料ポンプ。
  5. 鞍乗型車両(1)に搭載される内燃機関(3)のシリンダヘッド(34)の車幅方向側部の上に、前記プランジャ中心軸(Cp)をシリンダ(33)のシリンダボアの中心軸であるシリンダ軸線(Lc)に平行にして、前記ポンプハウジング(51)が取り付けられることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の高圧燃料ポンプ。
  6. 前記パルセーションダンパ(80)は、前記ダンパ中心軸(Cd)を車幅方向に指向させて配置されることを特徴とする請求項5に記載の高圧燃料ポンプ。
  7. 前記内燃機関(3)は、クランクケース(30)から上方へシリンダ(33)および前記シリンダヘッド(34)が起立して前記シリンダ軸線(Lc)を上下方向に指向させた姿勢で、前記鞍乗型車両(1)に搭載され、
    前記シリンダヘッド(34)に車幅方向に指向してカムシャフト(36)が支持され、
    前記カムシャフト(36)の軸端にポンプカム軸(61)が同軸に設けられ、
    前記プランジャ(60)は、前記ポンプカム軸(61)のカム(61c)の回転に従動して上下方向に往復動することを特徴とする請求項6に記載の高圧燃料ポンプ。
  8. 前記シリンダヘッド(34)の外周面に複数の冷却フィン(34f)が互いに平行に突出形成され、
    前記ポンプハウジング(51)の車幅方向側部に設けられた前記ダンパ室(56)は、前記シリンダヘッド(34)の車幅方向側部の前記冷却フィン(34f)の突出端より車幅方向内側に位置することを特徴とする請求項7に記載の高圧燃料ポンプ。
  9. 前記ポンプハウジング(51)は、
    前記シリンダヘッド(34)の上側合せ面に重ねられ、前記プランジャ孔(52)の下部を除き前記ポンプカム軸(61)を覆うロアハウジング部(51L)と、
    前記ロアハウジング部(51L)の上側合せ面に重ねられ、前記プランジャ孔(52)および前記加圧室(53)が形成されるアッパハウジング部(51U)と、からなり、
    前記シリンダヘッド(34)に前記ロアハウジング部(51L)が締結され、
    前記ロアハウジング部(51L)に前記アッパハウジング部(51U)が締結されることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の高圧燃料ポンプ。
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